Left 4 Dead 2 レビュー

boxjpleft4dead2.jpg 『Left 4 Dead 2』はValve開発のFPS。前作のレビューはここを参照していただきたい。

 前作と概要は同じで、ゾンビ(感染者)が大量に現れるので、4人の生存者で協力することによって撃退し、街を脱出するというのが簡単な概要。今作では、新規モードとして、少し違った8人対戦の「スカベンジ」や、キャンペーンCoopの難易度上昇版「リアリズム」が追加されている。また、新感染者・アイテムが追加されたり、AIディレクターもパワーアップしているとのこと。


・『Left 4 Dead』からどう変わったか
 『ロックマン』が『ロックマン2』になったような程度の変化である。アイテムが増え、敵が変わり、ステージが一新され……1が2になる程度のかわり具合だ。

 前作は小部屋に篭れば超楽勝というゲームだったが、今作では中くらいの部屋に篭れば超楽勝というゲームになっただけである。パターンを見つけられて、すぐにおしまいなのは前作と変わらなかった。
 前作はAIディレクターで何度も斬新なゲームを遊べるという、詐欺に近い広告があったが、今作でもその詐欺みたいなものは健在。AIディレクター2は、何をどう働いているのか謎。アイテムの配置と敵の湧き方を制御しているんだろうが、完全にランダムにしたとしても違いがわからんだろう。これに関しては、とにかくガックリする。毎回違う楽しみを味わえるというのがウリなのに、それがやっぱり嘘なのだ。


 しかし、これで3なんかを出すのであれば、もっとパターンの変化を激しくつけるべきである。結局のところ、どのステージでもやることや敵の現れ方は変わらない。その部分はそれこそ、『ロックマン』のようにパターンを見つけることに苦労させ、クリアできたときの喜びを与えるゲームにするべきだ。2になってもタンクとラッシュを凌ぎ出来るだけ走る、というところは変わらずぜんぜん進歩がない。


・新モード
 新対戦モードの「スカベンジ」はそこそこ面白く、システムも練られている。プレイ時間も短くなるよう考慮されているし、良い…んだが、良いせいで後述の対戦モードがひどくなっている。

 新Coopモードの「リアリズム」はなんとも微妙である。通常感染者が固くなり、味方やアイテムのオーラが見えなくなったりするというモードで、味方との連携を鍛えるためにあるらしい。…しかし、そういう風に難しくなろうとも、意味があるようにはほとんど感じられない。あるとしたら、BOTがさらに使いにくくなったということだけだ。
 特に、リアリズムというモードと同時に、マグナムピストルという武器を追加したのには疑問しかもてない。


・対戦のうんこっぷり
 もっとも感動的で、言っておかねば気がすまないのが対戦のクソっぷりである。前作と違い、ロビーリーダーが好きでローカルホストになることができるようになった点は褒められる。だが、褒められるのはそこだけだ。

 前作のDLCで、短い対戦用マップが配信されたというのに、また対戦を長~~く戻してくれた。これだけで途中抜けをする人間が爆発的に増えてしまう。おまけに、PC版にはない謎の「生存者戦闘不能ボーナス」というものがあり、点数差を広げる。おかげで勝敗が明確な試合が増え、途中抜けがボロボロ起こる。おかげでゲームがまともに成立しない部屋が多数だ。
 スカベンジでは、後攻のチームが相手の点数を超えた時点で終わる。しかし、対戦では逆転不可の状況になっても終わらない。システムのクソさがにじみ出ている。

 おかげで対戦は胸クソ悪い気分を覚えることが多い。プレイヤーの質も悪いが、そもそもゲームシステムがクソだ。 



 1では「確かに面白いが微妙」という感じだった。2になって、「1の微妙さを改善しようとしてるけどやっぱ微妙」というものになった。1は十二分な可能性を秘めた作品だが惜しいものだと見れたが、2で同じことを繰り返されるとガックリする。やはり、飽きが早いただの大味なゲームだ。
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