インディーズゲーム製作者の方へおくる、「プレイヤーが求めるゲーム」

* すいません、「プレイヤーが求める」と書いてはいますが、僕の趣味が多いです。ただし僕の視点からだとしても、Xbox360インディーズゲームをそこそこ見ている人間の言うことなので、いくらかは信頼していただけると思います。そして、ある程度までは的確である意見だとも自負しております。
 こんなことは書く必要がないと思いますが、僕のアドバイスとして読んでいただき、その中から自身で取捨選択をしていただければ幸いです。
 さて、日本でもインディーズゲームが開始されてしばらくたち、多くのプレイヤーはどんな場所なのか理解してきたところだろう。同時に、製作者もどんどんゲームを出していきたいと思っているかもしれない。
 そこで今回は、製作者の方たちへ「プレイヤーが求めるゲーム」というものを伝えていきたい。もちろん、インディーズという場なのだから、自分の好きなゲームを配信してもいい。しかし、それがプレイヤーの喜ぶ作品とは限らないだろう。
 もちろんプレイヤーたちは、豊富なボリュームを持ち多様な楽しみ方のある素晴らしいゲームを待っている。しかし、そんなものを作るのは才能を持った人間たちが多大な労力と金を費やし、はじめて完成するものだろう。そこで、ある程度現実的であり、求められている作品のポイントを記していきたい。


・パズル、シューティング、タワーディフェンスはもういらない
 この2つのジャンルについては、お腹が張り裂けそうというのがプレイヤーの総意であると言っても言い過ぎではないだろう。パズルは国内外問わず、古典的なものから特殊なものまで多い。シューティングは、特に海外勢が作成した全方向(全方位)シューティングが吐き捨てるほどある。はっきりいって、ありすぎる。タワーディフェンスは、インディーズでやるならパソコンでフリーのものをやる。
 なので、できればこのジャンルは避けてもらいたい。よほど面白く革新的なものができるというならば、問題はない。あるいは、古典的なものや有名なパズルを、インディーズに移植するような行為は受け入れられるだろう。

・実用系アプリもいらない
 そもそもゲームじゃないので論外。実用機能そのものは欲しくない。

・プレイヤーに対する親切さを大切にして欲しい
 操作感覚をよくし、チュートリアルを親切なものにし、難易度は低めで最後までプレイできるゲームが欲しい。とにかくゲームで遊ぶ上で、つらくなるものを排除していき、わかりやすくしてもらいたい。遊んでいて辛くならなければ少なくとも暇つぶしにはなり、それが好評価へと繋がるだろう。面白さというものが作ったゲームにあるか、ということを考えるのではなく、とにかく「ちゃんと一通りプレイできるゲームか?」ということが大切である。
 数も多く、ひどいゲームが多い現状ではちょろっと見て投げ出されても仕方が無い。とにかく親切にし、投げ出されないことが大切だろう。

 もちろん、煮詰まった面白さを提供してもいい。きちんと練られたシステムで深い面白みがあれば、必ずユーザーは振り向いてくれるだろう。更にとっつきやすさがあれば人気は出るはずだ。
 ただし、同人で作ったものの面白さはたかが知れていることが多いし、作るにしても時間が掛かりすぎたり、他所の部分がおろそかになる可能性もある。何より、大規模な面白さはふつうの商業ソフトで満たそうとする人が多い。インディーズでやるには向いていないのではないだろうか。

・オンラインプレイは、まず必要ない
 『麻雀三六荘』のオンラインはありがたいが、『Hot Potato Online』のオンラインはあっても誰も喜ばない。つまり、オンラインを用意する労力があるなら、一人プレイ用のゲームにしてゲームそのもの磨いたらどうだろう、ということである。
 そもそも商業ソフトでさえオンラインプレイはとってつけたようなゲームが多いのだから、インディーズという場で「出来るからとりあえずやる」というのは考えなくてよいだろう。プレイヤーはあのソフトにもこのソフトにもオンラインがあればなーとは思うが、実際についていてもやるのは一握りだけだ。

・グロ描写と萌えは嫌でもウケる
 小学生に下ネタを言うようなものだが、とりあえずグロテスクで強烈な表現をゲーム中に出せばとりあえずウケる。それこそ、ゲーム性が皆無でも。もちろん一時的なものになる可能性は高いが。
 ただし、冗談っぽさもちゃんと入れて欲しい。『Gears of War』のようなバカみたいな血しぶきや、『DEAD RISING』のような残酷な描写を笑いに繋げるようなものも必要だろう。

 萌えも、中身が伴って無くても人気は出るだろう。ただし、中身がなければグロと同じく一時的なものと考えたほうがよい。
 現状のインディーズゲームでは特別に秀でた萌えキャラクターというものはいない(萌えをはずせば、らしいものはコロンくらいか)ので、いわゆる萌えキャラで、インディーズを代表するようなキャラクターはプレイヤーが求めているものだろう。

・デザインは安っぽくならないように
 インディーズゲームで何が一番つらいか。それは安っぽさである。場違いなフォント、あまりに稚拙な背景や音楽、ついでに丸い円や球のキャラクターたち。これはプレイしていて本当につらい。
 商業作品のように豪華絢爛でカッコよくあれということではないが、せめて安っぽさのようなものを感じさせて欲しくはない。どんなものであれ、家庭用ゲーム機で金を取る立場にいる以上、製品としてしっかりあって欲しいというのがプレイヤーの思いだ。


 だいたいこんな感じだろうか。いろいろ注文をつけたが、結局は同人なので、プレイヤーの求めるものより製作者の都合のほうが優先されるだろう。それでかまわない。遊べるだけでありがたい話である。
 それでも、もしこの中で出来ることがあれば考えてもらいたい。どんなことがあろうと、やはりゲームを遊ぶのはプレイヤーであることもかわりが無い事実なのだ。
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コメント

シューティングはいらないとか言ってるが、横スクロールや縦スクロール系は少ない
のでもっと出て欲しい
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