『Left 4 Dead 2』のエリスはうそつきかわいい

elisss.png 『Left 4 Dead 2』(以下L4D2)に登場するエリスという人物が魅力に溢れている。僕は最初にL4D2のキャラたちを見たとき、1のほうがキャラが立ってたな、と感じた。しかし、ゲームをやってみると意見は大きく変化する。エリスというキャラが実にステキだったのだ。

○エリスの公式紹介文
メカニックであるエリスは、どんな状況でも希望を絶やさない。ここサバンナで生まれ育ち、仕事を楽しみ、友達とふざけあい、そして週末には母親と夕食を共にする ― こんな最高の街を出て行きたいと思う人がいるだろうか? だがゾンビがそんな生活をめちゃくちゃにしてしまい、彼は次なる楽しみを探すことになった。それはすぐに見つかった。新たな仲間たちと共にゾンビどもの脳天を吹っ飛ばす…最高の楽しみじゃないか。


 さて、彼のどんなところが魅力的なのであろうか。そこを見ていくために、まずはエリスの特徴を挙げていこう。

○肉体的な強さがある
 技術者として日々暮らしていたからか、体は鍛えられている。胸板は厚いし、拳銃を片手持ちするほどの筋力はあるようだ。年齢としてもかなり若いし、体力的にはかなり余裕があるだろう。
 何より、ゾンビ狩りも楽しみとして参加している。ゾンビ黙示録である世界で抵抗するにはこれとない身体能力であろう。


○精神的には弱い
 一方で、精神的にはかなり子供っぽい。まず、彼の特徴として嘘をつきまくるところがある。セーフルームでは必ず、嘘としか思えない大げさな面白くもない話をしてくれる。こうして仲間の気をひきたいのだろう。(TIPS/エリスの無駄話 - Left 4 Dead 2 Wiki
 また、ゾンビが大量発生して大変な最中だというのに、とあるレーサーやバンドの残した品を見ると大喜びする。ゾンビなんてそっちのけで大盛り上がり。今となってはバンドやレーサーなんて文化の中に生きるものなど、どうでもいいことだろう。しかし、彼はそれを捨てきれないのである。

 そして、弱さもある。オープニングムービーでは、特殊感染者に危うく殺されかけて意気消沈してしまう。ゾンビ狩りを喜んでいるくせに、いざ狩られそうになると弱ってしまうのだ。これは多大なダメージを受けてダウンしてしまったときにものすごく叫ぶことからも見て取れる。

 とはいってもダメな人間ではない。信心深さはあるし、母親を大切にする気持ちもある。毎回する長い話も彼なりの仲間に対する気づかいではないかと僕は考えている。(といっても、自己顕示にしかなっていないが。)


○パッシングでの追加情報
 DLCである「ザ・パッシング」ではゾーイ(前作に登場したかわいい女の子)とエリスのイベントが増えた。
 まず、出会った瞬間からエリスは彼女とまともに会話できない。代わりに喋ってくれと頼んだり、4秒目を合わせただけで一目惚れしてしまった、などと実に初心すぎる態度を表す。


 ゾンビの波を生き残って越えることのできる力も威勢もあるのに、本心は実に弱く、ゾンビと死を恐れまくっているし女の子も苦手だ。等身大ヒーロー、などというとあまりに安いかもしれないが、とにかくその”なんてことなさ”が彼の良いところである。

 きっと普段の世界では、彼はあまり輝いていないのだろう。軽口を喋り捲るただの変な奴、といったところが関の山。ただ、それでも感染者だらけの世界では確実に彼が輝いている。一流のゾンビキラーだ。しかし人間らしさを忘れない。完全無欠の英雄ではなく、結果的に英雄になってしまった愛嬌のある人間、それがエリスだ。
 僕はエリスのそこがとても好きなのである。実に人間臭くて、いい。


 ちなみにゾーイも満更でもなさそうな感じ(エリスについていけばよかったかな、等と言う)なので、ここはぜひともエリスとゾーイに仲良くしてもらいたい。
 欠点ばかりの愛嬌があるヒーローと、ゾンビオタクのかわいい女の子。どうしようもなくなったゾンビ黙示録の世の中で、これほど輝いているカップルは他にないだろう。

 ……「ザ・パッシング」がとても面白く感じられるのはエリスとゾーイの話があるからかもしれない。エリスの長話も増えたし、ゾーイと彼の組み合わせがある。続きがあるなら楽しみだ。
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