ソニック ザ ヘッジホッグ(XboxLiveArcade) レビュー

boxsonichedgehog.jpg 『ソニック ザ ヘッジホッグ』は1991年にメガドライブで発売された横スクロールアクションゲーム。今回はXboxLiveArcade(以下XBLA)で配信されているものをプレイした。
 内容は、操作がジャンプと移動だけという至極シンプルな横スクロールアクション。ソニックが高速で走り回り、Dr.エッグマンの野望を阻止するとのこと。XBLAで配信されているものは、「SEGA VINTAGE COLLECTION」のひとつとして、Xbox360用の実績と、どこでもセーブ・ロードができる機能がついている。また、ゲーム画面を広げたりするなどのオプションもついている。

・もとのゲームとして
 恥ずかしながら、僕がこのMDで発売された『ソニック ザ ヘッジホッグ』を遊んだのはこれではじめてである。なので、まずはこのゲーム自体の簡単なレビューを書かせていただきたい。
 現在のソニックシリーズは、ソニックが高速で走りまわるというのも醍醐味のひとつらしいのだが、この作品では走りまわることがほとんどない。ゲームシステム的にかなりうまくならないと走り回ることができないし、難易度もなかなか高く、多くのプレイヤーは慎重に1upやコンティニューを狙ってリングを集めることになる。後半に至っては、即死トラップなどもあいまって、さらに慎重にならざるをえない。操作は簡単でよいが、良くも悪くも、単なる横スクロールアクションという感じではある。
 前述のようにゲーム難易度的にも昔の作品らしく、1upやコンティニュー権をしっかりと稼いでいかなければならない。しかし、後半の難易度が高いコースはもちろん、前半のコースも内容を覚えなければクリアは難しいだろう。今現在の、やさしいアクションゲームに慣れている人にとっては突き放されているように感じるかもしれない。ただし、XBLA版においてはどこでもセーブができるので、クリアできることはできる。当然、それには問題がはらむのだが、それについては後半で語ろう。

 次は横スクロールアクションゲームとしての出来について。
 出来はふつうであるが、気になる点がちょくちょくある。ソニックのわかりにくくやたらでかいあたり判定が問題のひとつである。ちょっとだけ物にはさまれただけで即死してしまったり、頭が弱点の敵にダッシュ攻撃で敵の頭へ突っ込んでもダメージを受ける等、理不尽に思ってしまう場面は多い。
 また、ステージのつくりが単純すぎる。このゲームは1ワールドにステージが3つずつ用意されているのだが、その1つのワールドの、3つのステージすべてどれもこれも似通っている。同じ種類のワールドで同じグラフィックを使っているせいだけではなく、仕掛けや構成をも丸々使うことがあり、1つ1つのステージに特色があまりない。時々、自分はステージの何番目をやっているのかわからなくなることがある。
 以上のことから、特に優れた点のない横スクロールアクションに、不満がトッピングされている感じになっている。

・XBLA版として
 XBLA版ではどこでもセーブできる機能がついている。これを使いまくってしまえば、もともとの1upを稼いだりコンティニュー権を稼ぐ必要がなくなる。ただし、このゲームは覚えるゲームである。コースの難所や注意点を覚え、何回もやりなおし、それをうまくできるようになって快感を覚える作品だ。それを覚える必要なくクリアさせるということは、魅力をほとんど台無しにするといってもいいだろう。
 もちろん、プレイヤーがしっかり考えをもって使えば楽しみを増幅させることができるだろう。しかし、プレイヤーに与える権利としては、いささかゲームの面白さを失わせてしまう危険性があるように思えるのだ。悪い方法で使ってしまい、ただイライラするだけのゲームと受け取ってしまうプレイヤーもいるに違いない。
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