クソゲーの臍の緒はローカルルールか

 オンラインゲームには、ローカルルールというものがある場合がある。それはXbox360のゲームにおいても例外ではない。
 フレンドと遊ぶ際のローカルルールもあるだろうし、パブリックで遊ぶ際のローカルルールもあるだろう。今回は、パブリックで遊ぶ際のローカルルールというものについて考えていきたい。


 一口にローカルルールと言ってもさまざまだ。ゲーム上で明確に言われなくても、守るべき倫理というものはあるだろう。FPSではフレンドリーファイアを基本的に避けるべきだし、少人数の対戦ゲームでは途中抜けをしないほうがいいだろう。

 そういったものは、オンライン対戦を円滑に遊ぶ上で必要になってくるマナーとでも呼べばいいだろうか。ゲーム側では途中抜けを確実に阻止することはできない。抜けた数をカウントしたり、抜けた人間にペナルティを与えることはできるが、ゲームの電源を切ってしまうという方法さえある限り、途中で抜けることは可能なのだ。
 つまり、「パブリックでプレイするオンライン対戦ゲームのローカルルール」の大半は「どうしてもゲーム側で阻止できなくて、尚且つされてよろしくないことを阻止するための倫理、もしくはマナー」と言ったほうがわかりやすい。


 特に、出来の悪い対戦ゲームでは必要になってくる。ゲーム側で阻止できない、好ましくないことが増えてくるからだ。

 たとえば、『Gears of War』。このゲームの対戦ローカルルールには「逃げまくるのはよくない」だとか「バグ技使用禁止」などというものがある。
 前者の逃げることについては賛否両論あるだろう。ただし、このゲームは対戦で時間切れになると引き分けになるのである。4対4ではじまったのが1対4になろうと2対3になろうと、時間切れは引き分けになり、もう一戦することになる。

 普通のゲームでは、時間が終われば勝敗が無理やり決定されるが、なぜか決定されない。そのわけのわからない仕様ゆえに、そういう風に考えられるのである。しかも、引き分けにするのは結構簡単で、プレイヤーが悪意をもってすれば長時間決着がつかなくなることも十二分にありうるのだ。
 バグも同様で、画面外に逃げられると決着がつかなくなり引き分けになったり、ゲームの基本的概念である「武器の奪い合い」が成立しなくなることから、煙たがられる。

 ゲームの持つ問題を突かれてしまうと、ゲームそのものが成立しなくなる。それを防ぐための措置がローカルルールだ。極端に出来の悪いゲームや、大きな穴のあるゲームというものは、そういったローカルルールがなければ遊ぶことが出来ないだろう。


 ところで、ローカルルールというものは曖昧で、人によって考え方が違う。どれを守るべきか・守る必要がないかということも変化してくるだろう。そして、規律ではないなら確実に守る必要もない。そして、先ほどの『Gears of War』では、わけのわからないローカルルールを持ち出す人間がいることもある。それは、「必ず1対1で戦わねばならない」というものであったりする。控えめにいってもよくわからない。

 ローカルルールは法律でもなく、必ず守るべきものではない。そして、公共の場においては誰か偉い人が決めるものでもない。ネットゲームになってしまえば、大人数が参加するため明文化されることもない。つまり、誰かが変なことを言い出して、それを支持する人間が多かったとすれば、それが通ってしまうこともありうる。間違いだといえることも通りかねないのがローカルルールだ。



 あまりにあやふやで、信じることが疑わしくなるときもあるのがローカルルールというものである。ただし、必ずどこかに綻びの出てしまうビデオゲームには欠かせないものであろう。
 ローカルルールを守るかどうかというのは人次第である。穴があるゲームで穴を利用しまくって遊べなくするのも、逆に穴を埋めるように遊び長持ちさせるのも、プレイヤー次第だ。プレイヤーの遊び方によって、ゲームを生かすことにも殺すことにもなるのである。諸兄諸姉の皆には、プレイヤーの意思によってゲームを大きく変えることがあるのを、ぜひ頭の片隅にとどめておいてほしい。
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