ラブプラス+ 02 「高嶺とメールまでの道のり」

当面の方針

 前回はヒロイン候補達と出会ったわけだが、しかし、いざ誰と付き合えるようにしていこうかとなると迷ってしまった。第一印象では高嶺かネネさんなわけだが、それで決めるのは早計すぎるだろう。小早川も理由があってあんな悪態をついているのだろうし、せめて少しくらい打ち解けてみたい。

 というわけで、しばらくは誰かに絞ることなく三人の彼女たちと仲良くしていくことに決めた。彼氏力もバランスよく鍛え、イベントも平等に見ていくことに。これならばどの子が良いか決められるようになるだろう。

孤高の花

 まずは学校帰りにたまたま遭遇した高嶺と親しくしていこう。よかったら一緒に帰らないかと誘うものの、断られてしまった。思わずずっこける。

lpp02_01.jpg
思っていたより明るい子ではないらしい
 うーん、あの愛想のよさがあるのだからOKしてくれるもんだと思いこんでいたが、どうにもガードが固い。しかも誘われたこと自体が鬱陶しそうな顔をしていて、ちょっとがっかり。

 別の日、部活でのこと。休憩時間に皆で盛り上がってるのに、ぽつりと一人で座り込んでいる高嶺を見つけた。あんなに実力があるのだから部活で人気者なのかと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。

lpp02_02.jpg
困った表情
 気を使って話しかけるものの、どこか表情は暗い。ひょっとして、あまりに優秀すぎるせいであまり友達がいないのだろうか?

 その予想は見事的中する。また違う日に、僕は部活の仲間に「一緒にバーガーショップへ行かないか」と誘われた。こうしてたまに部員みんなで行くのだそう。なんとも楽しそうなので快諾したわけだが、どこにも高嶺の姿がない。誘ってきた彼に話を聞いてみるも、部員達は腫れ物を扱うような態度で、来ないから誘わなくてもいいんだよ、とまで言っていた。

lpp02_03.jpg
あっさり帰ってしまう高嶺
 念のため自分が声をかけてみるものの、高嶺はさっさと帰ってしまった。周りも、それで安心しているような気さえある。彼女も来ればいいのに……、と単純に思えるほど問題は浅くなさそうだ。
 高嶺の花も見方を変えれば一人寂しく首をもたげているだけなのかもしれない。

二人だけでいくハンバーガーショップ

lpp02_04.jpg
今度は了承してくれる
 しばらくして、またもや部活帰りに高嶺と遭遇。一緒に帰ろうと誘ってみたところ、今度はOKを貰えた。だが、会話が続かず間が持たない。うーん、憧憬の目で見るような人には、賛美を言えても日常の話はできないということか。

 とはいえ、いつまでも黙っているわけにはいかない。仕方がないので、一番気になっている一つの質問をした。「部活が終わった後、さっさと帰っちゃうのなんで?」と、直球すぎるドストレートを投げる。

lpp02_05.jpg
校則を盾にする彼女
 それに対し、彼女は「別にいいじゃない、校則にも速やかに帰れと書いてある」と要領を得ない返事をする。高嶺がクソ真面目だと解釈すれば確かに理由にはなるが、しかし本当にそれだけなのだろうか。むしろ本当は、部員達と打ち解けられないからではないのか。それに、本気で言っているのならば、「別にいいじゃない」とは言わず、むしろ自分の正しさを主張するはずだ。

 この物言いでは、あくまで校則は言い訳として使っていると考えたほうがいいだろう。そして、彼女の態度を見てみる限り、本気でそういうことを言いたいわけでもない様子。

 別れ際、また誘ってもいい? と聞いたのだが、これまた曖昧なYESでもNOでもない答え。いやはや、なんとも付き合いにくい子である。こういう子を彼女にしても、面白くないのかもなあ。


 また違う日、部活帰りに高嶺を発見。しかしどうやら今度は様子がおかしくて……。

lpp02_06.jpg
ぼーっと店内を眺める高嶺
 どうも、ハンバーガーショップを覗き込んでいるらしい。ここは以前、部活の面子と一緒に行った、そして彼女が行くことを拒んだ場所である。……うーん、なんともわかりやすい子だ。

 近寄って声をかけると、彼女は「ち、違うの!」と慌てふためいた。何が違うのか知らんが、本当はここに行きたかったのだろう。じゃあ折角だし寄っていくか、と問うと「でも、寄り道は……」と例の返事。でも、速やかにならいいだろ? と更に押すと、あっさり陥落してくれるのであった。睨んだとおり、校則はただの詭弁でしかなかったようだ。

 さて店内に入ったのはいいものの、カウンターで店員に話しかけられた高嶺はオドオドしてしまう。どうにも注文しなれてない、というか殆ど店に来たことないらしい。高校生にもなってファーストフード店にも入ったことがないなんて、どれだけお嬢様なのか、友達がいないのか。嫌でも寂しさを感じてしまう。
 とにかく、店員に翻弄されているようなので、代わりに注文をとってあげることにする。飲み物は何がいいかと問うと、「お紅茶」との返事。うん、やはり違う世界の人だ。

lpp02_07.jpg
わかりやすすぎる嘘
 こういう店はよく来るのかと聞くと、「ときどき来る」とのこと。言うまでも無くあからさまな嘘で、会話の端々には知ったかぶったような様子が見られる。別にこんなところで見栄を張らなくてもいいと思うのだが、おそらくは正直に「知らない」と言った場合、育ちがいいことを妬まれるかもしれないと懸念したのだろうか。

lpp02_08.jpg
楽しんだようで何より
 ともあれ、ハンバーガーショップに寄れたことを喜んでくれたようで、帰り際には笑顔を見せてくれた。そのことは、こちらとしても単純に嬉しい。

 しかも、親しくなったお陰か、家に帰ってから彼女のメールをもらった。それにしても、友達とこうやって連絡するのが初めてとは……。想像していた以上に、高嶺が根に抱えるものは大きそうだ。

lpp02_09.jpg
初メールを頂けるなんて栄誉なんだか
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

非公開コメント