淑女と共に穏やかな『Gin Rummy』を

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未だに好きな『Gin Rummy』

 Xbox Live Arcadeの『Gin Rummy』の動画を見ていたらやりたくなってしまった。まったく、これだから過去のゲームや関連書籍などを整理するのは弱るのである。いちいち遊んでしまい手が進まないのなんの。その上、今更な紹介記事を書こうとしているのだからドツボにも程があるだろう。

 『Gin Rummy』はXbox Live Arcadeで2008年9月3日に配信されたトランプゲームである。同名トランプゲーム「ジンラミー」をXbox360で遊べるようにした作品で、開発はSierra Online上海スタジオ。値段は400マイクロソフトポイント。

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踊って登場する淑女

 さて、XBLAに精通している人でも実際に遊んだ人はあまり多くないであろう本作だが、単なるトランプゲームのデジタル化な上に、英語からローカライズされていないというのが大きな問題である。日本では注目される要素がほとんどないのだ。

 では、なぜこうして記事にしたのか? 上のスクリーンショットを見てもらえばわかるが、開発会社の名前が出てくるところに白抜きの淑女がいるだろう。実は彼女、ゲームを起動すると、ドレスを揺らしつつ画面端から踊りながら登場するのである。この作品は単純なゲームながら、こういう細やかな部分での工夫が垣間見える作品なのだ。

『Gin Rummy』の遊び方

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これといったメニューはない

 まずはジンラミーの遊び方そのものを説明しよう。これは1909年に考案されたトランプゲームであり、二人から四人で遊ぶことができる。ここでは基本の二人で遊ぶ「Classic Gin Rummy」に基づき説明をする。

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10枚を組み合わせる

 プレイヤーはお互いに10枚のカードを手にし、同じ数字カードを集める「セット」か、同じマークの連続した数字を繋げる「ラン」という組み合わせを3枚以上で構成する。毎回、相手が捨てたカードか山札から1枚獲得し、1枚を捨てるというのを繰り返していくわけだ。

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ジンで勝利

 そして、手札の「セット」か「ラン」になっていない残りカードが10点(Aから9まではそれぞれ1~9点、10以上は10点)以下になった際、「ノック」をすることができ、手札をお互いに晒して点数計算をすることになる。尚、カードの端数がない場合は「going Gin」となり25点以上を獲得できるが、ノックをして相手より残りカードの端点数が多い場合は逆に点数を奪われてしまうことになる。こうして規定点数に達したほうが勝利となるので、相手の手札を予測する駆け引きが重要となるわけだ。

 要は、同じ数字か、同じマークの連続した数字を集めるトランプゲームと覚えれば手っ取り早いだろう。

 ゲームルールはClassic Gin Rummyの他、Oklahoma Gin、Hollywood Gin、3-hand Gin、Speed Gin Rummy、そしてCustom Gin Rummyの6種類のルールで遊ぶことができる。

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誰もいない

 オンライン対戦にも対応しているが、作品の知名度がない・マッチングシステムが今ひとつ・古い作品ということで人はほとんどいない。100年以上前からある根強い人気のゲームなので一切いないというわけではないだろうが、ふと思いついた時に対戦をするというのはほぼ不可能だろう。

 ちなみにこの作品、Xbox Live ビジョンに対応しているのだが、あまりに懐かしい名前すぎてこれを見た時に眩暈を起こすかと思った。Xbox Live ビジョンとはXbox360に接続するWebカメラなのだが、今や使っている人もほとんどいないだろう。何より、対応している作品も多くない。『Gin Rummy』が古すぎる作品であることを嫌でも実感させられた。

気持ちのいい洒落っ気

 これまでのスクリーンショットを見ていると、どれも一々洒落ていると感じた読者がいるのではないだろうか。そう、このゲームはビジュアルデザインや音楽といった点にやたらと力が入っているのだ。

 まずゲーム開始時のアニメーションもそうだし、カードを切る効果音あたりもやたらと綺麗だ。更に、切り絵のようなデザインであるNPCのアイコンも見れたものである。NPCひとりひとりに名前とアイコンが存在しており、特色が用意されている。こういった仕掛けはなければないで気にならない場合もあるのだが、きちんと存在していると喜ばしい。

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ガワの着せ替えもできる

 そして、ゲームのスキンやトランプの柄を変更することができる。ダウンロードコンテンツとして追加スキンが100マイクロソフトポイントで発売されているのだが、それがあることからもビジュアルデザインに凝っていることがわかるだろう。トランプゲームで見た目を変えるスキンが別で発売されているというのはあまり考えられない。

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種類豊富

 スキンはメニュー画面だけでなく、プレイ中の背景も変化することになる。冬やハロウィンをテーマにしたものは特に素敵で、タイトル画面の切り絵風の女性がこれまた美しい。いちいち淑女の服装まで変わっているのが憎い。

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しかし、どこかズレているものも

 中には野球や山登りをテーマにしたものまであるのだが、このあたりはいくらか毛色が違いすぎて笑ってしまう。絵柄からも方向性からしても「野球はないだろう!?」と声を出してしまいそうだ。こうして少しズレた部分もあるのだが、概ねのスキンは美しいのだ。まァ、いくらか完璧でないところが感じられるのも事実と言わざるを得ないだろう。


 そして、BGMも秀逸である。これは説明するよりも、Youtubeに僕がアップロードしたサンプルを聴いてもらったほうが早いだろう。どれも激しいものではないが、ゲームの供としては最適な心地よい曲ばかり。

 BGMは5種類用意されており、更にメニュー画面とプレイ中で二種類ずつ、つまり計10種類も用意されている。適当にカスタムサウンドトラックを使わせておけばいいものの、わざわざ手間をかけているのだ。

 こうして、ゲームとしては単なるジンラミーだというのに、見た目や音響にこだわることによってプレイヤーの居心地をよくしてくれるわけである。本当にこれらの要素はトランプゲームとして必要かと問われれば疑問視せざるを得ないが、好意的に受け取られる要素はきちんと整っている以上、見事だと評価せざるを得ない。こうして『Gin Rummy』は、豊かな世界で淑女たちとジンラミーを楽しんでいるかのような雰囲気作りを成功させているのだ。

 だからこそ、知名度がなくても、マッチングシステムが今ひとつでも、古い作品でも、ゲームそのものが単なるトランプゲームであったとしても、利点がせいぜい点数計算が楽だというくらいでも、この『Gin Rummy』という作品が良い記憶として引っかかって取れないのである。本当に、洒落ていて心地よく遊べるのだから。


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Gin Rummy 400ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Sierra Online Shanghai Studios ジャンル:テーブル ゲーム 2008/09/03

 Xbox Live Arcadeで配信されている「ジンラミー」が遊べるテーブルゲーム。オンラインで4人までの対戦に対応。
 単なるトランプゲームである故に爆発的な人気は得られなかった作品とも言える。
 もっとも、だからといってどうしようもない作品というわけではない。目立ちはしないが、素敵な一品だ。
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Zoome閉鎖につき一部動画をYoutubeへ移行

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業務連絡

 このサイトの動画をアップロードするサービスとして利用させてもらっていたZoomeが2011年8月いっぱいで閉鎖することになった。よって、一部の動画をYoutubeに移すことにした。

 とはいえ、「なんだそれは?」という読者のほうが多いであろう。最初こそいろいろと試して動画をアップロードしていたが、今はほとんど上げることもないし、動画で見せたいものというのもあまりないというのが正直なところだ。

 ともあれ、『ロックマン9』の実績を一度に大量解除などという動画は削除されてしまうので、一応は告知しておこうという腹だ。無論、過去の記事においてもリンクしている動画が削除されてしまうので注意してほしい。

○ Zoome -SSDM(8月まで)
http://zoome.jp/ssdm

○ Youtube -SSDM
http://www.youtube.com/user/SSDM360

良い音に出会う

 さて、動画をいくつか移転させている最中、見返しているとなかなかいい思い出が転がっていることに気づいた。まずはXbox Live Arcadeの『Gin RummyというタイトルのBGM集の動画が実に良かった。


 この作品は同名トランプゲームが遊べるだけなのだが、出来は至極普通である。わざわざトランプゲームをXbox360でやる必要があるのかと問われれば微妙なところなのだが、デザインとBGMが秀逸なのだ。単純なゲームながら、見た目や曲、そして効果音など、遊ぶ際の心地よさにおいては群を抜いている。似たようなゲームはすべて見習ってもらいたいものだ。


 そして、360インディーズゲームの『Sin (surfing)もいつ見ても素晴らしい。この作品は未だにちょくちょく起動することがあるゲームで、内容は点数を稼ぐだけのサーフィンゲームだ。とはいえ、やはり曲が見事であり、スピードが上がるたびにピッチが上がるBGMが波に乗っている感覚を強く表現している。そして、着地に失敗した時だけ効果音が鳴るのもまた憎い演出だ。

 どちらも曲とデザインが特徴なので、動画でも十分に魅力が伝わる作品である。この作品に出会った時、録画して人に知らせたいと考えた時の気持ちを思い出してしまった。
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『Splosion Man』に無料DLCが来たので遊ばなければならない

『Splosion Man』にDLCがやってきた

 Xbox Live Arcadeで配信されている『Splosion Man』にDLCが来ているとの情報を得たので、遊んでみることにした。内容としては、最近配信された続編である『Ms. Splosion Man』へのプロローグとなるもので、タイトルは「Prologue to Ms. Splosion Man」。値段はいくらかするのかと思いきや無料であった。

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まーた文字化けしている

 DLCを導入して久々に起動すると、タイトル画面に『Ms. Splosion Man』の宣伝が追加されていた。Xボタンを押すと、その情報と思い切り文字化けしている文字郡が登場。Twisted Pixel Gamesの作品は『Comic Jumper』という作品でも似たような問題を起こしていたが、ここでもこうなるとは。

 しかし「エ□ローグ」という文字化けはひどい。これではまるで「エロローグ」ではないか。おそらく「エピローグ」の文字化けなのだろうが、なんというドンピシャ具合。「Ms. Splosion Manの薄い本のアップロードをお願いします」とでも希望する輩がいるのか。おお神よ、特殊性癖の迷える子羊を救いたまえ。

 ところで、上のゲーム画面ではマーケットプレイスへのリンクしか配置されておらず、一体どこからDLCの追加ステージをプレイするのかと悩まされた。

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かなりわかりにくい

 結局、シングルプレイヤーのタイムアタック(レベルセレクト)からプレイできることに気づく。いやまったく、不親切で弱ったものだ。

 内容は本編クリア後のものになっているようだが(背景の文字がそういったものになっている)、基本的には今までの『Splosion Man』と同じく見たことのある仕掛けがいくつか登場するのみ。

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ケーキへ到着する……というところでオワリ

 相変わらず見づらいカメラにやきもきしながらゲームを進めていくと、ケーキを見つけたところでステージは終了となる。ここから『Ms. Splosion Man』に繋がるのだが、どうやって繋がるかというフォローなどは一切なく、単純にテキトウな1ステージが追加されたというだけだ。特に面白くもない。

切ないわ

 『Ms. Splosion Man』は体験版のみを遊んだが、それを見ればこのプロローグなどいらないだろう。まァ、結局は単純に続編の宣伝なわけである。ステージは今までの切り貼りで、研究員達は降参しているのになぜかSplosion Manを殺そうとしてくると苦しい内容だが、前作を今(あるいはこれから)遊んでいる人向けの次回作の宣伝なので当然なのだろう。

 つまり、『Ms. Splosion Man』の宣伝となればいいのだ。この記事を見たら、ぜひともそれをDLして遊んでみるといいだろう。相変わらずジャンプアクションとしては出来が今ひとつで個人的には気に入らないのだが、動画がふんだんに使われており、キャラクターの無茶苦茶さや冗談はパワーアップしているようだ。

 そして、続編の存在を知っている人がこのDLCを遊ぶのがおかしい。前作を遊んではいるが次回作を知らない人向けなわけで、おかしいのだ。そうか、僕がおかしいのか。いや、知ってはいたが。更に、この記事を読み、続編の存在も既に知っている君も、これからこのDLCを遊ぶとなるとおかしいはずだ。

 久々に遊んだゲームで蚊帳の外。せつない。この気持ちを読者と共有したい一心でこの記事を書いたので、君達もこのDLCをやるといいだろう。いいからやれ。やってください。
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盆にはいなくなったゲームでもひとつ 『Yaris』

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消えてから2年と9ヶ月

 2011年も7月。早いところでは既に盆を済ませていることだろうが、時にはいなくなったゲームのことも思い出して欲しい。

 Xbox Live Arcade(以下、XBLA)には配信が停止され、ダウンロードできなくなったゲームソフトがある。既にHDDに保存している人は遊べるのだが、おそらく、そういったゲームはオンラインマッチングも数が相当減り、一人でやるにしても次第に飽きられ、遊ばれることはほとんどなくなっていくのだろう。死んだゲームとでも言えばいいだろうか。

 もっとも、世の中にはほとんど遊べなくなったゲームソフトというのが多数存在する。というよりも、単純に店頭やリストから消えてしまったゲームは遊びにくいものだろう。熱心に集めている人であればまだマシだが、それでも遊べなくなった作品というのは多々あるし、そもそも遊びたがる人がいるのかどうかという問題もある。

 そこでXBLAの『Yaris』という作品だ。このゲームは評判もよろしくなく、ゲームとしても何か優れている点があるわけでもなく、2008年10月17日に配信が終了された。北米でのみ無料ダウンロードできた作品であるため、国内では遊んだ人は多くなかろう。あとは情報が薄れて消えていくだけだ。

 僕は以前これを遊びそれはもうひどいレビューを書いただけだったので、今再び遊びなおし、書き直してみようではないかと思い立ったのである。消え去り行くゲームに捧げるほんの少しの気持ちだ。

『Yaris』のルール

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タイトル画面から感じる不安

 この『Yaris』というゲームはXBLAで配信されていた無料のダウンロードゲームである。北米でトヨタのビッツ(海外名「Yaris」)を宣伝するために作られた作品で、この時点からして内容に期待が持てないことはわかるだろう。

 開発はBackbone Entertainment。XBLA版『Marvel vs. Capcom 2』の移植や、DSでは『Lego Rock Band』を手がけているようだ。(公式サイトに『Yaris』の名前はないのだが。)

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レースゲーム+シューティングのような形ではあるが……

 ゲームルールとしてはレースゲームにシューティングゲームを混ぜたようなものである。自動で走るYarisを操作し、8種類用意されているコースをそれぞれ3周するわけだが、道中には上空に敵が出現する。そのため、車のボンネットから生えている触手で敵を撃って殺すのだ。画面左下にあるシールドゲージがなくなったらゲームオーバーとなる。

 また、車にはカスタマイズ要素が存在し、プレイ中に得たトヨタコインで強化することが可能となる。本体は4ドアセダンや3ドアリフトバック、もしくは4ドアSセダンから選択が可能で色もいくつかに変えられる。同時に、ホイールが3種類選択可能で、ゲーム中に拾える武器のスロットやシールドの増加をすることもできる。

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誰もいないかと思いきや、たまにはいる

 オンラインプレイにも対応しているのだが、さすがに配信が停止された今、マッチングされることはなかった。……が、週間ランキング(2011/7/18)にはマルチプレイが7人、シングルプレイには78人登録されていたので、案外このゲームを遊んでいるプレイヤーはわずかながらまだいるのである。さすがに無料で配信されたというのは強い。とはいえ、パブリックでは事実上遊べないようなものだが。

 オンラインプレイは二人で同じトラックを走り、スコアを競うものであったと記憶している。早くゴールすればするほど点数が、一方で多くのコインを拾うことによっても点数が稼げるので、速く走るか確実に点数を稼ぐかといった駆け引きが重要であった。とはいえ、単なるオマケであり特に楽しめるようなものではなかっただろう。

『Yaris』の表面的な致命傷

 さて、このゲームだが、致命的な欠点が存在する。それはレースゲームとしてもシューティングゲームとしても中途半端なところだ。これがプレイヤーに楽しみを理解させず、評価が悪くなった理由だと思われる。

 まずレースゲームとして考えると、これはとにかく物足りないだろう。基本的に自動で進んでいくゲームなので、プレイヤーにできるのは左スティックでスピードを上下させるか、障害物を避けるだけだからだ。更に上空の敵を倒さねばならないが、通常のレースゲームに敵が出てこないことからわかる通り、これは邪魔にしかならない。ましてや、レースゲームとしてスピード感覚を意識させたりすることもないし、コースをうまく走る楽しさも用意されていない。

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なんだこの敵は

 続いてシューティングゲームとして考えると、これはとにかくマヌケだ。撃つ効果音も倒した時の効果音も腑抜けているし、敵もなんだかよくわからないトリやらトースターマシンであったりする。おまけに自機はふつうの車だ。敵の出現パターンも特筆するものではなく、つまらないというか人気になる要素がないというべきだろう。

 そして、他にも見るべき点はない。グラフィックは今ひとつだし、音楽も気合が入りまくっているというわけでもなく。このようになってしまえば、痘痕も笑窪の逆転、笑窪も痘痕のようなものである。Yarisの宣伝としてやらされる気に食わないゲームという印象になってしまうのが当然のことであろう。

 そんなわけで、このゲームは一瞬怒りを買った後に忘れ去られるのも理解できる。しかし、それでもこのゲームを遊んで楽しいと感じられたのだ。

死んだヤツを責める道理もない

 どういうことかといえば、この『Yaris』というゲームは、コースの特徴を覚え如何に敵をしのぎ、どうスコアを稼いでいくかというゲームとして捉えるとなかなか遊べるのだ。

 ゲーム中で拾える武器はショットガンやロケットランチャーなど様々で、これをうまく使い分ける必要がある。更に、サブウェポンとしてウーファーやスピーカーといった画面全体攻撃のボムが存在する。これらは強いのだが、攻撃回数に制限があったりシールドが減ってしまうので、考えて使わねばゴールすることも難しい。

 そして、敵はそれぞれ特定の位置で出現し、スピードが速かろうと遅かろうとぴったりとついてくる。つまり、スピードを出せば出すほど敵の出現速度が速く、遅ければ遅いほど……というわけだ。

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実に粗いデザインの貯金箱である

 また、豚の貯金箱や消火栓を破壊すると、コインやシールド回復アイテムが大量に出る。これがあるのとないのでは大きくスコアや難易度が変化するわけで、破壊するか否かもポイントとなる。これもやはり、速いほど壊すのが難しい。

 つまりこの『Yaris』というゲーム、スピードを出すか遅く行くか、どの武器を選んで如何に敵を処理するべきなのか、そしてどうクリアするのか。その後は、如何にハイスコアを取るのか? という駆け引きがあるのだ。スピードを出してタイム点を獲得するか、あるいはゆっくりと進んで確実にクリアしたりコインを集めていくのか。そういったことを考慮すると、レースゲームとしてもシューティングゲームとしても中途半端になるのは理解できるのだ。むしろ、この駆け引きのために二つを台無しにしたのである。

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なんだこの敵は、と喜んで言えるようになる

 こうして楽しさを感じることさえすれば、妙な敵だって笑窪だ。8ボールが敵として登場して、家庭用自動車と白熱のバトルを繰り広げるゲームが他にあるか? 足が生えたトースターが車を追っかけてくる世界観を斬新といわずになんと言えばいいのか? ましてや、タイアップ作品なのに宣伝する気などほとんどなく、おまけに車から触手を生やしてしまう向こう見ずなセンスは評価すべきではないか? 普通だったら、もっと無難なドライブゲームに収められたのではないか。

 もっとも、これが大勢の人に楽しめる要素なのかというのが疑問であることに変わりない。入り組んだ駆け引きによるステージクリアはともかく、ハイスコア稼ぎは面白いと感じても、古臭く、長期的に楽しめるものではないことは確かだ。システムとしても洗練されていないし、ましてや熱心になるプレイヤーが多くない時点でどうしようもない。こうなれば、死ぬのも已む無し。

 だがしかし、消えた作品に何も鞭を撃つ必要もないだろうし、死者は美化されてもおかしくないだろう。それに、遊んでみれば『Yaris』には楽しい一面もあったのは事実だ。今から思えば、あいつは妙なヤツではあったが悪いヤツではなかった。そう考えたところで、誰が悪いと言えようか。

 既に遊ぶ機会がない人は、思いを馳せることだけでもしてあげて欲しい。『Yaris』という存在が過去にいたのだ。蝉の鳴く時くらい、そんなことがあってもいいだろう。
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Amazon アソシエイト、広告掲載のお知らせ

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普通は「なんとなく広告掲載しました!」でいいのになァ

 いよいよ毎日ムキムキにも広告かッ! やってらんねーなッ! ……と、タイトルを見てげんなりされている諸兄諸姉の方々が多いと思われるが、それに関しては反論の余地がない。ただ、とりあえず、広告掲載の経緯を聞いていただきたい。

 さて、右(もしくは右下)の画面のツールバーを見ていただければわかると思うが、Amazon アソシエイトの広告掲載をはじめた。はっきりいって個人的にもあまり喜ばしい話ではないのだが、まァ、ちと考えを変えたのだ。

 まず、広告掲載においては以下のルールを遵守する。
  • 記事中のリンクにはAmazonアソシエイトのリンクを使わない(広告はサイドバーのみに掲載する)。
  • 広告に掲載する商品やそれに付随するコメントは随時入れ替えていく。
  • 頂いた紹介料はすべてゲームに突っ込む(というか、嫌でもそうなると思われる)。
 要は、記事内容と広告が絡まないようにするということだ。今まで広告を渋っていたのは記事内容に商品紹介が絡んでくる可能性があったからである。手っ取り早く言えば、とあるゲームや商品をクソだのつまらんだの言った後に広告を貼ることはできず、つまり褒める内容になりがちだということだ。こういうテキトーに書き飛ばしている内容が歪曲するのが嫌だったのである。

 そのため、記事とは直接的に絡まないようにし、こうしてサイドバーに設置することにした。ただ、これならば以前からも掲載できたわけで、なぜ今更になって広告が必要になったかも話しておこう。

鳩にエサをやるかのように

 このサイトは元よりPVの多いサイトではないし、多くの人に見て欲しいというわけでもない。それどころか、僕が書きたいがために存在する場である。無論、ここで金を儲けようという気持ちもあまりない。

 ただ、昨今はアクセス数も増えてしまったようだし、それに伴い読者の存在感も大きくなってきた。また、僕個人の身の上も少し変わったので、はっきりいってこの毎日ムキムキを潰してさっさと消えたい気分になってしまった。

 しかし、それをするのも不義理である。……が、僕にとってチラシの裏というか備忘録的な要素が強いこの場を維持する必要性も薄い。はてさて、困った話になってしまった。そこで、僕に幾ばくかの金が入る広告掲載というわけだ。

 もしあなたが更新を見たいと思ったり、あるいは掲載されている記事が面白いと思ったら、SSDMにエサをやるような気持ちで広告をクリックしていただき、何かを買って広告掲載料を渡して欲しい。すると、僕も見てもらうことに意義を感じるだろう。

 つまり、サイト運営の動機付けのひとつとして金を持ち込もうという話だ。当たり前だが、読んでもらえるだけでも十分なので、別に右の広告から買い物をしろというつもりはない。ただ、Amazonを通して買い物をしたところで値段が高くなるわけでもなく、僕に少しの紹介料が入るのだ。なので、あまったパンの耳を鳩に投げてやるような感覚で利用して欲しい。それはゲームを買う資金になるので、鳩が芸を見せてくれるかもしれないというわけだ(当然、必ずできるわけではない)。

 それにしても、わざわざ広告をつけるだけでこんな長い話を書く羽目になるとは。いやまったく、我ながらどうかしている。
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入れ子の中の心地良さ

経験値稼ぎが快感に変わる瞬間

 最近はPSPの『パタポン 2』を遊んでいる。パタポンというキャラの育成をしつつ敵と戦うゲームなのだが、収集と育成の要素が奥深い。素材や装備を集めて彼らを強くするのだが、そういうことをしているとゲームの進行など無視して、鍛え続けるということになってしまう。

 これは『悪魔城ドラキュラ X 月下の夜想曲』だとか『悪魔城ドラキュラ HD』にも近いものを感じる。……というよりかは、ビデオゲーム全般でよく見られる光景だろう。よって、記事として記録する。

 さて、多くのゲームは開始してすぐプレイヤーに目的と手段を与える。例えば『スーパーマリオブラザーズ』であれば、ピーチ姫がさらわれるので救わねばならず、そのためには道中にあるステージをクリアしていかねばならないわけだ。

 ただし、育成や収集要素が重視されている作品は、その手段のために更なる手を打たねばならないことがある。どういうことかまとめてみよう。まず『スーパーマリオブラザーズ』の場合は次のようになる。
  • 目的(ピーチ姫がさらわれるので救う。)
  • 手段(ステージをクリアしなければならない。)
 これは至極単純な構造であり、もっともわかりやすい。目的が明確な場合はプレイヤーが何をすべきかわかりやすく奮起しやすいし、手段もわかりやすければ放棄することも少ない。

 一方、育成や収集要素が重視されているものは、手段の部分が凝っている。
  • 目的(ゲームをクリアする。)
  • 手段(強い装備や仲間を手に入れる。)
  • 更なる手段(装備や仲間のために素材や金を手に入れる。)
 要は、二段階目の手段が第二の目的にもなる入れ子的、マトリョーシカ構造とでも言うべき作りになっているわけだ。一々こんなことを言う必要もないだろうが、段階的に目標が設定されている。

 ただ、不思議なことに、こうして段階的な構造をしていると、一番最大の目的を忘れてしまうことがある。むしろ、ゲームによっては意図的に忘れさせることすらあるし、ものによっては二段階目を最大の目標にさせることすらあって、なんとも複雑といえよう。

 手っ取り早く言えばふとRPGのレベル上げに熱中してしまうもので、本来は魔王を倒すためにレベル上げをしているのに、いつの間にか装備を揃えたりレベルを上げること自体にハマってしまう現象と同じである。そして、そのうちクリアすることがどうでもよくなったり、自分が何をしているのかわからなくなるアレだ。

 個人的な例を挙げさせてもらうと、これは過去に『Final Fantasy Tactics』というSRPGで体験した現象である。僕は汎用キャラクターを鍛えるために何十時間も費やし、いよいよそれを最強にすることができた。……が、実際に話を進めてみれば最強になったキャラはバランスを崩壊しまくりで、なんら楽しくなかったというのだから呆れる。すっかり手段と目的が摩り替わり、何を目指していたのかわからなくなっていたのだろう。

無駄があってもいいじゃない

 まァ、これはゲームだけの話ではなく、人間の性質と言ってもいいのだろう。人間というものが近視眼的な生き物……というか、長い先のことを考えるというのが複雑で難しいだけか。そして、これは他の場所において「手段と目的の入れ替わり」などと言われて非難されることもあるが、ビデオゲームに関しては多くが遊びなので問題ない。そもそも、ゲームを遊ぶのは生産的なことをするためではないだろう。

 ところで、先日「なぜ、あなたはビデオゲームを選ぶのですか」という記事を書いたのだが、この話がここに繋がってきそうなのだ。このマトリョーシカ構造が似ているのである。

○ なぜ、あなたはビデオゲームを選ぶのですか
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1099.html

 なぜ数ある娯楽からビデオゲームを選ぶのか。本当のところは選んでいるのではない。最初こそ「暇を潰したい」だとか「新たな楽しみを見つけたい」という意味でビデオゲームにのめりこんでいた僕だが、いつしかその目的をすっかり忘れ、ゲームを遊ぶという手段が目的になったり、あるいはゲームを遊んだ副産物として感想やレビューを書くこと、そしてそれを知人・友人と共有すること自体が目的になってしまったのかもしれない。

 前述のように、これはこれで問題がない。そもそも非難されようとも、誰であろうと似たようなことはやっているはずだ。人間は常に目的に向かって邁進していては疲れるし、自由があるのならばだらだらし続けていたとしても文句はなかろう。むしろ、摩り替えるべきではないと常々言われるのであれば、それは多くの人が常に摩り替えている証左なのかもしれない。

 よって、おそらくこれは心地良いのである。はぐれメタルをひたすらに潰すことや、素材を無心に集めること、装備が出るまで同じ敵を何度もしばいてやることは、特に何もせずぼんやりと空を見上げることに似た曖昧な心地良さがある。

 おそらく、僕はそこに惹かれたのではないか。これではまるで自身が堕落した人間だと宣言しているようなものだが、そんなことは今更言う必要もない。

 こういった曖昧な心地良さを形にしやすく、娯楽として手に取れるのがビデオゲームの魅力のひとつなのかなァなどと、くだらないことを考えながら素材を集めていた。ただひたすら曖昧に。
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ゲーマーとは何ぞや

ゲーマーとは何か

 今までは適当に“ゲーマー”という言葉を使っていたが、今後は自身で監督できる文章においてはやめることにする。その記録としてこの記事を残しておこう。

 “ゲーマー”とは、国内ではビデオゲームを趣味とするプレイヤーのことを言うらしいが、定義は曖昧だ。どのくらい遊んでいればだとか、どういう存在ならばそれに該当するということはない。俯瞰的にものを見て定義していくのであればともかく、単純に使うと曖昧すぎる。

 しかし、この言葉は結構使われており、特にウェブでは嫌というほど見る。それらが全てきちんとした意味を持っているかといえばそうでもなく、僕自身も迂闊に使っていた側といえよう。しかもこの言葉、ゲームをかなり遊ぶ人という意味を持つこともあり、何がなんだかわからなくなっている。

あなたの考える“ゲーマー”はどういう意味ですか

 他にもライトゲーマーやコアゲーマーという言葉があり、まったくもって意味がわからない。しかし、ゲームを遊ぶ程度によって区別しようとしていることだけはわかる。つまり、“ゲーマー”は軽く遊ぶ人やゲームを遊ばない人と差をつけるための枠組みなのである。

 前述のように、これが全体を見て分けようとする行為ならば問題はないだろう。例えば、社会を見てゲーマーと非ゲーマーを区別するように定義を持てば、これは実に明確である。だが、その定義がなかったとしたら……。おそらく、“ゲーマー”という言葉は対立構造を持ち込むことにしかならない。

 そもそも、「コアゲーマー 対 ライトゲーマー」だとか「ゲーマー 対 非ゲーマー」という言葉は腐るほど聞いたことがあるだろう。しかし、実際のところそうなるのか? 個々人で見てみれば、とある人はゲームをよく遊んでも難しいタイトルには手を出さないこともあるだろうし、逆に難しい作品を遊んでも常にゲームばかりやっているわけではない人もいておかしくない。結局、分類分けを個人の性格・資質にまで照らし合わせるから無茶になるのだ。僕は人間であるが、同じように人間であるリンカーンのように立派ではない。それと同じである。

 よって、曖昧な“ゲーマー”という言葉は齟齬が発生する原因にしかならない。これが不注意によってなっているのであればまだマシだが、人によっては意図的に煽るために「ゲーマー」という言葉を使っているのではないか。

「ゲーマーならゲハブログを楽しめる」
「ゲーマーならこのゲームはつまらない」
「ゲーマーは効率厨だ」
「ゲーマーはゲームばかり遊んでいる」

 これらはどういう意味でも取れる言葉だ。ある解釈によっては正しいし、別の考え方では間違っている。皆はそれぞれ“ゲーマー”という言葉の内に自分だけの意味を持っていることが多いからこそ、正解である上に間違いなのだ。故に、火花を散らすことになり、場合によっては燃える。それをわざとやっているのであれば、正直良い気分にはならないし、文章としても問題がある。

 やはり意味がわからない言葉だ。“ゲーマー”だからアアダコウダと言われたとしても、だからなんだと言い返すしかない。その言葉の意味がわからない限り、プレイヤーが実際にどうなのかという事実など無視されてしまい、発言者の考える対立構造に巻き込まれるだけなのだから。
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なぜ、あなたはビデオゲームを選ぶのですか

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疑問の追及

 なぜこうもビデオゲームばかりをやっているのだろう。ふと、そう思う。

 思えば、僕の人生はビデオゲームをプレイしている時間が多かった。運動神経の欠けていた僕は、子供のころから外で遊ぶよりコントローラーを握っているほうが数十倍も楽しめたのである。

 しかし、選択肢が少なかった当時はまだしも、今はどうなのか。子供のころに比べれば出来ることは増えたし、やるべきことも増えた。だが、それでもビデオゲームばかり遊び続けている。

ビデオゲームがそんなに素晴らしいものなのか

 まず、エンターテイメントだからだとか、暇つぶしだからだとか、そういう答えになっていない答えはいらない。もし世界からビデオゲームがなくなったとしたら、映画だって小説だってテレビなりで代替することは出来るはずで、楽しみを感じることも出来るはずだ。その中で、なぜゲームを選ぶのか?

 ゲームが絶対的に素晴らしいものなのか。よく言われることに「ビデオゲームは操作するからこそ楽しみがある」という言葉がある。しかし、個人的にはこの意見には懐疑的だ。無論、操作が楽しいゲームというのは確実にあるが、逆に紙芝居のようなノベル系アドベンチャーゲームもあるし、ムービーを眺めることが中心の作品だってあるし、僕はそれも楽しいと感じる。

 そもそも、僕の中でゲームに絶対的な優位性があるのか? いや、映画はあまり見ないが物によればすごく楽しめるし、アニメだって小説だって肌に合った名作を選べば興奮できるのだ。必ずしもビデオゲームである必要はない。

死が分かつまでビデオゲームを愛しているのか

 それならば、ビデオゲームが好きなのか。あるいは、愛しているのか。いや、そんな歯が浮くようなことは言えない。

 ゲームからは楽しい体験や興奮する出来事、そして仲間を作る切欠をもらった。しかし、同時にとてつもない不快感やイラつきをもらったこともあったし、ゲームが好きだと言ったせいで明らかな損失をしたこともある。

 ビデオゲームを正負の二極で見た場合、僕の中では明らかにどちらも沢山存在している。最高のゲームをやった時は薬でラリったかのような気分にもなるし、リコーダーの中に溜まった腐った唾液のようなゲームをやった時はもうひどい気持ちになる。そして、酒の席でしつこく語りたいゲームに関する良い思い出もあれば、今すぐ脳みそに指を突っ込んで消したい嫌な記憶もある。決して良いことばかりではない。

 よって、「愛している」などとは言えないのだ。そもそも愛という言葉が何を指し示すかわかりにくいということもあるが、ビデオゲームというカテゴリに慈しみがあるのではない。あったとしても、それは特定タイトルに対してである。むしろ、かつて愛していたが別れた存在みたいなものか。ヨリは戻しているが。

 唯一わかることは、屈折した思いがあるということくらいのものだ。

答えはいずこに

 ここまで来ると、ひとつ嫌な答えが脳裏に浮かぶ。つまり、僕はゲームを選んでいるのではなく……。情けなくて悲しい結論だ。

 しかし、明確にビデオゲームを選ぶ理由を持つ人などいるのか。何なら他のことでもいい。自分のいる場所がそんなに心地が悪くないのであれば、わざわざ外に出たりしないものなのではないだろうか。結局、出不精で面倒くさがりはどこでもこんなものなのかもしれない。

 楽しいからだとか好きだからとか、そういうのを超えた泥沼にハマっているような感覚を覚える。ゲーマーとかゲオタというより、単純に手からコントローラーが外れにくいだけの人なのかもしれない。
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2011年7月のゲーム購入予定

2011年も7月

 いよいよ夏も始まり、暑苦しい日々が多くなってきたころである。

 エアコンをつけねばやっていられないような陽気になってきたが、世間は節電ムード。ましてや電気を必ず使うビデオゲームなどやっていられないわけだが、エアコンと同じように、死ぬまで節約していては元も子もない。

 つまり、ゲームをやらなければ死ぬという大義名分を作ればいいのだ。ああ死ぬ、ゲームがないと死ぬ、銃で何かを殺さないと衝動が抑えきれず自分を撃って死ぬ。定期的にギャルゲーのような歯が浮くキャッキャウフフを見ないと寂しくて死ぬ。駄作をやらないと自分が生きていて良いという確証を得られなくて死ぬ。……いや、こんな情けない話もないか。単純に、表に出るのが嫌だからという理由でゲームをやったほうがマシだ。

 ともあれ、今月も個人的に注目している作品を見ていこう。

2011年7月に発売されるゲーム

box_lanoire.jpgbox_edfia.jpg○ 2011/07/7
 今月の最初に出るのはいきなりの大注目作、『L.A.ノワール』である。ロックスター・ゲームスから発売されるクライム・スリラーのアドベンチャーで、プレイヤーは1947年のロサンゼルスで警察官となり犯罪を追っていくことになる。

 この作品は既に海外で発売されているが、かなりの人気を獲得しているようだ。題材からして大人向けの内容なので、こちらの国内においても数少ない名作となる可能性は十分だろう。見逃してはならない一作だ。

 続いて、同日には『Earth Defense Force: Insect Armageddon』も登場。D3パブリッシャーのSIMPLEシリーズとして名を挙げた「地球防衛軍」シリーズの最新作である。名前の通り、地球防衛軍となり巨大な昆虫たちと戦うTPSである。

 今作は海外のVicious Cycleという開発会社が手がけているため、多少毛色が違う出来となっているようだ。しかし、PSP版の『地球防衛軍 2』もなかなか勢いがあったようだし、出来さえ良ければ受け入れられ、シリーズとして更に進歩することになるだろう。

box_alicemadness.jpgbox_fear3.jpg○ 2011/07/21
 そして、21日には個人的に大注目している『アリス マッドネス リターンズ』が発売される。これは『アリス イン ナイトメア』という作品の続編で、「不思議の国のアリス」を題材にしたゲームである。彼女がより奇妙で狂気を孕んだ世界へと立ち向かうアクションゲームだ。

 前作は何年も前にPCで遊んだのだが、これがまた面白かった。ゲームとしては今ひとつだったが(それでも発売当時のことを考えれば良いものだった)、とにかくアリスの狂った世界が見事。チシャ猫の声や台詞などが特に素敵で……。と書いたのはいいものの、今作のローカライズは字幕だけらしいのが残念である。

 同じく21日には、『F.E.A.R.3』も登場。ホラーFPSとして有名な「F.E.A.R」もいよいよ3作目というわけだ。

 この作品はあのワーナーブラザーズから発売されるとのことである。そういえば以前、ワーナーブラザーズがゲームパブリッシャーとなるという記事を4gamerあたりで読んだか。その記念すべき第一作というわけで、ぜひとも頑張って欲しいところだ。

 また、同日には『アルティメットヒッツ インターナショナル ファイナルファンタジーXIII (プラチナコレクション)』も発売される。なんて長い名前だという感じだが、要はFF13の更なる廉価版が登場するということだ。出来はとにかく良いので、更に注目されるべき作品だろう。

box_ofprr.jpgbox_dungs3.jpg○ 2011/07/28
 最後である28日には『Operation Flashpoint: Red River』が登場。『Operation Flashpoint: Dragon Rising』の続編で、アメリカ海兵隊となり広大なマップでミッションをこなしていくFPSである。

 前作の「OFP:DR」は今ひとつな出来であった上、「Operation Flashpoint」シリーズとして捕らえられ非難されていた。しかし、Coopで遊ぶ中途半端にリアルなカジュアルFPSとして遊べばそこそこ楽しめたので、システムも進化した本作にはいくらか期待を持てる。

 更に、スクウェア・エニックスから『ダンジョンシージ 3』も発売される。これはダンジョンシージシリーズの最新作で、協力プレイやキャラカスタマイズ、そしてプレイヤーの選択によってストーリーが変化するシステムを搭載したアクションRPGのようだ。

 寡聞にしてこのシリーズを知らなかったのだが、こうして家庭用機に登場するということはありがたいことだ。しかし、いきなり3を出して大丈夫なのかという気もするが、出るということは採算が取れる可能性を見ているということなのだろう。ともあれ、馴染みのないゲームも選択肢にはあったほうが嬉しい。

買いたいんだけど!

 今月の発売予定作品で買いたいものは『アリス マッドネス リターンズ』なのだが、実は先月に買おうと思っていた『STEINS;GATE』にすらまだ手を出せていないのだ。

 出来るだけ早くやりたいところなのだが、オフライン専用のゲームというのは「まァ、話題に乗るためでなければ後に回していいだろう」と思ってしまうので、どうしても手を出すのが遅れてしまう。こういうことを考えていると、そのうちやらなくなってしまうので問題なわけだが、いやまったく困ったものだ。

 それにしても、今月は色々と手を出してみたいゲームばかりである。ゲームだけをやって生きていける日々はまだか、まだなのか。
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インディーズゲーム 2011年 7/1~7/31の新作

7/1
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Block Jump 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Edwin Ng ジャンル:キャラクター アクション 2011/07/01

 キノコをとにかく上に登らせていくジャンプアクション。

 壁ジャンプを駆使しブロックを自ら設置して上にあるゴールを目指すというものである。
 工夫次第では面白くなる題材だと思われるが、正直なところかなり月並み以下な印象が強い。ステージ構成の起伏も弱ければ設置されているものでも(序盤において)目ぼしいものはほとんどなく、ブロックの配置もあまり頭を捻る必要性を感じられない。ブロック以前にもっと置くものがあっただろうとうっかりこぼしてしまった。


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Sniper Gallery 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:BBQ Games ジャンル:シューティング 2011/07/01

 射撃練習場で的当てするガンシューティング。毎度お馴染みBBQ Gamesの慈善事業ゲーム。グローバルハイスコアに対応。

 出来こそ平凡で刺激もかなり弱いが、それなりなゲームとなっている。ステディエイムの意味が感じられなかったり、300点の小さい的より100点の大きな的のほうが当てにくいことなど小さな問題だ。
 以前、射撃後のブレが一切ないという的当てゲームを見たせいか、あるいはBBQ GamesもといGame 4 Kidsの習作未満な作品を複数見たからか、何てことがないのにほっとしてしまった。不良が捨て猫を拾っていたような感じか。


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Lingolu 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:VRhome ジャンル:レース & フライト 2011/07/01

 飛行船のようなものを操作してリングをくぐらせるゲーム。アナグリフやサイドバイサイド方式による立体視に対応。

 サイドビューのゲームなのだが、実際は奥行きが設定されておりリングを通るにはそれを強く意識しなければならない。つまり、立体映像でないとまともに遊べないということだ。
 とりあえずこれに関しては、環境がきちんと揃っていないのでノーコメントにさせていただく。


7/2
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A Hard Game Without Zombies 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:MasterGroke ジャンル:キャラクター アクション 2011/07/01

 トゲや赤いボールなどの即死罠を避けつつゴールを目指すジャンプアクション。

 昨今よく見る即死が多い2Dアクションだ。
 このゲームは出来こそ悪くないが、ありがちですぐに埋もれる作品である。見所もないし仕掛けも少ないし、音楽やらシステムでも優秀な点はない。せめてゾンビでも入れたほうがまだ良かったという皮肉なオチである。


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TechAssault 400ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:JoshuaBair ジャンル:戦略 & シミュレーション 2011/07/01

 産業用マシーンを操作して敵と戦う対戦型シューティング(TPS & FPS)。オン12人プレイまでに対応。

 こんなに凄惨な対戦シューティングが遊べるのは360インディーズゲームだけ!
 敵に出会うまで1分もかかる何もないマップ、やられてもリスポーンはなく(終わるまでそのまま)、追いかけるとマップ領域外へと敵は逃げてしまうし、歩くたびに激しく揺れて狙いどころではない照準と来た。おまけに機体はカスタマイズ要素があるのだが、どれも何らかのプラスチックの空き容器を重ねただけにしか見えないという有様。粗大ゴミが画面に出ていると思って驚いたものだ。
 断言しよう、こんなものは誰も遊ばない。しかし、そんなレアすぎる作品を遊べるのは、この文章を読んでいる君だけだッ!


7/3
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Monsters Shoot 'n Monsters 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Monster Bite Games ジャンル:シューティング 2011/07/02

 ステージクリア型の全方位シューティング。Monstersシリーズをいくつか配信しているMonster Bite Gamesの作品。

 グラップリングビームを使い、敵を投げ飛ばすのが唯一の特徴らしい特徴である。他の部分は、またもやツインスティックシューティングで、またもや曇ったネオンサイン風のデザインに、不快と思われても仕方ないBGMといった所だ。
 敵を投げられるのはいいが、それがほとんど有効に使えていないため没個性なTS STGという感じか。そろそろモンスターの本気の噛みつきが見たい。


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Pirate Texas Holdem Defense 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:MindsEdge ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/02

 テキサスホールデムをプレイし、結果によってタワーを建ててタワーディフェンスを行うゲーム。『Zombie Poker Defense』の続編。

 前作である『Zombie Poker Defense』はポーカーをプレイした運ゲーの結果によってタワーを建てるという、手に入るタワーがランダムなタワーディフェンスというバランス調整もクソもない内容だったわけで、心底どうしようもないゲームであった。
 そして今作もそれを継承し、基本はレイズしまくりで相手が降りることに賭けるしかないという運ゲーである。そして、相変わらず静止画の実写の女性が出てきて、ゾンビがパイレーツになっただけというウケ狙いの一作だ。

 どうも前作の荒唐無稽さがいくらかウケたらしいので、もう一回やろうということらしいが、寒い、寒すぎる。一発ギャグを二度見せられるような、そして愛想笑いをしなければならないような、そんな気分で心がいっぱいになる。
 この無茶苦茶なゲームを知らぬ者は集い、インディーズゲームの底の深さを知り苦笑いすべきだ。しかし、既に見ている人は立ち去るべきである。なぜなら、進歩がないことに心を痛めるからだ。


7/4
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Vizati 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Monster Bite Games ジャンル:シューティング 2011/07/02

 枠を回転させたり全体を左右に動かし、同じ色のブロックを揃えて消すパズルゲーム。

 パズルのアイデアとしては以前に似たようなものをやった記憶がある。しかし、この作品はストーリーモードがウリのようで、水彩画にも見える手描きの綺麗な背景や、牧歌的なキャラが出てくるのがウリのようだ。また、クリア後にはアーケードモードも遊べるようである。
 ただ、雰囲気はパズルゲームに直接的な関係はないわけで、パズルゲームと考えるとテンポの悪い没個性的な内容となる。とはいえ、単純なパズルゲームを遊ばせる雰囲気作りとしては悪くない策であり、似たようなものからなんとなく選ぶのであれば、この作品に手が伸びることであろう。


7/5
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Math Cruncher 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Bluebomber128 ジャンル:エデュテイメント 2011/07/04

 表示された数式の答えを導く数学学習用のソフト。

 指定された数の倍数や計算式の答えを求めるもので、ゲーム的な要素は敵が出てきて邪魔をしてくる程度である。また、桁数変更による難易度調整が可能。
 桁数変更による難易度調整が無茶苦茶すぎるが(5桁の数字を見て瞬時に何の倍数か理解するのは常人には難しすぎる)、それ以外は特に言うこともないだろう。人によっては子供にやらせたいかもしれないが、数学ドリルをやったほうがマシだと言い返されそうだ。


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Lootfest 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Fabian Viking ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/04

 ドットを組み上げた3Dグラフィックが特徴の、モンスターと戦うアクションアドベンチャー。オフ4人プレイまでに対応。

 モンスターを倒して金を稼ぎ、装備を整えて更に敵を倒すという、「ゼルダ」ライクなアクションゲームである。三匹のボスを倒せばゲームクリアとのこと。
 アクションがだいぶ淡白なのは序盤のせいかもしれないが、それ以外にも遊ぶのが辛い点がちょくちょく見られる。アイテムのグラフィックはぼやけているし、フォントも見るからに貧弱。プレイ中は効果音がきちんと鳴らなかったり、とにかく本当に戦いばかりでダレるなど、戦う気力が続きそうにない。

 スクリーンショットの見た目は良いし、遊んでみればモンスターの種類は豊富に感じられるのだが、本当に敵を倒しているだけの印象が強すぎる。回転寿司屋のレーンに流れている寿司を一人ですべて消化しなければならない気分だ。


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BEYOND 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:mitabo ジャンル:パズル & 雑学クイズ 2011/07/05

 風に注意しながらブロックを落とし、特定ラインまで組み上げるパズルゲーム。

 画面上を一直線に移動するカラスからブロックを落とし組み上げるというもの。特定箇所に落とすと仕掛けが発動するので、それを利用して少ない手数でクリアすると高評価となる。
 決定的な名作というわけではないが、きちんと遊べるだろう。ギミックも種類もそれなり、風や高さを意識してうまく落とす駆け引きもある。何より、小品ではあるがこの作品の楽しさを表現できている。


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How To Get Girls 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Black Hat Games ジャンル:その他 2011/07/05

 女性を手に入れるための手段を教えてくれるソフト。開発はBlack Hat Games。

 タイトルの時点でどうしようもない週刊誌のような雰囲気を全力で出しているが、内容もその通り。4択で問題が出され、正解すると短い解説が読めるだけである。
 一例を紹介しよう。「女はどんな男が好きか?」という問題に対し、答えは「ミステリアスな男」などという話である。そんなことを伝えるためにわざわざこのソフトを作ったのか!? と関係のないことを心配したくなるほどだ。製作者の方が問題と正解を一人でシコシコ作成している姿を想像すると涙が止まらない。


7/7
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Zombie Death Car 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:rmm5 ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/06

 エンジンをふかしまくりゾンビをひき殺しまくるカーアクション。チャレンジシステムあり。

 さぞゾンビをひき殺しまくりで気分がよくなれるのだろうと思ったら、1レベルにつきゾンビが一匹ずつ増えていくというゾンビの脳みそで考えた調整である。おかげで最初は広いフィールドから一匹や二匹を探さねばならず、まるで砂漠に落としたビーズを探す気分だ。おまけに50Levelになるとクリアできない超高難易度となる。
 更に、轢いた時の効果音は雨でも降り始めたのかというどうしようもないものだし、車は壁にぶつかったらひっくり返って戻れなくなるし、システムは何ら工夫を持っていない。カーレースファンもゾンビファンも単なるゲーム好きも発狂間違いなしの一品。


7/9
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Avatar Ninja! 2 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Milkstone Studios S.L. ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/07

 ニンジャとなったアバターを操作し障害物を避ける自動スクロールのアクションゲーム。『Avatar Ninja!』の続編。グローバルハイスコアに対応。

 アバターでありニンジャというところがウリのゲームである。ショップなどの要素も追加されており、グラフィックは改められ綺麗になっている。
 単純にボタンを押すだけのよく見るタイプの作品で、あっさりとした特筆することのない内容だ。ゲームシステムが変化したことに価値があるかと問われれば、ほとんどないと言うしかない。よって、前作に触れていない人を誘うだけの安易な続編であろう。アバター! ニンジャ! 続編! という要素や、対象層、そしてパッと見のわかりやすさにかけては一流。


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Zombies Hate Aliens! 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Media Acrobats LLC ジャンル:シューティング 2011/07/08

 エイリアンに襲われているゾンビを操作し、砲台で戦うシューティングゲーム。

 砲台で弾を撃ちUFOを撃退するのだが、システム的な不備が多い。弾の種類が複数あるのは良いが、弾の発射方向がわかりづらく、ゲームそのものが緩慢で冗長であり、UFOが姿を消すせいで撃ち殺している爽快感がまったくない(適当に撃ったら当たるという感じである)。
 とりあえずゾンビとエイリアンを出したゲームという評価をするしかない。

 ああ? ゾンビである理由? ねえよ、んなもん。


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Don't Call Me Skyfish 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Uplion ジャンル:キャラクター アクション 2011/07/08

 ベロを使ったワイヤーアクション。2011年6月に配信された『Call Me Skyfish』の続編。

 かなり早く出た続編だが、その分適当に作ったことが丸わかり。進歩している点など一切なし。見た目はスクリーンショットの通りで、美しさを感じたら是非教えて欲しい。
 ツナミを20個くらい並べた平面が縦に20層くらい並んでいるステージや、無敵アイテムが床に並んでいてそれを取って走るだけで終わりのステージをやらされると頭痛がしてくる。おまけにどれも長いのなんの。
 レベルデザインの悪例を並べている参考サンプルを作るためにこの続編を作ったと言われると納得できる。


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Duckinator 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:MuleTrain Industries ジャンル:その他 2011/07/08

 オモチャのアヒルを操作して逃げる仲間を捕まえるミニゲーム。

 操作説明すら見つけられなかったので意味不明なゲームとして処理される可能性大。左スティックで前進・後進、右スティックで旋回なのだが、これを書くことすら面倒くさがる不精者なのだろうか。僕でも負ける。
 内容は更にどうでもよく、アヒルを捕まえるだけ。確かにキャッチーだが、説明がないことからわかるように普段ゲームを遊ばない人向けに凝っているわけでもなく……。現実で風呂場にアヒルを持ち込んで遊べ、大人気なく。


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Hack This Game 2 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Utopioneer Games ジャンル:パズル & 雑学クイズ 2011/07/08

 ハッキングと題しボタンでコマンド入力をするパズルゲーム。『Hack This Game』の続編。

 まず出ないし、出てはいけない続編ゲームが出没するのが360インディーズゲームの魅力であるが、これもまたそうである。
 安っぽいパソコン風の演出は相変わらずで問題を差し替えただけだろう。謎かけのような問題が出てくるので、それに応じたコマンドを入れるというもの。解釈が際どく、僕は二問目でもうお手上げだった。
 誰がハックするのだろう。……などと思ってはいけない。そんなことをしたらここでは生きていけないからだ。


7/10
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Labyrinth 400ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Subtle Abberation ジャンル:その他 2011/07/09

 記憶をなくしたAmeliaとなり自然豊かな迷宮を旅する3Dアドベンチャー。

 迷路を探索しつつ簡単な仕掛けを解いて先へ進むゲームで、内容としては特別なことはない。いや、全編を3Dグラフィックでやっているところが挑戦といえばそうなのか。
 タイトル画面の実写と思しき女性はそこそこ綺麗なのだが、ゲーム中のAmeliaはひどいのなんの。顔の整形手術を失敗したゴリラから、木の枝のような腕が生えているミュータントである。自然もハリボテだし、入れてはいけない場所に行けて当然出られなくなったり、メニュー代わりの本の表示がおかしくなったりとあからさまなバグも残りまくりだ。

 拙くどうしようもないゲームだが、しかし遊ばせようという意図は伝わってくる。見た目で飽きないよう変化を入れる努力はしているし、迷路もマップが見られるのでストレスが溜まり過ぎない作りになっており、(実際の製作者の考えはともかく)プレイヤーが感じるであろう投げやりな印象はないのである。


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Block Vengeance Alpha 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:thedeadstu ジャンル:懐かしのゲーム 2011/07/09

 玉をなくしまくっても問題がないブロック崩し。

 特徴は玉が出まくることと、玉をなくしても問題がないというルールである。パーセンテージのライフ制なので、攻撃を受けてそれがなくならない限りは玉がでまくりどうとでもなる。
 よって、パドルに迫る攻撃を避けるゲームだと解釈できるわけだが、大きな問題がある。それは、パドルとボールのゲームは「パドルでボールを打ち返す」という基本原則に倣う必要があるということだ。玉が出まくるのでミスをしても問題のないピンボールが面白くないように、あるいは相手の玉を打ち返さなくて良いテニスが白痴の遊びであるように、このゲームはクソである。玉こそいくらでも出るものの、玉無し野郎である。というか、「ブロック崩し」というよりは「ブロックがなんか崩れてるし」という内容だ。


7/12
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URGENT EVASION 360 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:mukagosoft ジャンル:シューティング 2011/07/11

 ヘリを操作する高さの概念がある全方位シューティング。『BLASTER AND MORION』などでお馴染みMukago Softの作品。

 ラジコンヘリのような操作感覚で、しかも視点故に高さがわかりづらいのでとにかく操作しづらい。おまけに難易度も高く、多数あるビルに軽く触れて即死、敵の数が多すぎてステージ開始直後から攻撃を受けまくって即死、1UPを取ろうとしたら即死と死ぬしかない雰囲気が漂いまくる。
 もっとも、慣れればまともに遊べるようになるのだが、そうなると今度は(序盤だけかもしれないが)高さを調整するだけで相手から殆ど攻撃を食らわなくなるし、説明文章以外のところはひどく地味であることに気づいてしまう。


7/13
TurboRocket_ss.jpg

TurboRocket 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Kaare Kjellerup ジャンル:シューティング 2011/07/12

 ワイヤーフレームのモデルが印象的な全方位シューティング。

 ビジュアルデザインが印象的。ワイヤーフレームで描かれた歯車の中央に迫りステージ選択をする場面や、一瞬何が表現されているのかわからない敵キャラは挑戦的だろう。ステージも特定パターンから生成されるようである。テキストもほとんど表示されない。
 もっとも、ゲームとしては誰の心にも引っかからないであろう全方位シューティングだ。ビジュアルだけでどこまで攻められるかという話になるわけだが、もう少し饒舌になっても良いのではないだろうか。


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Wiki Read: Wikipedia for Xbox 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Paul Fisch 1 ジャンル:その他 2011/07/12

 Wikipediaの文章データをXbox360で読めるようにしたソフト。

 オフラインで読めるWikipediaと言いたいところだが、はっきりいって文章を一部コピペしてきただけの(作者にとって)超お手軽ソフトだ。システムは『Games Master:Xbox Game Guides』の流用である。
 編集されるであろう内容にどう対応するのかだとか、辞書としてはほとんど成立していないだとか、Wikipediaを普段使う人はネットに慣れているだろうからXbox360でわざわざ見ないであろうなど些細な問題だ。兎にも角にも作者にとってお手軽なのだと思われる。


7/14
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Blackstone - Part One 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Battenberg Software ジャンル:RPG 2011/07/13

 ヒロインのケイトとなり悪の魔術師を倒すアドベンチャーゲーム。

 ジャンルはRPGと書かれているが、アイテムを探しパズルを解く3Dアドベンチャーというべきだろう。ところで、「Part One」という文字を見ると気分が悪くなる皆様はいかがお過ごしだろうか。
 毛を抜いた類人猿のような顔や、ロボットのように走る体、そして棒読みの登場人物たちは愛嬌がある。そして、誰もいない町なのにお金を払わないとリュックを持っていけない融通の利かなさもまた、クソ真面目で素晴らしい。つまり、倫理観の生えた毛のない類人猿が棒読みでパズルに立ち向かっていくゲーム好きには間違いなくウケるというわけだ。ところでどこにいるんだ、その珍生物は?


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Production Panic 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:MikeE ジャンル:パズル & 雑学クイズ 2011/07/13

 工場内で流れてくる商品をうまく流すためコンベアを操作していくパズルゲーム。

 目のでかい微妙に萌え(っぽい)キャラが気になるが、内容はまともなパズルゲームである。斬新さこそはないが、忙しくコンベアを切り替えたり移動させるパズルとしては成立しているだろう。
 プレイそのものは工場の流れ作業のように味気ないが、決してそこまで単純でつまらないというわけではない。頭を捻れば暇つぶしにはなるだろう。何より、目のでかい萌え(らしい)同僚もいることだし。


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Grand Theft Froot 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:JackandLisa ジャンル:キャラクター アクション 2011/07/13

 簡単な探索要素や成長要素が存在するステージクリア型の2Dジャンプアクション。

 よくわからないタイトルのとりあえずパロディしとけ感、背景の木から溢れすぎるどうしようもない手描き感、通常の移動よりジャンプのほうが早いというアクションゲームとして問題がありすぎる感等々、全体から切なさを放ってくれるインディーズゲームらしい作品だ。
 しかし、ショボいと貶すこともあまりしたくないだろうし、恐ろしく不快だと文句をつけることも難しいだろうし、ゲームとして破綻していると致命的な指摘をすることも難しい。となると、放置プレイされて益々切なさに磨きがかかりそうな一品だ。


7/15
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Aliens VS Aliens 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Fun Factory Entertainment ジャンル:戦略 & シミュレーション 2011/07/14

 グレイ(宇宙人)のチームを操作し、ソナーを頼りに敵チームを探すターン制のシミュレーションゲーム。

 タイトルは面白そうだと思ったのだが、最初に遊んだ時はまったくもって訳がわからなかった。武器やステータスのアップグレードシステムはともかく、4人組のグレイが森の中を歩いているだけで終わるのだ。クスリでもキメて遊ぶべき作品なのかと疑ってしまったものである。
 二回目でようやくルールが掴め、姿の見えない敵グレイをソナーで探して戦うものらしいと気づく。しかし、マップもなく曖昧な森の中をさ迷って追い詰めるだけで、いざ敵と出会ったら体を晒して単なる打ち合いになる時点で膝が折れ曲がった。『Alien's YAMAGARI』に今すぐ改名するべきだ。


7/16
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QuickDraw 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:GZ Storm ジャンル:懐かしのゲーム 2011/07/16

 合図によってボタンを早く押し、早撃ち対決をする西部劇風ゲーム。オフ2人プレイに対応。

 『ワイルドガンマン』を強く意識している作風であり、音楽や効果音もレトロ調である。通常のアーケードモードの他、2人対戦も可能。
 単純なゲームながら色々と凝っている。前述のように見た目や曲もそうだが、敵のやられ方はズボンが脱げたり髪の毛を引っ張ったりとマヌケで笑えるし、押すタイミングを提示する方法も複数あり単純すぎることも避けられている。そして、道中にはブラックジャックのミニゲームがあったりと、これが好感触にならないほうがおかしいというほど手が込められているだろう。
 無論、大作とは程遠いものの、あったら嬉しい一作だ。据置向きかというと疑問も持たざるを得ないが、タンブルウィードが転がる中でホルスターに手をかけているとそんな些細なことは忘れられるものだ。


7/18
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Ace of Dynamites 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Fairy Engine LLC ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/18

 Death 's Headsの地に散らばった宝石を回収するため、ダイナマイトを押して敵を退けるアクションゲーム。アワードシステムあり。

 平たく言えばアクション版『倉庫番』である。ダイナマイトや箱を押すことでのみ移動させ、宝石を集めていくという俯瞰視点のゲーム。ただし、パズルゲームの要素はあるものの解法を考える必要性は薄く、むしろ早解きするアクションに近い。
 一体なんのためにこの形態にしたのかわからない作品で、アクションとして楽しむにしてもパズルのような形を取っている為わずらわしく、どこが面白いと考えたのかまったく伝わってこない。ただし、チュートリアルは「壁は通れませんよ」といったことを皮肉なほど丁寧に教えてくれるので、遊べないほどでもないし爆破させたくなるほどムカつくわけでもない。つまり、エアーキャップ程度の破裂なら見れるだろう。


7/19
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The Cannon 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Elemental Focus ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/18

 画面中央にある大砲を4つの属性で駆使し、迫り来る敵を倒す全方位シューティング。オフ4人プレイまでに対応。メダルシステムあり。

 悲しい手描きや素人ボイスは仕方ないにしても、出てくる敵がニンジャ、ゾンビ、ロボット、海賊と下心丸出しなのには感心できない。いや、題が無難であることを考えると、これは安易すぎる自分を恥じながらのアピールなのか? ともあれ、どの敵も小さくて何がなんだかわからないのが笑える。これを見てゾンビやニンジャだとわかる人はまずいなかろう。
 ただし、敵によって属性を切り替えて戦うという基本システムはそこそこ遊べるものだろう。弱点属性を突く他、エネルギー切れの際に他の能力で代替する作戦を立てる必要や連射と溜めの使い分けがあり、少しは熱中できるはずだ。もっとも、敵が小さすぎてどの属性を使えばいいのかわかりにくいのはなかなか笑えるのだが。結局、人目につくには思い切りが足りないのか。


7/20
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Plague 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Contagious Games ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/19

 世界唯一のアンチウィルスとしてウィルスを倒す2Dアクションシューティング。オフ4人プレイに対応。

 敵が無節操にわんさかと出まくり攻撃をしまくってくるので、こちらも食らいまくりながら進むというだいぶ大味なゲームである。しかし、撃つ爽快感はまったくといっていいほどなく、倒した時の音や見た目もケチすぎて何も感じない。おまけに、攻撃を食らった時の効果音や、やられた時に明確な画面の反応もないのでなんとなく敵を倒してなんとなく敵にやられるのである。
 マリオのパロディが出てくるので、おそらくそういった部分には凝っていなくもないのだろうが……。違う、そうじゃない。


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Alien Hideout 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Golconda ジャンル:シューティング 2011/07/20

 自身のアバターを操作し、南極大陸でエイリアンを殺しまくるシューター(FPS & TPS)。

 アバターゲーである。まず、アバターは歩くモーションすら用意されておらず、左右にクネクネしながら地面を滑るのが笑える。エイリアンは脳みそがないので適当にこちらの射線上に出てきてくれるクソバカ具合。効果音も重なりまくって爆音になるのは当然だし、辺りはどこまでいっても平らな雪原。簡素な武器購入システムなんてのもあるが、そんなのは心底どうでもいい。ああ、こういうゲームバランスもフィールドも何もかも超フラットなシューターがインディーズにはあるのだよなと噛み締めずにはいられない。
 結局、適当に作ったゲームをアバターに対応させただけなのだろう。三人称視点だとアバターがまともに歩けないし、狙いもかなりつけ辛い。一方、一人称視点は割と快適なので、おそらくそのために作ったゲームだと感じられる。「適当なゲームにアバターを乗せただけ」という意味からすれば、立派なアバターゲーだろう。


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Place The Arrows On The Floor 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Stockton ジャンル:戦略 & シミュレーション 2011/07/20

 画面上に矢印を置き棒人間を誘導する対戦型ストラテジーゲーム。オフ2人から4人までのプレイに対応。ゲームルールとしては8人まで遊べる。

 どうということのないゲームだ。特に斬新でもないし、これといって面白いわけでもないし、見た目や操作感覚の悪さにケチをつけることもない。なぜなら、まず家族にも遊ばれないだろうからだ。
 ひとつのコントローラーで二人ずつ遊べて計4つのコントローラーで8人プレイに対応しているのだが、相変わらず無茶を言うのも素晴らしい。僕だったらコントローラーを引っ張って邪魔をするが、そういうところまで考慮しての作りなのだろうか。いや、そもそもそこまで熱くならないか。


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Fawnix 400ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:EPITFOG ジャンル:エデュテイメント 2011/07/20

 アルファベットに対応した音を聴きながら、パネルを集め単語を完成させる音声学のエデュテインメントゲーム。

 音声学のゲームだなんて初めて聞いたので驚いた。こういうゲームが出てくるところは間違いなくこの場の良い点だろう。もっとも、作品としてはかなり致命的なのだが。
 ぼやけたグラフィックや劣悪な操作性、あるいは意味不明なゲームルール、そして外国人の方と思われる(開発者の方だろうか)ボイスによるあまりよくわからない日本語の説明動画は仕方ないと強引に飲み込んでも、根本的にこの作品は企画の時点で間違っているだろう。

 例えば「さんすうゲーム」を考えよう。こういったゲームはいちいち“+”の意味から教えたりはしない。つまり、計算ドリル的な意味を担っているわけだ。一方このゲームはどうか? 音を聞くだけで発音ドリルとはならないし、その前提を教えるものにもなっていない。つまり、発音の良し悪しを決定する部分がすっぽり抜けているため、学ぶことにならないというか、意味もわからずあてずっぽうに足し算を解いているような状態になるのだ。その上、ゲームとしては砂浜に打ち上げられたクラゲのようなものだろう。
 意欲を買うとはいえなくもないのだろうが、こういった作品を誰も作らない理由もあるのだと思われる。


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Tourist Trap 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Domain of the Infinite ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/20

 謎の塔に挑む3Dアドベンチャー。

 塔というか背の高い平屋といった感じである。中にあるエクスカリバーやらのアイテムを駆使し、謎を解き先へ進むようだが、あまり謎の量は期待できなさそうだ。
 見た目はまともだが、そそるものが一切ない。唐突に塔の前に立たされて中に入ってみればよくわからない謎だらけといった印象が強い。この手のジャンルが好きなら悪くないだろうが、良くもなさそうだ。


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Ballochet 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:MindsEdge ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/21

 画面左下にある大砲の角度を調整して弾を発射しターゲットを破壊するゲーム。

 よくあるこの手のゲーム、とだけで説明を終わりたい。箱が物理演算で動くようだが、障害物として出るだけのようなのでこれといって何かあるわけでもないし、レベルも20と少なめ。この手のゲームにかける声としての弾が切れてきたというのが本音だ。


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Combo - red moon rising 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:ANH Games ジャンル:その他 2011/07/21

 画面上に登場するコマンドを入力してエネルギーを溜め、敵地にミサイルなどをぶち込む対戦ゲーム。オフ2人プレイに対応。アワードシステムあり。

 宇宙の景観はそこそこ綺麗なのでてっきりSTGなのかと思いきや、なんだか知らないコマンド入力ゲームである。そんなわけで、早押しミニゲームにほんの少しだけ工夫が加えられているだけだ。突き詰めるととにかく速く押すだけになり、ボタン早押し中毒患者はウイーーヒッヒッヒと奇声をあげながら楽しめることだろう。


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Star Ninja 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Bounding Box Games LLC ジャンル:その他 2011/07/21

 NINJAとなって手裏剣のようなものを投げまくり海賊を倒す物理演算パズル。グローバルスコアボードに対応。

 爆破や障害物落下などの仕掛けを使うよく見るパズルだが、とにかくテンポ良く連続で手裏剣を投げられるのが特徴。手裏剣の制限はモードによるが、割と適当に投げてかなりサクサクと倒せるためにこれが心地良い。また、パズルとしてのロジックもきちんと搭載されている。
 とはいえ、それらがこの作品を素晴らしいものだと決定付けるわけではないだろう。特にアクション寄りのゲームにする仕掛けがあるわけではないし、早く投げられることが何かに繋がるわけでもない。しかし、陽気な世界でNINJAが素早く手裏剣を投げるというのはおそらく魅力なのだ。多くの人がNINJAの真似をしたことがあるだろうし。


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Sky Cat 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Subby and Sun's Games ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/22

 空から落ちる猫を操作し、障害物を避けつつ点数アイテムを獲得してハイスコアを競うミニゲーム。

 どこかで見たことのありすぎるミニゲームだ。ゲームとしても何ら工夫はないし、それどころか当たり判定が今ひとつ不明瞭で脳の血管に負担が掛かる。仕掛けもないので、面白さとは程遠い。本当にハイスコアを競い続けるだけだが、誰がこんなもので競うのかという話である。

 ところで、やはり愛玩動物として生きている猫は強い人気がある。360インディーズゲームでも猫が主役の作品はいくつか存在しているし、ゲームだけに限らず猫のグッズというのは多い。そうなると自然に出てくるのが、既存のものにネコを被せただけのものである。
 つまりこの作品も、アバターゲーならぬネコゲーなのだろう。まさにネコの皮を無理やり着ただけのどうしようもないミニゲームであり、皮を剥げばボロボロの醜い姿が見えてしまうのだ。薄い皮に騙されても良いという人だけが遊ぶ資格を持つ。


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How to Find True Love 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Alex Blickenstaff ジャンル:その他 2011/07/22

 真実の愛を見つける方法を教えてくれるソフト。開発は『Sex or Love?』のAlex Blickenstaff。

 年齢や性格などの四択質問に答えるだけの内容。最終的な診断は完全版でのみ見ることが可能。「どうせ下らない内容だけれども、確かめるために俺は80ゲイツを払うぜ!」というパターンを狙っているのか。これが夢なら覚めてくれ。
 なぜ体験版とはいえこういった作品をダウンロードしてるのか? なぜわかりきったことなのにいちいち起動して中身を確認しているのか? なぜわざわざこうして文章にしなくてはならないのか? 自分に対し自身がボロボロになるまで問い詰めたい所存であります。


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Virtual Attraction - Part 1 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Fun Factory Entertainment ジャンル:その他 2011/07/23

 女性を引きつけるための魅力を学ぶマニュアルソフト。題の通り、Virtual Attractionシリーズの第一弾とのこと。

 35ページにも渡り「女性はどのような人に惹かれるのか」と書かれたテキストが読めたり、四択のテスト、カッチカチのネーチャンが相手をしてくれるデート・シミュレーションが搭載されている。ただし、最初の但し書きで「結局はエンターテイメントなので自己責任でやってね!」と記されているように、内容は推して知るべし。ジョークに近い性質を持つ。

 どうして今日の新着である2つのソフトはどちらもこういう作品なのだ。いや、こちらのほうがデザインやシステムにだいぶ凝っており(内容量も質問数も倍以上で、女性の3Dモデルまで用意されている)そこは評価したいのだが、傍から見ればやはりどちらも大差ないと判断を下さざるを得ないだろう。結局、女性に飢えている一部の男性を騙すための薄い内容と軽蔑されても仕方ないのだ。
 この手のソフトがいくつも転がってくると、他の人たちから「こんなゲームと呼べるか怪しい下品な作品が腐るほどあるなんてまともに見る必要はないな」と思われそうで、良い気分になれないのが困ったものだ。しかし、それはあくまで僕が死ぬほど狭量なだけであり、きっと世の中の皆は「こんなに素晴らしいソフトがあるなんて360インディーズゲームは最高だ!」と考えているに違いない。よって、シリーズと聞いて今から反吐が出て止まらず、ゲロ吐き場を探し回っている僕のほうが異常なのだ。ああ、良かった、最高のゲームが来てみんなが幸せなんだね! 僕が反吐を吐きまくっていれば世界は救われるんだ!

 あるいはこういうソフトは単なるレアケースと言いたいところなのだが、新着に二連発で来るとさすがに何も言えない。


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Leprechauns 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Sleep Minus One ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/23

 迷路で金のポットを奪いあいながら戦う対戦ゲーム。オフ・オンでの4人プレイまでに対応。

 アイテムを駆使して殴り合い金を奪い合うのだが、マップも少ない、見ても何が起こっているかわかりづらい、そもそも操作説明もルール説明もクソもないとナイナイ尽くしである。かろうじてBOTシステムがあるのは幸いか。
 金を奪い合うというと血で血を洗う惨事を思い浮かべるだろうが、実際は人すらロクにおらず牧歌的になると思われる。よかった、欲に目が眩んで醜い争いを繰り広げる人はいなかったんだ……、と思わないとやっていられない。


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GHXYK2 Classics Vol. 1 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:GHXYK2 ジャンル:その他 2011/07/24

 意味不明なアニメーションや、訳のわからない場所で自転車が走る映像を見られるソフト。

 ゲームではなくアニメーションに近く、荒唐無稽なシュールとでも呼んでおけばいいのかは不明だが、そういったものが見られるソフトである。内容としては三種類存在し、体験版ではうちふたつ、自転車が意味不明な(そうとしか形容できない)場所を走って宇宙に飛びたつゲーム(?)と、テレビを見ていた二匹のネコが死に復活するというアニメが見られる。
 絵心のない人がMSペイントにマウスで描いたかのようなグラフィックが魅力で、ものすごくチカチカ光り気分を悪くさせてくれる。話の筋はあってないようなもので、まさに無茶苦茶。訳がわからないなりに評価したいところだが、絵面もあまり見れたものではないしで困惑させられるのみ。僕にはだいぶ難解すぎるので、何がどういう意味を持つのかひとつひとつ説明していただきたいところ。


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Assembly Line 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:LoneWolf Studios ジャンル:パズル & 雑学クイズ 2011/07/24

 指定された商品を作るため、機械の種類と使用順を指定するパズルゲーム。レベルエディタあり。

 鉄板の特定箇所に穴を開けたり色を塗るため、様々な道具を論理的に組み合わせていかねばならないというゲームである。
 パズルゲームとしては理解できるのだが、とにかく飾り気もなく楽しさの表現もない。解く動機付けも弱いし、作業感覚が強く、まるで恐ろしく退屈な仕事をしているかのような気分になれる。なんてこった、そこまでカバーしてくれるゲームが現れるなんて勘弁してくれ。


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Venture 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:BigBlackBlock Gamestudio ジャンル:戦略 & シミュレーション 2011/07/25

 石器時代から宇宙戦争まで、様々な時代で戦争を繰り広げていく戦略シミュレーションゲーム。オフ4人プレイまでに対応。

 ゲーム内容より、まずはメニュー画面で選択している部分が非常にわかりにくい作り(文字色がほとんど変化しない)であったり、プレイ中に音がまともに鳴らない場面があったりと、触りの部分で不快感を覚えざるを得ない。
 陣取りゲームとしては普通なのだが、とにかくテンポが悪くゲームが進展しない。体験版ではプレイ中ど真ん中でぶった切られるので、もっと小さいマップなりチュートリアル専用なりの部分を作るべきであっただろう。ゲーム自体の良し悪しよりも、遊ぶ側への意識が足りなさすぎる。


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HexChess 360 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:JimmyFo ジャンル:テーブル ゲーム 2011/07/25

 六角形の盤で勝負するチェス。オフ2人プレイに対応。

 操作感覚がとにかく劣悪でムキー! とならない人はどれだけ寛大な心を持っているのか。六角形という性質上、駒は多くが斜めに進むのでスティック入力は自然に斜めが多くなるのだが、左右での入力が無視されるようになっているのか、カーソル移動の入力が何十回・何百回と無反応になり、この時点で狭量かつ矮小な僕など全身が捻じ曲がり骨がむき出しになりかねない。
 そして、わざわざ六角形にした意味を考えると、プレイヤーに過度のストレスを与えて発狂させ殺そうとしているのかと疑うのが真っ先になってしまう時点で、ヤスリを買ってくるから角を減らせと叫ばざるを得ない。もしくは、変則チェスということで無難に収まってくださいと懇願したくなる。


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BluePrint Racer 4D 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:ECHS BACHS ジャンル:レース & フライト 2009/04/21

 青い世界の中を走りガス缶を集めるレースゲーム。2009年に配信された作品。

 すまん、レースゲームと言ったがありゃウソだ。

 制限時間内にガスカンを集めるのはいいのだが、左スティックの上下左右で車を動かすのである。つまり、アクセルもブレーキもクソもなく、スティックの入力方向に動くだけ。そもそも車である必要性がまったくないのだ。おまけに、マップは平面に四角い障害物がいくつか生えているだけ。レベルはクリアするたびにガス缶が1つずつ増えるという、未就学児向けの難易度設定と脳みそが爆発する退屈さ。
 青すぎて画面が見づらいのが唯一の利点である。青すぎて人を近づけないから誰もこのゲームを遊ばなくて安心だ。いまさら日本にこなくてよかったのにイヤッホゥウゥゥウ!


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Sketchy Bounce 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Gazido Gaming ジャンル:懐かしのゲーム 2011/07/26

 スケッチ風デザインが特徴の2Dピンポンゲーム。オフ2人プレイに対応。

 『ポン』だよ『ポン』。他に何も説明はいらないポン。ポンポンポン。

 まーた『ポン』である。ポンポンポンポンポンパタポンポンポンというくらいにポンだ。いい加減にポンポンとポンを出すのもやめてくれたまえ。
 ……コホン。アイテムが登場する『ポン』で、BGMや効果音があり、跳ね返りで玉の軌道が変わるという至極当たり前のことを褒めるくらいしか内容がない。本当に上下に動かして玉を打つだけ。この文章における「ポン」と同じくらい気軽に出た「ポン」でありそれ以上でもそれ以下でもないポン。


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Divine Justice Zero 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Xazin ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/27

 6種類の機体で6種類のステージを体験できる横スクロールシューティングゲーム。

 こんなに退屈な横スクロールSTGは初めて見た。

 機体のスピードを上げると体力が減り、遅くすると早く回復するというシステムはまァいい。背景も綺麗に見える。しかし、敵が直線的な動きをするだけが延々と続く、この流しそうめんをずっと眺めている状況に近い不毛さはなんだ! 敵のデザインも効果音もほとんどがやる気なく場を盛り下げてくれて、敵も自機もプレイヤーも適当に流されているだけである。どう考えても「俺は何をやっているのだろう……。」と落ち込みたい時にやるゲームだ。


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Pixel Blocked! 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:damnigames ジャンル:パズル & 雑学クイズ 2011/07/27

 ブロックを発射してドット絵を完成させる早解きパズルゲーム。

 発射台を左右に動かしたりパネルそのものを回転させて、指定された場所にブロックを埋め込んでいく。パズルとしての論理的考察も存在しているが割と簡単なため、アクション的な早解きが要求され早くクリアすることによって良い評価がもらえる。
 ドット絵の転がっている世界はそこそこかわいらしいし、パズルゲームとしても形は整っている。更に喜ばしいことに、死ぬほど熱中することもないだろう。


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CastleMiner 240ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:DigitalDNA3 ジャンル:その他 2011/07/27

 アバターを操作しブロックを積み上げて世界を作り上げていく『Minecraft』のようなゲーム。オン16人プレイまでに対応。

 360インディーズゲームでは三作品目の『Minecraft』クローンである。特徴としては、200種類以上あるブロックが条件を満たすたびにアンロックされていくことと、オンラインで16人まで集められる点だ。
 しかし、さすがに遅すぎる。既に本家のゲームが来ることは知られているし、それまでの需要も『FortressCraft』や『Total Miner: Forge』に持っていかれている。更にこの作品、動作がかなり不安定な上に、本当にブロックしかないので世界もほとんど何もない。パーティー会場に遅れてきた上に寝巻きを着ているようなものだ。


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Phase Runner 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:thelostone ジャンル:その他 2011/07/27

 地面が波のようにうねる世界でアバターを走らせ、敵から逃げ点数を稼ぐアクションゲーム。

 ゲーム自体は敵がアホでエンドレスに続く上に、いくらなんでも冗長すぎるミニゲームである。それはどうでもいいとして、色やうねりによって見た目が様相が大きく変わるのが見所なのだろうが、それを見せるための仕掛けが足りないとしか言いようがない。同じパターンも多いし、ひたすらに続くためすぐに見飽きてしまう。一瞬の掴みは良かったのだが、やはりアバターゲーだ。


7/29
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Trailer Park King 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Freelance Games ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/29

 Kingとなりトレーラーパークで露出度の高い女性と共に展開する物語を楽しむアドベンチャーゲーム。

 セクシーあるいは下劣さが特徴で、日本国内ではまず見られないタイプの露出度が高い女性キャラばかりが登場する作品。物語としてはKingの部屋で起こった殺人事件が骨子となるようだが、エイリアンパワーなどという物が出てきたりでそこそこふざけている様子。台詞はフルボイス。
 海外版ギャルゲーとでも呼ぶべき作品か。エロが売りならば実写なり立ち絵でミニゲームを作ることで済ませる場合が多いことから考えると、手が込んでいる作品ではある。とはいえ、素晴らしい物語が見れるわけでもなさそうなので、結局はこの絵に興奮するかどうかが鍵になるだろう。それは君の下半身に聞いてもらうしかない。


7/30
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invAIders 80ゲイツ Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Martian Face Games ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/07/30

 次第に学習し進歩する敵に対抗する全方位シューティング。

 最初こそ単純に出てくる敵だが、プレイヤーの行動によって次第に出現方法や行動を学習して変化いくようだ。デモでは出現位置が変化するくらいしか確認できなかったが、難易度は確実に上昇しつづける。更に、AIを鍛えるモードが存在している。
 こちらの攻撃も制限があり難易度は高め。飾り気もなく他に特色もないので、この敵のAIシステムによって評価は決まるのだろう。序盤までは進歩しても面白さをあまり感じられなかったが、後半はどうなることやら。プレイヤーを置いてきぼりで進化しなければいいのだが。
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