Wii U『ブタメダル』はむしろ課金しないほうが楽しいゲームだった

おまけで期間限定のゲームとしてはなかなかだぞ

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 2014年7月22日、Wii Uの決済に交通系電子マネー(Suicaなど)が使えるようになった。それに伴い『ブタメダル』というゲームが配信されたのである。

 本作をはじめるとゲーム内で使えるメダルが30枚もらえる。更に、Wii Uに残高を追加するとそのおまけでメダルがもらえるようにしてあるので、対応したSuicaをさっそく試してみてくれというキャンペーン用の作品なわけだ。なお、2014年8月31日までの期間限定でしか遊べない作品である。


 ゲーム内容としては、スティックをはじいてメダルを飛ばしゴールであるバケツを目指すというもの。パチンコのように見えるが、れっきとしたアクションパズルである。各ステージには解法が用意されているので、それを見極めつつ微調整をして少ないメダルでクリアを目指すのだ。

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 『ブタメダル』はかなり単純なゲームではあるものの、これがよくできている。ステージ構成はしっかりしているうえにメリハリがあるし、何よりメダルの残量がなくならないようにプレイすると程よい緊張感が湧いてくる。一応はステージ中にある星を一定数集めるとメダル残量が増えるチャンスもあるものの、失敗する数が増えれば次第にメダルは目減りしていくので、うまくクリアできると喜びが増すうえ更に遊べるのだ。

 そんなわけでワールド2の途中まで遊んでいたのだが、そこでメダルが尽きたので一度やめにしていた。そして後日、残高を追加する必要が出たので『ブタメダル』のメダルもついでにもらったのだが、それが大きな間違いだった……。

残高追加は100円くらいで済ませたほうがよかったかも

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 というのも、残高を追加してメダルが累計600枚くらいになった途端、ゲームがつまらなくなったのである。その理由は非常に簡単で、僕にとって本作は「少ないメダルでいかにうまくクリアするか」を楽しむゲームだったのだから、たくさんメダルがある時点で楽しみが破綻するのだろう。

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 少なくともメダルをなんとなくはじく楽しみは残っているが、あの緊張は失われてしまった。課金(厳密には残高追加のおまけだが)をするとゲームがよりつまらなくなるとは、いやまったく驚きだ。正確には、メダルの追加がなくとも(あるいは追加が少額でも)楽しめるようにしただけなのだろうが。

 チートといった数値の書き換えもそうだが、プレイヤーがゲームバランスにあっさり手を出せることの危うさを再度知ることとなった。そのあたりを崩せてしまうだけで、あっという間に楽しみは蒸発してしまうのだ。
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