『Fallout: New Vegas』の広告から見る従来のRPGの問題

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今回の概要

 『Fallout: New Vegas』(以下、Fo:NV)という作品がある。北米製のオープンワールドRPGで、このサイトでもプレイ記録レビューを記した。今回の記事では、その作品の日本での広告について語ることにしよう。

 さて、今回取り上げたい広告は、ゲーム雑誌や公式Webサイト(http://fallout.jp/)で見ることが出来る。当然『Fallout: New Vegas』発売前から掲載されていたのだが、これが色々と話題になったのだ。なぜ注目を集めたかというと、平たく言えば挑発的な内容だったからである。

 その内容としては、いわゆる従来の日本製RPGというものを批判するものであった。広告には、不機嫌そうな顔をしつつプラカードを持った若者が数人写っており、彼らは全員従来の作品に対する不満を示している。何にせよ否定的な意見は目立ちやすいので、こういった広報はある意味で正解なのだろう。

 それはともかく、この広告に書かれている批判の内容、読んでいていくらか思うところがあった。これが発表されてからしばらく経って落ち着き、しかもプレイし終わった今、もう一度これをじっくりと読んでみたい。

広告における批判と、その言葉の意味

 まず広告を読む前にいくつかの点を留意しておこう。この広告はあくまで、『Fallout: New Vegas』を持ち上げるために作られているはずである。そして、批判している対象が何かよくわからないため、言葉の矛先がどこへ向いているかはわからない。(この辺りが実に狡猾で、批判という刺激的な内容にしておきながら、誰かを責めるわけでもないという責任逃れをしており、広告として優秀に思われるのだがそれはさておき。)

 何が言いたいのかというと、この広告の文言を真に受けるのがマヌケだという話である。そもそもの目的が自社作品を持ち上げるためでしかなく、しかも言葉の対象がわからないとなれば、これはもう批判としては正確でないだろう。つまり、今回はこれを真に受けて言い返すのではなくて、この広告が言っている「いわゆる一般的なゲーム(そして、それはおそらくJRPGと言われるもの)における不満」というものを見てみよう、ということなわけだ。

 では、内容を見ていこう。
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これがその広告

○ 「いつからゲームは鑑賞するものになったのか」
 これを言い換えると、「Fo:NVはムービーばかり見せ付けるゲームではない」ということになるのだろう。確かに見ているだけの場所はほとんどないと言ってもよく、常にキャラクターを操作していることになっている。

 さて、これを従来のRPGに対する批判と考えると、「いわゆるムービーゲーはいらない」ということであろう。ビデオゲームは特にプレイステーションやプレイステーション2において、3Dグラフィックス技術を驚異的に進化させた。それ故に、今まで考えられなかった映画顔負けの映像を提供する作品が見られたわけである。

 もっとも、調子に乗りすぎて本当に映画を作り、それが盛大にずっこけて会社を傾かせた人もいるわけで、これを一概に喜べないというのは確かなこと。そして、そもそも単純な映像作品として映画に勝てるかといえば話は別である。ゲームはやはりゲームならではの良い点を生かしていかなければ、勝つことは難しいだろう。

 ただし、だからといってムービーを鑑賞するゲームがいらないということには成り得ない。RPGに限らず、ゲーム性が薄くとも魅力を持つ作品は腐るほどあるわけで、そういった面で魅せていけばいいのだ。面白ければムービーだらけでも文句を言われることはあるまい。

 つまり、これをもっと具体的に言うのであれば、「ゲーム向きでない材料を使って、退屈なムービーを見せる作品はいらない」ということになるのではないだろうか。

○ 「プレイヤーが弱いうちは敵も弱い。そんなの都合良すぎる」
 続いてはご都合主義に対する文句である。これを自社製品の褒め言葉にすると、「Fo:NVは最初からいろんな強さの敵が出てくる自由さがある」ということだろうか。

 ただまァ、プレイヤーが弱いうちに敵が強いというのは、誰がどう考えてもバランス調整ができていないクソゲーなのである。そう考えると、そのくらいの都合は見過ごすべきだろうとも思わなくもないのだが、しかしこういった意見はわからないでもない。悪の大魔王がまるで勇者を育てるように、次第に敵の強さをあげていく……、というのはマヌケに感じてしまうことも確かにあるだろう。

 しかしこれも正確に欠点を突けているとは言い難い。やはり、いきなり強い敵を出すとバランスがおかしくなってしまうのだ。これを解決させる方法はいくらか存在しており、例えば本筋とは関係ないところで死ぬほど強い敵を出したり、強制敗北イベントを設置したりすればいい。他にも、特定の戦法を取らなければ勝てないボスを配置するという方法もある。また、有名タイトルでも「強制敗北イベントかと思ったら普通に負けた」なんて話は探せばいくらでもあるだろう。

 結局のところこれは、「適度に手ごたえを感じるプレイにした上で、不自然さを減らして欲しい」と言い換えたほうが適しているのではないか。「Fo:NV」においても、規定の道筋通りに行けば弱い敵から出てくれるわけだが、少し道を外れると強い敵が出てくることによってごまかしている。バランス調整をするためには弱い敵から出せざるを得ない為、そういった不自然さを創意工夫でカバーするべきなのだろう。

○ 「主人公には悪を滅ぼす以外の使命があってもいいと思う」
 これは悪の手先となって世界を滅ぼすことも、あるいは全てを破壊する殺戮マシーンになることも可能な「Fo:NV」の有利な点を述べているのであろう。

 さて、これを有名RPGタイトルで思い浮かべてみると、確かに悪を挫いて正義を貫く話が多いように感じる。とはいえ、これを一般RPGの欠点と取るのは間違っているだろう。

 なぜ勧善懲悪に近い作風が多いかといえば、これは日本がそういう場所だからとしか言いようがない。もとよりグロテスクな表現やブラックジョークを好む土壌なわけではなく、しかもRPGのプレイヤー層は幅広く、それこそ子供から年長の方まで遊ぶわけだ。こうなると一部の年齢層だけに受けるものでなく、比較的単純でわかりやすい構成である善対悪が選ばれやすいわけだろう。

 しかし、近年は海外のゲームがローカライズされて気軽に遊べるようになってきたわけである。こうなると、日本のRPGはワンパターンであると取られても仕方あるまい。無論、悪を滅ぼすRPGがいらないというわけではないが、「シナリオの多様性を増やすべきだ」という意見は決して間違っていないはずだ。

○ 「最近のゲームは見た目のリアルばかり追ってないか」
 これは一見よくわからない話なのだが、今作の特徴を考えれば理解できるだろう。「Fo:NV」では、街中の人々は全て自身の生活を行っている。時間になれば飯を食べたり睡眠をとったり、あるいは働いたりしているわけだ。プレイヤーキャラも場合によっては睡眠などを必要とするので、それを特徴とする意味でこの言葉があるのだと思われる。

 さて、前述のように、ハードが進化していった結果、ビデオゲームのグラフィックの質が非常に上がったわけである。故に開発者やプレイヤーはそれを求めるが、実際のところ、見た目の進化がゲームプレイの面白さに関係してくるのかという疑問を持つ、ということだろうか。確かに性能が上がった分を他に回すことも可能なわけで、そうして面白さの模索をしていったほうが良いという意味も含まれているのかもしれない。

 ただ、これにはひたすら同意するわけにはいかない。グラフィックの表現力が上がれば上がるほど出来ることは増えていくわけで、歓迎こそすれ煙たがることはありえないだろう。あるいは、パッと見はものすごい最新技術を使っているが、中身は『ポン』と同じようなゲームが出てしまえば少しは苦悩するだろうが、そんなに極端な話はまずありえないだろう。それに、見た目だけでも技術が優れていれば魅力に成り得ないということはないはずだ。

 そんなわけでこれを婉曲に言うのであれば、「見た目のリアルもいいが、システムも更に磨いて欲しい」ということなのだろう。

○ 「レベル上げの作業はモチベーションを下げる時間だ」
 「Fo:NV」は鍵開けだろうがハッキングであろうが、あるいはお使いでも経験値がもらえるため、ほとんどレベルを上げるということを意識しなくても自動的に上昇していくという点の強調である。

 これに関しては、批判と考えるとひどく的外れである。そもそも作業になるほどレベルを上げなければならないのは間違いなくバランスが取れていない作品であり、まともであると言われる作品は大抵経験値の配分も納得がいくものになっているだろう。

 更に、はぐれた液状金属のようなものをちまちまと狩る作業が好きな人だっているのである。明確に努力が数値化されて蓄積していくというのは、ビデオゲームの楽しみの一つだ。これを従来のRPGの批判と考えてはいけないだろう。

○ 「シナリオどおり進むゲームなんて、レールに乗った人生と同じだ」
 どのシナリオも自由に選べる本作は、一本道のRPGより優秀である! という主張か。

 これはもう、好みの差としか言いようが無いだろう。「Fo:NV」は短編小説のようなもので、通常のRPGは基本的に長編小説のようなものだ。ガッツリと読める長いストーリーが好みか、自由の利く短いストーリーが好みか、という話でしかない。どちらにも良い点があり、それは取っている形式の差である。

○ 「ストーリーに変化がないのにもう1回やるのはムダだ!」
 「Fo:NV」はクエストの解決策によってストーリーが変化するため、何度か違う結末が見れるという売り込みであろうか。他には、SkillやPerkの設定で違う遊び方が出来るということかもしれないが、この文面ではストーリーに限って言っているので、やはりマルチエンディングの話だろう。

 意見として捕らえた場合、これもまた正しくなく、例えシナリオが同じであろうとも、面白みがあればもう一周遊べておかしくないわけである。例えば、やりこみ要素であるとかそもそも戦闘自体が面白いだとか、工夫さえすればもう一度遊ぶことは可能であろう。

 もっとも、そういった変化が弱いのに、無理に周回を強要するような作りをしている作品はいくつか思い当たる。それも、有名タイトルでさも当然のようにやっているものがあり、もはや、やりこみ要素という言葉が独り歩きして、とりあえず何でもいいから詰め込んでおけという風潮すらあるのではないかと思うことすらあるだろう。スコアピースなんかはぶん殴りたくなった記憶がある。

 つまりこれは、「面白くもないのに、周回を強要する要素が悪い」と解釈すべきだろう。

結局は、硬い頭が問題なのではないか

 さて、この広告における批判を独自解釈してから列挙すると、このようになる。

○ ゲーム向きでない材料を使って、退屈なムービーを見せる作品はいらない
○ より不自然さを減らして欲しい
○ シナリオの多様性を増やすべきだ
○ 面白くもないのに、周回を強要する要素が悪い


 これを見てみると、従来のRPGというジャンルに対する指摘よりも、凝り固まった固定概念に対する文句のほうが多いのではないだろうか。とりあえずムービーにしておく、とりあえず慣例に従ってご都合主義を使っておく、とりあえず広い年齢層に受ける題材を使う、とりあえずやりこみ要素を入れる……。無論、僕の解釈によってかなり偏った物の見方になっているが、こうなると、当たらずといえども遠からずといった感じであろう。

 ゲームに限らず作品というものは、多くが表現したいことがあって、それを成し遂げるために様々な手段を取られるのである。つまり、なんとなくといった風に仕様を決定していってしまうと、形だけ残った中身のない、言ってしまえば意味のない仕掛けだけが残ってしまうのだ。

 「こういったムービーを見せたい」という意図がなければ、おそらく「ドラクエ7」のようなことになるであろうし、「とりあえず慣例に従ってご都合主義を使っておく」と物語の意味合いが弱くなり、長い話を読ませるRPGとして力が弱くなる。そして、「とりあえず広い年齢層に受ける題材を使う」となれば、対象年齢がはっきりしないぼやけた味わいになるであろうし、「とりあえずやりこみ要素を入れる」と、誰も喜ばない面倒な作業が追加されるだけになってしまう。要は、そういった堕落した面を批判しているのではないだろうか。

 『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』、あるいは『ポケットモンスター』から代表されるように、RPGというジャンルは日本のゲーム市場を代表するものである。故に、日本では似たようなRPGが量産されるのだろう。そして、製作側もそれに甘んじて、従来のRPGと似た形態を取っていればそれでいいと思うようになってしまっており、この広告はそれを批判しようとしているのではないか。……というのはいささか論理が飛躍しすぎているが、しかしまァ、血の巡りが悪くなっているという点はあながち間違っていないのではないだろうか。

 とはいえ、日本で開発されるRPGも従来のコピー品ばかり出ているというわけではない。例えば、『ラストレムナント』のような挑戦的な作品もあるわけだが、しかしこれは悲しいほどに理解されなかった。コマンド戦闘式のRPGでシミュレーションのような戦いを繰り広げられるという、実に素晴らしく大胆な発想を実現したものなのであるが……。(まァ、あれを理解できるほうが異端なのはわかるのだが。)

 なぜ理解されないかといえば、ユーザーが保守的であることもそうであろうし、企業としても新しいものに挑戦することより、安打を狙ったほうが良いからだろう。これは至極真っ当な理由なのだが、しかしそれが凝り固まってしまっては、逆効果でしかない。

 繰り返すことになるが、やはり守りに入りすぎるのがまずいのであろう。二、三度なら同じことをしても問題はないが、さすがに五、六度になれば問題になってしまう。そして、なんとなくムービーを使ったりなんとなくやりこみ要素を入れるのではなく、やはりRPGというシステムに合ったものを入れるべきなのだ。例えば、一周の長い物語をじっくり読ませる作品であれば周回要素はいらないし、逆に周回させるのが目的であれば話はあっさりにすればいい。それこそ表現したいことに合致したシステムを採用して、その特性を生かすことを目指せば、これらの批判など問題にならないのではないだろうか。

 しかし、もしそれを忘れてしまったのならば、JRPGと言われながら嘲笑されても仕方ないだろう。このあたりの意識が問題であるように思えるのだ。その点に関しては、一見無茶苦茶に見えるこの広告にも、正しさがあるのではないか。無論、これは日本のRPGだけに限らず、どこに行っても同じ話であろう。形骸化してしまったジャンルは、あまり意味を持たない。それだけのことだ。

 まァ、結局のところ単なる広告である。真に受ける必要はあるまい。しかし、列挙した欠点を持ってしまっている作品があるように感じるのも事実。このあたり、いくらか考え直してもいいのかもしれない。
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Fallout: New Vegas レビュー

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Fallout: New Vegas

 『Fallout: New Vegas』(以下、Fo:NV)は、2010年11月4日にゼニマックス・アジアから発売されたRPG。開発はObsidian Entertainment。

 核戦争後の世界を描いたゲーム、Falloutシリーズの最新作であり、前作でもある『Fallout 3』(以下、Fo3)のシステムをそのまま踏襲した作品になっている。「Fo3」の開発はBethesda Softworksであったが、前述のように今回は開発会社が変わっている。

 ゲーム内容としては、オープンワールドのRPGである。中国との核戦争で荒廃してしまったアメリカを舞台に、危険な世界をサバイバルをしながら心の赴くままに生き残っていくというもの。悪事に手を染めるもよし、自身の正義を貫くもよし、放射能の影響で狂ってしまった黒い世界を自由に旅していける。

 今作ならではの特徴としては、舞台がワシントン周辺からラスベガス周辺に一新されていることや、空腹や睡眠が必要になるハードコアモード、そして、いくつかの集団とどう関わるか変化する派閥システムなどが追加された部分が挙げられる。

 内容把握のためにプレイ内容を記録したので、興味のある方は参照されたし。(ネタバレ注意)

オープンワールドのRPG、『Fallout 3』とは

 まず「Fo:NV」の内容について言及する前に、前作である「Fo3」が見せてくれたオープンワールドのRPGという楽しみを解説しておこう。日本で有名ないわゆるJRPGとはかなり違った特徴がある上に、日本では未だにメジャーとは言い難い部分があるので、誰かの参考にもなるだろう。

 さて、日本ではかなり有名である「ファイナルファンタジー」シリーズが六作目から完全にシナリオ重視にシフトしたように、JRPGにおける多くの作品は日本人に受けるように改良していった結果、長いシナリオを読ませる作りになっていった。これらはいわば長編小説のようなものであるため、ページの始めからじっくりと読んでいかねば展開が理解しづらく、飛ばし読みが出来ない、つまり物語を読み解く自由度がないという欠点を持っている。ただし、濃厚な内容を楽しめるという利点があるわけだ。

 逆に、「Fo3」は自由度を高めている。世界は開けており、ゲームが始まったらどこへでも行けるのである。それこそ近くの町から、あるいはメインシナリオで最後に立ち寄るであろう場所までも。無論、そこに行っていきなりゲームクリアという作りにはなっていないが、いきなりストーリーの中腹にたどり着くことは可能である。故に、好きなところから自由に読めはするが、順序立てして話を作ることが難しいという欠点を持つ。これを換言すれば、単発的な短い話を表現するのに長けているシステムということになるわけだ。

 そのため、「Fo3」は短い話を集合させた作りになっている。一つ一つの話は短く単体で完結するようになっているが、好きなところから読むことができる。本に例えれば、世界観と設定を共有したオムニバス形式の小説といったところだろうか。

 その上、ゲームならではの楽しみも忘れていない。その物語へと到達する過程、要は世界を巡る旅自身もそれなりに面白く、レイダーや凶暴化した野生生物と戦ったり、生きるために物資をかき集めていく必要があるわけだ。これを行う方法も自由で、強盗をするなり盗むなり、あるいは友好的に売買する方法もある。

 更に、話の展開もそれなりに融通が利くのも特徴だ。どの話も解決策としていくつかの方法があり、とにかく目標を殺して話を終わらせも良し、平和的に解決しても良し、あるいは無視してもいいわけだ。そして、持ち掛けられる話も全てがまともではなく、場合によっては暗殺依頼や、悪事に手を染めろと言われることもある。こういった風に自由が利くのは短編を寄せ集めているからできることであり、長編では、結末が変わったり趣旨の違う話が寄って来てしまうとなると、テキストが膨大な量になるなり方向性が違ってしまい、とてもではないがゲームに収録できなくなってしまうだろう。

 そんなわけで、「Fo3」はオープンワールドのRPGとして、システムをうまく生かしたシナリオとゲームプレイを用意している。脚本の質もかなりのもので、やりきれない思いをしなければならない話であったり、胸糞が悪くなる話を楽しむことができるというわけだ。

 無論、このシステムならではの問題点もあり、自由すぎるせいで予期せぬバグが多くなったり、メインシナリオもサブシナリオと同じように短くなってしまう、つまり極端な長編は書けなかったり、サバイバル生活も櫂が回りすぎるせいで慣れてしまえば作業でしかなかったりしてしまう点も存在している。

 そして、続編でありシステムをそのまま踏襲した「Fo:NV」は、これらの欠点を無くす、もしくはよりマシにしていき、更に良い点を伸ばしていく必要があったわけである。

New Vegasの決定的な欠点

 では、「Fo:NV」になって挙げた問題点が解決されたか。あるいはそれが無理でも、長所がより伸ばされたか。これに関して言ってしまえば、まず違うと言っていいだろう。そもそも、追加された内容がシステムをよく理解していないことを証明している。

 今作では様々な派閥が存在し、それぞれにおいてどういった印象を持たれるかで対応が変化していく。そして、メインシナリオにおいてはどれかひとつの派閥を選び、その組織のために働かねばならないのだ。これが「Fo3」のシステムとはいまひとつな相性であった。

 さて、そもそも運び屋という一般市民である主人公がいて、彼がとある組織に取り入るとなると、どういう筋書きにすればいいのか。最初から重要な仕事を任せられるはずはなく、それこそ地味な下働きからしていかなければならないだろう。となれば、その雑用をしていく上で次第に信頼されていって、大きな出来事に巻き込まれていくような話を書けばいいはずだ。

 だが、このゲームのシステムには短編のほうが向いているのである。つまり、散発的な話を得意とするが、逆に積み重ねてストーリーを繰り広げていくのはとても難しいわけであり、そうしてしまった場合、よほどうまくやらなければ齟齬が発生してしまうというわけだ。

 「Fo:NV」はまさしくこの通り、タブーに触れる筋書きを採用してしまったのである。短編という体裁を取っているにも関わらず、組織に取り入るという話は地続きになってしまっている。こうなると、毎回クエストをクリアしようとも組織の評価が上がるだけでキッチリと終わらず、その上、状況が大きく変化することもない。故に、場面や話の転換がしやすいという、短編の良さを発揮できないというわけだ。かといって長編の良さも発揮できておらず、どれも短くまとめているせいで丁寧な描写ができていない上に、全体を見てもおよそ満足のできそうにない結末を迎えてしまう。結局、どっちつかずのどうしようもないものになっているというわけだ。

 更に、この構成はシナリオの質も悪くさせる。どんなことを頼まれようとも派閥争いがある以上、話は「敵対組織の戦力を削れ」だとか「味方の仕事を手伝え」いうことにしかなり得ない。つまり、結末は仕事を成功させるということだけであり、驚くような展開や心を揺すぶられるようなことにはなりえない。例えば、「敵の大将を殺して来い」という仕事を任された場合、実行手段はいくつか自由にできるものの、結果は仕事をこなしたということにしかなり得ないわけだ。となれば、どれも結果自体には介入できないためオチに意外性がなく、しかも短いために盛り上がりにも欠け、義務感が増していくだろう。

 失態はこれだけに留まらない。組織は多くの人物が関連している上に、多数の事件によって周囲との関係が決まってくるわけである。つまり、これを描かねば派閥争いなど書くことは不可能になるわけだが、「Fo:NV」はその詳細を書こうと、クソつまらないサブクエストを山ほど詰め込んでいるのだ。短編という都合上、こうして他のサブクエストでそれぞれの描写を深めようとすること自体は何も悪くないが、これは結果的にくだらない雑用を山ほどやらされているということになり、実にたまったものではない。

 トドメに、そんなシステムを生かせていない筋書きを用意したくせに、エンディングにたどり着ける勢力を4つも用意してしまったのだ。しかも、同じ事件を違う切り口で見せればよかったものの、どの組織に協力しようとも内容の変化は乏しく、それどころか物語の終盤までは共通ルートになってしまっている。これに関しては、組織がメインクエストに深く関わってくる時期が遅すぎたことが原因であり、シナリオの量が少ない故にそれぞれの違いを表現できなかったと考えるべきであろう。

 そもそも、「Fo3」においてもエンディングの分岐はほとんど効果的に生かせていなかったのだ。前作では最後の最後で登場する選択肢で、結末が少し変化するだけ。だいたい、分岐で話を大きく変更させることはかなりの労力が必要になってくるだろう。4つ派閥があれば4倍のシナリオが必要なわけで、そんなものを用意するのは到底無理であり、故に使いまわしとなってしまったのだろうが……。それならばそもそも、派閥ごとにそれぞれで違う風に展開するなどという考えは表現できるわけがなかったのだ。

 結局「Fo:NV」は、システムに適していないシナリオを採用してしまったのである。独立した話にしなかったせいで短編の良さを生かせず、しかし長編としても尺が足りずに楽しく読めるものではない。それも、世界観説明に分不相応な量を詰め込んだせいでつまらないクエストを大量に産むことになり、くだらないエンディング分岐が出来上がってしまった。これはもう、「Fo3」のシステムを理解しておらず、うまく使えなかったとしか言いようがないだろう。

 このゲームシステムで派閥を描きたかったのであれば、メインシナリオの量を更に増やし、その上派閥が深く絡んでくる時期をもっと早い段階にするべきであった。この出来ではどうしても、どれを選んでも結末に大差がないものとしか思えず、派閥の違いを効果的に描けていないだろう。ただし、そうしても更に問題があり、このゲームはクエストを途中から読むことも可能なのである。つまり、そもそもプレイヤー全員が最初から最後まできちんと読むわけではないため、尺を長くしすぎることも難しいという欠点があり、そもそも派閥を描くこと自体が難しかったのかもしれない。

 オープンワールドは一見何でもできそうな広い世界に見えるが、本当は短編シナリオを入れることしかできない狭い世界なのだ。故に、物語を描くにおいては制約や問題を解決するような仕組みが存在しているのである。しかし、今作はそれをきちんと処理できておらず、表現したかったことと、結果として見えてきたものが違いすぎた結果になった。

「Fo:NV」は“マシ”である

 では、「Fo:NV」が駄作かというと、必ずしもそうではない。それどころか、なかなか遊べる作品であろう。

 「Fo3」のシステムをうまく消化できてはいないものの、新たなフィールドに新たなクエストが多数存在しているし、アイテムや武器が増え、(あまり意味はないが)戦闘やアイテムクリエイトの幅もいくらか広がった。ハードコアモードは面倒くさいだけでしかないが、いつでも設定で消すことが可能なので無いよりはマシかもしれない。

 そして、シリーズならではの、特に『Fallout 2』から続く話や、パロディを含むテキストやイベントも存在している。これらは全ての人、特に多くの日本人は理解できないと思われるが、作品の強みであるはずだ。

 何より、派閥システムから一歩引いているクエストはなかなか面白いのだ。個人的には、グールの偉大なる旅のクエストや、ベロニカのコンパニオンクエストは思うところが多かった。ただまァ、グッドスプリングの住人は意味も無く良い人すぎたり、スターキャップのクエストや、狂って焼身自殺した少年の日記など、脚本自体に矛盾や問題があるのもちらほら見られるのだが。

 また、ローカライズは今作もありがたい出来である。テキスト量が豊富な作品なので、それを一々辞書を引きながら遊ぶことは難しいだろう。今作は引き続き全編吹き替えで声優もきちんとしており、これといって違和感を覚える点は多くなかった。この点に関しては本当に見事であろう。

 他の問題点としては、フリーズが多く、ロードが遊んでいるうちに長くなってしまうというものや、目を瞑るとなると常に瞼を落としていなければならない量のバグが存在するが、それを考慮したとしても魅力がないとは言えないだろう。

 それに、派閥システムもうまくはいってないが、つまらないクエストを入れまくることと引き換えに世界設定を詰め込むことには成功したのだ。読むのに難儀するだけでなく、プレイヤーが全て読むわけではないため効果的であるとはいえないが、完全に失敗したというわけでもないだろう。

 ましてや、開発が変わっているのにここまでやったことを考慮すれば、むしろ良いといえるのかもしれない。それに、「Fo3」のシステムをうまく活用こそ出来ていないものの、破綻させるほどではなかったとして、なかなか満足できるという評価を下すこともあり得るのではないだろうか。

『Fallout 3』の偉大さ

 ただ、あえて厳しく言うのであれば、この「Fo:NV」、続編としてはどうかしているとしか言いようが無い。明らかにシステムと噛み合っていない派閥システムを入れ、バグを増やし、質もいくらか下がっている。こうなると進化したとは言いがたいだろう。それに、今回は若干の間違いで済んだが、もう一歩踏み間違えたら、危うく面白みが削れてしまうところであった。こうなると、むしろ「Fo3」の優秀さが浮き彫りになってる気さえしてくる。

 「Fo3」は洗練されたクエストを選んで入れていたし、それぞれがうまく独立しており、短編の物語としてうまく機能していた。何より、新鮮なゲームプレイを提供してくれたことが名作たる所以であったろう。無論、前作のキャピタル・ウェイストランドもバグやフリーズにまみれていたが、今作のモハビ・ウェイストランドよりは圧倒的に綺麗だったのだ。そして、シリーズ未プレイの人に薦めるのであれば、好みの違いを離れたとしても、まず完成度の高い前者を選ぶべきだろう。

 こう考えると、2008年12月4日に出た『Fallout 3』から約二年経って出た続編は、前作を超えられていないといえそうだ。この「Fo:NV」はあくまで「Fo3」の威を借りてようやく面白いと言ってもらえる程度であり、しかもその権威を十分に発揮できていないのである。こうなると、どうしても残念な気持ちが残ってしまう。

 結局、キャピタル・ウェイストランドをむやみに弄りすぎて余計な手の跡がついてしまったが、それでもまだいくらか、このモハビ・ウェイストランドには輝きが残っているということなのだろう。それは事実だが、やはりキャピタル・ウェイストランドから考えれば、放射能と手垢と指紋で薄汚れてしまった世界なのだ。
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Fallout: New Vegas 15 お残しサブクエスト

二度目のデータ損失

 Vaultを探索した前回に引き続き、今回は残ったサブクエストや未クリアのメインクエストをプレイした。……したのだ。確かにプレイして、その記録もつけたのだ。無論、スクリーンショットも撮った。しかし、PCトラブルでOSを再インストールせねばならなくなり、バックアップを取り損ねていたプレイ記録とスクリーンショットがおじゃんになってしまったのである。なんというか、世の中の全てを憎みたくなる瞬間である。

 とはいえ、中途半端な状態でプレイ記録を打ち切るのも良心がない。うろ覚えの記憶を手繰り寄せて、簡単な概要のみは記しておこう。

B.O.S.の終焉

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画像は再利用でござい
 今作はコンパニオンのクエストが設定されており、それは僕が連れているベロニカも同様である。そんなわけで、まずは彼女のサブクエストを遊ぶことにした。

 さて、いろいろあってエルダーが交代することとなったB.O.S.であるが、それでもまだ彼らの未来は明るくない。単純に戦力が少ない上に、NCRに狙われている身であり、どう足掻こうも現状を大きく変えねば助かることはない。それは前エルダーでも現エルダーでも同じことであり、ベロニカはそのことに不満を持っていた。

 その状況をなんとか変えるため、ベロニカは奮起した。多くのメンバーを持つNCRと比べれば、B.O.S.など虫けら同然あることは変わらない。つまり、外部から新たなB.O.S.メンバーを取り入れなければ、未来はないと考えたのだ。そのため、外部メンバーを募集しようとエルダーに提案したのだが、それはあえなく却下された。

 といってもこれで引き下がる彼女ではなく、まだまだ説得する作戦を考えているようだった。その方法は、外部に多く漏れ出しているエネルギー兵器を回収するというものだ。要は、B.O.S.が集めようとしているエネルギー兵器は既に回収不可能なので、まったく違う戦法を考えたほうがいい、と提案するつもりなのである。

 そんなわけで、パワーアーマーの防御を無意味にするという恐怖のエネルギー兵器をVault34で回収。これでエルダーは考えを改めるかと思いきや、これを見てもまったく折れなかった。それどころか、少なすぎる人数で外へと侵略をしようと考えているのだから、どうしようもないというか。

 おまけにこの行動、B.O.S.の一般隊員からも評判が悪かった。彼らの基本理念である「B.O.S.だけがエネルギー兵器を回収して封印する」というものへと触れるのは相当のタブーであったらしく、エルダーと謁見しただけでなく文句まで言ったベロニカは「これ以上のことをすれば殺す」と脅される始末である。こうなってはもはや、彼女は何をすることもできない。

 バンカーを後にし、ベロニカにB.O.S.を捨てて外に行ったらどうだと提案するも、彼女はそれを良しとしなかった。結局、自分はどうあってもあの狭いバンカーで育った人間で、あそこにいる人たちのために生きたいのだそうだ。つまり、彼女は近いうちに滅ぶであろうB.O.S.の末路を見守るしかないのである。まったくもってやりきれない結末だが、しかしこれが最善の結果なのであろう。モハビ・ウェイストランドは、誰に対しても冷たい。

 これにてサブクエストは終了。ベロニカの能力がさらに上昇し、その上彼女の情報をさらに知ることができた。なんでも彼女が表に出てきた理由は好きな人を追いかけてだそうだ。いったいどんな人なのだろうと問うて見ると、「彼女はB.O.S.の中で生きることを拒否した」だとか。

 う、うん? 僕が聞き間違えたか、あるいは翻訳ミスでなければ、“彼女”と言ったような……。さらに聞き進めるとどうもこれは間違いでないらしく、つまりベロニカは同性愛者だということらしい。そして、その彼女はB.O.S.内で子孫を作ることを拒んだため、表に出ざるを得なかったのだそうだ。

 いや、決してベロニカと良い関係になるためだけにこのクエストをやっていたわけではないが、しかしなんというかその、ええと、……まァ彼女の力になれたのなら、何よりなのだろう。うむ。

スターキャップの秘密

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マヌケロボット・フェスタス
 続いては、サンセット・サルサパリラ工場へと向かう。そう、あのスター・キャップがついに50枚を超えたのである。これだけあれば景品をもらえるだろう。

 いざフェスタスにキャップを渡すと、量は十分に足りたようである。そしてなぜか、サンセット・サスサパリラの歴史を話し始めた。なんでも旅人であるレシピの発案者が消えてしまい、創業者がそれを受け取ったというような話なのだが、とにかくそれを聞き流していると、なんとそれで終了。事前に知っていたが、景品は本当にないようである。いったいどういうことだと問い詰めると、「廊下左手にある部屋にいる係員に聞いてください」と丸投げ。これが戦前であったのならば、まだ職員の平謝りでも見られたのだろうが……。

 その部屋は、施錠されており今までどうしても入れない場所であった。中に入ると、あたりにはサンセット・サルサパリラのバッヂが多数転がっている他に、ひとつの死体が……。

 屍の持っていた名はアレン・マークス。死ぬ前に記録を残したらしく、ホロテープが足元に落ちていた。それを聞いてみると、なんでもこの部屋に閉じ込められた上に、空気が減ってきて死んでしまったようだ。人を殺したことを後悔するようなことをいっていたので、おそらくはスター・キャップの宝を求めて人殺しを行ってここに到達したのはいいものの、なんだか知らないが窒息させられて死んだのだろう。まったく、ありもしない宝を求めてこうなるとは、情けない死に方すぎる。

 しかし、なぜ窒息したのか謎だ。不法侵入をしてロボットに攻撃されるということなら想像はつくが、単なる倉庫に何をどうすれば空気を抜く機能がつくのだか。その上、あたりのターミナルには「スター・キャップの景品なんて用意してませんよ!」という記録があるというのに、なぜアレンはここへ来てしまったのか。まさか文盲ではないとは思うが……。まったくもって不自然な点が多く、最初にこれを見た時は何が何だかわからなかった。それどころか、こんなありもしない宝を求めたバカだとしか思えず、悲しいというか苦笑いが出るという話である。

各エンディングを見る

 さて、これでだいたいのサブクエストは消化した。ロケーションもほとんどを発見したし、記録はしなかったが実績も埋めていった。残りはメインクエストのみである。NCRルート、リージョンルート、Mr.ハウスルートのエンディングを見ていこう。ついでにハードコアモードの実績も解除したいので、新キャラでプレイした。

 といっても、これらは大した差があるわけではない。それどころか使いまわしをしたものであり、なんだか遊んでいるとゲンナリしてしまった。どういうことかというと、途中までMr.ハウスの仕事をしていても問題なく、リージョンの地下にあるセキュリトロンを起動しても、リージョンの頭であるシーザーはそれを破壊したと思い込んでしまうバカになっているのだ。その上、NCRのためにブーマーと協力関係を結んだとしても、リージョンルートに影響はない(これまたシーザーが都合のいい勘違いをしてくれる)のだ。

 このあたり、なんともマヌケすぎる。結局どのルートを選んでもやる仕事はほとんど共通な上に、最後のほうが少しだけ変わるだけなのだ。ブーマーをなんとかしたり、B.O.S.を壊滅させたりなどの雑用をこなし、どれかの陣営を選びフーバーダムで戦い、あとはエンディングがチョコット変わるだけ。どれを選んでも物語の結末に差はなく、ただ、NCR、リージョン、もしくはMr.ハウスが勝ちました! というだけ。どの組織が勝ったかで世界がどう変化したのかもほとんど語られず、これはもうグンニャリゲンニョリと言うしかあるまい。

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Fo:NVの実績1000を達成
 そんなわけで、4つある派閥はどれを選んでも一緒である。記録としては、イエスマンルートをプレイ済みであるので十分であろう。故に、Fo:NVのプレイ記録はこれで終了とする。最後にレビューを書いて、気になった点を取り上げていこう。

○ 「Fallout: New Vegas レビュー」へ続く
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Fallout: New Vegas 14 Vault拝見の旅 後編

これまた普通のVault3へ

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Vault3へお邪魔
 前回は植物だらけのVault22と、元パウダー・ギャングの住処になっていたVault19を尋ねた。今度はフィーンドというレイダーの根城となっているVault3に向かった。

 フィーンドはロクでもない連中で、ヤクを当たり前のようにやるのはまァいいとしても、快楽殺人も強盗殺人もウェルカムというゲス野郎共である。そんな理由から、このVaultの周りには死体と敵だらけ。そんなフィーンドの連中を殺しながらここにたどり着いた。

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即発見
 こんな状況であれば、中に入って安全に済むわけがない。そんなわけで慎重に潜り込もうと思っていたのだが、なんといきなり見つかってしまった。攻撃されるかと思いきや、「そんなに死にたいの!? さっさと帰りなさい!」と警告してくれた。外にいる連中は問答無用で攻撃をしてきたというのに、なんだか妙な話である。

 とにかく話はできそうなので、Speechスキルでジェット(あぶないおくすり)を売りに来たと嘘をつく。すると、いつもと同じようにボスへ届けて、とアッサリ騙されてくれた様子。これでゆっくりと探索できるというわけだが、しかしこれまでに表で何十人とフィーンドを殺しているのに騙されてくれるとは、お薬で脳味噌がずいぶんとやられてしまっているようだ。実際のところコイツらのおかしさは異常で、目の前にジェットが落ちているというのに、「ジェットを持ってないか?」、「いや、サイコしかない」なんていうキチガイ丸出しの会話を仲間同士でしているのだ。

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いくら悪党だからってこういう趣味はどうなのか
 内部はフィーンドの好みに少し模様替えされている以外は、至って普通のVaultである。何の実験をしていたのかと調査してみるも、具体的なことは何一つわからず。唯一わかったことは、浄水システムが壊れてしまった結果、外に出なければならなくなったのがこのVault3のようだ。つまり、そこでフィーンドと鉢合わせして奪われてしまったということなのだろう。

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マヌケな逃走劇
 そして、牢屋に捕まっているキャラバンの一団も発見。助ければこのVaultに隠されている武器の場所を教えてくれるとのことなので助けてみたが、いやしかしその、敵の目の前を通るスニーキングはどうなのか。というか、フィーンドの皆様も何か言ったらどうなのか。それともやはり脳味噌がシンナーで溶けているのか。

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足を怪我したブライスさん
 別の場所では、NCRから送られた侵入者を発見した。フィーンドの親玉を暗殺するために潜入したが、攻撃されて足を怪我したとのことである。なんとも情けないが、フィーンドも彼の仕掛けた地雷に引っかかって死んでいるので同じくらいマヌケなのかもしれない。

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どんだけアホなのか
 足を治してやり、一緒にリーダーであるモーターランナーを倒そう! と提案したところ、なんとこいつは大量の敵に突っ込んでいってすぐに死んでしまった。こいつはバカだと思いっきり笑わせてもらったのだが、しかしなぜか仲間であるベロニカがどこかに消えてしまった。仕方ないのでロードして少し前からやり直し、このブライスが生き返ってしまったのである。再度殺すのはなんだか申し訳ないので、今度は足を治して逃がすことにした。すると、捕虜と同じくフィーンドの目の前をスニーキングしていき、なんとか生還したようだ。ううむ、耄碌野郎しかいないのか、ここの連中は。

 最奥に行ってみると、フィーンド親玉であるモーターランナーを発見。話をすると、フィーンドがVaultの住人を殺したのは間違いないと教えてくれた。つまりこのVaultは、外の治安が非常に悪いが、表に出なければ死んでしまうという実験施設だったのだろうか? なんとも回りくどい実験だが、そう考えるしかなさそうだ。

 モーターランナーは「連中は友好的だったから殺すのは簡単だったよ」と典型的な悪者発言をしてくれた。ならば、こちらも友好的でマヌケな手前の頭をぶっ飛ばしてやろう。ということでフィーンド大虐殺の開始である。すべておいしく経験値となってくれた。

 虐殺し終えたころ、うわさの武器倉庫を発見した。中を見ても大したものはなく、こんな装備で表に出ようとすれば、そりゃ死ぬという話である。その上、外に武器を持っていくことを野蛮だと禁止したのだから、いやはや平和ボケも極まっているというものだ。こうなればフィーンドに滅ぼされても無理はあるまい。もっとも、彼らの仇は取ってやったので、死んだ彼らも少しは浮かばれるだろう。

恐怖のVault11

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今までで一番恐ろしいかもしないVault
 続いてはVault11に向かう。今までのVaultとは違い、ここには恐ろしい雰囲気しか存在しない。洞窟の中にあって暗い上に、中にはサソリやらカマキリやら非人間の敵がわんさか。しかも、入ってすぐに白骨死体が4つも転がっているのだからもう。

 死体の傍にはホロテープが残されており、このVaultで起こった不吉な事件の一部が記録されていた。なんでも男達がもめており、終いには銃撃戦になってしまった様子。さしずめ、地下シェルターで起こったミステリー殺人事件といったところだろうか。

 敵を片付けながらターミナルを調べると、いくつかこのVaultの情報を得ることができた。ここでは民主主義に基づいた政治が行われており、監督官を決める投票があったようである。しかし、様子がどうもおかしくて、候補者は文章の最後になぜか「私を選ぶのは適任ではないので、違う誰々を選ぶべきだ」と書いていたり、この投票自体をバカバカしいと思っている候補者すらいるのだ。おまけに投票によって殺人事件まで発生したらしいのだから、ただ事ではあるまい。

 そして、監督官を選ぶのを強いたのはコンピューターらしく、それに不満を持った連中が革命を起こそうとしたとの記述も発見した。つまり、このVaultは民主主義政治をするだけではなく、選ばれた結果に何か嫌なことが起こるのだろう。それは一体何なのか。

 白骨死体にまみれた中を探索していくと、最奥部で監督官の演説原稿を発見した。それを読んで、ようやくこのVaultの恐ろしさに気づかされた。なんとこのVaultでは、コンピューターが投票で監督官を一人選ばさせ、それを生贄にすることを強制していたのだ。まったくもって、反吐が出そうな実験場すぎる。

 更に、投票で殺されそうになった人の妻が体を売って夫を助けようとするも、結局その約束が果たされなかったという事まで起こってしまったようだ。故に彼女は裏切った連中に報復し、殺人事件となってしまったようだ。本当にいたましい記録しか残っていない。

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いけにえの間へ
 さて、その演説原稿には「いけにえの間」へ向かうためのパスワードが書かれていた。折角ここまで来たのだから、一体どのように処刑されているのか見ておくべきであろう。

 監督官の部屋から地下へ向かうと、「おめでとう! 新たな殉教者さん。光のほうにお進みください」と録音音声が流れる。ライトで照らされた奥の部屋へ歩いていくだけなのだが、これまでここを歩いていた彼らは、一体どのような気持ちでここを歩いていたのだろうか……。

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変哲のないシアター
 奥にあったのは、椅子と映写機のみ。座るように指示されたので従うと、Vault-Tec社が作成した映像が流れはじめた。

 何が流れるのかと思いきや、平たく言えば「人々のため死ぬことは偉大だ」ということを穏やかな口調で言われたのであった。そんなことを言われたところで落ち着くわけがないのだが、せめてもの情けというやつなのだろうか、ビデオはそれなりに犠牲者の心を落ち着けようとしてはいた。

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何が生贄だ
 映像が終わると、突然両サイドにある隔壁が開かれてMr.ガッツィーなどの戦闘用ロボットが殺しにやってくる。十体近くのロボットがいきなり攻撃を仕掛けてくるため、普通の人であれば間違いなく殺されただろう。実際、ロボットが隠れていた場所には死体が何十も転がっていた。

 ロボット達を片付けたあと、近くにあったコンピューターを調べる。すると、生存者が最後に残したボイスログと、それに対するロボットの回答が残っていたのだ。再生してみると、この実験の全貌が明らかになった。

 結局このVaultは、人々が強いられた際にいけにえ行為をするか否かを調べるものであった。ロボットに生贄を要求させ、人々はどう反応するか。拒否をすると全員が殺されるということは明文化されていないものの、住人はそれを恐れた。故に、内部での戦争が勃発してしまったというわけだ。

 しかし、皮肉にも生贄を拒否をすることは住人達にとって良いものであった。最終的に生存者達は、全員が殺されようともこの生贄行為を拒絶したのだ。すると、住民が反旗を翻したことをロボットが認識し、なんと褒め称え、外への扉を開いたのだ。つまり、人々が生贄行為を反対すれば、いつでも全員が助かったのである。

 とはいえ、「一人だけ生贄を捧げれば助かる」と言われたとして、「全員が死んでもそんな非人道的なことはできない」などと拒否することができるだろうか? 残念ながら、そこまで勇気のある人はまずいないはずだ。故に、このVault11の住民達も、残った人間が5人になるまでは英断を下せなかった。そして、誰がそのことを責められるだろうか……。

 何より悲痛なのは、この実験で何か重要な情報を得られるというわけではないということだ。Vaultの研究というのは、製作者の趣味のようなものなのである。この結果を生かして有益なものとするわけでもなく、ただひたすらにひどい環境を作って楽しんでいるだけだ。イカれている、としか言いようがない。

○ 「Fallout: New Vegas 15 お残しサブクエスト」へ続く
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Fallout: New Vegas 13 Vault拝見の旅 前編

Vault22で草刈り仕事

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仮面ライダーファイズのようなステルススーツ
 世界を探索した結果、さまざまなアイテムを入手することができた。中でも優秀なアイテムが、フーバーダムで見つけた中華ステルススーツ。カッコいい見た目もさることながら、性能もなかなかのものである。とはいえ、前作にあった、しゃがむだけで姿を完全に消せるというバランスを壊す性能は削除されてしまった。残念ではあるが、それがなくても十二分に実用性がある装備である。

 そんなステルススーツと拾ったユニークマチェットを振り回しつつ、今回は探索中に見つけたVaultへ向かおうと考えている。このプレイ記録にも何度か登場している、戦前の核シェルターもとい人体実験施設であるこのVaultだが、中ではなんともおぞましいものが見られるはずだ。

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Vault22へ
 今回向かったのはVault22。なんだかやたらと草が生い茂っている上に、どでかサイズの蟷螂がたくさんいた。どう考えてもまともではない実験をしていそうである。ちなみに、NCRの前線基地にいたドクターにこの植物がどうなっているか色々と調べて来いと頼まれたので、ついでにその秘密も探ってこよう。

 中に入ると、ターミナルに先人の記録が残っていた。頼んできたドクターは何も言及していなかったが、その部下の人が「天才科学者に調査を依頼したが帰ってこない」と教えてくれたのだ。つまり、依頼をしてきたドクターは、ここが危険な場所であることを知っていて何度も冒険者を送り込んでいるのである。ロクでもねえ輩だ。

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木も草も花も豊富すぎる
 中に入ると、辺りは緑だらけ。鉢や植林スペースだけでは飽き足らず、床や天井までにも草木が生い茂っている。以前に行ったジェイコブズタウンも木々が多かったが、ここはそれ以上のもの。外の世界から見ると信じられないくらい鮮やかで、葉の緑が素晴らしく心に穏やかさを与えてくれる。しかも、緑の中で映えるいくつかの暖色の花もあるのだから、いやはやなんとも夢のような場所である。

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スポア・キャリアー・プルートさん
 そんなわけで穏やかな気持ちで探索をしていたのだが、いきなり床に生えている草の間から緑の半漁人が登場した。草に隠れて生存者を襲っているようで、この素晴らしい場所における唯一の汚点である。強さは大したことがないのだが、一体なんなのだこれは。

 いくつかあるターミナルを調べてみると、このVaultでは妙な感染症がはやり、死体が起き上がって襲ってきたという記録を発見した。ということはつまり、このスポアなんとかは……。どうも、あたりに生えているキノコの胞子が問題のようだ。あまり落ち着いて和んでいる場合ではないということか。

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でかカマキリやでか食虫植物
 更に探索を続けると、洞窟を発見。見つけたカードキーで中に入ると、でけえカマキリの再登場。続いてのエリアでは、巨大すぎる食虫植物まで発見してしまった。夢のような場所であるという発言は撤回だ。

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天才科学者キーリーさん
 洞窟の最奥で、探せと頼まれていたキーリーを発見した。食虫植物に囲まれて動けなかったようだが、しかし彼女がグールでよかった。もし人間であったのならば、彼らに食われていたに違いない。

 とにかくこの化け物植物どもを殺さねば危険なわけで、キーリーにそれを手伝うよう依頼された。手段はかなり簡単で、既に可燃性ガスを充満させてあるので、それを発火させて胞子を殺せばいいようだ。つまり、ガスの近くで爆発を起こせ……って、危険すぎるだろうそれは。

 「あなたならなんとかなるわよ」という無茶振りを受け、仕方なく地下五階でガスに火をつけることにした。一体どうやって炎を防げばいいのかという話だが、とにかくやるしかない。とりあえず、拾ったユニークレーザーライフルでガスを撃って近くにある扉を閉めたものの、炎が扉を突き破ってきて、仲間もろとも燃えて死んだのだから笑うしかない。一瞬で燃え広がるのでどうやって防げばいいのだか。

 結局、燃えながら強引にスーパースティムパックで耐えるというゴリ押し戦法を採用。危うく死ぬところであったが、なんとか耐えられたので良し。良いのか……? ともあれ、これで研究データを入手することにも成功し、植物を片付けることもできたわけだ。帰って博士にえらい苦労をしたことを知らせ、データをよそに回すと脅して大金をせしめてやった。苦労を考えれば、このくらいのことをしてもいいだろう。

 結局このVault22という施設は、植物の研究科を集めるVaultだったのだろう。そして、荒廃した大地でも繁殖するような植物を作っている途中に、悪夢の胞子まで出来てしまったのかもしれない。……いや、あるいはそもそも、このVault22という場所自体が恐ろしい胞子の実験場であった可能性もあるか。どちらにせよ、ロクでもない場所だ。

Vault19で雑用

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一見駐車場に見えるVault
 続いて向かったのは、駐車場にしか見えないVault19。最初はどうなっているんだと疑問に思ったのだが、マンホールを降りてみるとそこには確かにVaultの姿があった。

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中にいたのは生きている人間だった
 更に、中には生きている人がいたので驚きだ。彼らはNCRCFから逃げ出した囚人ということで、つまりはパウダー・ギャングなのだろう。攻撃してくるのかと身構えたものの、なぜか敵対してこない。不思議に思っていると、彼らはあくまで元ギャングなのだそうだ。

 なんでもリーダー格のレムとクークが言い争っており、NCRに投降するか否かでもめているのだそうだ。つまり、彼らは特別に悪いやつではないということである。そして、話をすると何らかの仕事を頼みたいらしい。なんでも地下にある硫黄の塊を爆破して欲しいとのことなので、やってみることにしよう。

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本気でイカれている記録ばかり残っている
 ところこのVault19であるが、なんでも精神病患者を受け入れる場所であったようだ。なぜかレッドとブルーにコーナーが分かれており、それぞれに患者が入れられていたらしい。ターミナルには、「ここの医者は信用できない、洗脳しようとしている」だとか「何時何分に穴から空気が流れ込みすぎている」とか「ここには反対側のスパイがいる」という完璧に脳の病気を持っていることがわかる記述ばかりが残っていた。中でも最も笑えるのが、サンセット・サルサパリラのスターキャップを見て「これは中国軍の仕業か? それともマインドコントロール?」などと書いてあった、まさに頭がイカれている記録。こいつらイカれてやがると笑い飛ばしたが、よくよく考えてみれば病気なので当然の話だ。

 しかし、こうして二つに分けるとは一体どういう意図があったのだろうか。おそらくは派閥争いをさせるつもりであったのだろうが、結果が出る前に地下からゲッコーが湧き出て死んでしまったのだろう。

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これを破壊……できない!
 硫黄洞窟に入ると、多数のファイアゲッコーが出迎えてくれる。なぎ倒しながら進むと、すぐに破壊目標を発見。早速C4爆弾を設置しようとするも、Explosivesスキルが足りずに断念。この先にVault19の秘密があるはずなので気になるが、諦めるしかあるまい。

 一旦上に戻ると、今度はクークから「グレート・カーンズに入れてくれるよう頼んできてくれ」という依頼をされた。そのくらい自分で行けよとボヤいてしまったが、仕方あるまい。とにかく行って、さくっOKを貰ってくる。しかしなんだか派閥システムを入れてしまったせいで、こういう下らないお使いばかりさせられている気がする。

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こりゃグロい
 とにかくこれを報告しようと戻ってくると、NCRに投降しようとしていたレムが、内臓の塊になっておりウギャアア。クークは知らないフリをしていたが、おそらくは意見の相違で殺されたのだろう。

 結局地下をふさいでいる岩も爆破できないまま、爆破を依頼してきた人は死んでしまった。一体何の実験をしていたかの詳細を知れずに悔しいが、諦めて次のVaultへ向かうことにしよう。

○ 「Fallout: New Vegas 14 Vault拝見の旅 後編」へ続く
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Fallout: New Vegas 12 世界を旅するには戦力が必要だ

戦力強化の旅

 前回はセクシーロボットやセクシーババアに追いかけられたものの、進行していたサブクエストを終了させることができた。しかし、これでやるべき仕事がなくなってしまったので、今度は世界各地にある様々な施設を巡っていくことにする。何らかの面白いアイテムや、妙なクエストが見つかるかもしれない。無論、特に言うことの無い箇所も多いため、特筆すべき点のみ記録していく。

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残念ながら整形手術はできないクリニック
 マップでニューベガスの近くを色々と物色していると、「ニューベガス・メディカルクリニック」なる施設があることに気づく。なんだか気になったので、寄ってみることに。

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正解はウサナギ
 中にはDr.ウナギだがウサギだかがおり、インプラントで身体強化ができるということを教えてくれた。基礎能力や防御をあげたりすることが可能だそうである。

 しかしまァ、体に物を埋め込んでパワーアップとはなんとも未来に相応しい話である。どこかで体に異変が起こるのではないかと怖い印象も持つが、前作のパワーアップよりはマシである。なんと前作では、アリの視力を得たり、皮膚が樹木になったりしたのだ。それを考えればよほど人間らしいだろう。

 値段を聞いてみると、一つ4000キャップもするとのことだが、しかし、カジノで大勝ばかりした身である。こんなものは屁でもない。早速金を払い、STR、INT、END、防御などを強化するインプラントを入れた。なんだかサイボーグになったような気分だが、これでかなり冒険が楽になったわけだ。続いて色々な場所を見て回ろう。

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嬉しい仲間の参戦
 インプラントが埋まった体で世界を巡ったのだが、なんだかシケた場所ばかりである。そんな中、たまたま寄ったプリムに、skillが足りずに直せなかったロボットがあることを思い出した。レベルが上がってRepairのスキルが上がった今では楽勝、ということで直してやると、なんとコイツがコンパニオンと化した。ED-Eという名前の彼は、戦闘開始時に意気昂揚の音楽をかけてくれるかわいいヤツである。せっかくなので連れて行くことにしよう。

 コンパニオンといえば、人類の友である犬を忘れてはならない。前作ではドッグミートという頼りになる相棒がいたのだ。もっとも、僕は彼を敵と勘違いしてぶっ殺してしまい、そのまま一生仲間にならなかったという悲しい過去を背負っているのだが……。そういえば、キングはレックスという犬を飼っており、しかもそれを治療するクエストを引き受けていたのだ。もしかしたら、コンパニオンになってくれるのかもしれない。

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これまたかわいいレックス
 早速キングの元に行ってみると、予想通り治療の名目でしばらく貸してもらえることとなった。ED-Eには一旦戻ってもらい、レックスを治療しに行くことに。

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山奥のジェイコブズタウンへ
  なんでも西の山奥にあるジェイコブズタウンで治療してもらえるとのことだが、この道のりがなかなか楽しかった。あたりに敵もあまりいないし、この辺りは木々が生い茂っており目にも新鮮。荒廃した世界によくこんな場所があったものだ。こうして、ハイキングの気分で町に到着できた。

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チェーンソーは使わないようだ
 早速中へ入ろうとするも、いきなりスーパーミュータントに声をかけられた。一瞬警戒したが、別に襲ってくるつもりはないらしい。それどころか、「もしお前がNCRの人間ならば、ここではそれを黙っていろ」とかなり親切なことまで言ってくれる始末。下手をしたら普通の人間より理性的な紳士である。彼の名前はマーカスと言いうのだが、そういえば、ブラックマウンテンの独裁者・タビサに追い出された温厚なスーパーミュータントも同じ名前であった。おそらくそれがこの彼なのだろう。

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ぶっきらぼうな博士
 好意に預かり町へ入り、博士を見つけ治療を頼む。Dr.ヘンリーは、ナイトキンの持つステルスボーイでの蓄積性の精神副作用を治しているそうな。そういえば、ここでは何人か理性的なナイトキンも見た。

 それはさておき、レックスは脳神経系が劣化しているらしい。そんなわけで違う脳が必要とのこと。そういえば、以前依頼で倒した賞金首が犬を飼っておりその脳みそを奪った記憶がある。これを渡してみると、それさえあれば治療できる上に機敏さがあがるとのことだ。つまり、他の脳があれば違うステータスが上昇するというわけか。となれば、全種類を探さずにはいられないだろう。

 まずは、家族同然に犬を飼っている老婦人ギブソンから、700キャップで脳を買うことに。しかしこの入手法が実にひどかった。家族同然とか言っているにもかかわらず、金さえ渡せばあっさりと絞め殺して脳味噌をくれたというのだから……。いやそりゃ、金を積まれれば愛も敗れるだろうが、もう少しくらい躊躇してもいいのではないか。ともあれこの脳は、攻撃力が上がるもののようだ。

 続いて、リージョンの犬から脳みそを奪う。これはずっと昔に殺していたので回収するだけ、と思っていたらなんと敵がいくらか復活していた。とはいえ、レベッカとレックスがいれば敵ではなく、あっさりと脳を回収。ここで入手したものでは耐久力が上がるようなので、これを採用。お陰でレックスの調子がよくなり、最大体力も上昇するかと思いきや、なんとバグでむしろ体力が下がるというのだからゲンニョリである。なんだこのバグだらけのゲームは。

 ため息を漏らしながらジェイコブズタウンを後にしようとすると、マーカスに急な仕事を依頼された。なんでもNCRの傭兵が攻撃しにきているようなので、人間の僕に説得して欲しいらしい。いっそのこと殺すべきかと考えたのだが、「むしろ殺さないほうがいい」と言ってくれる有様。いやはや、戦闘用に改造された元人間のスーパーミュータントが人間以上の理性を持つとは、これまた皮肉すぎて泣ける話である。

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NCRも耄碌しやがって
 その傭兵いわく、スーパーミュータントにバラモンを襲われたから処分してこいとNCRに命令されたのだとか。ここに住む連中はそんなことをするはずがない上に、そもそもこの町を出ることがあまりないのだ。濡れ衣もいいところなのだが、しかしこの傭兵は、とにかくなんでもいいからスーパーミュータントを始末して金を得ようとしているとのこと。ムカついたので殺そうかとも考えたが、マーカスの面を立ててSpeechで追い返してやった。

 これでマーカスには感謝され、評判も上がった。なんでも彼は、理性が残ったスーパーミュータントの地位向上を目指しているそうな。確かに理性のない連中と一緒にされてはたまらないわけで、こうした地道な努力は必須であろう。やはり、人間以上に人間らしいミュータントであった。

ぶらり未発見箇所の旅

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懐かしきベルチバード
 これでクエストも大方終えたので、またもや世界の探索である。いくつものロケーションを発見したが、中でも特に気になったのがこの「ベルチバード墜落地点」。このベルチバードというのは、前作に登場した悪の組織「エンクレイヴ」の飛行船なのだ。ここには白骨化した死体と、多数のMr.ガッツィーが存在していた。もはやいない主人と飛行船を守っていたのであろうが、ざまあといった感じである。ロボットを全部破壊して、テスラビートンなるユニーク武器を回収した。

 このエンクレイヴという組織だが、自分達の信念のためには、人殺しであろうと強制進化ウイルスの生成だろうとなんでもする狂った連中である。しかも、表向き核シェルターである生体実験所Vaultを作った組織も彼らだ。つまり、数々のイカれた実験を行っている連中なわけで、その頭のおかしさは折り紙つき。このモハビ・ウェイストランドにもいくつかのVaultがあるため、そこを訪れれば嫌でもこの連中の醜悪さがわかるはずだ。

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平たく言えば食品工場の見学だ
 続いては「サンセット・サルサパリラ本部」を探索することに。その名の通り、この辺りで戦前流行していたサンセット・サルサパリラというジュースの工場である。ここに行けば、ひそかに集めていた青いキャップもたくさん手に入るかもしれない。

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うわさのフェスタスさん
 入ってすぐ左手に、かろうじて動いている妙なロボットを発見。何事かと思い話しかけると、彼はサンセット・サルサパリラ工場にいるマスコットキャラのフェスタスだそうだ。スターキャップを彼に渡すと、何らかの商品がもらえるキャンペーンの真っ最中ということも教えてくれた。

 ちょっと待った。ここで一つ思い出す。以前、変なオッサンに「スターキャップの財宝を守っているフェスタスという男がいる」という話をされたが、もしかして、いやもしかしなくてもフェスタスとはこいつなのか。てっきり屈強で暇な金持ち男が暇つぶしにキャップをバラ撒いているのかと思いきや、その正体は単なる戦前のマヌケロボットである。ガッカリというほか無い。

 しかもこの工場内を調べてみたところ、パソコンに「スターキャップの商品なんて用意できてませんよ!」といったやり取りのメールが残っていた。なんでも商品を決めずにスターキャップ企画を見切り発車で開始したところ、売り上げが300%増しになってやめられなくなってしまったのだとか。なんとも情けないが、いやまァ現実でもこんな話はよくあるものだ……。

 とりあえず、手持ちの17スターキャップ置いてみたが、これではまだ足りないとのこと。期待はできないが、折角なので世界を巡るついでに集めてみよう。

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悪魔の書
 続いて向かった廃墟では、ウェイストランド・サバイバルガイドを発見。これも前作ネタで、モイラという頭に蛆虫が湧いている女が作った本である。もっとも、如何にサバイバルをするか取材したのはFo3の主人公で、全身の骨を折りまくったり、放射能を浴びまくったり、地雷を踏みまくったりでエラい苦労をしたものである。プレイヤーによっては嘘ばかりをモイラに言ったせいで、ひどい内容の本になっている可能性もあるだろう。

 そんな経緯があったせいで、見るだけで寒気がする悪魔の書なわけだが、今回の主人公にとっては悪くないものである。きちんとSurvivalのスキルが上昇する本になっているので、安心して読めるようだ。気分はフクザツになるのだが。

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恐怖のデスクロー(だったもの)
 更にどこぞの洞窟では、「伝説のデスクロー」なる化け物遭遇。うっかりしていると一撃でやられてしまうほどの異常な攻撃力で、即死した時はあまりに無茶苦茶で思わず笑ってしまった。

 とはいえ、今回はガンランナーで購入したスナイパーライフルを持っている。これが店売り装備の癖に異常な強さで、これさえあれば敵は無しといった攻撃力だ。そんなわけで、二度目はあっさりと撃退。また、更に奥で「デスクロー・マザー」もぶっ殺し、デスクローの卵を入手した。連中は卵生だったことに驚く。

 そういえばこの伝説シリーズ、他にも色々といるようだ。「伝説のファイヤーゲッコー」なんかにも遭遇したが、スナイパーライフルさえあれば敵ではなかった。

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埋まっても絵になるベロニカさん
 ベロニカが岩に埋まったりしながら、更に細かなロケーションも探していく。笑える場所も多いが、中には悲痛な場所もあるのだ。

 どこぞの農場では、白骨死体といくつかの日記のページを発見した。その紙に書かれていたのは悲しい話であった。両親がフェラル・グールと化してしまい、仕方なくそれを殺した結果、気が狂って家ごと焼身自殺をしてしまった人物の顛末が描かれていたのだ。どうもこの日記を持っていた白骨死体が、その彼のようだ。

 ……しかしこの日記、焼身自殺をしたと思われる死体の傍にあったのだ。死体や家は見事に燃えているわけで、普通であればこのページ郡は文字が読めない状態になるのが普通だ。となれば、死体はキッチリ燃えているのに日記が残っている現状は不思議なものでしかない。一体これはどういうことなのか?

 可能性としてはいくつか考えられる。日記だけ他の場所に置いてあったが、後から来た人がページを死体の傍に置いたという説(しかしなぜそんな無意味なことを?)。他には、この日記自体が捏造で、旅人が遊びで死体にストーリーを持たせたという説(なんというひどい冗談だ)。最後の一つとしては、この話を考えたスタッフが矛盾に気づかないマヌケだったという説(勘弁してくれよ)。どれが正解かはわからないものの、こうして不思議な死体を前に悩むのもまた、ウェイストランド探索の醍醐味である。

○ 「Fallout: New Vegas 13 Vault拝見の旅 前編」へ続く
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Fallout: New Vegas 11 セクシーロボットのポルノなお仕事

運び屋の旅はまだ続く

 前回で一応のエンディングは迎えたものの、まだまだ世界は広く、やり残したクエストが多数存在する。前回のはあくまでメインクエストを終えただけであるので、今度はサブクエストを追っていこう。

 さて、Mr.ハウスを殺した直後のデータをロードし、B.O.S.(ブラザーフット・オブ・スティール)のクエストをこなすことにする。

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頼りになるベロニカさん
 B.O.S.のクエストということで、ベロニカに「T51-bパワーアーマー」と「爆殺フィスト」をつけて一緒に来てもらうことになった。あまり期待はしていなかったのだが、なんと装備を変えると彼女が恐ろしく強くなる。どんな敵も一発で倒してしまうというあまりのバランスブレいkカーっぷりに、思わず飲んでいた紅茶を吹き出したほどだ。

 さて、任務内容を再確認しておこう。すべきことは、派遣したが帰ってこないパトロールを見つけることと、エルダーの場を奪うのを手伝うことの2つであった。まずは前者からこなしていく。

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どちらも無残な死に方
 まずは、迫撃砲が飛びまくってきたネリス空軍基地へ。すると、左画像の無残な死体を発見。おそらくその迫撃砲でやられたのだろう。これが海外版であったのならば、死体は欠損していたのではないだろうか。

 続いて、スーパーミュータントがたくさんいるという、危険なブラックマウンテンで死体を発見。亡骸は、ケンタウロスというスーパーミュータントのペットのエサにされているようだ。おそらくミュータントに殺されて、こうして処分されたのだろう。

 もはや一言も喋らない彼らは、持っていた指令所で無念を語っていた。いったいどんな意図があってここに派遣されたのかと読んでみると、これがもうひどいものであった。前者の死体には「ネリス空軍基地の危険度は最小だから、ブーマー達の戦力を確認してこい」と書いてある。あんな迫撃砲が飛びまくってくる所を最小限の危険だというなんて、頭がどうかしているとしか言いようが無い。いくらパワーアーマーでも、そりゃ死ぬというわけだ。同じく後者もひどく、「あの辺りのミュータントは、以前理性的だったから大丈夫だ」というようなことが書いてあった。確かに前はそうだったようだが、今となっては危険すぎることなどモハビの誰もが知っている。これではまるで殺されに行くようなものではないか。彼らもさぞ無念であっただろう。

 どうも、指令を出したエルダーは普段バンカーに引きこもっているため情報に疎く、そのせいでこんな指令を出してしまったようだ。それにしても、危険になっている可能性を考慮せずに派遣するだなんて……。あのエルダー、情報弱者というだけでなく、脳味噌が沸騰しているようだ。

 報告するためにバンカーへ戻ると、ベロニカが中にいる連中と親しげに話していた。当然といえば当然で、表に出るまではずっとここで暮らしていたのだ。ひょっとしたら、彼女がいれば殺人をする面倒なクエストなどしなくてよかったのかもしれない。

 さておき、彼らが全滅していたことをエルダー・マクナマラに報告。すると、彼は続いての調査を依頼してきた。一体何事かと思いきや、先遣隊がまったく帰ってこなかったから、続けて3人のナイトを偵察に出したとのことである。これにはもはや呆れて物が言えず。もしくは罵詈雑言を枯れ果てるまで言ってやりたかった。

 もとよりB.O.S.は身内ばかりの引きこもり集団なわけで、外からの新規メンバーも募集していない。一人減るだけでもどれだけの損失であることか。にも関わらず、こうしてどんどん数を減らすようなことをするとは……。脳味噌が沸騰しているどころか、揮発してほとんど残っていないのではないだろうか。

 仕方ないので、このナマクラマラだかマクナマラだかを辞任させる証拠を探しておこう。わざわざこんなことをする必要はないのだが、仲間であるベロニカの故郷だ。彼女のためにB.O.S.をマシにしてやりたい。

 そんなわけで、ターミナルのウィルス駆除を手伝ってアクセス権を貰ったりして、現在のエルダーが「団結の鎖」を破ったという証拠を得た。平たく言えば、直属の上官の指示のみに従え、というものらしいのだが、エルダーはコレを無視して兵士を派遣したようだ。これをパラディン長に教えたところ、ナマクラガタナだかは辞任せざるを得なくなった。

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エルダー・バーコード
 三日後、再びバンカーを訪ねると、パラディン長であったハーディンが見事エルダーになっていた。これはめでたいと喜んだところ、何か言うことを聞いてくれるのだとか。となれば、B.O.S.に入れてくれと頼む他無い。連中のパワーアーマーは非常に強力なため、これさえあれば旅が楽になる。しかし装着には鍛錬が必要なため、B.O.S.に所属してそれを教えてもらおうという魂胆だ。

 すると、ヴァン・グラフ・ファミリーなるレーザー兵器を取引するやつらを始末すれば仲間にしてくれるとのこと。なんだか血生臭い話になってきたが、パワーアーマーのためには致し方あるまい。早速フリーサイドへ向かいたい。

 だがその前に、まずはB.O.S.の隠れ家に行くことにした。なんでもここで修理をするといいと鍵を貰ったのだが、一体何があるのか気になってしまう。しかし、その隠れ家にいたのは、なんだか知らないが修理のうまいパラディンが一匹だけで拍子抜け。何がどう隠れ家なのかは謎だ。

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人間には勝てなかったよ
 その際、なんとデスクローに襲われた。以前も書いたが、こいつは地上最強の野生生物である。僕の人生もここまでか! と思ったところ、ベロニカが爆殺フィストの一撃で仕留めてしまったのだから、なんというかその、ええと、あのー……。まァ、強いことはいいことだ。

 気を取り直してヴァン・グラフ・ファミリーを始末しよう。店に近寄ると、以前フリーサイドへ来た時に見た、客を脅している銃器店であることを思い出した。なるほど、あの悪質な店となれば、潰すのもあまり気にかからない。「ベロニカさん、やっちまってくださいよ!」という小物的な台詞を吐いて、すべて彼女に店員を処理してもらった。

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たくさんの武器とたくさんの死体
 内部にはたくさんのエネルギーウェポンが並べられていた。B.O.S.の連中は、戦前の技術であるエネルギー兵器を独占しようとしているのだ。故に、これが表に持ち出されることを許さない……のだが、彼らにすべてこれをやるのはもったいない。申し訳程度残しておいて、あとはいただいていくことにする。

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なんとも強そうだ
 これを報告しに戻ると、いよいよB.O.S.のパラディンとして認められた。その上、パワーアーマーもらえたのだから言うこともない。無論、着用方法も教えてもらった。これでいっそう強くなれる……と思いきや、このアーマーはなんだか足が遅くなってしまい、あまりのスットロさに我慢できず結局脱いでしまった。一体何のためにこの手を汚したというのだか……。あっ、手を汚したのは僕ではなくベロニカだったか。

なんだか腑に落ちないクエストたち

 続いて行うのは、ザ・トップス・カジノのクエストである。なんだかステージに立つ芸人が足りないらしいので、それを探してやることに。

 まずはストリップ地区にいた立ちんぼのつまらない芸人を、次はカジノの金を盗んだシンガーを、更にギターのうまい孤独な流れ者と、最後に他のカジノにいたグールの芸人を強引に連れてきて、はい、クエスト完了。なんだか重要クエストだったらしく、これだけで実績が解除された。

 ……なんだか腑に落ちないとしか言えない。あまりに呆気なさ過ぎたというのに、実績まで解除されるとは。サブクエストには期待しないほうがいいのだろうか。

 気を取り直し、今度はNCRのダトリ少佐から頼まれていた賞金首の処理を行う。犬を使う女やスナイパー、そしてバラモンに名前をつけてかわいがってるクッサイ殺人鬼を殺すことになった。

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Explorer!!
 ベロニカがいれば連中など問題にならず、あっさりと連続キルを達成。首を三つ手に入れて、クエストクリアである。これでレベルが20になり、「Explorer」というperkを取得。これですべての未発見の場所を知ることができた。

 ……これまたなんだか腑に落ちないとしか言えない。実績は解除されなかったものの、あまりに呆気なさすぎる。なんだか前作はサブクエストを行うことも楽しかったというのになんだこれは。頼まれた雑用をやるだけで、まったくもって面白い要素がない。とはいえ、まだ二回サブクエストをやっただけな上に、三度目の正直という言葉があるわけだ。次はマシかもしれない。

 そして、今度はゴモラの中庭で会った、「彼氏が行方不明になった」とか言っている娼婦のクエストを行うことに。その彼氏を探さなければならないのだが、一体どこにいるのか。Pip-Boy3000を眺めたところ、同じストリップ地区にあるVault21というホテルにいるのだから、笑うしかない。すぐ傍じゃねーか。

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素敵なホテル……なのか?
 ここはその名の通り、Vault21を改造したホテルである。なんでも賭け事で揉め事を解決したVaultのようで、もしかしたらMr.ハウスもここに住んでいたのかもしれない。どの客も戦前の服を着て珍しい施設を楽しんでいる。

 それはともかく娼婦の彼氏を探したのだが、マーカーが示す食堂に行っても誰もいない。ホテルのオーナーに話を聞いても、食堂にいるとしか言わない。どういうことだと動揺しつつ、英語版のWikiを調べたところ、これは彼氏が表示されないバグだそうだ。つまり、どうあがいてもクリアはできないというわけ。

 ……これまたなんだか腑に落ちない、いや、それどころか怒りたくなるような話である。確かにこの作品、自由度が高いせいでデバッグはえらい大変であろう。にしても、クエストを一通りチェックすればわかるであろうこんな問題まで残っているとは。なんだかもう、ため息しか出ない。

 サブクエストは常時このような調子のため、今後は何か特別に面白いことがあった話だけを記録していこう。雑用ばかりだとかバグだとかはちょくちょくあるようなので、そんなのを記録していても仕方ないだろう。

ようやくまともなクエストを遊ぶ

 そんな中でいくらか面白かったのが、セクシーロボット探しのクエストである。フリーサイドにあるアトミック・ラングラーで頼まれた、金持ちの“接待役”を探すというものなのだが、その要求事項の中にセクシーロボットが含まれていたというわけだ。

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これでよくエレクチオンするものだ
 他にも、温厚な男性やグールを探すといったものがあったが、これは近場にいた二人をサクッと見繕った。問題があるとすれば、こんな皮膚がボロボロで年増(いや、数百歳だからこの表現は不適切か?)のグールに興奮するのだから、いやはや倒錯した性はまったく恐ろしい。言わせてもらえば、感性がゲロよりも汚い。

 とにかくこの二人はいいものの、残ったセクシーロボットがぜんぜん見つからない。ガイドが示している位置にどうやって行けばいいのか、まったくわからない。このゲームが親切なのか親切じゃないのか、良くわからなくなる瞬間である。

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何がどうセクシーなのか問い詰めたい
 とにかく探し回りまくり、フリーサイドの奥でようやくセクシーロボットを見つけたのはいいものの、どう見てもこれは普通のパトロール用と同じものである。仕方ないのでこれを再プログラミングしてやると、セクシーロボットになったようだ。何がどうセクシーなのか、リンゴを投げたら壁にオレンジがぶつかるくらいに不明なのだが、とにかく性処理用ロボットらしい。

 しかし、性処理用ロボットというと、なんだか夢に溢れている印象を持つのだが……。これではまるで、風俗の写真詐欺か、アダルトビデオのパッケージ詐欺を見てしまったようだ。思っていたより未来は暗いのかもしれない。

 そんなことを考えていると、いきなりこのフィストが「どうぞ楽にしてください」と電子音で言い出した。いやいや、こちとらそんな性癖はない。楽にしろというが、その通りにしたら色んな意味で楽にはならず、むしろ死んで楽になりたいと思ってしまいそうだ。所謂ロボ子ならまだしも、これはあまりにも普通のロボすぎる……。

 とにかくこれで仕事は終えたわけで、戻って報酬を貰わねばならない。依頼したバーテンと話をしたところ、なんだかセクシーロボットが見つかったと聞いてエラい喜びよう。おそらく、ロボットは金持ちのためではなく、コイツが自分のために使うのだろう。人の趣味にケチをつける気はないが、いやまったく、どうかしている。

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セクシーロボットの次はセクシーババアか
 ため息交じりに店を出ると、これまた混乱するような出来事に遭遇。なんだか知らないが、変なババア軍団に襲われたのだ。こちらにはベロニカがいるので怪我はしないのだが、一体どういうことなのか。

 怒りのアイダ、恨みのルース、悪意に満ちたモードという名前のようだが、何らかの元ネタがありそうだ。調べてみたところモンティ・パイソンを元ネタとするようだが、しかし、それをすぐに理解できなかった僕には意味不明なものでしかない。

 結局、どこがどうセクシーなのかわからないロボットにお世話されそうになった挙句、今度はセクシーババアの熱い抱擁である。いやまったく、モハビ・ウェイストランドは恐ろしい場所である。無論、性的な意味で。

○ 「Fallout: New Vegas 12 世界を旅するには戦力が必要だ」へ続く
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Fallout: New Vegas 10 人は過ちを繰り返す

フーバーダムでの戦い

 敵の親玉を処分し終え、ダムでの戦いまであと少しといったところまで到達することができた。続いてはエル・ドラド変電所に向かい、オーバーライドチップで電力を奪う必要がある。これさえあれば、更にセキュリトロンの兵力が上がるとのことだ。

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ここの電力をいただく
 当然そのような重要拠点なわけであって、NCR兵が厳重に守っている。敵対こそしていないものの、「近づくと容赦しないぞ」と緊張状態であるが、レベルアップでSneakのスキルが上がっているので忍びこむことは楽勝だった。中にいた兵士はこっそりとダイナマイトをスリ渡して殺していく。これはバレなければ犯人だと断定されないので実に楽勝だ。

 さて、これで準備は万端である。いよいよフーバーダムへ向かい、リージョンの残党やNCRを一斉に排除するべき時が来た。本当に成功するのか、イエスマンがとんでもないところで裏切るのではないか等々不安ではあるが、後戻りはできない。先に進むしか無いだろう。

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まさに戦場
 リージョンの兵士がダムの東側に展開しているとの情報を受けてから向かった為、たどり着いた時には既に大規模な戦闘が始まっていた。NCR兵は敵対していないため、仲間のフリをして奥へと潜り込んでいく。このままさりげなく潜んで、おいしいところを奪っていこう。

 この戦場ではダムの電力を奪う必要がある。そして、そこから選択できる戦法は2つ。ダム発電所の電力をリージョン本陣にあったセキュリトロンに流し込むか、このまま発電所を破壊してNCRとリージョンを追い出すかである。どちらかを現場で決めなければならないようだ。

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本当に2200年代の戦いなのか
 しかし、この戦場は恐ろしい。ブーマーが直したと思われるB-29があたりを爆撃をしているし、リージョン側の敵も多数存在している。少し前に出すぎると一斉射撃で殺されることも数回あったため、NCR兵に任せて隠れたり、こっそりとスニーキングしていくことに。

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厳重な警備
 ようやく制御室に近寄れたが、そこはB.O.S.のパワーアーマーを着たNCR兵が防衛していた。これを着るには訓練が必要なはずなのに一体どうしてなのか? と眺めていたところ、どうもこれは訓練なしで装備できる新型の開発兵器のようだ。ウウム、恐るべしNCR。

 こいつらを倒して制御室に入らなければならないのだが、これがもう手ごわいのなんの。ここにいる二人のアーマーはダイナマイトをスリ渡しで殺すことが可能なのだが、この後に来る大量のNCR兵が邪魔である。敵対視された瞬間に多くの兵が敵となってしまうわけで、とにかくスティムパックを連打して地道に倒していくしかない。

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ここでも怪しい笑顔に遭遇
 そしてようやく制御室に入り込み、オーバドライブチップを取り付けた。これでダムを破壊するか、電力をセキュリトロンに送るかが選択できる。

 さて、一体どちらの選択を選ぶべきか。確かに、ダムを破壊すればNCRとリージョンの争いはなくなるだろうが、それは折角のダムが勿体無いというものだ。一方、セキュリトロンたちを起動させれば純粋な戦力アップである上に、今後もダムを有効活用できる。更なるベガスの発展を考えれば、やはり後者を選ぶべきなのだろう。

 などと考えながら電力を送ったところ、NCR兵が続々とやってきて撃ち殺されてしまった。回復しようにも、もはやスティムパックが足りないという始末。おまけにさっさとこの場から逃げ出そうにも、今度は別の場所にいたリージョン兵に殺される始末。なんだかラストバトルだというのに、雲行きが非常に怪しくなってきた。

 今更ダム戦前からロードしてやり直すのも癪なので、辺りにあった食い物を齧りなんとか凌いでいく。回復量が少ないが、ここまできたらクリアまで一気に駆け抜けたいものだ。

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燃えろ燃えろ
 続いては、イエスマンに言われた通り屋上へ向かう。セキュリトロンが動き出したようで、遠くで何かが大きく燃え上がっている。そして、ダムへ進入して敵をなぎ倒していくセキュリトロン達を見ることができた。グレネードランチャーをバカみたいに撃ちながら、すべての敵を消し炭にしていった。これで勝利は目前であろう。

NCRとリージョンよ、滅び給え

 セキュリトロンのお陰でダムは陥落し、そのままどんどん東へと進軍していく。どこを目指すかといえば、リージョン司令官のキャンプである。ここにはまだ、残党がいるのだ。

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まだ戦うのか
 ……ということをすっかり忘れており、目の前のリージョン兵を見て唖然とする僕。もはや回復アイテムはなく、銃弾も心もとない。その上、一緒に戦っていたベロニカはどこかへ消えてしまったし、おまけに頼りのセキュリトロンがここまでついてきてくれないのだからホントニモウ。

 結局お手上げ状態になり、どうしたものかと悩んだ結果、またもやリージョンの格好をして潜入することにした。これが功を奏しバレずに潜入に成功。あとは倒すべき司令官にダイナマイトをスリ渡し、さくっと終わらせてしまおう。

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絶体絶命すぎる
 ……というわけにはまったくならず、外部のものであることがあっさりバレてしまった。妙な面をつけたリガタス・ラニウスなるこの指揮官は、部下を殺し合いさせまくるという非情のモンスターである。そんな彼が僕を見逃してくれるわけはなく、ファンタジー世界の登場人物が持つような大剣で切りかかってきた。

 そしてこいつが強いのなんの。倒せないし、Speechで説得もできないし、逃げてセキュリトロンに倒してもらおうとするも、扉が閉まって後戻り不可という無様なことになっていた。ただし変装していたお陰か、この司令官と雑魚二匹だけが敵対状態になっており、後は友好状態だったのだから笑えるというかマヌケというか。

 何度もぶっ殺されつつ試行錯誤を繰り返していると、ある時いきなり司令官がいなくなった。不思議に思いながら体力回復方法を模索したところ、なんとベッドで眠ることに成功。通常であれば戦闘中は眠ることなど不可能だというのに、一体なんだこれはと思いつつもこれで体力を回復した。

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ひでえバグだ
 これでいくらか抵抗ができるかと考えていると、司令官がなんと友好状態で出現。しかも、他のリージョン兵がこのオッサンに攻撃する有様。どうも変装システムのせいで友好・敵対判定がおかしくなっており、仲間割れが起こっているようだ。しかし、ラストバトルになってこんな情け無いバグを見せられるとは、色々な意味で笑うしかない。アホか! いや、これは間違いなくアホだ。

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いい武器を持っているが、もうすぐクリアなのだ
 仲間(?)の援護や戦闘中睡眠の効果もあり、かろうじて司令官を殺すことに成功。振り回していた大剣は斬馬刀という見事なものらしいが、バグってリージョン兵に振り回していてはどうしようもない。残りのリージョン兵もダイナマイトのスリ渡しで殺し、これでリージョンは壊滅した。いやァ、なんだかスッキリしない倒し方であった。

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都合のいいタイミングでの登場
 さてあとは帰るだけ、と考えながら出口に近づくと、いきなり大爆発が起こり煙の中からNCR兵のご登場。どうもこちらがリージョンを殺すのを待っていたらしい。漁夫の利を得ようという魂胆か。

 僕の前にやってきたのは、リー・オリバー将軍。さては侮辱されるかと思いきや、お前はすごいだの見事だのとおべっかばかりを使ってきたのだ。更に、「俺のセキュリトロン軍団を見たか?」と言うと、今にも漏らしそうなくらいにビビっている。続いて連中の背後にセキュリトロン軍団がやってくると、助けてくれと懇願してきたのだからもう大爆笑。まァ、言うことを聞くのであれば別に殺すまでもあるまい。そのでかい図体を、ベガスから退けてくれればいいわけだ。

 などと余裕をぶっこいていると、いきなり「お前みたいなクソの言うことを聞くなら、母の墓に唾を吐き掛けたほうがマシだね」と言い出し始めた。なかなか達者な口だが、しかしセキュリトロンに勝てるかな? と挑発してみると、負けじと「セキュリトロンの数はずいぶん減らしたよ」と強がる。しかし、連中の背後には、この場にいるNCRレンジャーを処分するだけの数はいるだろう。そんなに勝てる自信があるなら、戦ってみるべきだな! と、本当の最終決戦が幕を開けた。

 ではいざ勝負! となったのはいいのだが、これが勝負にならないのだからまた笑うしかない。このリー・オリバー将軍、撃ってくる武器がバカみたいに、というか核ミサイルを拳銃にしているのではないかというくらいに強い。一撃でHPの半分以上を持っていく上に、当然のようにオートマチックなので実質的に即死である。この時Lv.18で難易度はNormalだというのに、まったく勝てる見込みがないのだ。いやはや、低レベルでラスボスにたどり着けるゲームだというのに、ここまで勝てないというのは一体どういう難易度調整をしているのか。

 何回やられたかわからないところで勝てないことを悟り、仕方ないので難易度をVeryEasyに設定し直す。これでようやくクリアすることができた。といっても自分は逃げ回っただけで、あとのことはセキュリトロンにすべて任せたのだが。

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まさに戦場
 ようやくNCRを倒したところで、イエスマンが登場。なんでもMr.ハウスのデータを漁っていたところ、セキュリトロンの更なるプログラムの差し替えが可能であることに気づいて、それを報告しにきたのだとか。AIがより自己主張の強いものになるとのことだが、いよいよ裏切りフラグだろうか。こいつとも一戦交えねばならないのか……。

エンディング

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オワリ
 イエスマンとの最終決戦! 等は無く、至って普通にエンディングへと突入してしまい、思わず床に倒れそうになった。バグだらけのリージョン司令官戦、難易度が狂っているNCR将軍戦、そして何より拍子抜けのイエスマンの最後と、終わり際でこんなにキッチリと決めてくれないゲームをやったのは実に久々である。『トラスティベル ~ショパンの夢~』には負けるが、なかなかずっこける終わり方だ。

 さておき、これでエンディングである。この作品は一応マルチエンドであり、今までの行動によってエピローグが変わってくる。とはいえ大したものでなく、それぞれの勢力がその後どうなったか少し語られる程度。それも、クエストの終え方によって語りが少し変わってくるだけだ。内容には繋がりがないので、ノベルゲームのようなマルチエンディングを期待するとガッカリするであろう。

 では、今回のプレイで一体世界はどうなったのか。ストリップ地区のセキュリトロンは、Mr.ハウスがいなくなったせいで秩序を保てなくなったとのこと。しかし、僕がベガスの支配者となったお陰で、ニューベガスの独立性を守り抜くことは成功したようだ。

 ただし、フィーンドやパウダー・ギャングなどの悪漢を潰さなかったせいか、世界はより不安定で暴力に満ちるようになったらしい。更に、NCRとリージョンがいなくなったせいで、B.O.S.は増長したとのことである。全体的に見ると、暴力で支配する旧世界に戻ってしまったようだ。

 かと思いきや、プリムはロボットの保安官がいるおかげで安泰のようだし、恐竜のいる町ノバックは、宇宙に行ったはずのグールが帰ってきて防衛を手伝ってくれ平穏を得たとのこと。世界は不安に陥ったのか、あるいは安泰なのかまったくもって意味不明なのだが、この辺り、クエストをクリアしたか否かで話が決まってしまうのだ。つまり、クエストを円満クリアした勢力は良い結果になるが、そうでなければ悪い結果になる。単発のクエスト結果によってコメントが無意味に羅列させられてしまうため、全体の統合性など一切取れないというわけだ。

 なんだか最後の最後まで締まらない感じになったが、何にせよ僕はベガスの王になれたわけである。そして、結局は誰が世界を掌握しようとも、争いだけは決して終わることがないのだ。「人は、過ちを繰り返す」。この言葉の通り、ウェイストランドに安寧の時が訪れることはないのかもしれない。

○ 「Fallout: New Vegas 11 セクシーロボットのポルノなお仕事」へ続く
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Fallout: New Vegas 09 後戻りの出来ない場所へ

カジノで鉛玉ルーレット

 NCRの女性大佐に英雄と煽てられ、他派閥との関係を結ぶ雑用をさせられていた前回だが、今回は更に雑務をさせられることになった。ストリップ地区にあるゴモラというカジノを経営している、オルメタというグループについて調査をしなければならないわけである。

 早速ゴモラへと向かい、受付にいる女性から情報を得る。黒くて怪しいビジネスに手を染めていることは間違いないらしいが、内容については知らないとのこと。それを知るにはカチーノなる人物を探す必要があるようだ。

 しかしこのカチーノという男、誰に聞いても「カチーノの話はするな」とか「あっちいけ!」と煙たがれるばかり。どうも好かれていないどころではなく、話に出すことすら躊躇われる存在のようだ。多くの人が似たようなことを言うので弱っていたが、レディキラーのPerkで女性ダンサーに居場所を聞き出すことができた。なんでもブリムストーン、つまりゴモラの地下フロアに行けば会えるとのことである。

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娼婦ジョアンナ
 ただ、その情報を聞いたのがブリムストーンにいた時なのである。いくら待ってみようともカチーノとやらはやってこない。仕方なくあたりをブラブラしていると、中庭でジョアンナに遭遇した。

 なんだか知っている風な口ぶりをするのでカチーノの居場所を知っているのかと思いきや、「欲望の声に従ってジョアンナの腕の中で導かれなさい」という訳のわからないこと、いや、わかるといえばわかるのだが、求めていない話をし始める。どうも単なる娼婦のようだ。

 しかし彼女、なんだか具合が悪そうなのである。そのことを指摘すると、部屋で話を聞いて欲しいと言われた。とりあえずついて行くことに。

 彼女は部屋でカチーノの話をしてくれた。ヤツのすることといえばひどいもので、詐欺や強請は朝飯前、オメルタの掟を破りまくっている上に、殺したくなるほど残虐な行いをしているようだ。ジョアンナも被害者の一人であり、形容しがたい行為をさせられたせいで薬に頼るほかなく、その副作用でもはや感覚すらなくなってしまったようだ。なるほど、皆が嫌がる気持ちもわかる。

 そんな非道なヤツである為に、ジョアンナの恋人がカチーノに仕組まれてどこかに飛ばされてしまったそうな。何でもするからその彼氏を探してくれ、と、別クエストが発生したのである。……って、ぜんぜん関係ない話ではないか。とはいえ、なんでも報酬にベッドで一緒に寝てくれるとかなので、ウッカリ仕事を請けてしまったのだが。

 ちなみにこのベッドシーンだが、さすがに家庭用ゲーム機だけあって喘ぎ声がちょっと聞こえるだけである。なんだか『Fable』のベッドシーンを思い出した。しかし、ベロニカを連れている状態でこんなことをして大丈夫だったのだろうか……。

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ロクでもないとうわさのカチーノ
 まったく関係ない仕事を請けてホクホクしていたところで、ようやくカチーノに遭遇。話をした瞬間に、「こっちのことを嗅ぎまわるのはもうやめろ」と喧嘩腰である。もとより期待はしていなかったが、やはりチンピラだ。

 ゴモラの連中が何を企んでいるのか問うも、さすがに答えてくれるわけがない。とにかく何か弱みを握ってしゃべらせようと、ヤツの目を盗んでポケットから日誌をスッてやる。その内容はひどいもので、兵器や麻薬取引、ジョアンナなどの奴隷たちに対する性的体験について雄弁に語っているものなのだから、いやはや。まァ、読まれることを想定していないであろう個人的な日誌なので当然なのかもしれないが、にしても非道だ。

 これを本人に見せ付けるとさすがに動揺し、こちらを買収しようとしてきた。あまり関心しない話だが、とにかく今はオメルタが何をしているか知る必要があるのだ。とにかく情報をよこすように言うと、なんでもオメルタのボスであるビッグ・サルとその右腕のネロは、武器を密輸入してリージョンに横流ししているとの証言を得られた。ウーム、これは厄介な話である。

 一体このストリップ地区にどうやって武器を持ち込んでいるかといえば、トロイクなる武器商人を脅して行っているようだ。無実の殺人罪を着せて強請っているとのことなので、ボスにキャップを握らせてその契約を破棄させる。続いて、その商人からテルミット(焼夷弾の材料のようなもの)なるものを貰い、地下にあった武器を破壊してやった。これで武器がどこかへ横流しされることはなくなっただろう。

 さて、これで仕事が終わった……と思いきや、カチーノからボスを殺せと命令された。そして、カチーノがグループを経営するとのことである。コイツもまともなヤツではないのでまったくもって気が進まないのだが、Speechのスキルが足りなくて説得することができず。どうにも言うことを聞かねばならないらしい、というところでボスの下へ行くはずのカチーノが動かなくなり、クエストが進まなくなるというバグが発生。頭を抱えて叫んだ。

 そんなわけでこのクエストを最初からやり直し、ため息混じりに同じところまで進めた。はっきりいってこのゲーム、かろうじてXbox360で挙動しているという感じだ。ホントにモウ。

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漁夫の利というか
 面倒な上に気が進まない殺人をしなければならないわけで、気分は最低調。仕方なく手を汚そうとしたところ、なんとボスの部屋に入る前にカチーノが勝手に扉を閉め、撃ち合いをはじめてしまった。2対1だったせいか、カチーノは死亡。そのまま敵対したボスを殺して、気がつけば全員お陀仏。「あっ、なんだかしらないがらっきーなことにぜんいんしんだぞ!」と棒読みしながらクエストクリアと相成った。

 今度こそ本当に仕事が終わったので、ダムへと逆戻り。大佐に話を聞くと、今度は「Mr.ハウスがNCRとリージョンをぶつけてダムを奪おうとしているので、ハウスを殺せ」という命令を出してきたが、さすがにこの仕事を快諾するわけにはいかず。これを行えば、本格的にNCRのルートに入ってしまうのだろう。しかしあくまでNCRに媚を売るために仕事をしているわけで、この仕事を行うことはできない。

 そんなわけで、ここらで八方美人も年貢の納めということなのだろう。どこの勢力に味方するか悩んだのだが、結局はイエスマンに従って自分でベガスを統治することにした。結局、Mr.ハウスもNCRもどっこいどっこいなのだ。Mr.ハウスは自分のベガスを育てることが好きなだけであるし、NCRはまともではあるものの領土を得ることばかりに執心している。となれば、モハビ・ウェイストランドをどちらかに渡すわけにはいかず、むしろ僕が参戦して統治してやればいいのだ。

シーザーとMr.ハウスの脱落

 イエスマンに従って自身が統治者になることを決めたのはいいものの、とにかくプラチナチップを取り返さなければならないのである。敵対視されてしまったシーザーリージョンのところ行かねばならないというのは、気が重い。

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死体を剥げ!
 実際連中のアジドに行こうとすると、敵対しているので攻撃を仕掛けてくる。とはいえ、こうなっても安心できるシステムが今作にはあるのだ。それは、変装システム。連中の服装を奪って着れば、敵対していてもコロッと騙されて友好状態になってくれるのだ。

 しかし中に入れたとはいえ、周りは敵だらけ。とりあえずプラチナチップを持ってると思われるカーソル・ルーカルアスをスニーキングで殺して奪おうとした……のだが、こいつがチップを取ったはずなのに持ってない! どうも持っているのはリーダーであるシーザーのようで、つまり、リージョンを全滅させなければいけないようだ。

 こっそりシーザーの下に行くと、変装を見破られて問答無用で敵対視されてぶっ殺された。連中は爆殺フィストなる、その名の通り爆発が起こる武器を持っており厄介なのなんの。こうなると、ちまちまと全員暗殺する他ないのだろうか。予想していたことだが、本当に骨が折れる……。しかも、やられた瞬間にまたもやフリーズ。喉の奥から腸が飛び出して競うなストレスを受けた。

 そんなわけでリージョン虐殺劇場の開始である。殺して逃げるというセコい真似を何度もしていると、一度別のマップに切り替えれば変装がまた有効になることに気づいた。つまり、殺人をしても本拠地から一度出入りするだけで相手の敵対心がなくなるのだ。つまり、こうやってチマチマ殺していけば安全に全員を殺せる……ってアホか! この勢力に応じた服を着ればバレないという変装システム、なんともマヌケ極まりない……。しかし、今の戦力ではこれに頼るほか無く、結局、この手段で相手を殲滅していった。

 それにしてもこの変装システム、どうもバグが多いようだ。殺しまくっているといきなり立場が悪党から中立になったり、攻撃して敵対されたかと思いきやすぐに友好に戻ったり、なんとも怪しい挙動ばかり繰り返す。まったくもってどうしようもない話だ。

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さらばリージョン!
 何度もマップの往復を繰り返し、ようやくシーザーとの一騎打ちになった。こうなればもはや敵ではなく、ハンティングライフルのヘッドショットでぶち殺してやった。これでシーザーの装備や、プラチナチップを入手。そして、忘れてはならないベニーの存在だが、こいつもハンティングライフルで頭に銃弾をぶち込んでやった。お前が墓から出てきたらもう一度殺してやるぜ。

 これでリージョンは壊滅状態である。続いては、Mr.ハウスをぶっ殺してやろう。

 ラッキー38へ向かい、進入を許可されていない場所へ強引に入る。セキュリトロンが攻撃してきたが、すべてを無視して奥に走った。

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怪しげな装置
 最奥に存在していたのは、何らかの装置と思わしきもの。このターミナルを動かしてみると、いよいよMr.ハウスに遭遇することができた。

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小汚い老人が登場
 生命維持装置から出てきたのは、ミイラのようなクソジジイであった。確かに生きていることは生きているのだが、ここまでして正に執着するのはなんともみすぼらしい姿。老いとはこうも醜いものなのか。

 表に出されたMr.ハウスは、擦れた声でこちらに敵意を向けてくる。「お前のうぬぼれた計画は失敗するだろう」などと言い出したが、こんなヨボヨボで搾りカスのような老人に何を言われたって問題はない。二百年以上も生きてきていい加減疲れただろうと言いながら、生命維持装置の電源を切ってやった。

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なんだか憎たらしい笑顔
 これでようやくMr.ハウスはいなくなった。イエスマンに頼んでベガスのすべてを手に入れることに成功したが、なんだかこの笑顔が胡散臭い。いつか裏切られそうだ。

 ところで取り返したプラチナチップであるが、これは一体何であったのか。それを見せるために、Mr.ハウスはデモンストレーションを一番下の階で用意していたようだ。早速見に行ってみよう。

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セキュリトロンのテスト施設
 ここではセキュリトロンが武装のテストをしているようだ。はじめこそ、見たことのあるサブマシンガンやレーザーを使っていたのだが、どうもこれから真価を発揮するらしい。そのまま見ているとなんと、セキュリトロンがミサイルランチャーやグレネードまで使えるようになったのだ。

 今までは主要武器の使用を可能とするドライバが入っていなかったそうで、どうしても副次的な武器に頼るしかなかったとのこと。だが、機能を解放するプラチナチップがあれば話は別である。こうなればもはや、セキュリトロンに逆らえるものは多くないだろう。Mr.ハウスはこれでベガスを更に強く統治しようと考えていたのか。

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だまされたなNCRめ
 そして、こうしてNCRを裏切ったせいか、関係が悪化してしまった。とはいえ、今まで恩を売ったお陰か関係が最悪になったわけではないようだ。NCRから悪党扱いされることは避けられて一安心。

セキュリトロンの更なるアップグレード

 プラチナチップのお陰で、ベガス周辺のセキュリトロンはかなり脅威となった。しかし、リージョンの本拠地であるフォートに眠るセキュリトロンは、この恩恵を受けられないそうだ。そのため、またもやフォートに向かってアップグレードをせねばならないとのこと。

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アッサリ殺される
 フォートの連中は皆殺しにしたわけで、問題は何もない。というわけであっさり……と考えていたところ、屋内に潜んでいた連中に殺されてしまいなんとも泣ける。いやお前ら、外で味方が死にまくっているのだから出て来いよ、と悲しい負け惜しみがこだまする。

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地下への扉を開けると謎の奴隷が
 プラチナチップを差し込める場所を発見したので、早速挿入。すると、地下への扉が開いた。更に、中には謎の奴隷が。シーリーなる女性のようだが、一体何なんだこいつは。戦前からここに閉じ込められていたのか? これまたバグのようだが、まったくもって奇妙な体験をしてしまった。

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Vaultを改造した施設
 中は、セキュリトロンだらけのVaultを改造したと思わしき施設であった。奥に行って機械を作動させ、このあたりのセキュリトロンにもドライバをインストールしてやった。

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いざ戦いへ
 これで隠された多数のセキュリトロンが更なる力を手に入れたわけである。Mr.ハウスも死に、シーザーも死んで、僕は多くの兵力を手にした。こうなれば、もはや後戻りはできない。ベガスのすべてを手中に入れなければならないのだ。

○ 「Fallout: New Vegas 10 人は過ちを繰り返す」へ続く
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Fallout: New Vegas 08 雑用で手に入れた大切なものと、雑用で遠くへ行ってしまった大切なもの

またもや雑用の嵐

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なんと女性大佐
 フーバーダムにたどり着いた僕は、カサンドラ・ムーア大佐を探して仕事を請け負うことになった。会って早々、NCRの救世主だとか能力のある人間とか評価されまくってしまう。そりゃあNCRのために命と時間を賭けてブーマーと交渉したわけで、このくらい言われてもバチはあたらないだろう。

 そして何を頼まれるのかと思いきや、グレート・カーンズが邪魔だから消してくれとのこと。なんとも率直で見も蓋も無い話である。まァ、彼らがリージョンと協力する予定なのが邪魔なだけなので、それを説得すればいいらしい。その方向で行ってみよう。

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パパ・カーンはいつも飯を食っている気がすr
 再びレッドロック・キャニオンへ向かい、リーダーであるパパ・カーンと話をする。リージョンと手を組むことをやめろと言ったが、一切話を聞いてくれず。この程度の説得で話を聞いてくれるのだったのなら、とっくの昔にNCRが説得できているわけか。

 どういう事情があったのか聞いてみると、NCRはビタースプリングスという町で無抵抗の老人・子供・病人を虐殺したとのこと。正義のヒーローを気取っている連中であるが、そういったあまり良くない一面もあるようだ。

 だが、パパ・カーン以外の人は、シーザーよりNCRに支配されたほうがマシだといっている。シーザーが具体的にどんな連中かは知らないが、奴隷も気にせず使いまくる悪人だそうだ。となれば、確かにNCRのほうがマシだろう。

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パパ・カーンの右腕
 リージスなる人物は、自分がリーダーになればNCRと手を組むといっている。ただ、パパ・カーンがいる今では無意味な仮定だとも言っていた。どうも、下克上を狙う気はない様子。ただし、説得はできるかもしれないとのことで、シーザーに騙されて奴隷にされた部族がいるという証拠さえとってくれば、パパ・カーンを説得するとのこと。更に、他の仲間も同時に説得せねばならないようだ。おまけに、カールなる人物がパパ・カーンにシーザーと組むべきだと吹き込んでいるとのことなので、こいつの本心を暴く証拠を探す必要もあるそうだ。

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いきなり物騒な話
 ここでも雑用ばかり任せられ、ヤクの売人に新しいレシピを教えてやったり、地上最強の生物「デスクロー」がわんさかいるという採石場ジャンクションに行かねばならなかったりでもう大変。特に後者は非常に必死で、スニーキングで見つからないように努力したものの、それでも見つかってしまう。ヤング・デスクローというやや弱いヤツならかろうじて倒せるものの、消耗が割に合わない程度の強さである。しかも結局デスクローに見つかってしまい、二発殴られて即死である。文字の通り必死だ。

 結局、デスクローのいる採石場とは反対側から行って、グレート・カーンズの幹部に合流、そして説得を完了。まったく、なんでこんな危険なところに幹部がいるんだか……。

 続いて、南東にあるシーザーの町に行き、捕まっている別の幹部を助けねばならなくなった。火を吐くファイヤーゲッコーなんかを倒していきて、ついでにグールのNCR兵士を倒して……って、一体どういうことだ?

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グールになってしまったNCR兵
 なんだかキャンプサーチ・ライトなる場所では、グール化した兵士がいた。どうしてこのような事態になったのかはよくわからないが、汚染されたNCRドッグタグなんてものを持っているので間違いなくNCR兵であろう。

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どうも新しく出来た廃墟のようだ
 このキャンプはえらく放射能汚染されている。核爆弾が落ちるような恐ろしい戦いがあったのかと推測できるが、しかしここまでのものとは。まだまだ僕の知らない場所で、とんでもない戦いが繰り広げられているのだろう。

リージョンの本拠地で意外な再会

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ここがNCRと戦っているリージョンのいる町
 ようやく目的地であるコットン・ウッドに到着。ここはリージョン兵達の本距離なので警戒も強い。見つかったら僕も張り付けにされそうで怖いなァ……などと考えていたところ、そういえば、ニプトンではなぜかリージョンの一員に気に入られていたのであった。お陰で殺されることもなく、あっさりとグレート・カーンズの一員を救出できた。これでなんとかパパに説得できる材料が増えただろう。

 ただ、これで帰るのはあまりにもったいない。折角ここまで来たのだし、歓迎もされているのだから、川の向こうにある敵の本陣まで歩みを進めてみよう。

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リージョンの本陣へ
 イカダに乗ってドしばらく待つと、戦闘要塞のような敵の本陣、フォートに到着。話に聞いた通り奴隷が無理やり働かせられている上に、あたりには張り付けにされているパウダー・ギャングや一般市民ばかり。程度の低さがうかがい知れる。

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暴力的な施設アリーナ
 中で目立った施設はアリーナか。マチェットを持ち死ぬまで相手戦うという物騒なもので、まさにリージョンらしい見世物。折角なので挑戦してみたところ、奴隷やNCR兵と戦うことになった。相手はほとんどが素手なので弱く、まったくもって話にならなかった。つまらない施設だ。

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見た目は普通のオッサンである
 そんなこんなをしていると、このフォートの親玉であるシーザーを発見。「予を恐れないのか?」といきなり大層なことを言ってくれたが、見た目は普通のオッサンだ。むしろ、周囲にいる雑魚のほうが怖い見た目をしているじゃないか。

 といってもさすが悪の親玉、恐ろしいくらいにこちらの様々な情報を知っていた。なんだか諜報員も優秀らしく、こちらの行動は筒抜けらしい。そして、都合よくMr.ハウスの懐にもぐりこめた僕を利用して、ヤツをぶっ殺したいんだとか。

 ある程度まともそうなNCRや、何だか良くわからないが超技術を持っているMr.ハウスならともかく、こんなアリーナなんて下らない遊びをして、しかも奴隷なんていう古臭い制度を活用している連中の話など聞く必要がないだろう。無視して帰ろうとしたところ、どうしても見逃せないものを目に見せてくれた。

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あら間抜け
 それが、捕まっているベニー。なんでもこいつ、プラチナチップを持ってここまでやってきた所を、見事に捕まってしまったようだ。つまり、プラチナチップを人質に取られているわけで……。なんとも頭痛のする話である。

 なぜベニーがここに来たのかというと、このフォートにはチップと同じ大きさのスロットで開けられる、何らかのコンソールをあるようだ。これを使うとどうやら防衛機能が強化できるとのこと。つまり何らかの兵器が手に入ると予想できる。そして、シーザーはそれを破壊して来いと僕にプラチナチップを手渡した。

 それはさておき、捕まっているベニーと詳しく話をすると、僕にイエスマンを使ってMr.ハウスを欺いて欲しいとのこと。なんでも形見として計画を引き継いで欲しいと言っているが、罠のような気がするなァ。

 さて、シーザーからはベニーを好きに殺してもいいとお許しを貰ったし、あるいはコッソリ逃がすこともできる。ただし、今のところは処分を保留にしておこう。いざ殺せるとなると、どうも決心が鈍ってしまうのだ。とりあえず近くにあった、奴隷台帳というオゾマシイものを入手し、パパ・カーンを説得する材料にしておこう。ついでにプラチナチップも、こっそり持って出て行ってしまおう。

 など企みながら逃げようとしたところ、きっちりと出口でプラチナチップを取り上げられた。さすがにこの辺りはしっかりしている。どうもシーザーの言うことを聞かなきゃならんらしいが、これは弱った。面倒臭い相手に重要な荷物を取られたものだ。

 ともあれ、これでパパ・カーンの説得が可能となっただろう。と思いきや、これでもまだ信じきれず迷っている様子。捕まっている人も助けたし、奴隷台帳も見せたというのに……。ため息が止まらないが、仕事は仕事。今度は「アポカリプスの使途」という集団に歴史を教えてもらい、シーザーと手を組むのが歴史的観点から見ていかに間違っているか説得しなければならないようだ。なんだかお使いばっかで疲れる話である。スピーチが高ければ、こういうものを一切無視して説得できるんだが……。

大切な仲間と大切なチップ

 さて、アポカリプスの使途なる集団だが、これは一言で言えばフリーサイドにいる医師団みたいなものである。人々を手当てしたり物事を教えたりと、信じられないような慈善集団だ。ちなみに、過去作ではもっと活躍してたらしい。そこに行って話を聞くと、グレート・カーンズについては良く知らないから、188スロップ&ショップにいるエゼキエルを尋ねろと言われた。つまりまったくの無駄足だったわけで、いやはや面倒くさすぎる。なんだか今作はこういった、場所を行ったりきたりのクエストばっかりなので勘弁してもらいたい。ロードも長いので心が折れそうになる。

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仲間だ!
 ただし、この面倒な作業にも喜ばしいことがあった。188通りのショップで、なんとB.O.S.が嫌になって表に出てきたベロニカという女性が仲間になってくれた。今作には、前作から続き、コンパニオンという味方のNPCキャラクターが仲間になってくれるシステムがあり、彼女はその一人である。一緒に旅をしてくれる上に、戦いまで参加してくれる頼れる存在だ。

 B.O.S.の連中は戦闘訓練を積んでいるはずなので、戦闘面では頼りになるだろう。そして、当然パワーアーマーを着れるわけで、以前レプコン社で回収したものを有効活用できそうだ。あれは特殊訓練を積まねば着れないので、僕には無用の長物で弱っていたのだ。更に、ベロニカは美形である。いや、「そんなことはないだろう?」と思うかもしれないが、モハビ・ウェイストランドではこれでも十二分に美しいほうなのである。若干着ている服がダサいが、ドレスが欲しいと可愛いことをいう一面もあるので、着替えてもらえば見栄えも良くなるだろう。こうなれば強い美人と二人旅というわけで、嫌でも気分が盛り上がるというものである。面倒な仕事を引き受けたが、思わぬ収穫を得た。怪我の功名というやつだろうか。

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いきなり物騒な話
 そして、ついでにエゼキエルにグレート・カーンズの歴史を聞いた。彼らの文化的起源はモンゴル人とのことで、その歴史書をもらう。確かに、テントがモンゴルにあるようなものとそっくりな移動式であったことを思い出す。この書さえ読めば、リージョンと手を組むことが愚かであることを知れるようだ。

 いそいそとパパ・カーンの元に戻り、モンゴルの歴史書を見せたところ、ようやく考えを改めてくれた。これでリージョンと手を組むことが破滅だとわかり、それを進言していた輩をその場で射殺。なんともわかりやすいというか、マヌケな行為である。頭がこんなに阿呆だと、今度はNCRにでも騙されるのではないか。

 さて、これでようやくお仕事は終了。ダムにいる大佐の元に戻ると、まーーーた仕事を押し付けられる。今度は、ストリップ地区のオメルタ(カジノ「ゴモラ」の経営グループ)が何らかの密談をしているらしく、これがもしシーザー側と手を組む話であったらまずいので、調べて手を打てとのこと。そんなん自分らでやれや! と言いたくなる雑用であるが、媚を売るためには仕方が無い。了承すると、なんとリージョン側に敵と見なされ、クエストが強制失敗になってしまったようだ。どうもNCRに肩入れしすぎたらしい。

 まァ仕方あるまい。奴隷商人よりNCRがマシだというのは確かなことで、しかも結果的には自分がダムを手に入れればNCRも押さえ込めるという話だ。しかし、リージョンと敵対してしまった今、プラチナチップはどうなるんだろうか? ひょっとして全面戦争をして手に入れなければならないのだろうか……。ウーム、これまた骨が折れそうな話になってきた。

○ 「Fallout: New Vegas 09 後戻りの出来ない場所へ」へ続く
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Fallout: New Vegas 07 どの勢力を殺すべきなのか

一種の営業活動(?)

 チェックシャツの男ことベニーこそ逃がしたが、イエスマンなるロボットのお陰で、ベガスを手中に収める手段を知ることが出来たのが前回。ただしそうする場合、どの小さな勢力を生き残らせるか考えておかねばならないらしい。というわけで、今回はその下調べを行おうという訳である。気に食わなかったらぶっ殺していい、ということなのだろう。

 まずはネリス空軍基地にいるブーマーという連中の調査へ。しかし近寄ると、「ここは危険だから先に行くな!」とご親切にアドバイスをしてくれる男に遭遇。いやまァ、そのアドバイスはありがたいのだが、とにかく行かねばならないのだ。というようなことを言うと、この先を抜けられる方法を教えてやるから300キャップをよこせ、と言い出した。何だよいきなり……、そうやって小金を稼いでいるんだろ! と無視して行ってみたところ、榴弾砲が振りまくってきて即死してしまったので思わず爆笑した。

 いやはや、本当に親切で言ってくれたわけだったのか。人の言うことは素直に聞いておくもんだなと思い直し、今度は金を払って、メモをもらう。それを読むと、廃墟をうまく盾にすればいいとのこと。その指示通りやってようやく基地に到着できた。腕は大怪我をしたが、死ぬよりはマシだ。

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いきなり物騒な話
 そして、門にたどり着いても落ち着けるわけではない。ロケットランチャーを持ったガードは「動くな!」と威圧的に脅しまくり。爆撃を抜けても緊張状態である。ただし、しばらく待っていると悪いやつでないことはわかってもらえたらしい。パールという責任者に会うことが出来た。

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一応悪い部族ではないらしい
 話を聞いてみると、防衛のために榴弾砲で守りをガチガチにしていたとのこと。確かにまァ安全とはいえない場所なわけで、少し過剰防衛なだけなのかもしれない。いや、一度殺されているのだから殺し返してやってもいいと思うのだが、不思議と怒りが湧いてこないのである。しかも、外からの来訪者が珍しいらしく、みんなに話を聞かせてやってくれなんて頼まれたもので、なんとも拍子抜け。怒る機会を完全に失った。

 頼まれた仕事は後回しにすることにしておこう。とりあえず敵対組織ではないようなので、ブーマーたちは無視してもかまわないだろう。

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名前の通り赤い山である
 続いてはレッドロック・キャニオンを目指す。谷の中にあるせいで道が険しい上に、なんだかやたらと強いハエがいて弱った。しかし、そのお陰か「強化コンバットアーマーmk2」なる防具を拾うことができた。ダサいが強いため我慢して装備することにしよう。

 ここにはグレート・カーンの一族、つまりプラチナチップ関連の話でぶっ殺したヤツ、もっとわかりやすく言えば、セーブデータが壊れた時に会っていた連中がいるのだ。彼らはテントを張ってやや野蛮な生活を繰り広げている連中である。なんでも仲間に入る際は、試練とかいって集団リンチを行っているらしい。程度が知れるが、ある程度の規律はあるらしく、快楽殺人なんかは行っていないようだ。

 で、こちらは以前連中の一部を殺したせいで悪党扱いされている身なのである。いっそのこと滅ぼしてやろうかと考えていたのだが、なぜか別に攻撃を仕掛けてくるような連中ではなかったので、無視してもかまわないのだろう。ただ、なぜ悪党扱いされているのに敵意を向けてこないのだろうか? バグな気がしてならない。

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これまた物騒だ
 続いてはヒドゥンバレーにいるB.O.S.に会いに行く。その名の通りバンカーに引きこもって隠れており、しかもダミーのバンカーがいくつもあるので見つけるのには骨が折れた。

 しかし、会ってからもこれまた困ったものである。いきなり「下着以外は全部脱げ」などと敵意丸出し。相手はパワーアーマーを装備している上、おそろしく強いエナジーウェポンを持っているので従うしかない。まったく、とんでもない連中だ。

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ロクでもない集団の親玉
 シャツとパンツ一丁で、最も偉いエルダーという役職に就いているマクナマラに会うことが出来た。こんなことをして何事かと思えば、NCRレンジャーがバンカーの上に基地を作ろうとしているから、それを排除しろとのこと。自分達でやればいいじゃねーかと思う程度の仕事なのだが、どうもこの連中は表に出ることを極端に嫌がっているらしい。しかも従わなければ殺すとのこと。

 とにかく殺されそうなので従う他なく、了承しておく。すると、逃げると爆発する首輪をつけられた。これ、前作で奴隷商人が攫ってきた人達につけていたとんでもない代物である……。なんというウンコ野郎だ。いきなり人を脅したかと思えば、首に爆弾までつける。どこのレイダーだという話だ。

 前作のB.O.S.は、地域住民のためにスーパーミュータントを狩る正義のヒーローであったというのに、今回はなんだかひどすぎる。といっても、実はこの姿こそがB.O.S.の真の姿なわけである。彼らは戦前のエナジーウェポンを回収して、それを一般人に与えずに勢力を蓄えようとする集団のようだ。むしろ、前作の地域住民に貢献していたB.O.S.が異端であっただけなのだ。

 とにかく、元々はこんな非道な連中である。こうなると殺したくなるのだが、とにかくそれを決めるのは仕事を終えてからにしよう。

 バンカーにはドプソンなるヤツがいたので、こいつを追い出そう……としたら、僕のつけている首輪を見て「俺なら外せるよ!」と親切に言ってくれた。これは嬉しいと喜んで外してもらうと、瞬時にクエストが失敗扱いになり、B.O.S.が湧いた。で、こいつらパワーアーマーだから強いのなんの。あっという間に殺されてしまった。なぜ外したのがわかったのか不明だが、どうも反抗するのはまずいらしい。

 となると逃げるようドプソンを説得したいのだが、肝心のSpeechスキルが足りないのである。外にスキル本を買いに行こうとすると、首輪が爆発。……つまり、選択肢は殺すしかないということなのだ。嫌々だが、まァ、こちらが死ぬわけにも行かない。目を瞑って申し訳なく仕事を済ませる。

 するとB.O.S.がやってきて、なんだか僕を褒め始めてきた。どうも首輪にマイクが仕込んであったらしく、一部始終を聞いていたとのこと。忠誠心と優れた判断力と戦場での勇気を認めるとかなんとか言っていたが、こちとら助かるために嫌々人殺しをしただけである。それだというのに、なぜかバンカーでの出入りも許され、首輪も外してくれるとのこと。いきなり首輪をつけ出しておいて、言うことに従ったら認めるとか言われても……。家畜程度にしか認識されていない気がするのだが、この怒りはどこにぶつければいいのだろうか。

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前作のエンクレイヴ基地と同じもののようだ
 そんなわけでイラつきは募るばかりなのだが、しかし基地内は見事なものだ。広くて設備の整った基地に、多くのB.O.S.パラディン。こいつらに従っているフリをすれば、パワーアーマーなどのいい武器防具をもらえるかもしれない。

 そして、お偉いさんことエルダーは他にも頼みたいことがあるのだとか。それは、派遣したけど帰ってこないパトロールを見つけろというもの。そういえば以前、レプコン社でB.O.S.の死体を見つけた記憶がある。あと2つ他の部隊を送ったらしく、これも見つけて欲しいようだ。そして、これを手伝う代わりに、店でアイテムを買えるようにしてくれたのである! ううむ、まさに予想通り。B.O.S.の優秀な武器が手に入るとなれば、やはりこいつらは利用するべきだ。

 別の場所では、パラディン長であるハーディンに「エルダーの場を奪いたい」という話を持ちかけられた。ハーディンはこの地下に留まっている現状をよろしいと思っていないらしく、これを強引にでも変えたいらしい。とはいえ、今はそんなことをしている場合ではないのだ。とにかく武器防具のために滅ぼす必要はないので、こいつらも見逃してやることにしよう。

 しかしこうなると、滅ぼす勢力すべて無いということになるではないか。……まァ、あくまで僕がベガスのリーダーで、あとは皆仲良くしてくれるということになればいいだろう。別に死んでもらうことはない。

NCRに媚を売る

 他の勢力を見てきたのはいいのだが、ここで気になるクエストが追加された。それは、このままイエスマンと協力するとNCR(ニューカルフォルニア共和国)を裏切ることになるとかいうものであった。なんでもこの辺りの情報網を管理しているのはNCRであるため、Mr.ハウスの立場を奪った後は自分が狙われる立場になる、ということのようだ。

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売らせてくださいよ、媚を
 ウーム、これは困った話である。NCRはかなり数が多く、敵に回すのはなんとも面倒な話である。となれば、応お偉いさんにあって媚を売っておくしかないわけだ。そんなわけで、ベガスにあるNCR大使館に寄ってみた。

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歴史好きのオッサン
 以前雑兵に貰ったメモの通り、クロッカー大使に会うことになった。すると、フーバーダムの歴史について色々話してくれた。どうもおしゃべりが好きなようだ。

 奪い合われていた際ダムは、Mr.ハウスがをセキュリロトンで占拠したとのこと。そして、NCRにストリップ地区に電気を送れという条件付きで“譲った”とのことである。悪くない取引のように思えるが、NCR側としてはこき使われているようで心象はよくないのだろう。実際、ストリップ地区にいるNCR兵は不満ばかりのようだ。

 そして、これからまたフーバーダムの奪い合いが始まりそうなのである。NCR、リージョン、Mr.ハウスという三大派閥のどれがダムを手に入れるかによって、ベガスを統治する者が決まるということ。しかしまァ、ここに僕という人物が挙がる可能性もあるわけだ。楽しみで仕方ない。

 とにかく来る日の戦争に備えて、迫撃砲で大歓迎してくれたブーマーに対して、武器を差し出す交渉をしてこいと頼まれた。わざわざ相手の兵力を増やすのも間抜けな気がするが、これで見逃してくれるのならば安いかもしれない。せっかくなので仕事をしておこう。

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雑用ばっかり
 ブーマー達の元に行き提案をしようとしてみたところ、なぜか意見を言うことができない。どうもまずはブーマーで評判をあげなければならないらしく、雑用に奔走することに。意見を言う前に信用を勝ち取る必要があるというのはわかるが、なんとも情け無い。トホホ。

 そして、いざ仕事の開始である。雑誌でつけた付け焼き刃の知識でけが人を手術をしたり、子供の歴史の授業を聞いたり、アリだらけの発電所の発電装置を直したり、湖に墜落したB-29を引き上げてきたり……。実になんとも様々な仕事をさせられたが、どれも他愛のないものである。

 とはいえ、ユニークグレランが手に入ったり、水中呼吸ができるアイテムを貰えたり、水中洞窟を見ることができた。そして、ブーマー達の信頼も勝ち得たわけで、悪くない結果であろう。そして、ようやくNCRの提案を話すと、あっさり聞き入れてくれた。

 これでいくらかNCRと仲良くなったが、まだまだ仕事があるようだ。今度はザ・キングスのペイサーを事故に見せ付けて殺せとのことである。ペイサーはNCRの大使を私怨のためにボコボコにしたクソ野郎だが、どうもそのせいで恨まれたようだ。しかし殺すのも面倒なのでキングと話をすると、以前の借りで頼みを聞いてくれることとなった。これで面倒な殺人を避けることができたわけだ。

 更に更に、まだまだ仕事は続く。今度は、フーバーダムのムーア大佐が会いたいと言ってきたらしい。なんともため息が出る話だが、好意を勝ち取るためには致し方ない。とはいえ、ブーマーでもNCRでも雑用ばかりで面倒くさくてたまらない。いやはや……。

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ダムフェチにはたまらない光景だろうか
 噂のフーバーダムに到着したが、ここではどんな雑用を頼まれるのだろうか。退屈しないものであればいいのだが……。

○ 「Fallout: New Vegas 08 雑用で手に入れた大切なものと、雑用で遠くへ行ってしまった大切なもの」へ続く
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Fallout: New Vegas 06 ハロー、ニューベガス

お待たせしましたニューベガス

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いきなり物騒な話
 フリーサイドでの仕事を追え、いよいよベガスに向かうことに。ストリップ地区なるものが所謂ニューベガスなわけだが、入ろうとしていきなりロボットに話しかけられた。なんでも無許可で立ち入ると発砲するとか。とりあえず2000キャップさえあれば問題なく入れるようだが、しかしこうして入場制限が強いのか。なんだか物騒な気もするが、こうして制限があれば治安もいくらかマシかも。

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待ってるとは聞いたけど!
 中に入ると、即効でヴィクターに遭遇。またかよ! こちとらチェックシャツの男に復讐したいというのに、面倒なヤツに捕まるものだ。そして、こいつに「ラッキー38に行ってMr.ハウスに会え」と命令を受けた。なんとも面倒だ。

 しかし、これで一つ納得がいった。ヴィクターが僕を助けたのは、やはりMr.ハウスの差し金だったのであろう。とはいえ、このMr.ハウスという輩、どうもまともそうには思えない。人々の話によれば既に二百年以上生きているらしいから、ロボットあたりなのだろうか?

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ぴっかぴかのニューベガス
 それにしてもストリップ地区はすごい街で、ネオンが光りまくって眩しいし、人の往来も激しく、活気も見事なもの。ここにいると世界が核戦争で崩壊したことを忘れそうになる。

 辺りには行商人もおり、カジノに持ち込む武器を販売している輩もいた。なんでもカジノでは武器を取り上げられるそうだ。念のため、ここでサイレンサーピストルを購入。もしかしたら、Mr.ハウスと打ち合うことになるかもしれないだろう。

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ゴモラはエロ押し
 ヴィクターの話はひとまず無視して、とりあえず近くにある「ゴモラ」という名前のカジノに入った。何にせよ、ベガスに来たらカジノを見るべきだろう。サイレンサーピストルを隠しつつ中に入ると、スロットやブラックジャックの台はもちろんのこと、奥のほうにはポールダンスを踊る奴隷を発見。うーん、ここで女を買うこともできるというわけか。

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まァその……、人の趣味はさまざまですし
 また、男を買うことも可能のようだ。「遊んでいかない?」みたいなことを言われるが、ええとその、結構です。

 どうもこのゴモラというカジノ、賭け事以外ではこうやって人を買えるのがウリらしい。確かにできる賭け事は、以前行ったフリーサイドのカジノと何ら変わらないわけで、こうやって差別化を図っていないと儲からないのだろう。

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誰も入れないLUCK38
 続いてはLUCK38へ。ここもカジノらしいのだが一般開放されておらず、中は静まり返ってて怖さすら感じる。だからこそMr.ハウスの隠れ家となっているわけか。とにかく、そいつに会ってみるしかないだろう。

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一応女らしい
 ヴィクターに案内されてペントハウスに行くと、ジェーンというロボットに遭遇。Mr.ハウスのガールフレンドとのこと。彼女は女らしくおしゃべりが好きなようで、色々と情報を教えてくれた。しかしこうなると、Mr.ハウスは倒錯した嗜好の持ち主なのか、あるいはロボットかということになりそうだ。

 ここには、カジノを運営する三つのファミリーがあり、先ほどのゴモラもそれの一つらしい。どうも商売敵だけあって派閥争いなんかもあるようで、面倒臭いようだ。他にはVault21のホテルがあったり、NCRの大使館があるんだとか。一通り話を聞くと、今度はMr.ハウスと会うように言われた。なんだかドキドキしてきたぞ。

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ある意味で予想通りのMr.ハウス
 そして、これがMr.ハウス。ウーム、予想通りロボであったようだ。

 話を聞いてみると、やはりこいつがヴィクターを使ってここに呼び寄せたらしい。なんでもプラチナチップをここまで運ばせるために、他のオトリの運び屋を用意するほど綿密な作戦を組んでいたらしいが、チェックシャツの男もといベニーに一杯食わされたようだ。しかしそんな重要な作戦になぜ単なる運び屋である僕を選んだのだか……。もう少し資格のある者はいると思うのだが。

 ともあれ、なんとしてでも盗まれた品を取り返せとのことである。運ばせるだけでなく仕事まで押し付けるとは、まったく何とも面倒くさいヤツだが、ベニーにお礼参りをしたいのはこちらも同じこと。ここは素直に従っていいだろう。さて、社交的にいくか、相手の部下を取り込むか、暗殺するか、どの選択をするか悩むところだ。

 ところで、奪われたプラチナチップはすごく大切なもので、何か恐ろしく良いことがあるんだとか。戦前に作られたハイテク機器そうなので、何らかの兵器になるとかなのだろうが。はてさて。

 そして、Mr.ハウス自身のことも色々と教えてもらった。彼はロブコ工業の創始者であるそうなので、ロボットに関しては長けているのだろう。となると、やはりロボットに自分の記憶を移植した……、と思いきや、なんと自身は血と肉でできているとか。脳味噌がスパゲッティになって溶液の中に浮かんでいるイメージが浮かんだが、どうもそれもまた違うらしい。

 あとは、この施設を自由に使っていいとのこと。超豪華としか言いようの無いスイートルームまで貰えたわけで、こいつの指示に従うのも悪くないかも。なんだかたくさんのお零れに預かれそうだ。

ベニーとの再会

 表に出ると、ラッキー38に入ったところを見られて周囲の人に噂されまくり。これはよほど栄誉なことらしい。その話を聞きつけたのか、NCRの雑兵からなにやらメモをもらい、大使館に来いと呼ばれた。なんだか急にモテるようになってしまった。

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落ち着いた雰囲気の外観
 さて、ベニーを探す前にベガス観光の再開と行こう。続いては、ウルトラ・ラグジュなるカジノに行ってみることに。

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豪華絢爛
 中には見事な百合のようなの彫刻があり、その上店員は皆ドレスアップして仮面をつけているというこだわりまである。なんでもこのウルトラ・ラグジュ、ミステリアルな雰囲気を出すのがウリだそうな。確かにそれは成功しているだろう。その上、混浴の大浴場やサウナ、そしておいしい料理を出す食堂やホテルまであるわけだ。健全なホテルとしては、これ以上のものはないだろう。

 なかなか綺麗で気に入ったので、ここでブラックジャックをしてみることに。以前は儲けが少なく感じたが、最大BETである200を賭けると儲かるのなんの。LUCKは高いので運よくチップが増えまくっていく。そして、勝ちまくると差し入れをもらえるようで、食事やスイートルームの鍵なんてものまで貰ってしまった。いやァ、いい気分だ。

 しかし、何事もやりすぎると反感を買うものである。1万6千キャップを稼いだら、フロアリーダーに「もうギャンブルはやめてくれ」と泣かれた。どうも、あまりやりすぎると二度とギャンブルが出来なくなってしまう様子。まァ十分稼いだのでいいだろう。……そういえば、ゴモラではまだ泣かれるまでやっていないことを思い出した。急いで逆戻りし、同じように稼ぎまくって、アーマーをもらったり泣いて頂いた。お陰で財布がキャップでおぼれそうに。

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なんだかグレードが落ちるぞ
 続いては、ザ・トップスカジノ。シャンプーハットみてえな飾りがついており、頭頂部もなぜか欠けているというセンスを疑いたくなる建物である。

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やや残念な感じ
 内装もやはりしょっぱく、ボロボロという言葉が似合う。ここはシアターが特徴らしく、様々な芸人がショーをしているようだ。

 とりあえずここでも、ブラックジャックで稼ぎまくることを最優先。スイートルームの鍵をもらいつつ、泣かれるまで稼ぐ稼ぐ稼ぐ! これでなんだか実績解除がされた上に、お金は45000キャップになった。こうなるともう金には困らないわけである。というか、使い切れないくらいだ。

 ……さて、金を稼いで十分満足したところで、いよいよ復讐を果たそう。このザ・トップスこそがベニーのいるカジノなのだ。

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ビビり屋ベニー
 店内を見回すと、すぐにベニーを発見。こいつもまた恐ろしいほどにビビっている。驚いた勢いで何でも言うことを聞きそうだったので、別の場所で話をしてからサイレンサーピストルで撃ち殺すことにした。Mr.ハウスには使わなかったが、ここで活躍するだろう。

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予想通りの罠
 ……と思ったが、待ち合わせ場所として指定されたプレジデンシャル・スイートルームには誰もいない。やはり罠だったようで、ベニーはインターコム越しに話しかけてくる。そして、ボディガードのご登場。いやはや、話し合うことなど考えないであの場で撃ち殺すべきであったか。ともあれ、銃を持ち込んでいたわけで、こいつらは簡単に殺すことに成功。あとはベニーを追い詰めるだけだ。

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なんだ胡散臭い笑顔
 エレベーターに乗ってヤツの部屋がある13Fに行ってみたものの、そこにいたのはイエスマンなるセキュリトロンだけ。ベニーの手下らしいが、ヤツがどこに逃げたか、そしてどんな野望を持っていたのかまで丁寧に教えてくれた。これまた罠か? と怪訝に思ったが、なんでもそういうプログラムなんだとか。

 そして、プラチナチップの効果についても知っているとのこと。なんでもMr.ハウスの情報網をある程度ハッキングできるらしい。あのチップを特殊な装置に使えば防衛能力がアップグレードできるらしく、うまくやればMr.ハウスを殺して、やつの操っているロボットを全部奪うことも可能だとか。つまり、僕がベガスの統治者になれる可能性があると教えてくれたわけだ。ベニーのセキュリトロンなのになぜそんなことを言うのか? と問うと、「そういうプログラミングだから」だそう。なんだか身も蓋も無いが、魅力的な話であることは確かである。

 ベニーからプラチナチップを奪い取れば、ベガスを好きに出来る。これほど素敵な話もないが、しかしこのイエスマン、なぜこういうプログラムにされていたのだろうか。あまりに都合が良すぎて、嘘をついて裏切る予定にしか見えないのだが……。もしこれで裏切らなかったのならば、自分がベガスの王になるための選択肢として登場させる話を作るための、ご都合主義キャラなのだろうなァ。

○ 「Fallout: New Vegas 07 どの勢力を殺すべきなのか」へ続く
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Fallout: New Vegas 05 ザ・キングの下っ端

フリーサイドを堪能

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頼りになるGUN RUNNERS
 Vault34探索を終え、更に北上してベガスを目指していく。すると、ガンランナーなる店を発見した。

 ここでは、良い武器を工場で作ってその場で売っているとのこと。戦前の設計図があるからかなり良い品揃えができているとのことで、確かに見てみると品も良ければ種類も豊富、おまけに弾もかなりの数が揃っていると来ている。更に、店番はロボットが行い、窃盗が絶対にできないようにしている。確かに信頼できるお店のようだ。今は世話にならないが、今後立ち寄ることになりそう。

 さて、店を覗いたあとは、このガンランナーの近くにあるフリーサイドなる場所をへと歩みを進める。ベガスに行くためにはここを通る必要があるのだが、なんだかあまり治安が良くなさそうである。

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フリーサイドはチンピラが多い
 入ってすぐには薬の売人がいるし、旅行者を見るなり襲い掛かってくるチンピラがいるわで、本当にロクでもない。とはいえ、他の町よりいくらかは栄えているようで、ネズミを追っかける子供や客引きなんかがいる。その上、ザ・キングスというギャングもいるのだとか。

 まずはアトミック・ラングラーという酒場に入ることに。ここのバーテンはスーツを着ており、身なりは整っているようだ。ショーガールも買えるとのことだし、カジノもある。なんなら、仕事をしていってもいいとのこと。借金の取立てや、金持ちの“接待係”を探す仕事があるとのことだが、後者はなんだか妙な仕事で、グールフェチやロボフェチといった客の要求を満足させる娼婦を見つけて欲しいとのこと。ウーム、金持ちとなると趣味もずいぶんと奇妙になるわけだ。

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初ギャンブル
 ここではスロットやブラックジャックがプレイできるので、お試しとしていくらか遊んでみることに。LUCKが高いせいかボチボチ当たるものの、種銭が多くないためにでかい当たりを引けず。とりあえず10回遊んで、実績だけ解除しておいた。

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信頼できるというわけでもなさそう
 続いて入ったプラズマ兵器の店では、店員と客が何かモメていた。客の言い分では、なんでも武器の品質が悪いとのこと。これに対し店側は、プラズマ兵器でマネキンを灰にし、文句をつけた客を脅して金を払わせる約束をしていたのだから怖い。確かに店の質は高いようだが、チンピラ気質がまだまだ根強いようだ。

キングに媚を売る

 このフリーサイド、ザ・キングスというギャングのザ・キングというなんだかややこしい名前の支配者がいるという。せっかくだから会ってみようと彼のいる場所に行ってみたところ、なんだか「キングに会いたければ金を出せ」とキングスのチンピラであるペイサーに言われた。ケチって50キャップを投げ渡したところ、なんとそれでOKを貰えた。なんとも安っぽい通行料であるが、いやはや本当にチンピラという言葉が似合うエピソードだ。

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割と普通の人
 実際にキングと会ってみれば、案外普通のオッサンであった。珍しい点といえば、サイボーグわんこを飼っているということくらいか。話をしてみると、これまたチンピラの親分と思えないくらいに話ができる人であった。無論、リーダーらしい威厳のようなものはあるのだが。

 何だか色々と雑談をしていると仕事を頼まれ、オリスというフリーサイドの不自然に客が多いボディガードの調査、つまりサブクエストをして来いと頼まれた。なんだか成り行きで仕事を請けてしまったが、折角だ、やってみることにしよう。

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いんちきオリス
 話に出ていたオリスと会い、キングからもらった200キャップで雇ってみることに。彼はチンピラが多いフリーサイドから旅人を守る仕事をしているらしいが……。

 最初こそ普通に街中を案内してくれて良かったものの、このオリス、途中で「気に入らない連中がいるから回り道をする」などと言い出した。そして、いきなり走り出し待ち伏せしていた? 連中を撃ち殺した。しかし、相手は4人いるのに3発しか撃っていない。にもかかわらず、死体は4つ。一体どういうことかと尋ねると、「銃弾を貫通させて殺した」とかなんとか。怪しんで死体を調べてみると、やはり死んだ振りであった。なるほど、こいつに客が多いのはこういうことなのか。

 これをキングに報告したところ、褒められ更に仕事を頼まれた。近頃このフリーサイドでは、NCRから流れてきた不法占拠の新参者とのトラブルが絶えないらしい。元NCRに襲撃された人もいるとのことなので、そいつらから話を聞いて原因を探れとのことである。

 犠牲者に話を聞いてみると、襲撃された瞬間には少尉と呼ばれるヤツがいたという話らしい。そして、その連中は北西にある場所で夜中に物資を配っていることがわかった。今度はそこに向かってみると、不法占拠者向けに水や食い物を配っており、なんだか暴力的な集団ではなさそう。彼らに話を聞いてみると、以前ザ・キングに大使を送ったのだが、その人が半殺しにされてしまったとのこと。そのため、不満を持ったメンバーが暴力沙汰を行ったかもしれない、ということだ。

 要するに、元NCRは穏便に話をしようとしたが、その大使を殴って追い返したザ・キングスのチンピラがいたということなのだろう。そのことをキングに報告しようとすると、50キャップを奪ったペイサーに「ボスに言うな」と口止めされたのだから笑える。これでは自分が犯人だと言っているようなものではないか。

 キングに事情を話すと、やはり何も聞いていないんだとか。するとなんだか問題がおきて、駅の近くでペイサー達と元NCRが銃撃戦を始めた。これは要するに証拠隠滅ということなのだろう。なんとか止めに行って、事情を話せば両者はなんとか関係を修復することができた。これにてキングに恩を売ることに成功し、ひどく感謝された。何かひとつは言うことを聞いてやるとのことなので、何を頼むか考えておこう。

 さて、これでフリーサイドでの評判を得た。いい加減にVegasへと向かうことにする。

○ 「Fallout: New Vegas 06 ハロー、ニューベガス」へ続く
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Fallout: New Vegas 04 ベガスに行く前のおめかし

ボルダーシティで誰が死ぬ

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冷静に考えればゴミをもらったものである
 旧ロケット工場の探索を済ませたせいか、ノバックの恐竜内で売っている恐竜とロケットのフィギュアを鍵ごと全部買うことができた。実に壮観であるが、実にどうしようもない。しかしこんなに在庫を持ってどうするつもりだったのか……。

 さて、ノバックでの情報を元にボルダーシティへ向かおう。

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一層ひどいボルダーシティに到着
 今までの通例であれば、なんだか強い敵や面倒な場所で足止めを食らうところなのだが、今回はあっさりと到着した。

 しかしこの場所、町というよりは瓦礫の中に人が住んでいるという感じである。というか、町の入り口にNCR兵こそいるが、町人らしい人はいないのだ。彼に事情を聞いてみると、この町は「フーバーダムの戦い」に巻き込まれたせいで、こんなに荒廃してしまったとのことである。そして、上画像の記念碑を建てたとのこと。

 故に、ここにいるのはNCR兵達だけ。彼らもなぜこんなところにいるのかというと、グレート・カーンズ達がここに人質を取って立てこもっているので、包囲しているんだとか。そして、ここにいるグレート・カーンズの集団は、僕がプラチナチップを運んでいる時に襲ってきた連中なのだ。ということで、NCR兵に事情を話して中に入れてもらうことになった。ついでに「投降するよう説得しろ」と言われたが、その自信はないなァ。

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お久しぶりッ! 元気してた?
 町の中のショボい建物入るとジェサップなる人物がおり、こちらを見るなりものすごく驚いていた。死んだと思っていた人物が後を追ってきたというのだから、そりゃビビって小便の一リットルや二リットルも漏らすというものである。

 プラチナチップをよこせと文句をつけたものの、彼が言うには、ベニー(チェックシャツの男)がベガスに持っていってしまったらしい。つまり、彼らも同じく利用されていたというわけだ。ヤツはなんとも鬼のような非道っぷりである。これはもう、何が何でもベニーの頭に銃弾をぶち込んでやらなくてはいけなくなった。

 さて、情報を得たのはいいのだが、問題はこいつらを殺すか、説得するか、ということである。他にも、NCR兵に賄賂を払って見逃してもらうことも可能なのだが……。一体どうするか悩むことになった。

 確かに彼らに恨みこそあるものの、撃ったのはベニーそのものであるし、何より利用されたかわいそうな連中なのかもしれない。別に殺しても仕方がない。では、賄賂を渡そうかと考えたのだが、なんと500キャップもかかるとか。こうなると話は別で、連中にそんな大金を払ってやる義理はない。ならば投降するような説得はどうかと考えたものの、Speechスキルが足りなくてこれまた不可能。つまり、大金を払うか死んでもらうかの二択なわけだ。

 こうなれば話は簡単で、彼らには死んでもらう他ないわけである。恨むならベニーを恨みな! と銃をぶっ放したところ、逆にやられて死亡。なんとも情けないが、とにかくロードしてやり直さなければならない……、が、なぜか読み込めずフリーズ。再起動してやり直そうとするも、ロード中にフリーズ。

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死んだのはセーブデータであった
 何度読み込もうとしても、「DLCを読み込みません」だとか「ストレージにアクセスできません」などという訳のわからない文面ばかり出てくる。最序盤に取った他のデータを読んでみると、きちんと読み込める。しかし、このボルダーシティのデータだけは読めない……。つまり、セーブデータが死んだのである。DLCを消すなどの手段を取ってみたものの、にっちもさっちも行かず。諦めて最初からやり直す他ないのであった。

 ここで僕の何かが思いっきりブチンと切れた。普通ならミキサーでディスクを粉々にするか、あるいは穏便に済ませるにしても中古屋に売り飛ばすというようなことをしたい程である。ああもうクソが! セーブくらいきちんとできるようにしとけッ、このケツの穴にこびりついたトイレットペーパーが!!

 さすがにこれは堪えられず、箱○の電源を落として放心状態になってしまう。9時間くらいが水の泡と消えたわけで、いやなんとも気力がゴッソリと失われるわけだ。ふざけんじゃねえよ。

イライラプレイング

 先述ように、普通であればここでゲームを投げ出してもいいのである。しかし、プレイ記録をつけている手前、途中でやる気をなくすことにはいかないわけで……。しばらく休んでから強引にやることにした。

 さすがに今まで通ってきた道のりをすべてやるのはバカバカしいので、今度はグッドスプリングスから直接東へ向かう。ボルダーシティはこのあたりだった記憶があるので、これで直接いけるだろう。

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どうも近づいてはいけないらしい
 だが、どうも道を誤ったようで、スーパーミュータントのニールに遭遇。殺されるかと思ったが、話せるやつではあるらしい。グールと同じく、スーパーミュータントにも知性を持つものがいるのだ。しかし、前作では世界に2匹しかいなかったというのに、こうも簡単に出会えるとは。ちなみにここ、ブラックマウンテンラジオを流している危険な場所のようだ。

 タバサというナイトキン(青肌のステルス野郎)を率いた独裁者が、以前の統治者であるマーカスを追い出したとかで、この町に入った人間は殺されてしまうようだ。そして、このニールは、マーカスに依頼されて様子を見て来いと頼まれたとのこと。その彼を助けるクエストが発生したのだが、低レベルにもほどがあるのでここはひとまず無視しておく。

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冷静に考えればゴミをもらったものである
 結局、ボルダーシティの場所がよくわからないので(セーブデータは消えちゃったんでね!)、仕方なく今までの道のりを通ることに。なんとも二度手間で面倒臭いので、ハードコアモードを解除し、アイテムを盗みまくり、キャラバンという賭けトランプゲームで一気に儲けるというプレイ方針にした。

 お陰でヌカ・コーラ・クオーツも手に入ったし、金も潤沢に。キャラバンはとにかく無茶苦茶で、店の物を買って金を渡し、その金を賭けてもらい奪い返すという最悪な戦法が可能なのである。これに気づいてからは、金に困るということがなくなってしまったというほどだ。

 さすがに時間はいくらか掛かったものの、前回のプレイよりは早くボルダーシティに到着。さて、グレート・カーンズをどうしたものかという話であるが、セーブデータが壊れてムかつくので問答無用にぶっ殺すことに。グレート・カーンズの一団からは悪印象になったが、んなこたァ知らん。恨むならデバッグする時間が足りなかったことを恨むんだな。ああもうイライラする。

レプコン社に寄り道

 これでようやく進行状況を取り戻せたわけである。なんとも無駄なところで苦労させられたが、とにかく気を取り直してカジノに向かい、ベニーを問いただすことにしよう。ついでに撃たれたお返しもしてやらねばならない。

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また会ったよコイツ
 ボルダーシティから更に北を目指すと、近くの駅でヴィクターに遭遇。またもやつけて来た上に、もはやそれを隠そうともしない。ニューベガスで待っている、とまで言い残してくれた。行かねばならないことはわかっているが、しかし行動を読まれているようで気に食わないものだ。

 このままベガスを目指す予定だったのだが、レプコン社なる建物を見つけてつい足を止めてしまった。

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なつかしのハンディ
 この建物の近くには、Mr.ハンディー型のロボットがたくさんいたのだ。前作Fo3では、ケーキや人間をバラバラにしてしまったお茶目なキャラであった彼。その姿を見ていると、なんだか追憶にふけってしまい、立ち寄らずにいられなかった。

 このレプコン社なる場所では、核分裂式推進システムやロケットを開発していたようだ。ハンディーが博物館ツアーをやっているとのことなので参加してみることに。まァ、荒廃しているのでロクなものは見れないだろうが……。

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何がどうセーフティーなのか問い詰めたい
 しかし、予想以上に展示物は見所があった。なんというか、悪い意味でなのだが。

 ロケットの部品として使われていた放射能が残った棒(もちろん被爆する)や、セーフティーバレルと言っている、どう見ても廃棄物にしか見えないものの山等々、ドギツいジョークが何度も連続で紹介されるのだからもう。ついでに、対裁判用に責任逃れの言及がいっぱいあったりするので思わず苦笑いが出る。

 ただ、これらの他にまともな物もあり、ロケット用のドームや旧式ロケットなどが展示されていた。見た目からすると、あの光ったグール達が乗っていったのと同じもののようである。そして、ロブコ社製のアイボットやMr.ハンディといった懐かしい姿もちらほら。最後になぜか宇宙の模型を見て、見学ツアーは終わった。

 といっても探索は終わらず、オフィスのほうへと不法進入するのであった。何かいいものがあるかもしれない。

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これまた懐かしい姿が。死体だが
 ロボットに「不法侵入だから帰れ」というようなことを言われたが、持ち前のLUCKを駆使して秘密の合言葉を偶然当てることに成功。そして、最上階まで探索をしてみると、なんとB.O.S.(ブラザーフット・オブ・スティール)の死体が……。

 彼らは、ウェイストランドで戦前のテクノロジーを集めている集団なのである。見ての通り、非常に重そうなアーマーを装備しているのが特徴。前作ではかなり親切な人たちだったのだが、果たして今回はどうなっていることやら。とりあえず、このアーマーは非常に有用なので、ノバックのモーテルに持ち帰ることに。

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いきなり誰だ
 なんとなく寄り道した場所で実にいい物を手に入れた。こういったこともFoの魅力である。ホクホクしたまま一晩を過ごし表に出たところ、なんだかいきなりマルコム・ホームズなる男が話しかけてきた。

 彼もまた僕をストーキングしていたそうだ。ヴィクターといいこいつといい、なんだかうれしくない人たちからモテるものである。さて、一体何事かといえば、以前奪ってあっている人たちもいた「サンセット・サルサパリラ・スターキャップ」の話を持ちかけられたのであった。これはその名の通り、サンセット・サルサパリラという飲料の特殊キャップである。

 なぜわざわざこのキャップを求める人がいるのかと言えば、なんでもこれ、どこかに隠されたお宝を指し示しているのだとか。そして、フェスタスなる人物が宝を守っている、というか、むしろ宝を分け与えるためにこのキャップをばら撒いている節もあるのだとか。そして、宝を求める人は実に多く、スターキャップ欲しさにひたすら人殺しをしている奴もいるというほど。思っている以上に貴重品のようだ。

 どうしてここまで親切に話をしてくれるか聞いてみたところ、彼は昔このスターキャップを集めていたが、どうもお宝だけあ諦めきれず、とにかく誰かにそれを得て欲しいのだとか。故に、キャップをたくさん持っている僕のところに来たらしい。……なんだか無意味に親切で気味が悪い。宝を後で奪おうと嘘をついているのか、あるいはシナリオ上のご都合主義のどちらかなのだろう。ともあれ、なかなか魅力的な話であることは事実。覚えていたら宝探しをしよう。

 さて、この後はどこへ行こうか地図を眺めていると、Vault34というものが目に入った。あのグールに騙されていたオッサンの出身地である。なんでも銃があるとか言っていたので、探索してみる価値はあるだろう。

Vault34と町を行ったり来たり

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住民もVaultもボロッボロ
 早速Vaultに向かってみると、そこにいたのはなぜかグール。しかも名前は「Vault居住者」。なんと、ここの住民は全員がグールになってしまったらしい。

 これでようやくあのオッサンの狂った、というより、勘違いした理由がわかった。この辺り、漏れたのか放射能汚染されまくっており、そのためにグールだらけになってしまったようだ。そして、あのオッサンもいくらか放射能を浴びたのだろう。だからこそ、ハゲただけでグールと化したと思い込んだというわけか。

 それはともかく、ここにいるグールたちはとてつもなく強い。お陰で何度もぶっ殺された。ボロボロになりつつ武器庫までたどり着いたものの、スティムパックが足りない上に、鍵がなくて逆戻りすることとなった。

 仕方なくいったん引き返すことにしたのだが、いくつか情報を掴むことができた。なんでもこのシェルターでは暴動があったらしく、監察官が一部の住民と対立していたのだとか。武器がたくさん用意されていたVaultなわけで、これはさぞ面倒なことになったのだろう。

 ところでこのVaultというシェルターだが、建てた人物はお人よしなのではないのだ。それどころか、各Vaultごとにさまざまな人体実験を行って、そのデータを監察官に記録させているという有様。前作では、同一人物のクローンを大量に住ませるVaultや、暴力的な幻覚が見えてしまうVaultなどという、恐ろしいものまであったのだ。おそらくこのVault34での暴動も、仕組まれたものだったのだろう。居住者の心境を考えるだけで、なんとも辛い気持ちになる。

 ただし、今は感傷に浸っている場合ではない。とにかくグールを処理して、お宝を見つけたい……のだが、これに関しては苦労しまくり。回復がなくなって逆戻り、放射能汚染されまくりで逆戻り、などなどで何回戻ったことか。これがハードコアだと、苦労が何倍になっていたことやら……。

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痛々しい記録まで残っていた
 何度も行ったりきたりして、ようやくターミナルで武器庫のパスワードを入手。ついでに監督官グールもぶっ殺し、その奥に行くこともできた。そこには、家族が隔離されてしまった悲痛な記録が残っていた。もっとも、今その隔離壁の向こうにいるのはグールだったが……。

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ヒャッハア武器だァ!
 さて、これでようやく武器庫に到着することができた。散々苦労しただけあって、ミニガン、スナイパーライフル、プラスチック爆弾、グレネードランチャー、アサルトライフル、銃弾、防具と実にさまざまなものが手に入った。中でも防具のVault34セキュリティーアーマーが非常に優秀だったため、しばらくはコレを着ることにしよう。

 これで装備は万全。チェックスーツの男、もといベニーを殺す準備もバッチリだ。今度こそ、ベガスへと向かおう。

○ 「Fallout: New Vegas 05 ザ・キングの下っ端」へ続く
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-949.html
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radiangames Fireball レビュー

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radiangames Fireball

 『radiangames Fireball』はradiangames開発のアクションゲーム。シリーズの五作品目で、2010年11月11日に360インディーズゲームで配信が開始された。

 今回は、迫りくる敵を避けて爆発に巻き込むアクションゲームといった内容になっている。これといって複雑な内容はなく、クリアすること自体は至極簡単。グローバルハイスコアで争うことを目的とした作品のようである。

 ゲーム内容の詳細については、特集記事を参照されたし。

勝てば官軍、負ければ……

 はっきりいってこの作品、どう扱ったものか非常に困る。ゲーム内容としてはミニゲームに近く、遊べる部分としては本当にハイスコア争いだけである。ステージクリアをすること自体は簡単であるし、内容もかなり薄い。クリアすることを目的とすれば、あっさりと終わってしまうであろう。それこそ、スコア争いをしなければ楽しめないわけだ。

 個人的なことを言わせてもらうと、これは何が楽しいのかまったくわからない作品であった。敵を避けていくのが緊張感に溢れているらしいが、それを一切覚えなかったのが問題か。ハイスコア争いをしていれば、死んだ際のペナルティ(ハイスコアが増えないこと)に対し緊張するかもしれないが、点数に興味の無い身としては、だからなんだという気持ちになってしまう。

 ただ、海外レビューをいくつか読んでみたところ、驚くほど高く評価されていた。数は多くないのでそれが総意とは言いづらいものの、とりあえず一部の人に支持されていることは間違いないだろう。つまり、これはハイスコアを稼ぐのが楽しい、と言われているのも同然なわけだ。

 確かに、きちんとプレイヤー同士が競っていけば、戦法や技術も向上して楽しめるのかもしれない。しかし、ランキング争いが起こらなかったのであれば、まったくもって面白くならないだろう。こんな風な、第三者の投げ槍的なコメントをしたくなってしまうような内容だ。

 これだけではレビューにならないので、ハイスコアランキングを競うゲームというものについて考えてみよう。

ハイスコア争いとは何ぞや

 さて、そもそもハイスコア争いをするゲームとは一体どういうものであったのか。元をたどってみると、やはりアーケードゲームに行き着くのであろう。それこそ古典的なピンボールからシューティングゲーム、あるいはアーケード用アクションゲームなどがその範疇に入ると思われる。

 聞いた話によると、『スペースインベーダー』のころの盛り上がりはものすごかったそうだ。ハイスコアを出せばギャラリーが沸き立ったそうだし、場合によってはそれでテレビ出演も果たしたとのことで、まったくもって信じられない話である。スコア争いが面白いのはわからなくもないが、そこまで熱があったという所に驚く。

 しかし、今はアーケードゲームが衰退しているだけでなく、家庭用ゲーム機や携帯機だけでジャンルから内容まで多種多様であり、むしろどれを遊ぶかを選択しなければならない立場だ。となれば、ゲームセンターに行って一つをやりこむことよりも、好きなものを軽く遊んで次に移っていったほうが賢いと考える人も出てくるだろう。故に、多くの人が一つの作品で点数を競うというハイスコア争いはすっかり下火になってしまい、もはやマイナーなものになってしまったわけだろう。

 そして、ハイスコア争いが面白くない理由の一つもわかる。それは、ハイスコア争いがNo.1を決める戦いだからだ。トップが輝き、それ以外は敗者という扱いは、それこそプロの競技の世界ならば面白いかもしれないが、娯楽の世界ではおおよそ受け入れられるものではない。多くの人は気楽に楽しむためにゲームを遊ぶのであって、トップである一人、もしくはその近くに行けた人たちだけが楽しめるというものを敬遠したのだ。

 それを考慮されて作られたのが、他のゲームに多くある「フレンド専用ランキング」。身近の人々と競うことによって、まだ気軽にスコア争いを楽しめるようにしたというわけだが、これもまた問題がある。早い話、囲いを狭めたとしても争う状況になるかは別の話なのであって、フレンド用になっていても誰も点数争いをしないということも起こるわけだ。つまり、ハイスコア争いをするには、「実力が近い人がたくさんいて」、その人たちが「トップを目指すために争う」状況にならねば楽しめないということなのである。しかも、そうなったとしても、トップ周辺にいる人たちしか喜べないという問題まで抱えている。

 あるいは、実績やクリア条件としてのスコアの提示がある。例えば、何万点に到達すればクリアであるとか、実績が解除されるであるといったことだ。これは実に効果的で、他人と争わずともプレイヤーの勝利を認められるため、一人勝ち状態でなくなる。故に、多くの人が楽しめるであろう。

「Fireball」とは一体何なのか

 さて、ではこの『radiangames Fireball』はどうだろうか。競技人口は多いか? 360インディーズゲームではプレイヤーが多いほうのシリーズであるが、事足りるかはかなり怪しい。実力が近い人たちを用意できるのか? 残念ながら、フレンド専用ランキングはないし、特別な取り組みもない。実績やクリア条件はあるか? これもまた、存在していない。こうなると、どうもハイスコア争いをするゲームとしてもかなり力が足りなさそうだ。

 となると、この「Fireball」、あまり褒められた作品でないといえるだろう。無論、競う相手がいなくとも己を鍛えあげることのできる人もいるであろうが、それは多くないはずだ。ハイスコア争いをするゲームで、ハイスコア争いをさせるための仕掛けが無い作品と来れば、よほど殊勝なプレイヤーが集わない限り、盛り上がることはない。

 しかし、だからといってこの作品が評価できないわけではない。良い点を列挙していくと、値段が80MSP(約120円)である、人気のあるシリーズである、他の360インディーズゲームと比べれば質が高い、などが存在している。ゲームとしてはミソが付くものの、この点で良く評価されているのかもしれない。

 だが、これらの評価すべき点は本当に問題なく素晴らしいのだろうか? よく考えてみれば、どの点もすべてゲーム本編には関係がない話である。値段は安いが、内容相応と言うことも可能。シリーズとしての人気は重要であるが、それは内容をまともに見られていないということでもある。他のゲームと比べればまだ良いというのは、周囲の水準が低すぎるだけということも言える……。こう考えてみると、やはり「Fireball」自体を褒めているというわけではない。

 更に、挙げた点はおいそれと、良い、と言えるものでもない。確かに安価なゲームを欲しがる層はいるだろうが、全員が全員そういうわけではない。何より、安価なせいで内容が劣化するのであれば、これはもう値段が足枷になっていると言うべきだろう。そして、XBIG水準で質が高いとなると、そもそもXBIG自体が別に見るべきでないコンテンツ、と思われても仕方ないのではないだろうか。

 何よりこの「Fireball」、今までの作品に比べると、内容的に劣っていると感じてしまうことも事実。「Fluid」もいくらか疑問を持つ内容であったので、どんどん好感度が落ちていく印象すらある。

 とはいえ、換言すれば、安価でそれなりに質のいいゲームを求めているプレイヤー、ハイスコア争いが恐ろしく好きなプレイヤー、radiangamesのファンであるプレイヤーにとって、良い作品だといえるのだろう。ただし、そうでなければわざわざ触る必要はない。
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radiangames Fireball 特集

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radiangames Fireball

 『radiangames JoyJoy』、『radiangames Crossfire』、『radiangames Inferno』、そして、先月の『radiangames Fluid』などの作品を配信し続けている、360インディーズゲームでは最も有名といっても過言ではない、radiangamesシリーズ。前作から一ヶ月も経っていない2010年11月11日に、最新作である『radiangames Fireball』の配信が開始された。値段は80マイクロソフトポイント。

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新作タイトル画面
 前作の「Fluid」ではアクションゲームになり、今回の「Fireball」では更に違ったジャンルへと変化を遂げたようである。『Geometry Wars 2』のPacifismモードに似ているとのことだが、とにかく内容を見ていこう。

ゲームルール

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グローバルスコアに対応。
 「Fireball」は今までの作品と違い、グローバルハイスコアに対応しているのが大きな特徴である。そして、そのハイスコア争いを最も重要視している作りになっている。ゲームルールは、通常のWaveモードと、特定条件下のChallengeモードが存在している。

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ルールは至ってシンプル
 ゲームプレイは非常に単純なものである。プレイヤーは、迫りくる敵から逃げることしかできない。しかし、トゲのついた敵に近寄ってしばらくすると爆発が起こるので、これにうまく敵を巻き込んで倒していくというわけだ。

 また、ブーストを使って高速移動をすることも可能。敵を倒した際に出現する小さな欠片を集めれば、ブーストのゲージを回復することができる。

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特殊アイテム
 同時に多数の敵を巻き込むと多くの点数が貰える上に、50匹以上での爆発を起こせば、触れただけで爆発が起こるアイテムを落とす。更なる高得点を目指すには、このアイテムのうまい活用方法が肝となるだろう。

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チャレンジモード
 Waveモードでは、特定数の敵を倒す8つのWaveをこなした結果で点数を競っていく。一方、Challengeモードでは、出現する敵の種類や数がそれぞれ違っているルールを3分間プレイし、いくらスコアを稼げるかというのを競うものである。それぞれにグローバルハイスコアがあるので、世界中のプレイヤーと切磋琢磨できるようになっている。

○ 参考記事「radiangames Fireball レビュー」
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-948.html


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radiangames Fireball 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:radiangames ジャンル:その他 2010/11/11

 radiangamesの第五作品目。
 今回はハイスコア争いをするアクションゲーム。内容としては、『Geometry Wars 2』のPacifismモードに類似しているとのこと。
 Waveモードと4つのチャレンジモードを搭載し、グローバルハイスコアにも対応しているので、世界とハイスコア争いをしていこう。
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The TEMPURA of the Dead レビュー

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The TEMPURA of the Dead

 『The TEMPURA of the Dead』は、ハチビッツファナティクス開発の横スクロールジャンプアクション。2010年11月9日に360インディーズゲームで配信が開始された。値段は240マイクロソフトポイント。

 8bit風のグラフィックと音楽、そして作中に含まれるジョークが見所である。尚、アクションゲームツクールでの製作とのこと。

 ゲーム内容の詳細については、特集記事を参照されたし。

笑えるが、長く遊んでいると笑えない

 このゲームを評するのは簡単である。作中に含まれているジョークに重きを置けば、良し。アクションゲームと考えることに重きを置けば、悪し。この一行で事足りるだろう。

 特集記事でも触れたが、ズンビーを天麩羅にしてカラッと揚げて成仏させたり、ゲイツなる登場人物が出てくるといった点は素直に面白い。ドット絵も丁寧に描かれており、好感を持てるだろう。

 ただし、アクションゲームとしては非常に難点が多い。序盤こそオープニングの勢いを持って楽しみながら遊べるが、後半になると悪い点ばかり目立ってくるためプレイするのが辛くなることすらある。デモやムービーといった類は、エンディングまで一切流れないのも辛いか。

アクションゲームとしての欠点

 さて、ではこの作品のアクション的な欠点を挙げていこう。なかなか数が多いので、これが弱るのである。

 まずは、操作性が若干悪いということ。概ね問題ないのだが、ボタンを押してもジャンプしない、あるいは攻撃が出ないということが稀に存在する。どうも攻撃とジャンプを同時に押すとどちらかがかき消されたり、もしくは足場が狭い場所で移動しながらジャンプをすると認識されにくい、といったことがあるようだ。

 続いて、敵にハメ殺しされることがあるということ。このゲームは無敵時間がなんだか妙で、ジャンプでキャンセルすることが可能である。それはいいのだが、ジャンプ以外でも無敵時間が強制的に終わることが存在する。それは、連続で敵の攻撃を受けた場合。つまり、ダメージを受けてからもダメージ源に接触している状態になると、そのまま連続で食らい続けて無条件で死んでしまうのである。この2つは、アクションゲームにおいて、些細だが大きな問題といえよう。

 もとより人間というものは、多くの人がその手足を自由に動かせるのである。この自由を奪われてしまうと、本人にとっては大きなストレスとなるだろう。これはビデオゲームにおいても同じで、コントローラーを使ってプレイヤーキャラを思い通りに動かせないと、似たようにストレスを感じてしまうわけだ。

 コントローラーを操作し、画面のキャラクターがきちんと動く。単純な話だが、ことゲームに関してこれはあまりにも難しい。そして、この作品では、ジャンプしたのに認識されなかった、操作しても何も出来ずに殺されてしまった、ということが起こるのである。常に起こることではないが、アクションゲームにおいては、このような些細なことで気分が悪くなってしまうことがある。このことは、いくらかゲームを遊んだことのあるプレイヤーであればご存知であろう。

 更にこれだけではなく、大きな問題が存在している。それは、メインとも言える「TEMPURAフィーバー」の意味があまりないということ。確かにこのシステム、残機(兼お金)がたくさん稼げるということで面白く見えるのだが、うまく作用しているかというと疑わしいのだ。

 何よりの問題は、コンボは続けてもメリットが少ないということだ。序盤の雑魚はいくらやっても1ずつしか入らないし、後半に出る強めの雑魚は一匹だけでもそれなりに入るのである。そして、感染源である敵は、フィーバー状態でなくともポイントが入る(しかも、こいつのほうがポイントが多い)。要するに、コンボなどあってないが如し。稼ぎたい時にちょろっとだけやればいいのだ。続けるのはむやみに難易度を上げるだけである。

 この点に関しては、残念極まりない。ウリである要素が機能不全を起こしているわけで、勿体無いというべきだろう。TEMPURAフィーバーを押しているというにも関わらず、別にそんなことはしなくていい、むしろ没個性的なアクションゲームと化すわけだ。

 そして、悪い点を書くのもいい加減にしたいのだが、これ以上の悪性腫瘍が存在している。それは、ステージ構成がまっったくもって面白くないということ。特に後半は、強引に引き伸ばしたようなステージばかりである。

 この作品では、感染源である敵をすべて倒せばステージクリアとなる。序盤は感染源が3匹程度で、回復アイテムが豊富。中盤になるとステージが長くなり、感染源は6匹程度に増え、回復アイテムがやや減る。終盤は更にステージが長くなり、感染源が更に増え、回復アイテムがほぼなく……、といった作りになる。これはもう、ダルいとしか言いようがないだろう。

 フルマラソンで例えるのであれば、これはコースの距離をとにかく伸ばし続けるようなものである。確かにそうすれば難易度は上がるし、ついでに途中の給水所を無くせば、完走は更に難しくなるだろう。しかしこのコース、フルマラソンとしてはアリだろうか? 答えは聞くまでもないだろう。確かに難易度を上げる手段としてはありうるが、いくらなんでもこれはやり過ぎである。敵の種類は割と多いゲームというのに、後半はとにかく長くて面倒くさいという感想しか出なかった。そのくらい退屈な構成である。

 ただし、すべてがこういったステージというわけではなく、1箇所だけはいくらか趣向を凝らしているのが感じられた。肉片が落ちてくる階段を上るステージは、いくらか風変わりで面白く感じられ、記憶に留まった。換言すれば、他のステージはどれも似たような悪い印象を持ってしまったということなのだが。

 これだけ色々とアクション面の不満も書いたが、やはり良い点も存在しているのである。店のアイテムを買う・買わないで初心者から上級者まで難易度を選べる点や、ボスにしっかりとパターンが用意されている部分などは、アクションゲームの醍醐味を味わえる要素であろう。しかし、肝心のそれを駆使するステージ自体が面白くなければ、宝の持ち腐れというわけであって……。なんとも困ったものである。

 また、いくつかのバグにも遭遇した。画面外でグレネードランチャーを撃つと弾が出なくなったり、キャラクター切り替え時のジャンプで穴に落ちると死ななかったりするものがそれだ。これ自体は些細なことであるが、単調なステージ構成とも合わさって、泣きっ面に蜂というか、弱り目に祟り目といった感じで、遊ぶ気力が恐ろしく削られた。

この作品をどう捕らえるか

 難点ばかり多く挙げることになってしまったが、それでもやはり魅力はあるのだ。前述のように、笑える部分がそれに当たるだろう。

 しかしこの作品、それならばアクションゲームとしての要素はいらなかったのではないだろうか。もしくは、おまけ程度にアクションで遊ばせておくか、あるいはボリュームが少なくなろうとも、厳選した数ステージだけを遊ばせるべきであった。これならばアクションの不満もあまり気にせず、おかしな部分で笑って、はい、お仕舞い、となったはずだ。

 だが、おそらくはプレイヤーに骨太なアクションを遊ばせたいという意図があったのであろう。多くのステージ、ボス、ショップシステムやTEMPURAフィーバーなんてものを用意した理由は、アクションゲームを楽しんでもらいたいという思惑があったからとしか考えられない。

 もう一度書くが、作中に含まれているジョークに重きを置けば、良し。アクションゲームと考えることに重きを置けば、悪し。『The TEMPURA of the Dead』はそういう作品だ。ただ、用意されたシステムを見るとやはりアクションゲームと考えるべきで、そうなると、見るべき箇所はあるのだが、残念な出来であると評するべきではないだろうか。
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The TEMPURA of the Dead 特集

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The TEMPURA of the Dead

 今回の360インディーズゲーム特集記事は、ハチビッツファナティクス開発の『The TEMPURA of the Dead』。8bit風のグラフィックと音楽が特徴の横スクロールジャンプアクションである。配信日は2010年11月9日。値段は240マイクロソフトポイント。ちなみに、アクションゲームツクールでの製作とのこと。

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タイトル画面
 タイトルから既にどういう内容かある程度目星がつくであろう。そして、「TEMPURA」という文字が入っていて不思議に思うだろうが、その部分もこのゲームのユニークさの表れである。

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ズンビーだいはっせい
 舞台は201X年の合衆国。地下からズンビーなる屍が這い出てきて、人々を襲い始めたのである。というわけで、予想通りまさしくゾンビの登場。そして、連中を迎え撃つ人物も同じくして現れる。

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大統領とSAMURAIのコンビ
 大量のズンビー達に立ち向かうのは、合衆国大統領であるトンプソンと、侍であるスギモト。二人の能力を駆使して、この国に平和を取り戻すのがゲームの目的というわけだ。

ゲームルール

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オーソドックスな横スクロールアクション
 このゲームはオーソドックスな横スクロールアクションである。トンプソンとスギモトはステージ中に交代することが可能なので、それぞれの能力をうまく駆使していこう。トンプソンは銃撃での遠距離攻撃が得意だが、スギモトはカタナでの近接攻撃を得意である。

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ズンビーをカラッと揚げろ!
 ズンビーは普通に倒すことも可能なのだが、飛んだ頭を10回切り刻むことによって(なぜか)天麩羅にすることが可能。こうなるとTEMPURAフィーバーとなり、以降はズンビーの頭を一度切るだけでLEFT(これは残機であり、店で使える通貨ともなるもの)が1もらえる。これを有効に使えると、プレイがぐっと楽になるだろう。ただし、一度でも頭を地面に落としてしまうとフィーバーが終了となる。

 こういった風な、何故かズンビーを天麩羅にして片付けていくという冗談を盛り込んでいる点も今作の特徴である。スクリーンショットは見ての通りノスタルジアを喚起するような8bit風で、オープニングで出てくる大統領の補佐官は鼻のでかい「ゲイツ」という人物であったり、作中に使われているBGMがどこかで聴いたことがあるような雰囲気を持っているのだ。それぞれに触るたびニヤリと出来るだろう。

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病原体を倒せ!
 さて、そんな風にズンビー揚げを大量に作っていくと、途中で病原体をバラ撒いている敵を発見できるのだが、これらを規定数倒すことでステージクリアとなる。ちなみに、病原体を倒すと無条件でLEFTを入手できる。

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出来れば助けてあげよう
 また、道中には逃げ遅れた人がいるので、攻撃せずに触れることで助けてあげたい。助けることができればLEFTを貰える。このように、基本的にはかなり残機が稼ぎやすいゲームとなっている。そのためか難易度は高めに設定されており、何度もやられまくって幾度も挑戦するようなゲームプレイになっている。

マップや店のシステム

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マップ
 ステージはすべてで24存在し、クリアまではおおよそ4~6時間程度かかると思われる。ボリューム的には豊富なほうと言っていいだろう。

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ZOM's SHOP
 道中にはショップが存在し、武器やライフなどのパワーアップアイテムを購入することが可能。どうしても難しくてクリアできないという場合、アイテムを買い揃えてから先へ進むといいだろう。逆に、腕に自信のあるプレイヤーであれば、あえて立ち寄らないということもアリか。

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ボスステージもしっかりと存在
 特定のステージでは強烈なボスがお出迎えしてくれる。なかなか手ごわいが、パターンを見極めればノーダメージで倒すことも可能だ。また、ボスを天麩羅にすると大量のLEFTを獲得することが可能。

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雑魚も手ごわいぞ
 敵の種類も割と豊富で、後半ステージになれば登場するズンビーも様変わりする。飛び掛ってくるカエルのようなズンビーや、ゴーストのようなズンビー(なのか?)など多種多様。何であろうと全員をTEMPURAにしてやろう。

○ 参考記事「The TEMPURA of the Dead レビュー」
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-946.html


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The TEMPURA of the DEAD 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:JPN 8bits fanatics ジャンル:アクション & アドベンチャー 2010/11/09

 ハチビッツファナティクス製作の、8bit風横スクロールジャンプアクション。
 銃器を扱う大統領と、カタナを扱う侍をうまく使い分け、ズンビーを天麩羅にしていくというユニークな作品。
 カラッと揚げながら全24ステージのクリアを目指そう。
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Fallout: New Vegas 03 宙から差し伸べられた手

目指すはニプトン

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放射能が体に染み入る
 プリムで保安官を見繕うというズボラな仕事を済ませ、続いてはニプトンを目指すこととなった。

 しかしこのゲーム、目的を遂行するばかりが楽しみではない。旅の途中に寄り道をするのも一興……なのだが、プリムの近くは放射能汚染がひどいのなんの。このゲームは薬で簡単に放射能除去ができるものの、あんまり喜んで突っ込みたい場所でないことは確か。というわけでスルーして、素直にニプトンへの道を急ぐことにした。

 しかしこの世界、昔のアメリカの放射能に対する感覚、つまり安全で無限の可能性があるエネルギー観が、そのまま進行しているのである。だから飲み物にも入れてしまうし、車のエネルギーもそうであるし、何より核戦争なんかが起こってしまったわけだ。実際、RADアウェイなるアイテムや医師の治療でアッサリ治ってしまうわけで、あながち間違いでもないのだが……。にしても、実に恐ろしい世界である。

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新しい敵を発見
 歩みを進めていると、ジャッカルギャングなる人物に遭遇。今まで出てきたパウダー・ギャングとは違う連中のようだ。

 見つかって戦うことになったものの、こいつらはなかなか強い。数は多くないのでかろうじて勝利は収めたが、それでも頭に重症を食らってしまった。こうなるとまたグッドスプリングスに戻らねばならず……。というか、治してはケガをして、また病院に戻って、といった感じでテンポが非常に悪い。やはり、ハードコアモードが足かせになっているようにしか思えない。

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実は悪い人ではないトーマスさん
 続いて荒野で遭遇したのは、トーマスなる人物。彼はなんだか女と撃ち合っており、ただ事でない雰囲気。事情を聞いてみると、「一緒に旅をしていた女がいきなり攻撃してきたんだ」とか言い出した。どうも、今までは仲良くイチャつきつつ同行していたのだが、いきなり「青い星のついたキャップで作ったネックレスをよこせ」と言われたようだ。

 本当なら信じてやりたいところだが、こいつがいいヤツか悪いヤツかはわからない。前回の、娘を探してくれ野郎みたいな人物でもおかしくないわけである。とりあえず、そのキャップをよこせよ、と言ってみたら敵対視され、いきなり撃たれてしまった。こうなると殺すしかあるまい。

 トーマスの死体を漁ってみると、「サンセット・サルサバリラ・スターキャップ」とやらを7つもっていた。なんだか知らないが、これを奪い合っていたようだ。そして、彼の日誌を見てみると、「キャップは集まったし女が仲間になった。運が向いてきた証拠だ!」と無邪気に書いてあった。……どうも悪い人ではなかったらしい。し、知らねーっと。

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ニプトンに到着
 誤解されたまま死んでしまうのもモハビ・ウェイストランドの厳しい掟である、と自分に言い聞かせながら歩き、ニプトンに到着。しかし、どうも様子がおかしい。大木が燃やされているようだし、何より最初に出会った人物がおかしかった。

 その人物とは、オリバー・スワニック。格好からするとパウダー・ギャングのようなのだが、明らかに言動がイカれているのだ。言うことは「空気がうまい!」とか「気分は最高だ!」なんていう妙なことばかり。ニプトンはどうなっているんだ? と問うと、「言うな! あそこは…ニプトンは! とにかく忘れろ」だとか。どうも精神的ショックがあって、それを無理やり誤魔化そうとしているらしいが……。結局、彼はそのまま走りだしてどこかへ消えてしまった。

収穫なしのニプトンでお使いを頼まれる

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レトロな処刑方法
 さて、街中を探索……しようとすると、いきなり張り付けにされたパウダー・ギャングを発見。確かにこれはとにかく忘れたほうがいいのかもしれない。

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ロクでもない集団のリージョンさん
 すると、犬の毛皮をかぶった男に声をかけられる。連中はリージョンという集団らしく、この町の惨劇を行ったようである。こいつらがNCR(新カリフォルニア共和国)と対立している、奴隷も虐殺もやり放題の悪徳集団のようだ。

 僕もこのまま張り付けにされるのかと思いきや、この人はなんだか知らないが親切にしてくれた。それどころか、会えたことを歓迎している節もある。いったい何が何やら。とりあえず、モハビ前哨基地なる場所に行って、NCRに脅しを伝言してこいと命令された。逆らってもいいのだろうが、いかんせん敵の数が多いため、これは大人しく従ったほうがいいだろう。ちなみに、この町にはもうチェックスーツの男はいないとのこと。続いての手がかりはノバックという町にあるらしい。

 で、この死体だらけの町を探索してたら、なんと地雷を踏んでしまった。これでまた足を怪我して、グッドスプリングスの医者の下へ逆戻り……。しつこいようだがこのハードコアモード、手間がかかってイライラすることばかりでロクなことがない。やめたほうがいいのだが、突然面白くなる可能性も無きにしも非ず。奥歯にものすごい力が入ってしまうわけだが、とりあえず、ベガスに到着するまでは様子を見ておこう。

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この像がやたらと目立つ
 ナイトストーカーなる犬に食われて死んだりしながら、銅像のあるNCRのモハビ前哨基地に到着。近くにいたキルボーン軍曹なる人物に伝言を伝えたが、特に何かをしてくれるようではない。まァ何にせよ、お使いはこれで終了である。

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の、飲んでみたい!
 せっかくNCRの前哨基地に到着したので、色々と覗き見。酒場では、ヌカコーラ・クオーツを発見。なんだか光り輝いており、実にうまそう。ただし、これは売り物ではないようなので、盗まなければ手に入れられない様子。仕方ないが、諦めよう。そして、ここで売り物の10mmサブマシンガンを購入。頼れる相棒になりそうだ。

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続いてお仕事をこなす
 続いて、いくつかの仕事をこなす。レンジャー・ゴーストは、ニプトンの生き残りを調べてこい、という仕事を依頼してきたが、既に見てきた身である。リージョンが攻撃を仕掛けたことを知らせると、大層驚いていた。では、あの町に友達でもいるのかと思いきや、彼女はあそこをゴミ溜めと一蹴。ただ、NCRとしての正義感、あるいはリージョンとの対立心が、こうして彼女を怒らせるらしい。あとは、アリ退治などの仕事もこなす。

 まだいくらか仕事はあるようだが、ひとまずこのくらいにしてノバックへ向かうことにしよう。

グールの“偉大なる旅”

 次の手がかりであるノバックに向かおうとしたところ、ハイパーガンスリンガーなる敵にグレネードでボッコボコに爆散させられてしまった。しかし、ここ以外の道はなく、再戦する他なく……と嫌々もう一度戦ったところ、今度はグレネード野郎がいなくて圧勝できた。なんだかどういう難易度設定になっているが不思議である。

 続いて、寄り道した誰もいない農場で「チョッパー」なるユニーク近接武器を入手。ユニーク武器は世界にひとつしかなく、しかも同種の武器よりかなり強い性能を誇る。これを集めるのも旅の楽しみだ。

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なんともわかりやすい町、ノバック
 さて、そんなこんなでノバックに到着。でかい恐竜が目印すぎて、実にわかりやすい。

 しばらく情報収集をしていると、モーテルの女主人が「恐竜の口にいるスナイパーが何か知っている」と話してくれた。ちなみにあの恐竜、内部がギフトショップになってるんだとか。行ってみると、ティラノサウルスのフィギュアが売っているお店が確かにあった。フィギュアは1キャップだったのでひとつ買ってやることにしたが、在庫が1000もあって思わず爆笑。こんな商売をしていてよく食えるものだ。

 とはいえ、銃や雑貨もしっかりと揃っている。今回は恐竜の他、ライフルのスコープを購入。今回は武器MODシステムとやらがあり、銃にスコープやグリップなどを装着することができるようだ。これでスナイプがかなり楽になった。

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恐竜の口に住む男
 恐竜の内部を登り、情報を持っているというマニー・バルガスに遭遇。事情を話すと、情報の取引をしようと持ちかけられた。勿論OKをするしかない。

 その依頼内容であるが、これがなかなか骨が折れそうな話なのである。ノバックの大切な資金源である旧ロケット工場から、なぜかグールが沸いてきている。これをどうにかしないとノバックは立ち行かなくなるため、そこを調査してきてほしいとのこと。つまるところ、グールをなんとか処理してこいという無茶な話なのだろう。ただし、情報のためにこれを断るわけにもいかないのだ。

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グールさんと初遭遇
 ロケット工場に向かうと、そこには言われた通りフェラル・グールの姿が。連中は放射能を浴びて変質してしまった元人間なのだが、理性を失ってしまっているのだ。こうなると害以外の何物でもないわけで、スコープ付きライフルで死んでもらうことに。

 辺りを調べてみると、確かに理性を失ったフェラル・グールが多い。しかし、はじめから死んでいるローブを着たグールもいるのだ。どうもこいつら、裸のフェラルグールとは違い、服を着る程度の知性はあるようなのだが……。

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謎の人物から声をかけられる
 グールを退けつつ屋内に入ると、いきなりインターコムから「金属の階段から三階に逃げろ」と指示が飛んでくる。罠の可能性も考えたものの、どうも言うことを素直に聞いたほうがいいことは間違いなさそうなのだ。

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死体でよかった
 なぜなら、その足元にはナイトキンなるバケモノの死体があったからである。筋骨隆々なだけでなく、どう見ても凶暴そうで、今の僕では太刀打ちできなさそう。やはり、三階に逃げたほうがいいだろう。

 金属の階段を探しながら探索していると、違う場所のインターコムからまた声をかけられた。「どうしたスムーズスキン、迷ったか?」と言われたのだが、この言い回しが気になった。「スムーズスキン」という物言いは、グールの使う単語なのである。彼らは放射能のせいで新陳代謝がおかしくなり、故に長命、しかし肌がボロボロなのである。だからこそ、普通の肌のことをスムーズスキンと呼ぶ。ということは、声の主はグールなわけだ。ちと不安になるが、こいつは話が出来る程度に理性はあるグールなので、まァ大丈夫なのだろう……。

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意外な展開になった
 しかし、三階にたどり着いて出会ったのはなんと人間であった。……と思ったら、こっちのことをスムーズスキン呼ばわり。一体どういうことかよくわからないのだが、とにかくジェイソンに会えと言われたので言うことを聞く。この場所には、ローブを着た話せるグールがたくさんいた。知性のあるグールが隠れ住んでいるのがこの三階の隠れ家、ということらしい。

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前作では光ったグールをよくみたものだ
 そしてジェイソンなる人物に遭遇。ヤツは放射能の影響で光っているグールであった。話を聞いてみると、「偉大なる旅」が云々とか訳のわからないことを言っている。ヒューマンから逃げてきて、ここでなんだか良くわからない宗教をしているらしい。そして、ハゲたオッサンは自分をグールだと思い込んでいるとのことも教えてもらった。

 ジェイソンに、なぜ表にグールたちが出てしまうのかと問うと、デーモンズとかいう連中に脅されて地下を追い出されてしまったからだそうだ。つまり、今まではおとなしく地下にいたものの、仕方なく出てきてしまったというわけ。

 でまァ、なんだか僕を「神からの使い」とか言い出して、地下にいるデーモンズ、つまり先ほど見た筋骨隆々の死体であるナイトキンを殺せと命令してきた。あのハゲたグール勘違い男も神からの使いらしいが、なんとも都合のいい考え方である。しかし情報を得るためにはグールをなんとかしなければならないわけで……。こいつらを全員殺すのはもっと骨が折れそうなので、しぶしぶ従うことに。

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グールの戦士らしい
 地下に向かうと、ハーランドというグールに遭遇。ジェイソンの協力相手らしく、ここでナイトキンを殺しながら見失った友達を探しているんだとか。その友人は生きているかどうかわからないものの、とりあえず死体でもいいから見つけたいらしい。

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ちょっと頭のおかしいナイトキン
 ではその友人を探そう、としたものの、今度はデービソンというナイトキンに遭遇。一瞬身構えたが、どうもこいつは理性があり話せるやつらしい。しかし、どうもイカれているようなのだ。

 デービソンはしきりにアントラーとかいうやつに話しかけているが、近くには誰もいない。何事かと思い辺りを見回してみると、どうも話しかけているのはバラモン(双頭の牛)のガイコツに対してのようだ。つまり、完全にイッているヤツ……と思いきや、事情を聞いてみるとそうでもないらしい。アントラーの前に誰かリーダーがいたらしいが、それを失ってナイトキンたちは正気を失ってしまったとのこと。要するに、彼は骸骨に話しかけるという狂気の行動をとって、正気を保っているようだ。ナンダカフクザツ。

 どうにか出て行ってくれないかと頼み込んでみると、この工場に隠されている大量のステルスボーイを見つけたらここから出ていってくれるとか。しかし、ロケット工場に、工学迷彩で姿を隠せるステルスボーイなんていうアイテムがあるのだろうか?

 そんなわけでグールの友人を探しつつ、ステルスボーイを探さねばならなくなった。しかし、あたりにはナイトキンがウジャウジャいるわけで……。こいつら、なんだか知らないが、ほとんどがステルスボーイの故障で常に姿が見えなくなっているらしい。しかも、見ての通り(見えないのだが)腕力もあるし、体力も高い。そんなわけで正面から戦いを挑んでも、まず勝てないのだ。

 何度もボロボロに殺されたので、ここは作戦変更。こちらもステルスボーイを使って姿を隠し、探索だけサクッと済ませることにした。途中何度か見つかったものの、一対一なら勝てなくもない。こうしてチマチマとナイトキンを処理しつつ、かろうじてハーランドの友人であったグールの死体を発見。戻って彼にこれを報告すると、その場から立ち去ってくれた。その後、ハーランドがいた場所を更に探索したところ、ターミナルで「ステルスボーイが誤配送されたので、返送した」と言う情報を入手。

 これを喋るナイトキンに見せたところ、一瞬疑われたもののアントラーが信じてくれた。ようやくこれにて一件落着となり、ナイトキンは文字通り姿を消し、三階にいたグールたちは地下へと戻っていった。これで次なる情報を入手できるわけだが、それにしてもなぜグールはこの工場にいたのだろうか?

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2281年 宇宙の旅
 ジェイソンに話を聞いてみると、なんでもロケットで「偉大なる旅」をするんだとか。……一瞬訳がわからなかったのだが、要するに地上にはグールの居場所がないから、神の導きによって選ばれた宇宙に行こう、ということなのだろう。

 そして、人間なのにグールと勘違いしている、ハゲで優秀な科学者のクリスをここに残るよう説得してくれと言われた。今まで騙しつつロケット修理の指示を出させていたが、さすがに良心が痛むらしい。まァそのくらいならやってあげてもいいだろう。

 そう考えてクリスを説得しようとしたのだが、どうもこいつは話を聞いてくれない。というか、僕のSpeechスキルが足りなくて説得ができなかった。それどころか、ロケットを飛ばすのに必要な材料をもってこいと言う有様。おいおい……。

 ちなみにこのハゲのクリス、どうして自分がグールと勘違いしたのかを話してくれた。今までVault34にいたのだが、そこで放射能を浴びてしまったらしい。で、醜くハゲたから、自分がグールと化したと思い込んだとかなんとか。いやまァ、なんていうかその……。放射能でやられたのは頭皮でなく、脳みそのほうだったようだ。ハゲてもハゲられるなという話である。

 説得できない以上言うことに従うしかないわけで、ロケットに必要なアイテムを探すことに。老婦人ギブソンを尋ね、500キャップとふっかけられた材料を、レディキラーのPerkを駆使してタダで回収。続いて、RADスーツを着て放射能を浴びまくったバカな男から着火材を入手。無論、彼は死体になっており、持っていた日誌には「スーツさえあれば放射能浴びたい放題! だから廃棄物質を頭からジャブジャブ浴びまくるぜ!」と書いてあった。アホだ。

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さらばグールたちよ
 揃った材料をクリスに手渡すと、いよいよロケットの発射が始まる。この際、光ったグールであるジェイソンが演説をしたのだが、そこで正式にクリスとの別れを告げた。彼はグールではないから、どうしても連れて行けない、と。これを聞いたクリスは正気に戻ったらしく、「利用された! もう死にたい!」などと言っていたが、さすがに早計すぎる。説得して、ノバックに戻ってもらうことにした。

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偉大なる旅の終着点は、どこなのだろう
 あとは、発射ボタンを押して彼らの行く末を見守るだけ。壮大な音楽の元、ロケットはなんとか飛んでいった。確かに空は飛べるようだが、戦前の旧式ロケットである。本当にあれで大丈夫なのか不安だ……。

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モーテルで思いを馳せる
 ノバックに戻り、約束どおり、スナイパーの依頼主に話を聞かせてもらう。チェックスーツの男はボルダーシティに行ったそうだ。

 これで仕事もひと段落。モーテルを借りて、休むことにした。それにしてもあのロケット、一体どうなったのか気になる。すると、ニューベガスラジオから、謎の飛行物体が飛んでいたというニュースが流れてきた。おそらくロケットのことだろう。彼らがどうなったかはわからないものの、あの雄姿を人々は確実に見たらしい。もっとも、Mr.ニューベガスや人々は半信半疑のようだったが……。

○ 「Fallout: New Vegas 04 ベガスに行く前のおめかし」へ続く
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Fallout: New Vegas 02 保安官を再プログラミング

スローンでヌカ・コーラとの再会

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さらばグッドスプリングス
 グッドスプリングスの問題を解決し、いよいよ本格的に旅立つこととなった。パウダー・ギャングから奪った戦利品の帽子と武器を構え、ドックからもらったPip-Boy3000でラジオを聴きながら次の町へと移動する。

 このゲーム、荒廃した世界だけあって、辺りの風景はかなり寂しいものがある。大地は干からびており、木は小さなものがぽつぽつと生えているだけ。建造物も、戦前の遺物や擦れた看板ばかり……。そんなわけでかなり寂しい見た目になっているわけだが、それを紛らわせるためのラジオということなのだろう。

 番組は複数あるようだが、まずは「ニューベガス・ラジオ」なる番組を選択。そこでは、Mr.ニューベガスなる人物が、ニュースと音楽を流していた。そういえば、前作であるFo3では、ものすごいハイテンションなスリードッグなる人物が同じようなことをしていた。しかし、今回のラジオパーソナリティはどこか落ち着いてキザな雰囲気を醸し出しており、しかも、前作の悪の親玉と声がそっくりでなんだか胡散臭い。おまけにカジノが番組のスポンサーとなっているわけで、プロパガンダとしての役割もしているのだろうなァ。

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憧れのベガス?
 そんな風にぼやきながら歩みを進めていると、遠くに光る何かを発見。あれがニューベガスだろうか。遠くでもハッキリ見えるほどに、まぶしすぎる。

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スローンに到着
 目的地であるスローンには割と早い段階で到着。しかし、そこにいるのはスナフルズなるでっかいネズミだけ。しかもこいつ、足を怪我している。うーん、まさかハダカデバネズミの町があるとは。

 というわけではなく、こいつは単なるペットの様子。近くにある屋内を探索してみると、採石場の作業員がいた。到着したのが夜中だったから、もう寝るところだったらしい。

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炭酸と放射能が刺激的
 更に、ヌカ・コーラを発見。これはFalloutシリーズと代表する炭酸飲料である。名前の通り、たっぷりの砂糖と素敵な香料、刺激的な炭酸とヌカ(つまりnuclear)が入っているというわけだ。炭酸の喉ごしとガイガーカウンターのチキチキッという音がたまらず、戦前ではかなりのシェアを誇っていたとのこと。

 なんとも苦笑いが出そうなブラックジョークだが、実際に大人気なのだから仕方あるまい。しかも、この飲み物のキャップが貨幣として流通しているのだ。不思議な話だが、とにかくそういう設定なのである。このコーラは誰のものでもないようなので、拝借して、喉を潤しつつキャップをいただくことにしよう。

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チョンプさん
 辺りを見回すと、チョンプス・ルイスなる見張りを発見。彼はこの北にある採石場に人が向かわないようにしているらしい。何やら、そこにはデスクローがいて危険だとか。デスクローは地上最強の野生生物であって、とてもじゃないが今の状況では太刀打ちなど不可能。ここから北上してベガスを目指すのは諦めたほうがいいそうだ。

 ちなみに、ここは採石場労働者のキャンプらしく、セメントを作ってフーバーダムに送っているんだとか。そして、その代金をNCRの紙幣で払おうとして問題になっているとかなんとか。旅人のこっちとしては知ったこっちゃないが、何にせよ大変そうだ。とりあえず、ここで空きベッドを借りて、朝まで寝かせてもらうことにした。

プリムまでの道のり

 起きてからは缶の肉詰めとヌカコーラの朝食を取り、プリムという町へ向かうことに。グッドスプリングスで聞いた話によると、チェックスーツの男はこちらへ向かったらしいのだ。

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悪漢に噛まれて死亡
 まずは南にあるNCRCFを経由して、プリムへと向かうのが得策である。そう考えながら歩いていると、なんだかパウダー・ギャングがやたらといっぱいおり、襲われてアッサリ死亡。なんとも情けない話だが、多数相手はまだつらい。

 今度は連中との戦闘を回避し、なんとかNCRCFに到着。しかしここ、ニューベガスラジオでは「受刑者が占拠しているから近寄るな」とか言ったいたような、いないような。と思ったら、やはりパウダーギャングがいっぱいいた。どうもここから漏れ出しているらしい。

 勝ち目がないので戦闘を避けよう……としたものの、地雷にひっかかって足を怪我してしまう。こうなると移動速度が落ちてしまうので、なんとしても治療せねばならない。ハードコアモードでは、「ドクターバッグ」なるアイテムでなければ回復できないのだが、今回はなんとか所持していたので問題なし。さて、さっさとここを抜けてプリムに……というところでドカーン! またもや地雷で足を怪我するのだから、なんというかもう。

 ドクターバッグはもうないので、医者に見てもらねばならない。というわけで、仕方なくグッドスプリングスへ逆戻り。ファストトラベルで一度行った場所へは瞬間移動できるのでいいのだが、ドックに「もう戻ってきたのか」と嫌味を言われてしまった。はぁ。

 今度は回復してから連中を倒しにいこうとしたが、これまた返り討ち。どうも手を出すのは早すぎるらしい。ただ、何人か倒したおかげでダイナマイトが手に入った。これを売れば資金が楽になるということで、またもやグッドスプリングスに戻って回復アイテムを揃える。

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仕方なく助けてやる
 さて、いい加減プリムへ向かいたいのだが……、といったところで、助けてくれというバートン・ソーンが登場。娘が山の上でゲッコーに絡まれてるとかなんとか。こんなことをしている場合ではないのだが、何か貰えるかもしれないと考え、助けてやることに。

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誰だよジョニーって
 ゲッコー処理は至極簡単だったのだが、なぜか山の上に娘はおらず、代わりに死んでるジョニーを発見。一体なのか訳がわからないのだが、とりあえずこいつの着ていた服と10mmピストルをいただく。今使っているものよりは役立ちそうだ。

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命の恩人に再会
 報告しようと考えながら下山すると、なぜかヴィクターが「気をつけろ」と声をかけてくる。いや、ちょっと待て。忠告はありがたいが、どうして町にいたお前がここにいるのか。話を聞くに、どうも後をつけてきているらしい。やはり、コイツは単なる親切心で僕の命を助けたというわけではないようだ。

 とりあえずヴィクターを追い返し、バートンにゲッコーを処理した旨を伝えようとする。残念ながら娘はいなかったよと言おうとしたら、こいつ、いきなり銃を向けてきたんだからたまらない。要はゲッコーが邪魔で、それを誰かに処理させようとしたわけだ。なんとも小賢しい。

 しかし、この小悪党、いまひとつ頭が足りないのである。自分がゲッコーを倒せないというのに、そのゲッコーを倒した人物に勝てると思っていたのだ。というわけで、10mmピストルで頭を打ち抜いてやり返り討ちに。ついでにヤツの荷物と寝床を奪ってやることにした。

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あら危険な町
 そこで一晩休んでから、いよいよプリムへと到着。しかし、なんだか様子がおかしい。町人はおらず、それどころか脱獄囚がいきなり銃を撃ってくる有様。何事かと思いきや、NCR兵によると、NCRCFにいた受刑者たちがここで暴れまわってしまっているらしい。しかも、派閥が2つに分かれているからより大変だとか。NCRの手落ちで周囲の町がエラいことになっているようだ。

保安官を探さず手近で済ます

 辺りはギャングだらけなのだが、何にせよ中に入らなきゃいかんわけである。とにかくスニーキングで慎重に敵を倒しつつ進んでいく。だが、やはり見つかってしまい、今度は頭に銃弾を受けてしまう。こうなると、今度は画面が乱れる悪影響が出てくるわけだ。またグッドスプリングスに戻らねばならないわけで……。いやはや、このハードコアモード、面倒でしかない。何度グッドスプリングスに戻ればいいのか。

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ようやくカジノに到着
 雑魚を退け、ようやくカジノに到着。人々はこの中に避難しているようだ。

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面倒ごとを頼まれる
 中に入ると、ジョンソン・ナッシュなる人物が話しかけてくる。説明によれば、町から保安官がいなくなった為こんな有様になってしまったようだ。そして、その捕まっているビーグルなる保安官代理を助けてくれとのことである。

 しかしそんなお人よしの仕事をしている場合か? とも考えたのだが、その保安官代理のビーグルという男がチェックシャツの男について知っているらしい。結局は、彼(延いては町)を救わねば情報をやらないということなのだろう。

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あら危険なホテル
 早速、保安官代理が捕らえられているというバイソン・スティーブホテルへ向かう。中は予想通り、受刑者の巣窟であった。これは骨が折れそうだと思ったが、なんと数匹倒したところで保安官代理を発見してしまった。

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あらアッサリ
 とりあえず彼を解放し、ついでにきれいな水などを強奪することに。悪者の所持品だから奪っても問題なかろう……と調子に乗って盗んでいると、どうも荷物がかさばってきた。ハードコアモードは重量制限も厳しいので、すぐに重くなって走れなくなってしまうようだ。早いところ、アイテムを置いておける家が欲しいものだ。

 さて、これで保安官代理を助けられたものの、しかし彼は「また捕まったらどうすりゃいい?」と相当のへっぴり腰。どうも、本当の保安官が別の場所で受刑者に捕まってしまったせいで、無理やり代理へと昇格させられたのがこのビーグルらしい。で、「保安官の資質ってなんだ?」と挑発するようなことを聞いたら、「君みたいな勇敢な人もいいいし、NCRの誰かか、NCRCFで捕まっている本当の保安官に助けてもらえばいい」とか言いだす始末。自分が保安官になろうという気が一切なく、本当にどうしようもねえ野郎である。

 こうなると、NCRFCにいる保安官を探すのが現実的かと思ったのだが、しかしあそこの敵は多すぎて勝てる気がしない。どうしたものか、と悩んでいると、プリム・スリムというカウボーイ型案内ロボットがいたので、これを弄って保安官にしてみようということとなった。

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役に立つのか不安だ
 カウボーイ型のせいか、こいつはロボットのくせに陽気すぎるマヌケである。本当に役立つか疑わしいのだが、まァ保安官代理よりマシだろうと判断し、Scienceの力を使って再プログラム。すると、これで「保安官を見つけるという」クエストがクリアになってしまい、大笑い。しかも、保安官が見つかったおかげで街に秩序が取り戻されてしまい、おまけに、監獄に入っている人を助けなくてもよくなってしまったのだからなんというか、それでいいのか!? 普通のRPGならば、死闘を繰り広げて保安官を助けるというのに。

 とはいえ、この無茶苦茶さもFalloutの魅力である。問題を解決すればなんでもいいのだ。町の未来はどうなるのか、といった感じではあるが……。

 これでようやく、チェックスーツの男についての情報を得られることとなった。ヤツはニプトンなる町のほうへ行ったらしいので、今度はそこへ行ってみよう。

○ 「Fallout: New Vegas 03 宙から差し伸べられた手」へ続く
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Fallout: New Vegas 01 モハビ・ウェイストランドへようこそ

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『Fallout: New Vegas』を購入

 2010年11月4日に、ゼニマックス・アジアから発売された『Fallout: New Vegas』(以下、Fo:NV)を購入した。前作である『Fallout 3』(以下、Fo3)という作品が非常に楽しめた為、ほぼ同じような内容の今作にも手を出してみたというわけだ。

 しかしまァ、不安もあって。この作品も『デッドライジング 2』と同じく、前作と開発会社が違うとのことである。「Fo3」を手がけたBethesda Softworksから、Obsidian Entertainmentになったというわけで、多かれ少なかれ不安が募る。新作としてキッチリ進化して欲しいということは言わないから、せめて、余計な場所に手を加えず安定した作品になっていて欲しいところ。

 さておき、このゲームの内容だが、一言で言えばオープンワールドのRPGである。中国との核戦争で荒廃してしまったアメリカが舞台に、サバイバルをしながら生き残っていくというもの。世界は放射能の影響で、異形のバケモノだらけ。野生生物は巨大化しているし、人間は心や皮膚がボロボロになっていたりする。とにかく、破滅してしまった未来を旅するというわけだ。

 そして、その世界で見られるブラックジョークが特に面白い。軽犯罪・殺人・派閥争い等、小汚い部分ばかりが丁寧に描かれているので、刺激的ではあろう。無論、自分がその汚い部分に手を染めても良いというわけだ。

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トライバルパックが入っていた
 さて、ゲームを始める前に今回手に入れた初回特典というものを見ていこう。まずは、パッケージ内に入っているダウンロードコードの書かれたカードから。いくつかの種類が存在しており、そのうちのどれかが貰えるらしい。

 中に入っていたのは、「トライバルパック」。マチェットと防具、そして、いくつかの回復剤が入っているとのこと。この程度ならゲームにあまり影響は与えないであろうから、とりあえずダウンロードしておこう。

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なかなか豪華である
 続いて、おまけのコミック本。どうも本編のプロローグ的な内容らしく、ゲーム開始前の流れを描いているとのこと。しかし、固有名詞が出まくるし、ストーリーを饒舌に話してくれるわけではないので、現在ではまだ何が何やらという印象を持った。またあとで読むことにしよう。

再びウェイストランドへ

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タイトル画面
 特典も一通り触ったので、いざプレイ開始といこう。New Gameを選択すると、まずはムービーが流れる。

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ニュー・ベガス
 始めは豪華絢爛という言葉が似合うベガスが映し出され、この世界の魅力が描かれる。しかし、次第にカメラは引いていき、どんどん明かりが少なくなって、砂漠だらけの荒廃した大地が映し出される。このあたりは核の影響が少ないらしいが、それでも文明的とはいえないだろう。

 その後は世界観の説明が入る。このモハビ・ウェイストランドでは、色々な勢力が核の被害から免れた都市やダムを奪い合っているらしい。今最も大きい組織は、新カルフォルニア共和国(NCR)。そして、それに対抗しようとしているのが、リージョンなる奴隷商人の組織だとか。どうもこれが話に深く関わってくる様子。

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いきなり物騒な
 そして、コミックに出てきたチェックスーツの男が登場。「お前は立派に仕事を果たしてくれた」とかなんとか言って、こちらに向けて銃を向けてきた。どういうことか理解できないまま、頭を撃たれ、殺されてしまう。いきなりゲームオーバーだ。

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命の恩人
 ……と思ったら、ハゲたオッサンに助けてもらった。彼の名前はドック・ミッチェル。そして、ここはグッドスプリングスという場所らしい。頭を打ち抜かれた状態で発見されたらしく、それをなんとか蘇生させたとか。まったく、運よく死ななかった上に、運よく名医に見つかった上に、運よくその人が親切だったとは、なんとも幸運すぎるだろう。

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顔を作成する
 彼曰く、強引に手術をしたため、顔が原型をとどめているか不安だそうだ。こうして顔を作成することに。

 この顔面クリエイトだが、いじれる項目がやたらと多い。目・鼻・口・耳などは勿論、額の広さや色なんかも変更できるし、ヒゲも髪型も種類豊富と来ている。そんなわけで、真剣に作ろうとするとえらい時間がかかってしまう。ただ、作りこんでもあまり良い結果にはならない上に、プレイ中はあまり顔を見ることはない為、ここでは適当にやっておこう。性別は男、名前はSSDM、顔は適当にしておいた。

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顔を作成する
 続いて、歩行の練習をしてから活力チェッカー。これは簡単に言えば、ステータスの割り振りである。STRENGTH、PERCEPTION、ENDURANCE、CHARISMA、INTELLIGENCE、AGILITY、LUCKの7種類に、限られた数値を割り振るというわけである。これで様々な種類のキャラを作れるというわけだ。

 今回は頭から5-4-4-4-7-8-8と振り、INTとAGI、そしてLUCKを強化するような型にしてみた。

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連想ゲームの開始
 そして、言われた単語から連想したものを答える心理テストのようなものが開始。なんだか質問の意味がわからないものばかりだが、とにかくこれでスキルが変化してくるらしい。

 しかしこれ、途中で「絵を見てこれが何に見えるか答えろ」と言われたのだが、肝心のイラストが見切れているのだ。どうもバグらしいが、初っ端からこんな挙動を見せ付けられると不安になる。ただでさえ、事前情報ではバグが多いと聞いているというのに。

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SkillとTraitを選択
 見えないものは仕方ないので、適当に選択。でまァ、強化されるスキルが決まったのだが、当然のように腑に落ちないものである。仕方ないので、振りなおして好みにすることに。GunsとRepairとSneakingの3つを強化し、潜みつつ相手を暗殺するタイプにしてみた。

 更に、Traitなるものを2つ選択。これでキャラクターの特徴を決めることができるらしい。色々と見てみたところ、「Wild Wasteland」という面白いものがあった。「奇妙かつバカげた代物を世界に解放する」というなんとも楽しそうなものである。

 これで基本的な設定は終わり、つまりは退院らしい。表まで送ってくれるとのことだが、その前に、コッソリと家の中を探索して荷物を拝借。この家にあるものはドロボウ扱いにはならないようなので、回復剤や銃をいただいておいた。恩を仇で返すようなものだが、まァ、使えるものは何でも利用しなければならない世界なのだ。ここは心を鬼にして……。

 と思いながら玄関に向かったところ、なんと盗んだものとは別に荷物を渡してくれた。しかも、それだけではなく、なんとPip-Boy 3000までくれたのだから驚くのなんの。このPip-Boy、マップが見れたりVATSというシステムが使えたりで、なんとも便利なものである。もともとは核シェルター「Vault」に住む人たちしか使えないものである為、希少価値も非常に高く、前作ではこれを奪われるために殺されてしまう人までいたのに……。

 話を聞いてみると、ドックは元々Vault31という場所にいたらしく、それでこんなものを持っているんだとか。いや、それはいいのだが、なぜ見ず知らずの人にここまで親切にするのか? 確かに、ゲーム展開的にはPip-Boyを手に入れなければ話にならないのだが、わざわざプレゼントされる理屈がないのである。ここまで来ると、いい奴というより何かを企んでいるんでは、と疑いたくなる。あるいは、開発がやっつけで話を作ったか、だ。

 なんだか初端から不安になるのだが、とにかくこれで旅立てるわけだ。こんな爺さんのことは忘れて楽しもう、としたところ、バーにいるサニー・スマイルズに会っていけとのアドバイスをもらった。しかも、「戻ってくればいつでもケガを直してやる」と親切の更なる上乗せ。ここまでされると気持ち悪いなァ。

 そして、家を出る前に最後の設定として、ハードコアモードにするか否かを選択できる。ハードコアモードにすると、回復に時間がかかる上、損傷した手足は特殊なアイテムでないと回復できず、放射能除去も時間がかかるとのこと。更に、銃弾に重量が存在するようになったり、腹が減ったり喉が渇くようにもなるとか。

 当然、ここはFo3にはなかったハードコアで行くわけだが、どうもこのモード、不安である。そもそも戦闘に関連したシステムが面白いゲームではなかったので、こうやって回復が限られたりすると面倒くさくなるだけのように思えるのだ。まァ、ゲーム中ならいつでも設定でオフにできるようなので、嫌になったらやめることにしよう。

グッドスプリングスでのお仕事

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ようやく表に出られる
 もらったVaultスーツを着て、初回特典のマチェットを振り回しながら表に出る。ここグッドスプリングスは、本当に小さな町である。狭い畑があって、家畜が数匹いて、あとは小さなお店が二つだけ。モハビ・ウェイストランドでも田舎に入るほうだろう。

 さて、これからどうしたものか。まず考えられるのは、自分のことを撃ったチェックスーツの男を捜すこと。手元には一枚のメモがあり、そこには指令として「プラチナ製大型ポーカーチップ1枚を、ベガス・ストリップの北門まで運んでくれ」と書いてあった。どうもこの仕事をしている最中に撃たれたようなので、これについて知っている人を探せば恨みを晴らすこともできるだろう。

 あるいは、そんなものを忘れて好き放題暴れまわることもOK。なんならドックたちをぶっ殺してここを自分の町にしてもいい。もしくは、好きなところに旅立ってもいいのだろう。ただ、今現在は大した装備を持っておらず、金もない。ここはドックに言われた通りに、酒場に行っておこう。

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酒場で町人に遭遇
 転がりまくっているタンブルウィードを蹴り飛ばしながら、ネオン輝く酒場へ。そこで出会ったのが、このサニー・スマイルズ。このあたりで害獣駆除をして生計を立てているとのこと。

 話をしてみたところ、これまたドックと同じでやたらと親切なのである。ウェイストランドを生き残る方法だの、このあたりの事情を教えてくれたりだの、荒んだ世界の住人とは思えない有様。チュートリアルとはいえ、どうも荒廃した世界に似合わぬ親切な人々である。

 しかもこのサニー、ライフルをくれて、銃の撃ち方まで教えてくれた。……うーん、いくらなんでも銃をくれてやるだなんて、親切を通り越してマヌケである。そのまま撃ち殺されたらどうするんだか……。ともあれ、その銃で井戸の近くにいるゲッコーを倒してくれれば、金をくれるとのこと。願ってもない話なので、それを手伝うことにした。ところでゲッコーってなんだ?

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初クリーチャー
 サニーと共に井戸近くへ向かうと、なんだか二足歩行をしている気味の悪いカエルに遭遇。この世界は放射能汚染のせいで生態系がかなり狂っているとのことなので、こいつもその被害者なのだろう。

 ここではVATSで応戦。上画像のように、敵の部位を選んで自動的に攻撃してくれるシステムだ。命中率は能力と状況に左右されるものの、自分で照準を合わせなくていいので楽チン。これこそ、このゲームがシューターでなくRPGである理由のひとつであろう。

 最序盤の敵ということで、ゲッコーは非常に弱い。サクっと倒すと、近くに放射能汚染されていない井戸を発見。Fo3の時は実に水質汚染がひどく、まともに飲める水がなかった。それを考えると、これは幸せな話である。(もっとも、このゲームは放射能に汚染されたところでまったく問題ないのだが……。)

 井戸は複数あるので、これいくつかこなせば金をくれるとのことだ。せっかくなので、手伝うことに。また、近くにいたゲッコーに襲われている人を助けたところ、町での評判が変化した。今作はこのように、周囲の人からどう扱われるかが変化するらしい。

 さて、一仕事を追え、駄賃をもらう。これでチュートリアルを終わりにしても良かったのだが、更にアイテム作成について教えてくれるらしい。これについても知っておきたいので指示を仰ぐと、ブロックフラワーとザンダールートを取りに行ってこいと言われた。

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クリーチャーも続々集合
 材料を得るため、墓地へ向かうとカマキリを発見。あまりにもでかく、思わずキメェ! と叫んでしまった。続いてデカ蠍にも遭遇したわけだが、まったくもって放射能の恐ろしさを思い知らされた。

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墓場だったと思われるもの
 その途中、自分が埋められていたと思われる場所を発見。どうも撃たれただけではなく、ご丁寧に埋葬までしてくれたそうだ。ありがたいんだか、あるいは証拠隠滅なのだかわからないが、執拗なまでの仕事だ。しかしこうなると、誰かがわざわざ掘り出して助けてくれたということか。

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ロボットが有能なのは実に未来らしい
 そして、その助け出してくれたのがヴィクターなるロボット。わざわざ墓から掘り出して、ドクターのところまで運んでくれたとは、なんていいやつなんだろうか。こちらもまた、いい奴すぎて疑わしくなる。

 その疑いは見事に的中し、なんと雑貨屋の主人曰く、このヴィクターは、ニューベガスを統治するMr.ハウスのロボットだったらしい。それが、なぜかこのグッドスプリングスにふらりと現れたというのだ。どうもきな臭い。こうなると、単純に親切心というわけにはいかないだろう。

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食事を作れば体力も回復しやすい
 さておき、材料が揃ったので、キャンプファイヤーにて回復パウダーを作る。今回はなんと、レシピと材料と作業場さえあれば色々なものが作れるらしい。場所によっては、銃弾や武器なんかも作れるとか。ゴミにしか見えないアイテムでも、こういった部分で使いようがあるのだろう。

 これにてチュートリアルは終わりである。長くなったが、サバイバル生活の基本を知ることができただろう。

パウダーギャングとの遭遇

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危険な香り
 一仕事終え、バーで一杯やろうかと考えつつ向かったところ、なんだかいざこざが起こっていた。ジョー・コップなる人物と、バーテンダーのトルーディが言い争っているのだ。

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これまた親切なトルーディ
 トルーディに話を聞いてみると、なんだかリンゴを引き渡すか否かで問題になっているらしい。そのリンゴとやらは食べ物のことではなく、トレーダーの人なのだとか。その人を渡せといっているジョー・コッブは、パウダーギャングという犯罪者集団に所属しているようだ。彼らは、新カルフォルニア共和国(NCR)に捕まっていたところを逃げ出した連中で、とにかくロクでもない輩。つまり、リンゴはそいつらと揉め事を起こして、お人よしの町で匿ってもらっているということなのだろう。

 ちなみにこのトルーディ、例に漏れず人がいい。僕を撃った連中の行き先も教えてくれるし、ちょちょいとラジオを直してやったら50キャップものお金をくれたし、その上、リンゴの居場所がガソリンスタンドであることまで喋ってくれた。再三言うが、親切もここまでくると裏があるのか、もしくはバカである。

 そして、彼女らが親切だからといって僕がいいやつかは話が別である。ここでギャングであるジョー・コップに味方することも可能なわけだ。しかしまァ、僕も鬼ではない。命だけでなく、武器や仕事までをくれたこの町に恩返しをしてもいいだろう。トルーディはリンゴに助かって欲しいとのことなので、彼をなんとかしてあげることに。

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ビビってるリンゴさん
 ガソリンスタンドでリンゴに遭遇すると、いきなり銃を向けてきた。まァ、逃亡者なら無理もないだろう。落ち着くように声をかけると、話に応じてくれた。

 すると彼、なんだかいきなりキャラバンなるゲームをやろうと持ちかけてきた。トレーダーの連中はこのトランプゲームが好きらしいが、この非常時にいきなり何を言い出すのだか。そもそもルールも知らないし、カードを持っていない! と言ったところ、デッキはくれるし、ルール書いた紙までくれる有様。何度目になるかわからないが、親切と言うかなんというか。いや、それどころか頭がおかしいのではないだろうか。

 とにかく、なぜこうなっているかの事情を聞くと、自分の所属している交易会社のキャラバンがギャングに襲われたので、その報復をしたところ、更に倍返しされそうになっているんだとか。まさに恨みの積み重なりである。

 これをどうにかするわけだが、とにかく助けてあげることは決定しているので、売り飛ばすという選択肢はなし。ならば、ジョー・コップたちを殺すしかないわけである。しかし、二人では心もとないため、町での協力者を探すこととなった。

 まずは、銃の扱いを教えてくれたサニーを説得。彼女はあっさりと協力を決めてくれた。どうも、パウダーギャングに一泡吹かせてやりたいようだ。続いて、バーテンダーのトルーディには、奇襲作戦があると持ちかけ協力してもらうことに。ドックからは物資としてスティムパックをもらう。ここまでは順調に準備が進行した。

 しかし、この後が問題であった。雑貨屋のチェットに武器を貸せと説得しようとしたが、交渉に失敗。Barter(交渉術)のスキルが高ければ問題ないのだが、どうも数値が足りなかった。続いて、酒場にいたイージー・ピートなるお爺さんのダイナマイトを借りようとしたが、これまた失敗。今度は爆発物のスキルが足りなかった。

 どうもスキルが足りないと説得できないらしい。逆に言えば、スキルさえ足りていればクエストがすんなりと進むようである。雑誌を読めばいくらかスキルはあがるものの、それでも今回は数値が低すぎて足りなかった。仕方ないので、これまで集めた戦力だけで頑張ることにしよう。

 気がつけば、辺りは夜。一晩寝てからパウダーギャングを迎え撃とう、と思って寝床を探しているところでフリーズが起った。グヌヌ、まだプレイして一時間程度だというのに、不具合がよく出るゲームだ。不安にしかならない。

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ようこそパウダーギャングさん
 結局、少し前からやり直すことに。なんだか寝床を探すのが面度王臭くなったのでこのままいくことにした。しばらく待つと、パウダーギャングがご登場。相手は6人のようだ。

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さらばジョー
 いくらか苦戦するかと思っていたが、仲間の援護もあったため、余裕で倒せた。成功の報酬として、リンゴにお金をもらい、その上ギャングの身に着けていた装備も奪えた。ウハウハである。

 ちなみにこのパウダーギャングの服、着ると連中の仲間に化けられるらしい。つまり、戦闘を回避することも可能というわけか。ただし、普通の人には敵と見なされるわけで、注意が必要なようだ。

 さて、これでグッドスプリングスの厄介ごとを片付けることに成功したわけである。皆から感謝され、気分もいいが、いつまでもここに立ち止まっているわけにはいかない。何にせよ、自分を撃った男には仕返しをしておきたいところだ。とりあえず、ここで得た情報を元に、近くにあるスローンという町へ行ってみることに。

○ 「Fallout: New Vegas 02 保安官を再プログラミング」へ続く
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radiangames Fluid レビュー

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radiangames Fluid

 『radiangames Fluid』は、radiangames開発のアクションゲーム。radiangamesシリーズの第四弾で、2010年10月22日に360インディーズゲームで配信が開始された。

 ステージ上に配置された丸をすばやく集めていくというゲーム。今までのシリーズとは違い、シューティングゲームではないのが最大の特徴。

 ゲーム内容の詳細については、特集記事を参照されたし。

どこかに感じる足りない印象

 技術を磨いてタイムを競っていくレースゲームと違い、用意された解法を探すアクションゲームと言ったほうが正確な内容だが、それはそれで面白い。最も良い評価のメダルを得るためにどうやってロスを減らすルートを取るか。そして、如何にミスをしないで行くか。これらを考え遂行し、成功した時に楽しみが産まれるようになっている。

 ただし、全35ステージをクリアしても劇的な面白さは感じられないだろう。そこそこ楽しいことは確かなのだが、明らかに盛り上がりが欠けるため強く感動することはない。そしてこれは、ダウンロード販売の小さなゲームだから致し方ないということではない。小さいなら小さいなりに満足させる、ということにすら達していないのだ。

 確かに、いつものradiangamesのように丁寧で綺麗な仕事をしている。しかし、やはり明確に足りないものがある。それは、ボリュームだ。今までのシリーズも遊びきったあとはお腹がいっぱいになったことがないのだが、どうもその問題が今回も露呈したように思える。

事足りるボリュームとは何か?

 さて、ここで事足りるゲームボリュームというものを考えてみよう。パッケージソフト、ダウンロードソフト、携帯アプリなどさまざまなビデオゲームが存在しているが、十分な内容量とは一体どのくらいだろうか? おそらく制作側にはプレイ時間の目安こそあるのだろうが、実際に何時間遊べなければならないという明確な規定はないだろう。

 ましてや、ゲームの種類によって答えは様々になるわけだ。どれだけ遊んでも満足することがなかったり、あるいは少し遊んだだけで満足することがある。例えば、MMOは何千時間も遊ぶプレイヤーがいるし、逆に、一時間だけ触って満足するダウンロード販売のゲームだってあるだろう。ではなぜ、こうもゲームによってボリュームというものが大きく違うのか。それは、ゲームを作る際に優先して考えられるのが構成だからなのだろう。

 もし、100時間遊べるがつまらないRPGと、10時間しか遊べないがすごく楽しいRPGがあったら、どちらが評価されるか。とにかく楽しい体験をしたいと考えているのなら、後者のほうがより楽しく、より満足できるはずだろう。しかし、ゲームにひたすら時間つぶしというものを求めるならば、前者のほうが良いと感じるはずだ。

 つまり、遊ばせ方によって構成が変わり、結果としてプレイ時間が変化するのである。濃密な内容にしたければ、プレイ時間は結果として短くなる。逆に、薄いものを多く入れるのであれば、プレイ時間は長くなる、というわけである。食事で考えれば、一口で飽きるほど濃いチョコレートと、薄味のスープのようなものか。前者は一欠けで足りるだろうが、後者はある程度量がならなけば話にならないだろう。

 結局、いかに面白さ(つまり、プレイの濃さや、あるいは長く遊べるかということ)を見せ付けるかが重要であって、とにかく長ければ、あるいは短ければいいというわけではない。作品の構成に沿った量が必要であって、だからこそ、一時間で濃く満足できるゲームもあれば、何千時間遊んでもまだやりたりない作品があるというわけである。むしろ、プレイ時間というものは、その構成を作っていく上で必要な材料なのだろう。その構成さえきちんと表現できていれば、結果的なプレイ時間が長かろうと短かろうと満足できるはずである。

 さて、ではこの「Fluid」はどうか。この作品は全ステージをクリアするまでの流れが決まっているアクションゲームなわけで、長いプレイ時間というのは必要ない。故に、全35ステージでもまったく問題ないだろう。だが、それでも満足感は薄い。となると、この作品で得られる体験が薄っぺらいと考えるべきだ。

 この作品、確かにステージの作りは丁寧だし、どこを見てもこれといって手を抜いている印象は持たない。だが、やはりクリアまでを見てしまうと、ボスも出なければ大きく仕掛けが変化するステージもなく、全体の展開自体が非常に単調で、大きく盛り上がる場面が明らかに足りていないのである。それ故に、なんとなく遊んでいるだけでゲームが終わってしまい、楽しかったけれども物足りなさを感じ、面白さが尻すぼみな気すらしてくるのだ。

 これと同じような印象を、「Crossfire」でも「Inferno」でも感じた。どうにもこのシリーズ、うまく場をドカンと盛り上げることが苦手なようだ。一応は単純にさせないような仕掛けをとってはいるものの、それでも全体の作りが平らすぎる。これでは山場が存在せず、small games, big funというより、small games, small funと言ったほうが相応しい内容になってしまっているのだ。

とはいえ質は良いといえば良いのだ

 しかし、こうして厳しい指摘をしたとしても、この「Fluid」が良く出来た作品であることに違いはない。「Inferno」の時にも書いたが、物足りなさこそあるものの、そして今回はグラフィックの使いまわしもかなり目立つものの、やはり360インディーズゲームではトップレベルに位置する出来だろう。なんだか消極的な褒め方なような気がするが、そもそも、まともに遊べるだけで上出来といえるレベルなのが360インディーズゲームというものである。

 そして、単に僕が欲深なだけで、80マイクロソフトポイント(約100円)ならこれで満足すべきなのかもしれない。だが、それをキツい言葉で言い換えるなら、所詮100円ならこんなものなのだろう、ということでもある。

 ただし、だからといってこの作品がひどいという話にはならないだろう。360インディーズゲームでは魅力的であるし、安さに価値を見出す人もいるはずだ。とりあえず、余ったポイントで気軽に遊びたい時は選択肢にあがる作品と言えよう。
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radiangames Fluid 特集

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radiangamesの最新作が登場

 『radiangames JoyJoy』、『radiangames Crossfire』、『radiangames Inferno』と、見事な作品をインディーズゲームで公開しているradiangamesをご存知だろうか。先月の2010年10月22日に、そのradiangamesシリーズ最新作である、『radiangames Fluid』の配信が開始された。値段は80マイクロソフトポイント。

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新作タイトル画面
 今までは細部こそ違うものの、大枠で見ればすべてシューティングというジャンルであった。しかし、今回は一風変わった内容となっており、インディーズゲームのジャンル分けではレース & フライトに所属している。厳密に言えばアクションだと思われるのだが、とにかく内容を見ていこう。

ゲームルール

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ステージ選択画面
 この作品では、画面中央にいるオタマジャクシのようなキャラクターを操作していく。まずはステージ選択画面で1を選んでみよう。

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レベル1
 ルールは至極簡単。画面上に存在する丸をすべて取得すればクリアとなる。ただし、一度取得した丸は赤い敵へと変化してしまう。連中はこちらに向かってくるので、うまく避けなければならないだろう。触れられてしまうとその時点でミスとなってしまうが、いくらでもリトライが可能。

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クリア時の評価
 そして、見事すべての丸を取得すると、そのクリアタイムによってメダルの評価が与えられる。適当に遊んでいる場合、最高の評価を得ることは難しい。ただし、ステージごとにきちんと解法が用意されているので、それを見極めるようにしていくといいだろう。そして、答えが用意されている故に、この作品はレースというより、攻略方法を見極めるアクションゲームに近いのである。

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タイムトライアルステージ
 また、もうひとつ違うルールが存在している。この「タイムトライアルステージ」では、丸を取得しても敵にはならないのだが、一定時間内にすべてを取得しなければならない。クリアこそ簡単だが、道筋をしっかりと考えなければならないということだ。ステージはすべて、先ほどのルールと、このタイムトライアルの二種類で構成されている。

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お助けアイテム
 更に、プレイヤーを助ける設置アイテムもいくつか存在している。キャラクターが大きくなり敵と接触してもやられなくなるものや、ワープやダッシュなどがある。うまく使えば時間の短縮が可能なので、ぜひとも活用していきたい。

やりこみ要素

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Xステージ
 全30ステージをクリアした後は、各ステージのスコアを伸ばし、メダルを集めていくことが主なプレイになっていくだろう。そして、一定数以上のメダルを獲得すると、隠しステージが5つ追加される。極端に難しかったり目新しいということはないが、違うステージあることは確かなので、探究心が収まらないプレイヤーは追ってみてはどうだろうか。

○ 参考記事「radiangames Fluid レビュー」
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-940.html


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radiangames Fluid 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:radiangames ジャンル: レース & フライト 2010/10/22

 radiangamesの第四作品。
 今回は毛色が違ったアクションゲームとなっている。そして、初のシングルプレイオンリー作品。
 タイムを一秒でも縮めながら、全35ステージのクリアを目指そう。
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VANQUISH レビュー

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VANQUISH

 『VANQUISH』は、2010年10月21日にセガから発売された3Dアクションシューティングゲーム。開発はプラチナゲームズ。

 「ロシアの星」に占拠された宇宙コロニーを奪い返し囚われた博士を救出する為、主人公であるサムはバトルスーツに身を包み、敵を倒しに行くというストーリーの作品。

 体感時間が遅くなるARモードと、高速移動ができるブーストを駆使する点が特徴。これにより、通常では停滞しがちな戦況が大きく動きやすく、高速で刺激的なアクションを楽しむことが可能となっている。

 内容把握のためにプレイ内容を記録したので、興味のある方は参照されたし。(ネタバレなので注意。)

スタイリッシュでカッコいい楽しみ

 一見したところ三人称視点シューティング(以下TPS)に見えるこの作品であるが、その実はアクションゲームである。照準をうまく動かして狙うことや、一定のカバーポジションに隠れて立ち止まることは重要でなく、むしろ常に動き続けることを想定されて設計されている。先ほどの時間が遅くなるモードと高速移動を駆使し、ステージ中に用意された攻略法をうまく見つけてクリアしていくのが肝だ。

 高速で行われる戦闘は、とにかく刺激的かつ新鮮。カバーポジションを乗り越えた瞬間に相手を撃ったり、連続で相手の頭を打ち抜きまくるというプレイが可能。これらは普通であれば無理な行為なのだが、前述のARモードのお陰で、誰でもそのようなスタイリッシュなアクションを決められるというわけだ。

 そして、シューターの不満点を解決するような試みも導入されている。通常のTPSにおいて、相手と銃撃戦を繰り広げる場合はどうなるか? 壁越しににらみ合って、どちらかがマヌケを晒すかを待つようになってしまいがちである。更に、大勢の敵がいる場所はどう対処すべきか? 一匹ずつチマチマと処理をしなければならないという、ダルい展開が多い。しかし、『VANQUISH』においてはそんなことがない。むしろ、敵の懐に突っ込んでいって、ARモードで一網打尽にしていったほうが良いのだ。豪快でありつつしっかりと戦略性を持ったアクションゲーム寄りの作品であり、これが奇抜な魅力というわけである。個人的にはこの新しい試みをかなり楽しませてもらった。

 ただし、この作品に問題もなくはない。雑誌などの評価は概ね良かったものの、プレイヤーには悪評を囁かれることもあるのだ。どうも、そのような新鮮なプレイを提供したからこそ、いくつかの点でミソがついたらしい。

だがしかし、理解されにくい

 『VANQUISH』の悪い点を考えると、シナリオ、一周クリアだけでは物足りなさを感じてしまう構成、敷居が高いなどの要因があるだろう。

 第一にシナリオだが、ストーリー展開は行き当たりばったりのご都合主義の上、結末はとにかく中途半端。なんとなく敵を倒していってなんとなくゲームが終わってしまったという、明らかに時間が足りなかったような展開になっている。とはいえ、アクションがメインのゲームなわけで、これは些細な問題と言っていいだろう。

 続いて、クリアした時の物足りなさ。プレイヤーを飽きさせないようさまざまな敵キャラが登場するも、ステージ構成は比較的単純。戦略性が薄く、ARモードの使い方を理解したプレイヤーにとっては、難易度Hardでもこれといった難しさを感じられないだろう。とはいえ、戦略性はタクティカルチャレンジや高難易度で用意されているし、プレイヤーによってはこれでも難しく感じる可能性があることを考えれば、一概に悪いとも言えず。

 だが、最後にして最大の問題が存在している。それが、敷居の高さ。アクションとシューターの要素を掛け合わせたジャンルのために、これを理解できないプレイヤーが存在しているようで、どうもそんな意見を散見するのだ。

 どうも、このゲームをシューターと言ったり、あるいはジャンルをTPSと定義する人があまりに多い。無論、開発側や公式がシューターと謳うことこそあるものの、所謂TPSとは一線を画している内容だ。それだというのに、例えば、遮蔽物が壊れてしまうとか、カバーしたままブラインドファイアができないだとか、「通常のTPSと違う」と文句がつけられることがある。しかし、この作品は単純なTPSではない上に、しっかりとその変更点に対応する戦略が用意されているわけだ。従来のものを変えるために新しいゲームプレイを提供したのだから違って当然なわけで、これは不当な意見だと言っていいだろう。

 しかし、そこに不満を持っている人たちがいることは確か。では、なぜそういった意見が出てくるのか? これは簡単で、ゲームの本質に気づいていないから文句が出てしまうのであろう。通常のTPSと違う部分は決してでたらめにやってこうなったのではなく、きちんと意図があって仕込まれているわけだ。しかし、その理由が伝わらないのであれば、「なんでこうなの?」と疑問を抱かせてしまうことは想像に難くない。

 そもそも、このゲームは思っている以上に難解なのだ。体験会ではブーストとARモードの使い方すらもよくわからなかったプレイヤーがいたし、体験版を遊んで無理だと匙を投げてしまった人も珍しくない。なかなか面白く出来ているというのに強く褒める言葉が多く見られないのは、やはり敷居が高く、ゲームプレイがとにかくわかりにくいからなのだろう。だからこそ、「あのTPS(あるいは、あのアクションゲーム)とココが違う!」という、開発者が聞いたらガックリしてしまうであろう意見が出てしまうのだ。

総括

 少なくとも開発側はキッチリと考えて作っているはずなのに、プレイヤーはそれを理解するに至っていない。おそらく、意図を知るためには、ある程度ゲームの素養が必要なのだろう。雑誌などのメディアが高評価をつけているのに、肝心のプレイヤー側の評価がそうでもないのは、そういった点が理由なのかもしれない。

 とはいえ、これは予測できないことではなかっただろう。ビデオゲームでも何でも、新しいものを取り入れた場合、それは中身を理解されずに否定されがちなのだ。つまり、知らない人にどういう作品か教える努力が必要なのである。

 言ってしまえば、この作品は多くの人にゲームの内容を理解させるほど噛み砕けていなかった、ということなのだろう。そして、シナリオの問題や一周クリア時点での物足りなさなど、目立つ落ち度が存在していることも確か。肝心の部分ではない為に重要でないかもしれないが、作りこんだ面白さを理解される前にこういった点で嫌われてしまってはどうしようもない。このあたりもなんとかしていれば、理解するまで遊んでもらえたのかもしれない。

 ただし、だからといってこの作品が駄作というわけではないだろう。アクションゲームの素養があるプレイヤーにとって、目新しく面白い作品と感じられるわけでもあるのだ。すべての人に理解させることは成功しなかったかもしれないが、きちんと理念は存在しているし、見つかりにくいかもしれない面白さを得た瞬間は、喜びに満ち溢れている。アクションゲームファンならば、この高速でスタイリッシュな戦闘はぜひとも味わっておきたい。

 完璧な出来とはいえないものの、挑戦をし、その新しい楽しみを表現しようとした。その心意気は何より素晴らしいものである。そして、好評を多く貰えることはないかもしれないが、楽しめたプレイヤーからはかけがえのない大きな賛辞を贈られる作品であろう。
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Left 4 Dead 29

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今週のミューテーションモード

 DLCで新ルールが追加された割に、なんだかあまり楽しみになっていない気がしてならない今週のミューテーションモード変更のお時間である。

 今週のルールは「Healing Gnome」。キャンペーンモードをベースにしたルールで、回復アイテムが出現しない代わりに、ノームを持つことで少しずつ体力が回復するという内容。

 時間で減っていく体力で始まるの為、唯一の回復アイテムであるノームは必須である。しかも、ちゃんとそのヒゲの人形を持っていないとセーフルームにたどり着いてもゴール扱いにならない。

 なんというか、この説明文を書いているだけであらゆるやる気がなくなっていく内容だ。

青菜に塩・生存者にノーム

 まったく面白くないと言う他ない。僕の大嫌いな「ラストノーム・オン・アース」(ノームを運ぶというミューテーション)の変形ルールなので、イライラするのなんの。というか、そのルールと何が違うのやら……といった感じである。

 回復手段が限られているので、いくらか味わいが違うというのが開発側の言い分なのだろうが……。手段が限られていのは確かなのだが、その代わりに好きなだけ回復し放題なわけである。そのため、回復方法が少ないということより、ノームを誰かが持ち歩かなければならない、という点がゲームの焦点となるわけだ。こうなると、やはりノーム運びのほうがキツいわけだ。何なのこのルール。

 しかも、今回もスタック防止策は用意しているものの、きっちりハマって詰むわけである。ここはまったく直しておらず、なんとも脱力。というか、前回のブリードアウト対戦といい、もはやネタがないのではないだろうか。過去のアイデアをバラして適当にくっつけるという作り方でしかなく、新しいゲームプレイを提供する気がないとしか思えない。ため息しか出ないミューテーションである。
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VANQUISH Hard - Tactical Challenge - God Hard

難易度Hard

 一度クリアしたので、今度はハードモードに挑戦する。ちなみに、武器強化は引き継がれないらしい。どうやらプレイ中に使う武器はある程度絞らなければまずいようだ。

 さて、この難易度Hardであるが、正直なところあまりNormalとの違いがわからなかった。確かに敵の即死攻撃が増えていたり、攻撃が激しくなっているようだ。ただ、ARモードと武器の使い方を知っていれば対処できる程度である。一番苦戦したところでも、バーンズ戦の8デスというもの。あまり歯ごたえがなく、正直なところガッカリ。

 そして、不満が他にも出てきた。ゲーム中に挟まる会話デモは飛ばせず、強制的に待たされる時間が出来てしまうのだ。二度目となれば話などもうどうでもいいので、このあたりは飛ばせるようにして欲しかった。飛ばすといえば、最後に出てくるスタッフロールも飛ばせなくてゲンナリ。

 あまりにも歯ごたえがなかったので、実績集めも兼ねて遊ぶほどであった。しかもその実績集めも簡単で、あっという間にほとんど埋まっていく始末。気がつけば、残るはタクティカルチャレンジ全クリア、パングロス像集め、そしてノーデスクリア。収集実績は攻略動画を見て適当にこなしたのだが、タクティカルチャレンジはそこそこ苦労した。

Tactical Challenge

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全6ステージの難関が待ち受ける
 タクティカルチャレンジは、特定のマップで沢山の敵と戦うという高難易度モードである。といっても、チャレンジ6以外はあっさりとクリアできたのだが。

 その名の通り、このモードでは戦術を理解することが重要である。ボスも雑魚も、普通にプレイしたのでは倒しきれないかと思うほどわんさか同時に湧いてくる。そのため、敵の弱点武器や、あるいはどういった優先順位で倒していくかを見極めるのが肝なわけだ。

 特に、チャレンジ6はとんでもない。一見無理かと思うほど敵の攻撃が激しいが、しっかりと解法は用意されている。何度もやられて作戦を練り直し、うまくアクションを決めるよう努力すれば必ずクリアできる。難易度はかなり高かった(本編一周よりも時間がかかった)が、このやり応えこそアクションゲームの醍醐味。ということで、苦労した分だけクリアした時の喜びは非常に大きかった。むしろ、本編よりも楽しめたくらいだ。やはり、このくらい噛み応えが欲しいところ。

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これにて実績コンプリート
 そして、最後に「ノーデスクリア」を普通に難易度Normalをプレイして解除。これにて『VANQUISH』の実績が1000となった。

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世界ランカーになったらしい
 その後なんとなくランキングを見てみたところ、難易度Normalのトータルスコアでも、チャレンジ6のクリアタイムでも、上位一桁に入っていたのであった。これは決して僕がうまいというわけではなく、単純に参加人数が少ないということなのだろう。スコアアタックが一部にしか受けないものとはいえ、何とも悲しい。

難易度God Hard

 これで終わりにしてもよかったのだが、隠し難易度であるGod Hardが残っていたので遊んでみることにした。話によると、どうも相当難しいらしい。

 さて、遊び始めた最初こそ難易度の違いがよくわからなかったものの、1-3に到達した瞬間から痛いほど難しさが理解できた。ここはアルゴスが初登場する場面なのだが、そもそもその前座である雑魚軍団すら倒せなかったのだ。結局、20デス以上してようやく先に進めたのであるが、この時はとんでもないものに手を出してしまった……と内心冷や汗をかいてしまった。

 具体的には次のような変更があるようだ。まず、サムの体力が低く、ARモードの時間が短い上に、武器のアップグレードがなくなる。そして、敵の配置・行動パターン、そしてアイテム配置がより鬼畜になっている等々。何が一番辛いかというと、体力が低いことである。普通の雑魚だって侮れない上に、いつもはただ図体がでかいだけのロマノフも、当たったら死ぬような攻撃を繰り出しまくるバケモノになるのだ。

 ただし、このモードは滅多矢鱈に難しいというわけではない。ロマノフはショットガンで戦えば一方的に完封勝利が可能だし、雑魚が何十匹も登場する恐ろしい場面では、さりげなくロケットランチャーが配置されており、それをうまく生かせばあっという間に倒すことが可能なのである。つまり、今までのように飛び出しまくって倒すということは無理だが、しっかりとクリアまでの線引きは用意されているというわけだ。そして、それをいかに見極めるかが重要である。

 といっても、爆発で死ぬし斬られて死ぬし、撃たれて死にまくる。特に、2-5やバーンズ戦、そしてラスボスが恐ろしい難易度であった。一番最後はひどいもので、ここだけで120回もサムの死体を築き上げる羽目になったほどである。

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これにて実績コンプリート
 しかし、何度もコンティニューを繰り返し、根性でクリアまでたどり着いた。死亡数は360、スコアは-59780とボロッボロ(一度死亡するとスコアから1000点引かれる)。とはいえ、これでも世界9位(2010/11/2 0:53:52時点)だったのだから笑える。

 この難易度はかなりの苦労をして、正直途中で少し嫌になったくらいではある。が、クリアできた達成感は見事なもの。大きな山に登りきったような感慨があるというものだ。

 さて、God Hardを遊んで満足することもできたので、プレイ記録はこれで終了とする。最後にレビューを書いて、締めくくることにしよう。

○ 「VANQUISH レビュー」へ続く
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-937.html
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VANQUISH Act5 Mission3 - Ending

Act5 Mission3 虚偽

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これが最終決戦だろう
 バーンズのお陰でサムは追っ手から逃げることに成功したが、しかしこれで脱出して作戦終了とはいかない。都合よくザイツェフが登場してくれたので、ここできっちりとケリをつけたいところだ。

 彼は「厄介払いをしてくれて助かったよ」と言っていたが、まさにその通りで、マイクロウェーブを止めてしまった博士の始末も済んだし、その目標をモスクワに変えようとしたバーンズも失敗して死亡。ロシアの星側としては、冒した失態をすべてカバーしてもらったようなものだろう。残った仕事はサムを片付けることくらいである。

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翻弄されるサム
 というわけで戦闘開始……ではなく、しばらくムービーによる死闘が始まる。ヤツは飛行ユニットがついているので、サムはそれに翻弄されてしまう。しかも、足場が崩れまくり、そこから突き落とされてしまう。まさか、プレイヤーが操作する前に主人公がやられてしまうのか!

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ヘビースモーカーというよりキチガイスモーカーである
 とまァそんな情けない展開になるはずもなく、ブーストを駆使してかろうじて捕まることに成功。そして一服……って、いつどこでタバコを喫もうとそりゃあ本人の勝手だが、ぶら下がっている時くらいはやめたほうがいいんではなかろうか。

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一体どういうことなのか
 しかしゆっくりと吸う暇などあるはずもなく。上って見れば、二人のスーツ着用者が……って、二人? ザイツェフが実は双子だったとか、新たな敵の出現とかそういう話なのだろうか。だが、説明はないまま、とにかくこのままやるしかないようだ。

 その前に、ザイツェフもバーンズと同じく、ご丁寧にこれまでの経緯を話してくれた。どうも悪役というのは自分のやったことを話したがる傾向があるらしい。さておきその理由だが、ロシアの星は、アメリカの権力回復の切欠としてクーデターを起こすよう命じられた。しかし、見事に裏切られ、そのまま戦争のダシに使われてしまったのである。このまま使い捨てられてはたまらん、と、こうしてアメリカを攻撃することになったのだとか。

 どうも話を聞いていると、博士を助けに来ただけのサムが戦う道理はない気がしてくるのだが、どうあれこのまま戦う他なく。やはりやるしかないのか。

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即死!
 そんなわけでいざ戦闘が開始されたが、始まって即効、追尾レーザーで即死である。あまりの唐突さに笑ってしまった。ラスボスは甘くないということか。

 気を取り直してリトライ。相手は二体いるため、片方を重点的に攻撃することにした。どんなゲームでも、敵の頭数を減らすことが重要である。

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男なら拳だ!
 ARモードでも遅くなりにくいという特性があるため戦いにくいが、それでも銃弾を当てることは不可能でない。慎重にある程度のダメージを与えると、殴り合いでの勝負になった。2対1でもサムはまったくひるまず、むしろこのパンチで赤いスーツのALPHAを撃破。

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こちらも最終兵器を使用
 しかし、やはり片方だけ倒しても終わりにはならず、今度はBRAVOとタイマン。相手は更に動きが早くなり、より手がつけられなくなってしまった。

 これに困ったサムは、エレナにスーツのリミッターを解除するように要請。彼女は体への負担が厳しすぎると一度は拒否するも、ここで死んではどうしようもないという彼の説得に、仕方なく従った。すると、ゲージ大容量化。これにて長時間のブーストやARモードが可能になったわけで、負けるはずがない。

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危うしサム
 そのままの勢いで見事倒すことに成功したものの、リミッター解除の代償は大きかった。サムは倒れこみ、視界がぐらついてしまう有様。しかも、ザイツェフがふらつきながらも起き上がってきたのだからたまらない。エレナが声をかけるも、サムは意識を保つのが精一杯。そのままザイツェフが近寄ってきて、トドメを刺そうとしたところ……、かろうじて根性を発揮! その一撃を退けることに成功した。

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トドメだ!
 そのまま何度か攻撃を避け、隙を見て武器を奪い取る。あとはよろめきながら銃をザイツェフ打ち込み、逆にトドメを刺してやることに成功した。

 しかし、サムはここでひとつ大きな失態を冒した。なんと、「やったか!?」という台詞を言ってしまったのでだ。もはや誰もが存知ているように、映画やゲームでこの台詞は禁句である。これを言ってしまうと、どうあっても倒したことにはならないのだから……。

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誰もいませんよ
 ということ、破壊されたスーツの中を見ても、やはり中身はいなかった。これはザイツェフによるスレイブ・ユニットの遠隔操作だったようである。だからこそ、残り一匹になった時、操作しやすくなって動きが更によくなったのだろう。しかも、こいつは小型の核爆弾で、あと五分で爆発するというオマケつきだったのだからとんでもない。

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なんとも狡猾
 もはや負けが決まってしまった以上、コロニーをアメリカに易々と返却するわけがなく、元よりこうすることが目的だったらしい。まァ、それもその通り。もともとアメリカが持っている危険な武器だったわけで、こんなのを野放しにしておいては困るわけだ。むしろ、コロニーを破壊できただけでも御の字なのだろう。

 ともかく、サムはここが破壊される前に脱出せなばならない。残り時間もあとわずか。急いで脱出ポッドへと向かう。

VANQUISH Ending

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あれっ、脱出ミニゲームは?
 てっきりここで、ブーストとARモードを生かした脱出劇を演じるステージが挿入されるのかと思いきや、そのままムービーで脱出してしまい肩透かし。てっきりそういうのがあるのかと期待していたのに……。

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ボガァン
 そういうわけですんなり脱出する……かと思いきや、サムの脱出を確認できないうちに大爆発。エレナはそれを見て、死亡したと思い泣き崩れそうになる始末。って、このパターン、なんだか前にも見たぞ。

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これまたパターン通り
 以前飛行船から墜落した時と同じく、難なくエレナのいる宇宙船に乗り込んでいるサム。一体どうやって宇宙空間をワープしたのか不思議でならないが、まァ何にせよ、生きていてよかったと考えるべきなのだろう。

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どうもすっきりしない
 サムが生きていたのはいいにしても、どうもいまひとつスッキリしない終わり方である。博士は救えず、コロニーは壊滅、その上ザイツェフは死んでいないという有様。確かに人々が救われたことは間違いないのだが、ヒーローの割に何も得たものがないだろう。

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せめてザイツェフは死んでくださいよ
 ザイツェフは余裕で生きており、小型宇宙船でどこかへ逃げていた。しかも、今回は誰かの指示の元動いていただけであるようなことを示唆していたのだから、奥歯にもやしとかいわれと魚の骨が詰まっているような気分になってしまう。

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さらば初の女性大統領
 そして、アメリカ大統領は自殺をしてしまった。ロシアの星と直接やり取りせず、部下の誰かに責任を押し付けるような仕組みを作っておけばよかったものを。まァ、おそらくそのあたりもロシア側の戦略なのだろう。

 初の女性大統領がこうもひどい最期を遂げるとなると、国内ではエラい非難や差別が起こりそうだ。地球に戻ってからも、サムたちの苦労は増える一方になりそうである。とはいえ、本編はここで終わりとなる。

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面白いとは口が裂けても
 続いて、スタッフの顔写真を撃ち殺すシューティングスタッフロールが始まる。なんというかまァ、大味な上に悪趣味でだいぶつまらない。その上にスキップできないのだから、なんとも勘弁していただきたいところである。しかもこれ、ゲームの総スコアに影響があるらしい。つまり、ハイスコア稼ぎをするプレイヤーはこれも真剣にやらねばならないというわけだ。その精神的苦痛、察するだけで辛い思いがこちらにまで伝わってくる。

 これを終えたあと、もう一度スタッフロールが流れ、最終リザルトが発表される。

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ぼちぼちの成績か
 クリアタイムは4時間、カバー率は0.29%、死亡回数23……。初プレイの割にはそこそこよく出来たと言えるのではないだろうか。

いざ二周目へ

 さて、これで一周目は完全に終わりである。なんだかすっきりしない終わり方で、消化不良という印象が強い。

 シナリオとしては、悪の親玉を倒せていないし、本来の目的も達成できておらず、気分よく終わらせてくれない。続編を意識する筋書きにしても、ザイツェフを殺すなりで一応の結末を見せるべきだっだと思われる。

 とはいえ、この作品はアクションゲームだ。シナリオなどは二の次……と考えるにしても、若干の不満が残る。どうも、アクションゲームとしても歯ごたえがなかったように感じたのだ。難易度が低いとかゲーム時間が短いということではなく、構成自体がブーストやARモードを習うための基礎練習に近く、アクションゲーム的なクリアできる喜びが弱いという印象を受けた。せっかくAct4で難しくなってきたのに、5は逆に簡単であっさり終わってしまうのだから困る。苦戦するなり頭をひねるなり、もっと山場を味わってからエンディングに行きたかったものだ。

 まァ、まだNormalを一度クリアしただけである。次はHardをやればいいのだし、クリア特典として隠し難易度であるGOD HARDも解禁されたのだ。総合的な感想はそれらを終えてから書くことにしよう。

○ 「VANQUISH Hard - Tactical Challenge - God Hard」へ続く
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-936.html
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VANQUISH Act5 Mission1- 2

Act5 Mission1 終局

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雑魚はさっさとお帰り願おう
 バーンズの部下と共に奥へと進むサムだが、しかしいつまで経ってもバーンズはやって来ない。サムもおかしいことに気づき、エレナに確認するも、さすがにヤツが何かを企んでいることには気づかず。

 道中ではレーザー砲が道を塞いでいた。これをサムが爆破しようとしたが、運悪く巻き込まれて3回即死。正面から行ってはまずいのかと考えたが、結局は味方がしてレーザーで焼かれている間にダッシュする、という姑息極まりない手段で解決した。……サムも人のことを言えないなァ。

 どうあれ、あとはどんどん進むしかない。さもなければ、サンフランシスコがマイクロウェーブでチンされてしまうのだ。

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扉の向こうには……
 奥にある部屋の扉を開けると、いたのは二匹の雑魚だけ。そろそろ最奥だというのに、やたらと警備が甘い。

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こんにちはクリパーさん
 などと油断していると、クリボーもといクリパーのご登場。ここで油断させてから一気に暗殺しようという算段か。しかし、さすがに二度目は楽勝である。今度は危険にも陥らず、あっさりと倒してしまった。

 これでもうマイクロウェーブ制御室へ到着するわけなのだが、未だにバーンズの姿が見えない。エレナにそれを問うも、どうやら彼は誰かと合流して、ゆっくりと進んできているらしい。そこに本人からの入電。バーンズ曰く、敵の待ち伏せを受けててこずっているとのことだが、サムたちが通った道の敵は全滅させたはずである。となれば、やはりこれはウソなのだろう。そして、隔壁を起動したのになぜ仲間を連れているのだろうか? うーん、なんだかこのゲームの海兵隊はよくワープするような……。

 サムはこれを信じ、自分の近くにいた味方をバーンズ側へ送ることにした。一人の隊員が「一人で先に進まれるつもりですか!?」などとホザいていたが、この戦争で活躍したのはどう考えてもサム一人である。そんな余計な心配をする暇があったら、自分の命の心配をするべきだと思うのだが。

 どうあれ、サムは一人で先へと進むこととなった。今までも実質は一人だったのだから、何てことは無い。

Act5 Mission2 戦士

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ようやく会えたよ博士
 制御室に入ると、そこにはなぜか博士が一人でいた。何らかの機械をいじっているが、おそらくはマイクロウェーブの発動を阻止しているのだろう。しかしまァ、なんで捕まっていたはずの彼がこんなことをしているのか不思議でならない。彼はこの兵器の開発者なわけで、もし逃してしまった場合、こうやって機械をいじられるわけである。となれば、ロシアの星は逃げ出させるはずはなく、万一監禁できなくなった場合は即射殺だと思うのだが、一体どういうことなのやら。いやその、ご都合主義なんだろうが、何もそこまで言わせなくても。

 どうあれマイクロウェーブはこの操作で止められたようだし、救助も成功で大団円……かと思いきや、博士はこちらに銃を向けてくる。しかもやたらと震えており、「なぜ軍と来た? 軍は信用できないといったはずだ!」と叫んでいる。確かにそうらしいが、今は一人なんだし銃を向けることはないんじゃ……、と思った瞬間、後ろからサムの頬を銃弾が掠める。

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さようなら博士
 そしてそれは博士にブチ当たり、彼は蜂の巣になってしまった。

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あらバーンズさん、こんにちは
 焦って後ろを振り返ると、そこにはバーンズと海兵隊員の姿が。サムはこれに驚いているようだが、まァプレイヤーは驚くわけがない展開である。

 この後、ご丁寧にバーンズは大統領の真意を話してくれた。アメリカは権威を取り戻す必要があるらしく、マイクロウェーブの照準はこれからモスクワに変える必要があるとのこと。ロシアの星と繋がっていた証拠の隠滅兼、戦争の勝利ということなのだろうが、しかしマイクロウェーブは博士が止めたはずである。そのことをサムが問うと、よくわからないが直接ぶつけることで目標は変えられるとかナントカ。うーん、博士はしっかりと攻撃を止められるシステムを作れないマヌケだったらしい。しかしそうなると、とんでもない無駄死にだ。

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さようならバーンズ
 こうしてバーンズと戦うことになる、かと思いきや、ヤツは突然足元からホバー飛行をはじめ、マイクロウェーブの目標を変えに逃げ出し始めた。どうもサムと戦ったところで勝てないことは百も承知らしく、こうして逃げに徹したようだ。

 しかしまァ、最初からこんな飛行機能があるならさっさと使えという話である。とはいえ、ビデオゲームでは、敵になった味方は得てして強くなるものであるし、味方になった敵は得てして弱くなるものだ。バランス調整という名の下に、実力が変貌してしまうことは珍しくない。バーンズもその都合に負けただけなのだろう。

 どうあれ追わねばならず、同じく飛行してこちらの邪魔をする海兵隊を撃ち殺しつつ先へ進んでいく。サムがたった今殺した奴らの中には、途中でバーンズの下に送った奴らもいるのだろうか。サム側についておけば殺されることはなかったというのに。

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本当にさようならバーンズさん
 壮絶な追いかけっこをした後、いよいよヤツを倒すことに成功。これでもう死ぬかと思いきや、まだまだ後方から援軍がやってきた。隔壁は閉じているのに一体どうやって、とサムがそちらに気を取られている間、死に体のバーンズが強引になにかパネル操作をしていた。

 僕はてっきり、これでマイクロウェーブをどうにかするのかと思ったのだが、サムはこれを見て「動くんじゃない」と心配している始末。あのですね、あんたそれ敵ですよ、と突っ込まずにはいられず……。

 しかし、どうやらこの点に関してはサムが正しかったようで、何をしでかしたのかと思いきやバーンズは逃げ道を作ってくれたのであった。どうも最後の最後で負けを認めたらしく、サムに「逃げろ」という命令を下すのであった。

 いやはや、おそらく最後の最後はバーンズも良いやつになるという脚本だったのだろうが、これまた描写不足なので突拍子もない心変わりにしか見えないから苦笑い。いくらなんでも話を詰め込みすぎである。

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なんで囲まれているだろうか
 この後、バーンズはなぜか味方であった連中に銃を持って囲まれ、そのままもろとも自爆していった。これまたなぜ銃を向けられたのか描写不足なので不明なのだが、まァ死人を責めてもどうしようもないだろう。バーンズは軍の犬だけれども根はいいやつだった。そう好意的に解釈しておくことにする。

○ 「VANQUISH Act5 Mission3 虚偽」へ続く
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2010年11月のゲーム購入予定

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今月の購入予定ゲーム

○ 2010/11/4発売 『Fallout: New Vegas

 11月は、4日に発売される『Fallout: New Vegas』を購入する予定である。前作というか、以前発売されたシリーズ作品である『Fallout 3』は十分に楽しめたので、追加要素以外はほとんど同じらしいこの作品も遊んでみたくなったというわけだ。評判は悪くないので、買うのを躊躇うことはなさそうである。

 内容としては、核戦争で崩壊したラスベガスを自由に探索する、というオープンワールドのRPG。いくつかのクエストと広大なマップを与えられるので、それを好き勝手に遊べばいいというもの。世界は、あらゆるブラックジョークやドス黒さで満ち溢れている。その中で苦しみながら正義を貫いてもよし、生きるために犯罪に手を染めてもよし。倫理観が歪んだ世界を謳歌できるというわけだ。

 しかしまァ、オープンワールドのゲームというのは、クライムアクションをはじめ犯罪が絡んだ作品が多いように思える。あるいはレースゲーかといったところか。確かに、普段ならばまず手を出さない悪いことをしたくなる気持ちもわかるのだが、ほのぼのとした牧歌的なオープンワールドのゲームも遊んでみたいものだ。

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買いはしないであろうが、注目したいゲーム

 他にも目玉タイトルが目白押し。複数タイトルを購入するとなれば、年末までに遊びきれないというプレイヤーもいるのではないだろうか。

 まずは、18日発売の『コール オブ デューティ: ブラックオプス(字幕版)』。人気FPSシリーズの最新作、しかもローカライズ版ということでそこそこ売れるのであろう。おまけに、前作の不評も考慮して字幕版と吹き替え版の両方を販売するという丁寧さ。来月には吹き替え版も出るとのこと。

 続いては、同じく18日発売の『ザ・シムズ3』。有名PCゲームを家庭用ゲーム機に移植したものであるが、パソコンでゲームをやることがない僕のような人にとっては嬉しい話である。……といっても、買って遊ぶ余裕がなさそうなので、今回は様子見ということになるのだが。

 そして、2010年11月の見所といえば、なんといっても、コントローラーを使わず体を使って遊ぶという、Kinect。日本でさっぱり売れていないXbox360だというのに、これはなかなか世間でも話題になっているだろう。同発作品は全部で5種類。『DanceEvolution』、『クロスボード7』、『ソニック フリーライダーズ』、『Kinect スポーツ』、『東北大学川島隆太教授監修:指導 体で答える新しい脳トレ』とのことである。

 基本的にはファミリー向けの作品が多いようなので、今のところは買う予定なし。とはいえ、ソフトによっては遊んでみたくなることも確かなので、ひょっとしたらいつかコロッと手にしているかもしれない。まァ、買ったところで部屋の模様替えが必要そうなので、腰はやたらと重いのだが。

 ともあれ、Xbox360が今までよりメジャーになる可能性があるかもしれないのがこのKinectである。より本体が売れれば色々な作品が販売されるようになるわけで、結果的に面白いゲームにありつける可能性も増えるわけだ。そういう面での期待を(少しだけ)したい。
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VANQUISH ACT4 Mission4 - 5

Act4 Mission4 傀儡

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敵が来た? そんなことより!
 炎上するコンビナートにいる雑魚敵をなぎ倒していくと、クリスタルボーイ……ではなく、クリスタルバイパーなる人型のボス敵が出現。

 こやつは光学迷彩で姿を消す用心暗殺マシーンだそうである。あまりにも物騒な話であるが、しかし実は未だに試験段階なのであった。というわけで、姿を消すことは消すのだが、あくまで一時的なもの。そして、攻撃も暗殺用のせいか剣を振り回す単体攻撃ばかりで、こちらの味方(もといデコイ)に気を取られている間にガリガリ削れるのだから、なんともマヌケというか。

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あやうく串刺しになるところであった
 ただし、単なるアホというわけでなく、攻撃があたりさえすれば、サムもピンチに陥る程度の実力はあるわけだ。僕もミスを冒し、危うくやられかけたものの、ギリギリでカウンターを繰り出すことに成功。一瞬ヒヤリとさせられたが、しかし結局は一度もやられずに倒せたわけで、近寄りさえしなければやはり弱いやつなのかも。

 さて、ボスを片付けたので次へ向かおうとしたその瞬間、あたりに強い風が吹き始めた。一体何事かと思いきや、プラズマエネルギーの貯蓄タンクが大爆発したとのこと。そのせいで、コロニーの外壁に穴が開いたとらしい。ここは宇宙なわけで、穴が開けばどんどん物が吸いだされていくという洒落になっていない事態に……。

 このままでは息が詰まるか宇宙に吐き出されて死んでしまうため、サム一行は地下シェルターに逃げ、そこにある隔壁を閉めることになった。まったく、こんなんで敵の本拠地にいつたどり着くのやら。

Act4 Mission5 別離

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またもや愛玩系ボスの登場
 シェルターに逃げ、更に無重力エリアへと進んでいく。ここにも敵がいくらかおり、最深部にはアンノウンを発見。楽勝かと思いきや、食われて1度やられてしまった。どうも狭いところだと戦いにくいらしい。

 さておき、なんとか隔壁のある場所までたどり着いた。出来る限り早く閉めたいところだが、まだやってきてない部隊がいる。当然サムはそれを待とうとするも、バーンズはいつもの見捨て癖を発揮するのであった。

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バーンズは見捨て隊にでも所属しているのか
 まだいくらか時間に余裕はあるというのにも関わらず、自分の部下達をあっさり見捨てるバーンズ。結局サムの制止も聞かず、モニターには次々と死んでいく彼の部下が映るハメとなった。

 いくら目的の遂行のために仲間を見捨てるとはいえ、これは明らかにやりすぎである。時間にまだまだ余裕はあるわけで、出来る限り助けておけば、そりゃサムも納得がするはずだ。しかし、こうも早く見捨てるとなると、むしろ隊員は邪魔で、殺したがっている節すらあるような……。どうもバーンズは何かを企んでいるらしい。

 とはいえ、それを問い詰めている時間もなく、サムは急いで敵の本拠地へと向かうことに。どうもこの先にある高速エレベーターで、一気に敵の拠点へいけるらしい。

 と、ここで色々と引っかかるものがある。まず、隔壁を閉めるために仕方なくコロニーに逃げてきたというのに、ずいぶんと都合よく敵の本拠地へと近づいたものである。そして、もう既にクライマックスに近づいていることに驚いた。確かに色々と過程は踏んできたものの、話としてはバーンズが何か企んでいるフラグが出てきた程度だろう。ここから疑いを深めていって、本当は悪いやつだった! と気づかせるイベントがあってもおかしくないと思うのだが……。

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やはり大統領が腐っていた
 と、いうところでこれまた都合よくそのイベントが発生。サムたちを先に行かせたバーンズは、大統領と通信を始めた。既に後戻りはできない、多少の犠牲は必要経費、勝つためなら手段は選ばない、などなど、語ることは具体的ではないが、明らかにロクでもないことばかり言っている。やはり、何かとんでもないことを狙っているのだろう。

 こうなると、バーンズとも袂を分かつハメになりそう。しかし、こいつは図体がでかいだけのデコイである。サムならば問題なく倒せるだろう。

○ 「VANQUISH Act5 Mission1 - 2」へ続く
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