東京ゲームショウ2010 『Fallout: New Vegas』編

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『Fallout: New Vegas』であそぶ

 『デッドライジング 2』を遊んだあとは、隣にあった列に並びなおして『Fallout: New Vegas』(以下、Fo:NV)を遊ぼう……と思ったら、なんと120分待ち。遊びたいことには遊びたいのだが、これはちょっと……。

 時間もないので仕方なくほかを探そうとしたところ、隣のスクウェア・エニックスブースにもFo:NVの試遊台があり、しかもこちらは45分待ちであることに気づいた。本体の機種こそ選べないものの、早く遊べることは間違いなさそうだったので、並ぶことにした。

 結果としてはPlayStation 3版で遊ぶことになり不本意ではあったのだが、おおよその雰囲気は掴むことが出来た。しかし今思えば、RPGといいうプレイ時間が長いソフトを試遊するのは色々と間違っていたかもしれない。

 とりあえず、感じたことを連ねていこう。

遊んでいて気づいたこと……は特にないぞ!

 試遊版のFo:NVは、ハッキリ言ってこのゲームの楽しみを引き出せていないものであった。チュートリアル用・ラスベガス探索用・戦闘用のデータが3つ用意されており、それぞれ好きなように遊んでくれという作りであったのだが、(チュートリアルはともかく)どれも主人公がやたらと強くチューニングされているのが痛かった。

 ラスベガスでは人々と話をしたり、ブラックジャックのミニゲームなどに挑戦することができたのだが、どうもこの賭けゲーム、適当にカードを配ってもらうだけでほとんど20か21が出来上がる。どうもおかしいなァと思いPip-Boyを覗いてみたところ、主人公のLuckが10(MAX)というのが気になった。どうやらステータスが関連しているらしい。

 戦闘用データのほうもいまひとつ。主人公のステータスや武器はやたら充実しており、おまけに回復アイテムであるスティムパックは200個も持っているので負ける要素がない。基本システムは『Fallout 3』と変化があまりなく、もともと面白くない戦闘なので、ダルいのなんの。

 そんなわけで、とりあえずFo:NV独自のシステムを確認しようと考えていたところ、PS3がフリーズ。……いくらなんでもあんまりだ。

 スタッフのお姉さんは「すみません、朝から動きっぱなしなので……」と平謝り。確かにその通りであるし、そもそもこのゲームはフリーズしやすいものである。致し方あるまい、と納得しようと頑張ったのだが、朝から稼動しているのはどこのゲームも同じだし、待った挙句この仕打ちはちょっと辛いんじゃないのか、と思ってしまう。とはいえ、さすがにそれは口に出さず、笑顔で「ええ、仕方ないですよね」という僕。どこが仕方ないんだボケッ! と行き場のない怒りを視線に込め、凍りついたモニターにぶつけておいた。

 一応は、同時にプレイを開始した隣のプレイヤーより数分長く遊ばせてもらえるという措置を取ってくれたものの、仕切りなおしになったためまた最初から同じことをしなければならなくなった。それもどうかしているので、とりあえず戦闘用データをロードし、今回独自の「ハードコアモード」に設定し、遊んでみようとした。……のだが、200程度の荷物重量がいきなり3000へ膨れ上がってキャラの移動ができなくなり、戦闘どころではなくなってしまった。どう考えても、セーブデータがハードコアモードで遊ぶようになってないのだ。

 とにかくアイテムを捨てて敵を探さねば、とあせって色々と捨てているところでタイムアップ。結局は新モードや何らかの楽しい要素を見ることはできず、何のために試遊したのかまったくもってわからない体験になってしまった。開いた口がふさがらないような、あるいは閉口するような結末である。

雰囲気だけしか書けないわけだが

 そんなわけで何を語ればいいのやら、といった風なのだが、雰囲気だけでも書いておこう。

 操作やPip-boyのシステムなど、基本的な部分は『Fallout 3』をそのまま継承している。刺々しい雰囲気の人々は相変わらずで、どうにもロクでもなさそうな世界だ。建物は一新され、グレネードマシンガンや9番アイアンなどの新規武器・防具が色々と増えている。

 新要素に関しては、とりあえずミニゲームであるカジノについて。資金稼ぎに重要な要素として存在しているとのことで、ゲームとしての価値はほとんどないと言っていいだろう。あくまで金を稼ぐ手段なわけで、これそのものに期待してはいけない。

 戦闘も面白くないものを続きでやらされるため、正直なところ辛い印象を受けるか。しかし、経験値を稼ぐとなれば話は別……かもしれない。とりあえず、やはりこれも『デッドライジング 2』と同じく、前作がよほど好きでまだ遊び足りないという人が対象だろう。

 こうして書くと、雰囲気しか掴めておらずレポートとしては色々と散々だ。しかし考えてみれば、この手のRPGは長い時間遊んでこそ、楽しみを知れるわけである。となると、そもそもFo:NVを遊んでみようと考えたのが間違いではないだろうか。そして、フリーズの可能性も考慮しておくべきだった。もっとひどく言えば、思慮が浅薄な僕が悪いわけであって。まったくもって情けない話だ。

○東京ゲームショウ2010 『ぎゃる☆がん』編に続く
http://hakotossdm.blog42.fc2.com/blog-entry-894.html
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