『Fallout 4』冒険者の手記 #7「人造人間“ニック”」

ホロテープ集めの旅

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 インスティチュートへ向かう前にニックの希望を叶えることにした私は、大悪党「エディー・ウィンター」の居場所を突き止めるためヤツが残したホロテープを探すことになった。そのためには各地にある警察署へ行かねばならない。

 これまで探索していなかった場所へ向かうこと自体は悪いことではないものだ。廃墟からは大量の資材が見つかることもあったし、襲ってくるレイダーを返り討ちにしてサイレンサー付きのライフルを手に入れることもできた。

 しかし、新たな旅は未知なる危機と出会いやすいのも事実である。時には「スワン」なる巨大なスーパーミュータントのような生物と遭遇したり、武装したガンナー集団から必死に逃げ回ることにもなったりした。しかしこのスワンなる生物、白鳥の飾り物を身につけていたようだが一体……。

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 また、南のほうの警察署へ向かう最中には、冷蔵庫に閉じ込められた少年と出会うこともあった。両親の元へ連れて行って欲しいと頼む彼を見ると、つい自分の息子のことを重ねてしまう。結果として彼を守るため奴隷商人と戦ったりと面倒に巻き込まれたが、“旅は道連れ世は情け”というやつである。

エディーの始末

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 さて、10個のホロテープを手に入れニックに渡すと、彼は解析を行いエディーの居場所を突き止めた。ヤツは永遠の命を手に入れるためグールと化し、地下鉄の奥深くにあるシェルターに隠れ出てくる機会を伺っているらしい。

 ニックは居ても立ってもいられない様子であり、レイダーだらけの地下を急いで進んでいく。罠も気にしなければ隠れて進むつもりもないらしく、よほど執着を抱いているようだ。

 そんな無茶をするのも無理はない。ホロテープを集める途中に知ったことだが、エディーはニックの婚約者を間接的に殺したらしい。当然ながら人造人間のニックには直接的に関係のないことだが、記憶を受け継いだ彼にとって重大な事件であることは違いないはずだ。たとえそれが200年前の話だとしても……。

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 シェルターの暗証番号を打ち込み、いよいよエディーと遭遇する。ヤツは200年前の関係者が生きていることを驚くかと思いきや、まったく動じる様子はなかった。それどころかニックをロボットだとさんざんバカにした挙句、銃を構えてくる。そして、戦いは驚くほどあっけなく終わりを迎えた。

人造人間のこころ

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 すべてを終えたニックは建物の外へ、かつてのフィアンセが殺された場所へと向かう。そこで私に、自分の思いを語ってくれた。

 戦前の警察官の記憶を元に作られた人造人間のニックは、過去のしがらみから自由を求めてエディーを始末したがっていた。しかし、それを終えたあと気分が満たされることはなかったという。

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 そして、ニックは“過去の話はすべて今と無関係であった”ことを知る。つまり、過去を清算しようとすることはむしろ過去に囚われているということなのだろう。逆に、今回の行為はただ善行をこなしただけであると解釈することにより、今を生きる自分にとっての自信に繋がると気づいたようだ。

 この荒れ果てた地で正義を遂行し、それを己の存在理由として感じ取る。彼のように、目の前の悲劇に囚われず生きていける人物は、このウェイストランドにどれほど存在するのだろうか。そして、そんな彼の友人として協力できたことを誇りに思う。

○ 『Fallout 4』冒険者の手記 #8「コベナントには何も残らない」
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