Wii U『The Wonderful 101』を始めたが、僕はワンダフル・ワンダブルオーの+1の辞職を考えている

まずは『The Wonderful 101』の概要

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『The Wonderful 101』タイトル画面

 今月から、『マリオカート8』を早期購入した人向けに特定のタイトルが遊べるキャンペーンが行われている。僕は事前に良い評判を聞いていた3Dアクション『The Wonderful 101』を選んだのだが、序盤にて既に挫折しそうである。

 いや、決してこのゲームがとんでもない駄作でつまらないというわけではない。開発はプラチナゲームズであることからわかるように、ユーモアも小ネタもたっぷりだし3Dアクションとしてもかなり作りこまれている。そう、作りこまれているからこそ、僕のような人間はついていけないのだ。

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名乗りと解説がとにかく長い主人公「ワンダ・レッド」

 さて、本作の物語は、宇宙からの侵略者に対して地球のヒーロー「ワンダフル・ワンダブルオー」が立ち向かうというものである。主人公は「ワンダ・レッド」で、名前を見てわかるように最大100人が集まって戦うのだ。

 そんなに集まって何をするのかというと、「ユナイト・モーフ」という力を使うのに頭数が必要なのである。彼らは巨大な手・剣・銃などに変形することができ、それをアクションでもカットシーンでも使って活躍しまくるというわけだ。

 そういったユニークなシステムだけではなく、戦隊ヒーローもののパロディやジョークが大量に詰め込まれており、単なるムービーや説明場面も楽しませようという意図が見て取れる。よって、立派な作品といえよう。
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主にストレスを感じまくった部分

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この盾付き大砲に何度殺されたことか……

 こう前置きしておけば大丈夫だろうが、それでも面白いかどうかは別の話である。僕がこの『The Wonderful 101』を楽しめない理由は、本作がまるで“2周目からのアクション・ゲーム”とでも呼ぶべき作りだからだ。

 このゲーム、かなり難しい。難易度が高いという意味ではなく、とにかくわかりにくいのだ。キャラは最大で100人とかなり多く視認しづらいし、キャラが小さいのでカメラが近くに寄り全体が把握できないし、敵の弱点や攻撃するべき場所がわからない。プレイヤーへの誘導もあるにはあるが、気づけないのだ。

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足場が崩壊する場面ではカメラの誘導により混乱させられた

 たとえば、上記画像の崩壊する足場のステージだ。行き止まりにつくと足場が壊れるのであせって戻ることまではいいのだが、その後はどこへ行くかわからずに落ちてまたやり直しである。

 何度も落ちてようやく先へ進めたのだが、答えは単純だった。しばらく逃げたら特定の位置で立ち止まっていればいいのである。……せめて逃げられる場所を完全になくすか、もっとカメラを引いて落ち着いたあと先へ行く場所を見せてくれれば、どこで立ち止まるかわかるのに。この段階で「そんなのわかるか!」と怒りそうだったか、とにかく抑えた。

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屋内に入りWii U ゲームパッドで操作する場面も

 また、簡単な謎解きも用意されている。あからさまなスイッチが置いてあるので、これを押せばいいのだなと思ったが押しても何も起こらない。何十回もパンチして涙目になったあと、銃でスイッチで撃つことに気づきようやく先へ進んだ。

 そういえば、鎖を剣で切る場所もまったくわからず同じように詰まっていた。これではまるで僕がバカのようだが、実際にそうかもしれないし、あるいはそういったことができるということを教えず、このスイッチをいきなり出すゲームのほうにも非があるのではないか。

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迫力あるボス戦だが、僕にとっては疑問の嵐だった

 更に巨大なボス戦では、右手を壊したあとに何をすべきかわからずに困っていた。顔を攻撃することはできたのだが、ずっと攻撃し続けてもなんら進まない。ボスも壊れたロボットのように同じパターンを繰り返すだけで、バグでも起きたのかと思った。

 ここでの正解は「ボスの手の先に立ってからユナイト・ビルドで反対側へ渡る」だった。これに関してはヒントが出ることは出るのだが、特定の場所で立ち止まらないとヒントがでない。つまり、ボスの攻撃を避けたり、ひたすらに顔を殴っていた僕は気づくのがずいぶんと遅れたのだ。

 おおまかな問題点はこれだけではなく、小さいものを含めればとにかくもうたくさんある。よってカットシーンの面白さなどもはやどうでもよく、どう進めばいいのかわからない場面が多すぎてWii U ゲームパッドを二つ折りにしたくなることが頻発した。僕が『The Wonderful 101』のパッケージ版を買っていたら、速攻で中古市場という海に放流していたことだろう。

ただでさえ複雑なのに求められるものも難しい

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QTEと呼ばれるものもとにかく多い

 要はこの作品、事前に3Dアクションや本作の常識などを理解してないと進みづらい「二周目からが本番」みたいなゲームなのである。あるいは僕に3Dアクションの適正がないだけかもしれないが、いずれにせよ誰でも遊べる親切なゲームではないだろう。

 なぜこういう作品になっているのかというと、おそらくは制作陣が作っているうちに複雑さに慣れてしまったからだと思われる。本作はきちんとチュートリアルを入れているし、置いてきぼりにしないよう注意をしようという意図もあるが、結局はプレイヤーが慣れるしかない場面が多い。そういう意味で難しく、序盤で既に投げ出しそうなのだ。

 しかし、志を曲げて芯のないフニャフニャのゲームになるよりは良かっただろう。あくまで本作はアクションの腕を高めるような、コアなアクションを楽しむ作品なのだろうから。……当然ながら「101」というタイトルのように、僕のようなマヌケもきちんと取り込めたほうが更にありがたかったのは言うまでもない。

コメント

ユナイト・スプリングとユナイト・ガッツが半ば必須なのに店売りアイテムなのがなぁ…
体験版では初期装備に入ってたんだから製品版もそうしたらよかったのに

障壁を越えられた人には良い作品になりそうなんですが、ちょっとその段階に行くまでけっこう振り落とされそうですよね。

あと、コメントは承認制にしています。ここのところインディーズの新着がなかったのでチェックしそこねていました。ごめんなさい。
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