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NANOスーツを着て楽しくワンマンアーミーになろう 『Crysis』

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不意の良い出会いもある

 「大して期待せずに買ったゲームが面白かった」というのは妙に嬉しいものである。本来ならばあまりやりたくないゲームを遊ぶのは悪く作用するものなのだが、作品の質が良ければそういうこともあるものだ。

 先日、Xbox360のセールで『Crysis』を350円(240MSP)で購入した。ヘタをすればそこらのワゴンや投げ売り中古よりも安い有様であり、まったくデジタル販売のセールというものはかくも恐ろしいものよ。さておき、暇つぶしのつもりだったこの作品、なかなか面白かったのである。

 そんなわけで今更(本作は2007年のPC版を据置機向けにしたものであり、2011年に発売されていたうえ、前述のセールも既に終わっている)になって紹介を書くわけだ。ところで、『Crysis』を簡潔に表すとなると、NANOスーツの力を借りてワンマンアーミーを楽しむFPS(一人称視点シューティング)といったところだろう。

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ステルスしたりすごいパワーで敵軍をなぎ倒すFPS
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積極的に楽しいと言うよりは、ストレスが非常に少ないゲームと言うべきか?

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『Crysis』タイトル画面

 本作の物語は、NANOスーツを来た米軍特殊部隊が「リンシャン島」で捕まっている考古学者を助けに行くことから始まる。ここでは北朝鮮軍が島を占拠しており、それを少数の部隊だけで撃破するのだ。

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筋力強化のおかげで掴めば相手は即死だ

 一見すると無茶な話にも見えるが、NANOスーツさえあれば肉体は恐ろしく強化される。具体的には、スピード(高速移動)、ストレングス(腕力や脚力強化)、アーマー(防御強化)、クローク(光学迷彩)といった要素があり、この能力を駆使してかなり広めのマップを好きに攻略できるのだ。

 このスーツさえあれば、ゴリ押しもできればステルスもでき、木を倒してのおもしろキルなども狙える。しかも、どれも中途半端にかじっていいというの嬉しい。厳しいステルスばかりでいらつくこともないし、面倒な場所は正面から戦う必要もないし、広いマップの探索も高速移動でラクラクだ。

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「物陰からこっそり暗殺 → 数が減ったら大暴れ」なんてこともできる

 ただし、NANOスーツがあれば無敵ということでもない。こちらが有利なのは事実なのだが、NANOスーツはしばしばクールタイムを挟まねばならない仕様なので、うっかりやられることもあるし、敵も意外と頭が良く、消えたこちらを乱射や手榴弾で探してくる。何より、多勢に無勢なのは当然のことだ。

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おかしな死体を見つけたりするのもまた楽しい

 その調整が絶妙で、単に力押しできる無双にもなっていなければ、緻密すぎる戦略を立てる必要もない。そのため、やや乱暴な戦略を練ってNANOスーツの力でそれを実現化するという、気軽にワンマンアーミーになることを楽しめるゲームなわけだ。

僕はあくまで北朝鮮軍と戦いたい

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やはりヒロインはかわいくなかった

 ……と、このシステムが面白かったわけだが、後半になるとこれがなくなってしまうのだ。そういえば、「この『Crisys』はエイリアンが出てからが面白くない」という意見を聞いたことがあるような気がする。

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宙を舞うエイリアンを見ていると、元がPC向けのゲームらしいと思う

 物語の後半(2/3あたりから)、『Crysis』はエイリアンとの戦いを描くことになる。こうなるともはや隠れたりすることができず、逃げたり正面から戦うことを想定した単なるFPSになってしまうのだ。これは選択肢の幅が狭まったようにしか見えず、不評を買うのも無理はないだろう。

 それにしてもなぜこんなことになったのかというと、次のふたつの都合があるからだろう。以下の要素を重視したからこそ、ゲームのシステムが萎縮したに違いない。
  • 物語(エイリアンが一応の主題らしい)の都合
  • ゲームデザインの都合(ゲーム後半ではステージ構成や見た目を変える必要がある)
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エイリアンは人間と違って撃ちがいがないというのもあるか

 もし、このふたつ、あるいはどちらかでも成功していれば、後半部分も見れたものになっただろう。だが、物語は平凡かつ尻切れトンボであり、語る必要すらあまり感じられない状態だ。そして、ゲームデザインとしては、ビデオゲームの不文律を犯しているので問題があるか。たいていのゲームは先へ進むたび、より数値が増えたり要素が増えるという傾向にある。本作は緩急こそつけられているが、ゲームのシステムに関しては後半になると要素が減っているのだ。

 よって、エイリアンが出てきてゲームとして単調になり、かといってそれをカバーするような要素も成功しておらず、なんとも尻下がりになってしまっている作品だ。いっそのこと、エイリアンの基地に入ったらゲームを終わらせてしまってもいいかもしれない。


 そういえば、プレイ中に妙なバグと思しき挙動に遭遇したので動画として記録を残しておいた。これらを意図的に出せるようになれば、妙な遊び方を楽しめるようになるかもしれない。


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Crysis ¥1,900 Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Crytek ジャンル:シューティング 2011/10/04

 2007年に発売されたPC版『Crysis』をCryENGINE 3で描写した据置機版。
 身体能力を強化するNANOスーツを着て、さまざまな方法で北朝鮮軍を倒して考古学者を救うFPS。
 ……と思いきや、後半はエイリアンとふつうに戦うFPSになる。

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