Xbox One『Project Spark』なら、アクション・STG・パズル・ADVなども作れて夢は広がるばかり!

しかし、僕には夢がなかった

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『プロジェクト スパーク』起動画面

 Xbox Oneで『Project Spark』(以下『プロジェクト スパーク』)が配信されていたので触ってみた。本作は「ゲーム制作ゲーム」であり、さまざまなジャンルのゲームが作れる夢溢れる作品なのだ。

 ……しかし同時に、ものを作るのにも適正が必要なのだなと打ちのめされる作品でもある。まァ、どんなゲームであれ適正が必要なのは言うまでもないが、僕は特にこういう作品に関連したものが欠けている気がする。

 なお、『プロジェクト スパーク』はDL版なら基本プレイ無料である。使用できるオブジェクトなどの課金要素はあるものの、それらをまとめたパッケージ版も販売されているので、買うならそちらのほうが良いかもしれない。

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ユーザーメイドの横スクロール・シューティング

 とりあえず僕はゲームなど作りたくないので、ユーザーが制作したゲームを触ってみる。ジャンルは多岐にわたり、3Dアクションがふつうのようだが、2Dアクションなども豊富であり、『Halo』を題材にしたパロディTPS(三人称視点シューティング)や、果てにはパズル、ピンボール、シンセサイザーなどまでもがある。

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「LINK」が主人公の3Dアクション・アドベンチャー

 とりあえず高評価なものから触ってみたが、どれも手短に作り上げられているという感じか。また、当然ながら英語圏での作品が多くなっており、テキストの多いアドベンチャーなどはつらいかもしれない。

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ドット絵風キャラが戦うタワーディフェンス

 そして、これらのゲームが面白いかどうかと問われると、正直なところ面白くない。まともに動作しなかったりあからさまに制作途中なのは仕方ないが、完成品でも習作が多いのだ。また、本作の性質を無視したゲームも見受けられる。

 とりあえず、このゲームでさまざまなジャンルの作品が動いていてすごいという段階なのだろう。製品版となって人が流入し、既存作品を更にカスタマイズしてより品質を高めたり、亜流が出てくる未来があるのかもしれない。

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「SASUKE」のような障害物回避アクション

 そしておそらく、『プロジェクト スパーク』はゲームを作るほうが楽しめるのだと思われる。何せゲームを作れるゲームというのだから、作ることを楽しむのが目的なのは疑うまでもなかろう。複数人での同時制作や、完成ゲームをマルチプレイで遊ぶこともできるらしいので、みんなでワイワイ騒ぎつつ遊べということか。

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チュートリアルで作り方を丁寧に教えてくれるが、なかなか長い

 そう思いチュートリアルを遊んでみたのだが、ただ面倒な印象しか残らない。よくよく考えてみれば、ゲームを20年以上も遊んできたものの、ゲームを作りたいなどと考えたことは一度もないのであった。となれば、やる気など出ないに決まっている。

 夢が広がるであろう世界で、ひとりしぼんでいる自分がいる。さまざまな可能性があるということは、“可能性がないという可能性”もあるということなのかもしれない。
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