『Fallout 4』冒険者の手記 #13「息子の夢と私の現実」

B.O.S.の巣へ

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 インスティチュートのリーダーとなった私は、巨大な原子炉を作動させることに成功し、かつ敵対組織であるレールロードを滅ぼすことも終えた。最後の敵はB.O.S.のみである。

 しかし、B.O.S.はボストンのみならずあらゆる場所に存在する巨大な組織だ。正面から敵に回しては勝てないため、インスティチュートの力を見せつけて彼らを萎縮させることになった。……ざっくり言うと、連中の基地であるボストン空港に、私が単身で乗り込んでなんとかするという話だ。

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 巡回する兵士たちを順番に殺し、この空港の周囲に張られたバリアを解除していく。こうすることにより人造人間たちが乗り込めるようになるわけだが、それはまだ序の口である。

 本当の目的はこの「リバティ・プライム」だ。共産主義者たちと戦うために作られたこの巨大ロボットは、とてつもなく強大な力を持っている。逆に言えば、それを彼らの手から奪ってしまえば戦力が失われ、われわれの恐ろしさも知ることになるだろう。

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 Dr.リーはかつてこのロボットを動かしたことがあるため、関連した知識を持っている。そして、ロザリンドという科学者がコンピューターウィルスを開発し、人造人間に持たせたわけだ。となれば、話は簡単である。

 人造人間がリバティ・プライムにウィルスを流し込むため、私がその防衛を行うことになる。パワーアーマーを身につけたB.O.S.の兵士たちをレーザーで焼き殺しまくり、周囲にはあの気味が悪い化学製品のような臭いが充満した。

 数多くの命が消え、仲間の人造人間たちは破壊され、そしてついにウィルスは流し込まれる。私はコーサーとともに、ワープでこの場を離れた。

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 ウィルスの影響により、リバティ・プライムは自分たちの基地を共産主義者の巣窟と誤認、攻撃し大爆発を起こす。ボストン空港はすべてが火に包まれ、あの激しい銃撃戦が嘘に思えるかのようにすべてが破壊しつくされた。

 私もすでにどれほど人を殺めたかわからないが、ここまでの光景を見せつけられると困惑する。本当にこれでよかったのだろうか? だが……。

さようなら、ショーン

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 インスティチュートに戻ると、ファーザー……いや、ショーンはかなり憔悴している様子であった。B.O.S.に対する作戦が成功した旨を伝えると喜んではいたが、その声にも表情にも生気がない。

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 ショーンは絞り出すかのように、最後の言葉を告げてくれた。組織の今後について、そして父である私に対しての感謝も……。

 ファーザーが本当にショーンなのか疑問を持っていたが、そんなことはもはやどうでもいいのかもしれない。こんな時間の経ちすぎた世界で、私と深い関係を持っていたのは彼くらいのものである。仮にそれが嘘だったとしても、戦前からずっと眠り続けていた私にはもはやその繋がりしかないのだ。

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 そして、ショーンは再び私の前から姿を消すことになる。息子を追ってVault 111を飛び出した私に突きつけられた現実は、またもや息子を失うというものであった。

 私が冷凍睡眠装置で死ななかったのは幸運なのか、不幸なのか。旅を始める前からずっと考えていたが、その答えは未だにわからない。

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 ショーンは最後に、“人造人間のショーン”を遺してくれた。しかし、この人造人間を見ていると心が落ち込むばかりである。私の欲しいものはもはや手に入れることのできないものなのだ。

 こうして私の息子を探す旅は終わった。これからはインスティチュートのリーダーとしての人生が始まるのかもしれないが、もはやそんなものはどうでもいい。荒野で人を助けても、あるいは人を殺しても、思うのは過去のことばかり。気持ちが200年前からついてこないまま、私はボストンを歩き続ける。
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コメント

文才があり、いつも楽しく読ませて頂いています。
falloutは主観からの書き方が共感でき、
同感の思いで見ております。
頑張ってください。

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わざわざコメントありがとうございます。
『Fallout 4』のほうはプレイがすっかり止まってしまって、もしかしたらこれで終わりかもしれません。
気が向いたらまた続きがあるかもしれませんが、あまり期待しないでいただけると幸いです。
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