1コインで遊べる対戦FPS 『Avatar Laser Wars 2』 特集

bbox_avatarlaserwars2.jpg

とにかく安いというだけの『Avatar Laser Wars 2』

 FPS(一人称視点シューティング)の楽しみは理解しやすい。マヌケの脳天に風穴を開けてやるというのは、実に単純で大きすぎる征服感を味わえるだろう。引き金ひとつで相手の存在を左右できるだなんて、最高としか言いようがあるまい。

 そんなわけで特に国外にはさまざまな対戦FPSが転がってるわけだが、それはXbox360のインディーズゲームも例外ではない。よって、今回紹介する作品は、2012年8月8日に配信された『Avatar Laser Wars 2』である。開発はDigitalDNA Games。

 この作品を一言で言い表すのであれば“超廉価アバター対戦FPS”である。つまり、値段が80MSPということ。これだけが取り柄だ。もはやこれ以上の説明が不要というくらいに。

AvatarLaserWars2_02.jpg
アバターで遊ぶ対戦FPSだ
このエントリーをはてなブックマークに追加


ゲームルールは説明不要なほどのベタっぷり

AvatarLaserWars2_01.jpg
『Avatar Laser Wars 2』タイトル画面

 ちなみに、本作は『Avatar Laser Wars』の続編である。マルチプレイが主だったアバターの対戦シューターという基本は変化していないようだ。

AvatarLaserWars2_03.jpg
グラフィックはなかなかのものになった

 ゲームルールはもはや説明不要だろう。自分のアバターがレーザー銃を持って宇宙基地内に現れるので、同じく出てくる敵アバターを撃って殺すというだけである。

AvatarLaserWars2_04.jpg
アンロックのためにはひたすらプレイしなければならない

 また、昨今のFPSでよく見られるカスタマイズも可能だ。5種類のメインウェポン、サブウェポン、3種類のグレネード、5種類の特殊グレネード、14種類のPerk、13種類のキルストリーク、レーザーのカラーが選択可能になっている。このあたりが続編としての強化のようだ。

 とはいえ、はじめからすべて解除されているわけではなく、敵を倒して経験値を貯めてレベルアップ(レベルの最大は50)をしなければアンロックされない。この「対戦よりも数値を貯める」というあたりも、もはや馴染み深いシステムとなった感がある。

AvatarLaserWars2_05.jpg
アワードは順位からキルストリークの利用までさまざま

 更に、アワードシステムがあり、プレイ中にさまざまな目的をこなしていく必要がある。

AvatarLaserWars2_06.jpg
80MSPで100時間も遊べるなんて感動的すぎて死にそうだ

 アワードの具体的な内容は上のようなものであり、クリアしていくことによって経験値がもらえるようだ。中には「100時間プレイする」という本気なのか冗談なのか理解しがたいものもある。

わかっていたけれども失望する点も多数

AvatarLaserWars2_07.jpg
自身がホストにならない場合、マシンガンをジャンプしながら撃つほうがマシ

 さて、実際のゲーム内容はどうかというと、値段相応という印象しか残らなかった。特に大人数ではラグがひどく、弾が当たっているのだか当たっていないのだかわからない。もっともこれは、主なプレイヤーが国外の人たちばかりだから致し方ないのだろうが……。

AvatarLaserWars2_08.jpg
TDMでの人数の偏りもだいぶ散見された

 また、人数が一定数以上(もしくは以下)になると、フリーフォーオールとチームデスマッチが自動で切り替わるというルールなのが混乱する。マッチングもフルオートなので、おそらくはプレイヤーがすぐにゲームプレイに移れるような仕組みなのだろうが、いくらなんでも乱暴すぎるやり方だ。

 おまけに、その状況でも最大である16人とマッチングできないので、この方式自体に欠陥があるとしか思えない。ついでにマッチング中にフリーズすることが多く、これは僕だけだといいのだが。ほかにも、対戦中の戦績がいきなりリセットされたり、急にひとりだけになってしまったり、ほかの人はエラー画面そのものが出たりと、現在のバージョン2.0.0にはアップデートで解決すべき問題が山積みだ。

AvatarLaserWars2_09.jpg
ライフルでこの定点にいたらかなり強そうだ

 しかも、マップの出来も問題があるとしかいいようがない。やたらと広いわりに交戦場所として適しているのがリアクター部分だけなので、どのプレイヤーもここに集う形になってしまう。おまけにTDMだと一方的に狙える箇所もあったりするのでより困る。なお、当然のようにマップはこれだけだ。

AvatarLaserWars2_10.jpg
コード入力は実質的な時限解除のようだ

 ほかの要素といえば、本作品のFacebookページなどでもらえるコードを入力すると、特別な要素がアンロックされるくらいのものか。現在もらえるコードによる特典は、すべてのPerkを解除するという内容であった。ほかにも、Castle Miner Z』を買うとコードがもらえる(訂正:本作を購入すると『Castle Miner Z』のプロモコードがもらえる)といったキャンペーンを予定しているとのこと。

安いことだけが取り柄

 さて、これで冒頭に書いた“超廉価アバター対戦FPS”という言葉が理解できただろう。はっきりいって、ほかの対戦FPSができればそちらに行くであろう内容だ。しかし、安くて(日本はさておき)流行は抑えており、アバターを使えるので必要十分なのである。そして、MSはあまりアバターに銃を持たせたくないようなので、インディーズゲームのやるべき部分でもあるだろう。

 もっとも、他デベロッパが『Avatar Deathmatch』などという作品を出しているように、本作の影響力がいくらか薄れそうな状況ではあるし、フリーズやマッチングの問題が誰にでも起こり、迅速に解決できないのであれば次第に評価は落ちそうではある。(とはいえ、アップデートの予定は立っているようだ。)

 それにしても、「貧乏人用FPS」という言葉が頭をちらついて離れない作品だ。それが悪いわけではないのだが。


box_avatarlaserwars2.jpg

Avatar Laser Wars 2 80MSP Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:DigitalDNA Games LLC ジャンル:シューティング 2012/08/08

 アバターのオンライン対戦FPS(一人称視点シューティング)。
 最大16人までの対戦が可能なほか、装備のカスタマイズが可能である。
 安価なことだけが取り柄の一作といえよう。

コメント

非公開コメント