Xbox Oneのゲームを遊びインディーズゲームを眺めたり。

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『The video game with no name』インタビュー

“ゲームレビューという体裁のSF小説”を書く新進気鋭の作家「模範的工作員同志」にインタビューを行いました。

 http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-2016.html


Xbox360 Indie Games

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  1. 2016/12/21(水) 00:00:00|
  2. -------------------

ピーチ姫が何かの代役になったとしか思えない『スーパープリンセスピーチ』

わざわざ旅先で買ってきた中古ソフトを遊ぶ

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『スーパープリンセスピーチ』タイトル画面

 2005年10月20日に発売されたニンテンドーDS用ソフト『スーパープリンセスピーチ』を遊んだ。本作の開発は『伝説のスタフィー』シリーズなどで有名なトーセが担当している(らしいのだが、現在は明記されている場所を確認できなかった)。

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話の都合で捕まってしまった哀れなマリオ達

 いつもはマリオに助けられているピーチ姫だが、本作では立場が逆転する。クッパに囚われたマリオ達を助けるため、ピーチ姫は相棒となる「カッサー」とともに冒険の旅に出る……といった物語の2Dアクション・ゲームだ。

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「哀」で涙を流して植物を成長させた場面

 道中にいるキノピオを助けつつ(≒収集要素を集めつつ)ゴールを目指すというシンプルな構造だが、「喜怒哀楽」といった4つの感情を使い分けるのが本作の特徴か。“喜”では空を飛ぶことができ、“怒”は炎をまとって体当たりができ、“哀”は高速ダッシュしながら涙を流すなど、それぞれの能力を活かして仕掛けを解きつつ進んでいくわけだ。

 また、ピーチ姫が主人公ということ、低難易度に仕上げているということから見るに、どうやら低年齢層やゲームに不慣れな人々を狙った作品でもあるようだ。

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珍しくスライディングも使いこなすピーチ姫

 本作に対し“隠れた名作2Dアクション”というような評価をつけていた人がいたので遊んでみたのだが、結果から言えば2Dアクションとして出来がいまひとつである。しかも、何やら複雑な事情が見え隠れするあたりも作品に影を落としている。

11年前のソフトとしても気になる点

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怒りの炎で周囲を照らしつつ強引に進むステージ

 とはいえ、難易度が低めのゲームとして破綻はない。ライフがあり穴に落ちても即死にはならず、途中で助けるキノピオも探すのに骨が折れるほどでもなく。ステージごとにいろいろなギミックを用意しようとする意図も感じられる。

 ただし、気になる部分が多すぎる。どう見ても届きそうなのにジャンプで飛べない足場、空を飛べるから適当でいいだろうというような配置、意味のない溜め撃ちやダッシュ攻撃など、古い作品とはいえ引っかかるのだ。

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面倒としか言いようがないタッチペンを使ったミニゲーム

 感情で行動が変化する敵は見分けづらく、既存の敵をアレンジしたつもりなのだろうが、目を合わせると追ってくる「テレサ」などは存在意義がわからないし、やり直し前提な分岐や訳の分からないおみくじもがっかりだ。また、無駄にタッチ操作やマイクを使いたがるところもあるが、それはニンテンドーDSの初期作品ということで目を瞑るべきだろう。

 無論、こういった細かい部分が気になるのはゲームプレイに新鮮味がないからだろう。ピーチ姫が主役ということになっている本作だが、実はそれもあまり目新しくない。『スーパーマリオRPG』など“ピーチ姫が戦う”という要素を切り出せばほかにも例がいくつかある。

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「カッサー」の記憶により語られる物語

 また本作の物語では、ピーチ姫やマリオより相棒の「カッサー」のほうが主役に近い。ワールドをクリアするたびに物語を見られるのだが、これがほとんどカッサーの出自に関する話なのだ。しかもそこに出てくるキャラクターたちはほとんどマリオに関係がないように見える。

 このあたりから察するに、“なんらかの新作アクション・ゲームを制作していたものの、あまりにもインパクトがなかったのでマリオの皮を借りたのでは?”と邪推してしまいたくなる。ピーチ姫が主役である意味も感じられないし、『スーパーマリオ』シリーズらしさがあるとしても敵キャラクターのグラフィック程度、リスペクトやオマージュもあまり感じられず、ますますその思いが強まっていく。

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マイクを使って攻撃するクソ面倒な水中面

 当たり前だが、“隠れた名作”と言われるものにはなんらかの隠れる理由があるのだ。残念ながら、『スーパープリンセスピーチ』はピーチ姫の冒険とは言いがたい。
  1. 2016/08/04(木) 21:00:00|
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最新Xbox 360インディーズゲームのおためし版(体験版)雑感

8/4
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Loot or Die 2 ¥100 Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Christopher Antoni ジャンル:シューティング 2016/07/09

 棒人間アクション・シューティングの舞台はついに宇宙へ! 4人協力プレイ・オンライン16人プレイに対応。

 自宅系ホラー・ゲームなど多彩なジャンルを手掛けるChristopher Antoniの新作であり、かつ『Loot or Die』の続編である。
 このシリーズは氏の作品としては良いほうに入るはずなのだが、それにしてもプレイしていて退屈だ。硬すぎる敵、意味を感じられないステージのおかげで鼻くそをほじっているほうが有意義に感じられる。訳の分からないスタミナ制度がついたせいか?


*この記事は随時更新中。2016年度のアーカイブはこちら → (Xbox 360インディーズゲーム 2016年の新作
  1. 2016/08/04(木) 16:12:05|
  2. 雑感レビュー関連
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『Undertale』をプレイして理解した“キャラクターの名前で呼ばれたい”という気持ち

誰も殺さなくていいRPG『Undertale』

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旅路で出会った少年と道を行く

 この記事に掲載されているスクリーンショットは、「Undertale 非公式日本語化パッチ」を使用したものとなっている。なお、ゲームプレイもそのパッチを当てたうえで行っていることは留意して読んでいただきたい。

 また、ネタバレすることに躊躇のない記事となっている。

 PC向けゲーム『Undertale』をプレイした。本作はトビー・フォックス(Toby Fox)氏が開発したRPGで、簡潔に表現すると『MOTHER』のようなRPGに弾幕STGのようなバトルシステムを採用した作品だろうか。

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黄色い花畑へ辿り着いた始まり

 主人公はとある「人間」だ。モンスターたちが住む地下へ落ちてしまった人間は、この世界を脱出するため旅立つことになる。しかし、道中には人間の“ソウル”を奪おうとしたり、あるいは友達になろうとする奇妙なモンスターたちが現れる。そんなモンスターたちといかに交流するかというのが本作だ。

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とある戦闘シーン

 そう“誰も殺さなくていいRPG”というキャッチフレーズのように、『Undertale』のバトルは少し特殊である。ただ攻撃して倒すだけでなく、「ACT」というコマンドで相手を褒めたり近づいたりできるのだ。うまく相手の望む行動を取れば、殺さずとも先に進めるというわけである。

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筋肉を比べたがるモンスターの攻撃

 そして、敵のターンの攻撃も特徴的だ。基本的にはコマンド選択式のターン・バトルなのだが、相手はそれぞれの特徴にあった攻撃を四角い枠内で行ってくるので、自分のハートを動かして避ける必要がある。とはいえ、アイテムや装備といった概念もあるので強引にクリアすることも可能だ。

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パズル失敗時のユニークな看板

 道中にはパズルが用意されており、これを解くことによって先に進めることになる。わざわざパズルを用意するモンスターたちは妙だが、それも世界観のうちだ。

高評価も頷ける作りこみ

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人気キャラクターらしいガイコツの兄弟

 『Undertale』は比較的に小規模なゲームと言えるだろうが、かなり良い出来栄えである。キャラクターたちはユニークで、「サンズ(Sans)」と「パピルス(Papyrus)」の兄弟に始まり、かわいい見た目なのに知能が低すぎる「テミー(Temmy)」など、一度見たら覚えてしまうような連中ばかりだ。

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『MOTHER 3』の墓場を思い出すテキスト

 無論、彼らの存在を印象づけるテキストも見所のひとつ。モンスターたちの会話文は行動によって細かく変化するし、細かなオブジェクトにもジョークが挟まれていたりする。このあたりは特に『MOTHER』シリーズを彷彿とさせるだろう。

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石像のオマケ的謎解きをこなすとアーティファクトが……

 また、音楽の評価も高いようだ。僕が関心したのは、音を題材にした謎解きである。これを解くうえで特定の曲のフレーズを覚えることになるのだが、その一節が重要なバトルの中で流れるのである。実にニクい演出で、こういった細かな心配りもいくつか見受けられた。

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テミーの楽しげで頭が悪いショップ

 このようになかなか楽しく遊べていたのだが、クリアするころにがらっと気持ちが変化した。言ってしまえば、隠しルートのようなものを見て、本作に対する思いが冷めたのである。
  1. 2016/07/31(日) 23:00:00|
  2. その他のゲームなど
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“未来のゲームをレビューするという新たなSF小説”は既存の価値観を見つめ直す人間から産まれた ── 『The video game with no name』作者「模範的工作員同志」インタビュー

はじめに

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 2016年4月24日より、“ゲームレビューという体裁のSF小説”という新たなジャンルに挑戦した作品『The video game with no name』の連載が行われている。文章としての新たな可能性であると同時に、未来のゲームを紹介するというなかなか例を見ない小説だ。

 この作品を書いているのは「模範的工作員同志」という男である。なぜ2115年という未来を舞台にし、それも低評価がついてしまった(という設定の)ゲームばかりを取り上げ、更には小説として世間に披露したのか。このインタビューでは、その理由と、魅了する世界観を作り上げたこの人物のことを問う。

◆模範的工作員同志 プロフィール

世間で低評価をつけられたゲームを再評価し続けている男。普段はニコニコ生放送の「低評価ゲームの魅力を検証しよう!」というコミュニティで生放送を行っており、低評価ゲームをプレイしつつそういった作品も“実は面白い”ということを視聴者達に伝えている。

パチモノのファミコンソフトを紹介するイベント「麟閣的家庭用電子遊戯活動!(再販版)」にゲストとして参加しているほか、「クソゲーすぎてアラモゴードに埋められた」という風評被害を受けた『E.T.』というゲームを購入したり、Xbox LIVE インディーズゲーム関連の対談記事にも参加していただいている。まさしく古今東西の低評価ゲームに手を出しているヴィランなのである。

・Twitterアカウント(@KgPravda
※イメージイラストは漫画家の「まがりひろあき」氏によるもの。


模範的工作員同志という男

─────はじめに自己紹介をお願いします。
ふふふ(笑) 模範的工作員同志と申します。ニコニコ生放送の「低評価ゲームの魅力を検証しよう!」というコミュニティで配信をしております。以上!
─────以上ですか。では、好きなゲームは?
『牧場物語2』です。
─────今遊んでいるソーシャルゲームは?
『愛との約束』というゲームですね。これめちゃめちゃ面白いので皆さんに遊んでいただきたいです。「日本語が不自由だ」などと低評価を受けているのですが、中国人と思われる方が日本の武士道に憧れて制作しているゲームなんですよ。拙くともユーザーの方々に報いれるような作品を目指していて……いや、これ長くなりますよ!

※『愛との約束』:株式会社ホウヨクが提供しているソーシャルゲーム。ゲーム内容はもちろん、メニュー画面のデザインやさまざま画像を拝借している点で衝撃を与えた。

─────はい、ありがとうございます。では有名なRPGである『ファイナルファンタジー』『ドラゴンクエスト』シリーズは遊んだことがありますか?
その質問、嫌味でしょ!?
─────いえ、このあたりをきちんと説明しておかないと読者の方がよくわからないと思うので。
ええと、あります。『ファイナルファンタジーⅥ』と『ファイナルファンタジーⅦ』を遊びました。『Ⅶ』はスペイン語版を遊びました。
─────スペイン語版は翻訳がひどくて低評価になったやつですね。

※低評価な『ファイナルファンタジーⅦ』:どこでも人気がある本作だが、スペイン語版『ファイナルファンタジーⅦ』については別格との話である。低評価なローカライズについてはTogetterにまとめられている

はい。『ファイナルファンタジーⅥ』はスーパーファミコン版も遊んでいます。
─────はじめてお父さんに買ってもらったゲームのことを教えていただけますか。
そこも聞くんですか!? ええと、メガドライブの『ああ播磨灘』ですね。まるで当時の『イナズマイレブン』とでも言いますか、力士が飛んだり跳ねたり光ったりして本当に面白いゲームなんですよ。ただ、惜しむらくはこのゲームに「なぜ力士が飛ぶのか」などと低評価がついてしまったんです。

※『ああ播磨灘』:相撲を題材にした同名の漫画・アニメのゲーム化作品。1993年にゲームギア、ゲームボーイ、メガドライブ版が登場している。

─────「なぜ鳥が飛ぶのか」みたいな愚問ですよね。
そのことが未だに心に残っていて、この前ついにその低評価がつけられた『BEEP!メガドライブ』を手に入れたんですよ。

※『BEEP!メガドライブ』:セガのゲームハード「メガドライブ」専門の雑誌で、1989年ごろから登場していた。「読者レース」というコーナーがあり、読者の投票によって決められたゲーム・ランキングが掲載されていたのだが、下位の争いも見所だったらしい。

─────読みました?
はい。いい大人が「相撲は土がついたら負けなので格ゲーに向いていないのでは?」などと書いていて、この人たちはゲームを楽しく遊ぶことを放棄しているのだなと思いました。
─────それが始まりだったわけですね。ところで、カジュアルなスマホ向けパズルとして有名な『ツムツム』のルールを、フィリピン・パブの女性に教えてもらったというエピソードは本当ですか?
いい加減にしなさいよ!
─────ふざけてるんじゃないですよ! 工作員さんは世間で低評価と言われるゲームを多数遊んでおり、その評価を覆そうと活動されているでしょう。なので、有名シリーズでも低評価なものを遊んでおり、『ツムツム』に至ってはルールを知らなかったという説明をする場面なんですよ。
僕のイメージをかいつまんだらそうなるの?!(笑) ともあれ、それは本当です。フィリピン人は本当に『ツムツム』がうまいですね。逆に「LINE」をアジア人以外が使っていないのか、ヨーロピアン・パブの方は弱くて、逆に『キャンディクラッシュ』とかがとてもうまいんですよ。


SF小説ではなく“ただゲームレビューを書くだけ”

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かつて模範的工作員同志が購入した『E.T.』。地面から掘り出された時はニュースにもなった。

─────では作品内容の話に移りましょう。『The video game with no name』を書き始めたきっかけは?
もともと未来のゲームを語りたかったんです。配信では、過去のゲームの低評価を今になって「本当は面白いんです」と見つめ直すわけですよね。ただこれだと、自分が死んだあとに登場するゲームについた低評価を否定できないと思い、それがすごく恐ろしくなりました。なので、自分から贈る“予言”として文章を遺しておこうと考えたわけです。
─────未来に出るであろうゲームについた低評価を、今の段階から否定しておこうというわけですね。
今回は小説のような形態でやっていますが、書いていなかったら独り言でブツブツ言ってたと思うんですよね。それなら何か形にしたほうがいいということで文章にしてあります。
─────連載する場所に「カクヨム」を選んだのもたまたまでしょうか。
小説サイトでやろうとは思っていたのですが、別に小説家になりたいわけではないので「小説家になろう」はやめて、一番荒れているところでやりたいなとカクヨムを選びました。
─────……なんで? なんですかその開墾精神は。
いえいえ、やはり荒地でやってこそでしょう。まだ客層が決まっていなければ自分で流れを作れるわけですからね。この話も小説かなんだかわからないようなものですし。
─────確かに、小説ではあるけれどもゲームレビューではあるし、一方で対象は架空という不思議なジャンルですもんね。そういえば、SF小説などはよく読まれるのですか?
全然読まないです。僕は本自体を読まなくて、ゲームレビューしか読まないです。
─────えっ、本当ですか?
あ、星新一とか山本弘の作品は読みますね。山本弘さんはカクヨム関連でフォローしていただいてすごく喜んでいます。『スター・ウォーズ』や『スター・トレック』というような作品はゲームを遊んだくらいですね。
─────SFの詳細な定義はさておき、『シュタインズ・ゲート』などの科学アドベンチャーシリーズはお好きですよね。というか志倉千代丸先生を尊敬していらっしゃいましたか。

※志倉千代丸:株式会社MAGES.の会長を務める人物で、作曲家としても有名。科学アドベンチャーシリーズの企画原案なども担当している。忙しいであろう身分ながらツイキャスで配信を行っている。

いつも先生の生配信を見ています。もし生まれ変わるのであれば、海だったらシャチ、陸だったら志倉千代丸になりたいです。
─────そもそも本を読まないということは、文章の書き方などもゲームレビューから学んだのですか?
はい、なので小説を書いているつもりはないです。
─────ああ、ゲームレビューを読んでゲームレビューを学びゲームレビューを書いていると。それがたまたまSF小説として捉えられているだけなんですね。
小説を書こうとしてゲームレビューというひねくれた形式にしたわけではなくて、ゲームレビューしか書けないだけなんです。
─────そういえば、もともと挿絵を入れる気はなかったんですか? 作品としてもそれがとても合っていると思いますが。
ありませんでした。2115年は脳同士で情報を交換できるようになっているといいなと思っていたので、そんな中でわざわざ文章を書いてやり取りするという“根性の曲がったオタク”を表現しています。その形式もテキストサイトを意識して、古き良きオタクが100年後も生きているような印象を作っています。

※テキストサイト:2000年前半ごろに流行したWebサイトのジャンル。「侍魂」「バーチャルネットアイドル・ちゆ12歳」などがその例で、文字をでかくしたり過剰なツッコミをすることが特徴となっている。


何を見てもゲームと結びつく思考

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2011年ごろの模範的工作員同志のゲームコレクション(極一部)。

─────では、作品のアイデアはどのような時に思いつくのでしょうか? ニュースなどの時事ネタを絡めて作品を作り出しているように見えるのですが。
先ほど言ったように、思いつくというより独り言で勝手に出ちゃうんですよ。さっきも昼食でニ年熟成の生ハムを食べた時に「あ、これは『セブンズストーリー』と同時期の生ハムなんだな」と思ったように、そのレベルでずーーーっと考えています。

※『セブンズストーリー』:株式会社ウィズエンターテインメントが手がけたシミュレーションRPG。Mobageで展開していたソーシャルゲームだったが、温かみを感じさせるグラフィックなどから低評価に。2014年5月30日にサービスが終了している。

─────つまり、ニュースやテレビを見ていたりしても自然にゲームに絡めた考えが湧き出すと。
ええ、ずーっとゲームのことを考えています。舛添元知事のニュースを見れば『舛添要一 朝までファミコン』に登場していた“朝シャン族”のことを思い出しますし、参議院選挙のニュースを見てもゲームに繋がります。なので、思いついているわけではないんですね。そんなことを常に考えている。

※朝シャン族:朝食を食べる時間がなくとも朝にシャワーを浴びるという若者を表現した言葉。1987年の新語・流行語大賞。なお、『舛添要一 朝までファミコン』は1992年に発売されたファミリーコンピュータ用のアドベンチャー・ゲームである。

─────それをまとめたのが『The video game with no name』というわけですね。そういえば、自分の分身とコミュニケーションする『密友(ミーヨウ)』が登場する話(第三回)なんかは、任天堂のスマホアプリ『Miitomo』から膨らんで行ったんですか?
それすごい言われるんですが、違うんですよ。あれは一・二話が「クソゲーレビュー」として人気が出たので、それで集まった人達を皮肉ろうと書いた作品です。なぜ自分のコピーと会話しても面白くないというオチになるかというと、それは自分自身が面白くないというだけで、しかし人々は『密友』のせいにするという愚かさを表現したわけです。
─────ゲームの問題ではなくプレイヤーの問題と提起したわけですね。
遊んでいる人間が面白くなければ、『密友』がつまらなくなるのも当然ですよね。タイトルは中国語で親友という意味にしようと思って選んだのですが、それが偶然にも似ていて「おい『Miitomo』の非難か!」と受け止められてしまったわけです。
─────出発点はまったく違ったわけですね。あくまで楽しむ意思がないプレイヤーの批判だったと。
全然違うんですよ。にも関わらず関係ないところから火が出ちゃうっていう。
─────そういえば、宗教に絡んだ話とかもいくつかありますが、あのあたりも何か本から学んだわけではないのでしょうか?
本はやはり読んでいないですが、もともとそういう話が好きというのはあります。聖母が降臨したけれども嘘だと言われたMMO RPG「ヴェリタス・ウィンキット・オムニア」(第13回)は秋田で聖母が降臨されたという話が元なんですね。あれは新潟の地区司教に認められている御出現ですが、世界には他にもいろいろな聖母出現の場所というのがありまして、それを見に行くのが好きなんです。
─────確か東北にはイエス・キリストの墓もありますよね。
信じる人達に報いることができればなと思っています。世界征服を目論む組織の洗脳RPG「スシャマ・ドゥーシャマー」(第5回)では環境保護団体が新興宗教になっていますが、実は現実で既に「月の環境を壊すな」と主張する団体もいるんですよ。なので未来になれば作中のような展開があってもおかしくないのでは……と書いています。
─────既にとある宗教団体がカードゲームを作っているとか。
宗教団体はけっこうゲームを作りますからね。


模範的工作員同志は、ビデオゲーム(テレビゲーム)のみならず、アナログゲームなどあらゆるゲームに手を出している。

─────では、AI(人工知能)やVR(バーチャルリアリティ)を題材にした話はゲーム業界のニュースから発展していった形でしょうか。
VRに関しては「東京ゲームショウ」などで遊んだ経験の期待を含めて書いていたんですけれども、書いたあとすぐにアダルト系VRの体験会が開かれたりして驚きました。一方、AR(拡張現実)を題材にした「福井県鯖江市」(第十一回)は、悪い面を取り上げようと思ったんですよね。ニュースでは期待が取り上げられやすいですが、現実には必ずどこかで失敗する企業もあると。そこがイメージとして湧いたので書きました。
─────ゲーム関連のニュースでも「○月○日発売!」なんてものは多いですが、出たあとはよほど成功しないとそのまま語られず風化みたいな感じがありますよね。死体蹴りがあるとしてもゲハブログの仕事、みたいな。
報道の影に隠れた作品もたくさん出ていますからね。福井県鯖江市には、犠牲になっていただいた形になってしまいましたが。
─────(爆笑) あ、いえ、ごめんなさい。
書いたあとに知ったのですが、福井県鯖江市は眼鏡の一大産地なので、既にウェアラブル端末の開発をされているようですね。本作内の「鯖江ARゲーム都市化構想」は2052年に運用開始されているのですが、思ったより現実が近い感じになっています。
─────数十年から百年くらいだとそこまで変化がないかもしれませんね。テカテカの全身スーツを着るレトロフューチャー的な想像も、現実と比べると発展しすぎですし。
SFであったとしても、百年後でもあまり人間は変わっていないよという意識でやるつもりでした。ただ現実の発展が想像以上に早く、それはそれで面白いかなと思っています。
─────では、シリーズで一番人気であろうゲームの相手をしてくれる美少女アンドロイド「アカシア(Acacia)」(第2回)はどこから着想を得たんですか?
僕は『スクールオブラグナロク』というゲームが好きなんです。ただ、このゲームは本当に人がいないんですよ。何百円入れても人がいなくてCPUと戦うことになってしまって、そういう時に「未来になったらもっと骨のあるAIが出てくるんだろうな」と考えてモチベーションを保つわけです。そして、「だったらかわいい女の子と遊べるともっといいな」と明るい未来を想像した結果、アカシアが産まれました。

※『スクールオブラグナロク』:スクウェア・エニックスのアーケード向けタイトル。1対1のタクティカル・アクション・ゲームで、“学園神”と学生たちによる決闘が繰り広げられる。初期のバージョンが複雑すぎたらしく、あまり人気がないようで撤去の話をよく聞く。

─────前向きなんだか後ろ向きなんだかわからないですね。
そういうアンドロイドがいたら絶対に着せ替えを楽しむし、でもその金はアカシアを酷使してRMTで稼がせるだろうな……、みたいなことまで想像しちゃうんです。
─────ヒモが彼女にご飯をおごってあげるみたいな話ですね。
特に『スクールオブラグナロク』を遊んでいるとそういう想像がボンボンボンボン! と出てきちゃいます。そして独り言を言いながら遊んでいるわけですね。
─────そういえば、AIが勝手にポエムを評価しまくってくれる楽園『Poetopia』(第8回)は、一部のソーシャルゲームで存在するらしい“BOTが接待してくれる”という話から書き上げたのでしょうか。
それも近いところがありますね。これは、スペインかどこかのSNSで、自分の発言を分析して死んだあとも自動で書き込んでくれるという人工知能システムがあるんです。実際にやってる人からすると「昔見ていたアニメの話をずっとしている」とかいう代物なのですが、近い将来には見分けがつかなくなるAIも出るのでは……と考えました。
─────「アカシア」もそうですが、うまい具合に接待してくれるAIがいたら対人戦はいらないという人もいるでしょうね。
AIはファンメを送らないですからね。うまいこと負けてくれる人達がたくさんいたら、そんな幸せなことはないですよ。

※ファンメ:「ファンメール」の略。対戦ゲームなどで相手から送られる罵倒メッセージのことをネットスラングでこう呼ぶ。

─────対戦ゲームはどうしても、うまい人が下手な人を倒して喜ぶみたいな側面は絶対に否定できませんからね。負けても楽しい試合はありますが、やはり勝ちたいがために遊ぶものですし……。
物語全体を通して念頭に置いていることなのですが、“人によっては幸福に見えるものが、人によってはホラーに見える”という話にしたいと思っているんです。「Poetopia」は事実がバレて否定されてしまうわけですが、ひとつの幸せの形ではありますよね。個人的には、ゲーマーと呼ばれる人ならハッピーエンドだと解釈できる話になっていて欲しいなと考えています。
─────え? 基本的にバッドエンドじゃないですか!
あはは(笑) もし「アカシア」があったら欲しいでしょう?
─────そりゃあもちろん。
「Poetopia」で詩を褒められまくったら嬉しいでしょう?
─────ええ、いい気分になりますよ。事実を知らなければ。
そこが難しいところなんですよ。
─────作品全体の流れとしては主人公(模範的工作員同士の未来の姿)が入院し始めて(第十二回の次の雑記から)、だんだんと危うい状態になっていくわけですよね。
そうですね。物語は次第に暗くなり、登場しているゲームすべてが老化や劣化で遊べなくなっていく。そして、全体としてもハッピーエンドかバッドエンドかわからない感じになっていきます。ただ、僕としてはハッピーエンドだと思っていますね。
─────その話で昔のソーシャルゲームを再現した『フォークロア・オブ・ノスタルジア』(第四回)がふと思い浮かびました。あれはリハビリとしては大成功ですし、老人たちも楽しんでいます。ただ……、低評価がついてしまっているという。
それにも言えることですけれども、“騙される”ということは幸せなことだと思うんですよね。ただ人によっては「年寄りが老人ホームに入ってまでポチポチとゲームをやっているなんて怖い」とも感じられるかもしれません。

作品タイトルの由来

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2012年ごろの模範的工作員同志のゲームコレクション(極一部)。

─────では、『The video game with no name』のタイトルの由来を教えていただけませんか?
まず「Commodore CDTV」という、先取りしてCD-ROMドライブを採用したマシンがヨーロッパで発売されていました。全然売れてないハードなのですが、その中でも更に売れていなかった『The Town With No Name』というゲームの名前をもじっています。

※「Commodore CDTV」:1991年にコモドール社から発売されたマルチメディア・マシン。CD-ROMドライブを搭載しているのが特徴だった。

このゲーム、素人が絵を描いて声を当てているという作品で、僕はこれが大好きなんですよ。本来であればゲームを開発する労力というのはすごい大変ですが、でも本作は素人が作ってしかも売ってしまった。情熱があれば不可能はないというところが気に入っています。僕の作品も素人が書いているものなので、そこから名前を借りようと考えたわけです。で、そのあたりを気づく人に読んで欲しかったのですが、誰もわからない(笑)
─────残念ながらそうですよね(笑)
あとはタイトルが物語の伏線になっているので、そういう意味で使いやすいものを選びました。
─────それは今後に明らかになるわけですね。では、各話のタイトルはどのようにつけているのでしょうか。
各話のタイトルの意味合いは伏線になっているものもあるし、皮肉になっているものもありますね。「キミにキュン!人工ヒメゴコロ」(第一回)は伏線ですし、「アカシア」は作中で語られています。洗脳RPG「スシャマ・ドゥーシャマー」は、ジャイナ哲学で“幸福の中に少しの悲しみを含む”というような意味合いです。
─────戦争シミュレーターの「クラドゥーケン」(第10回)はどういうことでしょう。
「クラドゥーケン」はタイ語で「硬い骨」という言葉で、頑固者だとか一筋縄ではいかないという慣用句になっています。この話に出てくる悪の天才ゲーマー「Mayhem」のことを表していますね。
─────聖母降臨MMO RPG「ヴェリタス・ウィンキット・オムニア」は?
ラテン語で「真実が勝利する」という意味ですね。ただ、結果として真実が勝利していないので……。
─────皮肉ということですか。
宇宙飛行士がコールドスリープの際に遊ぶゲーム「BEYOND THE INFINITE」(第九回)は、『2001年宇宙の旅』からですね。無限にゲームを遊ばないと木星なんかには行けないよということです。そして、「福井県鯖江市」は、福井県鯖江市です。
─────まあ、鯖江市ですよね(笑) というか、鯖江市は50年後とかもまだ存在するんですね。
ええっ(苦笑) なくなっていたほうが良かったですか?
─────ああいえ、地方がどんどん弱ってきて吸収合併とかされているのかなと。そういえば、本作はウェアラブル端末、サイバネティクスなどが当たり前になった世界が舞台ですが、舞台設定は事前に考えていたのですか?
はい、たしか野村総研あたりが出していた“今後100年の未来社会予想”などをいくつも見たうえで、「未来のゲームはこんな風になっていて欲しいな」と考えが進んでいきました。
─────やはり、既にそこでゲームを絡めて考えていたんですね。
実は僕、もう既に腱鞘炎で指が痛くて、将来的にはサイバネティクスがないとゲームで遊べなくなってしまう可能性があります。なのでそれまでにそういった技術が作られていないと困るため、作中の2115年は僕の夢がすべて叶った世界となっています。ちょっと都合いいかもですけど。
─────量子テレポーテーションという言葉が作中に登場していますが、このあたりの技術も出てきているんですね。『Ingress』や『Pokémon GO』のような位置情報ゲームは成り立たないような世界なんですか?

※位置情報ゲーム:現実世界を舞台にして遊ぶゲーム。スマートフォンなどで位置情報をやり取りし、現実のどこかに現れるゲーム内要素を追って遊んだりする。

成り立ちますよ。いずれ人工衛星の話をやるつもりなのですが、そのあたりで詳しくわかると思います。
─────では今後の展開も楽しみにしています。それにしてもいろいろなことをゲームに絡めて考えるのはすごいですね。少し話が戻りますが、秋田で降臨した聖母など、なぜそういうものに興味が湧くのでしょうか。
いや湧くでしょう!? 湧きませんか?
─────ええと、私の見解はさておき(笑) 興味が湧く過程を説明しないと読者の方に伝わらないと思うので、そのためにご説明をお願いします。
物事は解釈の仕方で評価というものが変わってくると思うんですよね。悪い解釈をされ低評価を受けてしまったゲームは数多くあるものの、僕としては自分で見て良い解釈をして歴史に残したいと考えています。みんなに認めてもらえた聖地にも、誰にも認められなかった聖地にも、それぞれ信じる人がいる。そういう価値観の差が如実に表れている場に行くと、自分の価値観というものがわかるようになるので好きなのです。
─────それは『ああ播磨灘』から続く話なんですね。雑誌などではボコボコにされていたけれども、工作員さんにとってはとても面白いゲームだったと。
そういうところに繋がるのかもしれませんね……、と言いたいところなのですが、聖母と『ああ播磨灘』を繋げるというのはどういうことなんですか!
─────いやいや! 大事なことですよ(笑) そこが始まりで、低評価を見つめなおすレビューとして、こういう小説にたどり着いたわけですからね。


最後に

─────では最後に、ゲーム関連のインタビューということでよくある例の質問を。読者の方へコメントをお願いします。
(笑) 『The Town With No Name』を買って遊んでください。
─────え? それだけでいいんですか? ヒバゴンなど愉快な話がたくさん入っている『四十八(仮)』は? ニンジャがゴルフをしながら敵と戦う『Ninja Golf』は? お絵かきソフトなのに工作員さんが般若心経を書いた『LJN Video Art』は?

※この質問で取り上げられているタイトルは、だいたい世間的に相当な低評価を受けたゲームである。当然ながら、模範的工作員同志はこれらゲームをすべて所有している。

……うーん、全部欲張っちゃおうかなー。端的に言うと「小説よりゲームのほうが面白いよ!」ということでお願いします。

 模範的工作員同志は、自身の好きなゲームを貶されたことにより、評価というものを見つめなおそうとしている人物である。世間からいかにクソゲーと言われようとも、その中身を自分がどう捉えるかはわからない。自分が見たものが重要なのであって、“世間の評価”などというものの脆さを語ろうとしているのだ。

 おそらく世間的には“新たなSF小説に挑戦する作家”とでも評されるであろう彼だが、その実はあまりにもゲームが好きな人物である。何か新しいことをしようとして『The video game with no name』にたどり着いたのではなく、ゲームを語る行為を模索して行った結果として本作が産まれたのだ。
  1. 2016/07/24(日) 20:00:00|
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