アリスマッドネスリターンズ 09 大工のショーを見に行こう……、なんて場合か?

ウミガメモドキと急な逃避行

 ワンダーランドから現実に戻ったアリスは、気がつけばテムズ川で流されていたようだ。偶然にも救出されおんぼろ人魚亭にいるナニーを尋ねたものの、運悪く柄の悪そうな人に殴られてしまい、アリスはまたもや気絶してしまう。

 そうしてやってきたのは、氷だらけのワンダーランド。ウミガメモドキを探してボトルシップを尋ねるものの、はたして彼から地獄の汽車がやってきた事情を聞くことはできるのだろうか。

alice_09_01.jpg
アリスなんて食ってもうまくないと思うが

 ボトルシップへと近づきさっそく中へ入ると、いきなりサメのようなバケモノが襲いかかってきた。どうやらこのボトルごと壊してしまうつもりのようだ。

alice_09_02.jpg
ようやく目的の人物を発見

 船の中にはウミガメモドキがおり、とにかく乗れと声をかけてくれた。ようやく目的の人に遭遇というわけだ。

alice_09_03.jpgalice_09_04.jpg
かわいそうなウミガメモドキ

 ウミガメモドキ提督は血迷ったケダモノどもに狙われて戦々恐々。一方のアリスは余裕綽々で、「あなたのほうがおいしいんじゃない?」などと冗談を飛ばす有様。

 ともあれ、このままずっといては食われてしまうだけだ。ビンも割れてしまったし、出発して逃げるしかない。しかし、周囲は氷山だらけ。

alice_09_05.jpg
グリフォン号出発

 となると、船は海は潜って逃げることになる。ああ、まったくここはワンダーランドなことよ。

alice_09_06.jpg
いきなりシューティングだ

 しかもこの直後、横スクロールシューティングが始まったのだから笑える。3Dアクションだというのにこんなミニゲームを入れやがって。とはいえ、大味で面白くないのは言うまでもない。

 こうしてバケモノの大群を退けていたのだが、結局は船に攻撃を受けて墜落してしまった。哀れウミガメモドキである。

未だに地獄の汽車の詳細はつかめない

alice_09_07.jpgalice_09_08.jpg
泣いてばかりのウミガメモドキ

 墜落した船を見て、ウミガメモドキは泣きじゃくるばかり。ここでアリスはワンダーランドの変化について聞き出すことにした。

alice_09_09.jpgalice_09_10.jpg
いきなり方向性が変わったようだ

 かつてウミガメモドキは鉄道の運転手として働いていたものの、ある日突然「余剰人員」としてクビにされてしまった。一日も休まずブルドッグのように働いたのに、この末路である。泣き虫の彼でなくとも泣きたくなって当然だろう。

alice_09_11.jpg
ワンダーランドの改革でクビにもなるわけだ

 その後の彼は、どうしようもなくボトルシップの船長となった。だが、現在では船もないし、古い鉄道はないし、新しい世界は化け物じみている。にっちもさっちも行かないというわけだ。

 しかしウミガメモドキは自分の話をするばかりで、地獄の汽車については何も教えてくれなかった。単に伝染する汚濁から逃げ出しただけだそうだ。詳しくは芋虫にでも聞くことにしてくれとのこと。

alice_09_12.jpg
ショーといえばどこかに見覚えが

 それでもワンダーランドを救いたいというアリスに対し、ウミガメモドキは大工のショーチケットをくれた。いや、かなり意味がわからないが、とにかくこれくらいしかしてくれることがないらしい。まったく、どいつもこいつも人の話を聞かない連中ばかりだ。

魚の街を抜けて劇場へ

alice_09_13.jpgalice_09_14.jpg
見てくれは悪くない

 これからは海の中を進むことになる。サンゴやらが美しく輝く世界な上に、フジツボだらけの宝箱も落ちており、どこか楽しげな雰囲気。向かう先もショー劇場なわけで、ワンダーランドにもまだ陰鬱でない部分が残っているようだ。

alice_09_15.jpg
いざ記憶の扉へ

 道中、燃える扉の中を発見した。この中では以前見たように、アリスの記憶が見られるのである。

alice_09_16.jpg
燃え尽きたのを確認したはずだったが

 あの火事の晩、書斎内にいた最後の人物はアリスであった。猫のダイナと共に上の階へ向かった時点では、暖炉にくべた薪は燃え終わっていた。

alice_09_17.jpg
火の元をきちんと処理したかなんてすぐ忘れるね

 だが、もしそうでなかったとしたら──。家族が火事で死んだのは自分のせいかもしれない。アリスはこんなことを常々思っていたようだ。

alice_09_18.jpg
気分転換といこう

 こんな記憶を思い返すと気分が落ち込むが、それは忘れてショーを楽しもう。いよいよ劇場がある街に到着したのである。

alice_09_19.jpg
こりゃインスマウスい

 だが、この街は気味の悪い魚人間ばかりの街なのだ。いや、海の中なので当然なのだろうが、しかしそれにしても……。

alice_09_20.jpg
いったい何を上映しているのだか

 とにかく劇場へと向かうことにしよう。ショーを見れば少しは気が紛れるかもしれない。それに、大工に話を聞けばワンダーランドの変化について何かわかるかもしれない。

ショーはまだ準備中

alice_09_21.jpg
入場が早すぎても手持ち無沙汰だな

 中へ入るも、まだ客たちがいる様子はない。開演前に来てしまったようだが、さて何をして暇を潰すか。

alice_09_22.jpg
陽気すぎる大工

 舞台では大工とセイウチがショーの準備をしていた。しかも陽気に声をかけてきやがる。「君の登場はまさしく幸運性に満ち溢れている」とのことだが、何か嫌な予感がする。

alice_09_23.jpg
セイウチはまったく動かない

 その予感は当然のように的中し、アリスにショーの準備を手伝って欲しいというものであった。アリスはそれより地獄の汽車を止める方法を聞きたいというものの、大工はいいから手伝えとばかり言うのである。やれやれだ。

alice_09_24.jpgalice_09_25.jpg
こうしてまた下働きだ

 ショーに必要なものは、タコが書く自由な台本に、素晴らしい曲、そして味のある役者の三つである。つまり、ほとんど準備ができていないということではないか。まったく、ふざけやがって。

 こうしてアリスはまたもや雑用をしなければならなくなった。なんだか第一章と同じように、色々な連中の元へ行かねばならないのか。自分の世界なのに難儀なものよ。

○ アリスマッドネスリターンズ 10 大工の刺激的すぎるショー
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1264.html

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

非公開コメント