ラブプラス+ 03 「ネネさんとメールまでの道のり」

頼れるネネさんとその弱さ

 部活に出れば高嶺と親しくなるわけだから、バイトに行けばネネさんと親しくなれる。これはもう言うまでもない道理であろう。今度は彼女のイベントを見て行こう。

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バイトとはいえこんな職場で働きたい
 手取り足取り教わりながら仕事を覚えていくわけだが、それにしても彼女は優しいというか、包容力がある。常に笑顔で穏やかなだけなのはもちろん、ミスをしたって厳しく怒ることはない。例えば運んでいる飲み物をこぼしたって、すぐに客や掃除のフォローをしてくれ、おまけに気にするなと励ましまでしてくれる。

 なぜそこまで親切なのかと問うてみれば、「あなたはまだ新人なんだから、いっぱいミスしていい」と。そのかわり、成長することを信じているから、頑張って欲しいとのこと。涙が出そうなほどありがたい、こちらのことを信用しきっているお言葉である。こんなことを言ってくれる上司がいる職場で働きたい……いや、働いているんだった。感激のあまり、涙腺が干上がるほど袖元を濡らせそうだ。

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あらゆる人からモテモテ
 そして、そんな彼女はファミレスで同僚や店長にも引っ張りだこ。そりゃあ器がでかくて仕事も出来るとなれば、誰もが頼るに決まっている。
 しかし、どうにもネネさんは自分がアテにされる理由がよくわかっていない様子。「ねぇ、なんでだと思う?」という意地悪な質問までしてくれる。能力があって器量がよくて、おまけに年上に見えるから、とはさすがにいえまい。


 そんなある日、店の前で交通事故が起こった。様子から察するにそこまで大事故というわけではないのだが、さすがに大きな音が立った。客はざわざわと動揺し、それに釣られるようにネネさんまで……。

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時には女の子らしい一面も
 普段冷静である彼女も、こういう突発的なものには弱いのだろうか。状況を見てパニックに陥ってしまったようだ。僕がさくっと救急車を呼び事なきを得たわけだが、彼女の意外な一面を見ることができた。
 いかに優秀であるネネさんといえども、完璧ではないということか。いかに大人びていようと、まだ高校三年生である。弱点も見えないだけで色々と持っているのだろう。

けれどもやはり大人っぽい

 とはいえ、彼女が普通の高校三年生でないことも確か。廊下で偶然会ったときに見れた姿ときたら。

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高校三年生らしかぬ姿
 年甲斐のないコスプレだとか、その制服押入れから何年ぶりに引っ張ってきたんですか、などという非礼が極まった言葉がポロリと出てきそうだ。
 しかも、帰りの誘いを断るときも相手の気持ちを考えた優しい断り方である。「今日は遠慮しておこうかな」などと言われたら、世辞であるとわかっていてもまた違う時に誘ってみようと思える。このあたり、高嶺と違って人心掌握がうまい。こういう人と付き合ったら毎日楽しませてもらえそうだ。


 そんな彼女と働くのは楽しいわけで、自然とバイトにも力が入る。そんなある日、仕事ぶりをネネさんに褒められた。どうやら仕事をだいぶ覚えてきてもうすっかり一人前になったとのこと。しかも、そのお祝いに食事へ招待までしてくれるとか。いやはや、なんでこうも人の心を擽りたがるのか。こんなに親切にされたら、どうも勘違いしてしまいそうだ。(きっと彼女はみんなにこう優しいのだろうけれども。)

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うっかりすらかわいい
 そんなわけで仕事を終えた後、二人してハンバーガーショップへ行くことに。本当はちゃんとしたお店に連れて行ってくれる予定だったが、定休日を勘違いしていてこうなってしまったとか。まァこうして誘ってくれることが嬉しいのだから、場所はそこまで気にしないでいいだろう。

 しかもおごってくれるというのだから、この上ない幸福である。感謝を述べ、「じゃあ次はおごるから」とうまく約束を取り付けようとするも、「じゃあ、そのうちいつか、ね?」と、なんともうまくかわされた。とはいえ彼女も満更ではないようで、家に帰ると携帯電話にメールが着ていた。

 ネネさんが送ってくれるメールは面倒を見てくれるようなものが大半で、朝は「お寝坊なんてだめだよ」みたいだったり、逆に夕方であれば「今日も一日頑張ったんだよね」と激励してくれる。これはもう、頼れるお姉さんすらぶっ飛んで、母親みたいな人だという評のほうが正しいだろう。こうなると、胸に飛び込んで頭を撫でてもらいたい、なんて発狂する人がいるというのもよくわかる。若さと母性を兼ねそろえているなんて、いくらなんでも卑怯な話である。ネネさーん! なでなでしてくれー!
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