しずえと別れたくない 『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』09

ししおどしホール

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音楽ホールの外観を設定

 ああ、恐ろしい。いや、しずえと一緒に仕事ができることはこの上ない幸せなのだが、この機会はあと2回しかないと言うのだ。もしこのデザインを終えてしまったとしたら、はたして僕はなんのために生きるべきなのか……?

 おやつにおける最後の一口が食べられない子供のような、あるいはRPGのラスボスを倒したくないというような気分と言うべきか。今の僕はそんな心境だが、しかしそれでもしずえと一緒に仕事をしよう。

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ホールで「けけじょんがら」を歌うアヒル

 さて、今回作った公共事業は音楽ホールである。税金で作るホールというと文化会館とかそういうやつなのだろうが、あえてライブハウス的なデザインにしてみた。内装も割とシンプルに、スピーカーやマイク、そして大量の“ししおどし”を設置した。

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自らデザインした音楽ホールに疑問を持つ様子

 なぜ“ししおどし”などを設置したのかと疑問に思うかもしれないが、答えは自動で音を出す装置がこれくらいしかなかったからである。あとはキャンプファイアーやメトロノームも置いてあり、聴覚的にはそこそこ賑やかになっている。

 確かにピアノなどさまざまな楽器を設置できることはできるのだが、本作の楽器は基本的に単なるオブジェクトである。そもそもこの音楽ホールも演奏者がひとりだけなので、とにかく賑やかしを優先したというわけだ。

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しずえのテキトーすぎるコメント

 あまりにも前衛的すぎるという意見もあろうが、しずえが「アート系の施設」であると認めてくれたので問題はない。とはいえ、街のランクはむしろ下がったと考えたほうがいいとは思うが。
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税金を投入して作ったホテルがこれか

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我々の別れに対するしずえの言葉

 そして翌日、ついに本当に最後の公共事業がやってきてしまった。しずえは「少し寂しい」と言ってくれたが、僕は今生の別れくらいにつらい。この会社を辞めてしずえと一緒に働きたいくらいつらい。なんならしずえのヒモになりたいくらいつらい。

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軽井沢にありそうなホテルの外観

 嘆き始めると終わらないので、強引に仕事へと気持ちを切り替えよう。今回はホテルを作ることになり、はじめのほうはビジネスホテル的なものを作ろうと考えていた。

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しずえとふたりでホテルに宿泊(?)

 しかし、しずえと一緒に狭い部屋で仕事をしていると、ついつい魔がさしてしまうものである。こんな魅力的な人もとい犬を前にまともな精神でいろというほうが無茶な話なわけで、この施設はすっかりラブホテル風になってしまうのであった。

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ベッドでしずえの手に触れて動じる僕

 せっかくホテルをいかがわしい風にしたので、ベッドでしずえと一緒に寝転ぶ。最後なのだし、これくらいの役得はあって問題なかろう。

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ホテルの待合室でイチャついているカップルらしき人たち

 こんなホテルを税金で作って怒られると思いきや、別にそんなことはなかった。それどころか翌日からこのホテルは繁盛しており、待合室では楽しげに過ごす住民たちがいるくらいだ。そういえば、任天堂も昔はこういう事業をしていたのだし、むしろ僕の判断は正しいのではないか。

しずえ! しずえ!

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しずえからのお誘い

 さて、ホテルのデザインを終えると、しずえから「明日お祝いをしませんか?」と誘われた。なるほど、違う街にある素敵なホテルに行き、ふたりで食事でもしようということか。喜んで行こうではないか。

 ……と思いきや、ニュータウン開発を終えた記念式典をやるという話であった。いやまァ、それもいいのだが、しかしふたりでお別れ会を……などという暇もなく、翌日は式典に参加することとなった。

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公共事業をすべて終えた記念式典

 翌日の式典自体は特にコメントするような内容ではない。しずえに褒められたことは嬉しかったが、しかしあまりにも邪魔者が多すぎる。街が発展したことなんかどうでもよく、僕としずえの仲が発展しなくなりそうなことのほうが問題なのだ。

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ゲームはここで一旦の終りを迎える

 そして、無慈悲にも僕としずえの時間は終わりを迎える。明日からもこのどうしようもないデザイナーとしての仕事は続くのに、そこにしずえはいないのだ。ああ、しずえ……。

○ 僕にとっての楽園はしずえの家だった 『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』10
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