もしや、これは暗殺するゲームではなかったのだろうか? 『Dishonored』 03

殺すほうが楽しいのだが、殺さないほうに誘導されているような

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人殺しをしないとエミリーが素顔を描いてくれるが、人殺しの顔に描かれている気がする

 しばらく放置していた『Dishonored』の二周目をはじめ、とりあえず不殺かつ未発見でクリアすることができた。人を殺さないローカオスで進めていくと、エミリーがふつうの絵を描いてくれたり、街の状態がよくなったりするが、そこまで大きな変化はなかった。

 殺しまくりのハイカオスではキャラの言動に矛盾が出てくるうえ、リザルトには「誰も殺さなかった」といった項目があったりそれが実績にも関連しているため、おそらくこのようにローカオスで進めていくのが理想なのだろう。しかし、それはそれで新たな疑問を産むことになった。

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どこにいても気絶していても無力化されるとここで兵士に追い詰められる摂政伯爵

 何が問題なのかというと、この作品は暗殺をさせたいのかそうでないのかよくわからないのである。というのも、基本的に不殺かつ未発見で行くと安定した行動を取りがちになるのだ。

 まァ、安定したルートを行ってしまうのは自分でやめればいいのだが、問題は殺し方だ。殺す方法はたくさんある。目標の居場所は変わることが多いし、どんな武器や魔法で殺すかも多岐に渡る。しかし、殺さずに相手を無力化する場合、決まりきったオプション任務(あるいはサブクエスト)をクリアするだけになるのだ。

 また、物語的にも殺さないことには違和感が残る。主人公であるコルヴォを陥れた摂政伯爵(上記画像の人)は、どう考えても復讐したほうがよく、実際にゲームでも「コルヴォがあえて自分の顔を見せて追い詰める」ことができる。しかし、結果的には殺さないほうがシステムや物語上で評価されるのだ。

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グッドエンドでも相変わらずお顔の造形が不細工でおられるエミリー王女

 正解はおそらくどちらというものでもなく、選択できるものを用意したということなのだろうが、それならそれで無力化する選択肢もいくつか欲しかったところ。もしくは、基本的に殺すほうが手間のかかる作りではなく、無力化のほうの難易度を上げるなりの措置が欲しかった。

疑問を抱えたまま本編は終了

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本編分の実績は全解除できた

 ともあれ、二周目は特に感慨もなく進んでゆき、実績も取得完了となった。あとはDLCに移っていくことになる。

 なお、余談となるが「万能」という実績がなかなか取れなかったため、それについて付記しておく。この実績はすべての武器で敵を殺すというものだが、炸裂弾は直撃させてはならず、地面や壁などに当ててその爆発で殺さねばカウントされないらしい。なんとも難儀な実績であった。
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