2013/03/07
Biohazard 6 08 DLC「SIEGE」モードはいくらなんでも遅すぎだ
「バイオ6」の対人戦にモードが更に追加
2013年3月5日、『Biohazard 6』で更なる追加コンテンツ「SIEGE」モードが配信された。これは3対3、BSAA訓練兵を守るエージェントとそれを殺そうとするクリーチャーに分かれて戦うモードである。
……なお、前回配信されたDLCは2012年12月18日で、そもそも本作の発売日は2012年10月6日である。このDLCは本作の寿命を延ばすために用意されたものなのだろうが、いくらなんでも遅すぎやしないか。
さておき、ルールを簡単に説明しよう。前述のようにこのルールは、クリーチャー(Attack)側とエージェント(Defense)側に分かれ、制限時間の3分間、BSAA訓練兵を殺す or 守る必要がある。
なお、どちらのチームも互いの陣営を一度ずつプレイし、どちらがより良くBSAA訓練兵を守れたかで勝敗が決まる。
BSAA訓練兵はAI操作であり、プレイヤーの簡単な指示を聞いてくれる。エージェント側の基本はこいつを誘導しながら逃げまわり、逆にクリーチャー側はこいつを追いつめていくわけだ。
お互いに死亡してもすぐリスポンできるうえに、BSAA訓練兵は一度足が止まるとかなりモタつくので、勝負は一瞬でつくようなケースが多いだろうか。
何が悪いかといえば今更過ぎるのが悪い
さっそくプレイしてみたものの、最初はルールがよくわからなかった。「SIEGE」で重要なのは“BSAA訓練兵がどれだけ長く生き残れたか”というところなのだが、それを伝えきれていないだろう。クリーチャー側からすると、BSAA訓練兵もエージェント(しかも3人)も攻撃対象なので、誰を攻撃すべきなのかわかりづらい。更に、勝敗が生き残り時間で決まるので、終わったあと勝ったのか負けたのかもなんだかはっきりしない。
おそらく「SIEGE」は、BSAA訓練兵を連れて逃げるエージェントと、それを妨害するクリーチャーの読み合いが醍醐味なのだろう。しかし残念ながら、ルールがわかりにくいためかそういう読み合いになることは少なく、バラバラにぐだぐだ戦っているだけという印象が強い。
おそらくこれは見知った人同士で戦術を磨き合うモードなので、あまりパブリックマッチで遊ぶものではないのだろう。もっとも、今更になってフレンドを集めろというのは無茶すぎる。
せめて、これが発売直後から遊べたならばと思わずにはいられない。作品の延命が大きな課題だというのはわかるが、作品の旬を生かすことがないがしろにされていいのだろうか。