XboxLiveArcadeの『Braid』がArcade Hits入り

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XboxLiveArcadeで好評配信中の『Braid』が値下げ

 すげー今さらな記事で申し訳ないのだが、僕の好きな『Braid』がアーケードヒットに入り、恒久的な値下げがなされたので紹介しておく。

・Xbox.com | Xbox LIVE アーケード ヒット
http://www.xbox.com/ja-JP/games/arcadehits/

アーケード ヒットは、Xbox LIVE アーケードで配信しているタイトルの中から、今までに好評を博したタイトルをよりお求めやすい価格で提供するサービスです。

 とのことで、たまーーに思い出したよーーにアーケードヒットへタイトルが追加される。なんとかウィークと違って、これに入るとずっと値下げをする為、定期的にするのが難しいことはよーくわかっているつもりだが、ちょっとあんまりに期間が開きすぎて忘れ去られてしまうのではなかろうか。じゃあ僕が忘れないように記事として書いておこう、と思い立ったわけである。

『Braid』について

 一年以上前に(!)レビューを書いた。さすがに今見るといろいろと見劣ってしまうので、もう一度ゲームについて軽く説明しよう。

 このゲームは、主人公のティムとなってさらわれたプリンセスを探す、サイドビューの2Dアクションパズル。簡単な横スクロールアクションをやりつつ、要のパズルを解いてステージをクリアしていく。
 時間を戻せるシステムがあり、アクションやパズルは基本的に何度でもやり直すことができる。これがかなり敷居を低くしており、どんなプレイヤーでも遊ぶことができる理由になっている。敵にぶつかってやられても、Xボタンで巻き戻しをすればOK。パズルをミスっても時間を戻すか、あるいは扉を出入りすればすぐにやり直しができる。

 また、ステージによってティムに違った時間操作の能力が与えられる。これによって最後まで飽きずに遊ぶことができるだろう。


 しかし、このゲームの魅力はアクションとパズルの部分ではない。むしろそれはおまけに近く、本質は、濃く息を飲むようなストーリーだ。
 各ステージのはじめに話を語る本が並べられており、それを読むことによって内容を理解していくことができる。確かに最初のティムはお姫様を探すという目標を立てているが、そのうち雲行きが怪しくなっていく。

恐ろしいモンスターにさらわれたプリンセスを探すティム
彼女がさらわれたのは、ティムがまちがいを犯したからだった

 これが一番最初に訪れることになる「WORLD2」で読める本の内容の一部である。そして、「WORLD3」では次のような文章が読める。

もうずいぶん前のこと、ティムはプリンセスのもとを去った。
彼女に別れのキスをして、旅行カバンを抱えて、彼は出て行った。
ティムは今、自分のしたことを後悔している。そして、再び彼女をさがす旅に出た。
彼女に伝えたいと思ったのだ。出て行ったことで、自分がどんなに悲しんだか。
でも同時に、どんな素晴らしいことだったか

 これだけで、単に「お姫様を救ってハッピーエンド」といかないことがわかるだろう。ティムは時を戻す力と共に、あまりに大きすぎる問題を抱えながら道を進むのである。


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 デザインやグラフィックにも、もちろんこだわっている。夕焼けのような橙で描かれた印象的なタイトルに、油絵のような濃厚さを持ったステージグラフィック。話が進むにつれだんだんと怪しく、しかし魅力的に色を変えてゆく。これもまた、見飽きないだろう。

 音楽も素晴らしい。Shira KammenとJami Sieberの音楽を使用しているのだが、どうやらこれはゲームのために曲を作ってもらったわけではないらしい。だがやたら状況にうまく合っていて、このゲームをより一層盛り上げる。
 もちろん、曲単体で聴いてもよいものだ。Youtubeから『Lullaby Set』の動画を持ってきたので、よかったら聴いてみるといいだろう。

 それらによって盛り上げられたストーリーは、最終ステージにとんでもないものを見せてくれる。この場面を見た瞬間、ティムの冒険は悲しい終わりを迎えてしまう。だが、雲は晴れて、どこか心地よくもなる。


 クリア後は、タイムアタックでパズルの早解きができる。それに挑戦するのもいいし、もう一度各ステージを回って、あちこちに転がっている伏線を見直してもいいだろう。また、話自体は抽象的な描かれ方をしているので、読み込みをするのも面白い。考察しているサイトもあるので、それを知るとまた『Braid』の楽しみが広がっていくというわけだ。


 ……と、長くなったが、まとめ。ゲームとしては特別素晴らしいというわけではないが、読ませるストーリーと雰囲気が実に秀逸な作品である。せっかく値下げをして手に取りやすくなったので、興味を持ったら触ってみるといいだろう。
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