フェナックむら ものがたり レビュー

webboxfn.jpg 『フェナックむら ものがたり』はインディーズゲームで配信されているアクションRPG(+アドベンチャー)。製作者は神無月サスケで、アクションゲームツクールで開発してある。

 フェナックむらという小さな村に住む主人公が、ひょんなことから宝が隠されている洞窟を知る。そこを探検し宝を見つける、というゲーム。
  『ゼルダの伝説』まんまの見下ろし視点のアクションRPG。ダンジョンに潜り、敵を倒し、謎解きをしながら奥までいく。
 はっきり言ってしまえば問題は山積みなんだが、クリアまでプレイできたというのは大きい。途中で投げ出したくなる作品が多いインディーズゲームではいいほうだ。何より大きいのは、敵との戦闘や操作がまともに感じられたことと、スケールはフェナック村のごとく本当に小さいが、ちゃんとまとまっているところだ。また、体験版だけでクリアできるように(?)、セーブポイントが各所に置かれている。他の良い点としては、グラフィックが可愛らしくまとまっていることか。

 さて、山積みの問題に取り掛かろう。やたら多くの問題を提示するが、これらを解決できればかなり良い作品になりうるからこそ、問題が多く見えたのである。
 まず、文章に違和感を覚える。ほとんどひらがなで会話が進むのはいいが、文節毎にスペースが入っているのに、句読点が打ってあったり打ってなかったりする。また、一応はファンタジー系の設定なのに、ギャグ漫画のような会話が繰り広げられるのは面を食らう。
 そして、音がでかい。割れている。次に気になるのは当たり判定で、特にキャラや壷の当たり判定はおかしい。それに加え、画面切り替えにも問題がある。切り替え時に時間間隔がないため切り替えが多いと混乱する。(このあたりはアクツクで製作するとなりがちなのか?)
 また、RPGとアドベンチャー要素はあってないようなもの。魔法や回復アイテムはほぼ無価値。セーブポイントで全回復しなければ、回復アイテムはまだ役に立っただろう。謎解きも非常に簡単で、頭を悩ませる必要はまずない。
 トドメに、ラスボスが攻撃しているだけでハマってしまう。いくらなんでも簡単すぎだ。ハメなきゃハメないで、当たり判定のせいでダメージをガシガシ食らってしまう。また、雑魚敵もあまり戦う価値がないので、どうにかして戦う必要性を持たせるべきか。
 全編ひらがなで書かれていること、難易度が低いこと、バランスも緩め、ということから対象年齢をやや低く考えていることを読み取れるが、それでも簡単すぎる。

 とにかく、バランスと問題のある挙動を直せば、小さなスケールではあるがちゃんとした作品になるはずだ。ダンジョンを潜って敵と戦う、という基本的な部分の出来は悪くない。
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