アイドルマスター 2 14 千早の「U.K.D.」

別にアイドルになりたいわけではない千早

 四周目である前回、雪歩をリーダーとするボーリングフィーバーでIA大賞を総なめしたので、育成計画についてはもう書かなくていいだろう。基本的な方針は同じであるし、達成できる目的としては最上のものを得られたからだ。

 それまでは育成を試行錯誤するのがなかなか面白かったが、もはや慣れすぎてしまったせいでこの周回は作業感が強すぎた。全制覇したらゲームモードをスキップしてシナリオだけ読めるようにできないのだろうか。

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態度は最悪な千早
 今回プロデュースするのは青いロングヘアーが印象強い如月 千早(きさらぎ ちはや)である。彼女は歌が得意なのだが、カラオケがうまいというようなレベルではなく、歌手でトップを目指せるほどの才能があるのだ。

 それならば素晴らしい活動が期待できそうなのだが、世の中そうは甘くない。彼女、性格にかなりの難アリで、よく言えばストイック、悪く言えば愚直なのである。歌は好きだがアイドル活動は好きでも何でもなく、トップに立つために仕方なくやるという感じなのだ。まァそもそも、千早は性格も硬くバラエティ番組には出られそうもないし、胸もなくグラビアなんかをやっても人気が出なさそうで、とてもではないがアイドル向きではない。

 ともあれ、Pは河川敷で歌の練習をしている彼女に声をかけた。しかし、一度は無視され、もう一度声をかけてからようやく、見るからに煙たがった表情で返事をしてくれた。ここで自分がプロデューサーですよと言うと、ようやく失礼しましたと言ってくれるのである。ということは、失礼だとわかっていて無視をしたのだな。

 今までのパターンだと、「私にプロデューサーがつくなんて!」と驚く子が大半なのだが、千早は動じない。それどころか、Pが仲良くやろうと言っても、仕事関係なのだから特にそうする必要がないというのだ。今までの友達感覚でアイドル活動をしている子からすると感動的な自立心だが、Pはこれを驚くのだから弱ったものだ。とはいえ、完璧に仕事と割り切るのも人間として無茶なわけで、ある程度は親しくするべきだろう。

 そのようなことをPが注意し、仲良くすることと馴れ合うことは違うと教える。しかしそんなことをいっても納得してくれる子な訳がないのだから弱ったものだ。どう考えてもこの子には友達がいないだろう。とはいえ、彼女は別に人を困らせたいわけではないので、そう指示するならば従ってくれるようだ。

 ところでこの千早というキャラクターだが、正直なところあまり良い印象を持っていないのである。別に彼女の性格や顔が気に食わないというわけではなくて、前作で矛盾極まる彼女のエンディングを見せられたからなのだが、それが今でも思い出されるのだ。

 この千早というキャラクターには家族の中に亡くなった人がいるようで、その話が当然のようにエンディングに関わってくるわけである。しかし前作は、任意の営業でその人を失ったとPに告白するイベントを見られる。つまり、知らなければ見逃してしまうことも可能というわけで……。そんなことを一切知らない僕は、至極普通に千早のグッドエンドを見たのだ。すると、一度も話していないはずの死んだ家族がどうのこうのという話をし始め、Pも当然のようにその話に乗るのである。こうなるともう、訳がわからないと首を捻るしかないだろう。物語の管理がきちんとできていない育成SLGによくある出来事だ。

 おそらく、アイマス2においてもその話が出てくるはずだ。さすがに今回は強制イベントでその話を持ってきてくるはずなので問題ないとは思うが……。まァ、不安にばかり思っていては仕方ない。さっそく彼女をプロデュースしようではないか。

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仕事バカ千早
 まずははじめてのお仕事。これで担当アイドルの扱いが大変か否かわかるのだが、果たして今回はどうなることやら。

 今回の仕事内容は、千早が担当する新曲の作曲家との打ち合わせである。彼女はかなり肩に力が入っており、Pが緊張しているのかと思って声をかければ「話しかけないでください」とぞんざいな扱い。千早の考えは、顔合わせも楽曲の印象を左右することになるため、一分のスキもない対応でなければならないというクソマジメすぎるものだった。これではさすがに問題なので、選択肢ミスで一期一会だろうとアドバイス。すると彼女、一片のミスも許されないと余計固まってしまった。やれやれ。

 そして、いざ作曲家が来るなり、千早は曲の要望をペラペラと語りまくる。いくらなんでもいきなりすぎて作曲家も圧倒されていたので、ここはPが注文を聞いて一旦話を遮った。いやまったく、茶も頼んでいないのに話など出来るか。

 結果として話は割と良く出来たのだが、千早は何か言いたげな表情をしている。「今の私にこんなことを言う資格はないので言いませんが……」と言っていたが、明らかにこちらへ文句を言いたげでイラっとさせられる。生真面目なのはいいのだが、これではトラブルを招くだけだろう。

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これまた育成には疲れそうだ
 事務所に戻ってから、千早は歌い手でトップになりたいという夢を語った。やはりアイドルとしての活躍は期待していないようなのだが、何にせよこれからは一人ではない。Pが「その夢はこれから二人のものだ!」と熱弁したところ、別にそうでもないと言いたげな表情をしながら否定されてしまった。どうも先が思いやられる。

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組み合わせなど知るかッ!
 そんな彼女のユニットメンバーに選ばれたのは、二人とも以前に登場した貴音と春香。千早はこの性格で誰ともうまくやれそうにないので、もはやボーカル能力を重視することにした。それに、メンバーが最低限の仕事を出来ないとつらく当たりそうだろう。

 ユニット名は「U.K.D.」にした。これが何の略かといえば、運根鈍(Un Kon Don)の略である。その意味は、成功する為に、幸運と根気、そして鈍いくらいの粘り強さの三つが必要であるというものだ。千早には力があるため、他に必要なものは、幸運とアイドルを続ける根気と、認められるまで耐える粘り強さだろう。そんな意味を込めてこの名前とした。

 それはともかくなぜ略したかという話なのだが、これは横文字のほうがアイドルっぽい気がしたので頭文字を取ってみただけである。いかがだろうか。そうか、やはりネーミングセンスがないか。そして、このグループの略称は間違いなく「ウンコ」になるであろうことも失敗の要因である気がする。

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トリオも衣装も別に嫌がらない
 千早は一人でトップに上り詰めたいがためにトリオを嫌がるかと思いきや、別にそんなことはなかった。そして衣装決定の際にも嫌がりそうだと思ったが、歌いやすい衣装ならばそんなに文句を言うこともないようだ。彼女の判断基準が今ひとつわからない。

 しかし、やはり一人でいることのほうが多い千早にとってメンバーでの活動は違和感があるようだ。なんとも寂しいが、別にイヤだと思っているわけではないようなので、これから楽しくなる可能性もあるだろう。しかし、彼女は「楽しいばかりではやってられない」と相変わらず厳しい。まァ、今まではみんな仲良くしたがっているアイドルばかりだったので、こういうドライなのも結果を出せれば悪くない。

 ちなみに千早と春香はボチボチ仲が良いらしく、転んでケガをしていないかなどと気を使っている。貴音とは妙な距離感があるようだが、別に仲が悪いわけではないようだ。いきなり決裂しないか不安だったのだが、さすがに最低限は大丈夫のようである。

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挨拶もまともに出来ない
 続いての営業は挨拶回りのお仕事。ラジオ局へと顔を売りにいった。

 挨拶だけなので割と楽な仕事なわけだが、千早は緊張しており歌うほうが楽だと言うのだ。いやまったく、アイドル向きでない子だ。そして、彼女から身だしなみは問題ないかと聞かれ、髪に糸くずがついていたのでタッチイベントで取ってやった。このくらい事前に気づいて欲しいものだが。

 身だしなみの準備も終わりこれからいざ挨拶というわけだが、その前に何をアピールするかを決めなければならない。千早は、ユニットの名前や特徴や活動の方向性、そして現在の楽曲テーマを理解してもらい解釈について……とえらい膨大な量を理解してもらいたいそうだ。さすがにこれが無理なことは彼女もわかっていたので、重点のみに短縮することに。そんなわけで名前をハッキリ伝えれば良いと選択をしたところ、これをなぜかPが「名前だけをとにかく連呼すればいい!」と解釈したのだからアホがすぎる。結局、名前ばかり連呼する選挙カーみたいなことになり、覚えてもらうことすら叶わなかった。ダメなプロデューサーすぎる……。

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仲良しの勉強をする千早
 この後、イベントが発生。仕事帰りDVDでも買おうと店に寄ったところ、なんと千早に遭遇。何をしているのかといえば、彼女は「リミテッドワールド」というハリウッド映画のDVDを探していた。何でもメンバーとの共通の話題が少なくて困っているので、少しでも流行モノを勉強しようと思ったそうだ。良い心がけである。

 Pがそのまま別れようとしたところ、千早は何かを言いたげな表情をするのである。すると、Pはその顔を「人生勉強のためにやましいビデオを買ってきて欲しいのか!?」と訳のわからない解釈をし出す有様でアホ丸出し。結局何を聞きたかったのかといえば、その映画の暴力シーンの有無であった。当然のように存在すると答えるわけだが、聞くということはどうもそういうのは苦手だそうだ。別に凄惨なシーンでもないだろうに、よほど嫌いと見える。

 それならばと、Pは皆で見ればいいと提案した。上映会をすれば怖さも薄れるであろうし、共通の話題を増やすにはもってこいだろう。この提案に千早は喜んで乗ってくれるのであったので何より。どうも、一人でいるのが好きというのは正確でなく、ただ単に友達を作ることが苦手なだけなようである。まァ、どんな悪魔のような人間でもコミュニケーションがなければ発狂してしまうものだろう。クソマジメな千早も寂しいと思う時があるに違いない。

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即効ギスる
 これでメンバーの仲も良くなるかと思いきや、翌週からいきなり春香と千早がギスっていたので笑える。上映会で春香がうっかりネタバレでもしたのか。

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歌を聴いてもらえると思ってんのか!
 続いての営業はPVのお仕事。テントを借り切って映像を撮るそうで、なかなか凝っているだろう。

 しかし、千早はここまで大掛かりな舞台が必要なのかと突っかかって来る。そもそも楽曲がメインであるというのに面白い映像を撮る必要があるのか疑問で、それどころか映像があったらファンは歌など気にしないのではと思っているようだ。彼女は口にこそしなかったが、Pが表情からあっさりと読み取ってしまった。所詮、小娘の考えることである。

 だいたい、きちんと歌と聴いているかなどと言い出したらファンですらそれは怪しいだろう。そもそも、本だろうとテレビだろうと、娯楽の度合いが強ければまともに見ている人は少ない。何ならゲームだって、まともに遊んでる人のが少ないわけだ。

 そのため、ここは宣伝のためだと言い切って説得する。映像で人を集めてから、歌を聴いてもらうのだ、と。一応はこれで納得してもらえたようだが、やれやれ。生真面目なのはいいがこういう所まで考えて欲しいものである。

 そんなわけで撮影を張り切ってくれたのはいいのだが、今度は張り切りすぎて何度も同じところを撮り直しはじめる千早。何が問題なのかとPが問うと、どうして台詞がうまくいえないのだそうだ。無論、これはPVなのでセリフは歌で聞こえないのだが、それでも感情を込めないとダメなのだ主張する。これまた困ったもので、完璧主義は困るのである。こういう場合、ダメならダメで割り切る必要があるだろう。きちんと期間内に生産することが重要であり、修練や完璧度合いはまた違う機会で生かすしかないのだ。

 とにかく諦めさせたのだが、すると彼女、自分へのイラ立ちやプロデューサーへの怒りを込めて、そのまともに言えなかった「ダーリンが好きだニャ!」という台詞を非常にすんなりと言えてしまった。しかし、それは元々恥ずかしがって撮るべき映像だったので、結果的には冷静にその台詞を言うという妙なPVになってしまったというオチであった。なんともマヌケだ。

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街角でアイドルとぶつかる
 そして、またもやイベントが発生。仕事帰りに寄り道をすると、「急いでいるので道を空けてください!」と叫び声が聞こえた瞬間に誰かとぶつかる。いったい誰かと思いきや、千早であった。謝り再度走り出す彼女だが、トイレにでも行きたかったのだろうか。

 そんな下らないことを考えていると、千早はすぐに戻ってきた。何でも携帯電話を扱っている店を探しているそうで、どこにあるか知らないかと聞いてきたのであった。事情を詳しく話してもらうと、携帯電話を落として壊し電源が入らなくなってしまったそうである。しかもすぐ直してもらう必要があるそうなので、店へと連れて行ってやることに。

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機械オンチ千早
 そして、店へ連れて行き代替機を用意してもらうことになった。いくつかの機種から好きなもの選べと店員に言われたところ、千早はなんとどれでもいいと言い出した。メールと電話さえできればデザインとか形はどうでもいいのだそうだが、まるでオッサンかオバサンである。色も黒で良いと言い出したので、Pは「かわいい色にでもしてみたらどうだ」と提案。選択肢としてピンクか青を選ぶ必要があったので青を選んだのだが、彼女の容姿を見たら青にするしかないだろう……。何にせよ、少しは可愛げのある携帯を持たせることに成功した。

 また、店員によると、特定の相手の電話番号を3つまで登録し無料通話にできるオプションがあるんだそうだ。しかし悲しきかな、相手は千早である。登録する相手がいないようなので、これをあっさりと断った。ならばとPはユニットメンバーの番号を登録しろと指示。彼女は嫌がるかと思いきや、案外素直にこれを聞いた。何でも、今夜ユニットメンバーと電話をする約束をしていたそうで、なるほどそのために焦って電話を直したかったようだ。

 こうなるとあと1つの番号登録が余るわけだが、するとプロデューサーのものを登録して良いかと言い出す千早。一瞬こそ驚かされるが、これを快諾しないわけにはいかないだろう。すると彼女、「誤解しないでください! ただの経費削減です!」と妙に恥ずかしがっているのである。明らかに何かを誤解しているのはお前だ。

 これで円満解決……と思いきや、最後にミソがついた。なんと店員によれば携帯電話は壊れておらず、バッテリーが外れていただけだったそうだ。千早はどうも機械に弱いようで、彼女の情けない姿を見ることになってしまったとさ。

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誰か千早の友達になってあげて!
 とにかくユニットメンバーと仲良くする気があって良かったと安心していたのだが、翌週は春香と貴音が仲良くなっており、千早が邪魔者扱いされていたので思いっきり笑ってしまった。きっと、電話で失言したのだろう。「そのリボンはどうかしている」とか。

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タッチイベント許すまじ
 今度はもっとイベントのお仕事。一日消防署長の体験である。

 このイベントに対し、またもや浮かない様子の千早。何が気に食わないのかと言えば、他のメンバーが一日消防署員であるというのに、自分だけ署長なのが納得いかないようだ。これは事前にじゃんけんで決めたそうだが(また乱雑な……)、署長役は一日中車に乗って手を振るそうなので、要は貧乏くじを引かされたということなのだろう。しかしこれは仕事なわけで……、いうところでいきなり警報が発生。近くで火災が発生したそうだ。千早はどうすれば良いかと聞いてくるが、こんなのは待機するしかないだろう。出ていったって邪魔でしかない。

 幸い火災はボヤだったそうで、署員たちもすぐ戻ってきてイベントも再開できそうである。ただ、千早は「本当にお飾りなんですね」と更に落ち込んでしまった。しかし火消しに参加するのも無茶であるため、Pは自分たちに出来ることをすれば良いと言った。それならそれで署長は頑張ろうとした千早であるが、よくよく考えてみれば彼女は応急手当も満足できずにすることが何もない。一日消防署長が聞いて呆れるとまーーた落ち込むのであった。まったく、面倒臭いにもほどがある。

 そんなわけで、Pはユニットメンバーがケガをした時を考えて応急手当を心得ていると言い出した。これに千早は食いつき、教えて欲しいと言い出すのは予想通り。そんなわけで千早で実演しながら教えることになったのだが、まず呼吸を確認しなければいけないとタッチイベントが発生したのだ。これは迷わず口と鼻の間をタッチしたのだが、するとなぜか判定は口になっており、いきなり千早の口を開いたということになるP。当然千早は訳がわからないと言い出し、Pも実は応急処置をしらなかったという有様になるのである。そして結局、「応急処置もまともに出来ないのに教えようとするなんて……」、といった感じで信頼を失ってしまったのであった。判定のせいだろうがオメーッ! クソが!

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CM撮影も大変だ
 次は全国TVCMのお仕事。メンバーそれぞれでCMを三種類作ることになったのだが、千早の番で監督からNGが出されまくり。休憩を取るから、その間に意表をついて笑いを取れるようなものを考えろと言われてしまった。そして、そんなことは不可能だとあわてる彼女。どうもユーモアといったものと縁遠いようである。

 ここでPは、「俺のギャグセンスにまかせろ!」などと言い出し、「ばぴょーん!」と訳のわからないことを言い出した。当然千早に「は?」と言われ、冷たい視線が突き刺さる。慣れないことはするものではないという好例だ。

 仕方が無いので、Pはダジャレが良いのではと提案した。これからとにかくダジャレを言いまくるので、気にかかったのを使えということに。「フトンがフットンダ」と無難なところから始まり、「ネコが寝転んだ」、「スイカはやっすいか」、そして苦しい「風鈴を買うふーりん!」といったものを選択肢から選んで連発しまくり。千早はどれに対してもかなり笑っているが、センスが疑わしい。

 そしてもはや出尽くしたかというところで、次を言ってくれと笑いながら期待をする千早。言うことがなくなったPも、さすがにこれには応えないわけにはいかず、「いちまーい、にまーい、さんまーい、はいおしまーい」というこれまた苦しいギャグを披露。しかも、千早にはこのギャグをすぐにわかってもらえなかったという寒い結末に終わった。とはいえ、さすがの彼女でもしばらく経ってから意味がわかり、関心はしてもらえたのだが。

 さて、千早は撮影でどのギャグを使うのかと思いきや、「はい、おしまい」と前フリもなくオチだけのギャグを使ってしまった。こんなのでは笑いどころではなく(嘲笑えるが)、バッドコミュニケーションとなってしまった。

 しかしこのダジャレばかりの選択肢を選ばせておいてバッドコミュなのもひどいが、あんなひどいダジャレで笑う千早もどうかしてる。

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はいはい敗北敗北
 そんなこんなで気づけば十週になり、竜宮小町に敗北。はいはい負けた負けた。

竜宮小町に勝つまでのお仕事

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仕事の規模が大きくなってきた
 続いては映画のお仕事。アクション映画、「ザロブロン」の撮影とのこと。このあたりから仕事の規模も大きくなってきた。

 千早は意外にもこの撮影を楽しんでやっているようだ。それは良いのだが、やはり本業はアイドルである。あまり無理をするなとPが言うと、いきなり黙り込む彼女。すると、「四階から飛び降りるのはムリすることになりますか」と聞かれるので、当たり前だと回答。いやまったく、無茶をするものだ。

 本来はスタントマンにやってもらうはずの飛び降りシーンなわけだが、Pが見ていない間にリハーサルで一度だけ飛び降りたようだ。ケガでもしたら大変だと言うも、安全対策は問題ないし一度はやっておくべきだったという千早。彼女は役者が本業ではなく当然未熟なので、演じるためには体験が必要だったと言うのである。これはまったくその通りなのだが、Pはとにかく無茶はいかんと注意。そして、もしやるのであれば、心配で仕方ないので自分のいる場所でやって欲しいと言うのであった。これには千早も軽率だったと反省し、心配してくれることを喜んでいた。

 こうして撮影を再会したのだが、やはりというか何というか、いきなり痛そうな表情をして腕を押さえる彼女。タッチイベントが発生していたので、押さえた腕を触れる。飛び降りたときに打ったらしく、まったく言わんこっちゃないという話である。とりあえず大きなケガではなかったので問題はなかったが、Pは大事を取って撮影は中止だと言い切る。千早は当然、迷惑をかけたくないと頑固に抵抗するのだが、これは結局P側が折れ、撮影は続けることになる。ただし、痛みが強くなったらきちんと言うことと、互いに心配をかけないようにすることを誓いあうことができた。これでようやくパーフェクトコミュニケーション。

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イベントがやたらと発生する
 このあと、またもやイベントの発生。残業を終えたPの元に千早が登場し、何かと思えば、今からある場所に来て欲しいのだそう。相も変わらずアイドルのお誘いは急である。

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ライブハウスにて
 さてどこに行くのかと思えば、ライブハウスであった。ここで歌でも聞かせようというのかと思えば、何でも友達のライブがあるそうなので、それを見て欲しかったようだ。しかし友達といっても微妙な関係で、一週間前ほどに知り合ったアイドル自主活動をしている転校生が、「自分の能力を見てくれ」と千早に頼んできただけの“おしかけ友達”だそうだ。とにかくその子のライブを見たわけだが、これがすごい人気であった。千早も何か思うところがありそうだ。

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千早の妙な悩み
 その後、公園でライブの感想を聞かれる。その子はさすがに映画出演も果たしている千早に見てもらいたいと言うだけあって、盛り上げはうまいし愛嬌もあってなかなかのものであった。いやまったく、自主活動なのにすごいものだ。

 すると千早、「私はアイドルをやっていてもいいんでしょうか?」など唐突に質問をしてきた。どうも彼女、あの友達のように笑顔を振りまけないし、楽しそうにも歌えてない自覚があるようだ。これに対しPは、「歌を信じろ」とアドバイス。すると、「言われるまでもなく信じています!」と即反論され、「だからこそ歌うことでウソをつきたくはない」とボコボコに否定されてしまった。千早はそうして活動したいが独り善がりになることを恐れ、ついでに世間的に自分は未熟だからダメだと落ち込む有様。しかしまァ、君らの楽曲はランキングで20位に入るほどなわけで、自主活動アイドルと比べる意味はないと思うのだが……。

 元気のない千早に対し、Pが飯でも奢ろうかと言ったところ、帰って自主レッスンをすると言って逃げられてしまった。いやまったく、マジメで何より。Pとしては、アイドルとイチャコラできず残念なようだが。

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千早は仕事の面で問題が多すぎる
 今度の営業はタイアップのお仕事。大手自動車メーカーの新商品タイアップCMを撮影することになった。

 そしてこうなると、またもや仕事で悩むのが千早である。彼女はCMのキャッチコピーが「恋するドライブ」、つまりドライブも恋も良く知らないので困っているようだ。ここでPは、テストとして車の基礎知識を色々と出題をした。さすが知識面での勉強はしたのでバッチリと答える千早。簡単なものから出していったところ、これで自信をつけられたようだ。

 これでドライブのほうは大丈夫になったのだが、恋の方が心配であるというわけだ。千早は今までそういったことは遠ざけてきたそうで、いやなんとも触りづらい場所である。とにかく教えなければならなくなったPは、タッチイベントで解決することにした……って、またこれか! まったくもって触る場所の検討なのでつかないので、とりあえず肩に触れたところ、なんといきなり肩を抱いたP。当然のように千早は驚いて、明らかにやりすぎだ怒ってしまったというオチである。いきなり抱きつくやつがあるか。

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千早マジめんどくさい
 続いては全国ネットのお仕事。日米合作の「OVER THE BULE」という作品を撮るそうだ。

 千早の役は、場末のジャズハウスに突然舞い降りた天才少女シンガー。役柄や豪華なジャズハウスでの撮影ということもあってか、やたら上機嫌である。すると彼女、目を閉じて、このステージで一生歌い続ける自分も悪くないと想像してしまったそうだ。Pは「こんな小さなステージで満足できるのか?」とやや否定気味に聞くが、その想像はあくまでも一時の感情だそうで、長い旅の一里塚で休むようなものだと言うのだ。では千早がもう疲れているのかと問えば、このまま歩き続けてもいいのか、一人一人に届けたかったものを届けられるか確かめてみたいだけとのこと。仕事の規模が大きくなればなるほど客に目が届かなくなるため、こういう小さなステージにも憧れるわけだが、決して頂点を諦めたわけではないらしい。単純に不安からの逃避だそうだ。

 そして、千早から「旅を続けるためにもこういった気持ちは捨てるべきでしょうか?」と問われる。まァ捨てても仕方ないというか、捨てると言って、はいそうですかと捨てられるものでもないし不安もあっていいのではと答えたところ、千早は「そんな気持ちでは頂点を目指せません……」などと言ってまーた落ち込んでしまったのだからめんどうくせえなァ! 今すぐ事務所をやめて一生ジャズハウスで暮らしてろ!

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不可解な登場
 千早との関係に悩んでいると、またまたまたもやイベントである。帰り道に公園へ寄り道したPは、茂みに何かいることに気づく。すると彼、「千早でもいるのか?」と狂ったことを言い出すのであった。言うまでも無く、そこいるのはネコ。そして出てくる千早。なんだこのギャグは。

 千早はなぜこんなところにいるのかといえば、仕事関係の悩みがあるそうで少し頭を冷やそうと思ってきたそうだ。しかし内容は喋ってくれない。Pは、確かに自分は頼りないかもしれないが、一応はプロデューサーなので良ければ言ってくれと頼み込んだ。すると千早、不思議な人だとは思っているが、頼れる存在とは思ってくれていることを教えてくれた。素直に喜んでいいのだろうか。

 して悩みが何かと思えば、「リーダーとしての大役をまかされているというのにこんな……けほっ」とこれまた抽象的なことをわざとらしくセキをしながら言うのだ。ならば「俺が言うよ」とPは、その声の調子が悪いのを言い出せないのがそうなのだろうと指摘すると、これが見事に当たりであった。なんでも最近声を出しづらいことがある上に、声の調子がなかなか戻らず少し不安になったそうだ。もしこれを言ったら、Pは大事をとってレッスンを休ませるだろうと思い、言い出せなかったとのことである。

 これに対しPは、言われる前に気づけなくて申し訳ないと反省した。しかし千早は、言い出せなかった自身で責任を負うべきだと否定する。Pは、ならば運命共同体である自分たち両方に責任があるのだろうと互いに反省し、これからは隠し事をすることはやめようと約束を取り付けるのであった。彼女もこれには納得してくれ、ムリに休ませないことを決めたお陰もあってか少しは信頼を寄せてくれることになったようだ。

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レッツパーリータイム
 次の営業は声のお仕事。U.D.K.が吹き替えしたアニメ映画の祝賀会に参加した。

 今回の映画はグリル童話の大作なので、このパーティーにも相当の金がかかっているようだ。これには思わず気後れする千早。しかしPは、「お前らはもうプリンセスなんだからこのくらいは当然だ」と言う。すると千早、「まだクイーンではないということですね」と笑いながら突っ込むのであった。どうも最近はこういう冗談も言うようになってきたのだが、打ち解けてきた証だろうか。

 千早は、地位が上がってきたというのであれば逆に足元を確認しないといけない言い出した。何でも、自分たちはまだPに引き連れられている小鴨のようなものだから、浮き足立たないようにしようと自戒しているようだ。そこでPは、テーブルを回って人と話し、自分がどのような位置にいるのか確かめたらどうだと提案。これは尤もなのだが、しかし千早、「私はこのまま二人きりでも……」などと言い出すのだ。てっきり世間話はイヤなのかと思いきや別にそういうわけでなく……。しかも頬を染めているわけで、つまり、この子もまたプロデューサーに何か思いを秘めてしまっているようである。仕事だけの関係だったのだろう!?

 千早の希望なら仕方がないのでPは一緒にいてやることにしたわけだが、しかし他の人々は彼女をほっておかず、色々な人から声をかけられまくり、挙句の果てに千早は呼び出されてしまうのであった。こうして二人の時間はなくなったが、人気があることを確認できたようで何より。……と思いきや、これがノーマルコミュニケーションだったのだからオイオイという感じである。

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どうでもいいライバル登場
 これらの仕事を終えると二十一週になり、竜宮小町に勝利。そして冬馬の登場。

 団結なぞバッファローのクソ以下だという冬馬に対し、千早はそれも一理あると肯定した。しかし、それだけではないはずと、個人の力を認めつつ団結も認めるというこれまた珍しい立ち位置に落ち着くのであった。これは尤もで、団結が大切で個人の力はどうでもいいとか、あるいはその逆だという考えは二元論すぎるのである。どちらも大切だという答えも当然のようにありうるわけで、世の中はもっと折衷案に溢れるべきだ。

 しかし、ここでまともなことを言ってしまうと割を食うのが冬馬。どっちも大切だというのがどう考えても妥当なわけで、こうなると彼はロクな反論も出来ずにさっさと逃げるしかないのであった。ピエロすぎる……。

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貴重な休みはつぶれる運命
 そして、竜宮小町に勝利した際のイベントが発生する。

 翌日はオフなのでのんびりしようとしていたところに千早から電話が来て、今後の仕事について打ち合わせをしないかと言われた。こうしてプロデューサーの休みはなくなっていくのである。トホホすぎる。

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貴重な休みを返せ!
 そして翌日、またもや千早から電話が来る。何事かと思えば、事務所に来れていないどころか風邪を引いている様子。こうなってしまっては打ち合わせどころでないし、どうも必要以上に咳き込んでいるので看病に行くことになってしまった。ところでここの演技、声だけのためあえて咳が多いとはいえ、コントのような咳き込み方で思わず笑ってしまった。

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飾り気というものをだな
 そして千早の家へ。彼女は一人暮らしをしているとは聞いていたが、それにしても殺風景でつまらない部屋である。ところでこの部屋、構造からするとワンルームではないのだろうか。

 来なくて良かったのにと言う千早だが、まったくそういう問題ではない。体温計が壊れて熱を測れていないようなので、おでこに手をあてて計ると、結構熱がありそうだ。すると千早、手が冷たくて気持ちいいだとか、もう少しだけこのままでいたいなどとアホなことを言い出す。いや、一人でいる時に病気をすると心細くなるのはわかるのだが、今まで強がっていたくせに急なデレっぷりである。ともあれ、彼女が子供の頃からずっと世話になってる病院があるそうなので、そこに行くことになった。しかしそんなにも長く通院しているとなると、持病があるのではないかとちと気になるものだ。

 その前に、Pは食事をしておこうと言い出す。こういうのは普通、病院に行きつつ道中ですぐに食べられるものを買うのが普通の行動だと思われるが、とにかくおかゆを作ることになったのである。当然のように千早は不安げなことを言うのだが、Pは「俺がおかゆをプロデュースする!」と自信ありげ。どういうことかと思えば、炊飯器で作るだけだというのだから情けない。それに対し千早は、それは炊飯器の手柄だとからかってくるのであった。まったく、病気なのにイチャコラしてんじゃねーよ。

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重いねん
 ところでさすがのPも部屋が殺風景であることに気づき、指摘をした。部屋の隅に置いてある熊のぬいぐるみが唯一かわいらしいものだと言ったところ、これは弟のものだと教えてくれた。そうか、千早には弟がいるのか……と納得しようとしたところ、彼は9年前に交通事故で死んだと言い出したのだからたまったものではない。地雷を踏んだというやつか。

 申し訳ないと謝るPだが、9年も前の話である。千早としてもきちんと整理がついているようで、特に気にしている様子はなかった。ただし、彼女の両親は未だにそれを引きずっているようで、その結果、長い間傷つけあった末に離婚したそうだ。これまた弱る話だが、千早としては離婚して良かったと思っているし、一人だとそれはそれで前を向いていけるそうである。

 それにしても唐突に重過ぎる話だが、なぜいきなりこんなことを言い出したのか。何でも千早は、以前のイベントでお互いに秘密を隠すことをやめようと誓ったため、これをずっと話そうと考えていたとのことである。無論Pは「それは仕事の話に限ってであって……」と言いかけるが、ちょうどおかゆが炊けたのでこの話は流されることとなった。

 ともあれ、この後食事を済ませ、病院できちんとした治療を受けた千早。風邪はすぐに治るだろう。

 帰り際、Pはデリケートな話に立ち入らないほうが良かっただろうかと悩む。そもそも彼女、最初は仕事だから割り切るなどという話をしていたくせに、気がつけばこんな面倒臭すぎることを持ち込もうとしている有様だ。いくらなんでも勘弁して欲しいものである。なぜどいつもこいつも、一介のプロデューサーに人生までも背負わせようとするのだろうか。いや、「仕事だと割り切るな」などと言ってしまったPの自業自得なのか? 口は災いの元という言葉が身に染みる。

○ アイドルマスター 2 15 千早のツバメ
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1061.html
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