『ヨッシー ウールワールド』レビュー 『アイランド』の血を受け継ぐ新鮮な毛糸の世界

毛糸なヨッシーの大冒険

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犬の「ポチ」と一緒に毛糸を目指して突き進むシーン

 スーパーファミコンの『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』から関連するシリーズをいろいろ遊んできたが、今回紹介する『ヨッシー ウールワールド』は素直に楽しいと言える作品であった。毛糸の世界がステキで、しかもアクションも抜かりないのだ。

 『ヨッシー ウールワールド』は、2015年7月16日に発売されたWii U用ソフトである。今度は“毛糸のヨッシー”が主人公になっており、編み物や手芸関連品で構成された世界を舞台に、さらわれた仲間たちを助けるために冒険を繰り広げていく。


 ジャンルとしては2Dアクションになっており、要はマリオ的なものだと思ってもらえばいいだろう。厳密に言うと『ヨッシーアイランド』の血を引き継ぐシリーズであり、基本システムはそれとほとんど同じである。

 なお、開発は『毛糸のカービィ』も制作したグッド・フィールが担当しており、その関連作品と言ってもいいだろう。
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『ダイイングライト』レビュー ここはゾンビのあふれる地獄でもあり、ゾンビを殺しまくれる楽園でもある

いいからバットを握ってゾンビを殺そう

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カタナでゾンビをまっぷたつ!

 このゲームを遊ぶと、「ゾンビだらけの世界で生きることは、かくもつらいものか……」としんみりした気持ちになることもあるし、「ゾンビを銃で殺すなんてもったいない! 近接武器でぶち殺す感触を楽しもう!」とハイな気分になることもある。

 2015年4月16日に発売された『ダイイングライト』は、Techlandが開発したサバイバル・ホラー・アクションである。より厳密に言うと主観視点のオープンワールド・アクションで、ゾンビだらけの広い世界を生き残るゲームと言えばいいだろうか。

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非常に手短でわかりやすいプロローグ

 舞台となるのはゾンビ・アウトブレイクが発生した“ハラン市”である。GRE(世界救援活動会)により派遣された主人公「クレイン」は、ニセの治療薬レシピを回収するためこの危険な街へと潜入していく。

 当然ながらハラン市はゾンビだらけになってしまっており、しかも無法者どもが暴れまわっている。更にニセの治療薬レシピを奪った人間は、名前を変えとあるグループのリーダーとして人々を率いているらしい。そんな厄介すぎる仕事に対し、クレインは持ち前の熱血で立ち向かうのであった。
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『ゼノブレイドクロス』レビュー 君はこの“未開すぎる惑星”を探索する気合があるか

序盤がひとつの試練となるゲームだ

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夜行の森で巨大生物と記念撮影

 巨大な“惑星ミラ”を作り上げ、その世界を探索することを魅力としたゲーム『ゼノブレイドクロス』。この星にたくさんの可能性が存在していることは間違いないが、同時にここは相当な未開の地でもある。

 2015年4月29日に発売されたWii U用ソフト『ゼノブレイドクロス』は、モノリスソフトが開発を手がけるオープンワールドRPGである。オープンワールド、つまり本作には広大な世界が存在しており、そこを好きなように移動できるのが特徴となっている。なお、本作は『ゼノブレイド』の続編的な立ち位置だが、直接の繋がりはないそうだ。

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人類の拠点“NLA(ニューロサンゼルス)”を眺める主人公とエルマ

 西暦2054年、異星人同士の宇宙戦争により地球は崩壊の危機に立たされる。人類はなんとしても生き残るため“地球種汎移民計画”を実行し、地球を捨て宇宙へと飛び立つこととなった。

 しかし、異星人たちの攻撃により多くの宇宙船は破壊されてしまう。その中のひとつ「白鯨」はなんとか逃げ延びたものの、その後追ってきた異星人の襲撃により惑星ミラへ不時着する。こうして人類は、この未開の惑星で生き延びねばならなくなったのだ。

 プレイヤーはこの惑星を探索する集団「ブレイド」の一員となり、冒険を繰り広げていく。前述のように広大な惑星ミラを駆けまわるのが魅力なのだが、終盤はさまざまな装備を集めたり数値を鍛える要素のほうが強いか。
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『タッチ!カービィ スーパーレインボー』レビュー 「ひとりでも、みんなでも」を実現した貪欲でかわいい一作

ねんどの世界は一見の価値あり

 2015年1月22日にWii Uで発売された『タッチ!カービィ スーパーレインボー』をクリアしたのでその話をしよう。

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カービィは丸まっており直線的にしか動けないので、虹で誘導する

 本作は、虹のラインでカービィを誘導してゴールに導くアクション・ゲームである。ニンテンドーDSで登場した『タッチ!カービィ』の続編と言って問題ないだろう。また、本作はひとりプレイ専用でなく最大4人で遊べるうえ、廉価版タイトル(定価3,700円)なことも特徴か。

 さて、『タッチ!カービィ スーパーレインボー』の何がすごいのかといえば、それはねんどで作られたカービィたちが恐ろしく愛らしいということ。そして、ひとりで遊ぶのとみんなで遊ぶので、かなり違う遊びになっていることだろう。


 そのため本作に関する意見は、ひとりで遊んだ(シングルプレイ)か、みんなで遊んだ(マルチプレイ)かで大きく異なるだろう。なお、僕は甥たちと一緒に遊んだうえでこの文章を書いているので留意されたし。
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制作陣に感謝を述べたくなるRPG『レジェンド オブ レガシー』レビュー

語るべきは感謝の言葉

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『レジェンド オブ レガシー』タイトル画面

 ニンテンドー3DSの『レジェンド オブ レガシー』をクリアした。確かにこのゲームは楽しかったのだが、不思議なことにこのゲームを遊べて嬉しかったという感情のほうが強い。

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大勢の敵と遭遇したシーン

 さて、本作は2015年1月22日にフリューより発売されたRPGである。90年代のファンタジーRPGを意識した作品で、一言で表現すれば“バトルシステムと探索における発見”を楽しむゲームといったところか。

 ゲームの舞台は幻の大陸「アヴァロン」。モンスターたちが溢れ、精霊が目に見えるといったこの不思議な島で、7人の冒険者たちの“星杯”にまつわる物語が紡がれる……、というような話だが、そのあたりはゲームの付属品的な立ち位置だ。よって、丁寧な物語を見るゲームなどと思うと肩透かしを食らうだろう。
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