1ステージが10秒しかないサシミ・シューティングは、めちゃくちゃであり味わい深い! 『Shutshimi』 レビュー

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刹那の10秒と、アイテムの駆け引きを楽しむサシミ・シューティング

 『Shutshimi』(シュシミ、あるいはサシミ)は、2014年5月7日にXbox LIVE インディーズゲームで配信された10秒区切りで展開されるハチャメチャな横スクロール・シューティングである。開発はNeon Deity Gamesで、価格は103円となっている。

 10秒ほどステージ(Wave)を遊ぶと10秒ほどショップ・タイムになり、そこで3つの中からアイテムをひとつ選ぶとまたステージに戻る……、ということを繰り返す形式になっている。

 ゲーム内容の詳細については特集記事を参照されたし。

○ 1ステージ、わずか10秒ほど! 刹那の盛り上がりに生きるのがサシミ・シューティングである! 『Shutshimi』 特集
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-1770.html

とりあえず、いきなり理不尽な世界に引き込んでくれる

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 まず、サシミ・シューティングはその破天荒さがウリだ。ひとつのステージは10秒しかないし、ショップでアイテムを選ぶといきなりパーティー・タイムになって画面が光りまくったり、帽子を手に入れれば主人公のマッチョ魚がガイル風になったり(BGMまで変化する)、ポケモン風にもなったりする。


 かわいらしくふざけているドット絵と、10秒間に一定のリズムを刻み続けるBGMが相まって、その雰囲気はすぐプレイヤーに伝わることだろう。このゲームはその10秒をいかに楽しむかが重要か、と。

ランダムの上に存在するアイテム選びの戦略

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 しかしこのゲーム、駆け引きの部分もかなり良くできている。ステージ生成やショップの品は条件付きのランダムだが、単なる運ゲーにはなっていないのだ。

 まず、アイテムは効果がわかりにくくなっているのだが、テキストの読み方のコツさえ捉えれば、任意のアイテムを選ぶことはできる。また、悪い効果のアイテムを取得してしまったり、良いアイテムが出ない(運が悪い)にしても、シューティングの腕を鍛えればカバーできるのだ。

 つまり、運要素を実力と経験で克服していくという、ローグライクに似たような楽しみが存在するのである。掴みはよろしく、かつしっかり噛むとランダムで構成されたシューティングの楽しみも出てくるという、なかなか味わい深いゲームなのだ。

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 おまけ要素も充実しており、特定の条件をクリアするとパーティー・タイム閲覧モードが、Normalモードをクリアするとボス・ラッシュが解禁される。ほかにもゲーム内アワードや帽子集めなど、103円のわりにはそこそこ内容量が用意されているだろう。

 はじめはぶっ飛んだ展開に笑い、繰り返し遊ぶと上達の楽しみを味わうことができ、気に入れば更なるやりこみも可能と、なかなか充実している。気が向いた時にちまちまと遊ぶ小さなゲームではあるが、このサシミは存在感のある一品に仕上がっているといえよう。


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Shutshimi ¥103 Xbox.com詳細ページ
デベロッパー:awppy ジャンル:シューティング 2014/05/07

 10秒でステージ(Wave)が終わる横スクロール・シューティングである。
 その後、10秒のショップ・タイムがあり、選んだアイテムでゲームが大きく変化する。
 ランダムによって導かれた各10秒を、笑いながら楽しむのがこのゲームの楽しみ方だ。
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