時を操りピクトグラムの世界を爆破テロから守れ 『City Tuesday』 特集

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テロを阻止する2Dアクションパズル

 恐怖はいつやってくるか知れない。日常が惨劇に変わる瞬間、多くの人が悲鳴をあげ、血肉を吹き飛ばし、連中がほくそ笑む。

 平和な日本でも、テロという言葉は多くの人の記憶に残る言葉だろう。それが社会に訴えかける行為だとしても、被害者にとっては唐突な日常の破壊でしかない。もし、時間を操りその事実を変えられるならば──。

 そんな願いがビデオゲームとなり、2012年9月18日にXbox360インディーズゲームにやってきた。『City Tuesday』はピクトグラムの世界で時を操り、テロを阻止する2Dアクションパズルである。開発はReturn To Adventure Mountain。値段は80MSP。

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街中の爆弾を探せ!
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活用するのは時だけではなく、街のすべてだ

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『City Tuesday』タイトル画面

 本作のジャンルは前述のように2Dアクションパズルだが、実質的には『Limbo』や『Braid』を意識したアートゲームとでもいうべき作品だろう。

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駅で起こった爆破テロがすべてのはじまりだ

 プレイヤーである赤い服を来た男は、なぜか周囲の時が止まっていることに気づく。そして、それが爆破テロの5分前であることにも。もしや、運命が彼に時を操る能力を授け、この惨事を回避しろと告げたのだろうか。こうして駅のほかでも行われているテロを阻止するため、別の場所の爆破前に戻り、その阻止を始める。

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動きが遅いものの前ではスピードアップ

 使える能力は爆発する数分前に戻れる能力と、時を速くする能力だ。駅以外の場所では時が動いており、チケットの待ち時間も軽々飛ばせるので楽だが、今はそんなことに浮かれてる場合ではない。

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連中の爆弾隠しは実に巧妙だ

 そして、周囲を探してテロリストのメンバーを見つけねばならない。連中は爆弾を各所に隠しているので、それを見つけて無力化するのだ。

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閉じ込められているが、時間を戻せば問題なし

 しかし、ヤツらもバカではない。爆弾を隠した場所は一筋縄では行けない場所にあり、プレイヤーは時を操作し、あるいは単純に近くにある街のアイテム、人を駆使して爆弾を探していかねばならないのである。

物語の結末を追うことが真の目的だ

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周囲の街の地図

 このゲームの舞台はすべてで3つである。博物館、公園、フィナンシャル・センター、それぞれ段階的にテロリストの巧妙さが上昇していくが、こちらは時を戻せるのである。挑戦する権利は腐るほどあるというわけだ。

 そして、3つの場所で人を救うと時間の止まった駅でテロリストを止めることができ、すべてが動き出す。

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人ごみに紛れているテロリストにどう対処するか

 このピクトグラムの世界を、いや、愛すべき世界や人々を傷つけるわけにはいかない。ましてや、赤い服の男はなぜか人々のことを知っているのである。彼らがどういう生まれなのか、どういった日常を過ごしているのか、何を愛しているのか……。そんな平和に生きている人たちを見捨てるわけにはいかない。

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既に埋められた爆弾も見つけ出さねばならない

 もっとも、時間が戻せる以上、この爆弾探しは簡単なものだろう。連中を阻止するのに30分くらいしかかからないはずだ。まァ、時が止まったり戻せたりするのに30分というのはおかしいが、とにかくそういうものなのである。

 この街の悲劇はなかったことになるのだろうか。そして、時にすら逆らい事実を変えた男の運命や、いかに。

○ このゲームはプレイヤーへのテロになっていない 『City Tuesday』 レビュー
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1455.html


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City Tuesday 80MSP Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Return To Adventure Mountain ジャンル:アクション & アドベンチャー 2012/09/18

 ピクトグラムの世界でテロを阻止する2Dアクションパズル。
 時を操り、テロリストの目的を、そして日常の破壊を防がねばならない。
 ピクトグラムで構成された世界ではあるが、人々には日常があり、背景がある。

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