Alan Wake 19 DLC1 シグナルを追って妄想の世界を

DLC 特別編1 シグナル

 さて、前回で『Alan Wake』本編は終わりなのだが、DLCでその続きが二本配信されている(各560MSP)。これらも物語の一環なので、記録を残しておくことにしよう。まずはDLC第一弾の「シグナル」だ。

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アランは奇妙な世界に生きていた

 ブライトフォールズで闇に囚われ失踪した妻を助けだしたアランだったが、仕事を終えた彼はどこかわからない場所にいたのであった。どこか見たことがあるような……、しかし、どうも異質な場所に。

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記憶の通りではない世界

 この世界はまるでアランの記憶の世界だ。ダイナーなんて、まるで本編で見た通りである。しかし、誰も彼も声がなんだかおかしいし、固有名詞にいたっては『XXX』となって、ところどころ言葉が欠けている。

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問題の根源であるトイレ

 そして、アランが闇にとらわれることになった原因である例のトイレに向かう。記憶の通りならば、ここでバーバラ・ジャガーの姿をした闇に会うはずだが……。

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やはり助けてくれるのはゼイン

 しかし闇はおらず、中に入ることができた。しかも、中の鏡からトーマス・ゼインの声が聞こえてきたのだから驚く。彼はアランに「それ以上沈むな」とメッセージを送ってきた。なんでもこの世界の原因はすべてアランであり、自分で闇の中に篭ってしまっているそうなのだ。

 ゼインは概念としてのライトと、論理上で敵を排除できるリボルバーをわたしてくれた。どうやらまたもや脱出劇を行わねばならないらしい。

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どこまで行っても追われ続ける

 ダイナーに戻ると、テレビから狂ったかのようなアランの声が聞こえてくる。それはまるで小説の一文を読み上げているようであり、内容はアランが影に襲われるというもの。そして当たり前のように、敵が現れた。

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ここでも頼れるのは光だけ

 なんとか奴らを退けて表に出たものの、周囲は森になっていた。あまりにも奇妙すぎる。アランはゼインの光を追いかけて、とある小屋へと辿り着く。

荒唐無稽な世界を相棒と共に

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やはりここは小説の世界なのか

 光を追った先には小屋があり、アランはそこで原稿を手にする。これは自分が書いたものに違いないが、しかし内容は支離滅裂。読み進めて行っても意味がわからない。まるで、今アランがいる世界のように。

 また、ここでアランは携帯電話を手にし、ゼインと連絡を取ることができた。ゼインが言うには、アランが助かるにはGPSを見てシグナルを追うしかないという。今アランがいる場所はあまりにも深すぎて、助けにいけないというのだ。

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道は無茶苦茶だ

 こうしてアランはGPSのシグナルを追い続けることになる。表に出ればダイナーの近くにいるし、テレビの中のアランが自分を襲わせようとする文章を読み上げる。まるで小説の主人公を無理やりに殺そうとする狂ったストーリーテラーのように。

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すべてはアランの記憶による世界

 道中にはアランの記憶が強く反映された部分がある。例えば公園では、バリーを探すサラ保安官とアランの姿が見られるし、鍵のかかっている教会では、記憶を実体化させて幻のサラ保安官に鍵を開けてもらわねばならない。一方で、教会の地下は広い火葬場になっていたりと、混乱が続く。

 こうしてシグナルを追うアランだったが、それでもますます沈みつつあった。ゼインの抽象的なアドバイスにやはりキレるベストセラー作家だが、とにかくシグナルを追うことしかできない。

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頼りになるのはいつでも相棒だ

 そんな中、アランの原稿からバリーが現れた。もっとも、これはアランの記憶の中におけるバリーであり、つまるところ妄想なのだが。アランは妄想の話を聞こうとしないのだが、このバリーは本物のように口が悪いものの、やはり助けてくれる存在らしい。とはいえ、「心の底じゃいつだって俺に会えて嬉しいくせに」なんて言ってムカつくのだが。

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アランの潜在意識にあった記憶の場所らしい

 バリーと共に先へと進むと、シグナルはビルトモア製材所を示していることに気づく。どうやらあそこに何がかあるようだ。

すべてはアランの妄想

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ハチャメチャなトラップ多し

 道中には文字が落ちており、これにライトを当てると敵まで実体化してしまう。更には鳥のような本がアランを襲いかかってきて、無茶苦茶なのなんの。アランはどうしても自分を殺したいらしい。

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今までのマップの再利用と言いたくなる

 こうしてやたらと高い難易度にイライラしていると、アリスがアランの写真を撮っている場所に出くわした。しかもその次は自宅。まさに色んな思考がランダムに出る世界だ。バリーは余計なことを考えるなと言っていたが、その通りである。

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ようやく会えた救い主

 アランの自宅では、ようやくトーマス・ゼインに会うことができた。彼が言うには、やはりここはアランの妄想の世界。本当の敵は自分自身であり、闇に囚われているのではなく自分の悪夢に囚われているそうなのだ。

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敵はテレビである

 ゼインの一方的な話にアランがうろたえていると、テレビの向こうのアランがゼインを消してしまった。こうなっては戦うしかないだろう。アランだって好きでこんな世界にいるわけではないのだ。

自分の想像力が仇になる世界

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テレビはただの雑魚

 こうして妄想の世界を作り続けるテレビを破壊するわけだが、意外とあっさり勝ててしまった。物語の書き手ならば、登場人物はあっさりと倒せそうなものだが……。

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苦しむことになるアラン

 こうしてテレビの向こうのアランは苦しみはじめるのだが、するとこちらのアランまでうずくまってしまった。ふたつの意識が存在するせいだろうか。

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死んだはずの顔が目の前に現れる

 気づけば目の前にはハートマンがいた。ヤツはすべてが妄想だと、かつてのように言い始める。

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病院の中にいるわけではなかった

 そして画面はフェードアウトしていき、ロッジを出た。その行く先は……。

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妄想が現実になる湖の中でもがき続けるアラン

 闇に包まれたコールドロンレイクのロッジの中で、妄想に苦しむアランなのであった。彼はこの出口のない世界で、ひとり苦しみ続けている。それがあの荒唐無稽な世界として描写されていたのである。

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DLC2とセットのようだ

 そして、物語は特別編第二弾へと続く。

○ Alan Wake 20 DLC2 アラン・ウェイクは小説家だ
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1309.html

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