Fallout: New Vegas 20 Honest Hearts 後編

お仕事と経験値稼ぎ

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 ザイオンにやってきた強大な敵、ホワイトレッグスと戦うべきか、あるいは血を流すことを避けるべきか。つまりはジョシュアに従うか、ダニエルに従うか。運命は運び屋の手に握られている。

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星空も綺麗だ

 前回で遭遇したダニエルに、今度はホワイトレッグスの処理やらヤオグアイの処分を頼まれたので、ちんたらと自然を楽しみながら殺戮も楽しんだ。そしてふと夜空を眺めると星がとても綺麗だ。まったく、景色は綺麗で空気もうまいし水も清んでいるというのに、地上ではいざこざが絶えないものだ。いや、逆に未開の地だからこそか。

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血を流さなくともよい

 ビッグホーン絶壁のあたりにホワイトレッグスの集団がいたのだが、こいつらは別に倒さずともトーテムポールを奪えば戦意を喪失するようだ。なんでも戦いの前にトーテムポールに祈りを捧げ、殺しを正当化しなければ不吉なことが起こるという信仰があるとのこと。なるほど、それなら無血の勝利もできるわけか。

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でも経験値が欲しい

 だからといってそんな話に乗るヤツがあるかッ! 今回のDLCでもレベルキャップが解放されているので、経験値のために生きているものはビックホーナーの子供だろうと容赦なく死んでもらう。お前らは経験値となり運び屋の中で生き続けるのだ。

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顔くらい見て話せや

 仕事を終えダニエルの元へ戻ると、いよいよ作戦の準備が整ったのかひとつの質問をされる。内容は当然、ジョシュアに従いホワイトレッグスを殲滅するか、ダニエルに従いこの場を逃げるかというもの。こんな重大なことを外部の人間、それも違う宗派のヤツに聞くものかと正気を疑いたくなるが、どうしても決められないから無関係の人間にアドバイスを聞こうという腹なのかもしれない。

ホワイトレッグスよ死にたまえ

 どちらを選ぶかしばし悩んだのだが、僕の選んだ結末はホワイトレッグスの殲滅である。血を流さないということは確かに必要だが、そうしてばかりでは仕方がない。ましてやこのあたりの部族は戦士としても優秀なわけで、力でこの場を守っても良いのではないだろうか。

 ……と決めたのはいいが、ダニエルによると、ジョシュアの望みはただの殺戮だというのだ。これは聞き捨てならないが、とにかく事はホワイトレッグスを殺しきることで話が決まった。

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伝説の男も外に出るとふつうだ

 こうして殺しを始めたのだが、どうもジョシュアのイカれっぷりがまずい。彼は銃を撃つ時に「神に会って来い」などと言うし、どんな相手にも容赦がないのだ。どうも鬼気迫る様子で、確かに殺戮だけが望みというのもあながち間違っていないのかもしれない。

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キャンプ地は実に広い

 ホワイトレッグスの本拠地に乗り込み、部族たちと協力しながら連中をぶっ殺してやった。ジョシュアも相当イカれているが、ホワイトレッグスの連中も対物ライフルで人間を撃ってくるようなヤツらなので、その武器を奪って撃ち返してコナゴナにしてやる。まったく、ここにはロクデナシしかいないのか。

ジョシュアの狂気

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危ういジョシュア

 ようやくホワイトレッグスの親玉であるソルト・アポン・ウーンズを追い詰めた。相手はもはや抵抗する気がないというのに、ジョシュアと来たら容赦なく頭をブチ抜きやがる。相手のことをシーザーの犬と罵るが、お前もシーザーにやられたことをやり返しているだけではないか。やはりダニエルの言っていたことはあながち間違いでなく、復讐心を信仰心で塗り隠していただけなのだろう。

 そういえばジョシュアは、「自分は全身を焼かれたが、心に強い愛の炎があったために生き残ることができた」などとヌかしていた。実際のところは、全身を焼かれた炎が心に燃え移っただけなのだろう。そして、本人が理解していなくとも火傷そのものが、リージョンやその親玉シーザーへの恨みや返してやりたい痛みを覚えているのだ。

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情けない命乞い

 そんな様子を眺めていると、ソルトのほうからこのキチガイを止めてくれと頼まれた。まァ、ソルトがシーザー・リージョンの犬になってジョシュアを敵に回したのが悪いわけで、これはもう自業自得だろう。だが、あえてジョシュアを止めてやることにした。

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バーンドマンは精神までも焼かれていた

 ジョシュアと話をしてみるも、彼は、奪われた家族を取り返したいために復讐は絶対に続けるなどと言っているのだ。もう完璧に復讐しか頭になく、今までしつこく言っていた教義やら神の愛やらはどこへ行ったのだか。スピーチスキルでうまくソルトを逃がすことには成功したが、はたしてこれで良かったのだろうか。

エンディング

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ジョシュアは救われたようだ

 これで物語はクリアとなる。それぞれの末路も付記しておこう。

 今回は悪の立場だったホワイトレッグスは、逃げ出した先でエイティーズというレイダーに殺されてしまう。

 ソローズ族は戦いがあまり好みでなかったが、運び屋がソルトを逃がしたことで、たとえ復讐だとしても慈悲があることを理解したようだ。もっとも、このせいで少し野蛮になってしまったようだが。

 デッドホース族は今まで通りの生活をできるようになったが、今度はソローズ族と軋轢があったりもしたようだ。敵がいなくなれば今度は違うところで対立が起こる。悲しいことにそういうものだ。

 そしてジョシュア・グラハムは、敵に対する復讐心を持ち続けているものの、それでも連中に時折慈悲の心を見せるようになった。これによりバーンドマンとしての伝説は廃れていき、同時に彼は安息を得ることができたとのこと。ジョシュアにとっては悪くない結末で、火傷も少しは癒えたのではなかろうか。

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ダニエルは地味だよね

 だが、悲惨なのはダニエルだった。彼は布教を続けたものの、今度は部族民のジョシュアへの信仰が強くなりすぎて諦めざるを得なかった。そのまま故郷へ帰ることになり、彼は常に後悔をしていたそうだ。

 こうしてバーンドマンの伝説はなんだかあっさりと終わった。いや、都市伝説や人の噂などというものは、真実を見てしまえばこんなものなのかもしれない。確かにすごい男ではあったが、その実情は単純に復讐心が溢れかけていた凶暴な男であった。

 モハビに戻ると、足元にユニーク武器や防具の入ったロッカーが落ちていた。ジョシュアやソルトの装備まで入っていて親切だと思う一方、雰囲気がぶち壊しでもある。ああも楽しいハイキングといい、あっさりとした結末といい、最後に装備がロッカーに入っていることといい、なんだか夢を見ていたような気分になるDLCだった。
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