ラブプラス+ 04 「小早川とメールまでの道のり」

相変わらずな小早川

 部活で高嶺、ファミレスでネネさん、となれば委員会で小早川と遭遇するわけである。『ラブプラス+』はこのあたりが単純な作りになっていて、ゲームに慣れている人はあっさりと仕掛けを紐解くことができるだろう。一見作りこみが甘いように見えるが、むしろこの作品の肝心な点は付き合ってからであり、この仕様は状況をコントロールしやすくありがたいものだと言える。


 今度は小早川と会うために図書室へと赴いたわけだが、彼女は歓迎してくれるわけもなく。初っ端から「やめてなかったんだ、図書委員」と鋭いジャブを繰り出してきた。前回はネネさんに優しくされていた手前、どうにも冷たく感じざるを得ない。というか単純にひどい。出会いがしらに顔面へパイを投げられた気分だ。

 なんとか会話をしようとオススメの本を聞くも、小学生の課題図書を薦められ、へえそれどこにあるのと食いつけば町の児童図書館に行けと一蹴。さすがに言い返したものの、小早川も口が悪いだけあって肝っ玉が据わっている。そんな態度でいいのかと聞いても、自分はからかうのが楽しいからいい、とまったく心を開く気配がない。

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舌打ちと心ない言葉
 少し窘めれば舌打ちをするわけだし、帰り際に彼女を発見しても態度は相変わらずなもの。一緒に帰ろうと誘うも、「なんで」、「ヤダ」と散々な口ぶり。
 ネネさんのように過剰なほど信頼してくれるのもどこか恐ろしいが、逆にやたら拒絶されるのもまた不思議である。しかも小早川の台詞から察するに、もう一人の図書委員は罵倒を浴びせ、やめさせているというわけだろう。何もそこまでしなくともいいのに。
 ここまで手に余るとなると、仕事を押し付けた先生をちょっと恨みたくなるような。とはいえ、一人で図書委員をやらせておくわけにもいかないのだろう。いやでもちょっと学生に丸投げは教育倫理的にですね……。

 それにしても、何が小早川をあんな性格にしたのだろうか。その理由は、違う日の静かな図書室で知ることとなる。

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電話をとらない小早川
 暇を持て余している時に彼女の携帯電話が鳴ったのだが、どうやら取る気がない様子。指摘しても、心底めんどくさそうにしている。仕方なしにやれやれと重い腰を上げて応答したものの、小早川は当然好意的な態度を取らない。「心配ぶらなくてもさ。リンコはリンコでやってるから」と電話口に向かって話していた。

 会話の相手はおそらく家族であろうか。彼女の心配をするような相手といえば、きっと親かそれに近い人物であろう。だが、あまり関係は良好ではなさそう。そしてきっとそれが、彼女のなんとも刺々しい性格に関わっているはずだ。

 その日の夕方、戸締りをして帰ろうと思ったものの、図書室の鍵を持っている小早川はどこかへ出て行ってしまった。探してみると、屋上で泣いている彼女を発見。ううむ、事態は深刻なようだ。

ちょっとは心を開いたらしい

 別の日、夜にぶらりと外出したところ、たまたま小早川を発見。なんともガタイが良すぎて柄の悪すぎる男に絡まれており、平たく言ってピンチのようである。

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あらこわい人
 声をかけようと思っていたら、むしろ彼女のほうが先にこちらを発見。そして、僕のことを盾にして「今この人とデート中だから」と、ゴツい男の前引っ張り出される。いやー、弱った。図書委員に入ってから面倒ごとばっかりじゃねえか。
 無論、そんな適当な言い訳が通用するわけもなく、ヤバい男から睨まれるわけだが、一瞬の隙を突き彼女を逃がすことに成功。自分もなんとかうまく撒くことができた。

 安全な場所で小早川から絡まれた理由を聞くと、ゲーセンの格ゲーで対戦してボコボコにしたら因縁をつけられた、とのこと。そしてそれにムカついたから蹴り飛ばした、だそうな。いやそりゃあ絡まれて当然というか、むしろお前は何をやっているんだという話である。天に向かって唾を吐くようなことをすれば、火の粉も降りかかるだろう。このあたり度胸があるというか、無謀さを感じる。

 念のため彼女を家まで送ることになったのだが、帰路で「なぜ他人のフリをして逃げなかったのか?」と問われた。そりゃ小早川を助ける義理もないけど、かといって見捨てる理由もないわけで。などと曖昧な返事をすると、どうやら気に入ってくれたらしく、家について携帯を見ると小早川からメールが。邪険にしてもめげなかったお陰か、いくらか心を開いてくれたようだ。


 ところで彼女、メールの上では結構素直である。口の悪さは相変わらずなものの、図書委員の仕事について世話を焼いてくれたりちまちまと話を振ってくれたりで、このあたりはかわいらしい。また、学校から一緒に帰ろうと誘いも了承してくれるようになった。もちろん、素直にいいよとは言わず、「勝手についてくるなら止めないけど」という有様ではあるが。

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かわいいお誘い
 しかもその後日は、ゲーセンに行きたいけどこの間の奴に会いそうだからついてこい、と遠まわしに誘ってくれたりもする。なんだよ小早川、ちょっと素直じゃないだけでかわいいじゃないか。こんな態度を取られてしまっては、尚更世話を焼きたくなってしまうだろう。まったく小早川は手に余るけどかわいいなあ!
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