『タイタンフォール』は対戦を楽しむゲームかと思ったら、カジュアルなプレイヤーに向けられた数値稼ぎを楽しむゲームだった 『Titanfall』 02

いきなりだが、『Titanfall』に少し失望し始めていた

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やはりタイタン同士の戦いは迫力満点である

 週末に『Titanfall』を15時間ほど遊び、ようやく本作を少しずつ理解できるようになってきた。このゲームは、オンライン対戦が題材だが、対戦自体にそこまで深い意味があるわけでもなさそうなのである。

 前回の記事タイトルに“ひとりプレイ用キャンペーンのような盛り上がりのあるオンライン対戦”と書いたが、本当にそのままだった。どういうことかというと、対戦ゲームとして奥深いというより、あくまでひとりで遊んでいるような印象が強いのだ。

○ それこそ、ひとりプレイ用キャンペーンのような盛り上がりのあるオンライン対戦! 『Titanfall』 01
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1758.html

 オンライン対戦なのにひとりで遊んでいるとは、どういうことなのか。それは、このゲームが対戦以外の部分でも楽しめるようにしているのが原因である。
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誰でも遊べる数字稼ぎマルチプレイ

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命中率・勝率・キルレートなど、数値の表示は非常に充実している

 近年の『Call of Duty』シリーズには、あまり対戦に慣れていないカジュアルなプレイヤーも楽しめるオンライン対戦が用意されている。それはこの『Titanfall』にも受け継がれているのだが、具体的にどういう内容なのかというとオンライン対戦の姿を借りた数値を稼ぐゲームなのである。

 たとえば、武器をアンロックすることを目的にしたり、特定条件をこなすチャレンジに挑戦してみたり、キルレートを上げるようにしてみたり、何より経験値を溜めてレベルアップしていく楽しみがある。勝利できずとも、そういう数を稼ぐ遊び方もあるのだ。

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チャレンジを達成すると報酬が手に入るので、これ狙いのプレイになっていく

 ただしこの数値を稼ぐ遊び方、問題も孕んでいる。勝てないでも楽しめるということはつまり、勝敗は割とどうでもいいわけだ。よって、勝敗を決める対戦がないがしろになっていると言える。

 はっきり言って僕はこの数値を稼ぐゲームが好きではないので、だいぶがっかりした。オンライン対戦がウリのゲームなのに、勝敗を決することそのものに無関心でいいのだ。発売前から対戦を楽しむゲームだと思っていただけに、衝撃は大きい。

 とはいえ、酸いも甘いもあるオンライン対戦FPSに、砂糖をぶち込みまくったカジュアル・オンライン対戦FPSだと捉えれば高評価になるだろう。演出も激しくて触っているだけで楽しいし、慣れてきたら数値を溜める部分を味わえばいいし、フレンドと一緒にだらだらと遊ぶのにも向いている。

価値のある一作であることは間違いない

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タイタンだらけのルール、「LTS」がお気に入り

 そんなわけで急速に飽きつつあったのだが、「ラスト・タイタン・スタンディング」というルールはかなり別格で面白かった。これは最初からタイタンに乗った状態で始まり、相手のタイタンを全滅させれば勝利となるルールだ。

 タイタンでの戦闘はチーム・プレイが重要となる。パイロットでの戦闘はバラバラに動いていてもなんとかなるが、逆にこちらは団結の差が如実に出るのだ。更にパイロット武器のチャレンジはほぼできないようなものなので、勝敗を決める部分の比重が大きいのだ。

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変なレアカードを使ってフレンドに見せびらかすのも面白いぞ

 ほかのルールは大雑把に遊べる感じだが、それでもフレンドと一緒ならば印象は変わるものだ。対戦をないがしろにしている部分があるのは残念だが、やはり作品の出来は立派なわけで、みんなで気軽にワイワイと遊んでいると楽しいのである。

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