文字どおり、「俺の屍を越えてゆけ」なのにかわいいアクション・パズル 『The Useful Dead』 特集

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恐縮だが、パズルを解くために死んでくれないか?

 仲間のために、会社のために、社会のために死ねと言われたとしたら、喜んで死ねるだろうか。われわれであれば容易なことではないが、居酒屋の掛け声のごとく「よろこんで!」と死ぬ連中がここにいる。

 彼らの名前はクリッター。ころころと丸くて愛嬌のある彼らは、仲間のためならえんやこら、死など少しも恐れない! そして、彼らの死はまさしく“役に立つ死”であるわけだが、まったくもって可愛らしくクレイジーな世界である。

 そんな世界をゲームにしたのが、Xbox360インディーズゲームで配信されている『The Useful Dead』という作品である。開発は『Bleed』などを手がけたBootdisk Revolution。価格は100円。なお、本作はPC版もリリースされているが、PC版は2$なので、Xbox360インディーズゲームのほうがお得だ。

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仲間の死がパズルを解く鍵だ!

 本作は前述のように、「越えられない問題があるなら、自分が死ねばいいじゃない!」という仲間の屍を越えてゆくアクション・パズルである。
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パズルを解くのは「仲間の死体を利用する」のがコツ


 さて、タイトルの『The Useful Dead』というところから刺激が強い本作だが、一見しての衝撃はなかなかのものだ。かわいいクリッターたちがあえて自殺をし、その死体で仲間をゴールへ導くというのだから、泣いていいのか笑っていいのやら。

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ジャンプしても、あわれクリッターは針の餌食に

 そして、ゲームルールはまさしくそのままだ。本作は2Dジャンプ・アクション形式のパズルを解く必要があるのだが、まずひとりではゴールである扉に辿りつけない。むしろ死ぬだけだ。果たしてどうすればいいのか(もう答えはわかっている)。

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まさしく屍を超えるシーン

 そう、かわいいネコのようなクリッターが死んだのならば、次に出てきたパンダのようなクリッターがそいつを踏み越えてゴールに行けばいいではないか! なんという美しい自己犠牲の精神か。

 もっとも、彼らが求めているのはお宝である。こんな愛玩動物のような連中でも、金は欲しいのだ。僕だって欲しい。誰だって欲しい。キュートな連中だって意地汚いのである。

はたして何匹のクリッターが生き残れるのか

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クリア時に残りのクリッターと、どれだけ余裕があるか表示される

 ところで本作は、仲間の死体を増やせばクリアが簡単になることもある。できるだけ規定数の死体でクリアしたいところだが、どうしても難しければ連中を殺しまくればいいのだ。ある程度ならクリッターの数に余裕があるため、悩みすぎてつらいと思えたら使ってしまっていいだろう。

 逆に、規定数より少ない死体でクリアできることもあるので、上級者はどれだけクリッターを生かせるかという遊び方もできる。

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仲間の焦げた死体を盾にして進みまくる

 こうしてかわいいかわいいクリッターの死体を、踏み台にしたり、浮かせたり、閉まる扉に噛ませたり、蹴り飛ばしたり、盾にしてゴールを目指していこう。ステージ数はそう多くなく、悩んだとしても1時間以内に終わる程度の内容量だ。気軽に遊ぶゲームとして捉えるといいだろう。

○ かわいい生物の自殺による自己犠牲パズルは、重く捉えず遊ぼう 『The Useful Dead』 レビュー
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1677.html


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The Useful Dead ¥100 Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:Ianthraxx ジャンル:パズル & 雑学クイズ 2013/09/24

 「俺の屍を越えてゆけ」的なかわいいアクション・パズル。
 具体的には、仲間の死体を利用して謎を解くゲームである。
 見た目と裏腹なゲームシステムが魅力だ。

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