これはポータル? いえ、質量と時間と重力も操作できます! 『Gateways!』 特集

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2D探索アクション+パズルゲーム的な『Gateways!』

 どうしてビデオゲームの世界の科学者はこうも厄介なのだろうか。いや、世界のために発展を目指すその姿勢は素晴らしいのだが、それがもたらすものは破壊や死、そしてパズルではないか!

 まったくもって困ったものだが、一方でその結果を喜ぶ者もいるだろう。それは何より成果を求めていた科学者本人、目的のためなら手段を選ばない者、そして、パズルを愛するゲームプレイヤーたちだ。

 本日紹介する作品は、Xbox360インディーズゲームで2012年9月13日に配信された『Gateways!』である。開発はSmudged Cat Games。価格は240MSP。ゲーム内容は科学者が自作の発明品でパズルを解く2D探索アクションパズルである。

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4種類の銃を使いこなしてパズルを解け!
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博士が作り上げた4つの発明品

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『Gateways!』タイトル画面

 おそらく本作をプレイすると、『Portal』シリーズや『Quantum Conundrum』からの影響を受けていることにすぐ気がつくだろう。やはりこれはデベロッパも意識しているようであるし、仕掛けにも類似点が多いのだ。

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2Dなのでワープ先が透けて見えるようになっている

 さて、本作の基本は2Dアクションゲームで、博士を操作してめちゃくちゃになった研究所を調べていくのだ。最初に手に入る発明品の銃は、撃った壁や床の二箇所を繋ぐワープ装置である。これで高いところや遠い場所へ行けるわけだが、まるでポータルガンだ。

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「Metroidvania」というジャンルに属するタイプのゲームだと思われる

 だが、このゲームは単純に一部屋ずつパズルを解いていくのではない。マップはすべて繋がっており、『メトロイド』のような探索アクションにもなっているのだ。そして、各所にはパズルが設置されているので、それを解いてアイテムを手に入れ、研究所の中枢を目指すのである。

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しゃがむことはできないので発明を使うべし

 先へ進むと新しい謎が出てくるので、ほかで手に入れた別の発明装置が必要になる。たとえばこの狭い通路、ふつうであれば通れないわけだが……。

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博士のサイズは小・ふつう・大の三種類

 作ったポータルを通ったもののサイズを変えてしまう銃を使えば、このように先へ進むことができるのだ。なお、この画面では小さくなっている博士だが、逆に大きくなることも可能である。

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過去の博士などパズルを解く仕掛けにすぎない

 そしてここからが本番だ。博士の発明はこれだけに留まらず、なんとタイムリープすることが可能な移動装置があるのである。この銃を使ってポータルに入れば、過去の博士が同じ穴から出てきてくれるので、それで仕掛けを解けることになる。

 ただし、博士どうしが触れ合ってしまうとタイムパラドックスが起こり、強制的に銃の効果が切れてしまうので注意が必要だ。

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文字すらも逆さまになって読みづらいかも

 最後の発明装置となるのは、重力を上下左右に移動することができ、壁だろうと天井だろうと歩けるという銃だ。これこそ2Dアクションだからできる仕掛けであるといえよう。

『Gateways!』は既存の有名ゲームの類似品でありつつ、独自性を出せている

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この研究所は広すぎて掃除がたいへんそうだ

 さて、これで博士の4つの発明装置を知ってもらえただろう。デモ版では最初のふたつの発明品しか触れないが、後半になるとパズルの幅が更に広がると共に、新鮮味も増してゆく。しかも、複数の発明品をかけあわせたパズルも存在しているのだ。

 ほかにも、発明装置ではないがライトや鏡といったアイテムが存在している。この広すぎる研究所を取り戻すには、利用できるものはすべて使わなければなるまい。

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オーブは5つで解けるかどうかを、40個で回答を教えてくれる

 また、パズルが難しすぎる場合には、道中に落ちているオーブを使って回答を見ることもできるので、パズルが苦手な人にも安心だ。もっとも、あっさり答えを見ることは良いこととは言えないのだが。

 さておき、これで『Gateways!』が既存のパズルゲームから大きな影響を受けているものの、しかし探索アクションや2Dならではの発明品で独自性を保つことはできていることは理解してもらえただろうか。

 やはり、こんなにもたくさんの発明をする博士は素晴らしいのだ。……もっとも、そのために研究所がえらいことになったわけだが、そこはわれわれがパズルで後片付けの力添えをするしかあるまい。

○ ただの2D『Portal』で終わらない! 『Gateways!』 レビュー
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1451.html


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Gateways! 240MSP Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Smudged Cat Games ジャンル:キャラクター アクション 2012/09/13

 博士の奇妙な研究所、2D探索アクションパズル。
 博士は自分の創りだした装置、ワープ銃や自分の大きさを変えられる銃、そして時間や重力をも操作する銃を駆使し、奇妙なことになった研究所を進んでいく。
 『Portal』シリーズなどの影響を色濃く受けている作品だが、独自性もバッチリだ。

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