もしもマシンが作れたら、効率化してすべてを台無しにしてしまうだろう 『バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦』

無料だからというのもあるが、クリアするだけで精一杯だった

 もしもピアノが弾けたなら、もしも一流の文章が書けたなら、もしも金が腐るほどあったら……。しかし重要なのはそこではなく、思いを形にすることである。

BKGarage_04.jpg
大空を行くレース・チャレンジは、正直なところ疲れが貯まった

 さて、先日Xbox Liveで無料配信されていた『バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦』をクリアしたのだが、最初はよかったものの終わるころには頬がこけそうだった。

○ 【Games with Gold】2014年3月上旬の無料ゲームは、あのクマとトリが8年ぶりにマシン作りの仕事をする! 『バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦』
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1736.html

 このゲームは自由に乗り物を作り、各地にあるレースやモノ集めなどのチャレンジをクリアしていくゲームである。また箱庭ゲームとしての側面もあり、パーツや音符(金に相当するもの)を収集するという要素も存在している。

 してつらかった原因が何かというと、それは前述のように、僕がどんなマシンを作りたいかなどという考えが一切なかったからなのだろう。

使う気がなければ道具なんて無意味だ

BKGarage_01.jpg
僕がはじめて作ったマシン(当然のようにクソだった)

 本作はさまざまなチャレンジが用意されているが、大きく分けるとレース・運搬・敵の破壊の3種類に分類できる。そのため単にクリアするだけなら割と単純で、重要なのはいかにひねったマシンでお題をクリアするかというところなのだろう。

 たとえばナッツを運ぶチャレンジであれば、でかいマシンで収集器を壊してそれを逆にナッツのほうへ運んでいったり、レースであれば道を無視できるようなマシンを作っていったほうがよい。選択肢が多いのだから、馬鹿正直にお題をクリアするのではなく、頭を捻ったほうが楽しいのだ。こうなると、選択肢が増えるパーツ集めも楽しくなるに違いない。

BKGarage_02.jpg
パーツが欲しくなければただ面倒臭いドタンバたうんの探索

 ただし、何を作るかを考えられない人もいるわけで、そういった人のためにはあらかじめ設計図が用意されている。それに少し手を加えるだけで大方のチャレンジがクリアできるわけだが、それをやってもあまり面白くはない。

 マシンの動力を強化すればレースは簡単になるが、ただ足の遅い相手をからかう作業にもなる。効率的にものを運べるマシンを作れば便利だが、それは退屈な仕事か何かではないのか。こうなるとゲームプレイは楽しくもなくなるわけで、作るべきはそういうマシンではないのだ。

BKGarage_03.jpg
マシン固定のチャレンジがあるのも微妙な気がする

 はじめから考えやアイデアとでも呼ぶべきものがあるからこそ、作るのが楽しくなる。つまり、“もしもマシンが作れたのならば”というのは正しくなく、なんらかの案があるからこそマシンなどを作る技術が後からついてくるのだろう。
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

ジャンルは変わっても、特有のノリは健在で
パネキットなんかで自車の作成は難しそうと思ってたんですが、このソフトは乗り物をつくるのがほんと簡単で
コンプまで遊んだくらい箱〇の中でも特にお気に入りのゲームでしたね

機体のバランスさえ取れていれば動くというのは手軽でいいですよねー。
マシン作りが好きという人でも、ガチガチすぎるのはさすがに難しいでしょうし。
非公開コメント