アリスマッドネスリターンズ 14 ワンダーランドの壊れた中心地区へ

いざ第四章へ

 芋虫の助言を求め、長くて長いアジアンテイストなワンダーランドを旅していたアリスだが、ようやく会えた彼は繭になってしまっていた。相変わらず芋虫は抽象的な小言ばかりを言うヤツであったが、次は現実を見つめるため、赤の女王に会わなければならないことは教えてもらえるのであった。

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考えてみれば、アリスは現実の人間から見れば危険人物だ

 そして、気がつけばアリスは現実に戻っており、しかも牢獄の中にいたのであった。何があったのかと思いきや、アリスがワンダーランドにいた間、現実ではかなり色々と発狂していたらしい。

 とはいえ、発狂して警察に連れてこられたのは確かなのだが、それ以外にも一悶着を起こしていたというのだ。

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おんぼろ人魚亭で暴力を振るっていた男がジャックのようだ

 警察官の回想によれば、あの切り裂きジャックであるジャック・スプラッターを、おんぼろ人魚亭で起こった殺人容疑で捕まえた時、たまたまアリスと出会ったことによって問題が発生したらしい。

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錯乱していればアリスは強い

 ジャックはそれまで容疑を否認していたのだが、アリスを見るなり「その女が犯人だ」と絶叫しはじめた。するとアリスも、「このロクデナシ、ごく潰し、ひと様に働かせて美味しい思いをして」だの叫び返しだしたというのだ。そして、アリスはそのまま気を失ってしまったので、仕方なく牢獄に入れて一晩明かさせたというわけだ。

 これはつまり、おんぼろ人魚亭が燃えていたのはアリスのせいだということだろうか? いやしかし、アリスは放火魔というわけではないはずである。そもそも、彼女の家が燃えたのも、まったく違う原因があるはずなのだから。

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逮捕されなくて本当によかった

 ともあれ、アリスが何かをしでかしたわけではないので、すぐに釈放されることになった。警察官が「バンビー先生のところへ帰れ」と言ってくれたことからして、どうもアリスは常連のようではある。まったく、イカれている人の相手をするのもたいへんなことだろう。とはいえ、アリスも彼女なりに戦っているところなのだが。

すぐにワンダーランドへと戻ってしまうアリス

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公務員も楽じゃあない

 それにしても、牢獄はやはりロクでもない。酔いつぶれて檻の中に入っている路上生活者や、受付でえらいもめている人たちがいやがる。警察もさぞ忙しかろう。

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また猫が来やがった

 表に出ようとすると、例の猫がアリスの前に現れた。まるで追ってきてくれと言わんばかりである。

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フラッシュ!

 表に出ると、アリスはあまりの眩しさに目が眩んでしまう。そんなに外が眩しかったのか?

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いきなり現実が消える

 いや、実はこれこそがワンダーランドへの入り口だったのだ。それにしても実にあっさりと妄想の世界に入ってしまうものよ。もはや、アリスにとって現実のほうが少ないのではないか。

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次の行き先は既に決まっている

 先へ進んでいくと、どんどん肉のように赤く気味の悪い雰囲気になっていった。そして、これみよがしな足場がひとつ。この赤い内蔵のような世界は、確か赤の女王の世界だったはずだ。

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いざ赤の女王に会いに行こう

 アリスが足場に立った瞬間、足元が崩れてしまう。どうやらこれもまた、アリスに対する手荒い招待状のようだ。

トランプの橋を超えてクイーンズランドへ

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言うまでもなく足場は不安定

 奇妙な穴から落ちてきたアリスは、トランプの橋なる場所へとやって来た。足場がカードでできているようだが、高所恐怖症の人には超エキサイティングなことであろう。

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なんだかキーパーソンの予感

 歩くたびにトランプが出たり消えたりする世界を進んでいると、少し気になる記憶を手に入れた。なんでもアリスの姉が、知らないおっさんにいたずらされそうになったという過去があったらしい。もしかすると、これが火災と何か関連しているのではないか。

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どこもかしこもトランプだらけ

 となると、アリスはこの奇妙な人物についてなんらかの記憶を持っているのだろう。しかし、今ではすっかり忘れてしまっているわけで……。芋虫が現実を見つめなければならないという話をしていたが、このあたりのことを言っているのだろうか。

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かつての最終ステージへ到着

 そして、いよいよ赤の女王の城に辿り着いた。するとチェシャ猫が現れ、またもやアリスへ小言を言い始める。「犯罪者のようにかつての現場へ戻ったのか?」などと手厳しいことを言うが、とにかく今は赤の女王に会わねばならないのだ。

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確かに二度と訪れたくはないような場所だ

 崩壊してボロボロになってしまった橋を通りぬけ、クイーンズランドを目指す。果たして赤の女王はアリスをどう出迎えてくれるのか。

白の王を犠牲に城内へ

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そういえば、チェスの駒たちが激しく戦ったのだった

 クイーンズランドの内部はやはりボロボロで、人の気配すらない。これはあっさりとゴールを目指せるのだろうか。

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ゾンビだこれ

 いや、そんな甘いわけがない。かつて敵だったカード兵たちは、ゾンビとして地面から蘇りはじめる。ここでもかなり苦労を強いられそうだ。

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白の王はアリスの父に似ているらしい

 また、入り口には白の王が捕まっていた。アリスが女王を倒した際、彼は城の奪還を試みたものの、今ではこんな有様である。なんとも情けないことよ。

 白の王は、先へ進むには犠牲が必要などとぬかしており、その言葉の意味することがよくわからない。だが、白の王をどかして先へ進むことになり、その意味を理解することができた。

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かわいそうな白の王

 つまり、先へ進むにはこの邪魔な木偶の坊をぶっ壊さなければならないのである。犠牲といえばよく聞こえるものの、やはりどこかマヌケな気がしてならない。

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赤の女王はどこだ

 城内では時々、気味の悪い笑い声が聞こえる。赤の女王がアリスの到来を感じ取っているのだろうか? しかし、どうも歓迎していないのは間違いないようで、カード兵たちが邪魔をしてくるし、奥へ進むたびに赤の女王は怒りを強めているようだ。

 だが、現実を見つめる覚悟をしたアリスはなんとしても赤の女王に会わねばならない。その結末がいかなるものだとしても。

○ アリスマッドネスリターンズ 15 死刑執行人はアリスが大好き
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