MGS2であらゆる古臭さを胸いっぱいに吸う 『METAL GEAR SOLID HD EDITION』 01

まずはカットシーンがとにかく長くてつらい

 僕はPlayStation 2あたりが全盛期のころにゲームから離れており、そのあたりの作品を遊ぶ経験というのがすっぽり抜け落ちている。これは本当に困った話でしかなく、いずれPlayStation 2を買って過去の名作だけでも遊ばねば……、と思ってはいるのだが。

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『METAL GEAR SOLID 2 HD EDITION』タイトル画面

 なんだか昨今はHD化されたPlayStation 2用だったゲームが出たり、あるいは人から借りて遊ぶこともできてしまい、結局は買う時期を逃し続けているのであった。そんなわけで、Xbox360でセール中だった『METAL GEAR SOLID HD EDITION』を購入し、さっそく『METAL GEAR SOLID 2』(以下、MGS2)を遊んでいる。

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ここにたどり着くまですら長いのに、まだ操作できない

 しかし、本作はかなり古い作品(2001年発売)ということもあり、いろいろと問題がある。まず最初につまづいたのは、始まるまでがとにかく長いこと。カットシーン(ムービー)が多すぎて、長い長い長い長い長い。

 そして、スネークがやっと潜入を開始してもまだムービーが続き、それが終わったと思ったら今度は無線が始まり、思わずこのゲームをやめたくなるくらいに長い。無線コントローラーの電源も切れるくらいに長い(こんなのは「ショパン」以来である)。

 もっとも、考えてみればMGS1もこんな感じだったように思える。それにしても本当に映画のようで、ビデオゲームらしさがないと言われそうなくらいだ。が、「ビデオゲームは体験が重要」などと言うのはオタクくらいのものなので、それ以外の人からするとむしろゲームらしさなどどうでもよく、操作しなくても進むこのほうがいいのかもしれない。
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そして古い作品であるという事実もつらい

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一応MGS1からの進歩もいろいろ見られたが、不満の方が大きい

 そして、いざ操作できるようになれば操作体系やカメラワークが古すぎてつらい。カメラは半固定だし、主観視点で銃を撃つのにも複数のボタンを同時押しする必要があるうえ、Xボタンを放して射撃するという現代では考えづらい操作だ。

 ちなみに本作はステルス・アクションなのだが、銃を撃つ機会がなかなかに多い。よって、TPS(三人称視点シューティング)に近い操作・カメラ体系がベストだろう。しかし、十年以上も前の作品にそんなことを言ってどうするのだ。

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HDワキ毛

 ともあれゲームを進めていくと、またカットシーンが入り、少し操作して無線、少し操作して無線というようなことが続き、もうゲロを吐きそうになってくる。そして最初から使える麻酔銃が強すぎるのではないかだとか、死亡のペナルティがなさすぎではないかだとか、それはマップの区切りが多すぎるせいではないかだとか、無線をリアルタイムにすればいいのになどと考えてしまう。

 なお、それらを解決する方法として、現代であればオープンワールドのゲームにするという手がある。そして、現在制作中であるMGS5はオープンワールドだそうなので、どうやら最新作のほうは順当な進歩を遂げているようだ。

雷電パートに慣れてきて、ようやくつらくなくなってきた

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本当の主役なのだが、影の薄い雷電くん

 さて、なんだか文句ばかり書き連ねてしまったが、MGS2のほうは雷電を操作するパートになってようやくエンジンがかかってきた。数時間ほどのチュートリアルも終わり、物語のほうにも勢いが出てきたのでカットシーンが長くても退屈ではなくなってきたのだ。

 とりあえず、最高に楽しい体験などは求めていないので、当時を偲ぶためや、知識として吸収するために本作を遊びたいところだ。まァ、実績解除で何周もする必要があるそうなので、いずれ苦しむのは間違いないのだが。


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METAL GEAR SOLID HD EDITION ¥1,900 Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Kojima Productions ジャンル:アクション & アドベンチャー 2011/11/23

 有名シリーズ作品、『METAL GEAR SOLID』の2と3をHDで遊べる作品。
 このシリーズは、「メタルギア」を巡る壮大な物語がウリのステルス・アクションである。
 2では2009年の新型「メタルギア」について、3では伝説の兵士「ビッグボス」についての物語を楽しめる。

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