Fallout: New Vegas 27 Gun Runner's Arsenal

Gun Runner's Arsenal

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 『Fallout:New Vegas』のDLCで最後になるのは「Gun Runner's Arsenal」と「Courier's Stash」である。両方ともに2012年1月17日に配信された。ともに武器追加コンテンツである。

 「Courier's Stash」のほうは初回特典で手に入る武器を後から買えるというものなので、どうでもいいだろう。「Gun Runner's Arsenal」は実績もあるので遊んでみることに。

単なる武器追加パックである

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これもいつものことだ

 DLCを導入すると、武器商人たちが新たな武器を入荷したとメッセージが出る。

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確かに新しいのだが……

 試しにガンランナーへ行ってみると、名前のあとに(GRA)と書かれた武器が入荷されていた。他にもユニーク武器が何種類か追加されており、計27種類が追加されているようだ。MODも40種類ほど存在しているらしい。とはいえ、すべてが有用で魅力的というわけでもないのだが……。

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それでどこで使えばいいんだ?

 一応このDLCは「Lonesome Road」と同時に導入したのだが、それにしてもこの武器はどこで使えばいいのだろうか? こんなに新しく武器が追加されたところで、敵はほとんどいない。10,000ダメージを与えるという実績は「Lonesome Road」の最中で解除できたものの、残りの実績が取れないではないか。

地獄のチャレンジ実績へ

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チャレンジが多すぎる

 それを考慮してか、このDLCではチャレンジが追加されている。特定の武器でとある相手を倒せというものであり、例えば「9番アイアンでMr.ハウスを殴り殺せ」というものがあるのだ。

 ……だが、チャレンジで提示されているMr.ハウスやらシーザーやらの大物は既に殺している。ロボットやらスーパーミュータントを倒すにしても、ダンジョンも攻略済みなのだ。しかも、本作は屋内の敵がリスポーンしないようなのである。

 つまり、屋外のリスポーンする敵を殺して、別の場所で3日ほど待機して、またそいつを殺すという作業をこなさなければならないのであった。しかも、武器はGRAで追加されたものでなくてもいいのだ。……この武器追加DLC、何か色々と間違ってやしないか?

 このチャレンジクリアはかなり疲れたので、メモ代わりにどうやってプレイしたかを残しておこう(マップについては「ヌカづけ」を参照)。星の数によって難易度が違い、実績を全解除するにはそれぞれ3つずつクリアする必要があるのだ。

 尚、実績を解除するだけが目的で人と敵対したくないのであれば、敵を倒してチャレンジをクリアし、実績がアンロックされたあとにデータをロードすればいい。そのくらいに虐殺を繰り広げるハメになる。

僕がクリアしたチャレンジたち

★ チャレンジ

「異世界から来た者」
 条件:アボミネーション (ナイトストーカー、ケンタウロス、デスクローなど)を、カタナ、ダイナマイト、マチェット、投槍、投げナイフ、投げオノで特定数倒す。

 フリーサイドの「ミック&ラルフ」(販売NPCが死亡時は「ガンランナー」)で「カタナ(GRA)」を購入。これを使い「悪魔の喉」でケンタウロスたちを倒し、別の場所で24時間×3回待機してリスポーンさせ、数が足りるようになるまでこれを繰り返す。

「吉と出るか凶と出るか」
 条件:ロボットを5.56mmピストルで特定数倒す。

 5.56mmピストルは「ガンランナー」などで購入し、「レプコン社本部」で屋内外のロボットを倒す。足りない分はフリーサイドあたりでそこらにいるロボットを倒す。

「神聖だろうが武器は武器」
 条件:フェラル・グールなどを、マリア、ゲヘナ、ホーリー・フラググレネードで特定数倒す。

 これはゲームを進行させてマリアを所持していたので(ない場合は「ガンランナー」で「ゲヘナ(GRA)」を買い)、「レプコン─実験エリア」の表にいるフェラル・グールや光りし者を倒す。そして、別の場所で3日待機してリスポーンをさせ規定数まで繰り返す。

★★ チャレンジ

「Vault 13の復讐」
 条件:スーパーミュータントを、5.56mmピストル、プラズマディフェンダー、プラズマ・グレネード、パワーフィスト、リッパー、ボザールで特定数倒す。

 既に持っている5.56mmピストルで、「ジェイコブスタウン」にいる温厚なスーパーミュータントを倒すだけ。屋内にいるものも全滅させれば十分足りるはずである。

「フン! 見たか!?」
 条件:ザ・チェアメン、ホワイトグローブ、オメルタを、サブマシンガン、ライトマシンガン、ミニガンで倒す。

 武器は条件に合致するものを買うなり拾うなりし、フリーサイドのカジノに乗り込んで虐殺をするだけ。

「ホワイトライン・ナイトメア」
 条件:フィーンド、バイパー、ジャッカル・ギャングを、タイヤレンチ、バット、金属パイプ、マチェット、.44口径マグナムリボルバー、ソードオフ・ショットガンで規定数倒す。

 該当武器を購入し(「ガンランナー」で「.44口径マグナムリボルバー」が楽か)、「Vault 3」で表にいるフィーンドを虐殺する。足りなければよそで3日待機して虐殺を繰り返す。

★★★ チャレンジ

「クラッカージャック・タイミング」
 条件:モハビ・ウェイストランドのカサドレスを、ブリキグレネード、ロング・フューズ・ダイナマイト、時限爆弾で特定数倒す。

 アイテム作成ができれば時限爆弾などがいいだろうが、ない場合は「ノバック」で「ロング・フューズ・ダイナマイト」を購入。足りなければ24時間×3日待機して品揃えを変えて買い集め、「カサドレスの巣」で連中を倒し、足りなければまたリスポーンを待つ。

「クマ対策」
 条件:名ありNCRレンジャーまたは士官 (少尉・大尉・少佐・大佐・将軍)を、リッパー、チェーンソー、投槍、爆殺フィストで特定数倒す。

 武器は「爆殺フィスト」がかなり強いが、「ガンランナー」で買いやすい「チェーンソー(GRA)」でもいいかもしれない。各地にある「レンジャーステーション・デルタ」などのレンジャーステーションを周り、ひたすらにNCR兵を虐殺していく。

「マンマシン・インターフェース」
 条件:モハビ・ウェイストランドのMr.ガッツィーまたはセントリーボットを、ブラスナックル、スパイクナックル、タイヤレンチ、金属パイプで特定数倒す。

 ブラスナックルあたりを「ガンランナー」で購入し、「ネリスハンガー」にいるMr.ガッツィーを数匹倒しては別の場所でリスポーンを待つのを繰り返す。

ひたすらにしんどかった

 このような形でクリアをしていったが、とにかくダルくてつまらない。当たり前だが、ほとんど殺してしまった敵を必死に探しまわり、ようやく見つけてこれである。武器を使うために仕方なく目的を探しているかのようだ。しかも、どこに何がいるのか既に覚えていないので、調べまくりの作業しまくりで徒労感も半端ない。

 これは武器追加DLCの質が悪いというわけではなく、配信時期があきらかにおかしいことが原因だろう。せめて探索が終わる前、できることならば本編をプレイしている最中に、それが無理ならば各種ストーリーDLCが出る前にこの武器追加を出すべきだった。

 探索するべきことがなくなってから武器を渡されてもどうするというのだ? つまらないチャレンジをこなして実績をもらうために、こうして時間を潰すことになるのか? もはやどこにどんな敵がいるのか覚えていないというのに、武器を使わなければならないために敵を探すのか? 敵がいるから武器を使うのではないのか? ああ、ひたすらに虚しい作業だった。

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これでFo:NVの実績はコンプリートだ

 だが、作業を終えたおかげで実績はすべて獲得できた。もっとも、この妙なDLCのせいでFo:NVに対する後味は妙に悪くなってしまったのだが……。戦いが終わってから武器が来ても遅すぎるんだ。
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Fallout: New Vegas 26 Lonesome Road Part3

前回までのあらすじ

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 ユリシーズに呼び出され、ザ・ディバイドへとやってきたのはいいのだが、なんだか困ったことになった。ED-Eと一緒にこの死の街を歩いている僕は、ここを作って破壊した張本人だそうなのだ。

 もっとも、ユリシーズが言っていることは抽象的且つ遠回りすぎてよくわからない。彼は旧世界のシンボルを元に、繁栄していたザ・ディバイドのようなイデオロギーのない故郷を求めているようだが……。何をしたいんだ?

○ Fallout: New Vegas 26 Lonesome Road Part1
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1247.html

○ Fallout: New Vegas 26 Lonesome Road Part2
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1248.html

ようやく長話野郎に会えたぞ

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そろそろ決戦のようだ

 前回でED-Eと強制的に別れさせられたが、ここで帰るわけにもいくまい。ユリシーズに会ってどういう事情なのかをきちんと聞かせてもらおうではないか。よって、メンテナンス&保管庫という場所へと向かう。

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おかえりED-E

 中には修理ターミナルが置かれており、そのひとつにED-Eが入っていた。無理矢理ユリシーズに呼ばれていたようだが……。

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いざ殴り合いへ

 さて、仲間も取り返すことができた。となれば、あとはもうひとりの運び屋との決着をつけるのみである。

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ようやく会えたぜストーカーさんよ

 背に星条旗を背負った男は、大きなミサイルの発射準備をしていた。ユリシーズ! お前の目的はなんだ! ついでに今までの長話を短くしてわかりやすく話してください!

ユリシーズと話などできまい

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この髪型にも由来があるようだが

 ユリシーズは「ディバイドの巨人は目覚めつつある」などと抜かしている。どうもこれをモハビにぶっ飛ばすというのは本気のようだ。

 僕がザ・ディバイドに命を授けた後、ユリシーズはこの世界を見て考えを変えたそうだ。シーザーたちのいる東部ではなく、ここに住みたいと。だが、ディバイドはすべて破壊され、彼も死にかけた。だから今度は僕の故郷を滅ぼすそうだ。

 ユリシーズは僕を真似て西部(NCR本拠地)にも爆弾を落とし、アメリカ滅亡後に造られたものはすべて消すつもりのようである。そして、NCRが滅びればリージョンもいずれ滅びるかもしれない。そうすれば争いはなくなるだろう……、ということを言っていたような気がする。なにせ、言い回しが抽象的すぎてよくわからないのだ。

 もし滅ぶに値しないのならば、それを答えろとユリシーズは語る。ここで僕は、ザ・ディバイドに命を与えたのは僕なのだから、ベガスにも命を与えることができるだろうと言ってやった。だが、ユリシーズは僕がNCRを止められるか疑問のようだ。それどころか、ミサイルを打てば僕だけでも殺せるかもしれないなどと言い出したのだ。

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ユリシーズがまた強いのなんの

 こうなってはもはや話にならない。さっさと殺してミサイルを止めるんだッ!

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体力回復のロボットがまたうざかった

 ユリシーズのアイボットやらマークドマンやらもやってきて混戦状態になったが、かろうじてヤツを倒すことができた。まったく、運び屋はどいつもこいつもやたらと強いようだ。

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いったいどうすればいいんだ?

 そしてミサイルを止めようとしたのだが、なんと僕の技術では止められないというのである。NCRを狙うか、シーザー・リージョンを狙うか。もしくは、両方を狙うかしか選択肢はない。いや待て。せっかく核の影響がないモハビを意味不明な理由で汚すというのか。

ED-Eがすべてを解決してくれる

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頼んだぞED-E

 だが、ここでED-Eの機能を思い出した。彼の能力を使えば、この強固なコンピューターもハッキングできるかもしれないだろう。ここまでショップやら鍵やらを開けてきてくれたのだ。

 すると、Dr.ウィットリーのテープがまたもや流れてきた。彼の記録によれば、ED-Eのオーバーライドシステムを使えば、他の機械と同じようにこれも乗っ取れるはずである。だが、まだ完璧ではないようで、ハッキング中にED-Eが自滅する可能性があるというのだ。

 さすがにこれには躊躇った。だが、ED-Eはやる気が有り余っているようであり、ここは悲しいながらもまかせる他はないだろう。

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お前はいい友人だった

 あたりが爆発する中、ED-Eは「ドラマチックな音楽」を鳴らしながら最後のミッションへと挑み始める。揺れ続ける部屋の中で、彼はひとりハッキングを続け、仕事を終えた瞬間に爆発四散してしまった……。

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さらば、ザ・ディバイド

 ED-E、君のことは忘れない。短い間だったし、どう考えても君はロボットだったが、それでもいい友人だった。

孤独な道というか、独りよがりな道だったような

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迷惑をかけてくれたものである

 こうしてザ・ディバイドでの騒動は事を終えた。ユリシーズはロケット発射基地で死に、僕はその死体に星条旗を被せてやったようである。これが皮肉なのか、あるいは彼のためだったかはよくわからない。

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ED-Eはまだ生き続けているのだ

 ED-Eはここで旅を終えてしまったが、最後の瞬間にモハビにいる同型のコンパニオンであるED-Eに記憶を託した。そして何より、他のED-Eがすべてを忘れてしまったとしても、僕がこの場でのことを覚えているだろう。

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何用だ?

 そしてこの道は終点に到達したのだが、モハビへ戻ったあと、足元にユリシーズからのメッセージが置いてあることに気づいた。星条旗のコートも置かれており、僕のために用意してくれたのだろうか。

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ユリシーズは最後まで曖昧な言葉ばかりだ

 メッセージはユリシーズから僕へ向けた、答えを教えてくれるものだった。彼は世界を旅してきて色々なことを知った。シーザー・リージョンの人間としてフーバーダムを見て、驚くべき旧世界の壁を知った。その先にはNCRがおり、シーザー・リージョンはそいつらからの略奪が必要だ。こうして戦いを続けなければ、いずれリージョンは行き詰まり滅んでしまう。

 結局のところ、戦争が変わらないのならば人間が変わらなければだめなのだ。そしてシンボルも。そうしなければ、いつまでも人は戦争という過ちを繰り返す。だからすべてを破壊しようとした。──おそらく、ユリシーズが言いたかったことはそういうことなのだろう。

 しかし、それにしてもやたらと遠まわしでわかりにくく、物語の構成も面倒でいきなり情報量が多かった……。ユリシーズはすべてを更地にしてやり直そうとしたのだろうが、今までのDLCに伏線として出た理由はよくわからないし、ED-Eが死んでも感動を呼べる物語でもなかったし、何より日本では発売から時間がかかりすぎており没入感が削がれまくりだ。そして、相変わらずフリーズも多く、やたらと難易度の高いこのLonesome Road、なんとも疲れる内容だった。

 なあユリシーズ、たいそうな考えがあるのはなんとなくわかるのだが、もう少しわかりやすく聞けるように話してくれなかったのか? 構成を物語とをもっとうまく重ねることはできなかったのか? もっとも、すべてが終わったあとにこんなことをぼやいても、何もかも遅すぎるのだが……。
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Fallout: New Vegas 26 Lonesome Road Part2

前回までのあらすじ

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 僕はもうひとりの運び屋「ユリシーズ」に呼び出され、ザ・ディバイドへとやってきた。だが、そこは嵐と瓦礫、そしてミサイルと化け物ばかりの死んだ街であった。

 ED-Eと共にミサイルの弾頭を破壊しつつ先へと進むも、この相棒は奇妙なメッセージばかりを伝えてくる。ある時は、彼の産みの親であるDr.ウィットリーのログテープを。またある時は、ユリシーズのメッセンジャーとして彼の肉声を。

 いったい、ユリシーズはなんのために僕をここへ呼び出したのか? 復讐ではないとのことだが……。

○ Fallout: New Vegas 26 Lonesome Road Part1
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ザ・ディバイドはわかりにくすぎる

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一度に喋りすぎだ

 前回は爬虫類の化け物がいるトンネルを通っていたが、なんとか表に出ることができた。すると、またED-Eを通してユリシーズが話しかけてきた。しかし、相変わらず彼の言っていることはよくわからない。

 彼は「ここには教訓がある。何かに固執しすぎると壊れるかバラバラになってしまう」と言い出し、いずれベガスもこのザ・ディバイドと繋がってしまい、あの爬虫類モンスターであるトンネラーがやってきて破壊が起こってしまうというのだ。連中は地下にあった人間の死体が放射能で変化したというのである。よって、どこへでも行ける上に繁殖力も高いようだ。

 そして、このザ・ディバイドについて多少は聞き出すことができた。ここはNCRが確保しようとした補給ルートなのであったが、リージョンが邪魔をして分断をしようと考えていたそうだ。だが、事故が発生して、両方の兵士はマークドマンと化してしまったとのこと。

 また、ベガスはMr.ハウスの作った劇場であり、人々は伝統や習慣を失ってしまっているというのだ。あの電灯の光は虚飾に過ぎず、歴史を大切にしなければならないと考えているらしい。……それはわかったが、何を言いたいのだ? そう問いかけようとすると、彼は通信をやめてしまった。

 まったくもって新事実が次から次へとやってくる上に、どれも中途半端に語るから意味がわからない。不親切な語りすぎてついていけないぞ。いったいヤツは何がしたいんだ?

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落ちると即死だ

 今度はハイロードという、荒廃したハイウェイを進んでいく。なんでもユリシーズによれば、この道は僕の故郷へと繋がっているようだ。しかしそれは僕が生まれ落ちた場所ではなく、自分が何者かを理解できる瞬間だそうで……。本当に訳がわからない。とにかく「太陽に向かって西へと進み、太陽が朽ちるように歩き続けろ」だそうだ。

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いつも途中で口を挟む

 襲いかかってくる妙に強いデスクローを倒しつつ先へ進むと、ED-Eがまたもやドクターの音声を再生しはじめた。今度は、いよいよアイボット(ED-E)たちの研究を中止して、資材を他の装備に使えと命令されてしまったようだ。

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平和なんてどこにもないよ

 ハイウェイを進みきり下へ降りる。もはや面影もない雑貨屋にはこんな物悲しい落書きが書かれていた。なぜか、しばらくこれを眺めていることになってしまう。

 ……というのは感傷に浸ったからではなく、道がよくわからずにここをウロウロしていたからである。このザ・ディバイド、一本道のくせにたいへん迷いやすいのだ。まったく、ふざけやがって。

今度はミサイルで爆発だ

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スイッチがあれば押す

 ようやくハイウェイを進みきると、アシュトンサイロに到着した。ここではミサイルが発射できるのだが、そういえばユリシーズが発射しろと言っていたような、言っていなかったような。

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自分のほうに落ちなくてよかった

 よく覚えていなかったが、とりあえず発射してやった。だが、このミサイルは妙なところに行って爆発してしまったのだ。やれやれ、なんだか妙なものに手を出してしまったかもしれない。

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まとめてやってくれないか?

 続いてはミサイルの落下地点へと向かうのだが、またED-Eがドクターの音声を出し始めた。前回の会話の通り、アイボットは他の兵器にパーツを使われて解体されそうになったので、ドクターはナヴァロ前哨基地に彼らを逃したようだ。そこでエンクレイブと合流させる考えだったようである。

 ED-Eはその逃げ出した後がたいへんだったかと言うかのように、Beep音を鳴らしてボディを動かしている。どうもタダのロボットのくせに、こういう時だけ感情が見えるのだ。

 ところで、モハビにいるED-Eのクエストをやればわかるのだが、このタイプのアイボットは皆こうしてエンクレイブに流されたようだ。エンクレイブは戦前の合衆国を守ろうとする過激派集団であり、このアイボットたちはエンクレイブのプロパカンダラジオを流すために使われている。それが彼らにとって幸福かどうかはわからないが、鎧の金属にされるよりはマシだろう。

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エレベーターで地下へ

 さて、そろそろお喋りもほどほどにして爆心地へ行ってみようではないか。エレベーターにはトンネラーたちが飛び移ってきてかなり危険であると同時に、死体がクサすぎる。

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ちょうど通れそうになっている

 こうして辿り着いたミサイルが落ちた施設には完璧な穴が開いており、どうにも窮屈そうな地下へと道が繋がっているのであった。随分と都合のいい穴だが、これもユリシーズの策略か?

話が難解だよユリシーズ

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ようやく外か

 敵を退けつつ地下を超え、サンストーンタワーを経由し、傾いたマンションを超えて、再びザ・ディバイドの外へ。ようやく表に出られるわけだが、出たらきっと長い話が待っているのだろう。

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予想済みだ

 やはりユリシーズから連絡が入った。ここから先にあるのはザ・ディバイドの末端であり、僕の作品だというのだ。つまり、ザ・ディバイドは僕が作ったらしく、しかも合衆国の印がついたものを届けたのだが、それが喋る起爆装置だったというのである。そいつが動き出したせいで、あたりのミサイルを起爆させたというのだ。

 いや待て。いきなり国を作っただの起爆装置だの言われたがなんなのだ? そんなことは記憶にないし、ゲームにも存在しないぞ。急に言われたとしても混乱するばかりだ。事実だと? 後付けじゃないか!

 ともあれ、僕はこのザ・ディバイドを発展させたのに破壊してしまい、放射能と地震だらけの死の街にしてしまったようだ。そして、ここにいたNCRもリージョンも、ユリシーズもまた巻き込まれてしまうことに。だが、僕の持ってきた喋る起爆装置がユリシーズのジャケット、つまり合衆国の印を認識して自動で彼だけを助け出したとのこと。

 やはりユリシーズは僕に復讐するつもりだったのか。そんなことは知らなかったので、それは事故だと言い張ろうとするも、彼の目的は復讐ではないと言うし、僕の無知による事故は別に関係ないとのことである。ますますヤツが何をしたいのかわからない。

 ところで、もともとこのザ・ディバイドには旧世界のシンボル、つまり星条旗のようなシンボルがあったそうだ。同時に、ここにはNCRよりもシーザーより、人々が強く生きられるよりよい何かがあった。それは人々の架け橋のなるはずだったが、僕のせいでこうなってしまったとのこと。

 ユリシーズは本来シーザーの命令でここに来ていたようだが、そんなことはどうでもいいそうである。どの旗の元にいようとも、あれを無視できる運び屋はいない。そして、どちらか一方を殺せば両方の陣営も簡単に殺せるのだと言っていた。

 かなり意味不明の文章になっているだろうが、書いている僕もよくわからない。できる限り文章を直してはいるが、プレイしている最中も彼が何を言っているのかはよくわからないのだ。おまけに固有名詞も多いし、翻訳のせいかわかりにくい箇所が多いし、そもそも言い回しが抽象的なのだ。それに、僕の知らない過去を話されたところでなんだというのだ。

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こちらもしつこい

 先へと進むと、ED-Eのメッセージログがまた再生された。彼はドクターの元を旅立ったあと、子供に拾われて修理されたようだ。その様子はまるで子犬を拾う親子のようだが、ともあれきちんと修理をしてもらい、イリノイという場所にいったようだ。

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ここでまた行き先がわからずに迷う

 さて、ユリシーズは谷と瓦礫を超えた先で待っているとのこと。ならば行ってやろうではないか。お前を殴ってわかりやすく話をさせてやる。

もはや理解が追いつかない

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マジで何回あるんですかねこれ

 道中、またもやED-Eの記録が再生された。彼はレイダーに撃たれ、メイン制御ジェットを破壊されたようである。彼の旅はとても辛く、寂しかったようだ。ロボットのくせに震えることからそれがよくわかる。

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戦闘はだいぶ単調だ

 そして、薄暗い洞窟を抜け、埋もれているビル群を抜けていく。これをすべて僕がやったというのだろうか。とはいえ、僕は運んだだけで……。いや、ユリシーズはそういう態度が気に入らないのかもしれない。そうでない時だって、プラチナチップを気軽に運んでしまい、世界の方向を変えてしまったではないか。いや、そもそも先ほども適当にミサイルを撃ってしまったのだ。

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ああもうしつこい

 またもやED-Eからメッセージが。今度はビデオ番組の一部が流れてきており、どうもまた別の人に修理してもらった様子が知れた。どうやら彼の旅は順調のようである。

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だから話を詰め込みすぎなんですよォー!

 瓦礫を抜けた先で、今度はED-Eを通してユリシーズが話しかけてくる。どうせまた長話になるのだろう。そろそろ勘弁してくれ。

 だが、言い出したことは意外だった。なんとユリシーズは、この先に来る必要はないと言い出すのである。もう僕がこの機械(ED-E)を導かなくとも、ここならば自動で動かすことができるというのである。ということは、僕を呼んだのはそもそもそれが目的だったのか? いや、だとしたら、お前は何がしたいんだ?

 ED-Eもまた我々のようなメッセンジャーであり、歴史を運んでいるとのこと。彼らの中にはザ・ディバイドの残骸が存在しているそうだが、それがユリシーズの目的か?

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またもや爆発

 すると、ユリシーズはED-Eを操り強制的に僕から引き剥がしてしまった。ちくしょう、一体どこまで自分勝手なんだ。せめてわかるように話をしろ!

○ Fallout: New Vegas 26 Lonesome Road Part3
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1249.html
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Fallout: New Vegas 26 Lonesome Road Part1

Lonesome Road

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 『Fallout:New Vegas』のダウンロードコンテンツ第四弾「Lonesome Road」が2012年1月17日に配信された。もはや「Skyrim」をプレイしている人が多い上に、作品発売から1年と2ヶ月ほど経ってしまっているではないか。

 いくらなんでも遅れすぎて困ったものだが、ストーリーが結末へと向かう上に、DLCとしても最後となっている。いや、正確に言えば最後は武器追加コンテンツなのだが、そちらにはほとんど内容はないので、これが最終章といえよう。

 「Lonesome Road」の舞台はザ・ディバイド。プレイヤーはもうひとり運び屋、ユリシーズからの接触を受け、地震と嵐に閉ざされたザ・ディバイドへ向かうことになる。ユリシーズは僕の名前を見てプラチナチップの運搬を断ったほどに、切っても切れない関係がある男のようだ。果たしてザ・ディバイドで待ち受ける運命とはいかに。

ED-Eとザ・ディバイドの探検だ

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毎度の展開である

 DLCを導入するといつものようにメッセージがやってきた。プリムの西にあるスクラップ場へと導く通信であり、「キャリア・シックス ─ ユリシーズ」というメッセージが届いている。これは送り主の名前のようだ。

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意味深な落書き

 さっそくスクラップ場へ向かうと、なんだかやたらと落書きがしてある場所からザ・ディバイドへと行けるようになっていた。「寂しい道」やら、「キャリアーシックス(六番目の運び屋)」と書かれているが、向こうの運び屋はなんのために呼び出したのだろうか? まったく覚えがない。

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久々に行く滅びた街

 中へ入ると、いつものような前置きストーリーはなく、すぐにザ・ディバイドへと入ることができた。瓦礫ばかりの茶色い街が嵐によってより荒らされている。モハビでは見ることもないほどに荒廃しきっており、核戦争で滅んだ死の街なのだろうか。

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帰れとな?

 近くにあったミサイルサイロから奥へと進もうとすると、「YOU CAN GO HOME COURIER」という落書きが残されていた。「家に帰れよ! 運び屋」と訳せばいいのだろうか。まったく、呼んでいるのだか帰ってほしいのだかはっきりしてくれ。

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こいつと旅ができるかもしれない

 そして、先へ進むとED-Eを発見した。これはモハビにあるものとは違う個体のようだ。ここで会ったのも何かの縁。起動させてみようではないか。

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相変わらず愛嬌のあるやつだ

 彼を起動させると、いきなり「飛べラルフィ! もっと早く!」となんらかの音声記録を再生しはじめた。どうもDr.ウィットリーという男に造られたことが音声記録からわかるのだが、その後はED-E自身の発するBeep音ばかりでまったくもって話にならない。どうも喋ってはいるようだが……。と思っていたら、プレイヤーキャラのほうはそれだけの情報で話を理解しているのだから恐ろしいものよ。

 ともあれ、このED-Eには行くべき場所があり、この施設から先へ進む手助けをしてくれるとのこと。それならば助けた甲斐もあるというものだ。

ED-Eとザ・ディバイドの過去とは?

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こいつがいなければ店も使えない

 このED-Eはショップモジュールを持った機械を起動してくれる他、ロックされている扉の管理をしているPCを弄って道を開けてくれるのである。戦闘面でも頼りになるやつであり、このザ・ディバイドを進むには欠かせない存在なのだろう。

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どこへ飛ばすつもりだったのやら

 更に先へ進むと、ロケットが高くそびえ立っていた。どうも戦前の技術が使われた立派なミサイルだったようだが、こんなものが未だに残っているとは。NCRかシーザーが目をつけて奪おうとはしなかったのだろうか。

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急にテープをつけるなよ

 ロケットの周りにあるスロープを登っていたところ、いきなりED-Eから男の声が聞こえてきた。何事かと思えば、Dr.ウィットリーがDr.グランドという女性に嫌味を言われているシーンの音声記録のようである。彼女は、ふたりの上司であるオータム大佐が仕事の遅れに対して苛ついているとのことを言っていた。Dr.ウィットリーはED-Eをかわいがりつつ研究しているせいで、成果があまり出ないようだ。

 どうもこのED-E、その様子をこっそりと盗み聞きしていたようだ。この記録を聞かせたということは、おそらく何か伝えたいことがあるのだろうが……。これだけではよくわからない。

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都合よく壁に刺さっているマークドマン

 先へと進むとマークドマンなるものの死体を発見した。どうやらこのグール連中がこの基地を襲ったらしく、警備ロボットと戦ってこうして死ぬことになったようだ。やはりこのザ・ディバイドにも略奪者がいるということか。

運び屋と運び屋の接触

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いきなり人格が変わるED-E

 ようやく表に出たと思うと、ED-Eがまた男の声で喋りだした。しかも先ほどのドクターとは違う。「危険を冒してここまで来たか」と妙なことを言っているのは、ユリシーズ。もうひとりの運び屋だった。

 彼は何年も僕を探していたらしく、ついにこうして呼び出すことができて嬉しいようだ。もっとも、ニューベガスの人間がここに来ることは喜んでいないそうだし、なんらかのよからぬことを企んではいそうなのだが。

 ユリシーズという名前は本名ではなく、第18代アメリカ大統領のユリシーズ・シンプソン・グラントから取っているようだ。かつてふたつの旗を統一したものの、結局は病に倒れた人物であり、この運び屋は、この人物の“歴史”を重んじているようだ。

 はたして彼は何をしたいのか? 僕を殺したいのかと聞けばそうではないと言う。そして、「君は自らの道を見つけねばならない」と言い出した。そして「それはアメリカの幼根を眠りから覚ますということだ」そうで、なんの話をしているのだか。とにかく、ED-Eと共に弾頭を破壊する起爆装置を探せというのである。

 まったくもって意味がわからないヤツである。ユリシーズは僕のことを探しているようだし、相当因縁のある相手のはずだ。だが、覚えはないし、話をしても抽象的なことばかり。人を呼びつけておきながらなんなのだ。

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それにしても汚い街だ

 ともあれ、ED-Eと共にこのザ・ディバイドで起爆装置を探さねばならないらしい。ミサイルの弾頭が至るところに落ちており、あれを壊しながら先へと行けということか。

 この街にいるのは先ほどのマークドマンというグールばかり。襲いかかってくるのでぶっ殺しつつ、落ちている軍用レーションを拾い、ボロボロの家屋でそれをかじり飢えを凌ぐ。それにしても砂埃が顔にやたらと付着して気持ちが悪い。本当にここは死んだ街である。

爆発と化け物だけの街、ザ・ディバイド

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起爆装置もまた適当に落ちているものだ

 マークドマンを退けながら探索すると、ようやく起爆装置を発見することができた。これで行けなかった場所へと進めるようであり、そうして道を探していく一本道の構成になっているようだ。

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カッコいいだろう?

 ところで、道中で拾ったこの連射ロケット砲が実に素敵だ。これでグールどもを問答無用でぶっ飛ばす! ミサイルも大量に落ちているので、ここでは爆発が思う存分楽しめる。

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これが弾頭だ

 爆発といえば、先程拾った起爆装置もいいものである。落ちている弾頭に向かってしばらく起爆装置のレーザーを当て続けると……。

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離れてやりましょう

 ドカーン! と大爆発して道が開けるどころか自分まで爆死した。まったく、ここは爆発しかない街なのか。

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しかし破壊をして先に進むとは行き当たりばったり

 弾頭を爆破させて先へと進むと、崩壊したオーバーパストンネルへと続く道を見つけた。どうやらここからユリシーズの元へ行けるようである。

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突然発狂するED-E

 中へ入ると、またED-EがDr.ウィットリーの声で喋りだした。なんでもオータム大佐から、もっと能率的にED-Eの開発をしろと絞られたとのこと。おかげで論理的なプロセスや人間らしい扱いをすっかり忘れられているようで、かなり苦労したようだ。だが、博士はED-Eを大切にしていたらしく、この音声記録の後半には、彼がロボットを自分の子供のように慰めている様子も収録されていた。

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トンネルといえば敵だ

 ところで、このトンネルは薄暗く今にも化け物が出てきそうだ。その予想は見事に正しく、道中にあった死んだNCR兵の死体が持っていた記録を見ると、光に弱い半ヒューマノイドがいるというのだ。フラッシュバンが弱点とも書かれていたので、この死体から拝借することに。

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アルゴニアンと違って知性はないようだ

 そして、期待を裏切らずトンネラーという奇妙な爬虫類が現れた。穴から穴へと素早く動きまわる厄介な野郎で、フラッシュバンで怯ませたところをチェーンソーでぶった切ってやる。返り血が気持ち悪くて仕方ない。まったく、ザ・ディバイドにはまともな人間がいないのか? こんなところに来るんじゃあなかった。

○ Fallout: New Vegas 26 Lonesome Road Part2
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1248.html
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Fallout: New Vegas 25 Old World Blues Part4

前回までのあらすじ

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 ブルースに惹かれビッグ・エンプティへやってきてしまった僕は、ロボトミー手術で脳みそと心臓と背骨を奪われてしまう。それを取り返すためにしぶしぶDr.クラインの言うことを聞き、Dr.モビウスと戦うことになってしまった。

 X-2アンテナにかわいいかわいいステルススーツMk.II、そしてフォースフィールドを消せる音波発声器を手に入れた僕は、いよいよDr.モビウスの本拠地へと乗り込んでいく。果たしてアイツは何を考えているのだろうか。

○ Fallout: New Vegas 22 Old World Blues Part1
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1185.html

○ Fallout: New Vegas 23 Old World Blues Part2
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1186.html

○ Fallout: New Vegas 24 Old World Blues Part3
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1187.html

諸悪の根源は“逆”だった

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ここが悪の本拠地か

 前回で装備は整え終えたので、いよいよDr.モビウスの本拠地へと乗り込むことになった。しかし、立ち入り禁止ゾーンの割りにすんなり入ることができたのが気になる。どうなっているんだ。

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なんかでかいロボ・スコルピオン

 中に入ると、なにやらでかいプラモデルのようなものが。ハァ、これは一体なんだと思ったら、なんだかスケールの狂っているロボ・スコルピオンがいるではないか。どうもこれがDr.モビウスの最終兵器らしい……っておい、なんかでかいぞ。動いたらやたらでかいぞ! こちらの体積の100倍以上はあるんじゃないか!?

 あまりにも大きすぎて勝てそうにもなかったので、ドローンを起動して無理やり対抗させたが意味はなかった。あまりにも力量差が大きく、一瞬で消し飛ばされてしまうのだ。

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あっさり死す

 だが、しゃがんで隠れてしてしまえば相手はこちらを見逃し始めたのだからなんともマヌケだ。かわいいステルスアーマーちゃんのおかげで、いきなり現れたボスもあっさり倒せてしまった。

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シンク・タンクと同じ風景だ

 これでようやくDr.モビウスの本拠地へたどり着いた。そしてヤツを発見。しかし、いざ決戦というはずなのに、なんだか知らんがヤツは普段通りにパソコンを弄っている。どうなってるんだ?

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威厳のないDr.モビウス

 おまけに顔を合わせてみれば、Dr.モビウスはボロボロではないか。おまけにこちらを脳の持ち主であることを認識しておきながら、争う気配がない。それどころか憔悴したジジイのように大人しい。

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記憶が狂っている

 話を聞いてみると、Dr.モビウスはメンタスの取りすぎで記憶中枢がブッ飛んだり、長く生き過ぎたせいで既に限界が来ているそうだ。片方のモニターは壊れてノイズが見えるようになり、脳は薬物に犯され正常ではなくなり、ひたすらに科学を求め、科学を忘れていく……。床に方程式を連ねて記憶をとどめようとする姿は、実に哀しい。

 それで憎悪も忘れてしまったのかと思ったが、どうもそういうことではないらしい。事情を聞くと、彼はこの事件の真相を話してくれた。

 Dr.モビウスは常に科学を求め続け、とある残酷な答えに気づいてしまった。それは、とにかくシンク・タンクの連中を止めなければならないということ。その理由は簡単で、彼らの行き過ぎた科学がむやみ外に出てしまった場合、混乱させる結果にしかならないからだ。

 これは正しい考えで、既にエリヤのような危険人物に技術が漏れているし、モハビもカサドレスのせいで危険な場所が増えている。そもそも研究所も危険のほうが明らかに大きいわけで、もし彼らが外に出て、技術をやたらと漏らしてしまったら──。モハビは混迷を極めるだろう。

 そこで彼は、シンク・タンクの連中の思考をループさせるようにハッキングした。そう、モビウス(メビウス)・ゼロ(円)・エイト(無限)といった名前は、すべてループのシンボルである。ただひたすらに科学を求め続け、ずっとビッグ・エンプティにいさせるよう仕向けたのだ。

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マヌケなのではなく、記憶がおかしかったのだ

 こうして彼らは自分が何者であったかも忘れ、ただひたすら科学をするのみになった。なぜ科学をしなければならないのか? どうして自分はここにいるのか? 世界のためなのに、なぜシンク・タンクにこもりきりなのか? 彼らはそこに気づいていないのではなく、忘れるようにさせられていたのだ。

 そして、Dr.モビウスはサイコでトリップし、シンク・タンクの連中を脅すことにした。これによって恐怖心を与えておけば、現状を維持することしか考えられない。ついでに洗脳する電波も送り込んでいたようだが、残念なことにこの計画は失敗に終わる。

 無論、失敗の切欠は運び屋、つまり僕がやってきたことだ。僕が物語のはじまりに脳に受けた傷、つまりゲーム開始時に銃で撃たれた傷が、なんだかよくわからないが特別だったようだ。とにかく僕は、ロボトミーをされたのに脳を戻せと主張してきたのである。このせいで彼らは、うまく摘出した脳を埋め込めば、肉体を得られる。肉体があれば、フェンスを越えることもできる。外の世界があって、自分たちが行けることを理解してしまったのだ。

 そもそも、今回集めた武器はすべて脳移植のための装置だった。X-2アンテナは脳のアルファ派を収束させるもので、ステルススーツは心臓レギュレーター、音波発生器は、そもそも医療用で脊椎に使うものだった。

 Dr.クラインがこれを侵略の武器とだけ認識していればよかったが、これによって脳移植をする方法に気づいてしまった。前回の記事で次のように書いたが、それはこのことだったのだ。

同時に“脳を元に戻す技術”も理解できたようだ。このあたりはあまりよく意味がわからなかったのだが、どういうことだろうか? まァ、戻せるならばそれに越したことはないのだが……。


 ともあれ、Dr.モビウスはすべてを諦めたようだ。僕の脳は自分の好きにしていいとのこと。あとの選択は、すべて僕の手に委ねられた。

僕の脳が反抗期

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自分の脳を見るとはなんと奇妙な体験か

 そして、ようやく自身の脳に遭遇。ああ、愛しき僕の脳。すぐ帰ってきたまえ。

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自分の脳なのにムカツく

 ……と思ったら、コイツはなんだかやたらと喋る。口もない脳のくせに。おまけに皮肉っぽく、放射能にまみれたウェイストランドや、汚くて危険なVaultを探索するのがイヤだと言いやがる。おいおい、冒険家の脳みそがそんなに軟弱でいいのか? ついでに脳のほうで分泌物質を出してるんだから、自分のほうが偉いとでも言いたそうだ。

 まったく、こんな皮肉屋の脳みそを持っているヤツの顔が見たい……、なんて脳無しな発言はさておき、体がなければ脳も意味は薄い。体のほうからも分泌液を出していて、同じく依存し合ってる存在だからおとなしくしろと説得した。

 だが、脳は体に戻る気はないそうだ。ここでは平和と安らぎ、安全を得られると思っているそうで、この世界では毒や放射能とケガ、排尿の心配をするのがないのが最高だそうだ。まァ、ケガや排尿の心配についてはわからんでもない。ウンコを漏らしそうな時なんて、脳に多大な負担がかかっていそうだ。

 とはいえ、やはり元々の相棒であることは確か。スピーチスキル100の説得のお陰で戻ってきてくれることに了承してもらえた。もっともまだ問題はあって、元に戻す手術はDr.クラインに頼まなければならない。だが、連中は僕の脳を使ってレーダーフェンスを越える方法を見つけたがるに違いない。こうなると信頼できるか怪しい。

 もはやこうなれば、ぶっ殺して施設を奪うしかない……、と僕の脳は言う。だが、体のほうの僕は、それをあまりしたくなかった。彼らは確かにイカれたクソ野郎だが、同時に哀しい宿命を背負った人間なわけだ。出来れば説得をしておきたい。

シンク・タンクのドクターを止めろ!

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いつになくコワイ雰囲気

 シンク・タンクに戻ると、あたりは赤くてなんとも気味が悪い。そしてドクターたちに話しかけると、やはり脳をよこせと言って来た。今まで監禁されておりひたすらに辛かった気持ちはわからんでもないが、こっちの脳みそをくれてやろうという気にもなるまい。

 もはや話し合いをできそうにない……、が、ここでスピーチスキルが炸裂。今僕の中に入っている脳は、Dr.モビウスのものだとウソをついた。そして声色を変えて連中を騙し、Dr.モビウスとして協力を要請した。つまり、外に出してやることはできないが、ここで世界のために科学を役立てないかと説得したのだ。

 最初こそ半信半疑の彼らであったが、結局は納得してくれた。今まで意義もなく研究をし続けていた彼らにとって、仕事にも意義が見つかるということはそれだけで嬉しかったのだろう。そう、生物らしさを少しでも与えてあげれば、理解してくれるのだ。

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そしてクリアへ

 こうして「Old World Bules」はクリアとなる。運び屋はビッグ・エンプティの番人としてその地を見守り続け、人助けが必要な時のみ科学技術を持ち出すことにした。

 この後、エンディングとして後日談が語られる。Dr.モビウスは人間を強化する研究に没頭しているようだが、なかなかうまく行かなかったらしい。しかし、メンタスが切れた瞬間にすべての失敗を忘れたので、落ち込むことはなかったようだ。

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殺さなくて済んでよかった

 シンク・タンクのドクターたちは、ルーチンワークを続けることになった。それでも以前よりはいくらかは幸せになってくれただろうか?

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こいつらの末路まであるのか

 また、施設の中にいるブックシュートやシンクのその後まで見られるのだから笑ってしまう。ついでに研究施設たちも意思があるようで、それぞれの行動が見られた。

流し台は、近づくものは何であれ容赦なく洗い続けた。


 トースターは相変わらず発狂しているし、流し台は上記の引用で相変わらず笑えるし、どこまでユニークなんだこいつらは。

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脳よさらば

 だが、説得にウソを使ってしまったせいで、僕は脳を置いていくことになってしまった。なんだか納得がいかないが、これはこれで幸福かもしれない。しかも、僕の脳は、僕に敬意を払って新しい体を得ることもしなかったというのだから、いい相棒だ。

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「旧世界のブルース」という意味が変わった

 ウェイストランドには「旧世界のブルース(Old World Bules)」という言い回しがある。過去に執着するものは現在が見えず、未来も見えるはずがないという意味だそうだ。

 だが、フーバーダム第二の戦いのあと、別の意味で使われるようになった。悲哀の、郷愁の表れと見られていた場所が、可能性を見出す場所になるという意味だ。つまり、ビッグ・エンプティは明らかに戦前の遺物だったが、僕がシンク・タンクを残す選択をしたことによって、ここが未来への科学の可能性となったのだ。

 こうしてビッグ・エンプティには希望が残された。説得に失敗していればシンク・タンクのドクターたちを殺すエンドになっただろうし、もしそうなったら希望はなくなっていただろう。そう考えると、僕の脳以外にはなかなかのハッピーエンドと相成ったのではなかろうか。

これにてハッピーエンド

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脳の入れ替えはエンディング後にも可能

 そんなわけで僕の脳みそが帰ってこないことには弱ったが、実はオートドクターを使えば後からでも脳を入れられることがあっさりわかった。ヒュー、エンディングの唯一の悲しさをぶっ飛ばすなんて、科学はイカれてるぜ。

 また、ビッグ・エンプティにはこれからいつでも行くことができる。まだ見つけていないロケーションもあるので、探索としゃれ込もうではないか。

 おまけに、シンク・タンクの家は僕のものとなる。帰ってきて早々、トースターや流し台、スイッチ女たちがドクターの野望を止めたことをお祝いしてくれた。今までずっとひとりでモハビを旅していた僕は、なんだかこれが妙に嬉しかった。

 僕のことを待ってくれている人がいる。僕のことを気遣ってくれるステルスアーマーちゃんまでいる。今までの旅がひどく孤独だったことに気づいて、そして今はそんなこともないことを知って、妙に嬉しくなってしまった。どいつもこいつもメカだけど。
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