デッドライジング 2 1日目・チュートリアル

いざ『デッドライジング 2』の世界へ

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待っていました
 ゾンビパラダイスアクション、『デッドライジング 2』を購入した。前作と同じく、プレイヤーには広大なフィールドと多数のアイテム、更にミッションとストーリー、そしてわんさかとゾンビが与えられる。それを好きに使って遊べば良い、という作品だ。今回はこのゲームのプレイ記録をつけていこう。

 今作はアイテムや新要素であるコンボ武器などが増え、舞台はフォーチュンシティーというカジノやショッピングモールが併設された場所になった。そして、主人公はチャックという壮年男性。ゾンビに噛まれウィルスに感染してしまった娘のケイティーを救うため、ゾンビ化の進行を防ぐ「ゾンブレックス」という高価な薬を集め続けているという悲しい背景を背負った人物である。

 このゾンブレックスという薬、24時間に1度注射せねばならず、しかもゾンビ化の進行を防ぐだけで抜本的な解決をしてくれないという、ビデオゲームのルール付けのために生まれたような代物である。現実に存在していたら実用的じゃねーよ! と針を医者の頭に突きさしまくっているところだろうが、とにかくこれを常に集め続けなければならないわけで、金も必要だし時間もないし、そもそも世界のあらゆるところでゾンビが発生し、大変なのである。となると、生き延びるだけでさぞ大変……、かと思いきや、案外安定している生活を送れているようなのだから笑える。無論、波乱が起き、その堅調な生活はすぐに崩れ去るのだが……。

 ところで、このゲームは何周も遊ぶタイプの作品である。主人公にはレベルという概念があり、上昇すると体力や攻撃力などが増えゲームの進行が楽になる。そして、そのステータスは、ゲームをクリアしたり、あるいはゲームオーバー時に諦めて最初からやり直すと引き継ぐことが可能だ。つまり、最初は鍛えることに尽力する方法もある。

 しかし、初回は極力諦めることをせず、引継ぎの強化はなしでシナリオを最後まで見ていこうと考えている。最初は苦労をしつつクリアを目指すことを楽しみたいのだ。マップを覚えたり、あるいはアイテムの位置を知ることも大切なため、一度目は堅実にプレイし、お遊びの要素で自由気ままに動くのはそれ以降のほうがいいだろう。

 さて、早速ゲームプレイに入っていこう。当然のようにネタバレばかりなので、注意されたし。

TUTORIAL

 場面は初っ端から、チャックが「テラー・イズ・リアリティ」というテレビ番組に参加するところから始まる。この番組は、人間がゾンビを殺しまくるという実に悪趣味すぎるもの。しかし、その分強烈な映像や危険で刺激的な競技は人の心を掴んで離さない。おまけに、誰が最もゾンビを殺せるか、という賭けまで用意されているのだから、これはもう崩れた世界の狂った楽しみとして受け入れられているのだろう。

 TKという黒人の司会が、ツインズという美人の双子と一緒にステージに立ち、観客を煽るのなんの。会場のボルテージが最高となったところでムービーが終わり、チェーンソーがついたバイクに乗ってゾンビを切りまくるというこれまた悪趣味すぎるゲームプレイが始まる。

 いやはや、僕も色々な作品を遊んできたが、一番最初にバイクに乗ってゾンビを殺すことを練習させられるゲームというのはなかなか珍しいような。確かにゾンビを殺すゲームは数あれど、普通は歩くことだとかどのボタンが何の意味を持つのか、なんてところから教えるだろう。しかしこの作品は、とにかくゾンビを殺すことから入る。一秒でも早く連中を殺したいというゲームの世界観、そしてゲームプレイヤーの野蛮さに応えた形になっているのだろう。

 ちなみにこの番組、ゾンビ権利団体の「CURE」から反発を受けているとか。それにしても、ゾンビに人権なんかを認めてどうするんだろうか。人を食らうような脳無し連中で、しかも噛まれたらお仲間入りをさせる病気まで所有しているのである。こんなのは駆逐する意味こそあっても、助ける意味なんてないではないか。それに、殺すのが忍びないとなっても永遠に隔離せねばならないわけで、権利を認めるとややこしいことになる想像しかできない。

 星真一の小説に、飼い主に扱き使われている小人へ人権を与えたら、実は飼っていると思っていた人間が逆に無理やり言うことを聞かされており、権利を得た小さなやつらがわらわらと登場し世界を乗っ取りはじめる……なーんて話があった。ゾンビに人権を与えたら、似たようなことになるのではなかろうか。まァ、本当の主張としてはテラー・イズ・リアリティが悪趣味だ、ということらしいので、一応は理屈がわかるのだが。にしてもゾンビの人権は言いすぎだろう。

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そんなことよりチャックの頭は娘のことでいっぱいだ
 どうあれ、愛娘のために働いているチャックにとっては関係のない話だ。あっさりと一位を取って賞金をもらい、番組スタッフに預けたケイティがいる部屋へエレベーターに乗って向かう。この際、ツインズになんだかやれ腰抜けだのと挑発をされたが、彼にとって重要なのは娘を守ること。金さえ、延いては薬さえ手に入ればいいのである。

 しかしそれではゲームが成立しない。エレベーターに乗っていると謎の衝撃が起こり、チャックは気を失ってしまった。気づけば扉が閉まったまま移動は止まっており、外は何か騒がしい。恐る恐る表の様子を伺ってみると、生気をなくして彷徨うゾンビどもが……。ここもまた、連中が徘徊するようになってしまったのである。まァあんな風にゾンビを飼っているのだから、遅かれ早かれこうなっただろう。

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もちろんこうなる
 ゲームプレイヤーとしてはむしろこうなってもらわないとゾンビを殺せなくて困るのだが、しかしチャックは娘のことが不安で仕方がない。足元に落ちていた消火用斧を手に取り、ゾンビの足を、腕を、頭を斬り飛ばす! 途中、何人か生存者がいたものの、そんなのは一切無視してケイティの元へ。彼女はかろうじて隠れて助かっており、二人でアリーナから逃げ出すことになった。

 ケイティを抱えながら表に出たが、やはり右を見ても左を見てもゾンビだらけ。途中何人が助けを求める人がいたが、いくらなんでも手を差し伸べている余裕はなし。こちとら子供を抱えて走るので精一杯。餌の役は彼らにまかせて、一足お先にスタコラサッサである。

 銃を持った生存者によると、この先に都合よくセーフハウスがあるとのことので、そこへ逃げることに。まァ1のゾンビ大発生から数年も経っているので、こういう緊急時の対処もしっかりしているのだろう。

 中へ入ろうとすると、警備員のオッサンであるサリバンに「ゾンビにかまれている娘は入れられない」と拒絶される。しかし、はいそうですかと表に戻るわけにも行かず、チャックは空き箱しかないゾンブレックスをさぞ持っているかのように見せて中へ入りこんだ。いやはや、愛娘のために手段を選ばないとはいえ、本当に賢く健気な主人公である。なんとなく事件に巻き込まれた1の主人公、フランクに比べると、事態に対する責任感が段違いだ。プレイヤーも感情移入がしやすいというものである。

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ステイシーに協力してもらうことに
 救助は三日後にやってくるとのことなので、それまでにいくつかのゾンブレックスを探さねばならなくなった。せっかくもらった賞金も、あたりがこれでは活用できそうにない。しかし、不運なことばかりではなく、セーフハウスで出会ったステイシーという女が薬のある場所を知っており、しかも監視カメラを通して無線連絡で協力してくれると申し出てくれた。

 彼女は前作でいうところのオティスの立ち位置である。色々と情報を与えてくれたり、同時に生存者を助けろと仕事を押し付けてくれる厄介な立場なのだが、何にせよ娘のためならエンヤコラ。しかしこの女、先ほど説明したCUREに参加しているようなので色々と問題がありそうな……。

CASE 1-1 ビッグニュース

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うさぎがおる
 さて、これから本格的にゲーム本編が開始される。舞台であるフォーチュンシティーを好き放題動き回ることが可能だ。セーフハウスにいるバニーを眺めたり、表にいるゾンビと戦いにいってもいい。

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無償で食べ放題でございます
 もちろん、店の食い物や商品を盗む、もとい拝借することもできるが、とりあえずはゾンブレックスを探さなければならない。

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どう見ても平穏ではない
 ステイシーの指示通り、セーフハウス近くの薬局へ足を運ぶと、フードをかぶった三人組の火事場泥棒を発見。薬剤師の女性を脅して、ない金庫から金を出せとバールのようなもので脅している。まったくもって穏やかではないが、人間なんてゾンビが大発生してしまえばこんなものであろう。そして、自由とはこういうことである。

 何にせよ、こいつらはゾンビ以下の連中なので死んでいただきましょう、ということで戦うことに。手元にあったバッドでガツンガツンとぶん殴って一匹倒し、そいつの持っていたバールらしき物体で、残りの二人も頭蓋骨とその中身を変形させる。しかし、ゾンブレックスを手に入れるためには仕方ないとはいえ、人殺しも躊躇わないチャックさんは本当に肝がすわっているなァと関心するばかり。愛娘を守るためだけに生きているキチガイ一歩手前である。

 死体から薬局の鍵を手に入れ、奥の部屋にあったゾンブレックスを頂く。ついでに、襲われていた薬剤師の女性をレスキュー。彼女もセーフハウスに連れていかねばならない。

 この救助作業が前作では難関であり、生存者を連れて歩けばゾンビに絡まれるし、すぐにビビって足を止めるしで非常に大変であった。しかし今作はそれが改善されており、チャックが足を止めなければゾンビの波を掻い潜ってやってきてくれる。ありがたいのだが、ちと簡単すぎて張り合いがないかもしれない。とにかく、あっさりと救助に成功し、PP(経験値)を入手。

 これのお陰でレベルが上がり、HPの最大値が増加。他にも、アイテム所持数や移動速度が上昇してゲーム進行が楽になる。つまり、人命救助は結果的に自分の身を救うことにもなるわけだ。情けは人の為ならず、という諺が身に染みる。

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人目がなかったら女装してみたっていいじゃない
 薬を手に入れ救助も終え、あとは娘に注射する時間になるまでは暇なので、やりたい放題である。さっそく隣の店にあった婦人服に着替えて、バッグでゾンビをぶん殴ってみたり……

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クマの顔がむかついたもので
 あるいは、子供用パジャマを着てクマのオモチャをぶん投げてみたりする。日ごろゾンブレックスの確保で忙しいせいか、抑圧された欲望が噴出してしまったのだろうか。チャックさんはギターを拾ってゾンビを殺してみたり、車椅子でゾンビを轢いてみたりとまさにフォーチュンシティでやりたい放題。意外な一面を見た(とか言って、操作しているのは僕なのだが)。

 そんなこんなで、隣にあった「アメリカーナ カジノ」エリアでスロットマシンを破壊して金を稼ぐという、強盗のようなことをしていたら、時間になったのでセーフハウスに戻り娘にゾンブレックスを投与。ケイティーはおとなしく携帯ゲーム機で『ロックマン』(おそらくBGMからしてX)をプレイしてパパの帰りを待っていた。痛いであろう注射も我慢でき、なんとも良く出来た子である。母親も失ってしまい、父親は出ずっぱりで本当は泣きたいはずなのに……。

 ともあれ、こうして薬を探し続ければなんとか救助が来るまでは持つだろう。これで一安心、と落ち着こうとしたところで、テレビでは今回の件が報道されていた。なんでもこのゾンビアウトブレイクはテロの可能性がある、と画面の中のアナウンサーが伝えている。そして、ヘルメットをかぶったバイクスーツの男がゾンビの檻に爆弾をしかけている映像までが流れた。

 まったくロクでもねえ輩がいるものだ、と憤慨しようとしたところで衝撃の発言が飛び出る。なんと、アナウンサーはこの映像の男が、主人公であるチャックだというのだ。しかも、ゾンビ権利保護団体の「CURE」との関連でこのテロを起こしたとかなんとか。

 紛れもない濡れ衣なのだが、これにはステイシーも一瞬動揺する。だがしかし、チャックは娘を守ることばかりしていたし、そもそもこんなことをする必要がないわけである。この説明で彼女も一応は納得してくれたが、とにかく、これでなんとしても脱出までの三日間で潔白を晴らさねばならなくなった。いやはや、娘を守りたいだけなのに、やたらと仕事が増えてパパは大変だ。

○ 「デッドライジング 2 1日目・CASE 01」へ続く
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