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もう発売会社とレビュワーの関連のなさで点数をつけようぜ

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大笑いしたニュース

○ レビュースコアまとめサイト「Metacritic」がゲーム開発者個人の採点を開始 - Kotaku Japan
http://www.kotaku.jp/2011/03/metacritic_person.html

 ゲームなどのレビュースコアを取り纏め平均点数を表示する海外のサイト「Metacritic」において、今度はゲーム開発者の採点を始めたという。開発者採点の方法は、今まで関わったゲームの平均点により算出されるとのこと。

 僕はこのニュースを見て大いに笑わせてもらった。個々人に一々点数をつけるだなんてお前らは小学校の先生かという話である。まァ、やっている方としては大真面目で利用者としても深刻な問題なのだろうが、そもそも点数評価や平均値による評価というものをまともだと考えていない僕からすれば、笑い話でしかない。

 この開発者の採点は今でこそ作品の選出や平均点を取る際の数において問題があると考えられているようだが、それが解決したところでロクでもない。製作者とはいえ名義を貸しているだけの作品もあるだろうし、実際に関わっているにしても代表として表に出ているだけに過ぎない作品だってあるだろう。その辺りの実際の係わり合い具合も考慮すべきなのだが、そんなものが考えられているとはあまり思えない。

 そして、正確ではないという声があがっているのもまた困りものだ。「正確でない」と言うことは、その人が本来は正しいのだろうという幻想を持っている証左でしかない。このニュースも色々なサイトに掲載されているが、それだけメタクリティックの影響力が強いことの裏返しなわけで、信頼を失うどころかすごい信頼してますよと言いまわってるようなものである。

 例えば、狼少年の言葉が誰にも信じられていないのであれば、彼は人を騙すヤツだと思われず単なる虚言癖持ちのキチガイとしか思われないわけである。しかし、村人が彼の言葉に騙されたからこそ、彼は狼少年という嘘つきの称号を得たわけだ。信頼をされていない状態でウソを言っても、そもそも誰も騙されない。

 また、日本でもファミ通だのゲハブログが信頼できるできない云々だのと言われることもあるが、これも全部同じだろう。信頼できないと思うのは過去に一度でも信頼していなければ思えないわけで、言っている人はそれが恥ずかしいことだと自覚したほうがいい。

レビューに求めるものを考え直すべきではないのか

 以前、「正しいレビューという幻想」という記事で書いたが、そもそも正しいレビューがあるという考え方がおかしいのである。雑誌だろうとWebだろうとどんな集計方法だろうとどんな論評であろうと、一側面における正しさは保障されることはあっても絶対に正しいということはありえない。

○ 正しいレビューという幻想
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1016.html

 ましてや、営利目的で運営している相手の場合は特にそうだ。論評する側が信頼を得ていると、販売会社とつるんでロクでもないことをするのはどこの世界も同じことなのだろうし、そうするべきである。

 これは相手が騙そうとしているなどという単純な話ではない。そもそもゲーム開発側と少しでも関係があれば、相手に対して悪いことを言ったりしにくくなるわけだし、お互いの間に力関係があるなら尚更だ。恐ろしくつまらなく怒りすら覚えるゲームを遊んだ後、その開発者の目の前に座って文句を言うことができるか? 出来ない人が多いし、そんなことは出来ないほうがまともな人間なのだ。

 しかし、ゲームレビューに求められるのはそういったことな気もしてならない。時には暴力的になる必要がある論評には、そういう刺々しさも必要なのではないか。というわけで、レビューと販売会社とのつるみをうまく切れる人や企業が評価される時代であると思うのだが、いかがだろうか。

 何ならそのつるみを切れる具合に点数をつけたほうがいい。正確に言えば、恩知らず度合いというべきか、人間関係を優先せず空気を読めないダメ野郎ポイントというべきか。こんなので高得点をもらっても不名誉でしかないのが痛いところだが、レビュワーに圧力をかけない開発会社や開発者は素晴らしいというしかないだろう。とはいえ、冗談なので真面目に取り合われても困るが。

 やはり、問題は安易な信頼のしすぎである。相手を疑えというわけではないが、もっと冷静に情報を取り扱ったり、睨みあうような感性を磨くのが重要なのではないだろうか。

 信頼というものは、あてずっぽうにチップを数字に賭けるようなものでない。検討に吟味を重ねた結果、自ずと湧き出るものなのだ。ゲームレビューもまた、信頼するのであれば慎重な検討と吟味が必要なのではなかろうか。


○ 追記
 この開発者スコアというものは早速非公開にされたようである。とはいえ、問題はそういう所でないのだが。
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キャサリン 第十三夜 全実績解除

残りの実績を埋める

 前回でプレイ記録は一旦終了としたが、その後も残った実績を解除するためにチマチマと『キャサリン』をプレイし続けた。残っていたのはバベルモード全クリアと、難易度ハードでの全ステージゴールドプライズ取得に、ミニゲームであるラプンツェルの全クリアであった。

 この中で一番最初にクリアしたのがバベルモード。一定のパターンの元、ランダムに出現する壁を登っていくというモードで、全4ステージ存在している。はじめの2つはあっさりクリアできたのだが、あとの2つが難しいのなんの。

 ただし、コントローラーを2つ使ってプレイするペアモードでやるとかなり楽になるとの情報を得たので、それでサクっとクリアすることにした。二人になると進行できる積み方がかなり減るので難易度が下がるようだが、ちと調整不足の感は否めない。まァ、所詮はおまけモードか。

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バベルモードをクリア
 ところでこのバベルモードの最終ステージで、石田☆ルウの正体が明かされたのであった。大方予想通りではあったものの、ゲームの核心となる部分でもあったので好きなプレイヤーなら見ておくべきである。もっとも、「本編の話とかマジどうでもいい」的なことを言ってしまっている内容だったのでガックリというか何というか。とりあえず、もはや何も期待はしていなかったのでダメージはなかった。

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ハードで全ゴールドプライズの獲得
 続いて、本編・難易度ハードでのゴールドプライズの獲得に挑戦。これはすばやく登ると繋がるコンボを全て得た上で、道中に落ちているコインを漏らさず取得せねばならないというものであった。

 これは自力で割と楽にできたので難易度的にはそこまで難しくなかったのだが、第九夜が大変だった。携帯電話からの再挑戦でプレイする場合、途中でセーブしてやめられないので、始めたら最後までやるか諦めるかの二択になるのである。時間的には四時間以上かかるものなのだが、なぜ途中で記録できないような仕様にしたか問い詰めたい。いや、これはいじる時間がなかったのか。

 また、コンボを全部繋いでもゴールドにならない場合があったのだが、これは登るパターンが悪いようだ。足場を切り崩してしまうと、登れる数が減って点数の減少へと繋がり、結果的にダメになってしまう様子。これにひっかかるのは数ステージだけなのだが、はじめは何がいけないのかわからずに悩まされた。

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ラプンツェルはもうだめだった
 最後であるラプンツェルは、ステージ数が膨大すぎて面倒くさいので攻略を見てしまった。出来れば最後まで自力でやりたかったが、既に根気がなく無理だと悟った。これのお陰で全解除までにえらい時間がかかってしまったわけだ。

 このミニゲーム、確かにボリュームが豊富で難易度も高くやり応えがあるのだが、あまりにも膨大すぎる。ご飯の大盛りが無料であるのは嬉しいかもしれないが、その量が多すぎれば苦しみとなるだろう。いやまァ、途中でやめればいいわけだが。

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ようやく実績コンプリート
 そんなこんなでようやく実績が1000になった。なんというか、疲労困憊という印象が強い。

 だいぶ苦労させられたので、パズルはもうコリゴリである。元から好きではないジャンルだったが、今回で更に苦手意識が植え付けられた……。
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震災下でも遊べるアナログゲーム「マンカラ」

ゲーマーに必要なのはいつでもゲームである

 2011年3月11日に東北・関東大震災と呼ばれる大地震が起こった。マグニチュード9.0という未曾有の規模の地震ということもあり、津波による死者・行方不明者は一万人を超え、福島の原子力発電所が爆発事故を起こすなど、日本は危機に見舞われている。6日経つ現在でも、未だに騒ぎが収まることはない。

 そんなわけで、世間はとにかく自粛ムードに溢れている。各種イベントは中止になり、ビデオゲームの発売日は延期するし、テレビ番組やアニメが中止・延期になることも珍しくない。確かに娯楽を甘受している場合ではないのかもしれないが、残念な気持ちには変わりないだろう。そもそも、場合によっては停電でゲームを遊ぶことすらままならない。

 しかし、震災を受けた人々にも娯楽は必要なはずなのだ。無論、遊んでいる暇などないという声もあろうが、手が空いた時間や暇になってしまった時に余裕があれば遊んだほうが良い。理由は簡単で、どんなに忙しくとも休養を取らねばならないように、常に精神をすり減らし続けるのは体に良くないからだ。許される状況ならば、遊んで自身に余裕を取り込むべきではないだろうか。

 これらの理由から、今回は被災下でも遊べるゲームというものを考えたいと思っている。こんなものを書くと不謹慎だと言われる可能性もあるが、多くの人が気づいていないだけで人間にとって遊びとは必要不可欠なものである。万が一、電気と遠く離れた環境で過ごさねばならなくなった場合、何が頼れるのか? 日本では当然のように救援が来るわけだが、それまでの間はやはり自分達ですべて何とかせねばならないのだ。こうなれば、電気も特殊な道具も使わない遊びの方法を一つや二つ覚えていても損はないだろう。

 ところで一口に非電源系のゲームといっても、これらはかなりの多岐に渡る。将棋、麻雀、囲碁などのボードゲーム各種や、トランプに始まる各種カードゲーム、サイコロによる賭博など実に多様であるが、今回は“何もなくとも出来るもの”を考えてみたい。

まずは定番の遊び

 さて、遊びの種類を羅列していく前に、今回取り上げるゲームというものを考えてみよう。箇条書きにすると以下のようになる。

・ルールが覚えやすく教えやすい
・特殊な道具を用意する必要がない
・体力を使わない
・手短に遊べる

 それぞれの要素は説明するまでもないはずだ。ルールが複雑で覚えにくければ人と遊ぶことは難しく、特殊な道具が必要となると敷居が格段に上がりそれこそそんなもので遊んでいる場合ではなくなるし、災害時には体力を使いたくないだろうし、あまりにも遊びにかかる時間が長すぎても問題だろう。こういった条件で考えていくとまず思い浮かぶのが、手や口や頭を使った原始的な遊びである。

 それこそじゃんけんから始まり、三目並べ(マルバツゲーム)、いっせーのせ(本拳、数拳)、指相撲、言葉遊び(しりとり、回文、なぞかけ)等々、簡単なものは一々説明するまでもなく思い浮かぶだろう。

 これらの拳遊びや言葉遊びは確かに楽しく手軽に出来るものの、しかしあまりにも子供向けすぎる。じゃんけんなぞ大人はまともにやりたくないだろうし、必ず引き分けになるであろう三目並べなどバカバカしくて仕方なく、いっせーのせなど懐古の気持ち以外で遊ぶことはないはずだ。頭を使う言葉遊びは楽しめる余地がまだあるが、これは遊ぶ相手に資質が必要であったりと条件が限られる可能性がある。

 そんなわけで今回は手軽に出来るボードゲームをオススメしたい。名前は「マンカラ」だ。ルールを覚えるのも至極簡単なので、脳内に置いておくだけでいつか使えるかもしれない。

困った時の「マンカラ」

 さて、その「マンカラ」というボードゲームであるが、この遊びはアフリカや中近東などで古くから遊ばれている伝統的なゲームだそうだ。詳しい紹介をWikipediaから引用させてもらおう。

○ マンカラ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A9

マンカラ (mancala) は、アフリカや中近東、東南アジアにかけて古くから遊ばれている、伝統的な一群のゲーム(ボードゲーム)の総称である。ルールの異なる100種以上ものゲームが含まれるが、後述するように、他のボードゲームとは明確に区別される特徴を持つ。マンカラという言葉はアラビア語のnaqala(動く)から来ている。現在、西洋で広く知られているマンカラには、カラハ(Kalah)、オワリ(Oware /Owari /Awele)、コンカク(Congklak)、オムウェソ(Omweso)、バオ(Bao)などという名のものがある。(ウィキペディア英語版"mancala"参照)。日本ではまだあまり知られていない。

 ルールを簡単に説明すると、特定の枠内に置かれた石を移動させるという二人対戦の単純なゲームである。しかし、ルールによっては戦略性が出て深みがあり面白いわけなので安心あれ。何より、このゲームに必要なものが小石と場だけなのが素晴らしい。石は拾えばいいし、場は地面に書けば良い。あれば紙とペンでも良いだろうし、ホワイトボードにマグネットなんかがあっても遊べるわけだ。

 今回は屋外で実際に「マンカラ」を遊ぶ設置まで行いつつ、ルール説明を同時に行ってみた。手順とルールさえわかっていれば、かなり容易に遊べることがわかってもらえるだろう。

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小石と木の棒
 まずマンカラを遊ぶのに必要なのは、最低24個の小石と何らかの棒である。小石は増やすのであれば36個、48個と12ずつ増やしていく。今回は全部で48個を使って行うことにした。言うまでもないが、石でなく他の代替物があれば何でも良く、何ならUSBメモリだって良いだろう。棒は地面に枠を書くだけなので、ある程度丈夫そうなら何でも良い。

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必要な場
 そして地面に書く場は上記の写真のように、6つの円を向かい合うように2列、その脇に「ストア」と呼ばれる四角い枠を用意する。(書くなり掘るなりご自由に。)

 マンカラは、この場に向かい合ってプレイする。手前の六つの円と右側にあるストアが自分の陣地として用意されている。

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準備完了!
 あとは集めた小石を円の中に同じ数ずつ並べて(今回は4個ずつ)、準備は完了。なんともあっという間に用意ができただろう。

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小石の移動
 では実際にプレイしていこう。まずはじゃんけんなり何なりで先手・後手を決める。そして動かす順番になったプレイヤーは、自陣側の六つの円をどれか選択し、そこにある石を全て取り半時計周りに進行しつつ、隣の円に一つずつ手にとったそれを置いていく。

 上の画像で例えると、一番左側にある石をすべて掴み、右に一つずつ落としていくわけだ。尚、一番右まで行った場合は自分のストアにも一つ落としてから、相手陣地の円に石を置いていくことになる。ちなみに、敵のストアを経由した場合は落とさない。自分の手番が終わったら、相手へと交代してこれを順々に繰り返していく。

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ストアに石を入れろ!
 そして、自分の移動させた石がストアに入るとこれが1ポイントとなるわけだ。しかもストアに石が入るのが移動の終了だった場合、再びもう一手石の移動が可能となる。

 また、最後に移動した石が入った自陣側の円が空だった場合、相手側の向かい合う円にある石を全て取り、自身のストアに入れることが可能となる。

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ゲームオーバー
 こうして石を移動させて行き、どちらかの陣の円がすべて空になった時点でゲームは終了。その際に残っていた石は空になったプレイヤーが獲得。あとはストアに入っている石の数を比べ、多いほうが勝ちになるというわけだ。

 以上がマンカラの基本的なルールと言われる「カラハ」の内容である。いくつか気をつける点はあるものの(特に空の穴に入った際の処理)、そこさえ抑えておけば単純で簡単だろう。要は、石を半時計周りに移動させつつ、自分のストアに確保していけばいいのだ。

 ただしこのカラハというルール、あまりに単純すぎて先手が戦術をわかっていれば確実に勝ってしまう。確かにこれは最初だけ楽しいが、熟練のプレイヤーには物足りないだろう。それならば、戦略性の高まったこの改変ルールがあればいい。そんなわけで、Wikipediaから教えてもらった「オワリ」というルールも紹介しておこう。

より複雑性の増した「オワリ」

 なんでもガーナの国技でもある「オワリ」だそうだが、基本的なものは先ほどのルールと同じだ。違うのは以下の点である。

・初期配置は全ての円に4つずつ。

・石の移動は同じく半時計周りだが、石を移動させる際にストアに入れることはなく、無視をして進行させる。また、移動が終了すれば無条件で相手の手番になる。そして、一度に移動させる石が12個以上の場合、一周して元の円に戻るわけだが、その場合は元の円に石を入れずに飛ばして次に行く。

・移動が敵陣の円で終わり、その円の石が2つか3つの場合、その石をすべて取り自分のストアに入れる。更にその直前の円も2つか3つになっていれば取得。更に更に、その前の円を……という風に、2個か3個の穴が連続している場合は自陣側に行くまで続ける。ただし、これで全ての石が取れてしまった場合、取得はなかったことになる。

・相手の手番で石の移動ができなくなるような手は禁止。もしこれが不可能な場合、その時点でゲームが終了となり、取った石の多い方が勝ちとなる。尚、石は全てで48個なので、どちらかが25個とった時点でもゲームは終了となる。

 僕自身はこのオワリをプレイしたことがないのだが、遊んだことのあるプレイヤーによれば歯ごたえがあるとのことである。ぜひともこちらも覚えておいて欲しい。

 「マンカラ」の魅力は何といっても道具が不要でありつつも、しっかり遊べるのが強みだ。震災はもちろんのこと、万一誰かとタイムスリップして大昔に行ってしまった場合、あるいは無人島に誰かと置いてきぼりにされてしまった場合などを考慮すれば、覚えておいても損はないだろう。

 知識さえあれば、ゲーマーはどこでもゲームを組み立てることができる。プレイヤーはゲームを甘受するだけでなく、自身で遊ぶ場を作ることを考えてみてもいいのではないだろうか。

・参考サイト
○ マンカラ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A9

○ Toradition game Museum マンカラ
http://210.150.246.43/game.hp/mankara/1.html
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Fallout :New Vegas DLC「Dead Money」 レビュー

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Dead Money

 2011年3月8日に『Fallout :New Vegas』(以下、Fo:NV)のDLC第一弾である「Dead Money」が配信された。ゲームの拡張シナリオが楽しめるタイプの追加コンテンツである。

 ある時、モハビ・ウェイストランドにシエラ・マドレという隠された戦前の財宝が眠るカジノがあるとのラジオが流れる。その情報を聞いた運び屋が電波の発信源に向かうと、赤い霧に包まれた不気味なシエラ・マドレ・カジノへと誘われる……、といった物語になっている。

 このDLCを導入すると、新たに用意されたマップでの冒険を楽しむことが可能となる。更に、新たな武器、NPC、仲間、敵が追加されるという、『Fallout 3』(以下、Fo3)から続く追加コンテンツと同じような形式になっている。

 内容把握のためにプレイ内容を記録したので、興味のある方は参照されたし。(ネタバレ注意)

○ Fallout: New Vegas 16・17 Dead Money 前・後編
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1035.html
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1036.html

「Dead Money」の長所と短所

 この「Dead Money」は非常に気に入ったのだが、残念ながら短所も多い。まずは良い点と悪い点を見ていこう。

 まず、長所として最初に挙げたいのがシエラ・マドレ・カジノの持つ謎を追うというストーリー性を持つということである。Fo:NVというRPGの何が魅力かと言えば、各地で見られる短編ストーリーなのである。各地にはそれぞれの問題を抱えている人やあるいは問題そのものがあり、しかもその問題は欲と意地汚さに溢れている。シエラ・マドレにおいてもそれは例外でなく、カジノが持つ謎や渦巻く黒い欲望がきちんと描かれている。

 続いて、選択によって仲間もとい運命共同体の結末が変わる点も評価したい。このDLCでは三人の仲間が登場するが、彼らとどう接するかによって生き死にが変わるようだ。Fo:NV本編の分岐というのは、せいぜい最後の最後で非常にショボかったものなのだが、今回はきちんとカードの切り方によってゲームの結末が変わってくる。本編には直接関係ないが、決して意味のない変わり方ではないのだ。

 そして、言うまでもないが、まったく新しい領域における新しい世界観を見られるというのも良い。言い換えるなら、広い世界を旅するという楽しさだろうか。このゲームは広い世界もウリなので、今までとかなり違う場所が見られるのはとても良い。派閥のせいで似たような風景が多いモハビでは尚更だ。

 そんなわけで、長所にはFo3の魅力とも言うべき点が凝縮されている。新しい世界を旅でき、しかもそこにはものめずらしい施設やアイテム、敵や物語まで詰まっているのだ。その上、自身の選択が世界に影響を与えるというのだから、バッチリだろう。

 では逆に短所はどこなのかという話だが、これはまず面倒臭い戦闘が挙げられるだろう。ただでさえFo:NVは戦闘が作業になりがちなゲームなので、新しい敵が出てきても戦いというのは避けたい。前作のDLCで「Operation Anchorage」というものがあり、これは戦闘システムを特化・強化し、様々な戦い方を盛り込んだ内容だったのだが、それでも出来はよくなかった。とにかく、元から戦闘があまり魅力ではない作品なので、そこを際立たせてもあまり成果はない。

 それどころか、今回はスピーカーによって首の爆弾が爆発し死亡してしまうという制約があるためたまったものではない。バランス自体も難しめで、武器も豊富に手に入るわけでもなく、しかもハードコアモードになると更に面倒が増えるわけで、とにかくここでストレスが溜まってくる。

 また、新しいマップは住宅街・屋内が多いため同じ景色を見ることが多いだけでなく、赤い毒雲があたりにあるため、見た目の変わらなさというのは強く感じるだろう。その上、先述のように爆弾による移動制限まであるため、開放感のない重苦しさを感じる。更に、今回は仲間キャラを3人探し、彼らを3つの場所に移動させ、その後また彼らのいる3箇所のフロアに行かねばならないというシステムになっている。これもまた、形式が決まりきっており狭苦しい印象を受けてしまうだろう。

 何より、相も変わらず多いバグが厄介だ。そもそもDLCのシナリオが進行できない、レベルキャップが外れない、途中で挙動がおかしくなるなど、ユニークすぎるほどに不安定とのこと。今回、僕は一回しか進行不能バグに遭遇しなかったのはラッキーと言うしかない。

 そんなわけで、長所はあることはあるのだが、プレイヤーにかなりのストレスを与えるような作りになっているのも間違いない。無難に言えば、このストレスに耐えられるか、あるいはそれを気にせず話にのめりこめるかどうかで評価が決まると言うべきだろう。

 やはりバランスや進行に難があり、しかも見るべき箇所は物語のため、難易度を一気に下げ、新規セーブをこまめにとり、戦闘はとにかくさくっと終わらせて筋だけ追うのがオススメのプレイ方法である。こう遊べばなかなか楽しめるコンテンツに仕上がっているのではないだろうか。

 とはいえ、こんなことはおそらく他所でも言われているわけだろう。こんな人の顔色を伺った意見というのは実につまらない話としか言いようが無い。

モハビの可能性が見えた

 さて、以上のように問題も孕んでいる「Dead Money」であるが、今回のレビューにおいては非常に高く評価したいのである。無論、僕が個人的に楽しめたという理由もあるが、それ以上に狙いそのものが優秀なのだ。そして、モハビの更なる可能性が見えたのである。

 以前、Fo:NVのレビュー(http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-960.html)で書いたので省略するが、本編は派閥だとか分岐がうまく表現できないシステムになっていたわけである。ところがこのDLCではすっかり反省したのか、システムをうまく生かしFo3の良さを表現できているわけだ。

 まず、追加3キャラのシナリオを良く表現できるシステム(それぞれに見せ場を作る)ということを基礎にし、それぞれの細かい話と分岐を盛り込むことに成功した。そして、肝心のメインストーリーであるカジノの謎も、これはあえて分岐をさせず独立させてきちんと見られるようにした。つまり、分岐を主軸に据える物語で使うことをやめ細かい所で行うという、話を生かす作りにしたわけである。

 しかも、舞台はカジノでありつつもガラッと雰囲気を変えたのがまた良い。確かに本編で出てくる町はどこも廃れてはいるが、カジノを経営するくらいには人がおり、治安も維持できているのだ。そのために見た目の差異が割と少ないのだが、今回は人がほとんどいない極端に廃れきった場所ということで新鮮味がある。

 そして何より、この話がシエラ・マドラだけで完結していないのが見事だ。登場人物の一人であるエリヤはB.O.S.に所属していた人物であり、本編にも関連性がある。多くの人物を登場させている本編とのリンクが存在しているというわけで、これはまさに前作にはなかったFo:NV独自の長所、小さな物語の集合体でありつつ、他の組織構成との関わりによって全体的に大きな物語を作っているということで、見事に生かせているわけだ。

 そんなわけで、Fo:NVの本編で失敗したようなことをうまくやり直せたように感じたのである。分岐は生かせているし、物語も尻切れになっておらず、世界との繋がりを感じるし、しかし話自体はここできちんと独立しておりダラダラとしていない。まさに、本編の欠点を反省したのではないかと思うような出来! こうなると、次以降のDLCに期待が高まるというわけである。

 こういう風に見てしまうと、戦闘面でのこだわりや窮屈さも笑窪に見えてきてしまうのだから人の目は曇っているというものだ。首輪が爆発するのも、スニーキングをしなければならないのも、今までの退屈な戦いを楽しんでもらおうという魂胆なのだろう。もっとも、そこは手を加えるだけ悲惨なことになるしかないと割り切ってもいい気がするが、これは開発者の意地だとか、ゲーム的な可能性を求めるという意味で行っている可能性もあるわけで、一概に悪いこととは言いたくないのである。

 とにかく口当たりが悪くプレイヤーにストレスを与えるために良くない評価も多いが、狙っている部分は素晴らしいと思われる。あとは、バグを減らし開放感をきちんと確保するなどの必要性はあるものの、そこさえ乗り越えられれば非常に良くできた追加コンテンツが仕上がるのではないかと睨んでいる。そのくらい、可能性を感じさせられた内容であったのだ。となれば、このDLCで狙っている場所自体はなかなか良いと評価しなくてはなるまい。
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Fallout: New Vegas 17 Dead Money 後編

前編はこちら

○ Fallout: New Vegas 16 Dead Money 前編
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1035.html

シエラ・マドレ・カジノへ

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いざカジノへ
 ようやく長い準備の必要だった祝典も終え、シエラ・マドレ・カジノへと立ち入ることができるようになった。戦前から人々が足を踏み入れることのなかったこの場所は一体どのようになっているのだろうか。

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またか
 いざ入ると早速、小規模な爆発のようなものが起き気絶させられた。どうも見るところ仲間もここに呼ばれたようであるが一体どういうことなのか。エリヤによれば、セキュリティシステムに戦前の客と誤認識され、それぞれの場所へと飛ばされてしまったらしいが、なんとも都合のいい話である。

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ホログラムが一瞬だけちらりと写る
 ともあれ、気を取り直して探索を始めよう。まずは電源を入れてカジノを動かす必要があるそうだ。

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動かないカジノ
 最初はカジノホールへと向かったが、ここにはホログラム・セキュリティが多数いて危ないのなんの。こいつらの移動経路を変えて電源を入れるよう努力するわけだが、やはり手間がかかる。場合によっては首輪も爆発しそうになり、窮屈なゲームプレイになる。

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LUCK10が光る
 なんとか電源を復活させると、止まっていたカジノの機能も動き始めた。早速ブラックジャックでボロ儲けをし、自動販売機でスティムパックを買い込む。ステータスのLUCKが10で本当に良かった。

 この後は他の階に行きお宝をいただくことになるわけだが、しかしその前に、エリヤは仲間を処分しなければならないと言い出す。これまたやけに都合の良い話だが、なんでも信号をリセットしなければ先のフロアへとは進めないとのことである。しかもおあつらえ向きに、このカジノでは首輪の機能が若干おかしくなっているようで、殺してからすぐに逃げ出せば自分が死ななくて済むというのだから、好都合も随分と重なるものである。もしくは選択肢によって説得することもできるそうだが、どちらにするかは任せるとのことである。とはいえ、もはや中に入っては宝を奪い合う敵同士なわけで、殺すのを推奨されたわけだが。

三人の始末

 まずはマドリッドなる場所に行き、FEV変異体、つまりドッグでありゴッドを始末することになる。しかし彼はガスだらけのキッチンに閉じこもってどちらが主導権を取るか一人で論争しており、とてもではないが開けてくれる様子はない。仕方ないので鍵を拾い、裏口から回り込んでいくことに。

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ドガーン
 しかしこれがまずかった。辺りはガスが充満しており、ドッグは混乱のせいで今すぐにでも自殺をしようとしていた。うっかり近づいたところ、彼が暴れてガス爆発で即死。あまりのあっけなさにガックリしたと同時に、向こうに気づかれた状態でセーブしてしまったという事実に絶望を感じた。

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スピーチスキルが光る
 とはいえ、急いで話しかけて止めれば何とかなるのであった。さていかにしてドッグを止めるかであるが、彼が探しているマスターなる人物が来たからやめろとウソをついて半ば強引にやめさせたのだ。

 しかもこれだけには留まらず、この僕が操作している主人公、スピーチスキルで相手の二重人格を見つめなおさせて、まったく新しい一人の人格にしてしまったのだから大爆笑である。脳の外傷が原因である病気を口先だけで治すとは末恐ろしい気さえしてくるが、何にせよまともになったのだからいいだろう。しかし、人格が一つになった副作用として記憶をなくしてしまったようだ。

 これで後は殺すだけ……と思いきや、なんだか殺さずとも説得さえできれば仕掛けに問題はないらしい。なんともいい加減なシステムだが、まァ、手を汚さなくて済むならそれに越したことは無い。ドッグやゴッドでもないこのミュータントは、穏やかになったまま新しい人格としての人生を歩むようだ。今までは苦しそうだったので、これで何よりだろう。

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シアターへ
 続いてはザ・タンピコなるシアターに向かう。ここではあっさりとグールのディーンに遭遇することができたが、彼のいるところは舞台の裏側なのであった。

 そして、舞台裏への道のりはえらく大変である。まず道中には毒雲が充満しているし、そこらかしこにあるスピーカーのせいで首輪は爆発寸前だし、仮にそこを抜けてもセキュリティ・ホログラムがわんさかと出てくるというのだ。これを解決するにはガスを抜けてディーンの演奏テープを手に入れ、スピーカーを破壊してからそれを写して上映状態にし、セキュリティを解除するしかないとのこと。まったく、このカジノを作ったシンクレアも面倒すぎるシステムを用意したものだ。

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これはまさかディーン?
 とにかくスピーカーの位置がわからないので何度も首をふっとばしながら、ようやく必要なアイテムを入手。ところでその最中、このカジノの大人気女優、ヴェラの楽屋にサングラスの男の写真があったのだ。どうもこれ、ディーン・ドミノそっくりのだが、ひょっとして彼なのだろうか。となると、シエラ・マドレ・カジノの有望女優は創設者シンクレアを好いていたのではなく、ディーンに恋をしていたということになりそうだが、逆にシンクレアはヴェラにかなり入れ込んでいたわけで……。

 更に、「ディーン・ドミノの脅迫の証拠」なるものを入手した。どうも彼は誰かを脅そうとしていたらしいが、果たして何をたくらんでいたのだろうか。

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一仕事を終えた
 何はともあれ、ホロテープを起動しセキュリティは解除できた。エリヤはグールを始末しろと命令をするが、ディーンとは和解できたのでこれまた問題ないらしい。

 ちなみにディーンは、このカジノの金庫室に入る方法をなぜか知っているとのこと。スイートルームにある音声作動式エレベーターを正しい声で認識させればいいようだ。してその声はというと、ヴェラの声が必要だというのだから困ったものである。グールである彼のように極端に長生き出来る存在ならともかく、おそらく普通の人間であるヴェラはもう……。それにしてもシンクレアときたら、金庫の鍵を愛している人の声にするとは、異常なほどの好意である。それにしてもディーンはなぜ金庫の鍵を知っていたのだろうか?

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宣戦布告される
 続いてはクリスティーンを探すためスイートルームへ。

 入るといきなり女性の声が聞こえてくる。一体何かと思えば、これはクリスティーンの声らしい。なんとも外見に似合わぬ艶っぽい声であるが、言っていることは刺々しい。こちらをエリヤの仲間だと見なし、かなり警戒しているようだ。あんたがオートドクターで切り刻まれるのを見てやるだの、マヌケ野郎と煽られまくりだ。

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若手女優ビーム!
 しかもここには若手女優のホログラムがおり(おそらくヴェラのもの)、こいつは何か泣いているのだ。で、お嬢さんどうしたのですかと近寄ってみると、どこぞのウルトラ兄弟のように額からレーザーを飛ばしてくるのだから笑える。もっとも、ダメージ量は半端無くて笑っている余裕などないのだが。

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剣呑すぎる雰囲気
 一番奥の部屋でようやくクリスティーンを見つけるも、どうも話し合って解決しましょうという雰囲気ではない。助けてやったことを言っても、それはあくまで首輪のせいであり、もはや誰にも支配されるのは御免だとのこと。どうも精神的にもかなり傷が深いようだ。

 しかも彼女、首輪の技術が理解できたそうで、無線周波数を変更する方法を見つけたようだ。つまり、こちらの首輪を起動させることもできるし、逃げ出しても追跡なんて余裕とのこと。これではまるでエリヤの立場と逆転しただけだが、彼女はもはや自分が悪党になってもかまわないそうである。

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死んでもらうしかない
 こうなってはもはや話など出来ず、撃ち殺すしかない。本当は説得したかったが、話を聞いてくれないのでは、頭に鉛弾をぶち込むのが最高にして最善の治療法だろう。

 殺した後は必死に逃げ出して外のフロアへ出ればいいのだが、ここで四回ほど失敗しマヌケを晒すハメに。このスイートルーム、壊れている場所だらけでわかりにくいんだよッ!

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既に死んでいるヴェラ
 ところでクリスティーンだが、こいつはなんと、何かと話に出てくるヴェラの部屋にいたのだ。部屋を調べてみると、生前彼女が使っていた小型オートドクターがあり、そこに重度の薬中毒患者であることが記されていた。そして、傍らには彼女の白骨化した死体が。

 これでは金庫を開けることも叶わないかと思いきや、彼女の部屋には生前のオーディションの際を記録したホロテープがあったのだ。これを聞いてみると、なんと先ほどまで喋っていたクリスティーンとまったく同じ声! つまり、ヴェラのオートドクターのせいで声帯まで同じく治してしまったために声が同じだったわけで(道理で艶っぽい声なわけだ)、もしクリスティーンが生きていたら、歌ってもらうことで金庫を開けられたのだろうか……。

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いざ金庫フロアへ
 これでもはや進退窮まったかと思ったが、なんとメインフロアに生前のヴェラが歌ったテープがあったのだ。なんだかもうこんな所だけセキュリティが甘くてガックリという感じだが、何にせよ金庫フロアへと行けるのである。いよいよお宝と対面というわけだ。

目がくらむほどの宝と、目がくらんだ男

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ようやく金庫へ
 金庫内はホログラム・セキュリティも多数いるし、スピーカーだらけで頭も何百メートル飛んだか知れないという具合である。ここはなんだかやたらと難易度が高くてイライラさせられた。さっさとクリアしたいというのに、いくらなんでもやりすぎである。

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ヒャッハア!
 ともあれ、苦労したお陰でようやくお宝へとありつけたのだ。喜んで中に入るしかない。

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多すぎる宝
 中にはターミナルや銃弾、そして大きなゴールドバーが大量に積まれている。早速喜んで懐に突っ込んだものの、重すぎて持っていけないという有様であった。……何のためにここへ来たんだ。

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嫌すぎる真相
 ところでターミナルを調べると、かなり物騒なことが書いてあった。中身はカジノの創設者であるシンクレアから若手女優のヴェラへと向けられたメッセージなのだが、金庫にあることからわかるようにロクでもない内容なのだ。

 なんと、ヴェラはグールのディーンと結託してカジノの宝を盗もうとしていたらしい。結局、シンクレアのホログラムを作ったりCM女優に採用したりするといった好意はまったくの無意味だったようだ。それに気づいたシンクレアは、金庫を罠へと変え、この金庫フロアに足を踏み入れると閉じ込められるようにした。しかし彼はあくまでヴェラのことを愛しているので、ここはシェルターだと言い換えた。彼女に必要な薬はいくらでも用意してあるので、危機が去るまでここで待っていてくれれば、その後に助けるつもりだということ。とはいえ、本当に助けるつもりがあったのかは疑わしい。そして、このせいでカジノの宝は一生仕舞われたままだったのか。

 そんな財宝と罠を残したシンクレアであるが、この工作に意味はなかった。ヴェラ達が行動を移す前に核が降り注ぎ、すべてがオジャンになってしまったのだから……。もはや残るは多くの宝と、厳重すぎるセキュリティだけである。シエラ・マドレの秘密とは、単なる男女のいざこざだったのだ。

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いよいよ黒幕の登場
 このメッセージを読み終えると、エリヤがまたもやホログラムで登場。こいつは以前にカジノへと入ったそうだが、罠に手を焼いて宝を手に入れられず仕舞いだったようだ。

 いよいよエリヤが姿を現して対決になるかと思いきや、まだ罠があるかもしれないため、更なる偵察が来るまで待つなどと言い出す始末。こうなってはこちらが閉じ込められて死んでしまうため、鍛えに鍛えたロックピック技術でこのあたりのエリアを強引に脱出してすべてを台無しにするぞと脅したところ、ようやく顔を出してくれることになったようだ。

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エリヤの登場
 ノコノコと金庫へと現れてくれたエリヤであるが、こちらはもはや中にはいない。こっそりと背後を回り……。

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ざまあ見やがれ
 外へと出て逆にエリヤを隔離してやった! こうして、哀れ強欲にまみれたジジイはお宝と一緒に添い遂げなければならなくなったのである。諦めきれず散々欲を膨らませ、人を奴隷のように使った結末がコレだ。最低の屑野郎には、お似合いの末路だろう。

 しかしこの隔離だがなかなか判定がシビアで、何回もこのジジイを直接殺すことになったり、あるいは逆に閉じ込められたりすることになった。何回も苦労した結果が上の一回なわけで、これはこれで何とも情けない結末である。まァ、結果よければすべて良し、だ。

さらばシエラ・マドレ・カジノ

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脱出
 こうして恐怖のシエラ・マドレ・カジノを脱出することに成功した運び屋であった。ほとんどお宝は手に入らなかったが、命が無事戻っただけで儲けものなのだろう。

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ドッグとゴッド
 この後、仲間達の後日談を知ることができる。

 二重人格ナイトキンであるドッグは自分を失い、新たなミュータントとなった。しかし記憶を失い、運び屋のこともすっかり忘れてしまったとのこと。ただし、ザ・ディバイドの戦いで二人の運び屋が己の全てを賭け決闘したという伝説を耳にした時、彼のことを思い出したそうな。そして、「せめてあの運び屋が無事でありますように」と祈ってくれたらしい。

 しかしこのディバイドの戦いとは一体何なのか。今後のDLCで登場するのか、はたまた他作品に関連する話なのか。何せよ、ドッグが感謝の気持ちを持ってくれていることはうれしい話である。

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ディーン
 元・エンターテイナーのグールであるディーン・ドミノは、再びカジノに戻ったことでヴェラとシンクレアについての末路を知ってしまった。悲しい結末を目にした彼であるが、しかしまだベガスの街はまだモハビに生き残っている知り、この街を去ってそちらへと向かっていったそうだ。

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クリスティーン
 クリスティーンは前述の通り、殺してしまった。話を聞かないのが悪いとしか言いようがない。しかし彼女、一体何者だったのだろうか。生き残らせていれば知ることもできたろうに、そこだけが気がかりだ。

 ナレーターはこの後に、以前言っていた言葉を再び言い直す。シエラ・マドレを見つけることは難しくない。手放すことが難しいのだ、と。欲望を捨てられない人間達こそが、あの赤い街に囚われて死んでいくということなのだろう。

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気づけば夢の跡
 こうして目を覚ますと、元のバンカーにいた。ここあるのはラジオと向こうの世界にあった自動販売機、そしてエリヤの研究成果くらいのもので、もはや二度と向こうにはいけなくなってしまったようだ。

 ところであのエリヤであるが、どうも以前同性愛者の女性コンパニオンであるB.O.S.のベロニカから話に聞いた通り、B.O.S.の前エルダーであり彼女の師匠であったようだ。ヘリオス1の戦いで行方不明になったあと、NCRやリージョン達、そして何より自分を捨てたB.O.S.のメンバーを見返すため、旧世界の宝を求めて欲に飲み込まれこんなことなってしまったというのか。なるほど、技術力のあるB.O.S.だった彼だから、Pip-Boyや色々なホログラムをハッキングする知識に長けていたというのか。

 色々研究成果を探っているとホロテープを発見。それには「ベロニカ」と書いてありロックがされていた。これはどうも彼女に宛てたものだと思われるので見せにいったが、特に何も反応ナシ。……と思ったが、うまく会話してやると渡すことができた。

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ベロニカへの知らせ
 彼女は師匠が生きていたことを知ると喜ぶが、しかし運び屋の表情を見てすぐに悪いニュースであることを察する。しかし、さすがにエリヤがまともな精神をしていなかったのは知っていたようで、彼がB.O.S.から一度離れた時点で死んだと考えていた、と言ってくれた。

 メッセージの中身は、ベロニカへ別れを告げるものであった。ピンからキリまで悪人に見えたエリヤにも、流石に弟子を思う良心はあったのだ。そして彼女を強くするための技を残して、旧世界の財宝を求めていったようだ。もっとも、その宝は絶対に手に入らない「Dead Money」だったというのだから、なんとも皮肉である。彼もまた、欲に飲み込まれただけの悲しい人間だったのかもしれない。

○ Fallout :New Vegas DLC「Dead Money」 レビュー
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Fallout: New Vegas 16 Dead Money 前編

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Dead Money

 以前プレイ記録(http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-category-52.html)をつけて最後まで遊びきった『Fallout: New Vegas』であるが、2011年3月8日に追加ダウンロードコンテンツ第一弾が配信された。その名も「Dead Money」である。

 ある時、モハビ・ウェイストランドにシエラ・マドレという隠された戦前の財宝が眠るカジノがあるとのラジオが流れる。その情報を聞いた運び屋が電波の発信源に向かうと、赤い霧に包まれた不気味なシエラ・マドレ・カジノへと誘われる……、といった物語になっている。

 前作もDLCは全て遊んでいるので今回も疑問を持たずに手を出してみたわけだが、せっかくなので記録をつけてみることにした。DLCということで短く前後編の二記事のみの内容になったが、このくらいでいいのだろう。暇つぶし程度に読んでいただけると幸いである。

いざシエラ・マドレへ

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DLCを導入
 早速DLCを導入しゲームを起動すると、レベル上限が5上昇したことと、シエラ・マドレ・カジノについてのラジオが聞こえるようになることを教えてくれる。

 このラジオは女性の声で、シエラ・マドレなる場所がいかに楽しいか色々と喋ってくれる。人生の転換期だとか、どこまでも続く砂漠と満点の星空があなたを待っているだの、富と刺激と感動があるだの、とにかく素晴らしいものだと教えてくれるわけである。もっとも、既に散々プレイ記録で記したように世界は核戦争で崩壊してしまったわけで、この世界にそんな楽園みたいな場所があってたまるかという話なのだ。限りなく胡散臭い。

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発信源は意外な場所
 となるとこれは何らかの罠である可能性が高いわけだが、しかし800MSPを溝に捨ててほっておくわけにはいかないだろう。そんなわけでラジオの発信源に行くと、そこは隠されたB.O.S.バンカーがあった。

 前作であるFo3からのお約束であるが、DLCの際は装備をほとんど持っていかなくて良い。大抵他の場所に飛ばされて、アイテムをすべて剥奪されるからだ。こうでもしないと追加武器を使われず、ゲームのバランス調整もできなくなると思われるためだが、しかしなんというかこう、ある程度わかりきっていてつまらないようにも感じる。

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シエラ・マドレはここなのか?
 とにかく中に入ってみると、シエラ・マドレという落書きがあったり、ゴア・バッグ(人間の死体によるカバン)があったりで、これを怪訝に思わないわけがなく、どう見ても露骨に怪しい。しかもバッグの中には毒雲のカスが瓶一杯に入っているアイテムがあったりで、どうも先行きの不安さが見え見えだ。

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恐ろしい注意書き
 更に中に入ろうとすると、システム側からの注意書きが表示された。レベル20以上での進行を推奨の上、ハードコアだと更に難しくなるようだ。僕は既に30レベルであり難易度をEasyに下げて遊んでいるのでまったく問題ないのだが、どうも厳しい場所らしい。

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危険な招待状
 いざ覚悟を決めて中に入るも、そこにあるのはラジオだけ。一体どういうことかと思っていると、ガスのようなものが噴出して気を失ってしまった。どうやらシエラ・マドレへは命を賭けて遊びに行かねばならないようだ。

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Dead Money
 こうして、運び屋はDead Moneyの世界へと導かれていく……。

ヴィラを探索

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シエラ・マドレとは
 まずはナレーションがシエラ・マドレについて説明をしてくれる。なんでも、死者の街の中心に、赤い血のような雲に隠れて記念碑として存在しているそれが今回目指すカジノとのことで、やはり騙されていたことがよくわかる。

 シエラ・マドレは戦前に世界中のスターやエンターティナーが招待されていたほどで、この場所に来れること自体が栄誉だったとのこと。しかし、実際にカジノが開かれることはなく、戦争が時を止めてしまった。つまり、グランドオープン直前に核が落ちてきてしまったようだ。それも、中に大量のお宝を隠したまま……。

 未だにウェイストランドのどこかにシエラ・マドレは眠っている。しかし見つけることは難しくなく、手放すことが難しいらしい。一体どういうことなのだろうか。

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エリヤの登場
 ようやく目を覚ますと、目の前にはホログラムに写されたオッサンもといエリヤなる人物がいた。一体どういうことかと話を聞く暇もなく、指示に従わなければいつの間にかつけられていた首輪が爆発して吹き飛ぶことになるだろうと脅してきたのだから、いやまったく手荒いヤツだ。

 さて、エリヤの目的が何かと言えば、シエラ・マドレ・カジノへの扉を開けて強盗するのを手伝えとのことである。しかし中には罠が多数しかけてある上に、中に入るには他の仲間の協力が必要とのこと。自分と同じく首輪をつけたナンバー8・12・14を探して、仕事をさせればいいようだ。尚、首輪は連動しており、一つが爆発すると全員が死ぬ仕掛けになっているというのだから、拒否権は当然ないし、宝を独り占めすることもできないというわけだ。いやまったく、気の効いた仕掛けを作ってくれたもんだ。こういう風にしてくれれば嫌な仕事もしたくなるってもんだね! そこらの企業も見習ったらどうだ。

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カジノへの道のりは遠い
 この噴水の上に見えるのが、そのシエラ・マドレ・カジノ。ここへ入るためにえらい苦労をしなければならないようだが、少しくらいは見返りが手に入らないものか……。いや、命あっての物種という言葉もあるし、とにかく生き延びることが最優先か。

 こうして死者の街であるヴィラを探索し、仲間を探さねばならなくなった。尚、エリヤによれば前任者達は皆、宝を独り占めしようと裏切ったり、あるいは親切な人がいてもそれを利用して殺してしまったりと、散々な有様だったようだ。だからこうして特殊な首輪を使うに至ったわけで、まったく人の欲望とは面倒なものだ。

 ちなみにカジノには違法なものが持ち込めないらしく、ここに来るまでの装備は全て破棄されてしまったようだ。いやはや、バランス調整の言い訳まで考えるのは大変な話である。さておき、やたらと強いホロライフルとほんの少しの銃弾だけをもらえたので、これで戦わなくてはならないようだ。

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不気味すぎる街
 ちなみにこの街、人は一切いないようである。いるのはホログラム商人くらいのもので、まともに取引もできないのだから困ったものだ。ただし、いたる所に落ちているカジノチップを拾えば街中にある自動販売機で買い物ができる。そんなわけでここではガラクタのような物を拾ってアイテムを作ったり、コイン拾いに勤しまねばならないようだ。これじゃあ富と刺激と感動があるどころか、モハビより貧しい物拾い生活である。

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恐怖のゴースト
 ましてやこの街、ゴーストという化け物の住人がいるわけである。こいつらはただでさえ強い上に数も多く、普通に殺しても一時的に活動を止めるだけで再び立ち上がってくるという有様。トドメを刺すには部位欠損をさせなければならないので厄介だ。

 更に、辺りには赤い雲なる毒雲が浮かびまくっている。この正体は金属と硫黄で、蓄積する場所に長居すればあっという間に死んでしまうそうだ。落ち着いてタバコを吸うことすらできなさそうな町の居心地の悪さは言うまでもない。

 更に更に、あたりに存在するスピーカーから発せられる音が、首輪の起爆装置に誤作動を起こさせるのだ。要はあまりノイズの近くにいると頭が遠くへ吹っ飛んでしまうというわけで、常に音へ注意しなければならないというのだから、制約がありまくりである。とはいえ、今までのゲームプレイとだいぶ違った刺激があるのは確かだ。

 そんなわけで単なる探索でもかなり手を焼くわけである。銃弾が足りない状況で頼りになるのは己の拳だけだ。格闘スキルを上げていたのがここで役に立ち、ひたすらにゴーストを殴り倒し、倒れた隙に頭を銃で破壊していく。こうすればさすがに不死身の連中も起き上がれないというわけである。

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邪魔なセキュリティさん
 こうして街に慣れたところでクリスティーンなる仲間を探そうと診療所に向かったところ、ここで更にセキュリティホログラムという倒せない敵がいるのであった。こいつは視野が狭いので簡単にスニーキングで避けられるし特定の端末から命令すれば警戒場所を変えてくれるものの、見つかれば強烈な攻撃が飛んでくるから注意をせねばならない。尚、スイッチを切らなければ倒すことも叶わないのだから、厄介にもほどがある。

 シエラ・マドレは、落ち着けない・化け物がいる・買い物もできないとロクな場所でなさすぎる。マンネリ打破にはなるが、こんな所に観光気分で来たら今までの人生観すら失われそうだ。

三人の仲間とそれぞれの仕事

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クリスティーンと遭遇
 場合によっては首輪の警告音と同時に敵に追われたりで必死こいて逃げ続けると、オートドクターなる自動治療器の中でクリスティーンを発見した。

 しかし彼女、傷跡……というより手術跡だらけで、どうもこの機械の中でかなり無茶苦茶な目にあったらしい。お陰でまともに喋ることも叶わず、協力してくれと頼んでも事情を飲み込めないようだ。このままでは埒が明かないので、「オートドクターから助けたのは誰かな?」と弱みに付け込んで無理やり理解させた。そのせいでカルマが下がったのだが、こういうのは悪いことでなく仕方なく立場を利用したと評価してもらいたいものだ。

 尚、彼女の身振り手振りによる情報によれば、首輪のおかげでお互いの位置がPip-Boyに表示されるとのこと。嬉しいような嬉しくないような、怪我の功名というやつか。とにかく彼女には噴水前で待ってもらうことにした。

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どこもかしこも危険
 続いては警察署にいるドッグを探すことに。このあたりは毒雲だらけで視界も悪く、首輪も常に爆発しようとピーピーうるさいのでたまったもんではない。

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いるにはいるのだが……
 ようやく警察署でドッグなるナイトキンを発見したが、あたりにあるラジオが干渉しまくって首輪が爆発しそうで近づけない。焦ってこれを止めて檻に近づいたものの、しかし今度は鍵がなくて困った。仕方なくあたりを探索していると、地下への道を発見。ここに何か手がかりがありそうだ。

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声の主は一体
 すると何者かの声がいきなり鳴り響き、「来るのはわかっていたぞ」だの「指示に従え」だのと言い出すのだ。先ほど拾ったポリスガンを構えて警戒しつつ奥へ行くと、そこにあったのは一つのテープと無線であった。何が何だかわからない。

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二重人格のナイトキン
 ここで手に入れたテープをドッグの近くで再生すると、「ドッグよ、檻に戻れ」とだけ流れる。そしてナイトキンは動きだし、自分がゴッドであるとこちらに名乗ってきたのだ。しかもこいつの声は、先ほど地下で聞いたそれとソックリ。先ほどまで、檻の中にいたコイツはマヌケな喋り方で一人ボヤいていただけだというのに、まさか二重人格ということなのか。

 まさにこのゴッド、精神分裂で悩んでいるナイトキンであった。連中はステルスボーイの副作用で脳に障害が残ることが多く、こうなっているのもまた不思議ではないのだろう。しかしこいつ、非常に高圧的で、お前のPip-Boyは私が使うだの、来たのがお前でがっかりだなのとヌかすのだ。

 彼曰く、理性の声がゴッドで本能がドッグの担当とのこと。ドッグはあまりの空腹に耐えかねて首輪を食ってしまうほどバカなようで、どちらにせよロクでもないヤツのようだ。こんなのが仲間とは最悪だ。

 しかもゴッドもゴッドでまともでなく、エリヤの命令でここに来たから事情説明のために伝言を再生してやろうかと言ったところ、やめろと叫び出し、お前を四肢切断にしてシエラ・マドレを見渡せる場所に晒してやるなどと言い出したのだから、困った話である。とにかく敵対的でどうしようもないのだが、しかし首輪がある以上は協力をしなければならない。無理やり説得して、噴水のところへ行ってもらうことになった。

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妙な二人
 続いてはディーン・ドミノなる人物を探すのだが、途中で噴水に寄った所、今まで仲間にした二人が喋っていた。ゴッドはクリスティーンを見下し、クリスティーンはゴッドを相手にしようとしない。二人の関係もまともそうでなく、なんとも前途多難だ。

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ディーンと遭遇
 さて、住居地区を探し回ったところ、割とすぐにディーンを見つけることができた。こいつは話ができそうなグールなので早く付いて来いと言おうとしたところ、まァ椅子に座って話そうやなどと言い出してきた。

 ラジオを聴いて真っ赤な風景を見つつ楽しそうに過ごしている訳のわからないやつだが、なんと椅子には志向性爆弾が仕掛けてあるというのだからまたもや困惑させられる。心中でもしたがっているのかと思いきや、しかし、協力することについてはすぐ理解してくれたようであった。もっとも、あくまでこっちが向こうの僕になるという条件付きだったが。要は脅して主導権を握るのが目的だったわけか。

 ちなみにこのディーン、街のあらゆる場所に物資を隠しているそうで、緊急事態にはこちらがそれを使ってもいいらしい。無論、拾おうとすれば文句を言ってくるものの、この危機的状況で使わねばならないことはさすがにわかっているのか、しぶしぶ諦めてくれるのが笑える。その上、毒雲のカスとジャンクフードとアルコールをブリキ缶にぶち込んで混ぜるという、この世のものとは思えないほどクソまずいマティーニのレシピを教えてくれたのだからユニークである。狂った世界にはこのくらいの感覚でないと生き抜けないのか。ともあれ、話もまともにできるし戦闘能力もあるしで、今まで仲間にした中では一番頼れそうなヤツだ。

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続いての仕事
 こうして三人の仲間を集めエリヤの下へ戻ると、新たな命令が下される。彼自身もなぜこうなっているか理解できないようだが、カジノを開く鍵になっているのがなんとオープン記念の祝典を開くことのようだ。つまり、今まで集めた仲間を配置して、そのイベントを起こさねばならないわけである。これでカジノの門が名実ともに開くとはまったく度し難い仕掛けだが、この街やカジノを作ったシンクレアなる人物は相当の変人だったようなので、それも致し方ないのだろう。

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仕事場へ連れて行く
 今度は仲間を一人ずつ指定された場所へと移動させていく。クリスティーンは変電所へ連れて行き、ゴッドをまた違う変電所に連れて行き、そしてディーンをフエスタ・デル・ソルの屋根で祝典のための音響設定をさせる。

 ちなみに彼ら、仕事をしろといっても何らかの理由をつけて嫌がるのである。クリスティーンは危険な場所で作業をしたくないというので安全な端末で操作できるようにしてやったり、ゴッドは単純に逆らおうとするのでドッグにやらせてやろうかと脅し、ディーンは音を鳴らすとゴーストが来て嫌だというのでセキュリティ用ホログラムを起動してやったりと、手間がかかるのなんの。

 この際、彼らからエリヤについての情報を色々と教えてもらうことができた。技術的な知識のあるクリスティーンによれば、エリヤは近くにいてPip-Boyを通してこちらを監視しているそうだし、ゴッドによればヤツは「傲慢さ故に堕落したイカロスの罪を背負っている人物」とのことである。ウーム。

 また、ディーンは自分が昔、カジノに呼ばれていたエンターテイナーであることや、街の過去を話してくれた。この街を作ったシンクレアという人物は、ヴェラという女優をいたく気に入っていたそうで、そのせいで彼女のホログラムを作ったり宣伝ラジオの音声にしたほどであるとのこと。どうやらこの街自体がその女性に関わる問題をも抱えているようである。

 しかしこの彼らを連れて行く時だが、えらい苦労をした。毒雲の中を走ることは当然だし、敵も強いのなんの。新武器であるベアトラップ・フィストを使った上に難易度Easyでもかなり苦労したので、これをハードコアや普通の難易度において銃で戦うとしたらとんでもない難易度なのではないだろうか。これはちとやりすぎな印象を受ける。

開けゴマ

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カンパーナス・デル・ソルへ
 何にせよ終えたことは終えたのだ。あとは祝典コントロールパネルへ行き、起動させるだけである。ゴーストどもをベアトラップで粉々にしながら先へと進むが、しかしここは死体が飾られていたりでロクでもない場所だ。とにかくさっさと進みたかったのだが、途中で3Dゲームによくある奈落の底に落ちる穴があり、そこで即死してだいぶ巻戻ったので不貞寝した。

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カジノが二百年の時を超えてようやくオープン
 まったくもってバグは嫌な気になるが、一晩寝てからようやくコントロールパネルに到着。いざスイッチを押すと花火が上がり、門は開いた。二百年の時を超え、いよいよシエラ・マドレ・カジノを見ることが叶うのだ。

 あとはカジノへ突っ込むだけなのだが、花火の音のせいで敵が大量に復活し、回復財であるスティムパックが切れてしまったのだから困ったものだ。どうもカジノに行ってさっさとお宝を回収して終わり、というわけにはいかなさそうである。

○ Fallout: New Vegas 17 Dead Money 後編
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キャサリン レビュー

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キャサリン

 『キャサリン』は2011年2月17日にインデックスから発売されたアクションアドベンチャー。開発はアトラスのペルソナチームとのこと。

 主人公であるヴィンセントは、ある日突然恋人であるキャサリンから結婚を迫られる。まだ自由に生きていたい彼にとってこれは悩みの種であったが、その問題は更に膨らむことになる。なんと、酒場で出会った金髪の女性とうっかり浮気をしてしまい、二股の関係を持つことになってしまったのだ。更に、その晩から「落ちると死ぬ」と噂される悪夢を見るようになってしまい……。果たしてヴィンセントは無事に生き残り、二人のどちらかを選ぶことができるのか? といったシナリオになっている。

 作中のアニメはSTUDIO 4℃が担当し、その上声優も非常に豪華で、主人公のヴィンセントが山寺宏一に、ヒロインは三石琴乃と沢城みゆき、サブキャラも名のある声優ばかりという豪華な作りとなっている。また、アトラスが手がける初のHD作品とのこと。

 ゲームはアニメムービーが見られたり選択肢を選んでいく必要のあるアドベンチャーパートと、悪夢を生き残るパズルパートで構成されている。

 内容把握のためにプレイ内容を記録したので、興味のある方は参照されたし。(ネタバレ注意)

○ キャサリンプレイ記録
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-category-54.html

『キャサリン』を如何に評価すべきか

 ビデオゲームに対する評価というものが簡単なものではないことは周知の通りである。例えば減点方式で採点するのであれば、開発資金の大してかかっていないゲームというのは相対的につまらないと考えられるわけだが、しかし実際のところは見た目のしょっぱいインディーズゲームですら面白いということがあり得るわけだ。他にも、ジャンルやプレイ内容が他作品の劣化コピーだとしても、独特の味わいや雰囲気が楽しいと言えることすらあるだろう。

 プレイヤー達はそれらをどう捉えているのかといえば、これはゲームを通して得た経験・体験が良いか否かという所によって判断しているわけである。無論、技術的側面や歴史的価値といった点から評価することもできるわけであるし、それはそれで重大な価値を持つ評価になるだろう。ただし、娯楽はやはり遊んで楽しいかどうかが大きな比重を占めるわけである。

 さて、『キャサリン』をどう評価すべきかについてだが、ゲーム内容の出来としてはかなり素晴らしいものを持っていると言えるのである。この作品は前述のようにアドベンチャーパートとパズルパートで構成されているのだが、前者に含まれるアニメーションや3Dグラフィックスは見事なものだし、パズルパートは歯ごたえもありボリュームも満点で、ミニゲームまでこだわっていれてくれている。他にも、音楽、声優、チュートリアルやロード時間など、どの要素を見ても落ち度は少ない。

 このような前置きと褒め言葉を書いた時点でわかってもらえると思えるが、しかし『キャサリン』を実際に遊んでみた結果としての心証は恐ろしく悪い。理由は簡単で、僕がこの作品に求めていたものが、その良く出来た部分に無かったからである。

恋愛粉飾ゲーム

 一言で言えば、『キャサリン』につけたい評価は「恋愛粉飾ゲーム」である。恋愛という割とウケのよさそうな要素で貧相に見えてしまうゲームプレイを粉飾した、羊頭狗肉と言うべき作品だ。

 この作品は一体どのようにして広報されたかと言えば、恋愛ホラーアドベンチャーとしてである。STUDIO 4℃の作成したアニメパートを大きな売りにし、豪華声優陣を揃え、アダルトでホラーな味わいを持つ独特なゲームであると広められたのだ。無論、僕もそこに期待して購入したわけである。

 しかし実際のところ、ほとんどがパズルゲームで内容を占めていた上に、アドベンチャーパートはひどい出来だと言うしかないものだったのだから、ガクリと肩が落ちるものである。体験版ではパズルとアドベンチャーの比率が5:5に調整されていたが、実際は8:2くらいのものだったわけだ。

 アドベンチャーパートは選択肢や分岐の意味がほとんどないという恐ろしく貧弱で悲惨な状況であり、マルチエンディングなのに最後の最後まで話が一切変わらないという有様。シナリオは練る時間が足りなかったのか、かなりの部分に強引な展開や拾いきれなかったと思わしき伏線があり、そもそも話自体が恋愛模様を描くものでなく、人智を超えたもの対人間というRPGかファンタジーのようなものになっている。これを恋愛劇というのは爆笑ものであるし、分岐もほとんど意味をなされておらず物語に決定的な矛盾を作り出してしまうのだから、失笑ものだ。

 その上更に問題があり、パズルパートの難易度が(あくまでアニメパートを見るための障害壁としては)やたらと高い上にプレイ時間も長い。何より難題なのはアニメパートとパズルパートの関係性で、特にパズルをプレイする原動力が悪いのである。これのお陰で、大部分を占めるパズルパートを嫌々プレイするプレイヤーが多い。

 これを詳細に説明すると、パズルパートをプレイする動機付けが外的な報酬にある外発的動機づけになっているのである。要は「アニメパートが見たいからパズルを頑張る」ということになっているわけだが、これは大きな問題を孕むことになる。

 何に対してもそうであるが、何かに対し努力する場合は原動力が必要である。外発的動機付けは、何かの報酬やあるいは罰、もしくは義務があるために行動するわけだが、これはことゲームと相性が悪い。そもそもなぜ我々がビデオゲームで遊ぶかといえば、それは単純に楽しむためである。つまり、難しいゲームを頑張る原動力というのは、その対象そのものへの興味や関心を自ら持って遊びたくなる内発的動機付けである必要があり、ゲームを遊ぶことに意味や賞罰や価値があるのではなく、それそのものが楽しい必要がある。

 残念なことに、外発的動機付けはビデオゲームを楽しむことの動機とまったく違う。そしてその場合、報酬そのものがやる気へと摩り替わってしまう問題があるわけだ。『キャサリン』で言えば、パズルパートはアニメパートを見るための課題、もしくは義務でしかないのがいけない。この作品のようになってしまうと、パズルパートの必要性がプレイして楽しむことでなく、結果(アニメ)を得るための作業になり楽しめなくなってしまうのだ。こうなると、いくらパズルがきちんと作られていようとも、かったるいだけになってしまうわけである。

 勉強で例えると、テストで高得点を取った場合に何か報酬を与えるようなものである。これは教育的にかなり問題があり、勉強する意義が“学習すること”ではなく“報酬を得ること”に摩り替わってしまうのだ。こうなると、勉強するより働いたほうがまともに金を稼げることになってしまい、結果、楽しくもない勉強が嫌いになってしまうという有様なのだ。更に外発的動機付けの場合、報酬が喜ばしくないものになると努力をする気が完全に失せる。つまり、終わりになるにつれて物語がつまらなくなるこの作品はもはや面倒でしかなく、煩わしすぎるパズルをプレイするよりも、動画サイトで中身を見たほうが楽しいということになってしまうわけである。

 結局のところ、ビデオゲームを遊ばせるのに必要なのは「今遊んでいるゲームそのものが楽しく感じる」ということなのである。ピンボールの歴史において景品を得られるゲーミング機に近い種類のものが淘汰されたことからわかるように、作品そのもので遊ぶことが重要なゲームにおいては、どこにおいても純粋に楽しみのために存在しなければならず、義務や賞罰とは別の立場にいるべきだ。今回の作品で言えば、パズルはパズルで、アドベンチャーはアドベンチャーで切り離されて楽しみを持たなければまずかった。

 よって、この『キャサリン』はアドベンチャーゲームとして見た場合にはかなりの不満が募る出来となっているわけだ。パズルパートを義務として長くプレイせねばならず、ひたすらに疲れるのみ。おまけに報酬もあまり喜ばしくない問題のあるものというわけで、とにかくガッカリになってしまう。アドベンチャーパートを期待した人の多くの印象は、これに尽きるとしか言えるだろう。

なぜこんなことになったのか

 ではなぜ『キャサリン』がこのようなことになってしまったかと言えば、事前の広報がまずかったわけである。アドベンチャーと感じさせたために、パズルが多い実情との差異が出てしまったというわけだ。

 こういった宣伝と内容がかみ合っていないゲームは多く、『S.T.A.L.K.E.R.』を期待された『Metro 2033』だとか、『The Elder Scrolls IV: Oblivion』をユーザーに勝手に期待された普通の洋RPGだとか、あるいは単純に期待度が高すぎてガックリさせられた『センチメンタルグラフティ』などという作品郡があり、このような事例は枚挙に暇がないわけである。

 そもそもこの作品はパズルパートの出来から見るに、パズル要素ありきで後からアドベンチャーを付け加えて作られたようなので、こうなるのは仕方なかったのだろう。どこを見ても大人の事情で残念な仕様になってしまった部分が多い。

 まずアドベンチャーパートよりパズルパートのほうが圧倒的にボリュームが多く、煩わしく感じられる部分。これはゲームにおけるボリュームを考えた場合、どうしてもこうなってしまうわけだ。分岐があるゲームでアニメーションを用意する場合、多大な量が必要になってくるわけである。しかし元からこういったアドベンチャーにすることを考慮していない場合、アニメの分量はそこそこにしてパズルを前面に押すしかないわけだ。しかも、プレイ時間を稼ぐには難易度を上げるしかないというわけである。

 そして、結婚や恋愛といった現実的な題材を用いているのに、落としどころは強引なファンタジーである部分だが、これはシナリオが後付だから出てしまった問題だと思われる。物語重視の作品はサウンドノベルやテキストアドベンチャーとなるわけだが、しかしこの作品はパズルを前面に押す必要があったわけで、こうなれば分岐やまともな物語などまともに作れず、こうして強引に落とすしかないのだろう。それにしてもまだやりようがあったように感じられるが、本当に時間が無かったのかもしれない。何せよ、後付のせいでパズルとアドベンチャーの対立構造が成立してしまったわけだ。

 こうして、せっかく面白い題材に目を付けたように見えるゲームだったのに、肝心のウリが貧弱すぎた為に愕然とするしかない作品が出来上がった。いや、単なるパズルゲームに面白そうな題材をつけただけなのだから、そこが無いのは当然と考えるべきだろう。その点を考えると、うまくガワを作って売りつけたとも言えるわけだが、プレイヤーからすればこれを詐欺だとかクソゲーだとか言いたくなるわけでもある。

 そのため、この販売手法が問題であると言えよう。今やビデオゲームにおいて没個性的な作品は強烈な宣伝をしなければ売れないわけで、もし『キャサリン』が単なるパズルゲームとして販売されたのなら、あっさりと埋もれてしまったはずである。そんなわけで恋愛要素だの修羅場だのを付け加えたわけで、ある意味でこの作品は地味すぎる内容を強引な手立てで騙しきったとも言えるわけだ。

 これに関しては、一人のプレイヤーとしては最悪・最低としか言えない。見事に騙されたという爽快感と、今すぐ中古に売り出して他のプレイヤーに安価で押し付けたい気持ちが混在している。

『キャサリン』はパズルゲームとして遊べ!

 さて、散々悪い点ばかり記していたが、この『キャサリン』のパズルパートの出来については折り紙付きである。もともとはパズルゲームとして作られたはずなので、これが最悪だったら完璧に駄作になってしまうわけだが、そこはさすがに回避できているようだ。

 積み重なるブロックを引いたり押したりしながら上へ登っていくタイプの『バベルの塔』を彷彿とさせるようなゲームプレイであるが、操作性がやや悪いことを除けば非常に素晴らしい。本編・ミニゲーム・おまけモードとボリュームは豊富であるし、敵に追われる緊張感を持ちつつクラシックを基調とした音楽の中、論理的な回答を求めていく楽しさがギッチリと詰まっている。難易度の高さも、パズルゲームとして考えれば問題にならないだろう。

 そして前述のように、質の高いアニメパートにそれとの差異による違和感を感じさせない3Dグラフィックス、味わいのある世界の構築も見事であるし、「ペルソナ」シリーズのファンへのサービスがあったり、スタッフの遊び心も十分に込められているだろう。珍しい題材であるという点はかなりの肩透かしであるが、そこをあらかじめ理解しておけばいいのだ。

 そんなわけで、とにかくアドベンチャーなんてどうでも良く、パズルゲームを遊びたいというプレイヤーが遊ぶべき作品である。この作品において嘆くべき点は、本当にそういったパズル好きなプレイヤーに届いたかどうか怪しい点であろう。そして、アトラスはネタバレ禁止などと言っている場合でなく、パズルパートの面白さを更に伝えるべきなのだ。(実際のところ、物語がショボいとバレてしまうと買われなくなるためなのかもしれないが。)

 以上の理由から、『キャサリン』は恋愛粉飾パズルゲームと評価したい。久々に騙された買い物をしたわけだが、こういう作品は評価に困るだけでなく、出来が良くても楽しめないので勘弁願いたいところである。そして、せっかく面白いパズルゲームを作ったのにその点ではあまり評価されないことを考えると、とにかく残念に思えてしまう。
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2011年3月のゲーム購入予定

2011年3月

 気が付けば2011年も3月に入り、花粉が飛ぶようになってしまった有様である。こんな日に表に出てはクシャミが止まらなくなること間違いなしなので、部屋に篭ってゲームをすべきだろう。こうしてゲームをプレイする理由を探しては、常に部屋へ引き篭もるのがゲームプレイヤーの必須スキルである。

 ところで今月の新作であるが、時期もあってあまり作品自体が出ないようである。海外では『Dragon Age 2』や『Homefront』といった注目作が出るようだが、日本のXbox360はいまひとつ寂しいか。もっとも何もないわけではないので、個人的に注目している作品をそれぞれを見ていこう。

2011年3月に発売されるゲーム

box_Crysis2.jpgboxarcania4.jpg○ 2011/03/24
 まずは3月24日に発売される『Crysis 2』。ナノ・スーツなる着用した者の身体能力をアップする装備を駆使して戦うFPSである。

 前作はかなりの高品質グラフィックが素晴らしいと言われたPC用のFPSだったのだが、今回は家庭用ゲーム機にも登場するようだ。ところでこの作品、今月発売だというのに、未だに日本語版公式サイトの殆どが「Coming soon」とかになっており不安にさせられるのだが大丈夫なのか。いや、とりあえず日本のXbox360版はあまり大丈夫ではないのだろう。

 同じく24日には『アルカニア ゴシック 4』が発売される。ドイツで開発されたゴシックシリーズ最新作、オープンワールドのファンタジーRPGとのこと。先月に発売予定だったのが延期して、この日に発売されることになった。

 この作品も同じく、初のコンシューマーとのマルチプラットフォームとのこと。僕はPCゲームに疎いので、この作品の名前はこれではじめて聞いた。4まで出てる人気シリーズとのことなのでやってみたいとは思うものの、どうもこの手の洋物RPGはわかりやすい掴みがなく、手を出しにくい印象を持ってしまう。

box_otomex.jpgbox_FightersUncaged.jpg そして、同日には『オトメディウスX(エクセレント!)』も発売される。お馴染みKONAMIの「グラディウス」や「パロディウス」の流れを汲み、ギャルゲーの要素を付け加えたような横スクロールシューティングゲーム。『オトメディウスG(ゴージャス!)』の続編である。

 KONAMIのギャルゲーとシューティング要素を組み合わせたようなゲームで、コアな中のコア狙いというようなものではあるものの、その照準はいいところに置けていたため、こうして二作目が出たのだろう。しかもこの作品はKONAMI Styleで発売している豪華特典セットにゲームチェアとそれに掛ける美少女シーツというとんでもないものがあり、しかも値段が3万6千円で挙句に売り切れているのだから、インパクトにおいてもこれまたすごいのなんの。

 忘れてならないのがKinect専用タイトルの『Fighters Uncaged』。体を動かして敵を戦うといった、皆が思ってはいたもののまさか出るのかという異色の3D格闘ゲームである。

 さすがにゲーム内におけるすべての動きを真似するわけでなく、コマンド入力によって技などは簡略化されているとのこと。Kinectにおいてかなり魅力的な作品のはずなのだが、既に発売されている海外ではレビューでボロクソに言われているようである。僕は「これを友達とやるなら画面の前で殴り合っていたほうがまだマシだ」というようなことを360インディーズゲームの雑感でよく書くが、ひょっとしてまさかマジでそんなゲームなのか。

box_troymusou.jpgbox_crosschannel.jpg○ 2011/03/31
 31日には随分と前から話題を聞いていたような気がする『トロイ無双』が発売される。古代ギリシア神話のトロイ戦争を題材にした無双であり、何十作目も出して色々と大丈夫なのだろうかと他人事ながら不安になる。

 この作品の面白いところは、無双であるもののギリシア神話を題材に使ったことだろう。いやまァ、ネガティブに見れば題材がなくなってきていよいよここまで手を出してしまったとも考えられるわけだが、ここまで来たらとことんやって欲しいところだ。

 最後の作品は、同じく31日に発売される『CROSS†CHANNEL~In memory of all people~』。2003年に発売されたエロゲーの移植作品。何度目の移植だという感じだが、それはこの作品に限った話ではないどころか、それこそ初代プレステのとにかく移植しまくる時代から脈々と受け継がれているとかいう話になってしまうので割愛。

 はっきり言わせてもらうと、この作品は鬱ゲーらしいということ以外はまったく知らず、それどころか初回特典にエロい用途に使う“小型マッサージ機”がついてきてしまうという話題しか聞いたことが無い。まァギャルゲーで、しかも移植作品というのは極々少数に売るわけで、その注目を集めるにはこういう無茶なことをしでかすしかないのだろう。

今月はスルーで

 さて、今月の発売作品を見ていったが、特に買う予定のものはない。遊んでみたい作品はあるものの、今ひとつ手を出す気にならないというか、腰が重いというか。出来る限り多くのゲームを遊びたいことは間違いないのだが、あまり欲しくない作品を買ってそれぞれの体験をおざなりにするのも嫌なのである。

 そして、3月は『Fallout :New Vegas』のDLC「Dead Money」がようやく来てくれるそうなので、新しく買うものはこれになりそうだ。とはいえ、これはせいぜい数時間遊べれば十分という所なので、飽きたら他のゲームでも探ることにしようかと考えている。
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キャサリン 第十夜 二周目 眼鏡キャサリンルート Normal & Ture End

諸注意

 前回まではパイの実さんという方と同時公開という手段を取っていたが、一周クリアしたため次からは一人で公開を続けることになっている。

 今回はエンディングを紹介するだけの記事なので、これまたひどいネタバレである。閲覧には要注意。

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キャサリン 第九夜 天上

諸注意

 今回記録している一連の『キャサリン』プレイ記録は、パイの実さんという方と同時公開という手段を取っている。詳細については下記記事を参照されたし。また、ネタバレにも注意。

○ 『キャサリン』はプレイ記録を特殊な方法で
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1018.html

○ パイの実ブログ(仮) 『キャサリン』プレイ日記 第9夜
http://painomisan.blog91.fc2.com/blog-entry-35.html

 ※ 尚、今回はシナリオの重大なネタバレが内包されているので、万一今後『キャサリン』をプレイする可能性があるのであれば、今すぐ読むのをやめるべきである。それを覚悟の上で、以下にある追記を読んで欲しい。

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インディーズゲーム 2011年 3/1~3/31の新作

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ZombieGeddon 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Fun Factory Entertainment ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/02/27

 ゾンビを倒しつつ先へ進む俯瞰視点の全方位シューティング。オフ2人プレイに対応。

 一生懸命褒めようとすると、地面や植物などのグラフィックに対してしか言葉が出なくなるタイプのゲームである。
 ジャンルはゾンビツインスティックシューティングと死ぬほど没個性的、ゲームバランスは鼻の穴に核ミサイルをねじ込もうとするような無茶苦茶さ、そしてゾンビより不出来な人間の3Dモデルのほうが怖いというおめでたすぎる具合である。
 最高に不愉快なのが、音量バランスがぶっ壊れている点だ。敵が出ると割れるほどの声を挙げて襲い掛かってくるので、十匹も画面上に登場すればスピーカーが今すぐ爆発しそうな有様になる。作者は聴覚に障害をお持ちの野郎なのか、テストプレイは常にミュートで行っていたのか、あるいは実はこの音が念仏で作者が馬なのかと疑いたくなるような一品。


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Baby Mammoth's Journey To Mars 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Slashstar ジャンル:その他 2011/02/28

 赤ん坊のマンモスを操作し、崩壊する地球から逃げ出すアクションミニゲーム。ダサい邦題をつけるとしたら『赤ちゃんマンモス火星へ行く』といったところだろうか。

 操作はABXYのみで、出現した障害物に応じてそれぞれを押せばいいという簡単操作のものである。絵柄も可愛げがあるので子供向けのゲームかと思いきや、トラップがかなり近くに来ないと見えないため難易度が相当高くなっているというのだから笑える。本気でやるとすれば、完璧な覚えゲーだろう。
 意図と狙いが乖離しているのか、あるいは子供に難易度が高い忍耐力を要するゲームをやって欲しいという意図があったのかもしれないが、こういったゲームは今更珍しくないので、そもそも意図というものがないのではないかと考えたくなる。


3/2
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Gyroball 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Eccentric Duck ジャンル:レース & フライト 2011/03/01

 ワイヤーフレームで描かれた巨大な立方体の面を走り戦う、対戦アクションゲーム。オン6人プレイまでに対応。

 わかりやすく言えば、対戦型スネークゲームのようなもの。自分の移動軌跡に罠を落とし相手をそれにぶつけさせて倒すというルールである。
 それだけならまだしも、カメラワークは自分が逆立ちしたかと思うようなものだし、体力表示もなければ敵がどのあたりにいるかも非常にわかりにくいという有様で目を潰されたかの錯覚を覚える。要するに、平凡なゲームにダメな要素を足しただけであり、よくある凡々駄々作の中の一つである。


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Office Affairs 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Silver Dollar Games 3 ジャンル:その他 2011/03/02

 飛び降り自殺した男を操作し、障害物を避けつつ物語を見て語りを聞く実写ゲーム。実写ゲーやエログロでお馴染みSilver Dollar Gamesの作品。

 障害物を避けるという要素はあるものの、ゲームというよりはムービーである。選択肢を選ぶこともできるが、やはり見所は実写の女性であり、相変わらずエロとバイオレンスとギャグを込めた作品というわけだ。
 良くも悪くもいつも通り。今更言うことはない。


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Toddler Tantrum! 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:All Messed Up Games ジャンル:ファミリー 2011/03/03

 ボタンを押すと丸・三角・四角といった顔のついた物体が声と共に出てくるゲーム。

 未就学児のためのゲームのようだが、厳密に言えばデジタルの玩具である。背景やキャラの色が変わる、登場キャラが回転拡大する、子供の声が聞こえる程度のものが見られる。
 確かにアホでも遊べることは確かなのだが、色使いにも気を使っていないため目の痛くなる原色が出るし、音声やキャラクターパターンも少ないといったものである。子供向けに作ったというより、手を抜いた結果、子供騙しにしかならなかったと言うべきな気がするが、それはこの作品に限った話ではないのを思い出し思わず落涙。こういう子供向け(もといバカな子供しか遊べない)ゲームはあまりにも多い。


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iCandy 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:DandySoft ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/03/03

 8*8の升目に同じ色か形のグミ等を連続で配置し、すべてのマスを埋めるパズルゲーム。トロフィーシステムあり。

 ゲームルールは以前同じデベロッパーが配信した『Boom Kikker』とまったく同一である。では何を持って新作にしたかといえば、トロフィーを獲得することによって女性の写真が見られるようになったことだというのだから、ゲロゲロゲロゲロ。
 貴様もついに魂を売ったかといいたくなるような一作。確かに以前の作品ではまるで見所はなかったが、見てもらうためにすることがエロしかないのか。悲しくなると同時に、ここがどういう場所なのか再度よく確認できた。エロ画像閲覧ソフトでも作ってろ!


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Xortron - The Emergence 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:RyanWatson ジャンル:レース & フライト 2011/03/03

 宇宙空間で推進力を利用し宇宙船を飛ばす、よくあるゲーム。

 暗闇の中で宇宙船を飛ばすもので、内容としてはかなり没個性的であり特筆することはない。
 価値があるのは、むせ返るほどの素人臭に溢れる塩辛いアニメーションが見られるという点くらいのもの。ゲームの関係ないところが魅力的というのもなかなか笑える。


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Love Hurts 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:L0llygagg3r ジャンル:格闘 2011/03/03

 彼女を助けるために給仕たちと戦う横スクロールアクション。

 パンチ・キック・ガードなどを使い分け敵と戦っていくステージクリア型のアクションである。
 緩慢な動作と目の痛くなるような色使いが魅力で、これの前に多くのプレイヤーがノックアウトされるであろう。冗談はさておき、今ひとつなステージデザインや弱すぎるボスなどの致命的な点を考えなければ、そこそこ良く出来たアクションゲームである。完全にひどいわけではないが、やはり欠点だらけといったところだ。


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Snake Man 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:QBRADQ ジャンル:懐かしのゲーム 2011/03/04

 題からわかるように古典的なスネークゲーム。アワードシステムあり。

 良く言えば懐かしく、悪く言えば古臭いグラフィックで広げられる古臭すぎるゲーム。一応は効果音がついているしアワードシステムもあるものの、本当に必要なのはそういうところなのか? とプレイヤーに疑問を抱かせるのが目的なゲームである。
 つまり、懐かしいだのなんだの言って進歩しない作品に対する否定的批判がこの作品なのである。もしくは、単純に古すぎるものを何も考えず作ったスネークゲームだ。


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The Hearts of Men 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:misterjz ジャンル:懐かしのゲーム 2011/03/04

 俯瞰視点で敵を倒し迷宮を進むアクションゲーム。オフ4人プレイまでに対応。

 戦士やエルフなどの種族を決定し、敵と戦いながら先へと進んでいく。内容としては全方位シューティングに近いが、左スティックで移動と攻撃方向を決め、Aボタンで攻撃を出すようなタイプになっている。
 とにかく磨きこみの足りなさが目立つゲームで、攻撃は連打しまくらなければいけないし、敵は壁があろうと何だろうとこちらを追うだけのアホのため、ひたすらに単調である上に不満も多い。まァ、誰も期待などしていなかった。


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TrickOrTreat 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Aztecgames ジャンル:懐かしのゲーム 2011/03/04

 変哲のないブロック崩し。オフ2人プレイに対応。

 ワオ! クールでクレイジーなブロック崩しだ! こいつは楽しすぎて、遊ぶ時にはオシメをしておかなきゃいけないね! とか言っておけばいいのか。


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Laser Logic 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Stephen M Bennett ジャンル:パズル & 雑学クイズ 2011/03/04

 ブロックに書かれた数字の分だけレーザーを伸ばしていくパズルゲーム。オフ4人プレイまでに対応。

 チュートリアルも丁寧でわかりやすく、内容としても無難に揃っていると言える。とにかく地味すぎるが。


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Are You Smart Enough? 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Latin Soul Studio ジャンル:パズル & 雑学クイズ 2011/03/04

 アバターが主人公になっている倉庫番。

 レベルは全体で32しかないのはいいとして、効果音もアバターが箱を押すモーションもないという手抜きっぷりである。
 「Are You Smart Enough?」とのことだが、このゲームを購入することを避けるくらいには聡明だと自負しております。


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Fortune Cookies In Bed 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Silver Dollar Games 3 ジャンル:その他 2011/03/04

 ABXYの入力次第によって、約二百種類の格言のようなものが見られるソフト。お馴染みSilver Dollar Gamesの作品。

 クジ付きのクッキーであるフォーチュンクッキーを題材にしたらしいが、まったくもって関係ない。そして、場合によってはバイオレンスやエロに関連したものが出てくるそうで、ああ、相変わらずすぎてノーコメント。


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TriLinea ReAct 400ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:TendiGames ジャンル:パズル & 雑学クイズ 2011/03/04

 同じ色を3つ揃えて消す落ちものパズルゲーム。オフ・オンでの2人プレイに対応。アワードシステムあり。

 CPUとの対戦モードだけでなく、ミッションモードやタイムアタックもあり、ステージもジャックオランタンのいる墓地であったりロボット(?)のお腹であったりと種類豊富で、400MSP取るだけはあるという作りこみを見られる。
 とはいえ、没個性的な内容は否定できず。操作性が悪かったり、対戦モードだとブロックが見づらいという欠点もないではなく、とにかく中途半端。個性を磨く点に重点を置くべきだったか。


3/5
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Guitar Tuner 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:DigitalDNA ジャンル:音楽 2011/03/04

 名の通り、デジタルのギターチューナーである。

 ヘッドセットを使って音を取り込み調整するとのこと。ゲームではないためコメントは控える。


3/6
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Solar System 4D 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:GZ Storm Games ジャンル:エデュテイメント 2011/03/05

 3Dグラフィックで描写された太陽系の時間による推移や情報を閲覧できるソフト。

 惑星の説明文章や、いくつかの写真、時間による惑星移動を見ることが可能。
 値段を考えれば致し方ないのだろうが、安っぽい教材というのが精一杯だろう。


3/8
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ドキドキ☆コスプレせんせい 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:nakfiv ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/03/08

 『魔法合成屋さんのミケ』などでお馴染み、こびとスタジオの短編ノベルシリーズ第三弾。所謂ノベルタイプのギャルゲーである。

 相も変わらず同じようなシステムで同じようなゲームを生み出したエコロジー精神に溢れるゲームである。セーブ・ロード、スキップ、回想、ウィンドウ消去などはなく、あるのは画面フェードスピード・文字表示スピードの調整程度で、もはや何も言いたくない。ただし、今回は女性キャラ(といっても一人だけのようだが)は声が入っているようだ。

 内容としては非常に笑えるもので、勉強などやる気のしない典型的な不真面目オタク主人公君に、アニメ・コスプレ好きの弱気なロリ系巨乳女性家庭教師がつくという、手玉にとって強制和姦してくださいと言わんばかりのわかりやすすぎる設定で物語が綴られる。
 話の筋もありがちで、主人公が一念発起して模試で良い点数を取れたら、先生がメイドのコスプレをしている所を見せてくれるというものである。とはいえ、前作の『センパイ×彼女』に比べればかなり話がわかりやすく、しかも萌え要素はすぐ目に見られるというわけで、この点は評価したい。もっとも、体験版の時点で、萌え要素をとりあえずぶち込みまくって水飴で煮込んだような喉が焼けそうなほどオタクの性欲の味がするのにはついていけない。

 しかし何が悲しいって、勉強もロクにできずアニメが好きなだけで特に異性にアピールのできる点のない人が、弱気で巨乳のかわいい女性を都合よく自分のものにしたいという欲求は満たすためにこの作品があるのだろう(そして、それを意図して作ったのであろう)ということである。ギャルゲーとはどこへ行ってもそんなものだが、わかりやすすぎて悲しさすら覚える。


3/9
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The Sugar Killerz 400ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Fun Hazard ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/03/08

 協力プレイで敵を倒していくサイドビューの全方位シューティング。オフ4人プレイまでに対応。

 四人で協力し、アサルト・ショットガン・マシンガン・スナイパーといった四種類の銃を使い分け、無数に出てくる敵を倒していくという見たことのあるようなツインスティックシューターである。

 敵の種類は豊富で、一応は協力しなければ倒せない敵がいたりもするし、背景もゲームが進行するたびにちょくちょく変わってくれるし、効果音もやや物足りないがひどいわけではなく、武器強化やスローモーションといったアイテムなどもあり必要そうなものは揃っているだろう。そして、これといって大きな欠点もない。
 ただし、どこも長所というには足りなさすぎるのである。決して悪い印象を持つことはないが、協力する意味合いは薄いし、ゲーム展開は単調さが気にかかるし、音や操作感覚も今ひとつで、遊んでいて覚えるこれといった快感がないのだ。
 協力プレイを前提としたシューティングゲームをきちんと作った、という意味においては良いのだろう。ただし、面白いゲームには成りえていない。


3/10
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BugO StinkO 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Takimchu Games ジャンル:キャラクター アクション 2011/03/09

 ゴキブリが主役の横スクロールジャンプアクション。アワードシステムあり。

 屁をこいて敵の虫を殺しつつゴールを目指すというもので、BGMはなく効果音は開発者と思しき声でなかなか涙がちょちょ切れそうな出来である。
 360インディーズゲームでもゴキブリを殺すガンシューティングなんてものが出ていたが、それも気持ち悪さやゴキブリを出す意味において今ひとつで、「ゴキブリが出ますよ!」というわかりやすいネタをウリにしているだけでしかなかった。そしてそれはこの作品においても例外でなく、他の作品にゾンビが出るようにゴキブリが出ているだけであり意味など殆どないのである。気持ち悪くもないどころか、そもそも特に何も感じない。
 つまるところ、安易なゾンビゲーならぬゴキブリゲーというわけだ。気持ち悪くて刺激的な内容を表面に出しておけばいいなどという甘い考えは、ゾンビやNINJAだけで十分で、むしろそういう安易な発想のほうがゲロを吐けそうなのである。

 ゲーム終了時、Aボタンを連打していると購入画面が出るので注意。


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ETMD 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:thedeadstu ジャンル:シューティング 2011/03/10

 エイリアンと戦う2D縦スクロールシューティング。

 装備システムやアイテム要素などを揃えているものの、恐ろしく見づらいメニューにイラつくし、縦横無尽に動きまくる敵はレベルデザインというものを一切感じさせない。何だこれは。
 レトロスタイルと謳いつつ実際はショボいだけのゲームはなんとかならないのだろうか、と悩まされる一品。


3/11
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Marksman: Long Range 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Andy Campbell ジャンル:シューティング 2011/03/10

 遠距離からライフルで的を狙撃するシューティングゲーム。

 射撃時の反動や風などの要素を読んで射撃するシミュレーション寄りの的当てゲームのようである。
 トリガーを連射していると弾が出なくても反動が起こる点や操作性が悪いあたり、ちとどうかと思うが、実銃を撃ったことはないのでコメントは控える。申し訳程度のゾンビモードなるものもあるが、とりあえずゲームとしては魅力なし。


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みみ いんざ すかい 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:TakeTake55 ジャンル:シューティング 2011/03/10

 みみを操作して限られた領域で敵を倒しスコアを稼ぐ全方位シューティング。音がでかいので注意。

 次第に難易度が上がるエンドレスのゲームを続け、スコアを稼ぐツインスティックシューティングである。
 和風の雰囲気や操作感覚、基本のゲームシステムは悪くないわけだが、かといって普遍的で無難というレベルでもないだろう。難易度の上昇がわかりづらいし、効果音が今ひとつ弱く敵を倒す快感がなく、展開の強弱も感じられず。みみは萌えキャラだと思われるが声もなくかわいらしさのアピールも物足りなく、画面に情報量が多く見づらいと欠点が多い。他には、ゲーム側で用意してある体験版終了時に表示される画面(「暇つぶしにお手軽全方位シューティング」云々)という画面がうまく表示されていないのもなんとも残念。
 とはいえ、ゲーム的に大きく破綻しているわけではないので、これといって大きな問題であるわけではない。褒めるのは難しいが。


3/12
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LOAD 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Silver Dollar Games 3 ジャンル:レース & フライト 2011/03/12

 精子を操作し障害物を避けながら体力を残しどれだけ進めるかを競うサイドビューアクションゲーム。またもやお馴染みSilver Dollar Gamesの作品である。

 題材はどうやら精子と卵子のようである。精子を操作し、ピンク色の領域から外れたり障害壁にあたると体力が減ってしまうので、それを避けつつどれだけ先に進めるかというルールになっている。尚、この手のゲームでは移動に慣性がかかっていることが多いが、この作品では操作していない時には不動である上に、十字キーで移動を制御する。
 精子ゲームは『Spermatozoon』というものが先月別デベロッパーによって配信されているが、『LOAD』のほうがいくらかそれらしい。スコア記録の単位がセンチメートルであったりするし、赤やピンクの色使いも膣内を表示できているだろう。
 もっとも、ゲーム的には面白みなどほとんどなく、題材の尖り具合だけで作品にしているのは言うまでもない(その上、二番煎じである)。そもそも僕は十年近く前に携帯アプリで似たようなインディーズ作品を遊んだことがあるわけで、誰もが思いつくものがまたここでも出てきたというだけでしかないのだろう。


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Blockhead 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Zach Bowman ジャンル:パズル & 雑学クイズ 2011/03/14

 同じ色のブロックを三つ並べて消す落ちものパズルゲーム。

 ブロックは隣接する色によって変化する場合があるので、そのあたりも考慮せねばならない。また、ルールとしては初期配置のブロックをすべて消すことが重要で、上までブロックが詰まってもゲームオーバーにはならないという妙な具合である。
 このルール設定が面白みを生んでいるかと言えばそんなわけはなく、一言でいえば余計なことをしやがってという気持ちになる。見た目も安っぽさが炸裂しているというのが正直なところだし、いちいちブロックを取りに行く緩慢な仕草があったりするのもあって心地よく遊べるわけでもない。
 何より、EXITを押してもゲームが終了せず、製品版購入画面が出るだけなのが最悪だ。この人の神経をナイフで逆撫でするような仕様ときたら!


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I Accidentally...In Space! Ep1 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Lethal Martini Games ジャンル:キャラクター アクション 2011/03/15

 「インベーダー」風の固定画面STGとサイドビュージャンプアクションを混ぜたシューティングゲーム。画面上にいる敵を排除してゴールを目指す。

 上記の説明の通り人気のジャンル二つを掛け合わせたものであるわけだが、掛け合わせた意味合いはまったくもって不明。以前紹介した『Insanity』ほどに狂ってはいないものの、単なる移動制限の少ないSTGという感じであり、ゲーム内容はまったく盛り上がらない。
 肝心のゲームシステムは何がやりたいのか不明、グラフィックや音楽なども中の下といったところで、語る必要性のない作品だということは言うまでもなく。こういう「ステキなものを二つ掛け合わせたらもっとステキだよね!」というロマンチックなキメラを生み出す安易な発想はやめていただきたい! いつか取り返しのつかないものが出来るぞ。


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Mute Crimson 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Apoxxle ジャンル:キャラクター アクション 2011/03/15

 横スクロールジャンプアクション。Check Listなる実績のようなシステムや収集アイテムが用意されている。

 単なる2Dジャンプアクションなのだが、とにかく快適といえない操作性に、レトロ風なのかショボいだけなのか判断のつかないグラフィックである上、ウリであるゴア表現(血がドバァと飛び出る)は単なる赤い四角が飛び散るだけであって『Block Fight!!』と勘違いさせられるの何の。
 ステージ構成や音楽は悪いわけではないのだが、諸々のマイナス点もあるお陰で楽しいというレベルには至っていないだろう。まだこの血が出まくる様がマヌケでギャグになったのならば救いだろうが、そういうわけでもなく。


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Solve It - Pack 1 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Marklund Games ジャンル:パズル & 雑学クイズ 2011/03/16

 あらかじめコマンドを入力して主人公の犬に命令を与え、星まで導くパズルゲーム。

 前進・方向転換・ジャンプを駆使して一定コマンド数内でゴールへ向かわせるというものである。かなり簡単なプログラミングをしてキャラクターを動かすといえばわかりやすいだろうか。
 出来はなかなかで、ステージデザイン・音楽共に牧歌的でかわいらしく、パズルとしての歯ごたえもそこそこ。ステージ数も30と少ないわけではない。
 キャラクターの向きがわかりにくく調整が面倒な嫌いはあるし、ゲームルールそのものが劇的に面白いわけでもなくこれといった強い長所があるわけではないが、暇つぶしのパズルと考えればそう大きな問題ではないだろう。綺麗にまとまったミニパズルゲームと考えると、この混沌としたカタログの中から選択する可能性が十分にある作品のはずだ。


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Crisis: North Korea 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:sodafountan ジャンル:シューティング 2011/03/16

 限られた領域で戦闘機を操作し北朝鮮の敵と戦うシューティングゲーム。

 左スティックと攻撃ボタンのみで戦う全方位シューティングなのだが、とにかく凄惨な出来である。
 何を選択しているんだかわからないメニュー画面に、途切れたり重なって鳴りまくるBGM、出たり出なかったりする銃撃の効果音、そして待ち受けているのは当然のように腐った山小屋よりショボいゲームプレイである。おまけにゲームオーバーになっても画面に何ら変化がない(自分でメニューを出してタイトルに戻らなければならない)し、プレイヤーを殺す、もしくはコントローラーを投げさせることしか考えていないゲームバランスと言う具合で、まさに駄作の条件を全て取り揃えていると言うしかない。

 世間では北朝鮮軍と戦うFPS『Homefront』というものが出ているが、360インディーズゲームではコレである。さすがに普通の商業作品と比べるのは無茶だとわかっているものの、パッケージ画像の人物画を見ていると自然と涙が出てくるのだからたまらない。


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Bureau - Agent Kendall 400ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:ggaler ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/03/16

 FBI捜査官となり事件の捜査をする選択肢を選んでいくタイプのアドベンチャーゲーム。

 ゲームのキャラクターはすべて3DCGで描かれており、まァ割と良く出来ていると言うべきなのだろう。わかりやすい巨乳主人公がウリの一つであるようだ。
 言うまでもなく全編英語な上に、物語が重要なタイプのゲームなので序盤の触りのみでは特に語れることはない。とりあえず、400MSPを賭けることは難しそうだ。


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A tricky game with a cookie 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:magma2280 ジャンル:キャラクター アクション 2011/03/16

 自動で動くクッキーをジャンプさせ、障害物や穴を避けるサイドビューアクション。レベルエディタあり。

 またかと言わずにはいられない種類のゲームだが、これまたイライラさせられる仕様なのが素晴らしい。ミスをすれば面倒な巻き戻し画面を見なければならないし、判定も見た目からわかりづらいのでストレスが溜まるし、プレイしているとヘタクソなテーマソングが流れてきて怒りは最高潮だ。
 トドメに体験版をやめようとするとやや強引に買わせようとするわけで、良い感情を持てというのが到底無茶な話である。


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Hello Rocket 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:SoftwareByEugene ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/03/17

 ロケットを操作しゴールへと飛ばす物理演算アクションパズルゲーム。

 推進力とロケットの角度調整でうまく移動させつつ、障害物などに気をつけながら飛ばすという見たことのあるタイプのゲーム。オブジェクトやロケットは物理演算で動くわけだが、かなり癖のある挙動で、ロケットが地面に頭から突っ込んでも復帰できたりで何とも妙である。ステージは全てで72レベルとのこと。
 確かにそこまで悪くない作品なのだが、特に言うことのないステージデザイン・雲しか描かれていない背景・捻りのない安直な形や色のオブジェクトなど、安っぽさを強く感じてしまう出来である。そして特別な点もないという、平均的な凡駄作だろう。


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Cute Pets 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Latin Soul Studio ジャンル:ファミリー 2011/03/18

 動物のアイコンを入れ替えて3つ揃え消していくパズルゲーム。クリアするとおまけで動物の画像が見られる。

 特殊なルールも点数もクソもお粥ほどの歯ごたえもないゲームで、クリアすると犬の写真などを見られるのがウリらしい。しかし1レベルクリアごとに1枚のようなので、全レベルが5つとなると最大で5枚しか見られないということか? なんだそれは。こんなのをやるならネットで画像を探したほうが速いわけで、何ら価値を感じられない。

 ペットの画像が見られるといえば、『LoL Cats』というネコの画像が見られるひどい360インディーズゲームの作品(ネットで拾った画像ばかりだったので即効で削除されたもの)を思い出す。『Cute Pets』のほうが倫理的にはまとものようだが、動物の写真を見るという目的においては、その消されるべき作品のほうがマシで効率的だったのがまた笑える。


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Spacecraft 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Jonas ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/03/19

 物理演算を利用した全方位シューティング。オフ2人プレイに対応。

 宇宙船を操作し、敵を倒しながら物資の移動といったミッションをこなしていくという何度も見たようなタイプ。操作感覚はかなりやりやすいほうで、移動に苦労することはない。
 そもそもあまり語ることのないジャンルの没個性的な内容であるため、ここで話を打ち切ってもいいくらいだ。ただし、敵が出てくると難易度が恐ろしく上昇するのは付記しておきたい。Easyの最終ステージが相当難しく、思わずコントローラーを投げたのだ。360インディーズゲームでは、舗装されたアスファルトに見える部分の一歩先に落とし穴があるなんてことも当然のように起こるのである。


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MoonLander 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Bounding Box Games LLC ジャンル:懐かしのゲーム 2011/03/19

 宇宙船の逆噴射を利用しステーションに着陸しハイスコアを競うゲーム。

 残燃料・酸素に気を使いながら左右の噴射を使い宇宙船を操作するという、これまた360インディーズゲームでは腐るほど出ているATARIの『Lunar Lander』的な作品である。このゲームならではの点はほとんどなく、延々とハイスコアを目指し続けるという個性という概念を超絶に凌駕するほど没個性的な内容。
 この手のゲームも本当ッに多く、こうして海賊版のような作品がボロボロ出るということは、海外のゲーマーにとって元の作品がかなり大きな影響を与えたという証左なのだろう。それはよくわかった。だがカレンダーも見てくれ。今は2011年だ。


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Abronium Tournament 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Mexond ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/03/19

 対戦型の全方位シューティング。オフ4人プレイまでに対応。

 俯瞰視点のツインスティックシューティングで、チームを組み、レース・CTF・サッカーなどのルールで競うというものである。トーナメントモードにより最大16人プレイまでに対応しているようだ(ただし同時プレイは4人まで)。
 マップ構成や音楽に見た目などそこそこ整ってはいるものの、魅力はほとんどなし。この手の対戦ゲームにおける、もっとも初歩的でもっとも難しい、プレイヤーを集めるというのが達せられていないだろう。




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Bouncing Avatars 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Running Pixel ジャンル:その他 2011/03/20

 アバターの入ったボールを跳ねさせ、どれだけ高くまで目指せるか競うミニゲーム。オフ4人プレイに対応。オンラインハイスコアシステムあり。

 空中にはいくつかの足場があるので、左右移動でうまくそこに乗せてどんどん跳ねさせていくという古典的なゲーム。似たような作品は既に360インディーズゲームにもいくつか存在しているだろう。ところで、この手のゲームの元祖と呼べる作品は何なのだろうか気になるところ。
 それはともかく、中身はやはりアバターが出てくるだけである。一応は一度しか使えない足場やアイテムなど単調にさせない仕掛けが存在はしているものの、かといってゲームとして十分楽しめるというレベルには達していない。古臭いものにアバターを付けて強引に売ろうとしている在庫処理的ゲームである。

 尚、ゲーム終了時、Aボタンを連打していると購入画面が出るので注意。


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Avatar Fighter 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Mr Brian ジャンル:格闘 2011/03/20

 アバターを利用した2D格闘ゲーム。オフ2人プレイに対応。

 弱・強パンチに投げ、基本的な必殺技と超必殺技が揃っている単純な2D格闘である。
 モーションは独自のものが用意されているため、きちんと動いているように見える。だが、やはり安っぽさは否めない。音は常にブツブツと途切れており不快であるし(当方の環境の問題かと思ったがどうも違うらしい)、やたらと緩慢な動作に、まったく賢くないAI、そして必殺技も床に落ちたパンのカスくらいにショボく、不満点をあげればキリがないだろう。
 とりあえず対戦モードがあり、既存キャラに加えて一応は自身のアバターも使え、格ゲーとして何とか成り立っているという程度の作品である。一切何も抱えないか、あるいは失望のみを胸に抱えていれば楽しめるかもしれないというくらいだ。


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Dude, Where's My Avatar? 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Robot Foot Games ジャンル:ファミリー 2011/03/20

 多くのアバターの中から自身のアバターを探すミニゲーム。

 本日は3作品アバターゲームが出ているが、どれも最大の魅力は「アバターが出ていること」である。ギャルゲーがかわいいキャラだけで成立しうることがあるように、アバターゲーはアバターが出ていることが最大の魅力であると考えている製作者が多いようだ。つまり、アバターゲーはゲームとしては何ら期待できるはずがないというわけである。
 そして、こんなものが多数配信されまくっている360インディーズゲームというのは一体周囲からどう思われるのだろうか。アバターが出ているだけで、まともなゲームがある場と扱われなくとも当然ではないかと思ってしまうのは、本当に僕だけで済むのだろうか。


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Allied Assault Squadron 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Aeternus Studios ジャンル:レース & フライト 2011/03/21

 第二次世界大戦のパイロットチームのメンバーとして戦闘機を操作し、敵と戦う縦スクロールシューティング。オフ4人プレイまでに対応。

 普通の縦スクロールSTG。『ゼビウス』のように地上にミサイル攻撃をすることができる。4人Coopが可能。
 戦闘機が左右移動する際に翼を下げたりなどのモーションなどがついているし、グラフィックもそこそこなので見た目からは良い印象を抱けるのである。もっとも、実際にプレイしてみればひどさがすぐにわかる。Coop前提の難易度なのか雑魚敵は恐ろしく硬いのに移動速度が速く、その上に同時に何匹も節操なく出てくるせいで倒すことすらままならない。当然のように敵配置も適当すぎる。更に、ボスは普通のSTGなのに弾幕を出してくるし、かと思いきや第二形態ではまずあたらない攻撃しかしてこなくなったりと、敵軍の知能を一ミリも感じさせれられない状態だ。
 遠目に見るとまともそうな底に穴の開いたバケツのようなものである。まァ、見てくれだけまともなだけまだマシか。


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Lazy Gamer 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Silver Dollar Games 3 ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/03/21

 ソファーに座った少年を左右に動かし障害物を避けるミニゲーム。最近またもや配信が活発なSilver Dollar Gamesの作品。

 ひたすらゲームをプレイしている少年は、母親の「さっさと宿題をやれ!」という罵声や飛んでくるピザやら手裏剣を避けつつ惰性にプレイを続けなればならない。彼はソファーを左右に移動できるが、移動量には制限があるのでうまくやりくりしていく必要がある。
 少年は障害に対し口汚く罵るし、やられるとコントローラーをこちらにむかって投げるというような具合。要は、ゲームに狂って冷静を欠いているプレイヤーを揶揄するような一発ネタのギャグ作品ということである。非常にありがちだが、かといって誰かが目をつけて作品化はしてなかったというSilver Dollar Gamesらしい作品。
 とりあえずゲームとしては何ら可能性はないので、『Lazy Gamer』は母親にやめろと言われるまでもなくやめることは余裕で可能である。笑ったら80ゲイツを置いていけみたいな話なのだろうが、冗談にしてももう少しうまくやれなかったものか。


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Pioneerz 400ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:laurent goethals ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/03/22

 モンスターを狩ったり食べ物を確保して街を発展させていくアクションゲーム。オフ4人プレイまでに対応。メダルシステムあり。

 街を発展させるといっても、敵を殺したり味方を回復させていけばいいだけである。そして、攻撃も回復も特にペナルティや特殊な手段が必要ではないため大味で、戦闘もボタン押しっぱなしで何とかなってしまうという有様。
 見た目もなんとも残念で、このデベロッパーが過去の作品にも使ったメニュー画面やグラフィックを流用しているらしいのは良いにしても、ショボすぎるモーションや音響からはこだわりを一切感じられない。その上、キャラクターの顔色がしょっちゅう緑や赤になったりと不気味なことしかり。おまけにゲーム側で用意されている体験版終了画面は抜けられないしで、終わるころには心身ともにズタボロである。


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Infinity Danger 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Milkstone Studios S.L. ジャンル:シューティング 2011/03/22

 ボス戦を連続して行う全方位シューティング。アワードシステム・ワールドランキングあり。『Zombie Football Carnage』などでお馴染みMilkstone Studiosの作品。

 ボスと一対一で戦うトップビューのツインスティックシューティングである。ボスは倒すごとにコアに様々なパーツをつけて行き、どんどん強くなっていく。制限時間がなくなるまで無限に強くなっていくボスと戦い続け、どれだけハイスコアを稼げるか競うというもののようだ。
 この作品は『Warning Forever』という日本製の同人ゲームに影響を受けたとのこと。僕はこの作品について知らなかったので調べてみたところ、ゲームシステムはほとんどがそのままのようである。

 さておきこの作品そのものの評価であるが、操作性や音響、爆発の演出もそれなりで、遊んでいて不快さはなく楽しいと言えよう。そして、ゲームシステム的にも(少なくとも360インディーズゲームでは)今までになかったタイプだ。
 ただ、今ひとつ魅力に欠けるのも事実で、物珍しさで引っ張るにしても、ゲーム内容においても盛り上がりがもう一つ欲しいか。とにかく、決して出来が悪いわけではない作品である。


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Strategic Warfare: Conflict 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Dugrab Studios ジャンル:戦略 & シミュレーション 2011/03/22

 それぞれの拠点から兵士を送り出し敵地を制圧するリアルタイムストラテジー。

 時間ごとに拠点で兵士が生産されていくので、それを送り出して敵拠点を潰していくというもの。送り出せるのは保有量の半分と決まりきっているので、送り元である拠点と送り先だけを決める簡単操作なのがウリらしい。
 しかしまァ、面白いといえるような出来ではない。チュートリアルの時点でマウスで描いたと思われるヒョロヒョロの矢印などでガックリさせられるし、見た目もごま塩をこぼしたものかと思ってしまう。そして、ゲーム中は操作性が著しく悪いし、効果音は恒例のやる気のない開発者ボイス、更には戦略性そのものが低し。結局、このゲームにプレイヤーは攻め込まないのだろう。


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Satellite 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:K73SK ジャンル:戦略 & シミュレーション 2011/03/23

 衛星経営シミュレーション。

 衛星に居住区などを作成して発展させていくというゲームらしい。お試し版では最初の三日くらいしか出来ないので、良し悪しなどという話をしている場合ではない。適当に操作してよくわからないうちに終わるとしか言いようがないだろう。
 とりあえず、可能性はまったく感じなかったし、何かを秘めていることもなさそうだ。


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AardBloxX 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Bat Country Entertainment ジャンル:パズル & 雑学クイズ 2011/03/23

 3Dテトリス。

 特に変哲のない3Dテトリスで、落下予測位置にラインもないのでとにかく見づらく認識しづらいために弱るが、別にこのゲームを避ければいいので誰も困りはしないのであった。


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CTG 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:DeRail Games ジャンル:シューティング 2011/03/23

 ネコを操作し、大量迫り来る老婆やらを銃で打ち上げ研磨機にかけて殺す固定画面アクションシューティング。

 だるい。面倒くさい。このゲームを一言で表現すれば、このどちらかになるだろう。
 右スティックで射撃方向を調整し、銃を撃って老婆やらを打ち上げて殺すのはまァいい。しかし、常に撃ちっぱなしで良いのにボタンを一々連打しなければならないし、そもそも殺す行為自体が細かい調整やら回避が必要とややこしいので爽快感もクソもなく面倒臭いだけでしかない。要は、小汚い公園のゴミ掃除をしている気分になるのだ。
 ババアや軍隊が研磨機みたいなものに食われてグロテスクに死ぬというギャグがあるのだろうが、その描写も適当すぎて笑えもしなければグロくもない。一発ネタなのにそれが滑っているゲームという、ある意味では非常にありがちな作品である。


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Lil' Demons: Splatter 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:MatthewM ジャンル:シューティング 2011/03/24

 四色のデーモンを倒し続ける一人称視点シューティング。アナグリフ(赤青眼鏡による立体視)に対応。

 WaveモードとKing of Hillモードが存在し、倒した敵の色によって四種類の特殊能力が使えるが、やはり特徴のないFPSである。
 グラフィックはそこそこに見られるもので、デーモンも四色だけで寂しいが動きはかわいらしい。もっとも、ゲームとしては底が浅すぎるルールだし、処理落ちもひどいだけでなく、敵はマインドブラストで脳みそが吸われ尽くしているのか、特定の高台に上るだけで簡単にプレイヤーを見失うのだからどうしようもない。
 せめてKing of Hillモードのみにすればまだ遊べただろう。これっぽっちも楽しくはないが。


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CEPINAS 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:PetrosA ジャンル:シューティング 2011/03/24

 惑星の領地を獲得していく対戦型全方位シューティング。オン2人プレイに対応。

 左右で方向転換をしてジェットで移動する1スティック・1ボタンタイプの全方位シューティング。ルールはコンクエストで、惑星の周囲を回って領地として奪い合っていくのが目的。ラウンド間にはパワーアップアイテムを購入することができる。
 とりあえず対戦はできるが、大味で魅力もない。リスポーン時に無敵時間なかったり操作も難しくしょっちゅう一撃死するなどと問題も多いだろう。


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Can You Handle 2 At Once? 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Stegersaurus Games ジャンル:懐かしのゲーム 2011/03/25

 8つのミニゲームを1つのコントローラーで二人で遊べるソフト。

 ボールを回避したり、穴をジャンプする自動スクロールアクションのミニゲームが、1つのコントローラーで二人同時に画面分割で遊べる。その合計スコアを競っていくゲームの様子。
 言うまでもなく大したことはないし、どうしようもない。二人で遊べるというのは同時に遊ばなければならないという枷になるだろう。ちなみに、世にも奇妙な女性が登場するのもウリらしいが、ゲームよりこっちのほうがいくらか面白い。


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Oozi: Earth Adventure Ep. 1 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:AwesomeGamesStudio ジャンル:キャラクター アクション 2011/03/25

 地球に落ちてしまった宇宙人を操作するサイドビュージャンプアクション。開発は『Yet Another Zombie Defense』などでお馴染みAwesome Games Studio。

 ジャンルとしては所謂プラットフォーマーである。操作はジャンプとアクションボタンのみで、敵や罠を避けながらゴールへと目指していくというもの。ストーリーモードの他に、チャレンジモードやアーケードモードも存在している。
 見た目(主人公が明らかに日本向けでないアクションゲームの雑魚敵な顔であること以外)や音楽など、第一印象はとにかく良い。用意されているオープニングアニメーションも見るからに手抜きではなく安心させられるし、緑が豊富な惑星や色とりどりで動きも豊かな敵も気分を良くしてくれるだろう。
 もっとも、遊んでみればジャンプアクションを作りなれていないことが良く分かる。カメラがキャラに近くて辺りを見回しにくすぎるし、ジャンプに癖があって操作ミスを誘発しやすく、ステージ構成がかなり冗長である上、星を集める要素もあるのだがそこら中に多数ありすぎて取るのが至極面倒といったものである。
 何より、無難なジャンプアクションとしては出来ているものの、心に訴えるものはないのだ。エピソード2を心待ちにするのは難しい。


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Conquest of the planet earth 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Diego Salazar ジャンル:シューティング 2011/03/27

 化け物から地球を防衛する一人称視点シューティング。開発は『The war of the end of the days』やらの放射能汚染されまくった作品群でお馴染みDiego Salazar。

 相変わらず頭のおかしいゲームが技術・経験のなさのお陰で狂った作品に仕上がっている。銃やメニュー画面はそのまんまという手抜きっぷりだが、さすがに以前の作品からは進歩も見られる。体力などが数字でなくゲージで表示されていたり、攻撃の火炎放射のようなエフェクトが表示されるようになったり、オープニングムービーやダメージ時の効果音がついたりしている等、変化は多いだろう。
 もっとも、どれも麻薬をやりながら付け加えたかのような具合であるのだから笑える。ゲージは曖昧すぎて良くわからないし、攻撃エフェクトはまるで毒雲、オープニングムービーはゴミが惑星に突き刺さるだとか、ピップエレキバンが宇宙に飛来しているという意味不明すぎるもので、効果音は開発者のもの(と思わしき)うざい喘ぎ声でハアハア自慰行為してんじゃねーよクソが! と叫びたくなる上に、移動すると視界がぶれまくり等々ストレスを賭け値なしに増大させてくれるのだから最高だ。

 結局、マイナスの点数がつくようなどーしようもなさすぎるFPSなのは相変わらずである。何がまずいのかと言えば、何をしたいのかわからないのがまずいのだ。インディーズゲームには出来の甘さや技術・経験の未熟さがあって当然だろう。ならば何を見せたいのかをはっきりさせ、作中に込められた意図や製作の熱意を見せる必要がある。それさえ伝わればどんなクソゲーであろうと情状酌量の余地というかどうしたかったのか理解でき同情や共感の一つや二つをしたくなるわけだが、相変わらずこの作品にはそれが一切ないわけで、壁中にウンコが塗りたくられている築30年のボロアパートのようなものにしか感じられないわけだ。


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PuzzleLights 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:x35mm ジャンル:パズル & 雑学クイズ 2011/03/28

 特定のマスを押しそのマスと上下左右にあるライトを反転させ、全てのライトを消すパズルゲーム。

 所謂「ライツアウト」的なパズルゲームである。決められた配置を限られた手数でクリアするモードと、ランダムモードが存在している。
 非常に無難でありがち。システム・ビジュアル・音楽などどこを見ても普通で長所も落ち度もない。悪いわけではないが、やはりわざわざ箱を起動させてやんのか的ゲームである。携帯電話か携帯機で出すべし。


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Shoot Your Self 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Red Swimmer Games ジャンル:シューティング 2011/03/28

 自身のアバターを固定砲台から発射させ建造物を破壊するシューティングゲーム。

 高さと威力を決めて撃つというシンプルなもの。限られた弾数でクリアするモードやタイムアタックモードなどが存在しているが、どれも大したことはない。
 特徴は廃墟のような世界観(一言で言えばショボい世界)と、明らかに場にそぐわない8bit風のBGM。後者の出来はかなり良いのだが、明らかにこの曲だけ出来が浮いており適当に引っ張ってきた感が限界突破している。
 他にも結果を見ずに連続で撃てる仕様はいいのだが、結局建物が破壊されるのは見届けなくてはいけなかったりでダルかったりシステム的に面白みは皆無と、言うまでもなく「自分のアバターが撃たれて爆発するのが最も面白い」という典型的なアバターゲーである。YAHARIというかTOUZENという出来。


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Hoardzz 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:gamemakersanonymous ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/03/28

 虫を操作し相手に雑魚をぶつけて倒すトップビューの対戦型アクションゲーム。オフ4人プレイまでに対応。

 湧き出る虫を自陣側に引き込んで、それを相手にぶつけて殺す対戦ゲームである。
 底の抜けたパーティーゲーと言うか、炭酸の抜けたビールというか、砂糖の入っていない飴としか言いようがない。かける言葉が見つからない。


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City Condemned 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Golconda ジャンル:シューティング 2011/03/28

 屋上からスナイパーライフルでゾンビを撃ち、生存者を助ける一人称視点シューティング。アワードシステムあり。

 『Zombie Sniper 3D』を彷彿とさせるシステムで、屋上からスコープを覗いてゾンビを撃つというものである。もっともゲーム的にはだいぶまともで、モードは通常のものに加えミッションモードなどが存在するし、販売アイテム種類が少ないもののショップシステムがあったり、オプションで感度設定ができたり、ゲームを破綻させる要素もなければ見た目も割とマシである。
 とはいえ、ゲームとしては成立しているからといって楽しく遊べるかは話が別だろう。生存者の気の抜けた助けを求める音声や、銃が画面から外れるという情けないリロード動作はため息か苦笑いしか出ないし、銃撃音はまともだが権利的に不安になるどこかで聞いた音である上に、結局はショボいゾンビを撃つだけという何十回目の既視感に襲われる作品なわけである。どこまで行ってもゾンビゲーか。


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Inflamous 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Milkstone Studios S.L. ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/03/28

 逃げ回る同僚に火をつけて殺すゲーム。アワードシステム・ワールドランキングあり。『Infinity Danger』などでお馴染みMilkstone Studiosの作品。

 オフィスで爆発を起こし同僚を殺すというゲームだが、シリアルキラーですらこんな表だって放火をする野郎はいないだろうというトンでもないバカゲーである(放火魔は自身の犯罪を声高に言いふらしたくなるそうだが)。相変わらず出来はなかなかで、自販機に自デベロッパーのゲーム画像を埋め込んだり、アワードやらランキングを用意するくらいには丁寧な仕事をこなしている。
 やはり出落ちギャグゲーであり、このバカさに笑えれば良しという作品である。ゲーム的には特に深みがなく、全50ステージあるそうだがとてもやる気にはなれない単調さを持っている。しかし、どうしても同僚を殺したいが法による制裁を受けたくない人にはオススメできるので、需要は十二分にありそうだ。


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Avatar Snake 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Latin Soul Studio ジャンル:懐かしのゲーム 2011/03/29

 アバターを利用したスネークゲーム。オフ2人プレイに対応。

 タイトルの時点でガッカリ・ウンザリ・ゲンナリの三重苦コンボを決めているが、ゲームの中身もそうなのだからハードディスクをカナテコで殴りたくなる。一応は対戦モードがあるが、だから何だというレベル。
 何回書いたか知れないが「アバターが出ていることだけが最大の魅力」というアバターゲーである。期待はするな。してもいいのは失望だけである。


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Insane Bash 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Mad Ninja Corp. ジャンル:スポーツ & レクリエーション 2011/03/30

 ランニングやハードル競争などをする8bit風ゲーム。オフ4人プレイまでに対応。

 簡単に言えば劣化『ハイパーオリンピック』である。ボタン連打で選手を走らせてスピードを競うというもので、一ボタンに一キャラが割り当てられるため、最大で一台のXbox360で29人までプレイ可能とのこと。無論、現実的でないことは言うまでもない。
 画面も見づらければ特に説明もなくどうプレイしていいのか戸惑うし、そもそもゲーム自体が360インディーズゲーム内ですら今更である。一つのコントローラーで多人数プレイというのも見たし、ことごとく滑っているとしか言えず。アイデアの搾りかすのようなゲームだ。


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Knights Of Jadora 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Njal ジャンル:戦略 & シミュレーション 2011/03/30

 ファンタジー風タワーディフェンス。

 魔術師や槍兵などを配置し迫り来る敵を防ぐというもの。一応はストーリー仕立てになっているようだ。
 内容的には無難であるが、こうなると細かな点が見えすぎるものだ。兵士の配置できる場所がわかりにくいし、効果音のショボさは特に痛い。決定音は「シュッ」と誰かがシャドウボクシングをしながら呟いてるし、勝利音はラッパを屁で吹いたような気が抜ける音である。些細なことではあるが、本編はこういうのを気にさせてくれる程度だということだ。


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Duodecad 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Heavenly Software ジャンル:テーブル ゲーム 2011/03/30

 4*4のマスにカードを配置して戦う対戦型カードゲーム。オフ・オン2人プレイに対応。

 FF8のミニゲーム『Triple Triad』に近い。四方に数字の書かれたカードを4*4のマスに配置していき、隣接した数字が相手のものより大きい場合は自陣側のカード扱いにすることができる。場が埋まった時に多くカードを持っているほうが勝ちというルールである。
 出来はそこまで悪くないのだが、カードショップで買って鍛えていくというのが苦行に見える。一戦引き分けで150ポイントしか入らないのに、強いカードは一枚買うだけで6000ポイント以上必要なわけで……。そもそも頑張ってカードを揃えたところで、オンラインには付き合ってくれる酔狂なプレイヤーがいるのかという。いたらいいよね!
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