2014/01/16
DLC 第2・3弾は、ダウドが女王を殺したことについて(プレイヤーも)悩む物語 『Dishonored』 05
DLC2・3は、本編において憎むべきだった相手が主役に
『Dishonored』のDLC第2弾『The Knife of Dunwall』と、第3弾『The Brigmore Witches』をプレイしたのだが、これは続き物なのでまとめて記事にしてしまおう。それぞれを切り出しても仕方がない。
さて、このDLCの主人公はダウドである。本編では女王を殺したあげく、その娘も誘拐したというロクデナシのクソ野郎なのだが、実はその行動が彼の本意ではなかったらしく、それに悩まされつつ「デリラ」という存在を追うことになるという物語である。
なかなか意味のわからない説明になってしまったが、実際のところ話としては後付けになるのだろう。さておきゲームとしては、本編のミッションが増えたと解釈するといいはずだ。細かい部分(超常能力やガジェット)に違いはあるものの、やることは同じようなものである。
とはいえ、新規マップがあり、新しい敵もいるわけで、本編のゲームプレイに物足りなさを感じたのであれば嬉しいDLCとなるだろう。まさしく本編が増えたようなものなのだ。
ひどい実績以外は特に何事もなくおわり
そして、本編の気になる点もほとんど同じまま引きずり続けている。たとえば物語が薄いのでダウドの「女王を殺した葛藤」がまったくわからなかったり、相変わらずシステムや話からは不殺ばかりが評価されたり……。選択による結果の差異も存在するものの、これもやはり不殺が前提になっているように見える。
そのため、僕はやはり本編と同じ形で、とりあえず1周目は殺しまくりの見つかりまくりでクリアし、2周目は得た知識で不殺・未発見を目指すも、割と安定したルートになって特に感慨もなく終えてしまった。
よって、本編を遊んだ段階でほとんど書くべきことは終わっていたと言えるだろう。いや、DLC第1弾「Dunwall City Trials」の実績は本当に叫びだすほどムカついたシットであったということは、しつこくても書いておかねばならない。