なんのゲームって、そりゃパンツを見る“エロ・セパタクロー”ですよ 『Sepak Venuses』

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「エロ・セパタクロー」以外の呼び名が思いつかない『Sepak Venuses』

 Xbox360には「エロバレー」と呼ばれるゲームがある。美少女が水着姿で胸を揺らしまくりつつビーチバレーをやるという、実にわかりやすいものだ。しかし、その世界を堪能するにはものすごい苦行が待っているらしい。

 ところで、Xbox360インディーズゲームに「エロ・セパタクロー」とでも呼ぶべき作品が登場した。……まァ、これでだいたいわかってもらえただろう。もっとも、エロバレーと比べてしまえばまだかわいいものだ。

 そんなわけで今回紹介する作品は、2012年6月12日に配信されたPetit-Cafe Soft開発の『Sepak Venuses』である。美女たちが大股を開いてスポーツをやるので、それを鑑賞するわけだ。わかりやすいだろう。

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『Sepak Venuses』タイトル画面

 なお、今回は僕自身が本作を購入したわけでなく、制作者の方からダウンロードコードをいただいてこうして記事を書いている。念のため留意されたし。

Petit-Cafe Softのブログ
http://petitcafesoft.blog.fc2.com/

○ 『Sepak Venuses』 公式チュートリアルムービー
http://www.youtube.com/watch?v=IVTCrSKyI50
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ゲーム概要は、つまり“パンツ”だ

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この一枚だけですべてがわかる

 「ところでセパタクローってなんだ?」と思う読者もいるだろうが、そんなことはどうでもいい。このスクリーンショットを見たまえ。もう意味がわかっただろう。パンツだ。

 ……念のため説明しておくと、セパタクローとは足でバレーボールをやるようなスポーツである。しかし、そこはあまり重要でない。

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バレーボールやテニスじゃこうはいかないアケスケさ

 なぜなら、このゲームの題材がセパタクローである意味は、「女キャラが股を広げる」という部分だけなのだから!

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四分割パンツ

 全6人のキャラクターを、10種類(+色違い10種類)の衣装を集めて着飾り、セパタクローをやるフリをしつつその姿を目に焼き付けたまえ。このゲーム、ことエロに関しては必要最低限のものを取り揃えているゲームと言える。具体的には次のようなものだ。
  • コスチュームのバリエーションはそこそこ
  • 動きの早いゲームなので、キャラクターもそれなりに見れる
  • ポイントをうまく決めるとリプレイでパンツが見れる
  • ポーズ表示を消すこともできるなど、気配りもある
 このゲームを静止画で見るとホラーゲームと勘違いする失礼な読者もいるかもしれないが、とにかく動画を見てもらったほうがいいだろう。


 確かに文句をつけようと思えば、つくであろう箇所はいくつもある。モーションや表情がぎこちないだとか、キャラの個性が一切ないだとか、求められるものは多い。しかし、スポーツをする女性たちに対するリビドーは理解できる水準に達しているといえるのではないだろうか。もっとも、僕は興奮しないし、好むのは好事家といえる人たちになるだろうが。

 また、セパタクローのゲーム部分には問題が結構というか、かなりある。
  • カメラワークは色などで、ボールの落下地点が見えないことがある
  • 操作キャラの変化が自動なので、それによるミスが多い
  • サーブはまだしも、レシーブなどでボールの落下位置を操作するのが死ぬほどシビア
 よって、1スティック1ボタンのゲームなのにだいぶ難関なのだ。

 とはいえ、そんなことはどうでもいい。理不尽さはあるが、ストレスが極端に貯まるわけでもないし、そもそも“エロ・セパタクロー”なのだ。パンツというメインディッシュが十分なのだから、それでいいではないか!

セパタクロー部分こそが苦行

 ……と、はじめはこういう形で記事を終える予定だったのだが、このゲームの衣装コンプリート、あるいはツアーモード制覇を目指していた僕は、あまりのストレスに奇声をあげることになった。

 さて、今までパンツだのエロだのばかり話していて、ゲームについてまったく話していなかったわけであり、ここからはセパタクロー部分を説明しなければならない。なんてことだ。

 ゲームモードは大きくふたつに別れ、衣装を集めたり制覇を目指しひとりで遊ぶツアーモードと、ふたりで遊ぶこともできるフリープレイモードがある。やはりメインといえるのはツアーモードであろう。

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ツアーモード制覇は修羅の道

 ツアーモードは、6点先取のゲームをROUND1から10まで勝ち抜き戦(負けたら終わり)で戦うという内容だ。勝ってROUNDが上昇するたびに難易度があがり、同時に未入手の衣装が出る確率が上がる。そして、未入手衣装を着ているチームに勝てばそれが手に入るという、追い剥ぎの興奮が味わえるわけだ。

 試合の基本は、左スティックで選手を移動させ、Aボタンを押してレシーブなりスパイクなりボールを蹴る行為をすればいいだけなのである。しかし、前述のようにこのゲーム、「サーブはまだしも、レシーブなどでボール落下位置を操作するのが死ぬほどシビア」なので、これがネックとなる。

 コートを挟んでボールをやりとりするゲームというのは、やはり“相手のいない場所へ打つ”のが得点の基本となるのではないか。しかし本作は、打ったあとにボールの落下地点を変えられない。ではどう変えるのかといえば、打つ瞬間のスティック入力状態がボールの落下地点を決める。つまり、キャラが動かないサーブの打ち分けは比較的楽にできても、ほかは移動したあとにすぐボール操作のスティック入力をするという、瞬時の切り替えが必要となる。よって、鼻息だけで新聞紙をめくるかのような特殊技術への慣れが必要となる。

 もっとも、その切り替えは割と楽ではある。ジャンプしている最中はキャラが移動しないので、つまり空中にボールがある時にAを押してからスティックを倒してボールを操作すればいいのだ。だが、スティックの入力は「人の肩を叩いたら脱臼した」というほどに繊細かつ無茶すぎであり、少しでも倒しすぎればすぐにアウトとなる。結果、ほとんどミリ単位のスティック捌きが要求されるのだから、どんな職人専門ゲームだというのだッ!!

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衣装コンプはイバラの道

 もっとも、フリープレイや低ROUNDでだらだら遊ぶだけならば、その「鼻息だけで新聞紙をめくりつつ、人の肩を脱臼させないように叩くかのような」スティック捌きは要求されない。テキトーにボールを返して、パンツを見て、凡ミスがいつの間にか点数になるだけなのだから。だが、衣装コンプやツアー制覇を目指す場合はそうもいかない。

 なんと衣装は集まれば集まるほど出現する確率が低下し、最後の一着ともなるとROUND5あたりまでは一切登場しなくなり、金で買えるコンプガチャのほうが良心的なのではないかと思いたくもなる。だが、金では買えないので、結局は「鼻息だけで新聞紙をめくりつつ、人の肩を脱臼させないように叩くかのような」操作を要求されているも同然である。また、ツアー制覇は衣装コンプより倍以上も難しい。つまり、あまりのスティックの繊細さに発狂するストレスフルゲームに転化するのだ。

 おまけに本作、細かい問題点がやたらとある。無茶な職人芸を要求されてストレスが貯まると、モードを選択するたびにストレージ選択が出るなんてくだらないことが目に付くし、効果音がほとんどないのが気になるだとか、オレンジのコートにオレンジの落下地点表示なんて自由すぎる色指定にイライラしたり、勝手に操作キャラが向きを変えてボールを落とすとコントローラーをねじ曲げたくなり、操作キャラの自動入れ替わりがわからなくてミスをして頭を机に叩きつけたり、あげくに操作は難しいくせにスポーツゲームとしては他作品との差別化ができていないなんて事実にまで気づいてしまい、思わず奇声をあげギエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!

 ……ああ、落ち着こう、落ち着こう。こうして思い出して書いているだけで叫びそうなくらいに、このエロ・セパタクローは易しくない。1スティック・1ボタンの単純なゲームだと思っていると、そのうちこの激しすぎる食い込みパンツを見ただけで、助平心がストレスに転化する習慣付けをされるのではないか。

しかし、苦行を超えた先には快楽がある……、と書くと下品だ

 よって、エロを目的にしても問題がある……、と結論付けようとしたのだが、実は衣装コンプ or ツアー制覇のオマケが実にでかいのだ。もっとも、僕は時間をかけて運に頼み込む衣装コンプが精一杯だったが(ツアー制覇は更に難しいだけに、もう少しオマケがあるようだ)。

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このモードさえあれば何もかも見放題だ

 なんとこのゲーム、前述の条件を満たすとリプレイモードが解放されるのである。このモードをどう使うかといえば、それはパンツを見るためだろう。なぜこんな当たり前のことを書かなければならないのだ?

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こんな画像をアップロードして大丈夫なのだろうか

 カメラはある程度なら好きに動かせるし、少し覗きこむこともできる。一時停止や巻戻し、コマ送りも可能なのでやりたい放題だ。こんなものが試合の勉強のために用意されているというのだろうか。そんなわけがない。つまりパンツだ。

 僕自身はこのゲームで興奮することはないのだが、このオマケがかなり喜ばれるであろうことは理解できる。……などと言っても恥ずかしがって遠まわしに言っているようにしか見えないだろうが、ともあれ需要のあるモードだということは間違いないだろう。求める人は繊細なスティックに怒り狂いながらも、衣装コンプを目指すといい。

 さて、長くなったが本作の総評である。スポーツゲームとしては問題が多すぎだが、やはりエロ・セパタクローなので、そういった視点からすれば好事家には好まれるであろう。

 もっとも、小さな作品は小さな作品らしく、無理に遊ばせることを考えない(むしろ簡単すぎるくらい)のほうが、結果として評価が高くなるはずなのだが……。これに関しては本作だけに限らない話なので、また別の時に話をしよう。

 とにかく、『Sepak Venuses』はパンツを見ることに関しては成立している。それだけでいいだろう。


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Sepak Venuses 240MSP Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Petit-Cafe Soft ジャンル:スポーツ & レクリエーション 2012/06/12

 パンツを見るためのスポーツゲーム。
 なんだか難しい点はあるが、とにかくパンツを見ればいい。セパタクローがどうとかは関係ない。
 もっとも、好きにパンツを見られるようになるためには、繊細なスティックの試練が待ち受けているのだが……。

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