忘れていたゲームは、忘れたままで良かったのかもしれない 『Little Acorns Deluxe』

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よそのハードを調べていてXbox360の記憶を掘り起こす

 Nintendo 3DSのダウンロードソフトのカタログを眺めていると、『スーパーリトルリス3D』という、いかにも洋ゲーをテキトーにローカライズした題の作品があった。それを見てみると、なんとこれは『Little Acorns』ではないか。

 その『Little Acorns』はiOSで配信されている作品だが、Xbox360のインディーズゲームでも『Little Acorns Deluxe』として配信されており、おまけに価格は80MSPである。3DSのほうでは500円なので、これを買うならXbox360で遊んでおくか……、という流れから、すっかり忘れていた本作に手を出した。

 実は、デモ版を触った段階では本作に対して割と良い印象を抱いており、それならばと考えたのだ。が、忘れていたということは、忘れてしまって問題ないということでもある。

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『Little Acorns Deluxe』タイトル画面
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無難かつ安価ならば……という立派なゲームなのだが

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パワーアップ・アイテムを生かしてドングリ集め

 さておき、『Little Acorns Deluxe』は制限時間中にドングリをすべて集める2Dアクションである。敵にあたっても移動速度が一時的に落ちるだけで、ミスなどもない。実にのんびりとしたゲームなのだ。

 また、ステージを早くクリアしたり、ドングリを集めたあとに出現する果物を収集するといったやりこみ要素とでも言うべきものもふんだんだ。おまけにステージ数は80ステージも存在している。

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ロープを使って子リスを集めるステージも

 更に、ロープを使って大ジャンプをしたり、その慣性を使ってブロックを破壊したりと、ドングリ集めはなかなかにたいへんである。しかし、これも家族のためだ。

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やはり冬のステージは足元がすべる

 もっとも、このリスもこのリスで、手に入れた衣装を着替えたり、移り変わる季節を楽しんだりするのだからなんというか。まァ、退屈なままよりは楽しんだほうがいいのかもしれない。ましてや本作、ふたり同時プレイもできることだし、仕事は簡単でより楽しいほうがいいだろう。

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子供が窒息死するのではないかというほど集める

 こうして季節を通じ、ひたすらにドングリを集めるゲームなわけだ。なお、ステージは4年間分ほど用意されている(1年で20ステージ)。

そもそもクリアまで遊べないほど早く飽きた

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ボスが登場するステージもあるにはあるが……

 と、かなり真っ当なゲームであり、品質も良いのである。アニメーションやキャラのデザイン、そして操作などを見ても、十分な具合といえよう。ただし、僕は1/4ほど遊び完全に飽きてしまった……。

 理由は非常に簡単だ。本作はどこまで行ってもドングリを集め続けるだけであり、しかもステージのデザインがよろしくなく(特に左右対称ステージが多いのが問題で、同じ場所を何度も往復するハメになりやすく)、すぐに慣れて単純作業になってしまう。ましてや新規ギミックが出るのがかなり遅いため、飽きは加速する。もはやドングリ集めの仕事などしたくない。刺身にたんぽぽを乗せる仕事くらいつらい。

 確かにこのゲームは好印象を持つのもおかしくない作品だ。しかし、今まですっかり忘れていたということは、(少なくとも僕にとっては)そこまで訴求力を持っていなかったということでもある。ならば、わざわざ昔の好印象を壊すこそなく、忘れたままで良かったのかもしれない……。


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Little Acorns Deluxe 80MSP Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Team Pesky ジャンル:キャラクター アクション 2013/01/09

 ステージ中に落ちているドングリを集めるリスの2Dアクション。
 操作キャラのリスは衣装を変えることもできる。
 ステージ数も豊富で、やりこみ要素も盛りだくさんである。

コメント

私はWindowsPhone7版のLittleAcornsを ドングリ全4000個回収して実績全解除するまでプレイして 十分に楽しみましたが、客観的に見てみれば SSDMさんの言うとおり 全体を通して左右対称のレベルが多いですし、新たなギミックの登場も遅いし、、、、プレイ意欲の掴みの弱さが目立つ作風ですね。
元々スマホゲーだから 腰を据えてじっくり遊ぶもんじゃなくて 手頃な時間で手頃に遊ぶゲームだと思えば、暇つぶしゲーとしては十分遊べるという性質もあるんでしょうけれども、、、。
私は最初のうちはあまりハマらずに「せっかく買ったし、実績埋めるために最後まで遊ぶか」くらいの感覚で惰性でプレイしてたんですけど、Year3に入ったあたりからSpeedRunのドングリ10個ボーナス狙いでタイムを縮めるのを意識し始めて それで面白みを感じたクチなんですけど、それにしても 新しい敵やらギミックやらの登場が1年おきのくせして新しい敵やギミックが出たからといって劇的な新鮮味が感じられる訳でもないので(マイナーチェンジのタイミングが遅いくせしてチェンジ内容がマイナーすぎて あんま変わってへんやんか的な)、
このゲームを 暇つぶし道具ではなく 1つのゲーム作品として見た場合、「掴みが弱い」という欠点がずっと続いてる所があって、掴みの弱さというふるいを超えて遊べるかどうかが 最大の壁ですね。
長々とすみません

元がiOS向けということで、むしろA47さんの遊び方が正しいのでしょうね。単に据置機には向いてなかったというだけであって。……とはいえ、据置機ではかったるく感じるのも事実ですが。(とか言って、デモ版の雑感では据置機向きとか書いちゃったのですが。)
Xbox360インディーズゲームにはスマホ向け作品の移植も多いので、もう少し据置機向きにして欲しいところではあるのですが、それを期待するのも酷かなァとまごまごしております。
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