デッドライジング 2 1日目・チュートリアル

いざ『デッドライジング 2』の世界へ

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待っていました
 ゾンビパラダイスアクション、『デッドライジング 2』を購入した。前作と同じく、プレイヤーには広大なフィールドと多数のアイテム、更にミッションとストーリー、そしてわんさかとゾンビが与えられる。それを好きに使って遊べば良い、という作品だ。今回はこのゲームのプレイ記録をつけていこう。

 今作はアイテムや新要素であるコンボ武器などが増え、舞台はフォーチュンシティーというカジノやショッピングモールが併設された場所になった。そして、主人公はチャックという壮年男性。ゾンビに噛まれウィルスに感染してしまった娘のケイティーを救うため、ゾンビ化の進行を防ぐ「ゾンブレックス」という高価な薬を集め続けているという悲しい背景を背負った人物である。

 このゾンブレックスという薬、24時間に1度注射せねばならず、しかもゾンビ化の進行を防ぐだけで抜本的な解決をしてくれないという、ビデオゲームのルール付けのために生まれたような代物である。現実に存在していたら実用的じゃねーよ! と針を医者の頭に突きさしまくっているところだろうが、とにかくこれを常に集め続けなければならないわけで、金も必要だし時間もないし、そもそも世界のあらゆるところでゾンビが発生し、大変なのである。となると、生き延びるだけでさぞ大変……、かと思いきや、案外安定している生活を送れているようなのだから笑える。無論、波乱が起き、その堅調な生活はすぐに崩れ去るのだが……。

 ところで、このゲームは何周も遊ぶタイプの作品である。主人公にはレベルという概念があり、上昇すると体力や攻撃力などが増えゲームの進行が楽になる。そして、そのステータスは、ゲームをクリアしたり、あるいはゲームオーバー時に諦めて最初からやり直すと引き継ぐことが可能だ。つまり、最初は鍛えることに尽力する方法もある。

 しかし、初回は極力諦めることをせず、引継ぎの強化はなしでシナリオを最後まで見ていこうと考えている。最初は苦労をしつつクリアを目指すことを楽しみたいのだ。マップを覚えたり、あるいはアイテムの位置を知ることも大切なため、一度目は堅実にプレイし、お遊びの要素で自由気ままに動くのはそれ以降のほうがいいだろう。

 さて、早速ゲームプレイに入っていこう。当然のようにネタバレばかりなので、注意されたし。

TUTORIAL

 場面は初っ端から、チャックが「テラー・イズ・リアリティ」というテレビ番組に参加するところから始まる。この番組は、人間がゾンビを殺しまくるという実に悪趣味すぎるもの。しかし、その分強烈な映像や危険で刺激的な競技は人の心を掴んで離さない。おまけに、誰が最もゾンビを殺せるか、という賭けまで用意されているのだから、これはもう崩れた世界の狂った楽しみとして受け入れられているのだろう。

 TKという黒人の司会が、ツインズという美人の双子と一緒にステージに立ち、観客を煽るのなんの。会場のボルテージが最高となったところでムービーが終わり、チェーンソーがついたバイクに乗ってゾンビを切りまくるというこれまた悪趣味すぎるゲームプレイが始まる。

 いやはや、僕も色々な作品を遊んできたが、一番最初にバイクに乗ってゾンビを殺すことを練習させられるゲームというのはなかなか珍しいような。確かにゾンビを殺すゲームは数あれど、普通は歩くことだとかどのボタンが何の意味を持つのか、なんてところから教えるだろう。しかしこの作品は、とにかくゾンビを殺すことから入る。一秒でも早く連中を殺したいというゲームの世界観、そしてゲームプレイヤーの野蛮さに応えた形になっているのだろう。

 ちなみにこの番組、ゾンビ権利団体の「CURE」から反発を受けているとか。それにしても、ゾンビに人権なんかを認めてどうするんだろうか。人を食らうような脳無し連中で、しかも噛まれたらお仲間入りをさせる病気まで所有しているのである。こんなのは駆逐する意味こそあっても、助ける意味なんてないではないか。それに、殺すのが忍びないとなっても永遠に隔離せねばならないわけで、権利を認めるとややこしいことになる想像しかできない。

 星真一の小説に、飼い主に扱き使われている小人へ人権を与えたら、実は飼っていると思っていた人間が逆に無理やり言うことを聞かされており、権利を得た小さなやつらがわらわらと登場し世界を乗っ取りはじめる……なーんて話があった。ゾンビに人権を与えたら、似たようなことになるのではなかろうか。まァ、本当の主張としてはテラー・イズ・リアリティが悪趣味だ、ということらしいので、一応は理屈がわかるのだが。にしてもゾンビの人権は言いすぎだろう。

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そんなことよりチャックの頭は娘のことでいっぱいだ
 どうあれ、愛娘のために働いているチャックにとっては関係のない話だ。あっさりと一位を取って賞金をもらい、番組スタッフに預けたケイティがいる部屋へエレベーターに乗って向かう。この際、ツインズになんだかやれ腰抜けだのと挑発をされたが、彼にとって重要なのは娘を守ること。金さえ、延いては薬さえ手に入ればいいのである。

 しかしそれではゲームが成立しない。エレベーターに乗っていると謎の衝撃が起こり、チャックは気を失ってしまった。気づけば扉が閉まったまま移動は止まっており、外は何か騒がしい。恐る恐る表の様子を伺ってみると、生気をなくして彷徨うゾンビどもが……。ここもまた、連中が徘徊するようになってしまったのである。まァあんな風にゾンビを飼っているのだから、遅かれ早かれこうなっただろう。

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もちろんこうなる
 ゲームプレイヤーとしてはむしろこうなってもらわないとゾンビを殺せなくて困るのだが、しかしチャックは娘のことが不安で仕方がない。足元に落ちていた消火用斧を手に取り、ゾンビの足を、腕を、頭を斬り飛ばす! 途中、何人か生存者がいたものの、そんなのは一切無視してケイティの元へ。彼女はかろうじて隠れて助かっており、二人でアリーナから逃げ出すことになった。

 ケイティを抱えながら表に出たが、やはり右を見ても左を見てもゾンビだらけ。途中何人が助けを求める人がいたが、いくらなんでも手を差し伸べている余裕はなし。こちとら子供を抱えて走るので精一杯。餌の役は彼らにまかせて、一足お先にスタコラサッサである。

 銃を持った生存者によると、この先に都合よくセーフハウスがあるとのことので、そこへ逃げることに。まァ1のゾンビ大発生から数年も経っているので、こういう緊急時の対処もしっかりしているのだろう。

 中へ入ろうとすると、警備員のオッサンであるサリバンに「ゾンビにかまれている娘は入れられない」と拒絶される。しかし、はいそうですかと表に戻るわけにも行かず、チャックは空き箱しかないゾンブレックスをさぞ持っているかのように見せて中へ入りこんだ。いやはや、愛娘のために手段を選ばないとはいえ、本当に賢く健気な主人公である。なんとなく事件に巻き込まれた1の主人公、フランクに比べると、事態に対する責任感が段違いだ。プレイヤーも感情移入がしやすいというものである。

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ステイシーに協力してもらうことに
 救助は三日後にやってくるとのことなので、それまでにいくつかのゾンブレックスを探さねばならなくなった。せっかくもらった賞金も、あたりがこれでは活用できそうにない。しかし、不運なことばかりではなく、セーフハウスで出会ったステイシーという女が薬のある場所を知っており、しかも監視カメラを通して無線連絡で協力してくれると申し出てくれた。

 彼女は前作でいうところのオティスの立ち位置である。色々と情報を与えてくれたり、同時に生存者を助けろと仕事を押し付けてくれる厄介な立場なのだが、何にせよ娘のためならエンヤコラ。しかしこの女、先ほど説明したCUREに参加しているようなので色々と問題がありそうな……。

CASE 1-1 ビッグニュース

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うさぎがおる
 さて、これから本格的にゲーム本編が開始される。舞台であるフォーチュンシティーを好き放題動き回ることが可能だ。セーフハウスにいるバニーを眺めたり、表にいるゾンビと戦いにいってもいい。

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無償で食べ放題でございます
 もちろん、店の食い物や商品を盗む、もとい拝借することもできるが、とりあえずはゾンブレックスを探さなければならない。

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どう見ても平穏ではない
 ステイシーの指示通り、セーフハウス近くの薬局へ足を運ぶと、フードをかぶった三人組の火事場泥棒を発見。薬剤師の女性を脅して、ない金庫から金を出せとバールのようなもので脅している。まったくもって穏やかではないが、人間なんてゾンビが大発生してしまえばこんなものであろう。そして、自由とはこういうことである。

 何にせよ、こいつらはゾンビ以下の連中なので死んでいただきましょう、ということで戦うことに。手元にあったバッドでガツンガツンとぶん殴って一匹倒し、そいつの持っていたバールらしき物体で、残りの二人も頭蓋骨とその中身を変形させる。しかし、ゾンブレックスを手に入れるためには仕方ないとはいえ、人殺しも躊躇わないチャックさんは本当に肝がすわっているなァと関心するばかり。愛娘を守るためだけに生きているキチガイ一歩手前である。

 死体から薬局の鍵を手に入れ、奥の部屋にあったゾンブレックスを頂く。ついでに、襲われていた薬剤師の女性をレスキュー。彼女もセーフハウスに連れていかねばならない。

 この救助作業が前作では難関であり、生存者を連れて歩けばゾンビに絡まれるし、すぐにビビって足を止めるしで非常に大変であった。しかし今作はそれが改善されており、チャックが足を止めなければゾンビの波を掻い潜ってやってきてくれる。ありがたいのだが、ちと簡単すぎて張り合いがないかもしれない。とにかく、あっさりと救助に成功し、PP(経験値)を入手。

 これのお陰でレベルが上がり、HPの最大値が増加。他にも、アイテム所持数や移動速度が上昇してゲーム進行が楽になる。つまり、人命救助は結果的に自分の身を救うことにもなるわけだ。情けは人の為ならず、という諺が身に染みる。

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人目がなかったら女装してみたっていいじゃない
 薬を手に入れ救助も終え、あとは娘に注射する時間になるまでは暇なので、やりたい放題である。さっそく隣の店にあった婦人服に着替えて、バッグでゾンビをぶん殴ってみたり……

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クマの顔がむかついたもので
 あるいは、子供用パジャマを着てクマのオモチャをぶん投げてみたりする。日ごろゾンブレックスの確保で忙しいせいか、抑圧された欲望が噴出してしまったのだろうか。チャックさんはギターを拾ってゾンビを殺してみたり、車椅子でゾンビを轢いてみたりとまさにフォーチュンシティでやりたい放題。意外な一面を見た(とか言って、操作しているのは僕なのだが)。

 そんなこんなで、隣にあった「アメリカーナ カジノ」エリアでスロットマシンを破壊して金を稼ぐという、強盗のようなことをしていたら、時間になったのでセーフハウスに戻り娘にゾンブレックスを投与。ケイティーはおとなしく携帯ゲーム機で『ロックマン』(おそらくBGMからしてX)をプレイしてパパの帰りを待っていた。痛いであろう注射も我慢でき、なんとも良く出来た子である。母親も失ってしまい、父親は出ずっぱりで本当は泣きたいはずなのに……。

 ともあれ、こうして薬を探し続ければなんとか救助が来るまでは持つだろう。これで一安心、と落ち着こうとしたところで、テレビでは今回の件が報道されていた。なんでもこのゾンビアウトブレイクはテロの可能性がある、と画面の中のアナウンサーが伝えている。そして、ヘルメットをかぶったバイクスーツの男がゾンビの檻に爆弾をしかけている映像までが流れた。

 まったくロクでもねえ輩がいるものだ、と憤慨しようとしたところで衝撃の発言が飛び出る。なんと、アナウンサーはこの映像の男が、主人公であるチャックだというのだ。しかも、ゾンビ権利保護団体の「CURE」との関連でこのテロを起こしたとかなんとか。

 紛れもない濡れ衣なのだが、これにはステイシーも一瞬動揺する。だがしかし、チャックは娘を守ることばかりしていたし、そもそもこんなことをする必要がないわけである。この説明で彼女も一応は納得してくれたが、とにかく、これでなんとしても脱出までの三日間で潔白を晴らさねばならなくなった。いやはや、娘を守りたいだけなのに、やたらと仕事が増えてパパは大変だ。

○ 「デッドライジング 2 1日目・CASE 01」へ続く
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-902.html
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結局、『デッドライジング 2』を買うことに

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消極的消去法にて

 今月頭の記事では『デッドライジング 2』を買うか否か迷っていたのだが、やはり手にすることに決めた。理由は簡単で、他に遊ぶゲームがないからである。

 どうも僕は、手元に遊ぶゲームがないと不安になる。かといって、あったらあったで、早くそれをやらねばと何かに急き立てられてしまうのだからどうしようもないが、とにかく無いと困るのだ。知人の読書中毒の方も、手元に本がなければ落ち着けない、なんて話をしていたので似たようなものだろうか。(などというと怒られそうだが。)

 とにかく、ゲームはやりたい。しかし、これといって欲しいものがない。とりあえずどれか買うとしたら、何がいいだろうか。では『デッドライジング 2』にするべきだ! ……などという、実に消極的な消去法で選択したわけである。

 さておき、買うと決めた手前、予約特典等の情報は色々と見ておきたい。そのような理由から公式ホームページを久しぶりに見たところ、なんだか色々とコラボレーション企画が増えていた。この作品は国内外でかなりの数を売ろうとしているようなので、気合の入り方も見事である。忘備録ついでに感想を連ねていこう。

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いろいろあります

 さて、『デッドライジング 2』の企画は実に様々なものがあるのだが、中でも最もインパクトがあり笑えたのが「smart」や「cool trans」といったファッション雑誌とのコラボである。ゲーム中に登場するコンボ武器を題材に、オリジナルのものを作成してしまえというもの。もう右の画像を見ただけで、色々とどうかしているのがわかる。

TOKYO STREET COMBO WEPON
http://www.capcom.co.jp/deadrising/2/tscw.html


 「smart」本誌でもオリジナルコンボが掲載されているとのことで購入してみたのだが、これまたなんともバカバカしくて笑える。39900円のデニムジャケットを身に着けたバイカー風の青年が、私物のチェーンウォレットに19800円のヘルメットをガムテープでくくりつけて武器にしている、というなんとも珍妙なものである。これが本気だったら、どう見ても頭の足りていない人である。

 モデルは普通の雑誌写真のように格好をつけているのだが、手に持つのはどーしよーもねー武器なわけで、その差異からマヌケオーラがものすごい勢いで放出されている。モデルの方も内心、撮影とは名ばかりでバカにされているのではないか、と疑っていたのではないだろうか。そして、街中でこんな人を見たら、僕はとりあえず黄色い救急車を呼ぶだろう。もちろん、そのアホ臭さが『デッドライジング 2』とは噛み合っているわけだが。

 ちなみに、雑誌での掲載は1ページのみなので、よほど物好きでなければ雑誌を購入するのは避けたほうが無難である。また、誌内でブランドとのオリジナルコラボTシャツプレゼント企画にも対応しているが、肝心の応募方法が書いていないというお間抜けな構成には思わず閉口。公式サイトでは掲載各誌を見ろと書いてあり、「smart」の該当ページにはCAPCOMの公式サイトを見ろとあり、まさしく足の上のタライである。

 ともあれ、十代後半から二十代前半の男性層に売り込む場合、ファッション誌に広告を載せるのはなかなか良い着眼点ではないだろうか。このゲームはゴア表現や暴力的な内容もウリなので、あまりビデオゲームに関心がない人がなんとなくやってみても、派手でバカでグロくて面白い、と思ってもらえそうだ。

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 逆に、無難なところでは、『モンスターハンター フロンティア オンライン』とのコラボなんてものがある。ライダースーツがモンハンのほうで使えるとのこと。これで濃いゲーマー層も抑えておく、ということだろう。

CAPCOM:デッドライジング2×MHF スペシャルコラボ
http://members.mh-frontier.jp/contents/tieup/dr2xmhf/


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 そして、様々なゲストに『デッドライジング 2』を遊ばせ、その映像を公開するということも行っているとのこと。まァこれも、最近では珍しくない手法となっているだろう。そういえば、Inside Xboxでも似たようなコーナーがあった。

 しかしこの企画、なかなか不可思議である。ネット上で有名(らしい)えどさん&ふみいちがガチでプレイするとか、グラビアアイドルの日向泉が水着でプレイする、なんていうのは対象層もやりたいことも理解しやすいのだが、俳優の高嶋政伸までもが引っ張り出されているとは一体どういうことか。

 僕が無知なだけで、高嶋政伸はゲーマーとして有名だったりするのだろうか。しかしそれならばそれは良いとして、では彼を出してどの層にどうやってアピールするのかまったくもって謎だ。「デッドライジング2のお買い求めは、ぜひともヤマダ電気で!」などと言い出すのだろうか。ゾンビに食われちまえ。

バラエティプレイ動画 デッドライジング2をやってみた!
http://www.capcom.co.jp/deadrising/2/pmv.html


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 そして、お馴染み『屍病汚染』なんかも関連コンテンツである。これに関しては過去に散々書いたのでさておき、塩山紀生が手がける『サムライ デッドライジング』というアニメまで作っているのだから、なんともやりすぎではないかと心配になる程である。

CAPCOM:映画「屍病汚染 DEAD RISING」公式サイト
http://www.capcom.co.jp/movie/deadrising/

CAPCOM:デッドライジング2「サムライ デッドライジング」
http://www.capcom.co.jp/deadrising/2/samurai/


 『サムライ デッドライジング』は『デッドライジング』に時代劇の独自解釈を加えたもの、と書いてあったので、てっきり『番町皿屋敷』のような古典的な会談話のように、女幽霊、もとい女ゾンビの怨念を描いたり、あるいは能楽の三番目物、四番目物のように、人間としての生を終えたあとに何か思いを残すゾンビを描く……かと思いきや、単なる和風のゾンビ活劇アニメになっている。

 もともと『デッドライジング 2』のゾンビは単純な敵にしか過ぎないわけで、そういう湿っぽい話はナシということなのだろう。そういったゾンビの感情を描いた映画もあるとは聞いていたので、てっきりそういう話かと勘違いしてしまったが、まったく早計すぎた。

 結局、この作品も単なるコラボに過ぎないわけである。この作品自体に何ら意味はなく、とりあえずゾンビを斬っていればいい、と。そして、とにかくコンボ武器っぽいのが出てくればいい、というわけである。そんなわけで内容を見ても非常にコメントに困るとしか言えないものに仕上がっている。まァ、内容なんて二の次なのだろう。しかし、まだいくらか笑えただけ『屍病汚染』のほうが優秀な気もする。そして、それは気のせいな気もする。

 あとは、Webラジオや定番のブログやらも当然のように用意されている。とにかく量が多く、これらすべてを見るのも一苦労だ。

ビデオゲーム的引きこもり体質

 それにしても、実に豪華である。大手メーカーの一大作品ということで注目を浴びさせなければいけないわけで、相当に気合が入っているのだろう。どんなゲームもとにかく宣伝をしなければ、手に取られることも評価されることもないわけだ。読者の方も、まったくもって日の目を浴びず消えていったゲームをいくつか知っているだろう。

 しかし、なんだかここ一年くらいは360インディーズゲームをやることが多かったせいで、こうも色々な方向からスポットライトを浴びている作品を見ていると、眩しすぎて瞼が閉じるような錯覚を感じる。僕はモグラか。

 まァ偏ったゲームばかり遊んでいると視界が歪むわけで、たまにはこうして豪華な作品を遊んでみるのも悪くないだろう。さて、内容はどのように仕上がっているか楽しみだ。
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アイマス2の署名を集めてどうするのだろうか

事の経緯

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 『THE IDOLM@STER』という、元はアーケード用に開発されたアイドル育成シミュレーションゲームがある。Xbox360では質が向上した家庭用版が発売され、来春には続編の『THE IDOLM@STER 2』が発売されるとのことである。

 綺麗で、しかも違和感のない二次元美少女キャラクターを描いた見事な3Dグラフィックが売りで、ファン人気が非常に高い作品である。先日行われた「東京ゲームショウ2010」で新作の新たな情報も入り、更に盛り上がる、かと思いきや、なにやら事態は変な方向へと進んでいくことに。

 結論から言うと「ゲームを作り直せ」という声が出るほど波乱を呼んだのだが、その新情報は以下の通りである。今まで登場するのは女性キャラだけだったのだが、2ではライバルキャラクターとして男キャラが登場することになった。そして、前作に登場したキャラクターが一部プロデュース不可(ゲームキャラとして使用不可能)になった。更に、前作には存在していたオンライン対戦がなくなったことなども問題視されているようである。

 ビデオゲームにおいては、続編が出る際にファンとメーカーの間に齟齬が生まれることはよくあることだ。僕も『アークザラッド 3』というソフトに対しては色々な思い出があるのだが……、それはさておき。

 問題の膨れ上がり方は大きく、ゲーム内容を直せ、という嘆願署名まで出る有様である。署名は7000名近くが参加しているし(2010/9/25現在)、Amazonのレビューは罵詈雑言や嫌がらせのような文章でエライことになっているとのこと。そんな風に、いわゆる炎上をするのはまァ良いとして、しかしこの署名はいったい何なのだろうか。

アイドルマスター2 竜宮小町4人プロデュース不可撤回の嘆願署名
http://www.shomei.tv/project-1606.html

署名運動の心理や如何に

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 まずこの署名活動を見た瞬間、頭の上に疑問符が浮かんだ。なぜ、来春発売予定の形が出来つつある作品なのに、不買運動ではなく修正を嘆願する署名を集めはじめたのか?

 そもそも反対されている事項は、東京ゲームショウ2010で発表された話である。ゲームはこの方向で作成されているわけで、ほぼ確定された要素というわけだろう。これを作り直せだなんて、あまりにも無茶な話ではないか。男キャラはキャストも決定しているし、曲も出来ていれば3Dモデルも出来ている。そして、キャラ削除もやむを得なかったものなのであろう。キャラクター人気が高いゲームということは製作陣も理解しているはずなので、それを考えなしに行ったはずはない。

 無論、それがわかっていても納得ができない、というファンの心理は理解できる。だからといって、作り直せと騒いだところでそれが通るわけもないだろう。相手は大金を投じて作品を作っているわけで、いまさら退けやしない。友達の作っている同人ゲームにケチをつけるというようなレベルの話ではない。

 ゲームプレイヤーというのは、作り手の方針に従うか、もしくは買うのをやめるかということしかできない。シリーズが嫌になれば手を引くのが最善の手なわけだが、それなのに署名活動を行う。これは、公式が道を誤ったけれどもまだファンを続ける(結局は2を買いたい)、という意思表示と考えていいだろう。

 それは傍から見れば、「お前らオタクはどうせ文句を言いつつ買うんだろう」とバカにされてしまうような内容である。実際のところ、署名をするという行為にはファンを続けたいという意思が残っているわけで、そう言われても仕方ないだろう。個人的な考えを言わせてもらうのであれば、2を予約していたとしても、嘘をついて不買運動をしたほうが効果的ではないだろうか。

何がしたいのだろうか

 この運動で「アイマス2」が大きく変わるかというと、まず無理であろう。そもそも持ちかけた条件が、作ったものを白紙に戻せと無茶苦茶なわけである。まるでオモチャ屋の前で高額玩具を母親に強請る子供の如し。そして、その終着点はせいぜい、母親が「飴ちゃんをあげるから泣き止んでね」というのと似たものになるのではないだろうか。

 嘆願署名というのは公式へのアプローチとしても弱いし、そもそも内容を変えて欲しいというのも本気かどうか怪しい。だいたい男キャラが出ようが噛ませやスピンオフの伏線にしかならないのだろうし、人員削減はキャラクターが増えていく上での宿命なわけである。ソフトが出たら、案外みんなあっさりと納得できるのではないだろうか。そして、仮にそれを承知で変更して欲しいというのであればやり口が甘すぎる。

 ……となると、この署名活動、いったいどのような意図で行われているのだろうか。内容の変更はまず叶わないわけであって、「ファンとしての正しいアイマスの方向」を考えているわけでもない。そして、単純に「自分の好きなアイマスを無理にでも通そう」と思っているわけでもない。出来ているのは「アイマス2の仕様が嫌だといっている人はこんなにいるぞ!」と声を荒げることくらいのものである。

 その声が開発に届かないとは言わないものの、建設的でないと思わざるを得ない。駄々をこねようが文句をつけようがかまわないが、しかし、無茶な提案を突きつけて一体何の意図があるのだろうか。更に、そんな署名をしてアイマスの方向がうまく変わるのだろうか。まァとりあえず、叫びたいだけなのであれば、見事に目的は達成しているのだろうが……、ひょっとして、それこそがこの署名で目指したものなのだろうか? 不思議で仕方ない。
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VANQUISH 体験版第2弾配信

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またもや『VANQUISH』の体験版が来たる

 『VANQUISH』の体験版、第2弾がXbox マーケットプレイスにて公開されている。今回は、タクティカルチャレンジというものを体験できるデモだ。

 この体験版はかなり難しく調整されており、「三上真司の挑戦状」と名前をつけられているほど。タイムアタックの大会なんかも開かれているとのことなので、腕に覚えのある方は挑戦してみてはいかがだろうか

VANQUISH -ヴァンキッシュ公式サイト | VANQUISH体験版第2弾配信開始! 三上真司からの挑戦状
http://vanquish.sega.jp/challenge/

 尚、第2弾の体験版ではチュートリアルがないので、出来れば第1弾を慣れるまで遊んでおいたほうが良い。クリアできないという報告もよく見るので、ある程度は覚悟しておいたほうがいいだろう。もちろん、慣れたプレイヤーにとっては歯ごたえのある具合になっている。

タクティカルチャレンジと新武器について

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新武器を有効に使おう
 今回のルールは、ROUNDごとに現れる敵を倒してゆき、全5ROUNDをクリアするというものである。新武器が多数用意されており、それぞれに慣れると同時に、有用な使い方をしていかなければクリアは難しい。

 今回使用できる新武器は、「ロケットランチャー」、「ロックオンレーザー」、「ディスクランチャー」、「LFEガン」の4つ。ロケットランチャーはそのまますぎるのでさておき、それぞれの特殊武器の特性はわかりにくいので記していこう。

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ロックオンレーザーは安全に攻撃できる
○ ロックオンレーザー
 その名の通り、最大4箇所までの敵をロックオンし、ホーミングレーザーを飛ばすというもの。遠くからでも当たる上に、ロックオンさえすれば狙いをつけずとも発射可能である。

 威力こそ低いものの、遠くにいる敵へ問答無用に攻撃を当てられるのは便利である。遠距離からチマチマ削るのにはもってこい。ただし、タイムアタックをするのであれば逆効果かもしれない。

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なんといっても近接攻撃が魅力のディスクランチャー
○ ディスクランチャー
 ディスクを発射する武器だが、メインはそれではない。この武器を装備して近接攻撃を繰り出すと、チェーンソーのように相手を切り刻む。この攻撃はゲージを使わないという利点があるので、うまく駆使していきたい。ただし、ボタン長押しでずっと斬り続けなければ相手は死なないし、一度使うたびにディスクを一枚消費するので注意。

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使いどころを考えたいLFEガン
○ LFEガン
 LFEガンはこれ自体で大ダメージこそ与えられないものの、当てれば敵をダウンさせることができるという代物。相手が行動不能に陥ってからショットガンなりで追撃を狙う必要があるが、逆に言えばチャンスを作りだすにはもってこいな武器だ。

 ただし、射程も短めで弾速も遅い。そんなわけで当てるのには少々コツがいるのだが、うまく使えば有用であることに間違いないだろう。

 どれも一癖あるが、うまく使えればこれほどありがたいものはない。もちろん新武器だけでなく、既存の武器も使用方法を考えなければ、とてもじゃないがクリアは難しいだろう。いくらかクリアのコツを書いておこう。

クリアのコツ

 まず、武器の位置を覚えることが重要である。肝心な時に玉切れが起こったりだとか、あるいは、敵が邪魔して補充ができないなんて間抜けなことを起こすのだけは避けたい。

 そして、カバーはゲージ回復時以外はあまりせずに、ARモードをガンガン使っていきたい。自分にとって有利な場面になったら迷わず使い、ガッツリと銃弾を叩き込む。そのため、リロードやゲージの回復などは事前に済ませておくべきだろう。ついでに、ゲージが切れそうになったらモードを終了させ、逃げに徹するといい。オーバーヒートするとゲージ回復に時間がかかるだけでなく、身体能力も落ちてしまうので、なんとしても避けたいところ。

 ショットガンを敵にぶちこむと怯むので、これもうまく使いたい。ARモードを使わずとも、ショットガンさえ当てれば相手は動けなくなる。タイマンならこれで一方的な勝利ができるだろう。

 さらに、敵の乗り物を奪うのもいい。第1弾の体験版にも出た、卵に足が生えたようなロボットは奪うことが可能である上に、攻撃の威力が高い。あまり無駄に銃弾を使っていると弾切れを起こしかねないので、使えるものは有効活用するべし。

 もちろん、敵の弱点を突くことも重要である。火炎放射器を使う敵は背中のタンクが弱点だし、雑魚敵はヘッドショットをすれば倒す時間を大幅に減少させられるし、弾切れも避けられる。囲まれてしまうのが一番厄介なので、ウィークポイントを狙ってさっさと倒してしまおう。どうしても弱点を突く余裕がないという場合は、ロケットランチャーを使ってしまうといい。

 そして、EMPエミッターは肝心なところで使っていきたい。敵の動きを止めるだけでなく、場合によっては相手の弱点を露出させる効果もある。ROUND5に出てくる敵はかなり強い上に、通常では背中にある弱点がかなり狙いにくい。しかし、EMPエミッターを食らわせると、あっさりと弱点を露出させる。ここをスナイパーライフルなんかで狙撃すると、びっくりするほど楽に倒せるのだからたまらない。

最後に

 簡単なポイントはこんなところだろうか。難易度はかなり高いが、しっかりとクリアするための道筋や方法が用意されているので、意欲的に攻略方法を探すと応えてくれるだろう。

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いったいどこまで記録を縮められるのだろうか
 ちなみに、僕の記録は一回目クリアが8:30程度、二回目クリアが上記画像であった。スピードクリアどころか生き残るのが精一杯だったので、お世辞にも早いとはいえないが、そこそこ頑張れたのではないかと思う。

 それにしても歯ごたえのある難易度だ。ついていけないプレイヤーがかなり出そうで、ちと不安ではある。しかし、適正のあるプレイヤーにとっては、これとない爽快感を味わえるのではないだろうか。そして、現に僕にとっては非常に面白かった。
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Xbox360に黒いUSBメモリを刺してしまった

今度は黒いUSBメモリを刺すぞ

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 以前、Xbox360がUSBメモリのストレージデバイスに対応した際に、BUFFALOの「RUF2-PS4G-WH」を使用したということがあった。しかし結果は芳しくなく、認識こそするものの、不安定で使える様子がないということになってしまった。

○ Xbox360に適当なUSBメモリを刺してしまった
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-724.html

 それからというものの、結局は、USBメモリなんて知らねーよバーカ! ということになっていたのだが、先日ひょんなことからBUFFALOの「RUF2-PS4G-BK」が手に入った。以前試したメモリより容量が少なく、そして色が違うというものだ。

 もしかしたら、以前のものは個体差で使用できなかっただけであり、この黒いほうは案外使えるのではないだろうか。せっかく手元にあるので、試してみることに。

まァ、やはりこうなる

usbm07.png 無意味に引っ張ることもできるのだが、さっさと結論だけ言っておくと、やはりこちらも認識こそするものの、不安定で使えなさそうであった。右画像は以前の使いまわしだが、まったく同じ画面が出たので、まァ問題はないだろう。

 個体を変えつつ三度も試したので、そろそろ結論を出していいだろう。BUFFALOのRUF2-PS(マイクロUSBメモリ)シリーズは、Xbox360で使用することに適していない。買うのであれば、既に動作報告がなされているものを使用したほうがいいだろう。

 無論、僕が非常についていない人物で、手に入れた3つ全部がたまたま不具合を持っていた可能性もある、ということも忘れないでいただきたい。

 ……にしても、この使えないUSBメモリはいったいどうしたものか。クソつまらない寸劇に使ってはいるのだが、邪魔でどうしようもないというのが正直なところ。USBメモリの、記憶媒体以外での使い方はないものだろうか。そりゃないわ。
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東京ゲームショウ2010を終えて

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東京ゲームショウ2010の総合的な雑感

 さて、これにて長くなった東京ゲームショウ2010の記事も終わりである。初っ端から180分待ちであったり、そもそも入場規制で並べなかったり、好きな飯を食うことすら叶わなかったり、イベントは途中退場せざるを得なかったり、ハードがフリーズしたり、そして、試遊する気すら奪われたりで実に散々な内容であったが、まァ概ね楽しかったと言おう。

 具体的にどこが良かったのかと問われると非常に困るのだが……。ええと、うーんと、あっ、そうそう、『ラブプラス+』のすれ違い通信で、大量の名刺を入手できた部分はグッドであった。僕の名刺を受け取ってくれた方は、裏面の文章を読んでくれただろうか。なかなか時間をかけて考えたので、面白いと思っていただければ幸いである。

 記事には書かなかったが、他ブースも色々と見ることができた。PlayStation 3のモーションコントローラーのプレイイベントをちょろっと見たり、セガブースで『クレイジータクシー』の映像が流れているのを眺めたり、もろもろのPVを流し見したり。

 そして、ゲームスクールコーナーでXNAのゲームを遊んだりもした。360インディーズゲームマニアなら知っているであろうタイトルも展示されていたので、ニヤリとするようなしないような。記事にしようか迷ったのだが、結局、書くのであれば360にやってきた場合のみにしようということにした。

 また、今回は連れの趣味が色々と違っていたので別々に行動したのだが、彼らの話を聞くのも面白かった。『モンスターハンターポータブル 3rd』の整理券が取れなかっただの、『トロイ無双』がつまんなかっただの、『バーチャロンフォース』や『VANQUISH』のステージイベントが熱かっただの、見にいけなかった部分も含めて、大勢の人がいて盛り上がっているということ自体が面白いといえる。お祭りなんて、やはり多かれ少なかれそういうものであろう。

 手放しに面白いと言えない面もあったが、とりあえず行って良かった。最後くらいは綺麗な言葉で閉めておこう。


○東京ゲームショウ2010 『Kinect』編
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-890.html

○東京ゲームショウ2010 『メガマンユニバース』編
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○東京ゲームショウ2010 『デッドライジング 2』編

http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-892.html

○東京ゲームショウ2010 『Fallout: New Vegas』編
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-893.html

○東京ゲームショウ2010 『ぎゃる☆がん』編

http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-894.html

○東京ゲームショウ2010を終えて

http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-895.html
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東京ゲームショウ2010 『ぎゃる☆がん』編

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ひどいよ、このイベント

 モヤモヤとしたものを抱えつつ、スクウェア・エニックスブースから離れ、アルケミストブースへと向かった。時間的にそろそろこの痛車(右画像はイベント外に撮影)でイベントが開始されるはずだが……と行ってみると、なんだか壁が出来上がっており様子が見えない。何だこれは。

 どうもこの壁は、『ぎゃる☆がん』のイベントを見に来た人たちらしい。しかしそれにしてもよく集まるものだ。確かに「女の子のハートを打ち抜く3Dガンシューティング」という異色のタイトルで、おまけに「水着の女性に水鉄砲をぶっかける」という変なイベントをやっているというトンデモブースなわけだが、それにしても猫の額に多すぎる人ではないか。そして、なぜかみんなカメラを構えている。

 横に回ってみると、代表のプレイヤーと思わしき一人の方が、車の後方に積まれているモニターで『ぎゃる☆がん』を遊んでいた。そして、それが正面上方のモニタにも写されている。事前に情報サイトで動画を見た通り、突飛な設定以外は割と普通の内容であった。ゲームは順調に進み、ハートゲージというものが100%になる。こうなると、「ドキドキモード」なるものが始まって、特定の女の子を集中的に見る、つまりお楽しみタイムになるというわけだ。

 人によっては心底どうしようもないととられる可能性があるものではあるが、これが『ぎゃる☆がん』の魅力であり、ギャルゲーの悲しい宿命でもあろう。どうあっても若くてかわいい子は人を魅了するわけで、そういうゲームならばこうして人が集まるのも道理……と思っていたのだが、どうも様子がおかしい。「ドキドキモード」になっても、誰もモニタなんか見ていない。なんだこれはと思い、カメラを構えている人たちのほうを見る。

 そこには、正直に言って、度し難いと言う他ない光景が広がっていた。

遊ぶ気すらなくなるという結末

 壁のように並んでいる人たちは、ゲーム画面なんてそっちのけで何かの写真を撮っている。後方の人たちは前にある頭を飛び越えようと、カメラを上に持ち上げていた。そこまでして必死に何を撮ろうとしているのか、端のほうから覗いてみると、どうやら「ドキドキモード」が始まると同時に、車中にいる水着の女性が水鉄砲で撃たれているらしいのだ。

 「らしい」という言葉を使ったのは、しっかりと確認できなかったからである。カメラを構えた人たちがあまりに多く、とてもじゃないがチラリと見ることすら叶わない。そのくらい、彼らはゲーム画面など一瞥もせず、水をかけられている女性にばかりに熱中しており、僕はそれを見て、もう、とにかく、ゲンナリした。

 もちろん、このイベントがこういった類のものであるということは知っていた。そして、話題ばかり集めようと必死なこともわかっていた。しかし、あまりにゲームがどうでもいい扱いをされている。

 僕はてっきりゲームの紹介が終わったあと、余興として水着の女性関連のイベントがあるのだと思い込んでいた。そんな非常にわかりやすいイベントを使ってでも、ゲームの紹介をしたいのだろう。どんなにいい作品も、人目につかなければただのゴミ。だからこそ、強引な手を使ってでも人を呼びたいと考えているのではないか。しかし、それは甘すぎて、どうしようもない勘違いであった。

 そもそも、広報の仕方自体が、『ぎゃる☆がん』というゲーム自体をどうでもいいように扱っているのだ。ゲーム部分なんてどうでもいい、とにかく人目を集めばいい、話題になればいい。本来は主役であるモニターに写っている美少女なんてそっちのけで、濡れている女性にカメラを構えるイベント参加者たち。そして、そうやって煽っている司会者を見て、「ゲームなんてどうでもいいこと」が伝わってきた。

 ここは何のイベントだ? “東京ゲームショウ”ではないのか? どうしてみんな、水着の女性しか眺めないのか? このカメラを構えた人たちと僕は、同じイベントに来ているのだろうか。

 近くにいる人たちに対しとてつもない距離感を覚え、僕はアルケミストブースから背を向けた。本当であれば、この後はマイクロソフトブースに戻って『ぎゃる☆がん』を遊ぼうと考えていたのだが、そんなことはもうどうでもいい。こんなイベントを開いているようでは、そもそもゲーム内容に期待はできない。強引に客を呼ぶことばかり考えていて、内容に注力しているか疑わしいというしかない。

 ギャルゲーというものは、先述のように「かわいい女の子がウリ」のゲームだ。しかし、単なるかわいいキャラクターが出てくるだけの中身がないソフトは、面白いと言われることはない。ギャルゲーをいくらか経験したことのあるプレイヤーならわかると思うが、そういうものは典型的な悪い作品だろう。面白いギャルゲーというのは、ビデオゲームの特徴とキャラクターのかわいらしさがうまく噛み合って、プレイヤーの心象に強く訴えかけるものなのだ。だからこそ、ファンがいるし支持もされる。そして僕も、面白いと感じることがある。

 だが、このアルケミストブースのイベントはどうか。ゲームの題材にかこつけて、強引に適当なエロ要素で人を呼んでいるだけではないか。それ自体はいいとしても、ではしっかりゲームの宣伝をするかといえば、水着の女性に水をかぶせて、ゲームなんてそっちのけ。中身が空っぽなギャルゲーに瓜二つだ。

 みんな水着の女性ばかり見ていて、もうゲームなんてどうでもいいのではないか。カメラを構えている人たちはエロ本でも読んでればいいし、アルケミストはエロDVDでも売ったほうがいいんじゃねえか。心の中で、つい、そうぼやいてしまうほど、『ぎゃる☆がん』がどうでもいい扱いだった。

 結局は試遊プレイをしていないわけで、『ぎゃる☆がん』がつまらないゲームである、とは絶対に言えないわけだ。……しかし、試遊台に並ぶ気さえ見事に奪ってくれたイベントであるということを、ここに記しておく。

○東京ゲームショウ2010を終えて に続く
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東京ゲームショウ2010 『Fallout: New Vegas』編

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『Fallout: New Vegas』であそぶ

 『デッドライジング 2』を遊んだあとは、隣にあった列に並びなおして『Fallout: New Vegas』(以下、Fo:NV)を遊ぼう……と思ったら、なんと120分待ち。遊びたいことには遊びたいのだが、これはちょっと……。

 時間もないので仕方なくほかを探そうとしたところ、隣のスクウェア・エニックスブースにもFo:NVの試遊台があり、しかもこちらは45分待ちであることに気づいた。本体の機種こそ選べないものの、早く遊べることは間違いなさそうだったので、並ぶことにした。

 結果としてはPlayStation 3版で遊ぶことになり不本意ではあったのだが、おおよその雰囲気は掴むことが出来た。しかし今思えば、RPGといいうプレイ時間が長いソフトを試遊するのは色々と間違っていたかもしれない。

 とりあえず、感じたことを連ねていこう。

遊んでいて気づいたこと……は特にないぞ!

 試遊版のFo:NVは、ハッキリ言ってこのゲームの楽しみを引き出せていないものであった。チュートリアル用・ラスベガス探索用・戦闘用のデータが3つ用意されており、それぞれ好きなように遊んでくれという作りであったのだが、(チュートリアルはともかく)どれも主人公がやたらと強くチューニングされているのが痛かった。

 ラスベガスでは人々と話をしたり、ブラックジャックのミニゲームなどに挑戦することができたのだが、どうもこの賭けゲーム、適当にカードを配ってもらうだけでほとんど20か21が出来上がる。どうもおかしいなァと思いPip-Boyを覗いてみたところ、主人公のLuckが10(MAX)というのが気になった。どうやらステータスが関連しているらしい。

 戦闘用データのほうもいまひとつ。主人公のステータスや武器はやたら充実しており、おまけに回復アイテムであるスティムパックは200個も持っているので負ける要素がない。基本システムは『Fallout 3』と変化があまりなく、もともと面白くない戦闘なので、ダルいのなんの。

 そんなわけで、とりあえずFo:NV独自のシステムを確認しようと考えていたところ、PS3がフリーズ。……いくらなんでもあんまりだ。

 スタッフのお姉さんは「すみません、朝から動きっぱなしなので……」と平謝り。確かにその通りであるし、そもそもこのゲームはフリーズしやすいものである。致し方あるまい、と納得しようと頑張ったのだが、朝から稼動しているのはどこのゲームも同じだし、待った挙句この仕打ちはちょっと辛いんじゃないのか、と思ってしまう。とはいえ、さすがにそれは口に出さず、笑顔で「ええ、仕方ないですよね」という僕。どこが仕方ないんだボケッ! と行き場のない怒りを視線に込め、凍りついたモニターにぶつけておいた。

 一応は、同時にプレイを開始した隣のプレイヤーより数分長く遊ばせてもらえるという措置を取ってくれたものの、仕切りなおしになったためまた最初から同じことをしなければならなくなった。それもどうかしているので、とりあえず戦闘用データをロードし、今回独自の「ハードコアモード」に設定し、遊んでみようとした。……のだが、200程度の荷物重量がいきなり3000へ膨れ上がってキャラの移動ができなくなり、戦闘どころではなくなってしまった。どう考えても、セーブデータがハードコアモードで遊ぶようになってないのだ。

 とにかくアイテムを捨てて敵を探さねば、とあせって色々と捨てているところでタイムアップ。結局は新モードや何らかの楽しい要素を見ることはできず、何のために試遊したのかまったくもってわからない体験になってしまった。開いた口がふさがらないような、あるいは閉口するような結末である。

雰囲気だけしか書けないわけだが

 そんなわけで何を語ればいいのやら、といった風なのだが、雰囲気だけでも書いておこう。

 操作やPip-boyのシステムなど、基本的な部分は『Fallout 3』をそのまま継承している。刺々しい雰囲気の人々は相変わらずで、どうにもロクでもなさそうな世界だ。建物は一新され、グレネードマシンガンや9番アイアンなどの新規武器・防具が色々と増えている。

 新要素に関しては、とりあえずミニゲームであるカジノについて。資金稼ぎに重要な要素として存在しているとのことで、ゲームとしての価値はほとんどないと言っていいだろう。あくまで金を稼ぐ手段なわけで、これそのものに期待してはいけない。

 戦闘も面白くないものを続きでやらされるため、正直なところ辛い印象を受けるか。しかし、経験値を稼ぐとなれば話は別……かもしれない。とりあえず、やはりこれも『デッドライジング 2』と同じく、前作がよほど好きでまだ遊び足りないという人が対象だろう。

 こうして書くと、雰囲気しか掴めておらずレポートとしては色々と散々だ。しかし考えてみれば、この手のRPGは長い時間遊んでこそ、楽しみを知れるわけである。となると、そもそもFo:NVを遊んでみようと考えたのが間違いではないだろうか。そして、フリーズの可能性も考慮しておくべきだった。もっとひどく言えば、思慮が浅薄な僕が悪いわけであって。まったくもって情けない話だ。

○東京ゲームショウ2010 『ぎゃる☆がん』編に続く
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東京ゲームショウ2010 『デッドライジング 2』編

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『デッドライジング 2』であそぶ

 『メガマンユニバース』のステージ前から去ったあとは、『デッドライジング 2』を遊ぶことに。カプコンブースの試遊台は100分以上の待ちが必要だったが、マイクロソフトブースでは60分以内で遊べるとのことで、迷わずMSを選択。カプコン側だとゾンビがいたりで装飾にも凝っているらしいのだが、とにかくゲームが遊びたいので空いているほうが好都合であった。

 右の画像は体験をするともらえる、ポストカードとマグネットシート。マグネットのほうは傾けると絵柄が変わるというもの。上記のタイトル部分は、「DEADRISING 2」と「PUNK DRUNKERS」の文字が入れ替わり、左のゾンビは手を上げ下げし、右のチャックは釘バッドを振り回す。こういったお土産がもらえるのは非常に嬉しいのだが、これはいったいどこに貼ればいいのか疑問だ。ゾンビマグネットを冷蔵庫に貼ると、お肉がとても新鮮に感じられるとかそういう話か。

 さて、肝心のゲーム内容について話を進めよう。試遊は本編のCASE:2からを遊ぶことが可能。いきなりいくつかのイベントが始まっている状態なので面を食らうが、とにかくカジノを巡ったり、サイコを殺しにいったり、生存者を助けに行くことが可能である。

 しかし、やはり途中からゲームをやらされると問題があるわけだ。まず、何がなんだかわからない。生存者を助けに行こうと思ったら実はそこが火事で「言ったとおりさっさと消火器をもってこい!」と怒られるし、サイコを殺しに行こうと思ったら実は主人公と知り合いでなにやらよくわからない過去を語り始める。仕方なくカジノをぶらついていると、娘にゾンブレックスを与えなければならなくなり、セーフルームへ戻るハメになるなど、自分の意思とは違ったものに振り回される。

 『デッドライジング』の楽しみは様々なイベントを自主的に順序をつけて攻略・散策することであり、こうやって途中の部分に放りこまれても楽しくなるわけがなくて、ただひたすら困惑させられるだけである。ゲームの性質上致し方ないのだろうが、もう少し手は打てなかったのだろうか。

 とりあえず、そこらにある道具でゾンビをボコボコにして、カジノを破壊しまくり、サイコに少しだけちょっかいを出して、ストーリーをほんの少しだけ進めることができた。いくつか気づいたことがあるので、まとめておこう。

遊んでいて気がついたこと

 基本的には1と同じで、違和感なく遊べる出来だ。海外のBlue Castle Gamesが開発ということで不安になったプレイヤーも多いと思うが、極端に悪化した点や特別に進化した部分もなく、アイテムが増え場面が変化し、安定して続編と呼べるものになっているだろう。

 他の大きな変化としては、ステージ中にある一部アイテムはロックがかけられており、イベントをこなすまで自由に使うことができない点だろうか。例えば、展示されているバイクや車は、イベントで鍵をもらわねばならないようだ。今回は、主人公の昔の仲間であるサイコが殺し合いを挑むためにキーをくれるというイベントが起こり、その後中庭でバイクを乗り回すことが可能となった。これは自由度が減る危険性もあるが、前作のトイレショートカット機能のように、攻略手順として計算された作りに組み込まれているといえるのかもしれない。

 気にかかる部分もいくつかあった。それは、ロード時間が長いということ。「CASE 0」を触っていればわかると思うが、この試遊版でもとにかく待たされる。今回はマップを切り替える際、最長で15秒近くロード画面を眺めさせられた。

 そして、バイクが非常に乗り辛い。チャックはカメラから外れることが多いし、速度を出すと画面のブレのようなものが大きくなり、視界が不明瞭になる。前作では特に困ることはなかったのだが、2ではバイクに乗ることを諦めてしまったくらいだ。

 しかし、いくらかの不満点があるとはいえ、基本的には1の正統な続編といえよう。テイストが極端に失われているということはないようだし、サイコもいっぱい出てくるし、ゾンビをなぎ倒す部分は変わらず。新要素であるコンボ武器も、CASE2の時点で30種類近くあったのでかなりの数が期待できそうだ。

 そんなわけで、「前作をやって2もぜひ遊びたい!」と思っているプレイヤーには勧められるのだが、個人的なことを言えば、買うかどうかはより難しくなってしまった。安定した続編故に、前作でゾンビ狩りに飽きてしまった僕としては、正直やや退屈に感じてしまった。発売はもうすぐだというのに、いやはやどうしたものか。

余談の予測

 CASE2のメインイベントで、愛娘ケイティーにゾンブレックスを投与するシーンがあったのだが、その際「副作用があってかわいそう」などという台詞があった。娘は「CASE0」からまったく見た目が成長していないので、ひょっとしたらゾンブレックスの副作用が、成長を阻害するというものなのかもしれない。

 こうなると不老の感染者などというぶっ飛び気味な話になる気もするのだが、何にせよ断定できるような話ではなく、副作用はまったく違うものかもしれない。というわけで単なる憶測にしか過ぎないのだが、色々と想像を掻き立てられる話である。


○東京ゲームショウ2010 『Fallout: New Vegas』編 に続く
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東京ゲームショウ2010 『メガマンユニバース』編

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やれてねえよ! メガマンユニバース!

 Kinectを見たあとは、カプコンブースへ移動し『メガマンユニバース』の試遊台に並ぼうとした。……のだが、なんとここは、午前中で既に入場規制状態になっていた。

 そんなに期待されているタイトルだったのか!? と驚きを隠せなかったのだが、どうやら遊んだプレイヤーに必ず「メットールタオル」が配られたり、『モンスターハンターポータブル 3rd』で呼ばれた客が寄ってきたりでエラいことになっていたようだ。喉奥から思わず「うへぇ」と声が漏れる。

 時間を変えて何度か様子を見に行ったものの、結局ずっと規制状態でここも遊ぶことは叶わず。初っ端からKinectで出鼻をくじかれた挙句、続いての『メガマンユニバース』でもこんな有様だなんて情けないことこの上ないのだが、嘆いたところで仕方がない。12時から『メガマンユニバース』のイベントがあるので、早めの昼飯を食ってそれに間に合わせようと考えていた。

 そうだ、飯だ。僕には絶対絶命カレーがある。ゲーム無理でも、まだ楽しめる要素はあるんだッ!

食えてねえよ! 絶対絶命カレー!

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 華隷…
 古代中国において、敵を毒殺するための食べ物として生み出されたものが華隷(かれい)である。多種多様な毒薬を混ぜ合わせることによって、刺激的で食欲を誘う香りを発する茶褐色の液体を作り上げた。あまりに食欲をそそり、作り上げた人物が毒薬であることを知っていたというのについ食べて死んでしまった、という逸話があるほどの恐ろしい代物である。騙されて毒を食らった敵は、「か、華麗な……」と言い残して死んでいったという。これが現代におけるカレーの原点といわれている。
民明書房刊「カレーライスの原点」

 こんな民明書房の一節が似合いそうで、おおよそ食い物の名前とは思えない、アイレムの「絶対絶命カレー」を食べ……食べ……食べたかったのに買えなかったッ! というわけで、上の画像は至って普通の、絶対に絶命しないであろうカレーである。

 一応昼前に飲食ブースにある店へ向かったのだが、その時点で既にものすごい長蛇の列。おまけに準備中とのパネルを持ったスタッフの方がおり、希望は絶望へと形を変えた。ただでさえやりたいゲームができない上に、楽しみにしていた昼食がこの有様。しかも、ここで時間を食っていたらいよいよゲームができなくなるので、諦めざるを得ない。神は死んだ。……いや、事前の下調べが甘かったり、悠長に写真を撮っていた自分が悪いのだが。

 ああー、絶対に絶命するカレーが食べたかった。どう考えても毒が入っていそうな食い物みたいなカレーが食いたかった。ちくしょう誰がこんなことを。そして、あからさまにレトルトなこのカレーがまた寂しさを増すばかりである。

メガマンユニバースのイベントステージ

 気を取り直して、『メガマンユニバース』のイベントステージを見ることに。はじめにプロデューサーの伊藤氏がステージに登場、そこからゲーム概要の説明をし、メガピンのタイアップなどを説明、稲船氏のビデオメッセージが流れてから、プレイヤーを壇上に呼びお試しプレイ……というような流れであった。

 ステージでゲームをプレイし、三分以内にクリアした人は、稲船氏のロックマンサイン色紙をもらえるとのことで、なかなかうらやましい内容であった。残念ながら僕は参加ができなかったのだが、あれをもらった人はいい思い出になったろう。とはいえ、稲船氏本人が「(色紙を)自分でもって帰りたいと思った」と持ち上げていたのはなかなかどうかしている。

 さて、肝心のゲーム内容なのだが、基本的には事前に出た情報通りのものだ。キャラカスタマイズの例を見て、事前に公開されているステージを遊ぶ……という形。新情報としては、『ロックマン2』をベースにしているからメタルブレードがやたら強い、という点や、チェックポイントという概念がある、ということくらいである。

 どうもこれだと押しが弱いというか、やはり『ロックマンロックマン2』でよかったのではないかと思わされた。確かに他のカプコンキャラが出てきたりはするものの、ユニバースと銘打つほどなのだろうか。

 最初の挑戦者がゴールまでたどり着けずに終わり、続いてのプレイヤーが選ばれるところで、なんと僕の携帯電話が鳴り始めた。普段であればゲーム中に電話が鳴っても無視をする僕なのであるが、今回の連絡は知らん振りを決め込めるものではなかった。仕方なくその場を離れて、会場の隅で電話を受ける僕。しかも長引くのなんの。連絡してきた相手の首を絞めたくなったが、そうすると先に自分の首が絞まって死ぬので腰を低くするしかなく泣く。

 そんなわけでイベントは最後まで見られなかった。ひょっとして、プレイヤーがボス部屋にたどり着いたらサプライズがあったりしたのだろうか。しかし、なんで今日はこうもついていないのか。いかんなァ、と頭をかきつつ、次のゲームへと向かうことにした。

○東京ゲームショウ2010 『デッドライジング 2』編に続く
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東京ゲームショウ2010 『Kinect』編

会場入りですら試練

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 2010年9月19日、東京ゲームショウ2010(以下、TGS2010)の最終日である。はてさて、どんなタイトルを遊ぼうかと悩みつつ、悠長にメモリぃや看板の写真を撮っていたのだが、今思えばこの時点でいろいろと間違っていた。

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 そもそも、海浜幕張駅の改札が恐ろしく混んでいるという予兆があったのだ。上の写真を見てもらえばわかると思うが、改札へ向かう階段が人で詰まっており、それがホームの中央あたりまではみ出しているだろう。三連休のど真ん中ということでなんとなく遊びに来る人たちも多いわけだ。

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 それがわかっているというのに、僕ときたら悠長に「人が多いなー」とかなんとかボヤきつつ、会場の写真を撮っていたのだからバカ丸出しである。駅前からゾロゾロと歩いてくる人たちは、一緒に祭典を楽しむ仲間ではあるが、同時にゲームの試遊台を奪い合う敵だというのに……。

 結局、会場に入るまで一時間近く並ぶハメになり、いろいろと問題が発生するのだが……、まァこれは後で嫌というほど書くハメになるので、今はおいておこう。

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遊べてねえよ! Kinect!

 会場に入って一番最初に目に飛び込んできたのが、マイクロソフトブース。コントローラーなしでゲームを遊べるというのがウリの「Kinect」が大きく展示されていた。これに関してはコアゲーマーもクソもないので、とりあえず触ってみよう……と思ったら、180分待ち。うん、無理だこれ。

 そういえば、どこかのニュースサイトで「マイクロソフトブースは人が多いから早めに来たほうがいい」というようなことが書いてあったような。それなのにくだらない写真を撮って時間を無駄にしていたなんて、ああ! やはり僕はどうかしている! などと初っ端から自己嫌悪に陥りそうだったのだが、そんなことをしても仕方ないだろう。ということで試遊はきっぱりと諦め、Xbox360のパンフレットをもらい、人がKinectをプレイしている様子を見ることにした。

 Xbox360というとどうもコアゲーマー御用達の印象があるが、ことKinectに関しては話が別。性別年齢問わず、様々な人から注目を集めていた。やはり体感ゲームというのは受け皿が大きいのだろう。

 『東北大学 川島隆太教授 監修・指導 体で答える新しい脳トレ』なんていう、「今更かよ!」と突っ込まざるを得ないソフトがあったり、『ソニック フリーライダーズ』や『Kinect Adventure』なんていうイカニモなカジュアル向け作品も。Kinectをうまく利用するというよりはお茶を濁している印象が強いが、一般層に受けるためにはこういうものが必要なのだろう。

 Kinectなんて本気で流行るのかよ、と実際に現場へ行くまでは訝しんでいたのだが、現場の盛り上がりを見ると案外そんなこともありうるのではないかと思えてしまうのだから怖い。冷静に考えて、すでにWiiが鎮座しているであろう居間のテレビ前にXbox360とKinectが乗り込むことは難しいだろう。しかし、もしかしたらそれがありうるのではないか、と思わせてくれる程度に現場は盛り上がっていた。

 しかしその一方で、認識がうまくいっていない場面もちらほら。そして、カジュアル向けのソフトの底が浅そうなのも予想通りであった。面白そうだなァと思う一方で、このあたりで目が覚める。

 まァ流行るかどうかはともあれ、『Dance Evolution』が楽しみだ。KONAMIの持つ音ゲーのノウハウと新デバイスによるアイデアが噛み合えば、新しい体感ゲームとしての可能性が開かれるだろう。

 個人的にKinectの機能で一番面白かったのは、『Kinect Adventure』で、プレイ中に撮った写真をあとで見れるというもの。ジャンプしている姿や、画面を注視しているマヌケな姿が見れてしまうのがあまりにもひどい。このプレイ中の写真を撮る機能は、プレイヤーに自分の動作とゲーム操作の関連付けを強く意識させるという意味で重要であろう。より体感の印象が強くなり、面白みが増す演出だと思われる。

 そして、ここはぜひともその機能を使い、「Kinectで美少女のおっぱいを揉むゲーム」でも作って、それを遊んでいる最中のプレイヤーをモニタにババンと大きく表示するゲームでも作って欲しいところ。きっとみんな死にたくなるよ! ゲームの新しい楽しみだ!

○ 東京ゲームショウ2010 『メガマンユニバース』編に続く
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メモリぃと行く東京ゲームショウ2010

メモリぃと行くTGS2010

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 「ハァイ! あたし、USBメモリーのメモリぃ! ここで会うのは浜松町以来ね。今日はSSDMと東京ゲームショウにデートしにいくの。」

 「最初は、ゲームショウに男女で行くのがおかしいと思ってたんだけど……。それがそんなことないのよ。結構カップルで来ている人がいたり、夫婦っぽい人たちもいるし、ビデオゲームは野暮ったいオタクのためだけのものじゃないのね。なんだかいろいろと認識を改めさせられたわ。」

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 「さあ、会場に着いたわ! ふふ、二人でどんなゲームをやろうかしら。せっかくだし、えすえすと一緒にkinectなんかをやってみたいわね。ねえ、えすえすは……。」

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 「ふふ、メモリぃったらこんなところで油を売っていたなんて。間抜けもいいところね。」

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 「あんたはブラックメモリぃ! 何でこんなところに……。」
 「あなたが使命を果たさないから、こうして直々に叱咤しにきてあげたのよ。覚悟はできている?」
 「そっ、そんな! あたしは普通の女の子として生きる道を選んだのよ!」

 日常を楽しもうとするメモリぃの前に、突如現れた謎の黒いUSBメモリ。姿はメモリぃとそっくりだが、口調や姿から受ける印象はまったくもって正反対の厳しいもの……。いったい何が目的で二人に近づいてきたのだろうか!

SSDM「……なにこの展開」

なにいまの

 まったくもってナニコレと言いたくなる展開であったが、とにかくこれがゲームショウに行くことになった経緯である。いや嘘だ。ちなみに、今回東京ゲームショウ2010に行く際には連れがいたのだが、この写真を撮っている様子を見られて病院を勧められました。もちろん、頭の。

 それはともかく、TGS2010のレポートを書いたのでよろしければご覧あれ。とりあえず9/20は最初の2つを公開。残りの記事は明日以降、続いて公開予定である。

○東京ゲームショウ2010 『Kinect』編
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○東京ゲームショウ2010 『メガマンユニバース』編
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○東京ゲームショウ2010 『デッドライジング 2』編

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○東京ゲームショウ2010 『Fallout: New Vegas』編
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○東京ゲームショウ2010を終えて

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「東京ゲームショウ2010」に行ってまいります

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TGS2010に参加

 毎年開催されている、ビデオゲームの祭典、東京ゲームショウ。今まで自ら好んで足を運ぶことはなかったものの、今年は紆余曲折あって遊びに行くことになった。

 僕は重度の出不精なので、例えゲーム関連のイベントが開催されようとも腰が重く感じる。その場ならではの楽しみがあるとはわかっていても、どうせ情報はあとで雑誌なりWebで閲覧できると思ってしまう。イベントの内容が特別なものだとわかっていても、別にいいやと投げてしまう。

 こうなる理由は簡単で、僕は発売前の新作に胸を躍らせることを楽しむのではなく、あくまでゲームを遊ぶこと自体を楽しむような人間なのである。やれ新作がどうのこうのと言うのではなく、例え古いソフトであろうと、ちまちまとコントローラーを持って遊ぶこと自体に喜びを感じるのだ。

 そんな人間が、ゲームの総合展示会である東京ゲームショウ2010(以下TGS2010)に行くだなんて、ただでさえおかしい頭がいよいよ崩壊を始めたかといいたくなるだろうが、まァ、偶にはそういう珍しいことも起こるわけである。

TGS2010で見たい・触りたい作品

 さて、行くのであればどんなゲームを見るのか事前にチェックしておきたいところ。各情報サイトを調べてみたのだが、やはりXbox360の作品に見たいものが多かった。

 マイクロソフトブースにある「Kinect」の類はもちろん、『アイドルマスター2』や、『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ』、『デッドライジング2』、『GUNLOCO』、『Fallout: New Vegas』などの新作の出来はとにかく確かめておきたい。購入するかどうかを決めるヒントになりうる。

 まったく買う気はないが、アルケミストの『ぎゃる☆がん』もチェックしておきたい。女の子のハートを打ち抜くガンシューティングというバカすぎるギャルゲーなのだが、ゲームの出来はどうあれ見ておきたいところ。エロはどんな場所・時代でも偉大である。

 ギャルゲーといえば、『ラブプラスアーケード』と『ラブプラスメダル Hapy Daily Life(仮題)』も見ておきたい。『ラブプラス+』の熱海旅行でも十分迷走しているように思えるのだが、このアーケード進出もなかなか不安になってくる。ちょっとどうかしている展開なのか、あるいは案外面白く出来上がっているのか、確かめなければならない。

 一番遊びたいのは、カプコンブースの『メガマンユニバース』。ロックマンシリーズはなんだかんだで好きなのだが、昨日記事に書いた通り、これまで出た情報だけでは不安が募るというか、押しが弱い印象が受ける。遊べばその霧も晴れるだろうか。

 360はまったく関係ないが、スクウェア・エニックスの『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』、『ザ・サード バースデイ』はシリーズのファンなのでチェックする予定である。

 大体こんなところだろうか。中には人気がありそうで遊べるかどうかわからない作品もあるのだが、出来る限り触っていきたい。時間があまったら、ゲームスクールコーナーを見たり、絶対絶命カレーというおおよそ食い物の名前とは思えないものを食したいところ。

 ……あれっ、なんだかこう書くと、結構楽しみにしている人みたいに見えてきたぞ。いやいや、あくまで付き合いで行くわけでですね……。いやいやいや、違うんだって。

 まァ、月曜日あたりにレポートを書く予定なので、もしよろしければご覧アレ。
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メガマンユニバース 情報解禁

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『メガマンユニバース』の公式が更新

 Xbox360とPS3で発売予定の『メガマンユニバース』。ここ数年でまた盛り返しているロックマンシリーズに続くような形のソフトなので、色々と期待しているところがある。今回、「東京ゲームショウ2010」にあわせて公式サイトが色々と更新されている。

 今までは、抽象的な動画やほんの一部分だけのプレイ動画しか公開されていなかったため、どんな作品になるのかさっぱり掴めなかった。そのため、このサイトで語ることも我慢していたのだが、ようやく形らしい形が見えてきたといえよう。

CAPCOM:メガマン ユニバース 公式サイト
http://www.capcom.co.jp/megaman_universe/

 さて、何が『メガマンユニバース』の特徴なのか。まず、キャラクターがロックマンだけではなく、リュウやメガマン、そしてガチャピンなどという様々なものを使え、ついでにキャラの独自カスタマイズまでが可能だとか。そして、ステージエディットが可能であり、それをネット上で共有することができるとのことである。

納得したことと気になること

 他所では散々言われていることだが、PSPで出た『ロックマンロックマン』と要素が非常に似ている。キャラクターがロックマンのみではないということ、ステージエディットができるということ、そして3Dで描かれた2Dアクションということで、『ロックマンロックマン』の血を濃く受け継いでいるのだろう。

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 しかし、その一方でどうも納得いかないところがある。『ロックマンロックマン』はあくまでも、ファミコン版『ロックマン』のリメイクにキャラ変更やステージエディットなどがついた作品である。今回は『ロックマン2』のリメイク、というわけではないようなのだ(ゲームのベースとはしているようだが)。

 もちろん、今出ている情報だけでも楽しそうなことは楽しそうなのだが、これではどうにも新作タイトルとしては押しに不足を感じる。目新しいのはリュウやUS版メガマンなどが登場するところだけなわけで、それは新タイトルにしてまで押す要素だったのだろうか。

 そんなことを考えつつ公式ページを見ていると、「システム」のページにまだ公開されていない要素が存在していそうなことに気づく(画面上部のメニュー部分に空きがある)。初公開時から情報を小出しにしているこの作品のことだから、ひょっとしてまだ明かしていない要素があるのではないだろうか。

 個人的には、このキャラ・ステージエディットに加えて、オンライン協力プレイがつくと非常に面白くなるような気がするのだが、そもそもロックマンというゲームにマルチプレイを持ち込むと色々と問題が起こりそうであるし、そもそもそんな目玉があるのであれば既に発表していそうな気もする。

 そんなわけであと一つがどんなものか(そもそもそれがあるかどうか)はわからないのだが、期待半分・不安半分といったところである。『ロックマン10』を遊び、単純なリメイクはもうキツいと思わされた手前、こういった試みは非常にうれしいのだが……、いやはやどう転ぶことやら。
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Deal of the Weekとかで360インディーズゲームがお安く

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値下げのおはなし

 XboxLIVEでゴールドメンバーシップの方ならお馴染み、一週間だけ特定コンテンツが安くなる「Deal of the Week」が今週も開催されている。

Xbox.com | 週替わりのお得なダウンロードコンテンツ - Deal of the Week
http://www.xbox.com/ja-jp/live/marketplace/dealoftheweek/

 今週はXBLAの『PUZZLE BOBBLE Live! 』や『Gyromancer』が値下げされているが、注目してもらいたいのは360インディーズゲームの『Arkedo Series - 02 SWAP!』と『Globe Clicker』も値下げ対象になっているということだ。過去、『Avatar Golf』なども値下げ対象に入っているので、これが目新しいというわけではないのだが、これらのインディーズ作品が安くなる可能性がある、と覚えておくといいだろう。

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『麻雀三六荘』も値下げ

 さて、世の中にはDeal of the Weekと関係なしに値下がりする360インディーズゲームもあるわけだ。それは、製作者が作品そのものの値段を下げた時である。今回は『麻雀三六荘』がその手段をとった。

HALO:REACH発売 便乗企画 リーチといえば麻雀でしょ!キャンペーン
http://zio3.net/MJN36S/post/2010/09/10/HALOREACH-.aspx

 『Halo:Reach』が発売するので、リーチ繋がりで麻雀ソフトを90日間安くするという企画が開催されるとのこと。ミンチよりひでェ駄洒落だと思わざるを得ないのだが、しかし、値下がりは良い手なのではないだろうか。

 オンライン対戦ゲームの新作タイトルは最初こそ目新しくて人がたくさんいるが、だんだんとプレイヤー総数が減っていくのが世の理というものだ。さて、そこから盛り返すにはどうするべきかというと、プレイヤーがイベントを開いて地道な勧誘行動をしたり、そもそもソフトそのものが入手しやすくなればいいはずだ。値下がりは後者において有効で、パッケージタイトルでも、プラチナコレクションなりが発売されればオンラインプレイヤーが増えるだろう。

 つまり、『麻雀三六荘』にも似たような効果が狙えるわけである。単純に値段を下げて数を売るようにする、というだけではなく、オンラインプレイヤーを増やすわけだ。こうなれば、既存のプレイヤーも一緒に遊べる人が増えて喜べるのではないだろうか。

 ……というよりはむしろ、アクティブオンラインプレイヤーが多い作品が値下げをするとそのような効果が狙える、といったほうが正確に思えるが、何にせよ多くのプレイヤーには喜ばしい知らせかと思われる。折角の機会なので、逃さないようにしたいところだ。
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Treasure Treasure: FFEE レビュー

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Treasure Treasure: FFEE

 『Treasure Treasure: Fortress Forage: Extra Edition』はIshisoft開発のサイドビューアクションパズルゲーム。

 トリクシーとトロイの二人を操作し、古城に隠された宝箱を入手していくのが目的。オフラインでの二人プレイも可能。

 詳細については特集記事を参照されたし。

パズルはともかく、基本理念はしっかり抑えてある

 このゲームはかなり小さな作品で、1マップのみしかなく、ゴールするだけで終了となる。リプレイ性は21個の宝を集めることのみ。謎解きに詰まればプレイ時間はそこそこ長くなるが、パズルが得意であればあっという間に終わるのではないだろうか。

 さて、そのパズルの内容として使われるギミックだが、基本的には単純なものである。爆弾を使ってブロックを壊したり、足場を作って宝箱の高さまで届くようにする等、特別に複雑なものはない。

 しかし、それでも詰まるであろう場面がある。その理由は、実は背景と思えるような部分で昇降ができたり、意外にも壊れる気配がなかったものが破壊できたり、そして押せないと思っていたものが押せたりするからである。このあたり、パズルとして難しいというよりは理不尽さを感じられるようにも思われるが、まァ好みの差で片付けていいだろう。

 重要な部分である、ゲームボーイ風ドット絵の雰囲気を味わうことを著しく損ねたりすることはない。タイトル画面のイラストは圧巻であるし、宝箱から入手できるアイテムも様々、キャラクターグラフィックもユニークで面白い。ゲームボーイのソフトよりも圧倒的に内容量こそ少ないものの、とにかく見た目においては長けているだろう。

 あの懐かしいモノクロの世界に浸りたいと思っているならば、このソフトの存在は福音となると思われる。
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Xbox360 IndieGamesで石を拾う 15 【Sidewalk Sally】

Sidewalk Sally

 今の子供達はヒーリーズなんてもので遊んでいたりするが、そういえば、僕が子供のころにもローラースケートが流行っていた記憶がある。運動音痴からすれば何が面白いのかさっぱりだったが、みんな笑顔で楽しんでいたように思う。となれば、それをビデオゲームに持ち込もうとするのも道理である。

 今回紹介するのはSoft Sell Stadio開発の『Sidewalk Sally』。値段は80マイクロソフトポイント。

 導入の通りローラースケートで滑って遊ぶゲームなのだが、タイトルを直訳すると、「歩道のサリー」というよくわからないことになる。ネットで少し調べてみたところ、どうもスラングのようだが、「すんげえクソ売女」という意味があるらしい。いわゆる歩道に立ちんぼしている女、という意味で「Sidewalk Sally」という言葉を使うとか。

 この作品タイトルがそういった意味で使われているかどうかはさておき、主人公であるサリーはなかなかビッチそうな顔をしていることは確かである。そして、クソアマであることも間違いがない。

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タイトル画面
 それは、タイトル画面を見た時点で理解できる。主人公であるサリーは80年代アイドルみてえな髪型をしやがって、その上、素人の描いた少女マンガの登場人物みてえな顔のパーツをしやがっている。そのくせ胸だけはやたらでかくて、この時点で色々とやる気がなくなるだろう。

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サリーよ
 不細工だとか薬中みてえな顔をしているだとか罵倒をするのは簡単だが、そんなことよりこの顔の説得力ときたら! サリーの御顔をじっくりと眺めて、各々の中で悪い感情を煮詰めていってほしい。

ゲーム内容

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サリーを滑らせまくる
 ゲームとしては非常に単純なものである。Aボタンでスケートをし、XかYボタンでジャンプをして障害物を避けていく、というものだ。

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コケるサリー
 道中にはひび割れや空き缶が落ちており、これに触れてしまうとサリーは転んでしまう。最悪なことに、サリーは無害そうに生えている草でも転ぶバランス感覚のなさなので、いちいち面倒を見てやらなければならない。あるいは、もっとコケまくって顔の形を整えろといいたくなるところなのだが、転ぶとステージ最初からやり直しになるため、嫌々避けなければならないだろう。

 しかし単純なのはいいのだが、なんともやる気のなくなるゲームだ。背景は同じものが続くし、たまーに犬だとか川があるのだが、しょぼいSEが鳴るだけ。このあたりは見事なインディーズゲームらしさである。

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別のステージも
 ステージは3つ用意されている。昼間の公園と夜はいいにしても、砂漠というのはどういうことか。ローラースケートですべるような場所ではないとしか思えないのだが、しっかりと歩道が作られているので安心してほしい。まったくもって砂漠に歩道がある意味がわからないということに関しては、どうあがいてもフォローできないので、安心して混乱してほしい。

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違うのは背景だけ!
 先ほど「3つのステージ」と書いたが、それは間違いである。それぞれ独立しているように見せかけておいて、内容はまったく同一なのだから笑える。当然のように、ひび割れなどのトラップの配置がまったくもって同じなのだからクレイジーである。

 おまけにこのゲーム、難易度は激高。ジャンプの動作がスットロいので避けられないことが多く、その上ステージが長いからなかなかゴールまでたどり着けないのである。やりがいがあるというか、プレイヤーのことをまったく考えていないというか、見事な構成であることは間違いない。

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サリーよ
 たった80ゲイツでこんなにかわいい「Sidewalk Sally」がお相手をしてくれるので、よかったら声をかけてみてはいかがだろうか。立ちんぼなので、いくらかのリスクは覚悟する必要はあるかもしれないが。病気とか、ストレスとか。


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Sidewalk Sally 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエイター: DualOpAmp29 ジャンル: 懐かしのゲーム 開始日 2010/08/26

 ローラースケーターのサリーをうまく滑らせるゲーム。
 ビッチで不細工な彼女をうまく動かすのは至難の業。
 ほっとするようなクソゲーである。
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Treasure Treasure: FFEE 特集

Treasure Treasure: FFEE

 『Johnny Platform's Biscuit Romp』などでお馴染み、Ishisoftの新作がリリースされた。その作品、『Treasure Treasure: Fortress Forage: Extra Edition』はゲームボーイ風のグラフィックや音楽が特徴の、サイドビューアクションパズルゲームである。

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ゲーム起動時の粋な演出
 ゲームを起動してすぐに、どこかで見たことのあるような演出が目に飛び込んでくる。右側のランプが点灯し、ゆっくりと「Ishisoft」という文字が上から降りてきて、テロレロー、と想像していたのと少し違う効果音が鳴る。これを見ただけで、あのゲームボーイ独特の手触りや重さ、そして外れやすい液晶カバーのことまで思い出してしまいそうだ。

 同じ360インディーズゲームの『まもって騎士』にはファミコンが起動するような演出がついていたが、今作はゲームボーイ風である。いやはや、当時のゲーム少年達はこんなことになるだなんて、まったく想像していなかっただろう。十数年も経ったあとに、次世代機であの時とそっくりなものを見返すだなんて。

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思わず目を奪われるタイトル画面
 もともとは『Treasure Treasure: Fortress Forage』というPC用に作られたソフトが存在しており、今作はそれをリメイクして、HD画質に対応し、ゲーム内容に少し手を加えたものである。

 トリクシーとトロイの二人を操り、古城から21個の宝を入手するのが目的。一人ではすべてを入手できないので、協力して探していく必要がある。また、オフライン協力プレイに対応しているので、パッドが二つあれば誰かと一緒に悩みながらプレイすることも可能である。もちろん、一人でも操作キャラの切り替えによって、問題なくプレイ可能だ。

ゲームルール

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ルール説明画面
 メガネをかけた女の子のトリクシーは、ジャンプ力が高い。一方のトロイは高く飛べはしないものの、重いものを押したり爆弾を持ち上げる力がある。この二人の差異を利用して謎を解き、宝箱を入手していくのである。

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ルール説明画面
 謎解きの例をひとつ紹介しよう。ゲームスタート直後にはトリクシーでしか登れない壁があり(上の画像で彼女が隣接している部分)、その右には壊れるブロックでふさがれた宝箱が存在する。更にその奥に爆弾があるのだが、彼女が右へ行っても何もできない。さて、どうするか。

 この場合、トリクシーが足場となってトロイを右側へ送り、爆弾を運ばせ宝箱を回収するといった形をとるのが正解となる。こういった形で、阻まれた先にある宝箱を回収してく必要があるのだ。

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距離が離れると分割画面に
 それぞれうまく特色を生かした仕事をこなし、どんどんお宝を手に入れていこう。十数個程度までは割と簡単だが、それ以降は頭を捻らなければならない場面も多くなってくる。答えはなかなかわかりにくいかもしれないが、マップ上にヒントはちりばめられているので、じっと見つめたり色々と試してみよう。

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ゴールの前には高い壁が……
 ステージの右端には高い壁に阻まれたEXITが存在する。ここへたどり着けばゴールである。お宝を21個手に入れなければゴールできない、などということはなく、クリアしようと思えばいつでも可能だ。

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エンディング画面
 ただし、エンドロールでは入手したお宝の数によって、ランク付けがなされたり、手に入れた宝の内容を見ることが可能になっている。そして、すべて入手した際には特殊なイラストを見ることが可能なので、すべてを集めることに挑戦してみよう。

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ぶつんっ
 ゲームで遊び終えたら、電源を消すことを忘れずに……。


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Treasure Treasure: FFEE 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエイター: IshiEiketsu ジャンル: キャラクター アクション 開始日 2010/09/01

 ゲームボーイ風のグラフィックとサウンドが売りのアクションパズル。
 2人のキャラの特性を駆使し、古城に隠されたお宝をすべて見つけ出すのが目的。
 パーフェクトクリアをすると、おまけが見られるぞ。
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radiangames Inferno レビュー

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radiangames Inferno

 『radiangames Inferno』は、『radiangames JoyJoy』、『radiangames Crossfire』に続く、radiangamesシリーズの三作品目。

 今作は育成要素があるマップ探索型の全方位シューティングとなっている。敵を倒しつつお金を拾い集め、ゴールを目指し、全30ステージをクリアするのが目的。最大4人でのオフライン協力プレイも可能。

 詳細については特集記事を参照されたし。

噛み合わないそれぞれの要素

 今回も他のインディーズゲームを軽く乗り越える程の要素で構成されている。レベルデザイン、グラフィック、操作性、音楽など、特に手は抜かれている様子はないし、これといった欠点はない。

 ……しかし、それでも「Inferno」はあまり良く出来た作品であるとは思えなかった。作りも丁寧で、シューティングと探索・育成要素、そして協力プレイを組み合わせたというのに、である。どうにもその基本理念の部分が失敗しているように思えるのだ。探索も育成も、そしてシューティングもうまく噛み合ってないのではないか。

 まず、探索にはあまり価値がない。入りこんだ場所に行ってみても、そこにあるのは敵と金くらいのものである。そして、隠しEXITは見つけても金と普通に買えるアイテムしか手に入らない上に、そもそも特別なギミックもなく、ハッキリ言って隠されていない。金は装備をアンロックするために必須なのではあるが、あまり血眼になって探さずとも十分な数が手に入るのである。つまり、探索する甲斐もなければ、見つける楽しみもないのである。

 そして、育成要素も幅が狭い。自機の基本性能が4種類で、ショットのパワーアップが4種類のみである。しかも、組み合わせによって攻撃や機体の特色が極端に変化するということはあまりない。その上、最終的には簡単にほぼ全装備状態になってしまうので、育てるというよりはパワーアップアイテムが勝手に転がり込んでくるという感じになっている。

 単なるシューティングゲームとしても疑問が残る。ステージ構成は単調ではないが、そもそも探索型のため、敵の襲撃があまり強烈ではなくスピード感もないという欠点を抱えている。特に、「Crossfire」と比べるとメリハリが強くなく、戦略性も弱い。また、ホーミングが異常性能のため、壁をはさんで攻撃するということになりがちで、これがあるせいでシューティング部分が一気につまらなくなる。自分で画面をスクロールさせて敵を探すという仕様上、致し方のない部分でもあるのだが、しかし、それならそれで、探索・収集部分に別の楽しみを詰め込むべきであっただろう。

 さらに困ったことに、協力プレイをする必要性が感じられない。そもそもおまけ程度の機能ということで期待するほうが間違っているのだろうが、それでもこれはもったいない。困ったことに育成要素は共通なので、プレイヤーごとの特色が出ず、作業分担がしづらい。そして、前述のようにホーミングが強い為、一人でも何ら問題はなくゲームが進行してしまう。仕掛けとして協力せねばならない部分も特になく、足の引っ張り合いもほとんどないとなれば、やはり協力要素はメインではないのだろう。

 結局のところ、今までにあった固定画面シューティングの爽快感や戦略性は他の要素に殺され、そして、新しく入ってきた要素は生かしきれていない、という状態になっている。互いに首を絞め合っており、ややダルいシューティングゲームとややショボい探索・育成要素が詰まった内容になってしまった。

問題含有率高め

 これまで散々苦言を呈したが、かといってこの作品がダメなゲームというわけではない。オフラインのみとはいえマルチプレイに対応しているということで、複数人で遊べばそれなりに楽しめるだろう。そして、鶏口牛後というわけではないが、他の360インディーズゲームと比べれば抜群に出来が良い。更に、プレイヤーの好みに嵌れば多少の不出来には目を瞑れるわけで、相対的に見ればやはり、良いほうだというべきだろう。

 しかし、あくまでそれは状況を考えた結果である。すべてプレイヤーがゲームに相対評価をするわけではないだろうし、何よりこの「Inferno」単体で考えた場合、もっとやりようはあったはずだ。そして、深みのある育成・探索要素を作れないのであれば、アイデアの組み合わせ方や出発点が間違っていたとしか言いようがない。

 三作目ということで新機軸を狙ったのだろうが、出来上がったものはやや型崩れしている。その姿勢自体は評価できるし、優しくしようと思えば目くじらを立てるほどではない。しかし、結果としては中途半端なものになったことは間違いなく、製作者が表現しようとした楽しみも、うまく描けていないのではないだろうか。
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radiangames Inferno 特集

radiangames Inferno

 radiangamesの三作品目となる『radiangames Inferno』が配信された。さっそく今回も特集していこう。

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タイトル画面
 前作である『radiangames Crossfire』は固定画面シューティング、更にその前の『radiangames JoyJoy』は固定画面全方位シューティングであったが、今回の『radiangames Inferno』は、育成要素があるマップ探索型の全方位シューティングとなっている。

 ……と、サラッと説明したのはいいものの、前作の特集記事を読んでいただいた方で、記憶力の良い方は疑問に思っているかもしれない。「確か、前作中の予告では『radiangames Blaze』が次に来るはずだったのでは?」、と。公式ホームページにはその理由が記してあるが、どうやら開発に問題があって保留状態になり、Infernoのほうが先にリリースされたとのことである。

ゲームルール

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行き止まりには鍵が必要
 さて、ゲーム内容の説明に入ろう。マップをスクロールさせ、敵を倒しながらゴールを目指せば良いのだが、場合によっては上記画像のように行き止まりが存在する。その場合、右上にある鍵を手に入れると道が開けるのだ。

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行き止まりには鍵が必要
 敵を発見したら、ライトスティックで好きな方向へ射撃し倒したり、あるいはシールドを使ってやりすごす必要がある。ライフは初期状態で3つあるので、これをすべて失わないようにしつつ、ゴールであるEXITへたどり着けばクリア。また、ステージによっては隠しゴールがある場合もあるので、いろんな場所を探していこう。

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ドローンは優秀なので、有効に活用したい
 自機を強化する要素がいくつか存在する。まずは、ドローン。機体の近くについてきて援護射撃をしてくれる、いわゆるオプション的な存在である有効な攻撃手段で、彼らは最大で3匹まで出現してくれる。ただし、一撃でやられてしまう脆弱さも持ち合わせているので、注意したい。専用の残機で復活できるが、出来ればシールドで守ってあげよう。

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ボムでしか倒せない敵も存在する
 シューティングゲームではお馴染みのボムも存在している。画面内にいる敵を一斉に倒すことが可能。入手できる機会が限られているが、これでしか倒せない敵も存在するため、ぜひとも有効に活用したい。

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アンロックで鍛えまくれ
 道中にはショップが存在し、入手したお金によって、装備の強化やアンロックが可能である。

 購入できるのは「EXTRA HEALTH」・「SUPER SPEED」・「SHIELD ENERGY」・「SHIELD PUSH」といった補助的なものから、ショットを鍛える「RAPID FIRE」・「POWER SHOTS」・「SPREAD FIRE」・「HOMING SHOTS」というものも存在している。はじめはどれかひとつしか装備できないが、ステージが進むことによって装備可能数が増えていく。それぞれには最大二段階のロックが掛かっているので、頑張ってお金を集めて機体を鍛えていこう。

 また、ショップではドローンの残機やボム、高くはなるが鍵も購入可能である。

クリア目的やその他のおまけについて

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ボスも登場
 用意された様々な要素を駆使し、全30レベルをこなせばゲームクリアとなる。ステージ15と30には強大なボスが存在するので、気を引き締めていこう。

 また、クリア後にはショップのアンロックを引き継いで遊べる「New Games+」がプレイ可能になる。これによって装備の制限がなくなり、序盤から強力なショットを撃ちたい放題になる。

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お友達と一緒に遊ぶのも良し
 そして、最大4人までのオフライン協力プレイに対応したのも大きな進化だ。仲間と共に敵へ立ち向かえば、難関ステージも楽勝になるだろう。お金やショップでのアンロックは共通なので、育成方向を相談しつつ、うまく協力して先へ進んでいきたい。


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・radiangames Inferno 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:radiangames ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/01

 radiangamesの第三作品目。
 今回はオフライン4人までの協力プレイに対応した、マップ探索型全方位シューティング。
 味方と協力して金を集め、全30ステージのクリアを目指そう。
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2010年8月 XBox360 IndieGames 『X REVIEW』

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X REVIEW 8月号

 「X REVIEW」は「お前のところのレビューは、文字ばっかりでわかりにくい」という一言から生まれた、画像形式のインディーズゲームおためし版レビューです。
 よりわかりやすく、よりスマートに、ということを目指してこのような形へたどり着きました。

* 決して「クロスレビュー」ではないです。「エックスレビュー」なのでお間違いなく。


今月のメンバー

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 今月はSSDM、腐った蜜柑、ちょうさん、にゃんこというメンバーで書かせていただいております。


X REVIEWとは!?

 X REVIEWでは、それぞれ4人のレビュワーが先月のインディーズゲームタイトル(おためし版)についてのレビューを書いております。レビューは全件に対して書くのではなく、一部ピックアップタイトルのみになっています。
 ピックアップしているソフトは、インディーズゲームを触っていない方が興味を惹かれそうなものを独断と偏見で選択しております。

読み方

 縦に読んでいってください。はじめにゲームタイトル・説明、SSDMのレビュー、腐った蜜柑のレビュー、ちょうのレビュー、にゃんこのレビューという順番で掲載されています。ゲームに対するレビューと、点数、そして場合によっては特殊なマークがついていることがあります。

 タイトルの上にXNA CCOのマークがついているゲームは、レビュワーが「今月のおすすめ」として取り上げたタイトルになっております。決して点数が一定以上になったから付く、というわけではありません。攻略記事や特集ページを書いたりすることに関連したりもしません。もちろん、点数評価やレビュー内容に影響を与えることもございません。殿堂入りなんてものや攻略記事に関連してしまいますと、正確な評価につながらなくなる恐れがあります。なので、切り離すことによってより真っ当な評価に近づくと思われます。

点数制度

 点数はレビュワーたちの意見が一方向へまとまらないように、それぞれの基準でつけています。基準も点数の表現もまったく違います。
 その理由は、たとえば、全員が十段階評価で「9・9・8・9」と付けてしまうと、読者に「ああこれは9点くらいのゲームなのだな」という、曖昧で無責任な意識を植え付けてしまう恐れがあるからです。

 平均10点のゲームであったとしても『ベイグランドなんとか』みたいに、人によっては楽しめないこともあるでしょう。逆に、平均3点のゲームであっても自分にとってはすごく面白いかもしれません。やはり、人によって楽しみは違ってきてしまうのです。また、平均9点のゲームであっても、「かなり面白い」と言っているのか「満点まで足りない」と言っているのか、わかりにくいでしょう。

 そこで、X REVIEWではあくまでレビュワー個人としての意見を尊重し、それぞれの意見は独立したものだということを強調します。平均点意識、言い換えれば「レビュー全体としてのゲームに対する評価」という印象付けを避けるため、次のような措置をとっております。

 SSDMは文字による評価、腐った蜜柑は100点満点による評価、ちょうは○・△・×による評価、にゃんこは10点満点による評価で点数をつけています。全体的にどのくらいなのかということはわかり辛くなりますが、逆に個人にぴったり合うゲームは見つけやすくなるのでは、と考えています。

レビューを書くにあたって

 おためし版は時間の許す限りプレイしてからレビューを書いておりますが、バージョンアップや、製品版にアップグレードし内容が大きく変わることがありますので、レビュー内容とゲーム内容が違ってくる可能性は捨て切れません。また、レビュワーには最低プレイ時間などを設けておりませんので、各々ごとにどこまで触ったかということも変わってきます。

その他

 『X REVIEW』編集部では「このタイトルを取り上げてほしい」、「このレビューについて意見がある」などという意見・感想・批判などを喜んでお受けいたしますので、何かございましたら、お気軽にヒゲの生えていない編集長SSDMまでご連絡をください。

 どうぞ、これらご理解した上でお読みください。

2010年8月分

・原寸よりサイズ圧縮のPNGバージョン。
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 画像は縮小しており読みづらくなっておりますので、原寸大の画像も用意しております。ただし、JPG画像になっており、容量の都合上、画質が汚くなってます。

・原寸JPGバージョン。
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 先月のX REVIEW記事はこちら
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ラブプラス+ 26 「夏とのしばらくのお別れ」

夏休みはやっぱり短い やりたいことが目の前にありすぎて

 「ゲーマガ」を読んでいたら、やはりカノジョが風邪をひいたときは看病イベントが起こる、という記述があった。前回は彼女の様子を見に行ったというのにまったく何も起こらず弱っていたのだが、やはりどうも只事ではないらしい。僕と愛花の仲を裂こうとする何者の意図があるのではないか……、と思いついたのだが、これだとカノジョのお父様しか思い当たらないので、この件については忘れたことにしよう。

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劇団とんがり帽子を見に行く
 夏休み最後の日曜日は、もちろん愛花とデートをして過ごした。ツクツクボウシの鳴き声を聞きながら彼女と歩いていると、なんだか時間が過ぎ行くのが惜しく思われる。旅行にも行ったし、毎週デートもしたし、毎日のように会っているというのに、それでも止められるのであれば時計の針を指で押さえたくなる。いくつになっても、夏の終わりはどこか切ない。

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9月へ突入
 しかし、季節に待てよと声をかけども無意味である。タイトル画面はすっかり秋の様相を表し、ススキが揺れるようになってしまった。

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学校へ行かねばならない
 夏が終わって何が辛いって、制服に袖を通して通学路を歩まねばならないということである。普段であれば、面倒臭そうな不貞腐れた顔で嫌々学校へ向かうしかないのだが、しかし、愛花がいると学校生活も楽しくなってしまうのだから、まァなんとも弱る。彼女もまた、学校で会えるようになってうれしいとしつこく言うので、それなら別にいいかと流されてしまいそうだ。

お付き合いの形

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またもや熱海チャンス
 学校にも戻り慣れたころ、携帯電話が愛花以外からのメールで鳴らされた。どうもまた熱海旅行に行く機会を得られそうなのだが、僕はこんな記事を書いているので、正直なところあまり行きたいとは思えなかった。

 僕には、行動ポイントを15使って適当にメールを送るか、ポイントを30使って真剣に応募するか、あえて返信をしないかという選択肢がある。普通に考えれば一番最後を選択するべきなのだが、なぜか一番最初の選択を選んだ。行きたくはないが、それでも当たったのならば仕方がない、という死ぬほど消極的で贅沢すぎる考え方である。

 なぜそうしたのかといえば、もし当たったのならば、愛花はきっと喜ぶであろうと推測したからだ。彼女を喜ばせたいと思いつつも、しかし熱海は勘弁してほしい。そんな中途半端すぎる折衷案が、あまり確率の高くなさそうな運に任せる、という選択をさせたのである。

 抽選結果はハズレだったので返信しなくても良かったように思えるのだが、しかしこれで義理は果たしたといえよう。

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奇抜な髪型だなァ……
 なぜこんな回りくどいことを考えているかといえば、あまりにも愛花が甲斐甲斐しくカノジョとして努力をしているからである。毎週のように髪型を変えてくるし、どういう服が好きだの、どういう色が好きだのと少ししつこいくらいに聞いてくる。いい加減彼女との付き合いも長いのだが、どうもそれらに慣れない。

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学校へ行くと懐かしいポニテ姿に
 僕はひねくれた性格なので、どうにも人から好意を寄せられるのが苦手なのである。だから、「彼女のためにすべてを投げ捨てよう!」とは思えないし、しかし彼女の好意が嫌なわけではないので、「うるせえお前のことなんて知ったことか!」と傍若無人に振舞うこともまた難しいのである。その曖昧さが、僕になんとも半端な行動をとらせてしまうわけだ。なんともダメであるが、愛花はとりあえずこんな人が彼氏でも怒る気はないらしい。とりあえず、嫌われないならば、これでもいいのかもしれない。いつか振られそうではあるが、その時はその時だ。

諸行無常

 さて、気がつけばこのプレイ記録もかなり傾向が固まってしまった。毎回どこへデートに行っただの、彼女が髪型を変えてきただの、時節のイベントがどうの、という決まりきったパターンになりつつある。カノジョとのスキンシップがうまくいかないという課題や、見ていないイベントなどはまだまだ多いものの、これで一旦、プレイ記録を終了ということにさせてもらおう。

 更新ペースから察してもらえると思われるが、日常生活においては特筆することも少なくなってきた。それに伴い、刺激も少なく思えるようになってしまった。記述することがなければ、記録としては十分に役目を果たしただろう。

 夏とは違い愛花はしばらく一緒にいてくれるようなので、記録はここで終わらせるものの、彼女が飽きるまでは近くにいてみようかと考えている。幸いなことに、彼女といる楽しい時間はとわにあるのだ。
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『Shadowrun』がゲームオンデマンドで配信開始

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『Shadowrun』とは

 『Shadowrun』はFASA studio開発の対戦型FPS(一人称視点シューティング)である。プレイヤーはRNA側とリネージ側に別れ、四種類の種族とマジック・そしてテックを使い分け、相手のチームを倒すことを目的とする。

 8対8の最大16人対戦がメインなのだが、とにかくそれを作りこんでいる。有名な『Halo』のリードゲームデザイナー・John Howardがシステムとバランス調整に3年を費やしたとのことで、それに見合った出来となっているだろう。僕がXbox360で最初に遊んだFPSがこれだったのだが、あまりの出来のよさに、これ以降触った他タイトルすべてが霞んで見えるようになってしまった。

 とはいえ、この『Shadowrun』の対戦、基本ルールは旗の取り合いである「キャプチャー・ザ・フラッグ」に類似したものであるし、マップも左右対称のものが多い。武器もそこまで珍しいものが揃っているではないし、グラフィックもずいぶん前のゲームということで、あまり見所にはなりえないだろう。しかし、わざわざこうして記事にしているということは、ちゃんと魅力があるというわけである。

 このゲームには「テレポート」という壁を超えてワープできてしまう能力があったり、あるいは空高く飛ぶことのできる「グライダー」などという技術が存在していたり、壁の向こうを除ける「エンハンスビジョン」なんでものがある。そして、それらを単なる異色の存在として用意しているのではなく、対戦ゲームとして納得がいくバランスに落とし込んでいるのだから素晴らしい。

 対戦FPSの常識で考えれば、壁を越えたり空を飛ぶというのはあってはならない話である。プレイヤーは地に足をつけ、スプリントでマップを走り回らなければなければならないと思い込んでいる。それは製作側からしても当たり前で、ゲームから破綻を無くすのであれば、出来る限り想定外になりうる要素は避けたいわけだ。

 マップをぶち抜いて移動できたり自由に空を飛べるようなシステムは、例えるならば100m走で空を飛べる選手が参加するようなものだろう。こうなればもはやルールは崩壊してしまい、レギュレーションに飛行禁止の一文を付け加えるしかない。FPSで考えれば、ワープや空を飛べる相手は、目の前から敵が現れるという常識を無くすだけでなく、空から来るパターンや壁を抜けてくるパターンなどの考慮をしなければならず、製作の上でチェックすべき量は膨大なものとなる。つまり、そんな無茶な要素を入れてしまえば、まずバランスの良い対戦ゲームなど作れない。そもそも、そんな厄介ごとを加える必要性はないのだ。

 しかし、『Shadowrun』はとにかくマルチ対戦に注力した作品である。その一見無理とも思える要素を詰め込んでおきながら、完璧に近いといっていいほどのバランス調整に成功した。これによって、実に爽快感が溢れる上に、様々な手段で相手と戦うことのできるFPSを生み出したわけである。

 そして、プレイヤーキャラとして選べる種族・特殊能力も一長一短の要素を持っている。どれかが決定的に強いということはなく、しっかりとしたすくみ状態になっており、チームはうまく作戦を組む上でそれらを取捨選択して使わねばならない。

 また、相手を倒すだけでなく、味方の援護をすることによってチームに貢献できる内容になっている。あくまでこのゲームは、8対8で集団戦をすることを最重視しているのだ。無茶とも思える移動手段は、攻め方の種類を増やすため。すくんでいる種族や能力はチームとしての戦い方を方針付けるため。援護が貢献としてポイントになるのは、集団としての戦い方を推奨しているためである。

 ここまでお膳立てされたマルチ対戦ゲームとなれば、奥深さはお墨付きとなるだろう。とある傾向に偏らせれば勝利が掴める、なんて底が浅い作品にはなりえない。本当に見事な仕上がりになっている。

 本来は2010年8月24日にゲームオンデマンドで配信される予定であったが、一度延期になった。そして、今度こそ本当にダウンロードできるようになったので、それを知らせるためにこうして記したのであった。

面白いゲームでも、良い作品とは限らない

 称賛するような論調で書いたが、残念ながらここはSSDMの管理する「毎日ムキムキ」である。褒め言葉ばかりで終わるとは、然うは僕が卸さない。そんなことがあるとしたら、買収されているか脅されているか、あるいは私利が絡んでいるか、もしくは僕が混乱しているかという所であろう。

 この作品は2007年6月21日に発売されたのだが、あまり売れなかったようである。日本ではかなり投売りが目立ち、僕もかなりの安価で買った上に、その一年後くらいに新品が500円で売られていたのを見て、悲しくなってつい買ってしまった。しかし、前述のように出来は異常といっていほどのもの。実際に遊んだプレイヤーの評価も高い。なぜそうなったのか。

 まず、パッケージ画像を見てもらえばわかるが、本当にマイクロソフトは売る気があったのか? と疑問を持たざるを得ないイラストである。これだけではどんなタイトルかさっぱりわからないし、ただでさえ日本では馴染みの薄いFPSというジャンルである。当時はマルチ対戦ができるゲームは多くなかったが、それでも売れなかった。ということは、ほとんどの人には内容を理解してもらうことすらなかった、といえるのだろう。

 そして、Windows VistaとXbox360という違うプラットフォーム同士で対戦できる、「クロスプラットフォーム」なるものを実験的に取り込んだというのも問題であった。結果からいうと、このクロスプラットフォームは失敗に終わった。PCユーザーを取り込めなかったという点は、対戦ゲームにおいて大きな傷になってしまう。

 更に売り文句にもある「充実のオフラインプレイ」というのが非常に痛い。この作品、マルチ対戦に注力しすぎたせいで、シングルプレイがほとんど存在していないのである。多くの作品にとって、マルチ対戦などというのはおまけ程度のものだ。確かに作りこんでいる作品はあるが、結局のところ『Shadowrun』には勝てないのではないか。しかしそれは、そこまではする必要がないからであろう。

 どんな作品でも、マルチプレイができればとりあえず面白い、というのはまったくもって確かな事実なのである。それが多少出来損ないであっても、フレンドと一緒に喋りながら遊べば退屈しのぎにはなるだろうし、それがそこそこの出来であったのならば楽しむことは難しくない。となれば、マルチプレイは出来自体よりも、むしろフレンドと一緒に遊べるかどうかが問題であり、要するに販売本数が多ければ多いほど楽しいと言われるわけだ。早い話、有名タイトルやブランドの対戦のほうが、普通の人にとっては面白いわけである。

 トドメに、『Shadowrun』はその奥深さ故に自分の首を締めることになっている。かなり戦略に幅があるのだが、パブリックゲームではその広さを生かしきれていない。かなりワンパターンな戦い方が目立ち、プレイヤーがゲームのポテンシャルを引き出せていないのだ。

 僕が遊んだ限りでは、身軽な種族を使って一人で戦いをこなすプレイヤーというのが多い。無論、それも作戦のひとつとして有り得るだろう。ただ、あまりにもそればかり選ぶ人が多すぎて、チーム戦として成立していない試合が多い。それが偶になら良いにしても、何度も何度も見てしまったため、正直なところげんなりしている。せっかく違う戦闘を出来る要素があるというのに、手を出す人が少ないのだ。

 もちろん、パブリックゲームということで他人を頼れない故にこういった傾向が強くなる、ということもあろう。そして、これは遊んでいる側が完全に悪いというわけではなく、むしろ可能性を秘めておきながら、それを理解させるまでに至らなかった製作側にも非があるのだろう。

 マルチ対戦ゲームをプレイしている人が口々に言う、バランスの良いゲームだとか、飽きの来ない作りだとか、そういったものがこの『Shadowrun』には込められている。しかし、この作品が多くの人によって遊ばれることはなかった。少なくともXbox360でマルチ対戦ゲームをする人には、それらのものを必要としていなかったのであろう。これがこの作品に対する僕の見解である。

それでも好きなんだ

 こう書いたが、僕個人としては非常に好きなタイトルである。前線に出てもよし、その支援に回ってもよし、後方で地味な仕事につくもよし(矢面に立ってくれる人がいればの話ではあるが……)。どれをやっても面白く、腕の磨き甲斐がある。やればやるほど深みが出るし、思い出も色々とあるタイトルだ。

 とはいえ、これまた前述の理由から嫌気が差した面や、問題も沢山ある。そんなわけで、「ぜひ買うといいだろう」とは口が裂けてもいえないのが悔しいのだが、とりあえずマルチ対戦FPSとして優秀なのは確かだ。

 そして、こういった市場から消えやすいであろうソフトが、オンラインで手に入るのは喜ばしいことだ。オンデマンドの醍醐味ともいえるのではないだろうか。買えとは言わないが、存在することを一人でも多くの人に知ってもらいたい。
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Xbox360 IndieGamesで石を拾う 14 【Avarar Calendar】

Avarar Calendar

 Xbox360インディーズゲームにおいては、アバターを使ったソフトが数多く出ている。今回はその中においても、飛びぬけて優秀な作品を紹介しよう。あまりに卓越した出来に眩暈を起こさないように注意してほしい。

 タイトルはAvarar Calendar。製作者はFifaKane。値段は80マイクロソフトポイント。

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パッケージ画像
 その名の通り、これはカレンダーソフトである。「なんだ、わざわざXbox360でそんなの起動しないよ」と考える読者も非常に多いと思われる。しかし、この『Avarar Calendar』は一味違う。計算されたデザインと秀逸な使い勝手には驚きを禁じえないはずだ。気づいた時には、このソフトを手に取っているかもしれない。

嫌でも購入してしまう! 驚愕のソフト内容

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タイトル画像
 さて、これがタイトル画面である。既に動揺してもかまわない。もはやこの段階で、カレンダーソフトとしての優秀さがにじみ出ているだろう。

 アバターの画像にジャギーのようなものが出ていたり、なぜか背景色がおかしいのは、一見単なる手抜きに見えるが、むしろこれはプレイヤーの緊張を解きほぐすための巧妙な手段だ。この手のソフトはユーザーが毎日使うものであるから、堅苦しさやとっつきにくさとは距離を置くべきである。つまり、あえてこうしているのだろう。あまりに見慣れすぎたフォントもまた、そのエヴィデンスである。

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基本画面
 起動すると、これまた見事な景色が目に飛び込んでくる。カレンダーとしてどれほどスペリオールな存在なのかが窺い知れる。

 日曜から土曜まで色などの変化をつけず一切を差別しない、イクオリティなデザイン。祝日は地域により差異があるため、一切を無視することによってワールドワイドに対応したという視野の広さ。そして、アバターは目立たないよう脇にぽつりとに配置されている。あくまでカレンダーという本質を損ねないための、しかし飾り気を忘れない絶妙なポジショニングだ。

 これが普通のカレンダーであれば、土日に色がついていたり、祝日には印がついていたり、画面の半分が写真で埋まっていたりするという常識がある。しかし、このソフトはそれらを思い切って削除した。世界を相手にするのであれば、このくらいの覚悟は必要なのである。どう考えても曜日に色をつけるのを面倒臭がったとか、祝日がないのは対応するのが手抜きだからとか、そういった憶測は間違っている。なぜなら、普通にカレンダーソフトを作るのであれば、そのあたりは脳みそがゾンビ状態でも間違いなく抑えるはずだからだ。

 おまけに、画面上部のライトバンパーとレフトバンパーはボタンの形と中身が入れ替わっているという親切心(ボタンの形状からすると、LBは左側が先細くなっているべきである)。これは、「常識に囚われないようにしろ」、という製作者の叱咤なのだろう。

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日本語なんかいらんかったんや
 もちろん、世界を視野に入れているソフトなわけで、日本語には非対応。あくまで英語を使い、日本人には語学力を鍛えてほしいという作者の願いがこもっているだろう。決して、対応するのが手間だったから、などと邪推してはいけない。

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英語さえあればいい
 こうして英語で予定を入力していると、ひしひしと語学力の向上を感じ取れる。『Avarar Calendar』のおかげで、異性にはモテ、金は腐るほど手に入り、人生がすべて上向く予感すらする。これこそ人類に必要なものだったのではないか。

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2012年になってもこれだ
 そして、このストイックなカレンダーは未来になっても永久不変なデザインで我々の前に姿を現す。何年経とうと質実剛健で、しかしアバターという茶目っ気を忘れきらない出来。しつこいようだが、曜日に色をつけるのすら面倒臭がり、デザインがメモ用紙に予定を書き込むより惨めで、アバターはノリで貼り付けたような適当配置、というものではない! むしろ、すべてが計算された上であえてこうなっているのだ。これこそデジタルカレンダーの決定版と言えよう。

 これがなんとたったの80マイクロソフトポイント! 素晴らしいカレンダー機能にアバターまでついて、さらに英語まで出来るようになる。こんなに素晴らしい作品は今まであったか! さあ、今すぐXboxマーケットプレイスにアクセス!

 ……ふざけんな!


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Avarar Calendar 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエイター: FifaKane ジャンル: その他 開始日 2010/05/22

 どう考えても使いたくないカレンダーソフト。
 何がすごいって、習作にしても手抜きなところがすごい。
 これが家庭用ゲーム機で世界に配信されるってんだから、よだれが溢れそうなくらいたまらない。
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『ザ・シムズ3』が家庭用据え置き機にやってくる

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『ザ・シムズ3』来る

 『ザ・シムズ3』が11月18日に、Xbox360とPlayStation3でエレクトロニックアーツから発売されるという情報を知った。これを聞いて、昔の記憶が色々と蘇ってきた。

ザ・シムズ3 | EA エレクトロニック・アーツ
http://www.thesims.jp/thesims3/console/

 『ザ・シムズ3』は『The Sims』(邦題は『シムピープル』)から続く、PC用のシミュレーションゲーム。シム人なる人間に似た人物たちや、彼らの住む家や街などを作り、そこで暮らす様子を眺めるのが目的の箱庭的なゲームである。シム人たちは恋愛や喧嘩をしたり、性格に添って自由気ままに暮らしていくので、単純にそれを見て楽しんだり、あるいは指示を与えて自分の理想の人間関係を構築していくなどの楽しみ方ができる。

 平たく言えば『シムシティ』の人間版だろう。そして、今回はその最新作が家庭用ゲーム機にやってきたというわけだ。PC版は高いスペックが必要なので、端から諦めていた僕にとってこれとない福音である。

『シムピープル』のおもひで

 僕は一作目である『シムピープル』のみ遊んだことがあるのだが、これがなかなか面白かった。自分でやりたいように、好き放題できるのがとにかくたまらない。

 自分の家族に似せたキャラを住まわせるもよし、あるいは自分だけのハーレムを作って楽しむもよし、もしくは気ままな一人暮らしを楽しんでも良い……のだが、歪んだ性癖にも対応しているところが見事だ。不仲な両親に一人の性格が歪んだ子供を配置し、無残な家庭を見ることも出来る。イカれた一家を住まわせて隣家を困らせたり、死ぬほどバカな若者同士をルームシェアさせておきつつ火事を起こして殺してしまうなど、かなりどうかしている遊び方にも対応している。

 そのせいで、僕にとっては因縁のある作品といってもいい。こういった箱庭で世界で傍若無人に振る舞い、現実世界では到底できないことを行い興奮するということを教えてくれたのは『シムピープル』だからだ。思えば、『オブリビオン』で各地の店主を殺して泥棒をし、女だったらついでに服を剥いで素手でボコボコに殴り続けることなんかに興奮するようになったのは、『シムピープル』でろくでもない遊びを覚えたからであろう。思えば、どれだけのシム人を不幸に落とし込んで喜んだことか。

 ……なんだかゲームに責任を押し付けて、自分の性根はまったく悪くないとでも言いたげな文章になってしまったが、人間には多かれ少なかれ攻撃的な面があるだろう。そういった部分をも拾ってくれるという意味で、このシミュレーションゲームはなかなかどうして面白いと感じた思い出があるのだった。

買うべきか否か

 しかし11月は欲しいソフトがいくつか出る月なので、『ザ・シムズ3』を買う余裕があるか難しそうだ。また、そもそもPC版でのMOD追加が楽しい側面もあるし、コントローラーでの操作は面倒臭そう。そもそも、やりたいことは『シムピープル』でやりつくした気もするのだ。

 ただし、プレイ記録をつけると間違いなく楽しいことになるだろうし、オリジナル家具のネット共有ができたり、「カルマパワー」なる独自の要素があるとかで、家庭用機でもやりやすく調整してあるのだろう(おそらくはチートの代替品だと思われる)。その点を考えると、ゲーム自体は悪くなさそうである。

 現段階では買うか悩んでいるが、魅力的なソフトが登場したことは確かだ。シム人の断末魔が脳裏に浮かび、それをもう一度聞きたくなってきた。
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VANQUISH 体験版配信

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VANQUISHの体験版がXbox Liveマーケットプレイスで配信開始

 2010年10月21日にSEGAから発売予定の3Dアクションシューティング、『VANQUISH』の体験版が配信された。この作品に関しては、僕も8月7日に開催された体験会に参加させてもらったので、色々と思うところがある。詳しいことはレポート記事を参照されたし。

○ 「code:VANQUISH 0807」レポート 会場編
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-842.html
○ 「code:VANQUISH 0807」レポート ゲームプレイ編
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-843.html


 さて、体験版の内容はチュートリアルがついていたり、デモがやや変化していたりなど、パワーアップした面も存在しているが、基本的には体験会で遊んだものと同一になっている。そんなわけで、僕の感想はわざわざ改めて記す必要もないだろう。

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 体験会の際に、Twitterで会を盛り上げるためのサクラのようなアカウントと思わしきものがいくつか存在しており、非常にゲンナリしたなんて思い出もあるのだが、何にせよこれで多くの人が実際に触って自分なりの評価を下せるだろう。僕がロクなレポートを書けていないことを確認するという意味でも、参考になる体験版だと思われる。

 ハイスピード3Dアクションシューティングが楽しめ、見所がある作品なので、興味のある方は是非とも。
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屍病汚染 DEAD RISING 8話(最終話)

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8話のあらすじ

 いよいよ最終話である第8話が配信された。……なにがいよいよだ。本来、XboxLiveでは先行配信ということで、『屍病汚染』の8話がWebより一週間早く見ることができるはずなのだ。それなのに、どうもマイクロソフト側のシステムの問題で延期したというのだからもう。結局、一週間遅れの公式サイトで見たわけである。何の為にゴールドメンバーシップを払っているのか! という台詞が思い浮かんだが、これではまるで『屍病汚染』のためにメンバーシップの料金を払っているようで惨めだ。あえて言わないでおこう。

 今回もネタバレ満載である。以前の話については、「屍病汚染 DEAD RISING 1~3話」と「屍病汚染 DEAD RISING 4~5話」、そして「屍病汚染 DEAD RISING 6~7話」を参照されたし。

 今回も、ゾンビ化進行を防ぐ薬である「ゾンブレックス」を探す二人。どうも真理の状態は芳しくなく、かなり病状が進行している様子である。挙句に、主人公もゾンビに噛まれてしまう。一刻も早く薬を見つけなければ、二人ともお陀仏だ

 しかし、辺り一帯を探したものの見つかる様子はない。残るはゾンビがたむろしており、重い扉で守られている一画のみ。あそこにあるかもしれないが、近寄りづらい。というところで、武装車椅子に乗った主人公をゾンビの海へ投げ飛ばす作戦を決行。あまりにも無茶苦茶な展開に眩暈がしそうだが、この監督は宗教上の理由か何かでゾンビとの戦闘シーンが撮れないようなので、無条件で戦いも映像もなしに撃退が成功する。

 重々しい扉を開くと山積みになったゾンブレックスを発見。真理がそれを見て、「生きられるー!」と頓珍漢な台詞を言って、二人して大笑い。見事なハッピーエンドで幕は閉じられる。

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真理のゾンビ化度 120パーセント!

 いやー、こうして最後まで見ると、心底どうでもいい映画だと思わされる。作品にメッセージ性はあるらしいのだが、まったく表現できていない。出来の悪い映画を作ってあえてピエロを演じるにしても、中途半端。主観視点を使って映像的に面白い絵が撮れているわけでもない。擁護もできないし、クソだとも笑い飛ばせない純粋な駄作である。

 最終話ということで、ストーリーの破綻も極まっている。特に薬を見つけてからは、真理の脳みそが完璧にゾンビ化したようだ。いくら大量に薬があるとはいえ、そもそもこのゾンブレックスはゾンビ化の進行を抑えるだけのものである。12時間ごとに投与しなければならない、というエイリアンの鼻くそみてえな設定があるわけで……。どうやってゾンビだらけの世界でこの薬を運び続けるのか。そして、大量にあろうとも倉庫にある量は高が知れており、これだけあろうとも、せいぜい数ヶ月、よくて一年くらいしか生き長らえられないわけである。おまけに他の感染者に分ける必要がでたら一体どうするのか、と問題が山積みである。正常な脳みそをお持ちの方であれば、薬を見つけただけではとても喜べるわけがない。おまけに彼女はそのあたりの事情を知っているのにも関わらず、右画像のような満面の笑みを浮かべ、しかも劇自体が強引に終わるのだから笑える。

 「真理の少女のような笑顔が撮りたかった」とは監督の言葉だが、そんなに頭がおかしい登場人物の狂った笑いが撮りたかったのだろうか。人の性癖にケチをつける気など皆目ないのだが、いやはや、世の中には変わった人もいるものである。

 そんなわけで、稲船監督と同じ特殊性癖の方向けであるとか、彼のドヤ顔で笑える人向けの駄作、とでも言っておけばいいわけだが、なぜこの作品がダメだったのかもう少し細かく考えておこう。

そもそもが終わっている

 そもそも、ビデオゲームを実写映画化すると失敗しやすいというのはご存知の通りであろう。この『屍病汚染 DEAD RISING』も例に漏れず、見事にずっこけている。他の作品にはそれぞれの失敗した理由があるのだろうが、とりあえず、この作品においてはそもそも成功する見込みがなかったのではないだろうか。

 だいたい初めて稲船監督が映画監督としてメガホンをとる作品なわけで、技術的な面で優れている内容になるわけがないし、単純に映像作品としても見れるものにもならない可能性が高いわけである。となれば、原作ゲームファンだけでも魅了できるものにしたり、妙なアイデアを用意したり、あるいはメッセージ性だけは強くするなど、次善の策を練るべきであろう。しかし、そこもうまくいかなかった。

 まず、ゲームファンへのアピールの仕方が思いっきり間違っている。『デッドライジング』の魅力は、多様な武器を使っておバカに戦う戦場カメラマンや、ゾンビ黙示録の中で狂ってしまった一般人が紡ぐシナリオである。しかし、今回の映画で描写できたのは、後者がほんの少しだけだ。それも入れようと思っているだけで、うまく描写できていない。

 では、あえてB級映画のように撮って笑わせるというアイデアはどうだったか。こちらもまた、シナリオは破綻しているのだから笑いたくもなるのだが、半端にシリアスで、笑い飛ばすのをぶち壊してくれるという妙なものであった。せいぜい笑えるのは、稲船監督が毎回ドヤ顔で内容の無い映画について解説する部分くらいのものである。

 メッセージ性も、そもそもシナリオがイカれているせいでまともに伝わってこない。話がおかしくなったのはおそらく、プロモーション映画という立場上ゲームの設定を使わなければならなかったせいだろう。特にゾンブレックスの「12時間以内に投与しなければならない」という話は、映画としてはバカバカしくて仕方の無いものだ。ゲームであればたとえ無茶な話であろうと、実際にそうしなければ劇中のキャラが死んでしまいゲームオーバーになるので、有無を言わせぬ説得力がある。しかし映画の場合、展開は一本道。となると、端から助かる筋書きであれば、ゾンブレックスの件はアホが考えた無意味な設定にしかなり得ず、ついでに話をズタズタに引き裂いてくれる。その結果、落ち着いて行動すればまず助かるはずなのに無茶な行動ばかりするという、頭のおかしい真理という登場人物を生み出した。

 こうして見ると、企画の段階で成功する見込みがなかったのではないか。技術もなく、ファンに強く媚びることもせず、アイデアは中途半端だし、メッセージも伝えることは不可能。これではどうあがいても駄作が出来上がる。まるでゾンビが溢れた世界のような製作状況だったのかもしれない。

 そう考えると、稲船監督は元から金をドブに捨てる気だったのかもしれない。会社関係者からすればこれは憤慨するべきことかもしれないが、単なる一ファンとしてはなかなか喜ばしいことだろう。金をドブに捨ててでも、周囲からどう思われたとしても、ゲームファンにこの映画を見せたかったのであろう。

 つまらないからそんなものはありがた迷惑である、と思う人もいるかもしれないが、早計に至らないで欲しい。いくら予算をつぎ込んだのかは知らないが、おそらくこの映画は喜ばしい成果は出せないだろう。つまり、監督は採算度外視でファンへプレゼントをしたということになる。そんな心のこもった嬉しいプレゼントを、諸君は無碍にできるだろうか? 少なくとも僕はできない。たとえ箱の中身がいらないものであっても、その心遣いだけで嬉しいではないか。贈り物で重要なのは、物の値段や価値ではなく、心だ。

 まったくもって、監督の優しい心遣いが染み入る限り。彼のドヤ顔の裏には、そんな暖かい人情のようなものがあったのではないだろうか。どや、この映画、もらって嬉しかったやろ? そんな言葉が聞こえてくるようである。

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2010年9月のゲーム購入予定

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今月の購入予定(?)ゲーム

○ 2010/9/30発売 『デッドライジング 2』 (パッケージソフト)
○ 2010/9/??予定 『デッドライジング2 CASE:0』 (Xbox Live Arcade)


 さて、久々に購入予定の作品を語る記事を書こう。どうもこのカテゴリは一年くらいサボっていたようである。僕は前々から購入する作品を決めるのではなく、どちらかといえば突発的に買ったり買わなかったりしてしまうところがあるので、あまりこういった予告を書くのには向いていないようだ。

 9月の購入予定は、『デッドライジング2』と『デッドライジング2 CASE:0』である。前者は、ゾンビどもが溢れる世界で、たくましく生き残る3Dアクションゲーム。そして、「Case:0」はそれに先駆けて配信される予定の、プロローグが楽しめるダウンロード作品である。

 前作の『デッドライジング』はなかなか楽しませてもらったので、今回の2にも期待している。……といいたいところなのだが、今回は前作と違って開発が海外、そしてプロモーション映画『屍病汚染』の出来がひどいものである、という点から不安が募っている。そんなわけで絶対に購入する、というわけではないのだが、しかし今月は遊びたいタイトルもないので、買うのであればコレか、と検討しているところだ。

 前作とは違い、オンライン複数人プレイにも対応しているようだし、一緒に遊べるであろうフレンドもいそう。となると買いたくなるのだが、しかし10月には『レッド・デッド・リデンプション』や『VANQUISH』が待っているわけで、別に買わなくてもなんとかなるのではないか、という考えが無きにしも非ず。

 とりあえず「Case:0」のほうは製品版の有料デモ版みたいなところがあるため、買ってみようと考えていた……のだが、どうにも海外アカウントでは地域制限がかけられ、日本は配信が延期するという有様。おまけに国内ではクレジットカードがなければ購入できないため、それを所持していない僕はここでやる気が一気に購入意欲が失われた。やはり来月のソフト群を考えて、『デッドライジング 2』ごとスルーしてしまおうか……。

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買いはしないが今月の目玉

 僕は買いこそしないものの、9月にはこれまた目玉タイトルが揃っている。廉価版ソフトは2日に『BAYONETTA』、『Halo 3: ODST』、『Left 4 Dead 2』、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』。そして、22日に『デビル メイ クライ 4』が発売される。

 L4D2はいまだにちょくちょく遊ぶので、プレイ人口が増えれば嬉しいような、しかし、対戦に初心者が増えるとなると、複雑な気持ちになるプレイヤーも多いはず。痛し痒しといったところだろうか。個人的にはCoopできるフレンドが増えると嬉しいところ。

 新作としては、15日に『Halo: Reach』が登場。Xbox360のビッグタイトルということで見逃せないだろう。しばらくはこのタイトルにオンライン対戦のプレイヤーが根こそぎ持っていかれそうだ。

 22日発売の『智代アフター ~It's a Wonderful Life~ CS Edition』もちと気になる。『CLANNAD』のファンディスク的な扱いのようなので、その作品をプレイ済みの僕は遊ぶ資格があるといえよう。

 いやしかし、僕はあの奇跡シナリオを笑わずに読めないので買うつもりは一切ないのだが、それにしても血と硝煙の臭いがするソフト群の中で、ギャルゲーというのは一際目立つ。今月もXbox360は狂った世界を展開し続けている。うむ、相変わらずここは妙な空気だ。だがそれがいい。
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インディーズゲーム 2010年 9/1~9/30の新作

9/1
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Treasure Treasure: FFEE 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:IshiEiketsu ジャンル:キャラクター アクション 開始日 2010/09/01

 『Johnny Platform’s Biscuit Romp』でお馴染み、IshiSoftの新作。今回はサイドビュー2Dアクションパズル。オフ2人プレイに対応。
 『Treasure Treasure: Fortress Forage』という、過去に製作した作品のリメイク版の様子。二人のキャラクターを操作して、仕掛けを解きつつ宝を探していく。

 タイトル画面のドット絵には思わず目を奪われる。ゲームボーイのようなグラフィックには独特の懐かしい雰囲気があり、外れかかっているあの液晶保護カバーと、手に圧し掛かるずっしりとした重量感が思い出される。
 ゲーム内容はおためし版が短すぎる・特にこだわった仕掛けがあるわけではないため判断が下しづらい。やや操作性が悪く、これといった解く楽しみがある様子ではなさそうだ。とりあえず、眺めることを第一として手を出すべきなのだろう。


9/2
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radiangames Inferno 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:radiangames ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/01

 360インディーズゲームにおいて傑作シューティングを配信しているradiangamesの新作。今回はステージクリア型の、育成要素がある全方位シューティング。オフ4人プレイまでに対応。

 今までの2作がかなり良くできていたため、今回にも期待していたのだが……、どうにもシューティングゲームと育成要素を組み合わせると、座りが悪いのではないか。

 操作性やグラフィック、レベルデザインやチュートリアルなど基本的な部分は今までの通りしっかりと出来ている。しかし、ゲームプレイ自体に目をやるとどうにも刺激が少ない。今までの2作は固定画面で迫り来る敵と戦うという、非常にわかりやすいものであった。これによって敵を大量に出してもなんとか対処できる上に、見た目やゲーム展開的にも刺激が強くなっている。しかし、今回は画面がスクロールする上に、ゴールまでは自力で移動せねばならない。となれば、敵が勢い良く攻めてくれるのと比べれば冗長な展開にならざるを得ないだろう。
 ならば、育成・探索要素で面白みを出せばいいのだが、これにも問題がある。固定画面であれば落ちているパワーアップアイテムを手に入れて様々なショットが使えるようになるが、今回はわざわざ金を拾ってアンロックしなければならない。そのくせ、手に入る内容はシューティングゲームとしては特に珍しくないホーミングやスプラッシュ等であり、おまけに全体の種類も少ないと来ており、新装備を入手する喜びは少ない。そして、マップも特にこだわった作りではないので、探索する楽しみや敵と戦う楽しみもなく、ひたすらに金やアイテムを集めている印象が強く面倒臭さを感じてしまう。

 こうして見ると、やや刺激の弱い緩慢なシューティングに、喜びの少ない育成要素で構成されているのではないだろうか。どうにも、この育成要素を入れたせいで、前2作品にあったよさが損なわれているように思える。
 とはいえ、間違っても体調を崩すほどつまらない作品ではないし、新しいものを取り入れようとして少しコケた程度の話である。360インディーズゲームであることを考慮すれば、よく出来ているほうに入るのではないだろうか。だが、これを一作品として見ると、残念に思えるのも事実。


9/3
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Ninja VS. Zombie 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:HUNTERS ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/02

 ゾンビを殺すアクションパズルゲーム。『MAGIC GEM』などの作品でお馴染み、HUNTERS氏の新作。

 もはやZOMBIEという単語が出てくるだけで、条件反射的に頭痛を感じるようになった昨今。読者の方々におかれてはいかがお過ごしだろうか。
 相変わらず画像を見た通りの、なんともいえない感じだ。例のごとく、妙なストーリーも存在しているし、ゲーム的にはこれといった破綻はないが、探せば粗はやたらと多い。いつもの通りである。
 しかしまァ、考えてみればゾンビが出るだけマシなのかもしれない。忍者やゾンビが出なかったら、もっと悲惨な言われ方をするであろう。


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Trapped 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:golconda ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/02

 自分のアバターが洞窟探検をする3Dアクションゲーム。

 とにかくひたすら、もっさりとした動作で敵を面倒臭く処理し続けなければいけないのだからたまらない。即死ポイントがちょくちょく存在し、しかもボス敵は理不尽に強い。そのくせ、死亡したら最初からだというのだから勘弁してくれと根をあげたくなる。
 他のゲームに無理やりアバターをぶち込んだような違和感も強烈。やはり、「とりあえずアバターゲーム」である。


9/5
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Human Invasion 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Alejandro Gonzalez Perez 1 ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/04

 画面中央にある固定砲台で敵を倒す、固定画面シューティング。

 敵は気まぐれで散歩しに来ているのか? と思うほどやる気がない攻め方なので、つまんねえのなんの。直球ど真ん中の駄作。
 これをやるくらいなら、割り箸をかじっていたほうがまだ楽しい。


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Jewel Dervish 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Team Legendre ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/05

 パネルを打ち込み、同じ色のものを3つ揃えて消していくパズルゲーム。

 至ってありがちな作品。ほぼ同一のゲームは360インディーズゲームにもいくつか存在しているので、存在価値があるとはいい辛く、弱る。しかし、消えろと思うほどひどくもなく。「モブ・その307」といった程度である。


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Avatar Bowman 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Super Boise 2 ジャンル:格闘 開始日 2010/09/06

 『Avatar Bowman』の続編。弓を撃ち、相手のアバターにぶつけるターン型対戦ゲーム。オンライン2人プレイに対応。

 前作からグラフィックがいくらかマシになった。撃つ際にもRotationやArcの値が見られるようになり、さらに撃ったあとに矢を少しだけ動かすことが可能となった。1と比べれば確実に進化しているといえるが、こんなものは1の時点で最低限入れておくべきだった内容である。
 不良が捨てネコに餌をあげたら褒められるようなのと同じで、以前がひどかっただけマシに見えてしまう。が、本来は最初からマトモであるべきだろう。ゲームとしては、ようやくスタート地点に立てた程度だ。


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Techno Kitten Adventure 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:xMONOx ジャンル:音楽 開始日 2010/09/06

 Aボタンで猫を上下に動かし、障害物にぶつからないようどれだけ進めるか競うミニゲーム。
 BGMがテクノで、曲に応じた画面演出がゲーム上に展開される。

 まったくもって疑問しか生まれてこない一作。なぜテクノなのか、なぜ猫なのか、なぜこのミニゲームなのか……。謎である。
 最高なのは、画面演出が戦中の食事よりショボいことである。ビームライトと思わしき単なる直線、扇状に広がるカラーライトと思われる折り紙のような物体、とりあえず出てくる貧弱な星々。小学校のお楽しみ会のような飾りが、間違いなくプレイヤーの胸をふるわせる。


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Pure Carnage 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:sterlingware ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/07

 砲台を使い迫り来る敵を殲滅する、固定画面全方位シューティング。オフ4人プレイまでに対応。

 遠距離から適当に撃っているだけで敵が殲滅できてしまうので、シューティングゲームとしてはだいぶ致命的。インディーズゲームとしてはよくある程度のものだろう。


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VEXIS (Buckshot Games) 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Buckshot Games ジャンル:パズル & 雑学クイズ 開始日 2010/09/07

 画面を回転し白いパネルを移動させ、ゴールに導くパズルゲーム。

 良し悪し両者おいて特筆するべきことはなし。見たままの無難であり何もない作品。


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Juggle! 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ 見所アリ!
クリエーター:Denki ジャンル:懐かしのゲーム 開始日 2010/09/07

 レトロアーケード風のジャグリングゲーム。パドルを使いボールを落とさないようにし、ハイスコアを目指す。オフ2人プレイに対応。

 ゲーム的にはかなり単純なのだが、気分よくプレイできる。秘密はボールを弾いた時に心地よい効果音が鳴ることや、ぼんやりと光ったパドルとボールの動きが丁寧で遊ぶ気分を損ねないからだろう。アバターがモニタに映りこむ演出も憎く、このゲームの世界に浸るという意味では良い効果だ。
 無論、ゲームとして底が深いというわけではないが、シンプルな作品を心地よく遊ぶ、という意味においてはアプローチの仕方がうまい。他のゲームに足りないものは、こういうものなのではないだろうか。


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Divided Combat 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:K73SK ジャンル:戦略 & シミュレーション 開始日 2010/09/07

 兵士を配置し敵を倒してゆく、戦略シミュレーションゲーム。

 大味なのはともかく、まったくもって戦う動機付けがないのが辛い。
 とにかく延々と戦わされるだけで、戦う背景、あるいは勝つ喜びや、軍を導く楽しみもない。話など皆無、勝っても資金が増えるだけですぐに次へ行かねばならない、戦闘はほぼ自動……、と、この楽しくない戦場にわざわざ立ち止まってくれるプレイヤーなどいないだろう。


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イグニッションフォース 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:nakfiv ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/07

 『クレッシェンドシンフォニー』や『魔法合成屋さんのミケ』でお馴染み、こびとスタジオの新作。2分間のみ戦う横スクロールシューティング。

 どれだけの敵を倒せるかを競うらしいのだが、ナンジャコラと言いたくなる。点数倍率を高めて敵を撃墜しまくるという基本的な点はいいのだが、ハイスコアを競うゲームなのに、(僕が見落としているのでなければ)一切ハイスコア記録や評価システムがないというのだからひっくり返らざるを得ない。今の時代にスコアをメモれと申すか。しかも、アーケードでもなく、スコアアタックが盛り上がるわけでもない、この弱小すぎるゲームのために……。ある意味では斬新で、また違う意味では無謀すぎる。

 そして、他の部分もいつも通り。ルール説明文にやたらとカタカナを多様し、わかりにくいのも相変わらず。メニュー画面もいつもの通り。背景は同じ柱が何本も立っているだけで、やる気なし。ゲームにマッチしているとは言いづらいボーカル曲を合わせるセンスも、これまた例のごとく。


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アバター アップ オンライン 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:JinCycle ジャンル:その他 開始日 2010/09/07

 敵アバターをショットではじき、自分だけ画面内に居座るゲーム。オフ4人、システムリンク・オンライン6人プレイまでに対応。

 いきなり耳をふさぎたくなるような効果音が鳴り、書かれている説明文を読んでいる間にゲームが始まり、意味がよくわからないまま終わる。起ったことをありのまま書くと、こうなる。インディーズゲームをやっていて突き放されることには慣れたつもりであったが、これにはさすがに面を食らった。
 ゲームとしての内容を語る以前に、そもそもまともにプレイできる状態ではないだろう。


9/8
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That Orange Guy 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:ShavedRat ジャンル:キャラクター アクション 開始日 2010/09/07

 『ロックマン』ライクな横スクロールジャンプアクションゲーム。

 気分が悪くなるような奇妙なBGMに、一気に冷めるグラフィック、そして、ゲーム自体は劣化コピーとなれば、道端に生えている雑草よりも興味をそそられないだろう。


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Madam Zhen's Tent of MYSTERY! 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:QuimbyRBG ジャンル:その他 開始日 2010/09/07

 タロット占いや、水晶球観照のようなもの、そしてラブテスターなどができるソフト。

 タロットカードや水晶玉のイラストがショボくて泣きたくなるのなんの。仮にこのソフトが本当に信憑性のあるものだとしても、これらの見た目が情けなさすぎてついてこれる人もおるまい。
 ついでに、パッケージ画像に出てくる女性は、少なくともおためし版の中では一切出てこないのだから笑える。見掛け倒しにすらなっていないだろう。


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Avatar Fact or Fiction 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:shuboarder ジャンル:パズル & 雑学クイズ 開始日 2010/09/08

 クイズゲーム。出された文章が真実かそうでないかを答え、スコアを競う。

 これまたハイスコアが記録されないので腰を抜かす。おまけに、アバターが登場するものの一切ゲームに関係がないのだから(何を考えているのかさっぱりわからなくて)すごい。
 柳の下の泥鰌を狙うことは理解できなくもないものの、これは松の木の下で泥鰌を探すようなものである。控えめに言って、どうかしている。


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Neighbourhood is GANG INFESTED 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:reedake2 ジャンル:戦略 & シミュレーション 開始日 2010/09/08

 ギャング同士が戦い、陣地を奪い合うターン制ストラテジー。

 良し悪しはともかく、ゲームとして形になっている。


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Jimbo Vs Legion of Darkness 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Vile Intentions ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/08

 横スクロールアクションシューティング。ゾンビやスケルトンなどと戦う。

 操作に多少の差異はあるものの、平たく言えば劣化『メタルスラッグ』である。これまたアイスのはずれ棒のようなものだ。


9/10
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Holy Moley 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Fishtopher ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/08

 モグラを操作して穴を掘り、相手を追い込む対戦型スネークゲーム。オフ4人プレイまでに対応。アワードシステムあり。

 絵も一応はかわいらしく、360インディーゲームのパーティーものとしては無難な出来。もちろん、内容が豊富であったり特に楽しいわけではないので、目を見張ることは一切ない。


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Blockey 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Dj Hurricane Kicker ジャンル:スポーツ & レクリエーション 開始日 2010/09/09

 2対2のアイスホッケーゲーム。オフ4人プレイまでに対応。

 キャラクターが四角いのが特徴という時点で、どうしようもないことがわかっていただけるだろう。


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Angry Robot Rampage 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:pr0g ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/09

 ロボット兵を倒しながらどこまでいけるか競う、横スクロールジャンプアクションシューティング。

 敵は節操もなくわんさか出てくるし、バランスは取れていないし、銃を撃てば常識外れにコントローラーが振動するし、見るべきものもないしで散々である。
 主人公は人類最後の希望らしいが、とりあえず今すぐこのどうしようもない世界を脱出するべきだと思われる。


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360 Mega Pack HD Remix 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Seph ジャンル:その他 開始日 2010/09/09

 『360 Mega App Pack HD』のリミックス版。マッサージ・時計・電卓ソフト、連打ゲームなどのミニゲームが入っている。オフ4人プレイまでに対応。

 前回より確実にパワーアップしており、進化はめまぐるしく、だからなんだという話である。遊ばないであろうソフトがいっぱい詰まっていたところで、それはゴミが増えただけだ。


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Avatar Crate Crusaders 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:PlayItLoud ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/09

 アバターをジャンプさせ、木箱を飛び越えさせるゲーム。

 BGM・SE共になく実に味気ない。複数の画面を同時操作する必要があるようになるが、これでゲームが面白くなるように見せかけて、やはりまったくそんなことはない。
 通常は決定ボタンであるAボタンを押すと購入画面が出るという斬新な設定には、思わずコントローラーを投げそうになった。


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Abaddon: Retribution 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Firestorm Studios ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/09

 戦艦を守る全方位シューティング。金を稼いで戦艦や自機を強化することが可能。オフ2人、システムリンク・オン8人プレイまでに対応。

 以前配信された『Abaddon』を少し弄った作品のようであるが、特に目立つような変更点はなし。シューティングとタワーディフェンスを組み合わせたような作品なのだが、特にそれならではの楽しみを生み出せていない。
一番大きな変化が、400ゲイツから80ゲイツへの値下げなのかもしれない。


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Old School Adventure 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Chris Hughes ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/09

 2Dアクションアドベンチャーゲーム。

 クソみてえな操作性でまったくプレイヤーのことを考えていないステージを遊ばせ、おまけに主人公は気持ち悪い生首ときているのだから最高だ。インディーズゲーム自体がどうしても嫌になる瞬間が、この作品に込められている。


9/11
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Snailien Invasion! 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Manly Games ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/11

 Waveごとに迫り来る敵を倒す、2Dアクションシューティング。『Liero』というゲームに影響を受けているとのこと。オフ4人、オン・システムリンク8人プレイまでに対応。

 武器のアンロックシステムがあり、4人までの協力プレイや、4対4での対戦プレイにも対応している。そんなわけで充実しているように見えるのだが、基本的な部分がいまひとつな出来であるということが否定できないので、用意した内容も宝の持ち腐れといった感じである。
 古典的なゲームにオンライン要素を加えるというアイデア自体は悪くないが、うまく借りることは容易ではなさそうだ。


9/12
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Action Arcade Wrestling 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Action937 ジャンル:スポーツ & レクリエーション 開始日 2010/09/11

 プロレスリングのアクションゲーム。選手やリングのカスタマイズが可能。オフ4人プレイまでに対応。

 BGMがレトロ風だったりするのだが、ゲーム内容は普通に3Dで描かれており、そして、内容はいたってショボいというものなので何とも反応に困る。


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Autospira 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:BadRadish ジャンル:その他 開始日 2010/09/11

 さまざまな種類の螺旋映像を生成するソフト。

 完全版では、フレンドに作成した映像のコードを送ることが可能だとか。果たして、フレンドがこのソフトを持っている可能性は何パーセント程だろう。少なくとも、運命の二人が出会う確率よりかは低かろう。


9/14
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Mama & Son - Clean House 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Ludosity Interactive ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/13

 掃除人のママとその息子であるシューターを使い分け、敵を倒しつつその場の掃除をする2Dアクションシューティング。オフ2人プレイに対応。

 薬莢などの掃除をすると銃弾が出現するので、これによって弾の確保をしていくというゲーム。
 シューターは自力での弾の確保ができず、ママは自分では攻撃すらできないというわけで、互いの欠点を補う協力プレイをするゲーム、というデザインはしっかりと描けているだろう。実際のプレイ内容としては起伏が弱く盛り上がりに欠けるか。


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へっぽこ騎士 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:WINGLAY ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/13

 ステージクリア型の横スクロールジャンプアクション。アクションゲームツクールでの製作。

 非常に緩慢な動作には違和感を覚える。これだけでジャンプアクションとしては致命的。コンティニューはし放題のようなので、AとXとRTを押しつつ、スティックを右に傾けっぱなしにしてクリアしたくなるという内容である。
 一面では操作説明を妖精がするのに二面では普通のナレーターが行ったり、どんなダメージでも即死する「オワタ式モード」なるものがあるのだが、オワタ式というスラングを使う割にモードの説明が一切なかったりと単純すぎる手落ちも多く、まともに遊ぶのは難しい。


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Cattle Crashers 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Nibuen ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/13

 馬を操作して牛追いをし、彼らを敵から守るゲーム。

 わざわざ僕がこれに文字数を裂く必要はないし、読者は内容を知るという労力を使う必要もない。


9/15
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Avatar VR: 8-Bit Battle 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:K Gordon ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/14

 アバターを操作し、8bitモンスターを倒す全方位シューティング。オフ4人プレイに対応。

 カスタムサウンドトラックの曲を聞きながら、8bit風のモンスターというユニークな連中を倒す、という基本的な理念はわかる。しかし、ストレージデバイスの曲を切り替えようとするとエラーコード4で落ちたり、ゲーム中は謎の処理落ちが多く、刺々しさばかりが突き刺さる。
 それらの問題を解決したとしても、良い評価はできそうにない。曲に合わせて敵が出るわけでもないし、シューティングゲームとしてもかなり単調で、ゲームとしては駄作のニオいがする。

 ただし、スクリーンショットから面白そうな誤解を感じられるので、アバターとの相乗効果によって騙すことは可能かもしれない。その点に関しては見事。


9/16
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Hypership Out of Control 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Kris Steele ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/15

 どんどんスピードアップしていく縦スクロールシューティングゲーム。オフ4人プレイまでに対応。アワードシステムあり。

 ドット絵の世界で、障害物を破壊し高速の最中アイテムを集めて先へ進んでく、というのは中々爽快感があって良いと思えるのだが、常時処理落ちのような状態になって、高速状態になってもあまり速さが体感できないのが痛手というか、痛恨すぎる。この問題さえ解決すれば見所があるように思えるのだが。


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Ricochet Assassin 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:TheJKer ジャンル:格闘 開始日 2010/09/15

 弓を撃ち壁に反射させ、ターゲットを殺すゲーム。オフ2人プレイに対応。

 撃つ角度や強さを決めて相手に当てる、というもの。あとはスクリーンショットを見ての通り。


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Avatar Baseball 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Darix ジャンル:スポーツ & レクリエーション 開始日 2010/09/15

 アバターを使った野球ゲーム。オフ2人プレイに対応。

 これまた、アバターをとりあえず使ったヤケクソ気味な作品。
 ホームランを打つのは容易すぎるし、打たれたボールはどこのあたりを飛んでいるか非常にわかりづらいし、ランナーを走らせるのも面倒だし、と文句を垂れ流そうと思えばキリがない。アバターを使っている野球というだけで、それだけでしかない。


9/18
FSracing_ss.png

FS racing 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:RIC ジャンル:レース & フライト 開始日 2010/09/16

 3Dレースゲーム。60FPSがウリだとか。

 コースは15種類。グランプリモードなどはなく、単純に自分のタイムを競っていくタイプの作品。
 コメントし難すぎる。内容が薄すぎて、褒めるにも貶すにも至らない、としかいえない。


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Notebook Shooter 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Evil Lair Games ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/17

 ノートの上で戦う前方位シューティング。オフ4人プレイまでに対応。

 ノートの上で戦うというアイデアは、360インディーズゲームでも『Border Wars』という作品が出ているし、雰囲気作りはそちらのほうが断然うまく、こちらは単なる手抜きである。そして、ゲームジャンルとしても、まったくもって惰性で作ったとしか思えない全方位シューティングである。短すぎるBGMは不快なループを続けてくれるし、登場する敵からは面倒くささ以外を感じられない。
 起動してたった30秒でプレイヤーを不快にさせる、という悪魔のようなことを成し遂げた点については褒めたい。


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Figment 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:TempulaMDJ ジャンル:キャラクター アクション 開始日 2010/09/18

 怪物になった玩具と戦っていく横スクロールアクションゲーム。オフ2人プレイに対応。

 やや大味になっており調整不足な面が見えるが、極端な破綻やこれといった点はなし。アートワークがよほど気に入ったのなら。


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Dossun World 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:konoha ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/18

 『Dossun island』の続編。今回もヒップアタックで敵を倒していく横スクロールジャンプアクション。

 ヒップアタックの操作説明がついたり、画面の配色・キャラグラがいくらかまともになったりと、前作から進化を遂げている。(……至って普通の説明をしたつもりなのだが、ひどい皮肉を書いているようにも見える。)
 ただし、多少まともになった分、前作から感じられる狂気のようなものが減っただろう。ゲーム自体は口が裂けようと楽しいとはいえないものなので、総合的に見れば、却って魅力が減ったともいえるのかもしれない。

 とりあえず前作からいろいろ変更点はあったものの、直すべき部分が間違っているといえる作品。根本的なところは何も変わっていない。


9/20
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Isagoras 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Red Circle ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/18

 縦スクロールシューティング。時を遅くしたり極太レーザーを発射することが可能。オフ2人プレイに対応。

 敵が出てきてそれを倒すなどの必要最低限のことはできるが、そこに楽しみはない。


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Avatar Puzzle Pop 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:wizlon ジャンル:パズル & 雑学クイズ 開始日 2010/09/19

 パネルをラインで繋げて消していくパズルゲーム。オフ2人プレイに対応。

 ボタンを適当に押しているだけで消すことができる親切仕様。あばたーもでてきてかぞくみんながおおよろこびだね!


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Jungle (Animal Chess) 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:omega797 ジャンル:テーブル ゲーム 開始日 2010/09/19

 中国でよく遊ばれているという、闘獣棋(ジャングル)をビデオゲーム化したもの。オフ2人プレイに対応。

 こうして目の付け所を変えるのは単なるチェスを移植するよりもありがたい。そこそこの出来なので、このゲームを知らないユーザーに知らせる、という価値はある。


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Walketh 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:PlayItLoud ジャンル:RPG 開始日 2010/09/19

 暗闇の洞窟を、音とメッセージを頼りに進んでいくゲーム。

 暗闇といっても薄暗いというものではなく、単純に黒一色で描かれており、敵の姿やダンジョンのグラフィックは一切ないというもの。音とメッセージだけがヒントとなっている。
 なんだかビッグマウスな人を彷彿とさせるような作品。とりあえず、これに関しては思いつきをうまくゲームとして形にしたというより、手抜きととったほうが良いだろう。


9/21
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ArchRobo, Robotic Annihilation 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:LPS Inc ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/21

 すべての敵を倒し、鍵などを探しつつゴールを目指す、ステージクリア型の全方位シューティング。オフ4人プレイまでに対応。

 速めのゲームスピードが功を奏し、そこそこの爽快さを感じながら遊べる。やや多い敵をザクザク倒して進んでいくのは悪くない。
 強烈な欠点が目につかないのも良い点だろう。ただし、これを言い換えると、プラス方向に伸びているものが特にあるわけではない、ということだ。


9/22
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Didgery 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:LotusXP ジャンル:テーブル ゲーム 開始日 2010/09/22

 5*5のマスに並べたトランプを消していくゲーム。選択したカードの隣接した、同じ柄・より小さな数カード、もしくは同じ数字のカードを消すことができる。

 パズルゲームとしてはそこそこの出来。操作性がやや悪いのは気にかかるが、雰囲気も悪くないし、ルールも突出した点はないが考えられている。この手のゲームがよほど好きならば、どうぞ。


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Aurelia 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:DUALHAZE ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/23

 天使を操作し冒険させる、横スクロールジャンプアクション。『THE ZOMBIE SHOTGUN MASSACRE』が記憶に新しいDUALHAZEの新作。

 前作と変わらない独特なアニメ絵がメインか。
 立ち状態では空中にいる敵に攻撃できないため、必ずジャンプ攻撃をしなければならないし、魔法は立っていなければ使えないなど古いジャンプアクションを思い起こさせるような操作性。それ自体はいいのだが、ではゲームでうまくその癖がある操作が生かせているというと、単純に面倒なことになっているだけに思われる。というわけで、絵が特徴の面倒なジャンプアクションだ。


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Ant Mission 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Ferret Mojo Entertainment ジャンル:ファミリー 開始日 2010/09/23

 「ゲーム&ウオッチ」のようなゲーム。一段階ずつ落ちてくる雨を避けながら、左右に蟻を操作し巣穴に餌を運ぶというもの。

ゲームウオッチのすばらしさを再確認するために、どうぞ。似たようなゲームでは決定的に足りないものがある。


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Anti-aircraft Warfare 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Diego Salazar ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/23

 『The war of the end of the days』でお馴染みDiego Salazarの新作。対空砲で戦闘機を落とすゲーム。

 寒気がするBGMに、狂気すら感じるグラフィック、そして、面白さと縁遠すぎるゲーム内容。まったくもって過去作と同じでどうしようもなさすぎる。まァ、インディーズゲームなので、日進月歩しないゲームはこれに限るわけではない。こうなると直るはずもないわけで、文句をつけるのもバカバカしくなってくる。


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Nuclear Wasteland 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:mgKelley ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/23

 迫り来るミュータントを倒し続けるFPS(一人称視点シューティング)。

 たくさんのミュータントが眼前に現れる光景は単純でわかりやすく楽しいし、Waveごとに新たな武器などが開放されるので単調さからの開放いくらかはありそうである。何より、奇妙な銃撃感覚を持つFPSではないだけでありがたい。お試し版はWAVE4までしかできなかったが、そこまで悪い印象は持たなかった。
 しかし、スティック感度がLOWでも非常に早かったり、ミュータントが特定の箇所で詰まったり、さらにはマップに穴が多数あり、埋まりこむことが可能。なので、おそらく無敵地帯があるだろう。充実して遊ぶには更なる磨き上げが必要だろうが、どういう体験をさせたいのかはよく伝わってくる。


9/25
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A Shooter 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:VoodooChief ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/24

 オーソドックスな横スクロールシューティング。オフ4人プレイまでに対応。

 敵がむやみに固かったり、雑魚的の配置やボス作りもあからさまに適当。ということで、360インディーズゲームらしい、調整が明らかに足りていない横スクロールシューティングである。効果音だけは壮大で、妙な差異に笑いそうになる。
 協力プレイモードがあり、一応は専用のステージを用意されているのは良い意気込みなのだが……、当然のように、本当に用意されているだけ。中身を問うのはタブーだ。


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xTreme Surfer x 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Black Hat Games ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/24

 サーファーを操作し、薬を取っていきハイスコアを目指す縦スクロールアクションゲーム。

 薬をとりすぎると幻覚が見えるというのが目玉か。しかし、似たようなゲームは360インディーズゲームにも存在しているし、肝心の幻覚は狂気というより子供の落書きなのだから、泣けばいいんだか笑えばいいんだか。ゲームルールだけでなくてそこまでしっかり指導して欲しいところ。無論、ゲームとしてもさっぱり面白くないと断言できるので、やはり笑えばいいのだろうか。
 『Colaris』などを作っているClay Schubinerと同じ臭いがするのだが、ひょっとして同一作者の別名義なのだろうか。気のせいだと思いたい。


9/26
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Extreme Jigsaw Madness 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Vagabond1982uk ジャンル:パズル & 雑学クイズ 開始日 2010/09/25

 ジグソーパズルのゲーム。かかった時間などのプレイ内容によって評価がなされたり、レベルという概念が用意されている。『Grunt Assult 1.2』というゲームのおまけつき。オフ4人プレイまでに対応。

 装飾を施してはいるものの、基本的には単なるジグソーパズルである。飾り気があるし、これといった欠点もないので落第点というほどではないが、選択肢に上る可能性も極めて低い。


9/27
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Starchon 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:FreelanceGamesDotCom ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/26

 宇宙戦艦の護衛をする全方位シューティング。左スティックで機体の向きを変え、ボタンでショットを打つタイプである。

 ジャンルも内容も非常にありがちで、既にやったことがあるのではないかと錯覚したほどである。
 この手のシューティングゲームを作らないと死ぬ呪いにでもかかっているのではないか、と本気で思いたくなる。


9/28
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Storm 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Social Loner Studios ジャンル:シューティング 開始日 2010/09/27

 上から降ってくる黒い物体を撃って退け点を稼ぐ、固定画面シューティング。オフ4人プレイまでに対応。

 一人でやると恐ろしく味気ないハイスコア稼ぎになるが、複数人プレイをすれば隕石のようなものの押し付け合いがアツくなるかもしれない。そして、そこまで温度が高まるまでの火種や燃料はない。
 デザインが小奇麗にまとまっており、特筆すべき欠点がないのは喜ばしい点か。何も期待しないミニゲームとしてなら、良いだろう。


9/29
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Jungle Friendzy 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:Deal Twice ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/28

 トラ・クマ・リスのクラスを選択して戦う、対戦型2Dサイドビューアクションシューティング。オンラインでの最大8人対戦に対応。

 おためし版では練習モードしかプレイできないので断言は避けるべきなのだが、しかしこれといった要素もない単純に相手を撃つだけの内容のため、ゲームとしては面白くないというべきだろう。そもそも人目を引く要素もなく、しっかりと対人戦で遊べるかどうかすら疑問だ。
 オンライン対戦の類はこの作品に限らず、しっかりとポイントを抑えていなければ内容以前に遊ばれることが難しいだろう。パッケージゲームでもオンライン対戦は人がいなくなりがちなので、インディーズゲームなら、尚更の事。無論、人がいたところで良い評価はできそうにないが。


9/30
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FUNNY MINI GOLF 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:NDA ジャンル:スポーツ & レクリエーション 開始日 2010/09/29

 その名の通り、ミニゴルフのゲーム。

 玉の移動ガイドが出ないのでわかりにくいし、ボールの挙動は違和感があるし、OBをするとキャラクターの気味悪い踊りを見せ付けられたりで散々である。
 そして、何がファニーって、まるでレンチでぶん殴られまくった後、万力で潰されたようなプレイヤーキャラの顔が滑稽だ。まったく玉のほうを見ず腰も入らずで、やる気なく撃つ姿はファニーとしか言いようがない。


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HakoSekai 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:floor ジャンル:アクション & アドベンチャー 開始日 2010/09/29

 過去に『Octagon』をリリースしたfloorというグループの新作。トラップを仕掛けて敵を捕まえ、5*5のマスにオブジェクトを創造していくというアクションゲーム。

 好きなように世界を作っていくというのが目的で、雰囲気もそれにあわせて独特。敵も刺々しさがなく、音楽もほのぼの、ヘルプがかわいらしい手書きの丸い文字であるのも特徴。
 アクションゲームとしてはそれなりの出来だが、喜んでやるほどでもない内容なので、むしろそのゲーム部分が世界を作るという雰囲気を壊している嫌いがある。ならば、最初からアドベンチャーなりにしたほうが良かったのではないかと思われるが、ミニゲームとして形を作るにはこうするしかなかったのだろう。


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Break the Invaders 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
クリエーター:cantstraferight ジャンル:懐かしのゲーム 開始日 2010/09/30

 『スペースインベーダー』っぽいゲームかと思いきや、相手がエイリアンなだけのブロック崩し。レトロ風のドットとBGMを採用している。

 ボールの挙動がおかしかったり、結局は普通のブロック崩しだったりでアイデアだけの出オチ。ミスをすると一々購入を勧める画面が出てくるところもストレスの増加に拍車をかけてくれる。
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デッドライジング 2 Case:0 体験版

デッドライジング 2 Case:0

 2010年9月30日に『デッドライジング 2』が発売されるが、それに先駆けてXbox Live Arcadeにて、『デッドライジング 2 Case:0』が配信された。本編に入る三年前のストーリーを描く作品とのこと。日本では表現問題があり配信が延期となっているのがなんとも残念である。

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タイトル画面
 主人公のチャック・グリーンは、ゾンビに襲われウィルスに感染してしまった娘のケイティーを守らねばならない。そのためには「ゾンブレックス」なる薬を入手し定期的に投与し続けなければならないのだが、道中立ち寄ったガソリンスタンドで、不幸なことに薬を積んだ車ごと盗まれてしまう。仕方なく彼は、このStill Creekという砂漠の田舎町で、ゾンブレックスを探さねばならなくなった……、というようなあらすじである。

ゲーム内容

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ケイティーを守らねばならない
 ゲーム内容としては、『デッドライジング』とほぼ同じ3Dアクションゲームになっている。そこらへんに落ちている武器を拾い、邪魔なゾンビどもをぶち殺し、目標を達成していくというもの。経験値によるレベルシステムや、様々なアイテムが使用できるのも相変わらずだ。

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コンボ武器
 もちろん2になって追加された要素があるわけで、それがこのコンボ武器である。例えばバッドと釘を組み合わせると、釘バッドというわかりやすく強烈な武器になる。それがこのCase:0でも楽しめるようだ。『屍病汚染』の改造車椅子に比べると頼りない武器に見えるが、これが結構強いのだから笑える。

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落書きもできる
 単純にアイテムの種類も増え、例えばスプレーなども今回使えるようになった新アイテムだ。こんな風に、賢さが皆無であることを丸出ししてしまう落書きをすることも可能。

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どこから湧いたんだというゾンビども
 表に出ればゾンビがわんさか。先ほど作った釘バッドで血みどろにしてやったり、壊れたりしたら足元に落ちていたデッキブラシで対抗してもいい。このあたりのテイストは相変わらずで、特に魅力が失われていることはない様子。

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銃器の使いやすさが向上
 また、アサルトライフルやスナイパーライフルなどの銃器の操作性が向上され、やたらと使いやすくなっている。前作はロクに使った記憶がないのだが、今回は違和感なく使えそうだ。

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あっという間におわり
 そして、救急車でゾンブレックスを発見したところで体験版は終了。……ええーっ、操作を覚えて、とりあえずコンボ武器を作ってみて、何十匹かゾンビを殴ったところで終わりか。せっかく薬を見つけたのに娘に渡せてないし、いくらなんでもこれはあまりに短すぎる。

この長さでは良し悪しすらわからない

 そもそも「Case:0」という作品自体が『デッドライジング 2』のプロローグというわけで体験版のような作品であり、更にその体験版となると短くて訳がわからなくなる、というのは当然のことなのだろう。

 とりあえず僕は『デッドライジング 2』を買うか迷っているため、出来を確かめる行為として「Case:0」を買ってみようかと思うのだが、いやはやまったく商売上手だなァと関心させられる。とりあえずおまけ的なストーリーをつけておけば、単なる先行体験版を有料で販売しても不自然ではなくなる。まァ、体験版を作るのもタダじゃないわけで、広報の意味さえ満たせれば有料体験版というものも悪くはないだろう。

 作品としての良し悪しは買ってから考えることにする。さっそく買う為の準備をしなければ。

*追記
 ……と思っていたのだが、海外アカウントのほうからは地域制限が適用されて買えなくなってしまった。なんてこったい。
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