Portal2 20 DLC 「Peer Review」

DLCの舞台は10万年後!?

 協力テストを受けさせられていたP-bodyとAtlasだったが、ついに隠された人間を発見して目的は達せられた。……と思っていた矢先、追加のテストが来たのだ。つまるところ、DLCで更にテストを解くことができるというわけである。

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1.37GのDLCがタダで遊べるだなんて

 そんなわけで今回で挑戦するのは、DLCである「Peer Review」だ。なんとこのコンテンツは無料であり、実に太っ腹なのなんの。ちなみにこのコース名は、「アートセラピー」というらしい。なんだそれは?

 そんなわけで早速テストを始めたものの、いきなりGLaDOSから不穏なことを言われる。なんとわれわれがいない間に10万年も経っており、しかもあの人間たちはみんなテストを解いたうえに、連中はGLaDOSにこのテストを披露したほうがいいと言ったそうだ。

 そう、テストは今や芸術的娯楽になり、誰でも気軽に楽しめるようになった……らしいのである。あんな危険なものが? 一歩間違えれば酸に突っ込んで死ぬものを? そんなバカな。

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DLCのテストはすべて刷新されているので文句なし

 ともあれ、テストを受けてみるしかないだろう。最初のテストもといアートの作品名は「タレット」とのこと。「私たち機械が自らの意思を持っているのに、苦痛を覚えながらごく単純な指示に従って行動している様子を表現してみた」そうであり、なんだか意味深ではあるもののいつものテストである。

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あやうくテスト外で死ぬところだったぞ

 その次に行こうとすると、なんだかいきなりクラッシャーが降ってきた。なんでもこれは、次のテストの作品である「激しい衝撃」の一部だそうで、荒削りながら衝撃は出したとかなんとか……。

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テスト自体は難解ながら面白い

 とはいえ、テスト内容はあまり題に関係がないというか、ふつうに真っ当な感じではある。もっとも、危険であることには変わりないのだが。

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確かに危険を覚悟でやるテストではあるが……

 更なるテストは題こそないものの、「わざとらしい安全性への配慮に制約された場合、発見が不可能である事実を表明している」という説明がついており、もう何がなんだか。危険だからこそわかりやすいということだろうか?

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ジェルの複合要素もたくさん出てくるようになった

 確かに、このテストが危険であることは間違いなく、酸に突っ込んで死ぬことが多い。するとGLaDOSは、さまざまな皮肉を言い出すのだ。

「作品に対して偏った解釈を抱く鑑賞者ほど嫌悪するものはありません。ですがあなた方がその偏見を持ったまま酸の中へ真っすぐに突っ込んでいく様子は実に美しいものでした」


 ……かなりひどく貶されている気がするがこれはまだかわいいほうで、もう一度死ねば、「死をモチーフに作っていたことを理解していただけたようですね」と言い出し、次に失敗すれば、酸だまりに込められたメッセージが「辛辣」だの、テーマを「失敗」に変えたほうが適切かもなど、いやいっそテーマ自体を「サバイバル」に訂正するなどというのだ。

 まったく、10万年が経過しても減らず口を叩く能は変化していないのだな。このテストと皮肉しか生産しないマシーンめ。おっと、死体もたくさん作っていたな。
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GLaDOSの嘘と謎の女

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はじめての故障に驚く

 いつまでこのババアの嫌がらせを受けていればいいのだ? と思ってテストをクリアして先へ進もうとすると、いきなり分解装置が故障しはじめる。仕方がないので、メンテナンスホールを通ってブレーカーをあげなければならない。やれやれ。

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いや嘘だとはわかっていたけれども

 こうして地下に降りると、GLaDOSはいきなり嘘を訂正しはじめた。なんとここは10万年後の世界ではなく、ついでに5万年後でもなく、たった一週間しか経過していないというのだ。どうも彼女、かなり緊張しているらしく、そういう嘘をついている余裕がなくなったそうである。はたして何が起きたのだろうか。

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いつまで嘘をつくんだあのババア

 ともあれ、ブレーカーをあげて直ったかと思いきや、まだ完璧ではないようだ。なんでも未完成のテストエリアの先に行かねばならないらしく、まったくもって困ったものである。なんだかんだいって、われわれがいないとメンテナンスもできないのか。

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白いジェルもテストに登場したぞ

 歯ごたえのあるテストを解いて進んでいるうちに、分解装置はとりあえず修復され、安全な移動が可能となった。しかしこれで安心はできない。なんと、古いプロトタイプの筺体を誰かが見つけて接続し、施設を乗っ取ろうとしているそうなのだ。

 いったい誰がそんなことをしているというのだ。確かに大規模な話ではあるが、一介のDLCには過ぎた話のような気もするが……。

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ガラスの向こうに行く人が苦労するテストもある

 ちなみに、以前見つけた人間たちは、もうとっくのとうに全部死んでしまったそうだ。わかっていたことだが、聞きたくない話であった。GLaDOSは彼らがあまりにも脆弱だとか言っていたが、それはお前が賢いけれどもアホでヒステリックで皮肉しか言えなくて残虐行為が好きなせいだ。

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跳ねるブロックの応用テストも登場する

 しかし、そんなGLaDOSにも怖いものがある。なんでもプロトタイプの中にいる謎の女が、GLaDOSなど恐れていないとメッセージを送ってきたそうだ。彼女はそれを恐れ、われわれを殺戮マシンに作り変えて謎の女を殺そうとしはじめる。

 もっとも、その手段は情けないものである。GLaDOSは本を参考に相手をチビだと罵倒する言葉を教えようとするも、人間の平均身長が225cmほどはあると認識していたり、「私を残して死なないで」だとか「肝が座らば勝利をえん」といった変な言葉を教えようとするのである。やれやれだ。

 結局、GLaDOSは諦めた。われわれがマシュマロちゃんであり、しかも変えることができないということを理解したのだ。しかし、それでも謎の女と戦わなければならないようで。

謎の女の正体は……

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謎の女にとにかく弱いGLaDOS

 すべてのテストを乗り越え、いよいよその謎の女がいる場所へとたどり着いた。すると、いきなりあたりが暗くなり、GLaDOSが動揺しはじめる。暗視システムをつけろと叫び、すると電気が復活するので解除しろなどと叫び、ひとりで盛り上がっていやがる。

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またもや扉をあけるふたり

 はたして謎の女の正体とは? この扉の向こうにそいつはいるのだろうが、どうやってここに潜り込んだのやら……。

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これがGLaDOSのプロトタイプか?

 しかし、その正体は意外でもなんでもなく、納得がいくというか。

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正体は鳥で、くちばしでキーボードを叩いて偶然に操作していたようだ

 とりあえず、謎の女がこの施設に入り込んだ方法と、GLaDOSがやたらとビビっている理由はすっかり納得できるのであった。

GLaDOSはお母さん?

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さすがに素早い鳥を捕まえる訓練はしていない

 GLaDOSはこの鳥を見てから取り乱しまくりである。われわれがこいつを捕まえようとすると、GLaDOSは退却しろと連呼しており、まったくもって冷静を欠いているではないか。あまりの情けなさに笑える。

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鳥の攻撃はテストより危険かも

 それにしても、巣を守ろうとする親鳥は強い。機械が二体いたとしても、まったく捉えられないのだ。

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捕まえられないなら知恵を使えばいいじゃない

 だがここで、P-bodyがあることに気づく。何も捕まえなくてもいいのだ、と。

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悪いが外で暮らしてもらおう

 そう、鳥が外へ出た瞬間に、ハッチを閉じてしまえばいいのである。これですべては解決……と思いきや、そうはいかない。

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クローンという言い方はあんまりだろう

 実はあの鳥は、たくさんの卵(GLaDOS曰く「クローン部隊」)を温めていたのだ。仕方がないのでこれを破壊しようとしたふたりだったが、意外なことにGLaDOSがそれを制止したのであった。

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いきなりお母さんごっこか?

 なんと彼女、その卵を孵化器に入れ、育てはじめたのである。GLaDOSは雛のことを「殺戮マシン」などと言っているので、まだまだ鳥に警戒心があるということは確かなのだろうが、どうもこれは愛でているような……。

 皮肉しか言えない万年生理のクソババアにも、少しの情が残っているということだろうか? それはそれでめでたいのだが、もう少し被験者にもそれをだな……。

 ともあれ、こうして新しいテストの幕は閉じるのであった。かなり振り回された印象は否定できないが、なんだかんだで楽しかっただろう。またいつか、気が向いたらこのテストに付き合ってもいいと思うくらいには。

○ Portal2 レビュー
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コメント

クソババアは、訂正しろよ
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