2011年の記事に思いを馳せる

今年の総集編というヤツである

 気がつけば2011年も大晦日。……なんだかこの「気がつけば」というフレーズを最近はいつも使っているように感じられる。これも歳をとり、時間の移り変わりが早く感じられるようになったということだろうか。

 時の流れが早く感じられたとしても、世の中で起こっていることはそんなに変わらない。僕は毎日のようにインディーズゲームをプレイしているし、世間はそれ以上の速さで動き続けている。今年も色々とやったが、多少はこの「毎日ムキムキ」も読めるものになっただろうか?

 今年は気が向いたので、このサイトの簡単な総集編みたいなものをやっておこう。もっとも、個人的に気に入っている記事、あるいは思い入れのあるものなので、世間の人気があったものだと限らないのが肝である。来年もこんな感じで自由にやっていきたいところだ。

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2011年上半期

○ 2011年1月
 まず2011年の始まり、1月に書いた記事の中で思い入れがあるのは、radiangamesのXbox360インディーズゲーム最終作についての紹介記事である。

○ radiangames Ballistic 特集
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1009.html

 Xbox360インディーズゲームでかなり流行しているジャンル、ツインスティックシューティングでもっとも評価の高い作品を開発し続けていたradiangamesは、この作品を最後に活動場所を変えることになった。更に、今では作品の値段も400MSPに変わってしまい、遊ぶ人も少なくなってしまったか。

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 とはいえ、Xbox360インディーズゲームにおいて無視してはならない作品であり、2011年における印象の強い作品であることも間違いない。こうしてひとつのブランドが去っていくことは、実に悲しいことだが。

boximas2.jpg○ 2011年4月
 続いては4月ごろに書いた『アイドルマスター 2』の関連記事が印象深い。これはたいへんよろしくないゲームだと強いバッシングを受けていたので、僕の天邪鬼な基質が実際に遊んでみよと囁いたのである。

○ アイドルマスター 2 レビュー
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1070.html

 ゲーム自体のレビューや記録はとても楽しかった。だが、ちと気になることはあった。それは、こういったレビューといった行為にあまり価値がないのではないかというものである。

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 アイマス2のゲームプレイには90時間から100時間費やし、それにプレイ記録を書いた上でレビューを書いているので、合計でかかった時間はかなりのものだろう。しかし、きちんと遊んで書くよりも、扇情的な内容のほうが受けるのは間違いなく、実際のところ僕が書いたこの記事に、どれほどの価値があったのか? そんなことを考えてしまうと、“きちんとゲームを遊んでから書く”ということの虚しさも感じてしまうのだ。

boxyaris.jpg○ 2011年7月
 夏ごろにふと思いだして書いた記事も、結構心に残っている。『Yaris』という曰くつきのゲームなのだが、ダウンロードできなくなってから遊ぶとなかなか思うところがあるのだ。

○ 盆にはいなくなったゲームでもひとつ 『Yaris』
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1103.html

 今ではダウンロードゲームもかなり一般的になってきたが、こういったタイプの作品には問題がある。それは、配信されなくなったらほとんどの人が遊べなくなってしまうということだ。特に『Yaris』なんかは典型的なもので、買おうと思っても売っている人がいないだろう。

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 こういった作品が何か特別な価値を持っているわけではないのだが、それでも死んだゲームが増えてしまうというのにはどうしても寂しさを感じてしまう。これはゲームを遊ぶ人間としての性というか、我侭な思いであるということも承知しているが、それでも消える作品があるのは寂しくないだろうか。

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2011年下半期

○ 2011年9月
 2011年の後半になって遊んだゲームで珍妙だったのは、「世にもかわいい大バトル。ドタバタねずみアドベンチュー登場!!」というキャッチで馴染みの『ねずみくす』だ。いや、この時になって旧Xboxのローンチソフトを遊ぶなんてどうかしているが、この時は確かにどうかしていたのだ。

○ 『ねずみくす』プレイ記録(カテゴリ:「ワゴン」)
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-category-58.html

 面白くないというのは百も承知であったが、実際のところこの『ねずみくす』という作品がどういうものなのかはよくわかっていなかった。蓋を開いてみれば、クソゲーと罵るのにも微妙なワゴンがお似合いのゲームだったのである。

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 これも実際に遊んでみてよくわかったのだが、語られるゲームというのはつまらなさが重要なのではなく、どれだけ話題性があるか、そしてどれだけうまく煽れるかが重要なのではなかろうか。『ねずみくす』は確かに問題児ではあったが、ペストを持っているようなネズミでもなかったのだ。

box_techassault.jpg○ 2011年10月
 翌月の10月は、インディーズゲームの珍作品『TechAssault』で対戦できたことが印象深い。

○ Xbox360 IndieGamesで石を拾う 20 【TechAssault】
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1153.html

 これは単純に拙いだけの対戦ゲームなのだが、この手のゲームはとにかく対戦ができないのである。僕はただでさえ友達がいないのに、しょうもないゲームを対戦してくれるほどお人好しな友人などまずいない! 友人が多い人でも、こういったゲームを遊びたいとは思わないだろう。

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 しかし、物好きな人たちと知り合えたおかげで、なんとこのゲームのオンライン対戦を楽しめたのである。こんな機会は滅多にない僥倖だ。こうして僕らは世界でも指折りのTech Assaulterになったのである。

box_dlcquest.jpg○ 2011年11月
 11月にはインディーズゲームでなかなかの人気となった作品が登場した。これは僕が気に入っているだけでなく、世間にもなかなか評判がよかった記事だ。

○ DLC Quest 特集
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1170.html

 『DLC Quest』はその皮肉に皮肉を重ねて、更に野次るという姿勢が本当に笑える。僕はどうも、こういったシニカルな笑いが好きなようだ。この記事は、元のゲームの面白さを損なわないよう力を入れて書いた記憶がある。

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 この作品は立ち位置もいいし、ビデオゲームでやるからこそ意味があるところも見事と言えよう。単なる思いつきだけでなく、きちんとしたアイデアが光る一作だ。

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何が楽しいのかを追い求める

 さて、簡単に一年を振り返ってみたが、なんだか妙なゲームに関する記事ばかりの話になってしまったか。なので、文句なしに楽しかったゲームの話もしておこう。

 2011年で遊んだゲームで最高に楽しかったのは、『Space Channnel 5 Part 2』だ。いや、「ここでHDリメイクかよ!」との声もあるかもしれないが、とにかくこいつはいいゲームだった。

○ 『Space Channel 5 Part 2』プレイ記録
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-category-59.html

 僕も今更になってリメイクが一番楽しいゲームになるとは思ってもいなかった。そのくらいビデオゲームというものは、基本的に時の移り変わりによって評価が変動してしまう。が、この『Space Channel 5 Part 2』に関しては、1つのショーを作り込むかのように、いつまでも通用する面白さが存在している。

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 これは単純にゲームとして面白かっただけではなく、作り方によっては経年劣化しづらいビデオゲームというのも立派にあるのだと実感させられたことに感心した。そして音楽が耳から離れないのなんの。遊ばなくなった今でも、このゲームの曲を鼻歌で歌うことが多い。

box_skyrim.jpg そして、現在進行形で遊んでいる『The Elder Scrolls V: Skyrim』も恐ろしく面白いのは言うまでもなく。現在は100時間近く遊んでいるが、まだしばらくは遊べそうだ。

○ 『The Elder Scrolls V: Skyrim』プレイ記録
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-category-61.html

 「Skyrim」は作品の規模があまりにも大きすぎるため、何がどう面白いのかがよくわからない。いや、面白く感じていることは間違いないのだが、それをうまく言葉にできないのだ。

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 そのため、こうして記録を書きつつレビューを書くための準備をしているのだが、この過程が実に楽しいのだ。やはり、ゲームの何が面白い、あるいはつまらないのかというのを追求するのが楽しくて楽しくて、本当に嬉しくて仕方がない。

 そんなわけで、来年である2012年もおそらくは、ビデオゲームの何が楽しいかの追求を続けていくと思われる。その一部をこの「毎日ムキムキ」でも漏らすので、もしよければお付き合い頂ければ幸いだ。

 それでは良いお年を。
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