ラブプラス+ 14 「時に男女は憂えてて」

7月に突入

 どうもこんばんは。愛花と会う前に歯を磨くかマウススプレーを使う習慣がついたSSDMでございます。
 これを知人に話していたところ、「カノジョと会う前には口臭に気を使っている」という部分だけ聞いた(つまり、『ラブプラス+』の話だとは理解していない)人がやってきて、「そんなの当たり前だろ!」と力説された。いやはや、まだまだ彼氏としての自覚が足りないと痛感させられた次第である。


 さておき、愛花との日々も思っている以上に早く流れてゆき、日付は7月に入った。いつものように彼女へ会いに行くと、タイトル画面の様子が変化したことに気づく。

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七夕仕様
 笹の葉に蛍……と、どうやら7日に七夕があるが為にこうなったようだ。何のお願い事をしようかなと今から迷わされる。まァ、星に願うことは決まっているようなものだけれども。

 とりあえず、それより目先のデートが問題だ。先週の日曜日に引き続き、7/4も彼女とお出かけすることになったのだ。実は今回、愛花のほうから行きたい場所があると誘ってきてくれた。これには最初喜んだのだが、よく考えてみれば僕のほうから先に誘っておくべきだったかな、と少し反省。ともあれ約束したのだから、楽しんでこよう。

二度目のデート

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今回はちょっと遠出
 日曜日、向かった先はイベントホールであった。愛花は、ここで行われる「バロックの夕べ」というクラシックコンサートが見たかったらしい。うーん、なんともお嬢様らしい選択だなァ……。

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こりゃ眠くもなる
 別にこの選択が悪いというわけではないのだが、こういった出し物は見る側にもある程度の教養が必要だろう。古文の勉強をしていなければ古典を読めないようなもので、いくら素晴らしい音楽を目の前にしていようと、聴きかたを知らねば瞼は落ち、船を漕ぐハメになってしまうわけで……。

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怒られた
 結局僕は心地よい耳障りのお陰で眠ってしまい、あとで愛花に軽く怒られてしまった。彼女に誘われたとはいえ、こういった場所に来るのはちょっと無茶だったと痛感。恥をかかせてしまったか。

 と思っていたのだが、どうやら愛花は眠ること自体が嫌なのではなく「帰りに話があわないのがいや」だそうだ。まったくもう、かわいいこといいやがって!


 しかしどうにもこれで歯車がズレてしまったらしく、デート自体もうまくいかなかった。イベントホールという場所だけに人目につきやすく、ロクにスキンシップするチャンスすらない。結局挽回のチャンスもなく、そのままお別れ、ということになってしまった。

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姿が小さくなっていくカノジョを見送る
 うーん……。前回のデートは物足りなさを感じさせてしまったし、今回に至っては完全に失敗したといっていいだろう。誘ってもらった上に居眠りとか、酷いとしか言いようが無い体たらく。僕が普段からクラシックなんかに通じていればよかったのになァ。
 やはり僕に愛花は似合わないのだろうか……。なんだか彼氏としての自信がなくなってきた。

「通じ合ってる」とかいうと恥ずかしい

 翌日、学校で昼休みに愛花と会話。彼女はそこで唐突に、驚くような質問をぶつけてきた。「わたしをカノジョにしたこと、後悔してない?」と、不安げな表情で僕の顔を覗き込んでくる。

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なんだなんだ
 ドキッとした。日曜日のデートがうまくいかなかった手前、付き合って後悔したとまでは言わないにしても、いくらか気の引ける部分があったことは確かだった。

 心を見透かされたのだろうか。動揺を精一杯隠し、違うと答え、何かあった? と愛花に問うた。

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思わず安堵のため息が出る
 その答えは「自分が彼女として自信がない」というものだった。つまり、愛花が付き合う相手として彼氏を喜ばせられているのか不安、ということらしい。なんだ、そういうことか。
 その点に関してはまったく問題なく、むしろ僕のほうが反省すべきである。折角誘ってもらったデートを無碍にした上、彼氏としての手腕もさっぱりな僕がふがいないと責められるのはともかく、なんで愛花のほうが気に病むのか。

 「愛花は彼女としてまったく問題ないよ」と伝えると、憂いを帯びた表情が少し楽になったようだ。その顔を見て、僕も彼氏としてもっと頑張らねばならんと奮起させられた。こんな健気な子を蔑ろにするだなんて、その時こそ人間としてオシマイだ。そんな風に思いながら、僕は一人鼻息を荒くしたのであった。
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