店長、1980年代アメリカのゲームセンターへようこそ! 『Arcadecraft』 特集

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80年代のアーケードゲーム史を懐かしむかのような作品

 ゲームプレイヤーは青春を共にした作品が心に強く刻み込まれている。だからこそ、今でもレトロなゲームが復刻して人々を喜ばせるのだ。

 かつてはゲームセンターが隆盛を誇り、ゲームや仲間との交流を楽しんだ人も多かろう。それは海の向こうでも変わらない事実であり、特に1980年代というアーケードゲームの隆盛期となれば、その思い出も実に鮮やかに違いない。

 Xbox360インディーズゲームで2013年1月31日に配信されたFirebase開発の『Arcadecraft』は、そんな華やかなアーケードゲームの思い出に浸るためにぴったりの一作だ。なんせ、1980年のアメリカにタイムスリップして、好きなようにゲームセンターを経営できるのだから。

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海外の80年代だけあってアップライト筐体が多い

 経営する期間は1980年から1986年まで。当然ながら、時代に沿った懐かしいゲームたちが出てくるのだ。
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1980年代のゲームセンター経営はかなり楽勝かも

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『Arcadecraft』タイトル画面

 プレイヤーはなぜか1980年に飛ばされてしまい、リサという助手と共に街の一角にあるゲームセンターを経営することになった。もっとも、それを喜ぶ人がここに来るのだろうが。

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禁止用語はきちんとはじかれるので注意

 まずはゲームセンターの名前を決めなければなるまい。6年も付き合うことになるのだから、きちんと考えないと後で痛い目を見るだろう。

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フレンドのアバターたちが遊びに来てくれるぞ

 さて、開店準備ができたら、さっそくゲームの筐体を購入しよう。はじめは『ルナランダー』、『アステロイド』、『スペースインベーダー』……っぽいゲームを置くことができる。そして、筐体に溜まったコインを回収し、迷惑な客を排除し、筐体が壊れたら修理をし、店をカスタマイズしつつ、家賃や光熱費を払えるようにしていこう。

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1プレイの価格や難易度も設定できる

 そして、時間が進むたびにゲームは進歩していく。テーブル筐体や大型筐体といった形の変化もあれば、ゲーム内容も新しいジャンルが出てきたり、続編が登場するのだ。そのどれもがどこかで見たことのある作品であり、郷愁を覚えることだろう。しかし当時の客にとっては新しいゲームなので、積極的に仕入れるべきではある。

 とはいえ、本作は経営シミュレーションとしてかなり底が浅く、あくまで思い出に浸るほうが主題のようだ。きちんとYボタンを押しっぱなしで筐体からコインを回収すれば、金は余るに違いない。

経営シムとして期待しすぎると痛い目を見るかも

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飛び込み営業は普段買えないゲームを買うチャンス

 ほかにも特殊なイベントがいくつかある。例えば日本人がゲーム機の飛び込み営業が来たと思えば、プロゲーマーが筐体に張り付いたり、時にはマニアが古い筐体を高額で買い取ってくれたりもするのだ。

 また、特殊なコードを入力することにより、同デベロッパの『Orbitron: Revolution』という作品の筐体を手に入れることも可能だし、ゲーム内のジュークボックスでカスタムサウンドトラックを鳴らすことが可能である。ほかにも今後のアップデートによって新たな要素を追加する予定もあるとのこと。

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日本人にはわかりにくいゲームもあるかも

 本作はジャンルでいえばゲームセンター経営シムになるのだろうが、“自分の好きだったゲームセンターを再現するシム”といったほうがより正確かもしれない。そのため、存分に当時を思い返すといいだろう。……といってもやはり日本人だけに向けた作品というわけではないので、人の思い出を覗き見する形で遊べばいいのかもしれない。

○ 80年代アーケードの思い出には軽く浸ろう 『Arcadecraft』 レビュー
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1543.html


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Arcadecraft 240MSP Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:firebase ジャンル:戦略 & シミュレーション 2013/01/31

 1980年代のゲームセンター経営シミュレーション。
 とはいえ、経営シムとしては簡単なので、当時の懐かしいゲームを懐かしむのがメインか。
 底の浅さはすぐに露呈するものの、見栄えはいいだろう。

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